JPH0228141Y2 - - Google Patents

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JPH0228141Y2
JPH0228141Y2 JP12769984U JP12769984U JPH0228141Y2 JP H0228141 Y2 JPH0228141 Y2 JP H0228141Y2 JP 12769984 U JP12769984 U JP 12769984U JP 12769984 U JP12769984 U JP 12769984U JP H0228141 Y2 JPH0228141 Y2 JP H0228141Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シヨベルローダ等のステアリング
回路に用いる制御装置に関する。
(従来の技術) 第3図は、シヨベルローダのステアリング回路
で、そのステアリング弁SVを具体的な断面図と
して示している。
この回路におけるギヤポンプGPには、パイロ
ツトポンプPPからのパイロツト流量を常時導入
するとともに、ハンドルHを回転することによつ
て、その回転速度に比例した流量が当該ギヤポン
プGPから吐出するようにしている。
そして、上記ハンドルHを右に回すと、ギヤポ
ンプGPの右側のポートRからパイロツト流量が
吐出すするとともに、そのパイロツト流量が通路
1を介して上記ステアリング弁SVの一方のパイ
ロツト室2に流入する。
このパイロツト室2に流入した油は、スプリン
グ受3に形成の連通孔4→スプール5の端部を塞
ぐプラグ6に形成の通路7→このプラグ6の環状
凹部8→上記スプール5に形成の傾斜溝9→環状
溝10→戻り流路11→他方のパイロツト室12
→通路13→ギヤポンプGPの左側のボートLを
経由して、タンクTに戻る。
なお、上記傾斜溝9,19は、内方に向つて先
細りでしかも徐々に浅くなるように形成するとも
に、この傾斜溝9,19と環状溝10,20との
相対位置に応じて、換言すれば、スプール5の切
換え量に応じて、両者の連通部分の開口面積が制
御されるようにしたもので、これら傾斜溝9,1
9と環状溝10,20とが相まつて制御オリフイ
スを構成している。
しかして、上記のようにハンドルHの回転速度
によつて、ギヤポンプGPから吐出されるパイロ
ツト流量が特定されるが、この流量に応じて、上
記制御オリフイス前後に差圧が発生するととも
に、その後圧がパイロツト圧として当該スプール
5に作用する。したがつて、スプール5の切換え
量は、上記ギヤポンプGPの吐出量に比例するこ
とになる。
このようにスプール5が切換わると、その切換
え量に応じて、シヨベルローダSのステアリング
シリンダSSに対する供給流量が制御される。
また、ハンドルHを左方向に回すと、ギヤポン
プGPの左側のポートLからパイロツト流量が吐
出するとともに、そのパイロツト流量が通路13
を介して上記ステアリング弁SVの他方のパイロ
ツト室12に流入する。
このパイロツト室12に流入した油は、スプリ
ング受14に形成の連通孔15→スプール5の端
部を塞ぐプラグ16に形成の通路17→このプラ
グ16の環状凹部18→上記スプール5に形成の
傾斜溝19→環状溝20→戻り流路21→一方の
パイロツト室2→通路1→ギヤポンプGPの右側
のボートRを経由して、タンクTに戻る。つま
り、上記した場合とは逆の流れとなる。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のように従来の制御装置では、回転ポンプ
(以下実施例ではギヤポンプGPと言う。)からの
パイロツト流量の全部が、上記した循環回路を通
過するので、その循環経路が長くなる傾向にあ
り、そのためにその循環経路の通過抵抗が大きく
なる問題があつた。
また、上記のように循環経路の通過抵抗が大き
くなるとギヤポンプGPの発生圧力を高くしなけ
ればならないが、その発生圧力を高くすれば、そ
の分ハンドルHに対する反力が大きくなり、当該
ハンドルHの操作力が重くなる欠点があつた。
この考案は、パイロツト圧力発生部と、ステア
リング弁とを分離するとともに、パイロツト圧力
発生部をギヤポンプ等のパイロツト流量吐出部に
近接させて、当該パイロツト流量の流路抵抗を少
なくした制御装置の提供を目的にする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記の目的を達成するために、ハ
ンドルの回転速度に比例したパイロツト流量を吐
出する回転ポンプにパイロツト制御弁を接続し、
このパイロツト制御弁に内装したスプールの両外
方に圧力室を形成するとともに、上記回転ポンプ
からのパイロツト流量がいずれか一方の圧力室に
流入すると、それがいずれか他方の圧力室を経由
して流出する一方、両圧力室間を流れる流路中に
制御オリフイスを設けてなり、しかも、上記いず
れか一方の圧力室を、ステアリング弁の一方のパ
イロツト室に接続し、他方の圧力室を同じくステ
アリング弁の他方のパイロツト室に接続してい
る。
(本考案の作用) この考案は、上記のように構成したので、ギヤ
ポンプから吐出されるパイロツト流量に応じて、
制御オリフイス前後の差圧が相違する。そして、
この制御オリフイスの前圧をパイロツト圧として
ステアリング弁のパイロツト室に伝達される。し
たがつて、ステアリング弁のスプールはこのパイ
ロツト圧の作用で切換わることになる。
(本考案の効果) この考案は、パイロツト圧を発生するパイロツ
ト制御弁を、ステアリング弁とは別に構成すると
ともに、パイロツト制御弁で発生したパイロツト
圧をステアリング弁に伝達するようにしたので、
パイロツト流量の流路を短くできる。
このように流路を短くでき、その分、流路抵抗
も最小限に維持できるので、ハンドルの操作力を
軽くできる。
(本考案の実施例) 第1図〜第2図に示したこの考案の実施例は、
そのステアリング弁SVの本体aの両側にキヤツ
プ22,23を設け、このキヤツプ内をパイロツ
ト室2,12とすること従来と同様であるが、こ
のステアリング弁SVが従来と相違する点は、両
パイロツト室2,12を連通させずに独立させて
いることである。このように独立させた両パイロ
ツト室2,12のそれぞれは、パイロツト制御弁
PVに連通させている。
そして、第1図に示した第1実施例における上
記パイロツト制御弁PVは、その本体bにスプー
ル24を内装し、このスプール24の両外方を圧
力室25,26としている。そして、この圧力室
25,26を、ステアリング弁SVのパイロツト
室2,12とに接続するとともに、上記ギヤポン
プGPのポートR,Lに接続している。さらに、
この圧力室25,26には、ニユートラルスプリ
ング27,28を介在させ、このスプリング2
7,28の作用で、通常は、スプール24を図示
の中立位置に保持するようにしている。
上記のようにしたスプール24には、その両端
にスリツト29,30を形成しているが、このリ
ツト29,30の底部は、外方に向うにしたがつ
て、徐々に深くなるようにしている。また、この
スリツト29,30とは反対側に、凹溝31を形
成している。
さらに、本体bには、一対の環状突部32,3
3を形成するとともに、これら両環状突部32,
33の間を、環状凹部34としている。
上記のようにしたパイロツト制御弁PVは、ス
プール24が図示の中立位置にあるとき、両スリ
ツト29,30の最浅部29a及び30aが、環
状凹部34に対してわずかに外側に位置し、それ
らスリツト29,30と環状凹部34との連通が
遮断される構成にしている。同じく、スプール2
4が中立位置にあるときは、上記凹溝31が両環
状突部32,33によつて閉ざされる構成にして
いる。
いま、例えば、ハンドルHを左側に回転して、
ポートLからパイロツト流量を吐出させると、そ
のパイロツト流量が、パイロツト制御弁PVの圧
力室25に流入するので、圧力室25内の圧力が
上昇する。この圧力上昇にともなつて、スプール
24が一方のニユートラルスプリング28に抗し
て移動するので、スリツト29が、その最浅部2
9aから徐々に環状凹部34側に開口するととも
に、スプール24の移動量に応じて、その開口面
積を大きくする。つまり、スリツト29と環状凹
部34とが相まつて、制御オリフイスを構成する
ことになる。
また、このときには、環状凹部34がスプール
24に形成の凹溝31を介して他方の圧力室26
に連通するので、上記のように一方の圧力室25
に流入したパイロツト流量には、スリツト29と
環状凹部34とからなる制御オリフイス→凹溝3
1→他方の圧力室26→ギヤポンプGP→タンク
Tという流れが生じる。
このようにパイロツト流量が制御オリフイスを
通過することによつて、そのオリフイス前後に差
圧が発生し、その前圧すなわち圧力室25内の圧
力がステアリング弁SVのパイロツト室2に伝達
されるとともに、このステアリング弁SVのスプ
ール5の端面に作用し、当該スプール5を切換え
る。そして、上記パイロツト室2に伝達されるパ
イロツト圧は、上記ギヤポンプGPから吐出され
るパイロツト流量に比例することになる。
また、ハンドルHを右側に回転させて、ポート
Rからパイロツト流量を吐出させると、そのパイ
ロツト流量は、他方の圧力室26に流入するの
で、この他方の圧力室26内の圧力を上昇させて
スプール24をニユートラルスプリング28に抗
して移動させる。したがつて、この他方の圧力室
26に流入したパイロツト流量には、スリツト3
0と環状突部33とで構成される制御オリフイス
→環状凹部34→凹溝31→一方の圧力室25→
ギヤポンプGP→タンクTという流れが生じる。
このようにパイロツト流量が制御オリフイスを
通過することによつて、他方の圧力室26にパイ
ロツト圧が発生し、そのパイロツト圧がステアリ
ング弁SVのパイロツト室12に伝達されるので、
上記したと同様に、スプール5が切換わる。
上記のようにこの第1実施例では、ギヤポンプ
GPとパイロツト制御弁PVとの間でパイロツト流
量を循環させ、ステアリング弁SVのパイロツト
室2あるいは12には、圧力を伝達するだけにし
たので、パイロツト流量の循環流路長さを短くで
きる。このように循環流路長さを短くできるの
で、その循環流路における流路抵抗を最少限に押
さえることができ、その分、ハンドルHの操作力
を軽くできる。
第2図は第2実施例のパイロツト制御弁PVを
示したもので、このパイロツト操作弁PVの本体
bに、スプール24を内装するとともに、この圧
力室24の両外方に圧力室25,26を形成し、
こお圧力室にニユートラルスプリング27,28
を介在させていること、上記第1実施例と同様で
ある。
しかし、この第2実施例では、上記スプール2
4の両外側部分に、環状溝35,36を形成する
とともに、スプール24にはその軸線に沿つて流
通孔37を形成し、この流通孔37を介して上記
両環状溝35,36を連通させている。そして、
上記環状溝35,36の内側には、その底部から
内方に向つて徐々に浅くなる環状傾斜溝38,3
9を形成している。
さらに、本体b側には、環状凹溝40,41を
形成しているが、この環状凹溝40,41は、流
通路42,43を介して圧力室25,26に連通
するとともに、スプール24が図示の中立位置に
あるとき、上記環状傾斜溝38,39の最浅部3
8a,39aよりもやや内側に位置し、その環状
傾斜溝38,39との連通が遮断される関係にし
ている。
いま、例えばハンドルHを左方向に回転させて
ポートLからパイロツト流量を吐出させると、そ
のパイロツト流量が圧力室25に流入し、当該圧
力室25内の圧力を上昇させるとともに、この圧
力上昇にともなつて、スプール24がニユートラ
ルスプリング28に抗して図面右方向に移動す
る。スプール24がこのように移動すると、環状
傾斜溝38がその最浅部38aから環状凹溝40
に徐々に開口するとともに、反対側の環状溝36
が他方の圧力室28に開口する。
したがつて、圧力室25に流入したパイロツト
流量には、流通路42→環状凹溝40→環状傾斜
溝38→環状溝35→流通孔37→環状溝36→
圧力室28→前記ギヤポンプGP→タンクTとい
う流れが発生する。
このとき、上記環状傾斜溝38と環状凹溝40
とで制御オリフイスを構成するので、パイロツト
流量が上記のように流れることによつて、この制
御オリフイス前後に差圧が発生する。そして、制
御オリフイスの前圧となる圧力室25内の圧力
が、前記ステアリング弁SVのパイロツト室に伝
達され、そのスプール5を切換える。
また、ハンドルHを右方向に回転させると、上
記とは逆方向にパイロツト流量が流れ、環状傾斜
溝39と環状凹溝41とで構成される制御オリフ
イス前後に差圧が発生する。そして、その前圧で
ある圧力室26側の圧力がステアリング弁SVの
パイロツト室に伝達され、そのスプール5を切換
える。
上記のようにパイロツト流量が制御オリフイス
を通過するときの差圧によつて、パイロツト圧が
発生すること前記第1実施例と同様なので、パイ
ロツト流量に応じてパイロツト圧が定まることに
なる。
したがつて、この実施例においても、パイロツ
ト流量の循環流路を短くできるので、それだけ流
路抵抗を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図はステアリング弁SVとパイロツト
制御弁PVとを断面で示したこの考案の第1実施
例の回路図、第2図は第2実施例のパイロツト制
御弁PVの断面図、第3図はステアリング弁を断
面にして示した従来の回路図である。 SV……ステアリング弁、GP……ギヤポンプ、
H……ハンドル、2,12……パイロツト室、5
……スプール、PV……パイロツト制御弁、24
……スプール、25,26……圧力室、29,3
0及び34……制御オリフイスを構成するスリツ
ト及び環状凹溝、38,39及び40,41……
制御オリフイスを構成する環状傾斜溝及び環状凹
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドルの回転速度に比例したパイロツト流量
    を吐出する回転ポンプにパイロツト制御弁を接続
    し、このパイロツト制御弁に内装したスプールの
    両外方に圧力室を形成するとともに、上記回転ポ
    ンプからのパイロツト流量がいずれか一方の圧力
    室に流入すると、それがいずれか他方の圧力室を
    経由して流出する一方、両圧力室間を流れる流路
    中に制御オリフイスを設けてなり、しかも、上記
    いずれか一方の圧力室を、ステアリング弁の一方
    のパイロツト室に接続し、他方の圧力室を同じく
    ステアリング弁の他方のパイロツト室に接続して
    なるステアリング制御装置。
JP12769984U 1984-08-23 1984-08-23 Expired JPH0228141Y2 (ja)

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JP12769984U JPH0228141Y2 (ja) 1984-08-23 1984-08-23

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JP12769984U JPH0228141Y2 (ja) 1984-08-23 1984-08-23

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Publication Number Publication Date
JPS6159164U JPS6159164U (ja) 1986-04-21
JPH0228141Y2 true JPH0228141Y2 (ja) 1990-07-27

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ID=30686333

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JP12769984U Expired JPH0228141Y2 (ja) 1984-08-23 1984-08-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0645421Y2 (ja) * 1987-09-10 1994-11-24 カヤバ工業株式会社 車両用油圧装置

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JPS6159164U (ja) 1986-04-21

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