JPH0645421Y2 - 車両用油圧装置 - Google Patents

車両用油圧装置

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JPH0645421Y2
JPH0645421Y2 JP1987138639U JP13863987U JPH0645421Y2 JP H0645421 Y2 JPH0645421 Y2 JP H0645421Y2 JP 1987138639 U JP1987138639 U JP 1987138639U JP 13863987 U JP13863987 U JP 13863987U JP H0645421 Y2 JPH0645421 Y2 JP H0645421Y2
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JP
Japan
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spool
inflow
pilot
outflow port
throttle
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987138639U
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English (en)
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JPS6442972U (ja
Inventor
郁夫 稲垣
静雄 松村
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KYB Corp
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KYB Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、全油圧式操舵装置から発生するパ
イロット流量を利用してスプールを切り換えるととも
に、このスプールの切り換え位置に応じてステアリング
機構を駆動する車両用油圧装置に関する。
(従来の技術) 第3、4図に示した従来の装置は、その弁本体1にスプ
ール2を摺動自在に内装するとともに、このスプール2
の両端をパイロット室3、4に臨ませている。
上記パイロット室3、4は、弁本体1の両端にキャップ
5、6を接合するとともに、この外端には流出入ポート
7、8を形成している。
上記パイロット室3、4に臨ませたスプール2端には、
弁本体1に形成した凹部9、10と相まってオリフィスを
構成する環状溝11、12を形成するとともに、このスプー
ル2の両端には、スプール2の断面直径方向に切り溝1
3、14を形成している。
そして、上記凹部9、10のそれぞれは、連通路15、16を
介して、反対側のパイロット室4、3に連通している。
なお、図中符号17、18はスプール2の両端に嵌合したス
プリング受、19、20はセンタリングスプリングである。
しかして、上記流出入ポート7、8を全油圧式操舵装置
のパイロット流量供給装置に連通するが、いま、一方の
パイロット室3にパイロット流量を供給すると、このパ
イロット圧によってスプール2が図面右方向に多少移動
し、環状溝11が凹部9とラップする。
したがって、パイロット室3に供給されたパイロット流
量は、環状溝11と凹部9とが相まって構成したオリフィ
ス→連通路15→他方のパイロット室4→流出入ポート8
から図示していないタンクに戻される。
上記のようにパイロット流量が流れると、上記オリフィ
ス前後に圧力差が生じ、その圧力差が両パイロット室
3、4の差圧になるので、スプール2が図面右方向に移
動する。スプール2がこのように移動すると、このスプ
ール2の切り換え位置に応じてステアリング機構を駆動
する。
(本考案が解決しようとするの問題点) 上記のようにした従来の装置では、第4図に示すよう
に、スプール2がフルストロークして、その端部が流出
入ポート8の周囲に当接したとしても、パイロット流量
が切り溝14からどんどん流れるので、操作者には、それ
がフルストロークしたことを感じさせない。
そのために全油圧式操舵装置のパイロット流量供給装置
がスリップしたままとなり、操作フィーリングが悪くな
るという問題があった。
この考案の目的は、スプールがフルストロークしたと
き、パイロット流量供給装置の操作感が重くなるように
して、その操作フィーリングを改良した装置を提供する
ことである。
(問題点を解決する手段) この考案は、弁本体に内装したスプールの両端を、流出
入ポートを形成したパイロット室に臨ませ、これら両パ
イロット室はオリフィスを形成した連通路を介して連通
し、一方のパイロット室の流出入ポートから供給された
圧油は、上記連通路及び他方のパイロット室の流出入ポ
ートを経由して戻されるとともに、上記オリフィスの上
流側に発生する圧力でスプールを切り換え、このスプー
ルの切り換え位置に応じてステアリング機構を駆動する
車両用油圧装置を前提にするものである。
そして、上記の装置を前提にしつつ、この考案は、スプ
ールがフルストロークに達したときに、流出入ポートと
それに隣接するパイロット室との間に絞り機構を形成
し、スプールがフルストロークに達したときに、上記絞
り機構により形成された絞り通路のみにより、両流出入
ポートが連通する構成にした点に特徴を有する。
(本考案の作用) この考案は、上記のようにしたので、スプールがフルス
トロークすると、その端部が流出入ポートの周囲に当接
する。このようにスプールの端部が流出入ポートの周囲
に当接すれば、絞り通路のみが当該流出入ポートに連通
するので、パイロット流量に絞り抵抗が付与される。
したがって、パイロット流量供給装置を操作している者
には、その絞り抵抗を操作抵抗として感じることができ
る。
(本考案の効果) この考案の車両用油圧装置によれば、スプールがフルス
トローク位置に達したとき、操作者は操作抵抗を感じる
ことができるので、その操作フィーリングが非常によく
なる。
(本考案の実施例) 第1図に示した第1実施例は、スプール2の端部に、そ
の軸線に直交する方向に貫通する通孔21、22を形成する
とともに、この通孔21、22に直交する方向に形成した絞
り23、24を流出入ポート7、8側に向けて開口させてい
る。
上記以外の構成は前記従来と同様なので、その詳細な説
明は省略する。
そして、スプール2が第1図に示すようにフルストロー
ク位置に達すると、当該スプール端によって流出入ポー
ト8が閉ざされる。
しかし、このときには絞り24が流出入ポート8に開口す
るので、上記のように一方のパイロット室3から他方の
パイロット室4に流れたパイロット流量は、この絞り24
から流出入ポート8を経由してタンクに戻される。
したがって、このときのパイロット流れには、絞り24に
よる絞り抵抗が付与されるため、操作者に対しては、こ
の絞り抵抗が操作抵抗として感じるようになる。
なお、上記通孔21、22及び絞り孔23、24の両者が相まっ
てこの考案の絞り機構を構成するものである。
第2図に示した第2実施例は、スプール2の両端にノッ
チ25、26を形成したもので、このノッチ25、26がこの考
案の絞り機構を構成するものである。
そして、図示のようにスプール2がフルストローク位置
に達すると、パイロット室4がノッチ26により形成され
る絞り通路を介してのみ流出入ポート8に連通するの
で、このノッチ26でパイロット流れに絞り抵抗が付与さ
れる。
なお、その他の構成は、上記第1実施例と同様である。
そして、上記ノッチ25、26がこの考案の絞り機構を構成
するものである。
【図面の簡単な説明】
図面第1〜2図は第1〜2実施例の要部を断面にした正
面図、第3、4図は従来の装置を示すもので、第3図は
スプールを中立位置に保持した状態の要部断面図、第4
図はこの従来の装置のスプールを移動した状態の要部断
面図である。 1…弁本体、2…スプール、3、4…パイロット室、
7、8…流出入ポート、9、10及び11、12…オリフィス
を構成する凹部及び環状溝、15、16…連通路、23、24…
絞り孔、25、26…ノッチ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−131869(JP,A) 実開 昭61−59164(JP,U) 実開 昭61−58704(JP,U) 実開 昭61−91466(JP,U) 特公 昭52−45093(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体に内装したスプールの両端を、流出
    入ポートを形成したパイロット室に臨ませ、これら両パ
    イロット室はオリフィスを形成した連通路を介して連通
    し、一方のパイロット室の流出入ポートから供給された
    圧油は、上記連通路及び他方のパイロット室の流出入ポ
    ートを経由して戻されるとともに、上記オリフィスの上
    流側に発生する圧力でスプールを切り換え、このスプー
    ルの切り換え位置に応じてステアリング機構を駆動する
    車両用油圧装置において、スプールがフルストロークに
    達したときに、上記流出入ポートとそれに隣接するパイ
    ロット室との間に絞り機構を形成し、スプールがフルス
    トロークに達したときに、上記絞り機構により形成され
    た絞り通路のみにより、両流出入ポートが連通する構成
    にした車両用油圧装置。
JP1987138639U 1987-09-10 1987-09-10 車両用油圧装置 Expired - Lifetime JPH0645421Y2 (ja)

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JP1987138639U JPH0645421Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 車両用油圧装置

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Publication Number Publication Date
JPS6442972U JPS6442972U (ja) 1989-03-15
JPH0645421Y2 true JPH0645421Y2 (ja) 1994-11-24

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ID=31401159

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228141Y2 (ja) * 1984-08-23 1990-07-27

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JPS6442972U (ja) 1989-03-15

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