JPS6227682Y2 - - Google Patents

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JPS6227682Y2
JPS6227682Y2 JP10628981U JP10628981U JPS6227682Y2 JP S6227682 Y2 JPS6227682 Y2 JP S6227682Y2 JP 10628981 U JP10628981 U JP 10628981U JP 10628981 U JP10628981 U JP 10628981U JP S6227682 Y2 JPS6227682 Y2 JP S6227682Y2
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port
spool
pump
oil passage
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JP10628981U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、1つのバルブで、たとえば作業器
回路とパワーステアリング回路とのそれぞれに油
圧を分配する装置に関する。
(従来の技術) この種のものとして第1図に示した装置が従来
から知られている。
この第1図に示す油圧分配装置において、1つ
のポンプ1からバルブ本体2の流入ポート3に流
入した作動油は、スプール4の制御オリフイスを
通つて、パワーステアリングに連通する第1流出
ポート6から流出する。そしてポンプ1からの吐
出量が多くなつて制御オリフイス5前後の差圧が
大きくなると、スプール4が図面右方向に移動
し、ポンプポート3を作業機に連通する第2流出
ポート7にも連通させることになる。
したがつてこの装置は、ポンプ1の吐出油のう
ち、一定流量を常に第1流出ポート6から流出さ
せ、その一定流量以上の流量を第2流出ポート7
から流出させる。
(本考案が解決しようとする問題点) このようにした従来装置の欠点は、その馬力損
失が大きいということで、特に第1流出ポート6
に連通するパワーステアリングが無負荷のときに
は、その馬力損失が一層大きくなる欠点があつ
た。
すなわち、上記パワーステアリングが無負荷の
状態であつて、第2流出ポート7に連通する作業
機のみを作動させるとき、ポンプ1はその作業機
側の負荷に対応する吐出圧を維持して駆動する
が、その吐出圧の一部はパワーステアリング側に
逃げてしまい、それだけポンプ1の馬力が損失す
ることになる。
そして第2図は従来装置のポンプ吐出量とその
回転数との特性を示したものであるが、ポンプ吐
出量Qのうち、常にパワーステアリングに流量
Q0を流している。この流量Q0は、パワーステア
リングが無負荷のときに常に損失として表われ
る。
この考案は、当該ポンプの馬力損失を少なく
し、ポンプを効率的に駆動させることを目的とす
るものである。
(問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するために、この考案におい
ては当該装置を次のように構成している。
すなわち、2つのポンプのうちの一方のポンプ
に通じる第1流入ポートと、他方のポンプに通じ
る第2流入ポートと、パワーステアリング回路等
に通じる第1流出ポートと、作業機回路等に通じ
る第2流出ポートと、タンクに通じるタンクポー
トとを形成したバルブ本体にスプールを内装し、
このスプールには、前記第1流入ポートと常時連
通する通油孔を形成する一方、スプールが原位置
にあるとき、前記第2流入ポートも通油孔に連通
させるとともに、第1、2流入ポートからの流れ
が通油孔内で合流する位置よりも下流側において
通油孔と連通する制御オリフイスを設け、この制
御オリフイスを介して上記通油孔を前記第1流出
ポート側に連通させ、さらにこの制御オリフイス
前後に発生する差圧をスプール両端に作用させ、
当該スプールが前記原位置より所定範囲移動した
とき、第1流入ポートが前記タンクポートにも連
通する一方、第2流入ポートは前記通油孔との連
通が遮断されるとともに、第2流出ポートと連通
する構成にしている。
(本考案の作用) この油圧分配装置にあつては、制御オリフイス
を介して通油孔を第1流出ポート側に開放する一
方、このスプールが原位置にあるとき、前記第2
流入ポートも通油孔に連通する。
そして、上記通油孔に流入した作動油が制御オ
リフイスを通過すると、その流量に応じて制御オ
リフイス前後に差圧が発生する。この差圧が大き
くなると、スプールが原位置から移動するが、所
定量移動した後は、第1流入ポートが通油孔及び
タンクポートの双方に連通する。これに対して、
上記第2流入ポートは、通油孔との連通が遮断さ
れ、第2流出ポートだけに連通する。
したがつて、2つのポンプのうち、第1流入ポ
ートに接続した一方のポンプの吐出量のうち、制
御流量が制御オリフイスから第1流出ポートを経
由してパワーステアリング回路等に供給されると
ともに、その余剰流量がタンクに戻される。
また、第2流入ポートに接続した他方のポンプ
は、第2流出ポートから作業器回路等に接続され
る。
したがつて、パワーステアリング回路側が無負
荷の状態になつても、一方のポンプだけが無負荷
運転し、他方のポンプあるいは作業器回路側には
何の影響も及ぼさない。換言すれば、作業器回路
側のパワーロスは一切なくなる。
(本考案の実施例) 第3図に示した実施例は、そのバルブ本体8
に、第1流入ポート9と、第2流入ポート10
と、タンクポート11と、第1流出ポート12
と、第2流出ポート13とをそれぞれ形成してい
る。
そして上記第1流入ポート9はポンプP1に連通
し、第2流入ポート10はポンプP2に連通する一
方、タンクポート11はタンク14に連通してい
る。また上記第1流出ポート12は図示していな
いパワーステアリング回路に連通させる一方、第
2流出ポート13は同じく図示していない作業機
回路に連通している。
上記のようにしたバルブ本体8の両端をプラグ
15,16でふさぐとともに、この本体8内にス
プール17を摺動可能に内装している。
上記スプール17には第1〜第3環状溝18〜
20を形成するとともに、上記第1及び第3環状
溝18,20に連通する通油孔21を軸線に沿つ
て形成している。そしてこの通油孔21はスプー
ル17端に形成の制御オリフイス22を介して中
継室23に連通している。
上記中継室23にはスプリング24を設け、当
該スプール17を通常は図示の状態に維持してい
る。
そして前記第1環状溝18は、スプール17の
移動位置に関係なく常時第1流入ポート9に連通
する。またスプール17がスプリング24に抗し
てやや移動すると、この第1環状溝18が前記タ
ンクポート11ともオーバーラツプし、第1流入
ポート9とタンクポート11とを連通させる関係
にしている。
前記第2環状溝19は、常時第2流出ポート1
3に連通する一方、スプール17がスプリング2
4に抗して少し移動すると、前記第2流入ポート
10ともオーバーラツプし、第2流入ポート10
と第2流出ポート13とを連通させる関係にして
いる。
前記第3環状溝20は、図示の状態にあると
き、第2流入ポート10とオーバーラツプしてい
るが、スプール17がスプリング24に抗して移
動すると、その第2流入ポート10とくい違う関
係にしている。
また前記第1流出ポート12であつて中継室2
3内における拡大凹部25には、図示の状態にお
いてスプール17端が少し臨む関係にしている。
しかしていま、2つのポンプP1とP2を同時に駆
動させると、両ポンプP1,P2からの吐出油は通油
孔21を通つて制御オリフイス22を通過する。
吐出油がこの制御オリフイス22を通過すると、
そのオリフイス22前後に差圧が発生し、その前
圧は小孔26を通つて圧力室27に流入してスプ
ール17端面に作用する。そしてポンプの吐出量
が多くなつて制御オリフイス22前後の差圧が大
きくなると、スプール17はスプリング24に抗
して移動するが、その移動と各ポートとの繋がり
は次のとおりである。
すなわち図示の状態で両ポンプの合計吐出量
が、制御オリフイス22の内径とスプリング24
のばね荷重とで定められた制御流量以下のとき、
スプール17は図示の状態を維持する。つまり第
1及び第2流入ポート9,10は、第1及び第3
環状溝18,20を介して通油孔21に連通した
状態を維持する。したがつて両ポンプP1,P2から
の吐出全量が第1流出ポート12から流出して、
パワーステアリング回路に達する。
またポンプP1の吐出量が上記制御流量以下であ
つて、かつ両ポンプの合計吐出量が制御流量を少
し超えると、制御オリフイス22前後の差圧がや
や大きくなり、スプール17はスプリング24に
抗して少し移動する。この状態において、第2環
状溝19及び第3環状溝20のそれぞれが、第2
流入ポート10と少しずつオーバーラツプする関
係になる。したがつてポンプP1の吐出全量及びポ
ンプP2の吐出量の1部は第1流出ポート12から
流出するが、ポンプP2の残りの吐出量は第2流出
ポート13から流出して作業機回路に達する。そ
してポンプP2の吐出量のうちパワーステアリング
回路に流入する流量は、 制御流量−ポンプP1の吐出量に相当する流量と
いうことになる。
さらにポンプP1の吐出量が制御流量以上になる
と、スプール17は前記よりもさらに移動し、第
2流入ポート10は、第3環状溝20との連通が
遮断され、第2環状溝19とだけ連通することに
なる。したがつてポンプP2の吐出全量は第2流出
ポート13から作業機回路に流入することにな
る。
このとき第1環状溝18は、第1流入ポート9
及びタンクポート11の両者とオーバーラツプす
るので、第1流入ポート9はタンク14にも連通
することになる。したがつてポンプP1からの制御
流量以上の流量はタンク14に戻り、制御流量の
みがパワーステアリング回路に流入することにな
る。つまりスプール17は前記拡大凹部25を絞
りながらフロートコントロール弁として機能する
ものである。
上記のような両ポンプP1,P2の吐出量の関係を
示したのが第4図である。
すなわちこの第4図において、QはポンプP1
P2の合計吐出量、Q2はポンプP2の吐出量、Q1
ポンプP1の吐出量、Q0は制御流量を示す。
しかして流量Q1が制御流量Q0に達するA点ま
では、流量Q2の1部、すなわち斜線部分Bが、
流量Q1の不足分を補つている。そしてQ1がA点
を超えると、制御流量以上の流量(斜線部分C)
はタンク14に戻る。
上記のようにこの実施例では、2つのポンプ
P1,P2を用いるとともに、一方の流量Q1が制御
流量Q0以上になつたとき、両ポンプP1,P2が完
全に分離されるので、常に効率的な使用ができ
る。
たとえばパワーステアリング回路が無負荷のと
きは、ポンプP1はほぼ無負荷運転の状態になり、
ポンプP2の全能力が作業機回路に向けられるの
で、従来のような馬力損失がなくなる。
(本考案の効果) 以上の説明から明らかなように、この考案の油
圧分配装置によれば、一方のポンプと他方のポン
プとの連通が遮断されるので、例えば、一方のポ
ンプを接続したパワーステアリング回路側が無負
荷状態になつても、他方のポンプを接続した作業
器回路側には一切影響を及ぼさない。換言すれ
ば、作業器回路側に供給される他方のポンプの吐
出油が、パワーステアリング回路側に逃げるよう
なことがない。したがつて、他方のポンプのパワ
ーロスが一切なくなる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は従来の回路図、第2図はその従来
の流量特性を示すグラフ、図面第3図はこの考案
の1実施例を示す断面図、第4図はその流量特性
を示すグラフである。 8……バルブ本体、9……第1流入ポート、1
0……第2流入ポート、11……タンクポート、
12……第1流出ポート、13……第2流出ポー
ト、P1,P2……ポンプ、14……タンク、17…
…スプール、21……通油孔、22……制御オリ
フイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つのポンプのうちの一方のポンプに通じる第
    1流入ポートと、他方のポンプに通じる第2流入
    ポートと、パワーステアリング回路等に通じる第
    1流出ポートと、作業機回路等に通じる第2流出
    ポートと、タンクに通じるタンクポートとを形成
    したバルブ本体にスプールを内装し、このスプー
    ルには、前記第1流入ポートと常時連通する通油
    孔を形成する一方、スプールが原位置にあると
    き、前記第2流入ポートも通油孔に連通させると
    ともに、第1、2流入ポートからの流れが通油孔
    内で合流する位置よりも下流側において通油孔と
    連通する制御オリフイスを設け、この制御オリフ
    イスを介して上記通油孔を前記第1流出ポート側
    に連通させ、さらにこの制御オリフイス前後に発
    生する差圧をスプール両端に作用させ、当該スプ
    ールが前記原位置より所定範囲移動したとき、第
    1流入ポートが前記タンクポートにも連通する一
    方、第2流入ポートは前記通油孔との連通が遮断
    されるとともに、第2流出ポートと連通する構成
    にした油圧分配装置。
JP10628981U 1981-07-17 1981-07-17 油圧分配装置 Granted JPS5812703U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10628981U JPS5812703U (ja) 1981-07-17 1981-07-17 油圧分配装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10628981U JPS5812703U (ja) 1981-07-17 1981-07-17 油圧分配装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5812703U JPS5812703U (ja) 1983-01-26
JPS6227682Y2 true JPS6227682Y2 (ja) 1987-07-16

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ID=29900791

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JP10628981U Granted JPS5812703U (ja) 1981-07-17 1981-07-17 油圧分配装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0751422Y2 (ja) * 1988-09-08 1995-11-22 光洋精工株式会社 流量分配装置

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Publication number Publication date
JPS5812703U (ja) 1983-01-26

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