JPH0351533Y2 - - Google Patents

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JPH0351533Y2
JPH0351533Y2 JP1985034284U JP3428485U JPH0351533Y2 JP H0351533 Y2 JPH0351533 Y2 JP H0351533Y2 JP 1985034284 U JP1985034284 U JP 1985034284U JP 3428485 U JP3428485 U JP 3428485U JP H0351533 Y2 JPH0351533 Y2 JP H0351533Y2
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clutch
shell
fitting recess
way clutch
housing
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JP1985034284U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、動力の伝達、遮断を行なう一方向
クラツチに関するものである。
〔従来の技術〕
第4図および第5図に示すように、多数積層し
た枚葉紙20の上面にゴムローラ21を圧接し、
そのゴムローラ21の回転によつて前方に送り出
された枚葉紙20を上記ゴムローラ21より高速
で回転する一対のアライニングローラ22,22
によつてさらに前方に搬送するようにした複写機
の給紙装置においては、上記ゴムローラ21とこ
れを支持する駆動軸23との間、または駆動軸2
3とその駆動軸23に嵌合した回転伝達用ギヤ2
4との間にシエルタイプの一方向クラツチ25を
介在して上記アライニングローラ22の回転によ
る枚葉紙20の給紙時にゴムローラ21た空転す
るようにしてある。
シエルタイプの一方向クラツチの従来技術とし
て、例えば第6図に示したものが存在する。図示
のように、円筒形外輪30の内周面にインボリユ
ート形のクラツチカム面31を周方向に等間隔に
形成し、外輪30の内部に嵌合した保持器32の
各クラツチカム面31と対応する位置にポケツト
33を設け、このポケツト33内にローラ34を
収納し、そのローラ34をクラツチカム面31に
噛み合う方向に押圧するスプリング35を設け、
上記外輪30の外側に設けたギヤ等のハウジング
36の第6図矢印A方向の回転時にカム面31と
保持器32の内側に挿入した軸37との間にロー
ラ34を噛み込ませて上記軸37に同方向の回転
を伝え、同図矢印B方向の回転時には軸37に対
する回転伝達が遮断されるようにしてある。
ところで、上記のような構造の一方向クラツチ
は、合成樹脂から成るハウジングに組み込まれる
ことが多くあり、従来は上記一方向クラツチに外
輪の外側にハウジングをモールド成形して外輪と
ハウジングとを結合するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の一方向クラツチは、外輪30の
外周が円形であるため、その外側に成形したハウ
ジング36に対して回転方向の係合部分がなく、
樹脂の温度変化や経年変化により、外輪30とハ
ウジング36との間に滑りが生じるという不都合
がある。
また、一方向クラツチに対してハウジング36
をモールドするため、その成形時に一方向クラツ
チを安定よく支持する必要があり。成形が困難で
あつて一度成形すると組み替えができないという
不都合がある。
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、ハ
ウジングと一方向クラツチとの回転方向の結合力
を高め、上記ハウジングの成形を容易とすること
を技術的課題としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案は、ギ
ヤやローラ等から成るハウジングの中央部に角形
のクラツチ嵌合凹部を設け、そのクラツチ嵌合凹
部に嵌合された一方向クラツチは、クラツチ嵌合
凹部に適合する外周面を有する金属製の角筒形シ
エルの内側に外周面を角形とし、内周面を円形と
した保持器を嵌合し、その保持器には外周の平坦
面および内周面で開口する複数のポケツトを設
け、各ポケツト内にローラを収納し、このローラ
をシエル内面の最小小径部に向けて押圧するスプ
リングを設けた構成とし、その一方向クラツチの
シエルと前記クラツチ嵌合凹部の対向面間に一方
向クラツチの抜き止めを図る軸方向の係合機構を
設けた構成としたものである。
〔作用〕
上記のような構成によつて、ハウジングのクラ
ツチ嵌合凹部に一方向クラツチを差し込むことに
よつて、クラツチを組み込むことができると共
に、その組み込み状態においてシエルの外周面と
クラツチ嵌合凹部の内面およびシエルの内周面と
保持器の外周面とが回転方向に係合するため、両
者の間において滑りを生じることがない。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
第2図および第3図に示すように、ハウジング
1は合成樹脂によつて成形されている。実施例の
場合は、ハウジング1としてギヤを示したがロー
ラやプーリであつてもよい。このハウジング1の
中央部には角形のクラツチ嵌合凹部2が形成さ
れ、そのクラツチ嵌合凹部2の開口部内周に設け
た突出部3によつてクラツチ嵌合凹部2の内側に
嵌合した一方向クラツチ10が抜け止めされてい
る。
なお、突出部3は図示のような鍔の他に、突起
であつてもよい。
前記一方向クラツチ10は、クラツチ嵌合凹部
2にぴつたりと嵌り合う角筒形のシエル11を備
えている。このシエル11は鋼板等の金属板から
成り、その内側のフラツトな面がクラツチカム面
12となつている。
上記シエル11の内側には、外周をシエル11
の内周に適合する角形とし、内周を円形とした保
持器13が嵌合され、シエル11の端部に設けた
フランジ14によつて抜け止めされている。保持
器13は、合成樹脂から成り、自己潤滑性を有し
ている。また保持器13には外周の平坦面および
内周面で開口する複数のポケツト15が設けら
れ、各ポケツト15に収納したローラ16はその
一側部に組み込んだスプリング17の弾力によ
り、シエル11のクラツチカム面12と保持器1
3の内側に挿入した軸18の外周面間にかみ込む
方向に押圧されている。
実施例で示す支持装置は上記の構造から成り、
ハウジング1と一方向クラツチ10の組立てに際
しては、一方向クラツチ10のシエル11の開口
縁を前方として、その一方向クラツチ10をハウ
ジング1のクラツチ嵌合凹部2に挿入し、クラツ
チ嵌合凹部2の開口部内周に設けた突出部3をシ
エル11のフランジ14に係合して一方向クラツ
チ10の抜け止めを図るようにする。ハウジング
1と一方向クラツチ10の結合品は、第4図およ
び第5図で示したものと同様に保持器13の内側
に軸18を挿入し、一方向クラツチ10を介して
ハウジング1の回転を軸18に伝え、または軸1
8の回転をハウジング1に伝えるようにする。
いま、第2図に示す矢印Aの方向にハウジング
1を回転すると、ローラ16がクラツチカム面1
2と軸18との間に噛み込み、軸18に同方向の
回転を伝えることができる。また、同図の矢印B
方向にハウジング1を回転すると、ローラ16が
クラツチカム面12と軸18で形成される空間の
広幅部に逃げ、ハウジング1の回転は軸18に伝
達されない。その伝達の遮断時、保持器13は自
己潤滑性を備えているため、軸受の役目をするこ
とができる。
第1図および第2図に示す実施例においては、
クラツチ嵌合凹部2の開口部内周に設けた突出部
3によつて一方向クラツチ10の抜け止めを図る
軸方向の係合機構を示したが、係合機構はこれに
限定されず、例えば、第3図に示すように、シエ
ル11の先端部外周面に突出部19を設け、クラ
ツチ嵌合凹部2の内周面に係合溝4を形成し、そ
の係合溝4と突出部19の係合によつて一方向ク
ラツチ10の抜け止めを図るようにしてもよい。
この場合、クラツチ嵌合凹部2の内周面に突出部
19を設け、シエル11の外周面に係合溝4を形
成してもよい。
〔効果〕
以上のように、この考案に係る一方向クラツチ
の支持装置によれば、一方向クラツチを形成する
シエルを、その外周面がハウジングのクラツチ嵌
合凹部に適合する角筒形とし、そのシエルの内側
に組込まれた保持器の外周面を角形としたので、
ハウジングとシエルおよびシエルと保持器を同時
に回り止めすることができる。このため、一方向
クラツチをきわめて高精度に動作させることがで
き、その一方向クラツチを介してハウジングに回
転トルクの伝達と遮断とを確実に行なうことがで
きる。
また、シエルを金属板で形成してその内面をク
ラツチカム面としたので、シエル内面にインボリ
ユート形凹部や保持器を固定する凹部の加工が一
切不要になり、深絞りプレス成形によつてシエル
を形成することができるため、製作が容易であ
る。しかも、シエルが金属板製であるため、ロー
ラの係合による変形がきわめて小さく、クラツチ
機能を十分に発揮させることができると共に、一
方向クラツチは、シエル、保持器、ローラおよび
スプリングから成る部品点数の少ないシンプルな
構成であるため、製作コストの低減を図ることが
できる。
さらに、ハウジングのクラツチ嵌合凹部に一方
向クラツチを挿入する組立てであるため、シエル
の外側にハウジングをモールドする場合に比較し
てハウジングの成形が容易であり、そのハウジン
グとしてローラ、ギヤあるいはプーリ等の任意の
ものを用いることができる。
また、クラツチ嵌合凹部に一方向クラツチを組
み込むことにより係合機構によつてシエルが抜け
止めされるため、ハウジングと一方向クラツチと
を軸方向に確実に結合することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る支持装置の一実施例
を示す縦断側面図、第2図は同上の縦断正面図、
第3図は同上の他の実施例を示す断面図、第4図
は一方向クラツチの使用状態を示す給紙装置の概
略図、第5図は同上の縦断正面図、第6図は従来
の一方向クラツチを示す縦断側面図である。 1……ハウジング、2……クラツチ嵌合凹部、
3……突出部、4……係合溝、10……一方向ク
ラツチ、11……シエル、13……保持器、15
……ポケツト、16……ローラ、17……スプリ
ング、19……突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) クラツチ嵌合凹部を有するハウジングと、そ
    のクラツチ嵌合凹部に嵌合された一方向クラツ
    チとから成り、上記クラツチ嵌合凹部の内径面
    を角形とし、一方向クラツチは、上記クラツチ
    嵌合凹部に適合する角形外周面および角形内周
    面を有する角筒形の金属板製シエルの内側に外
    周面を角形とし、内周面を円形とした保持器を
    嵌合し、その保持器には外周の平坦面および内
    周面で開口する複数のポケツトを設け、各ポケ
    ツト内にローラを収納し、このローラをシエル
    内面の最小小径部に向けて押圧するスプリング
    を設けた構成とし、その一方向クラツチのシエ
    ルと前記クラツチ嵌合凹部の対向面間に一方向
    クラツチの抜け止めを図る軸方向の係合機構を
    設けた一方向クラツチの支持装置。 (2) 前記係合機構は、クラツチ嵌合凹部の開口部
    内周にシエルの端面に係合する突出部を設けた
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の一方向ク
    ラツチの支持装置。 (3) 前記係合機構は、クラツチ嵌合凹部とシエル
    の対向面一方に係合溝を設け、他方に上記係合
    溝に係合可能な突出部を設けた実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の一方向クラツチの支持装
    置。
JP1985034284U 1985-03-09 1985-03-09 Expired JPH0351533Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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