JPS6323614Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6323614Y2
JPS6323614Y2 JP1983037239U JP3723983U JPS6323614Y2 JP S6323614 Y2 JPS6323614 Y2 JP S6323614Y2 JP 1983037239 U JP1983037239 U JP 1983037239U JP 3723983 U JP3723983 U JP 3723983U JP S6323614 Y2 JPS6323614 Y2 JP S6323614Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cage
column
diameter side
retainer
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983037239U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59142527U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3723983U priority Critical patent/JPS59142527U/ja
Publication of JPS59142527U publication Critical patent/JPS59142527U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6323614Y2 publication Critical patent/JPS6323614Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、一般機械の送りハンドル、ギヤ、
プーリ等の機械部品を軸と固定する場合、或いは
歯車装置等において回転方向の切り換えやトルク
の伝達・遮断の切り換え等に利用されるワンウエ
イクラツチの保持器に関する。
従来の技術 一方にクラツチ傾斜面を備えた外輪と軸または
内輪との対向周面間に形成した複数個の楔状空間
内にそれぞれころを配し、バネ部材よつて楔状空
間の狭間隙部方向へ軽く押圧し、軸または内輪と
外輪がある方向に相対回転しようとすると摩擦力
によつてころが楔状空間の狭間隙部に噛み込んで
これを阻止するように働き、逆方向へは両者は自
由に相対回転できるようにしたワンウエイクラツ
チは周知であり、広く一般的に使用されている。
ところで、上記ワンウエイクラツチにおいて
は、取り扱いに便利なようにバネ部材ところとを
保持器に組み付けて1つの独立したユニツトにま
とめる試みがなされている。この種のワンウエイ
クラツチの保持器として、特公昭48−27336号公
報に記載されているように、柱部の片面にバネ部
材を円周方向に拘束して支持し、かつ、柱部の反
対面にころと一致する円弧面の受け座を形成し、
ポケツト部中に入つているころを、隣接する柱部
の受け座にバネ部材で押圧して内径側及び外径側
に脱落しないように保持するようになしたものが
知られている。
考案が解決しようとする問題点 ところが、バネ部材は円周方向には拘束されて
いるが、半径方向には拘束する手段がないため
に、バネ部材がころの重量でもつて半径方向外側
に外れ易いものであつた。また、柱部のころと対
向する面を円弧状に形成したりバネ部材を支持す
る突起を柱部に設ける必要があるために、保持器
の成形型が複雑となり、成形型コストが高くなる
とともに、製作がかなり困難である。
この考案は従来の上記欠点に鑑み、バネ部材及
びころの保持を確実に、しかも、構造を簡単化し
て製作を容易にしたワンウエイクラツチの保持器
を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この考案は、円周方向に等間隔に設けた複数本
の軸方向に延びる柱部の両端をそれぞれ第1及び
第2の環状部と結合し、隣り合う柱部と両環状部
との間にころ保持用ポケツトを画成し、かつ、各
柱部にバネ部材を係止させたワンウエイクラツチ
用保持器において、第1環状部の外径と第2環状
部の内径をほぼ等しくし、第2環状部と柱部との
結合部付近に両者と一体的に、ころが保持器外径
側に抜け出すのを防止するため柱部の保持器外径
側から周方向両側に突出した突片を形成するとと
もに、柱部の内径側に、ころが保持器内径側に抜
け出すのを防止するため柱部の保持器内径側から
周方向両側に突出した突出縁を柱部と第1環状部
とに一体的に形成し、かつ、一対のバネ板からな
るU字形断面に折曲形成したバネ部材の、一方の
バネ板を切り起こしてころを押圧するための板バ
ネを設け、他方のバネ板の端部に折曲片を設け、
バネ部材を柱部に半径方向外側から被せて折曲片
を柱部の保持器内径側の面に係止させるようにし
た。
実施例 第1図は保持器の一部分を切り欠いたワンウエ
イクラツチの全体図であつて、このワンウエイク
ラツチは軸1、外輪2、保持器3、バネ部材4及
びころ5で構成されいる。軸1は外周面に複数個
の傾斜面1aが設けられており、外輪2の内周面
との間で楔状空間を形成し、この空間内にころ5
を配し、ころ5をバネ部材4によつて楔面に軽く
押圧させている。
第1図において、輪1が外輪2に対して時計方
向に回転しようとする場合、或いは外輪2が軸1
に対して反時計方向に回転しようとする場合に
は、摩擦力によつてころ5が楔面に噛み込み、軸
1と外輪2とはロツクされる。軸1と外輪2との
相対回転方向が上と逆の場合、ころ5は楔面に噛
み込まず両者は自由に回転できる。以上の構造は
広く一般的に使用されているころ形のワンウエイ
クラツチと同じである。
保持器3は、第2図に示すように、円周方向に
等間隔に設けた軸方向に延びる複数本の柱部6の
両端をそれぞれ、第1及び第2の環状部7及び8
に結合してなり、隣り合う柱部6と両環状部7,
8との間にころ保持用ポケツト13を画成してい
る。そして、第1及び第2の環状部7及び8の半
径方向の厚さを第3図に示すように柱部6の半径
方向の厚さのほぼ半分とし、保持器3を軸方向断
面で見た場合、第5図及び第6図に示すように、
第1環状部7は保持器3の内周面のところと柱部
6の半径方向の厚さのほぼ半分のところとの間に
位置しているのに対し、第2環状部8は柱部6の
半径方向の厚さのほぼ半分のところと保持器3の
外周面との間に位置している。言い換えるなら
ば、第1環状部7の外径と第2環状部8の内径を
ほぼ等しくする。これにより、互いに軸方向に引
き離し可能な2個の型部分からなる成形型を使つ
て、保持器を射出成形でつくることが可能とな
る。
柱部6は、第7図ないし第9図からよくわかる
ように、外周端部の第2環状部8との結合端部付
近の円周方向両面に傾斜面或いは円弧面に形成し
たころ支承面9a及び10aを有する第1及び第
2の突片9及び10を、それぞれ隣位の柱部6の
ころ支承面10a及び9aとの対向間隔をころ5
の直径よりも若干小さくして設ける。内周端部に
はその一側に傾斜面或いは円弧面に形成したころ
支承面11a並びに軸1のクラツチ傾斜面1aに
連なる凹部と係合して軸1と保持器3の相対回転
を制限する係合部11bを有する第1の突出縁1
1を、柱部6の軸方向全長に亘つて設ける。他側
の第1環状部7との結合端部付近には傾斜面或い
は円弧面に形成したころ支承面12aを有する第
2の突出縁12を、隣の柱部6の第1突出縁11
との間にころ5の直径より小さな距離を隔てて設
ける。
従つて、保持器3のポケツト部13に外径側か
らから込まれたころ5は、第11図に示すよう
に、上方に位置するものは第1及び第2の突出縁
11及び12により内径側に抜け出さないように
支承され、また、下方に位置するものは第1及び
第2の突片9及び10により外径側に抜け出さな
いように支承される。
バネ部材4は第10図に示すように断面U字形
状に折曲成形されており、その一方のバネ板4a
にころ5を円周方向に弾圧する板バネ14,14
を切り起こして形成し、また他方のバネ板4bの
端縁をL字形状に折曲して折曲片15を形成して
いる。バネ部材4は保持器3の外周面側から柱部
6に被せ、両バネ板4a及び4bで保持器3の柱
部6を円周方向から弾性挟持させ、かつ、バネ板
4bの端縁に形成した折曲片15を柱部6の内周
面に係止させる。これにより、バネ部材4は保持
器3の柱部6に確実に取り付けられる。また、バ
ネ部材4の板バネ14,14で、保持器3のポケ
ツト部13内のころ5を、隣接する柱部6の第2
の突片10及び第2の突片10及び第2の突出縁
12の各々のころ支承面10a及び12aに弾性
的に圧接させて保持するものである。なお、バネ
部材4の軸方向の位置は、第2の突片10及び第
2の突出縁12の各端面により位置決めされる。
考案の効果 この考案は、第1環状部の外径と第2環状部の
内径をほぼ等しくしたから、射出成形で作る場合
に互いに軸方向に引き離し可能な2個の型部分か
らなる成形型を使用することができる。従つて、
保持器の柱部の側面をころが外周及び内周に抜け
出さないような所望の形状に容易に成形すること
ができ、保持器を比較的簡単にしかも安価に製作
することが可能である。また、保持器の各環状部
の体積が半減することになるので、材料が少なく
てすむほか、軽量化が図れる。しかも、ころの抜
け落ち防止用の突片及び突出縁が柱部と環状部と
の結合を補強する働きをするため、軽量にもかか
わらず十分な強度を維持することができる。
また、バネ部材は保持器の外周面側から柱部に
被せて、端縁に形成した折曲片が柱部の内周面に
係止するようにしたから、保持器の柱部に確実に
取り付けることができ、容易に外れてしまうよう
なことがない。しかも、バネ部材の抜け落ち防止
に関して保持器自体には何ら特別の形状を付与し
ないので、保持器の成形の容易化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の保持器を有するワンウエイ
クラツチの一部分を切り欠いて示す全体図、第2
図はこの考案の保持器の一部平面図、第3図は第
2図のA−A線における断面図、第4図は第2図
のB−B線における断面図、第5図及び第6図は
第2図のC−C線及びD−D線における断面図、
第7図は保持器の要部の斜視図、第8図及び第9
図は第7図のE−E線及びF−F線における断面
斜視図、第10図はバネ部材を装着する前の状態
の保持器要部の斜視図、第11図はバネ部材を装
着する前の状態の保持器の縦断正面図である。 1…軸、2…外輪、3…保持器、4…バネ部
材、5…ころ、6…柱部、7…第1環状部、8…
第2環状部、9…第1の突片、10…第2の突
片、11…第1の突出縁、12…第2の突出縁、
13…ポケツト部、14,14…板バネ、15…
折曲片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円周方向に等間隔に設けた複数本の軸方向に延
    びる柱部の両端をそれぞれ第1及び第2の環状部
    と結合し、隣り合う柱部と両環状部との間にころ
    保持用ポケツトを画成し、かつ、各柱部にバネ部
    材を係止させたワンウエイクラツチ用保持器にお
    いて、第1環状部の外径と第2環状部の内径をほ
    ぼ等しくし、第2環状部と柱部との結合部付近に
    両者と一体的に、ころが保持器外径側に抜け出す
    のを防止するため柱部の保持器外径側から周方向
    両側に突出した突片を形成するとともに、柱部の
    内径側に、ころが保持器内径側に抜け出すのを防
    止するため柱部の保持器内径側から周方向両側に
    突出した突出縁を柱部と第1環状部とに一体的に
    形成し、かつ、一対のバネ板からなるU字形断面
    に折曲形成したバネ部材の、一方のバネ板を切り
    起こしてころを押圧するための板バネを設け、他
    方のバネ板の端部に折曲片を設け、バネ部材を柱
    部に半径方向外側から被せて折曲片を柱部の保持
    器内径側の面に係止させたことを特徴とするワン
    ウエイクラツチの保持器。
JP3723983U 1983-03-14 1983-03-14 ワンウエイクラツチの保持器 Granted JPS59142527U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3723983U JPS59142527U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 ワンウエイクラツチの保持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3723983U JPS59142527U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 ワンウエイクラツチの保持器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59142527U JPS59142527U (ja) 1984-09-22
JPS6323614Y2 true JPS6323614Y2 (ja) 1988-06-29

Family

ID=30167917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3723983U Granted JPS59142527U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 ワンウエイクラツチの保持器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59142527U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011202756A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Ntn Corp 一方向クラッチおよびそのリユース方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827336A (ja) * 1971-08-10 1973-04-11
JPS4840309U (ja) * 1971-09-16 1973-05-22

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827336A (ja) * 1971-08-10 1973-04-11
JPS4840309U (ja) * 1971-09-16 1973-05-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59142527U (ja) 1984-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0436270B1 (en) Bidirectional differential clutch
US5078243A (en) One-way clutch
JPH0577895B2 (ja)
US4494636A (en) One-way clutch
JPS5966033U (ja) 一方クラツチ
JP2000266085A (ja) ローラー型クラッチ機構用順応性のあるケージ
JP2009030790A (ja) 一方向クラッチ
JPS6321786Y2 (ja)
JPS6323614Y2 (ja)
JP2006207797A (ja) 一方向クラッチ
JPH0134751Y2 (ja)
JP2001116065A (ja) ローラクラッチ
US5896967A (en) One-way clutch
JPS5911211Y2 (ja) ころがり軸受用合成樹脂製保持器
JP4136266B2 (ja) 一方向クラッチ
JP2000213566A (ja) 一方向クラッチ
JPS5927539Y2 (ja) ころがり軸受の割型保持器
JPH0545860Y2 (ja)
JPS6246912Y2 (ja)
JPH0247300Y2 (ja)
JPH0353054Y2 (ja)
JPH0351533Y2 (ja)
JPH0351534Y2 (ja)
JPH034827Y2 (ja)
JPS6035799Y2 (ja) ロ−ラ型ワンウエイクラツチ