JPH0351330Y2 - - Google Patents

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JPH0351330Y2
JPH0351330Y2 JP10991585U JP10991585U JPH0351330Y2 JP H0351330 Y2 JPH0351330 Y2 JP H0351330Y2 JP 10991585 U JP10991585 U JP 10991585U JP 10991585 U JP10991585 U JP 10991585U JP H0351330 Y2 JPH0351330 Y2 JP H0351330Y2
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billet
heating furnace
heating
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stopper
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ビレツト搬送路を傾斜面に形成し、
この傾斜面上に並置された複数のビレツトを順次
間欠的に転動させて加熱搬送させることにより連
続的に加熱処理を行うビレツト加熱炉に関するも
のである。
(従来技術) 従来、上記のようなビレツト加熱炉として、例
えば特開昭59−70725号公報に記載の公知技術が
ある。
この従来技術では、上記ビレツト搬送路上にお
けるビレツトの間欠搬送に際し、当該ビレツト搬
送路上に所定間隔でビレツト係止片を出没可能に
設置する一方、当該ビレツト搬送路上の上記各ビ
レツト係止片間にビレツトの転動を阻止するスト
ツパを設け、かつ上記搬送路の下部に上下方向に
伸縮作動するシリンダを設け、このシリンダの作
動杆の先端(上端)に上記搬送路方向に延びる横
杆を取付けて、当該横杆によつて上記ビレツト係
止片の全てを同時に出没させることによつて、上
記ストツパにより係止したビレツトを上記ストツ
パを乗り越えさせて順次前方のストツパまで転動
せしめ、複数本のビレツトを同時に一括して搬送
するような構成が採用されている。
ところが、この従来技術の場合、次のような欠
点がある。
(1) ビレツト送り時間を高速化しようとすると、
ビレツト係止片がストツパに対してワークを乗
り越えさせるために下方からビレツトを押上げ
る構成であるため、係止片の突出時にビレツト
に躍りを生ぜしめ、或いはまたビレツトがさら
に前方の係止片を乗り越えてさらに搬出口方向
に転動してしまい均一な加熱を行うための最適
な転動量を正確に得ることができない。
(2) また、間欠搬送のための駆動機構が搬送路下
部にあるために、当該駆動機構の故障修理等メ
ンテナンスに著しく不便を伴う。
(考案の目的) 本考案は、上記の欠点を改善するためになされ
たもので、上記ビレツト係止用のストツパを対応
するビレツトに対して1組ずつ設け、それらを交
互に出没させることにより上記(1)の欠点を解決す
る一方、上記のようにビレツトストツパを交互に
出没させるためのカム部材を備えた摺動部材を加
熱路側方に延長させ該加熱路側方で駆動すること
により上記(2)の欠点をも解消したビレツト加熱炉
を提供することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するために、炉内
を加熱する加熱装置と、ビレツト搬入口から搬出
口方向に向けて所定の傾斜角をもつて下降する炉
床と、該炉床の上記傾斜方向に沿つて設定間隔を
保つて1組毎に並設され上記炉床上面部のビレツ
ト搬送路上にビレツト搬送動作に同期して出没作
動する複数段のビレツトストツパと、該複数段の
ビレツトストツパの各組の各々に対して対向当接
する相互に逆方向の2つの傾斜面を有し水平方向
に可逆的にスライドすることによつて上記各組の
各々のビレツトストツパを交互に出没作動させる
複数段のカム部材と、この複数段のカム部材を連
接し加熱炉側方に延びる摺動部材と、加熱炉側方
に位置し上記摺動部材を往復駆動する駆動機構と
を備えてなるものである。
(作用) 上記本考案の目的達成手段によると、 先ず搬送路上に所定間隔で複数本並置され当該
並置状態で順次間欠的に搬送される各ビレツトに
対応して交互に出没する1組のビレツトストツパ
を設け、これら1組のビレツトストツパを相互に
逆方向の2つの傾斜面を有するカム部材で交互に
出没させるようにしたので、それまで突出してい
た一方のビレツトストツパが没入動作を開始する
と同時に他方のビレツトストツパは突出動作を開
始し、上記一方の没入側ビレツトストツパが対応
するビレツトを転動させ得る位置まで没入した時
点では他方の突出側ビレツトストツパが充分にビ
レツトを係止し得る位置まで突出していることに
なる。従つて、ビレツトの転動途中において当該
ビレツトを真下から突き上げることによるビレツ
トの躍りやビレツトの過転動などの事態を確実に
防止し、均一な加熱状態を得ることができるよう
になる。
また、上記ビレツトストツパを交互に出没させ
るためのカム部材は加熱路側方に延びた摺動部材
を介して加熱路側方に設置された駆動機構により
駆動されるようになつている。従つて、該駆動機
構のメンテナンスも容易となる。
(実施例) 第1図〜第4図は、本考案の実施例に係るビレ
ツト加熱炉を示している。
先ず第3図および第4図において、符号1はビ
レツト加熱炉を示し、このビレツト加熱炉1は、
それぞれ耐火練瓦によつて構築された天井部2、
炉床部3、側壁部4a,4bとこれらによつて囲
まれた長手方向に延びる加熱用空間部5とから構
成されており、上記加熱用空間部5の一端側には
ビレツト搬入口6が、また他端側にはビレツト搬
出口7がそれぞれ設けられている。そして、上記
のように構成されたビレツト加熱炉1は、上記ビ
レツト搬入口6側からビレツト搬出口7方向に所
定の傾斜角をもつて下降した状態でフレーム8に
支持されている。
上記加熱用空間部5の上方部には、長手方向に
所定の間隔でバーナ等の加熱装置10……が設置
されている一方、下方部には上記ビレツト加熱炉
1の傾斜角に対応して傾斜したビレツト搬送路1
1が設けられている。このビレツト搬送路11
は、第1図に示すように上記ビレツト搬入口6か
ら搬出口7までに亘つて架設されたもので、たと
えば複数条のレールによつて形成され、該搬送路
11の下方(直下)にはローラ12……上を往復
動する長尺の摺動部材13が設けられ、この摺動
部材13の上部には上記搬送路上に搬入並置され
る複数本のビレツト15……の各々に対応して相
互に逆方向の2つの傾斜面(作動面)14a,1
4bを持つ山形のカム部材14……が複数段連設
されている。
一方、上記搬送路11と上記カム部材14……
との間には、さらに支承用枠部材16のスリツト
16a間に遊嵌位置決めされて上下方向に移動自
在なビレツトストツパ17a……,17b……が
設けられている。このビレツトストツパ17a…
…,17b……は、下端部に上記カム部材14…
…の2つの傾斜面14aまたは14bに当接する
転動ローラ18a,18bを有し、当該当接状態
におけるカム部材14……の矢印aまたはb方向
の動きにより上記搬送路11上に交互に出没する
ようになつており、この出没動作によつて上記搬
送路11上のビレツト15……を転動または係止
せしめる(第2図参照)。上記摺動部材13の一
端は、上記ビレツト加熱炉1の例えばビレツト搬
入口6方向側方に延び該側方部で駆動機構20に
連結されている。なお、符号19は上記ビレツト
加熱炉1の天井部2に設置された循環フアンであ
る。
次に、上記ビレツト加熱炉におけるビレツト搬
送動作について説明する。
先ず、ビレツト15は、順次上記ビレツト加熱
炉1の上記搬入口6側方に集積され、送入用のプ
ツシユ機構により一本ずつ上記搬入口6より搬送
路11上に搬入される。そして、カム部材14の
1回の往復動に対応して搬入口6よりビレツト1
5を1本ずつ搬送路11上に搬入してゆく。この
ようにして順次搬入された複数本のビレツト15
……は、やがて上記搬送路11上に上記ビレツト
ストツパ17a……または17bによつて所定間
隔で係止されて並置される。この並置状態は所定
時間維持されて当該時間内その状態での加熱が行
なわれ、該時間が経過すると、駆動機構20によ
り駆動される摺動部材13が作動してカム部材1
4を第2図aまたはb方向に移動させて上記ビレ
ツト係止状態にあるビレツトストツパ17a……
または17b……を没入させる一方、他方没入状
態にあるビレツトストツパ17b……または17
a……を突出させる。従つて、この結果、例えば
第2図に示すように図示仮想線の位置にあつたビ
レツト15は、該位置よりも下方の次段のビレツ
トストツパ17bの位置まで転動(180°)し上下
面を逆にした状態でさらに所定時間継続して加熱
されることになる。以後この動作が最終段まで所
定時間間隔で繰り返され、最終的に搬送路11終
端のV形溝22の部分に係止されて停止する。そ
して、上記搬送動作に際し、それまで突出してい
た一方のビレツトストツパ17aまたは17bが
没入動作を開始すると同時に他方のビレツトスト
ツパ17bまたは17aは突出動作を開始し、上
記一方の没入側ビレツトストツパ17aまたは1
7bが対応するビレツト15を転動させ得る位置
まで没入した時点では他方の突出側ビレツトスト
ツパ17bまたは17aが充分にビレツト15を
係止し得る位置まで突出していることになる。従
つて、ビレツト15の転動途中において当該ビレ
ツト15を真下から突き上げることによるビレツ
ト15の躍りやビレツト15の過転動などの事態
を確実に防止し、均一な加熱状態を得ることがで
きるようになる。
なお、上記V形溝22の部分に係止されたビレ
ツト15は、第4図に示すような爪21aを有す
るチエーン21によつて引掛けられて搬出口7よ
り搬出される。
(考案の効果) 本考案のビレツト加熱炉は、以上に述べたよう
に、炉内を加熱する加熱装置と、ビレツト搬入口
から搬出口方向に向けて所定の傾斜角をもつて下
降する炉床と、該炉床の上記傾斜方向に沿つて設
定間隔を保つて1組毎に並設され上記炉床上面部
のビレツト搬送路上にビレツト搬送動作に同期し
て出没作動する複数段のビレツトストツパと、該
複数段のビレツトストツパの各組の各々に対して
対向当接する相互に逆方向の2つの傾斜面を有し
水平方向に可逆的にスライドすることによつて上
記各組の各々のビレツトストツパを交互に出没作
動させる複数段のカム部材と、この複数段のカム
部材を連接し加熱炉側方に延びる摺動部材と、加
熱炉側方に位置し上記摺動部材を往復駆動する駆
動機構とを備えてなるものである。
従つて、本考案によると、先ず搬送路上に所定
間隔で複数本並置され当該並置状態で順次間欠的
に搬送される各ビレツトに対応して交互に出没す
る1組のビレツトストツパを設け、これら1組の
ビレツトストツパを相互に逆方向の2つの傾斜面
を有するカム部材で交互に出没させるようにした
ので、それまで突出していた一方のビレツトスト
ツパが没入動作を開始すると同時に他方のビレツ
トストツパは突出動作を開始し、上記一方の没入
側ビレツトストツパが対応するビレツトを転動さ
せ得る位置まで没入した時点では他方の突出側ビ
レツトストツパが充分にビレツトを係止し得る位
置まで突出していることになる。従つて、ビレツ
トの転動途中において当該ビレツトを真下から突
き上げることによるビレツトの躍りやビレツトの
過転動などの事態を確実に防止し、均一な加熱状
態を得ることができるようになる。
また、上記ビレツトストツパを交互に出没させ
るためのカム部材は加熱路側方に延びた摺動部材
を介して加熱路側方に設置された駆動機構により
駆動されるようになつている。従つて、該駆動機
構のメンテナンスも容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るビレツト加熱
炉の搬送路部分の拡大斜視図、第2図は、同搬送
路部におけるビレツトストツパの動作を説明する
動作状態図、第3図は、上記ビレツト加熱炉の中
央縦断面図、第4図は、同ビレツト加熱炉の平面
図である。 1……ビレツト加熱炉、3……炉床、5……加
熱用空間部、6……搬入口、7……搬出口、10
……加熱装置、11……搬送路、13……摺動部
材、14……カム部材、15……ビレツト、17
a,17b……ビレツトストツパ、20……駆動
機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉内を加熱する加熱装置と、ビレツト搬入口か
    ら搬出口方向に向けて所定の傾斜角をもつて下降
    する炉床と、該炉床の上記傾斜方向に沿つて設定
    間隔を保つて1組毎に並設され上記炉床上面部の
    ビレツト搬送路上にビレツト搬送動作に同期して
    出没作動する複数段のビレツトストツパと、該複
    数段のビレツトストツパの各組の各々に対して対
    向当接する相互に逆方向の2つの傾斜面を有し水
    平方向に可逆的にスライドすることによつて上記
    各組の各々のビレツトストツパを交互に出没作動
    させる複数段のカム部材と、この複数段のカム部
    材を連接し加熱炉側方に延びる摺動部材と、加熱
    炉側方に位置し上記摺動部材を往復駆動する駆動
    機構とを備えてなるビレツト加熱炉。
JP10991585U 1985-07-17 1985-07-17 Expired JPH0351330Y2 (ja)

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JP10991585U JPH0351330Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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JP10991585U JPH0351330Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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JPS6221061U JPS6221061U (ja) 1987-02-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1718118B1 (en) * 2004-02-20 2009-04-15 Neturen Co., Ltd. Method and device for induction heating and hardening apparatus

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JPS6221061U (ja) 1987-02-07

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