JP3248644B2 - 焼成台車 - Google Patents

焼成台車

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JP3248644B2
JP3248644B2 JP20400993A JP20400993A JP3248644B2 JP 3248644 B2 JP3248644 B2 JP 3248644B2 JP 20400993 A JP20400993 A JP 20400993A JP 20400993 A JP20400993 A JP 20400993A JP 3248644 B2 JP3248644 B2 JP 3248644B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル状の焼成炉内
を、複数台が進行方向に連なった状態で移動される焼成
台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばセラミック製品焼成用
のトンネル炉にあっては、図5に示すように、複数台の
焼成台車1を、進行方向(矢印A方向)に連なった状態
で炉内を移動させることにより、前記焼成台車1上に載
置した被焼成品2を焼成するようにしている。この場
合、トンネル炉の入口部には、プッシャーと称される図
示しない駆動装置が設けられ、このプッシャーにより最
後尾の焼成台車1の中心部が押されることにより、各焼
成台車1の前端縁部に設けられた接触プレート3が、夫
々前の焼成台車1の後端縁部に接触して押圧力を順次伝
達するようになっている。
【0003】ここで、従来の焼成台車1は、図6にも示
すように、下面側に車輪4を有する金属製のカーフレー
ム5の上面側に、耐火物製のカートップ部6を有して構
成されている。前記接触プレート3は、10cm角程度の
大きさの金属板からなり、カーフレーム5の前端縁部の
中心に設けられている。そして、図6に示すように、カ
ーフレーム5には、前後両縁部の中心部下面側に位置し
て、いわゆるチャンネル鋼を短尺に切断してなる第1の
アタッチ7が設けられている。さらに、その第1のアタ
ッチ7の左右のカーフレーム5の端縁部から若干内側に
控えた位置に、やはりチャンネル鋼を短尺に切断した第
2のアタッチ8が設けられている。
【0004】これにて、トンネル炉の出入口部分のトラ
バーサにおいては、トラバーサ上に設けられたチェーン
プラと称される駆動装置が前記第1のアタッチ7に連結
され、その第1のアタッチ7が押されるあるいは引張ら
れることにより、焼成台車1が移動するようになってい
る。また、炉外の作業ラインやサブドライアー内におい
ては、床面上に設けられたチェーンプラやワイアープラ
と称される駆動装置により、焼成台車1を連なって移動
させるようにしているが、各場所により互いの干渉を避
けるために、これらの駆動装置は、前記第1のアタッチ
7とはずれた位置に設けられた第2のアタッチ8に連結
されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
焼成台車1は、炉外の作業ラインやサブドライアー内に
おいては、第2のアタッチ8に連結された駆動装置によ
って移動されるのであるが、このとき、図7に矢印Fで
示すように、駆動装置の力点と、接触プレート3により
前の焼成台車1を押圧する作用点(中心線L)とが同軸
線上にないため、焼成台車1に矢印B方向の回転モーメ
ントが作用して斜め押しになることがあった。
【0006】このため、車輪4がいわゆる片減りを起こ
したり、焼成台車1が進行方向に対して斜めになったま
ま炉内に入ることになって台車1と炉壁との間、また、
台車1同士間の熱シール性が低下して焼損が起こったり
する不具合を招くことになる。また、近年では、被焼成
品2の積み降ろし作業の自動化が図られてきているが、
焼成台車1が斜めになることにより位置出しができなく
なって積み降ろし作業に支障を来すといった不具合が生
ずる。
【0007】従って、本発明の目的は、複数台が進行方
向に連なった状態で移動されるものにあって、斜め押し
となることを防止することができる焼成台車を提供する
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の焼成台車は、カ
ーフレームに該カーフレームの前後の端辺部の中心に位
置して下方に突出して設けられた駆動装置連結用の第1
のアタッチと、前記カーフレームに前記第1のアタッチ
の左右に位置して下方に突出して設けられた駆動装置連
結用の第2のアタッチと、前記カーフレームの前後の端
縁部の中心部分に前記第2のアタッチの設置幅とほぼ等
しい幅寸法にて設けられ移動時に他の焼成台車の端縁部
に接触する接触プレートとを具備するころに特徴を有す
るものである。
【0009】
【作用】上記手段によれば、接触プレートの幅寸法が第
2のアタッチの設置幅とほぼ等しくなっているため、焼
成台車が連なって移動するときに、幅広い部分で他の焼
成台車に接触するようになる。この場合、第2のアタッ
チが中心から左右にずれて設けられている事情により、
駆動装置の力点が中心線から左右にずれることになって
も、駆動装置からの移動力が、接触プレートの幅広い接
触部分で受けられるようになるから、回転モーメントが
作用することを防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1乃至
図4を参照して説明する。図1及び図2は本実施例に係
る焼成台車11の全体構成を示しており、この焼成台車
11は、下面側に移動用の車輪12を有するカーフレー
ム13の上部に、耐火物製のカートップ部14を有して
構成されている。
【0011】この場合、前記カートップ部14上には、
耐火物製の複数本の支柱15が立設状態に設けられ、そ
れら支柱15の上端同士間に複数枚の耐火物製の棚板1
6が掛渡され、その棚板16の上部に、H形匣鉢17が
多数個積重ねられることにより、カートップ部14上に
被焼成品18が載置されるようになっている。
【0012】そして、このように被焼成品18を載置し
た焼成台車11は、図示しないトンネル状の焼成炉内
を、図2に示すように、複数台が進行方向(矢印A方
向)に連なった状態で移動されるようになっている。こ
のとき、トンネル炉の入口部には、プッシャーと称され
る図示しない駆動装置が設けられ、このプッシャーによ
り最後尾の焼成台車11の中心部が押されることによ
り、カーフレーム13の前端縁部に設けられた詳しくは
後述する接触プレート19が、前に位置する他の焼成台
車11のカーフレーム13の後端縁部に接触して押圧力
が順次伝達されるようになっている。
【0013】尚、図示はしないが、前記トンネル炉外に
おいては、前記被焼成品18の積み降ろし等を行うため
の作業ラインやサブドライアー等が設けられ、これら作
業ラインにおいても、焼成台車11は複数台が連なった
状態で移動されるようになっている。また、トンネル炉
の出入口と作業ラインとの間などには焼成台車11を移
動させるためのトラバーサが設けられている。炉外の作
業ラインやサブドライアー内においては、チェーンプラ
やワイアープラと称される駆動装置が床面上に設けら
れ、前記トラバーサ上には、チェーンプラと称される駆
動装置が設けられている。
【0014】次に、前記カーフレーム13の構成につい
て、図3及び図4も参照して述べる。このカーフレーム
13は、例えばいわゆるチャンネル鋼等を組合わせて全
体として矩形状に構成され、その下面には、左右部位の
前後部位に夫々位置して計4個の車輪支持部20が設け
られている。これら各車輪支持部20に前記車輪12が
回転自在に支持されている。
【0015】一方、カーフレーム13の上面部には、周
囲四辺部を取囲むようにサイドブロック受け部21が設
けられると共に、その内部に前記支柱15を支持するた
めの支柱支持部22が設けられている。この支柱支持部
22は、カーフレーム13の左右に掛渡される一対のい
わゆるアングル鋼23間に、複数個の角筒状の保持筒2
4を設けたものを、複数組備えて構成されている。詳し
く図示はしないが、前記カートップ部14は、前記サイ
ドブロック受け部21に支持された耐火物製のサイドブ
ロックと、前記支柱支持部22(保持筒24)に支持さ
れた支柱15の下部との間に、セラミックファイバーバ
ルクやセラミックボード等を設けて構成されている。
【0016】そして、図4にも示すように、カーフレー
ム13の下面部には、チャンネル鋼からなる補強筋25
が、焼成台車11の中心線に沿って、前後に掛渡される
ようにして設けられている。この補強筋25の前後両端
部の下面部には、駆動装置連結用の第1のアタッチ2
6,26が設けられている。この場合、この第1のアタ
ッチ26,26は、いわゆるチャンネル鋼を短尺に切断
してなるものである。
【0017】さらに、カーフレーム13の下面部には、
前記補強筋25の左右に位置して、やはりチャンネル鋼
からなる補強筋27,27が設けられている。この補強
筋27は、図3で右側部位にあっては前方側(図3で上
方)のみに、左側部位にあっては後方側のみに位置し
て、前後方向に延びて設けられている。そして、これら
補強筋27,27の下面部には、駆動装置連結用の第2
のアタッチ28,28が設けられている。これら第2の
アタッチ28,28も、いわゆるチャンネル鋼を短尺に
切断してなり、前記第1のアタッチ26,26から左右
にずれると共に、カーフレーム13の端縁部から若干内
側に控えた位置に設けられている。
【0018】さて、前記接触プレート19は、例えば鋼
板材からなり、図1にも示すように、この場合カーフレ
ーム13の前端縁部の中心部分に設けられている。そし
て、この接触プレート19は、前記2個の第2のアタッ
チ28,28の設置幅とほぼ等しい幅寸法(例えば90
0mm)に構成されている。
【0019】上記構成において、上述のようにトンネル
炉の入口部に設けられたプッシャーの駆動により、最後
尾の焼成台車11の中心部が押され、その押圧力が接触
プレート19を介して順次伝達され、複数台の焼成台車
11が連なってトンネル炉内を移動する。また、トンネ
ル炉の出入口部分のトラバーサにおいては、トラバーサ
上に設けられたチェーンプラが前記第1のアタッチ26
のどちらかに連結され、その第1のアタッチ26が押さ
れるあるいは引張られることにより、焼成台車11が移
動するようになっている。
【0020】そして、炉外の作業ラインやサブドライア
ー内においては、例えばチェーンプラが第2のアタッチ
28のどちらかに連結され、チェーンプラが第2のアタ
ッチ28を押圧することにより、やはり複数台の焼成台
車11が連なって移動するようになっている。
【0021】而して、このとき、第2のアタッチ28が
中心から左右にずれて設けられているため、チェーンプ
ラの力点が焼成台車11の中心線から左右にずれること
になる。ところが、本実施例では、接触プレート19の
幅寸法が第2のアタッチ28の設置幅とほぼ等しくなっ
ているため、焼成台車11が連なって移動する際に、幅
広い部分で他の焼成台車11に接触するようになる。こ
の場合、チェーンプラによる移動力が、接触プレート1
9の幅広い接触部分で受けられるようになるから、焼成
台車11に回転モーメントが作用することがなくなる。
従って、焼成台車11が斜め押しとなることがなく、真
直ぐな状態で、スムーズな移動が行われるようになるの
である。
【0022】このように本実施例によれば、接触プレー
ト19の幅寸法を第2のアタッチ28の設置幅とほぼ等
しくしたので、第2のアタッチ28が中心から左右にず
れて設けられている事情により、チェーンプラの力点が
焼成台車11の中心線から左右にずれることになって
も、焼成台車11が斜め押しとなることがなく、真直ぐ
な状態でスムーズな移動が行われるようになる。
【0023】この結果、従来のものと異なり、車輪12
がいわゆる片減りを起こすことがなく、また、焼成台車
11と炉壁との間や、焼成台車11同士間の熱シール性
を良好に保つことができて焼損の発生を未然に防止する
ことができる。さらには、被焼成品18(H形匣鉢1
7)の積み降ろし作業を自動により行う際にも、焼成台
車11が斜めになることを防止することができ、確実に
積み降ろし作業を行うことができるものである。
【0024】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば接触プレートをカーフレームの後端縁
部側に設けたり前後両側に設けるようにしても良く、ま
た、第1,第2のアタッチの形状や設ける位置などは種
々の変形が可能であるなど、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得るものである。
【0025】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の焼成台車によれば、複数台が進行方向に連なった状態
で移動されるものにあって、移動時に他の焼成台車の端
縁部に接触する接触プレートを、カーフレームの前後の
端縁部の中心部分に第2のアタッチの設置幅とほぼ等し
い幅寸法にて設けるようにしたので、斜め押しとなるこ
とを防止することができ、ひいては、焼成台車が斜めと
なることに伴う不具合を未然に防止することができると
いう優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、焼成台車の正
面図
【図2】焼成台車の移動時の様子を示す側面図
【図3】カーフレームの上面図
【図4】カーフレームの正面図
【図5】従来例を示す図2相当図
【図6】図1相当図
【図7】焼成台車が斜め押しとなる様子を示す概略的上
面図
【符号の説明】
図面中、11は焼成台車、12は車輪、13はカーフレ
ーム、14はカートップ部、18は被焼成品、19は接
触プレート、25,27は補強筋、26は第1のアタッ
チ、28は第2のアタッチを示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーフレームの下部に移動用の車輪を有
    すると共に、前記カーフレームの上部に被焼成品が載置
    される耐火物製のカートップ部を有して構成され、トン
    ネル状の焼成炉内を、複数台が進行方向に連なった状態
    で移動されるものにおいて、 前記カーフレームに、該カーフレームの前後の端辺部の
    中心に位置して下方に突出して設けられた駆動装置連結
    用の第1のアタッチと、 前記カーフレームに、前記第1のアタッチの左右に位置
    して下方に突出して設けられた駆動装置連結用の第2の
    アタッチと、 前記カーフレームの前後の端縁部の中心部分に、前記第
    2のアタッチの設置幅とほぼ等しい幅寸法にて設けら
    れ、移動時に他の焼成台車の端縁部に接触する接触プレ
    ートとを具備することを特徴とする焼成台車。
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