JPH0351312A - 白度の向上した蓄熱保温性繊維 - Google Patents

白度の向上した蓄熱保温性繊維

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JPH0351312A
JPH0351312A JP18340389A JP18340389A JPH0351312A JP H0351312 A JPH0351312 A JP H0351312A JP 18340389 A JP18340389 A JP 18340389A JP 18340389 A JP18340389 A JP 18340389A JP H0351312 A JPH0351312 A JP H0351312A
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JP
Japan
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fine particles
fiber
heat
core
thermoplastic polymer
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Application number
JP18340389A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Sugimoto
哲也 杉本
Takao Arakawa
荒川 隆雄
Kaoru Adachi
薫 足立
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、白度の向上した炭化ジルコニウム微粒子等を
含有する蓄熱保温性繊維に関するものである。
(従来の技術) 近年、炭化ジルコニウム微粒子等を配合した蓄熱保温性
繊維が開発され(E P 302141Δ)、実用化さ
れている。しかし、この繊維は着色しており。
白度の要求される用途や染色して使用する用途には使用
しがたいという問題があった。
従来1着色改質剤を配合した改質合成繊維の白度を向上
させる方法は種々提案されており9例えば1着色改質剤
を芯部に配合した複合繊維としたり、酸化チタン等の白
色顔料を多量に併用する方法等があるが、これらの方法
を炭化ジルコニウム微粒子を含有した蓄熱保温性繊維の
製造に適用しても蓄熱保温性を低下させることなく白度
を十分向上させることは困難であった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、炭化ジルコニウム微粒子を含有する蓄熱保温
性繊維において、蓄熱保温性を低下させることなく白度
を向上させることを技術的課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するものであり。
鞘部が繊維形成性の良好な熱可塑性重合体からなり、芯
部が炭化ジルコニウム微粒子及び酸化錫と酸化アンチモ
ンで表面被覆した酸化チタン (以下単に被覆酸化チタ
ンという)1jl!粒子を含有する熱可塑性重合体から
なる白度の向上した蓄熱保温性繊維を要旨とするもので
ある。
本発明において繊維を構成する熱可塑性重合体としては
、ナイロン6、ナイロン11.ナイロン12゜ナイロン
46.ナイロン66、ナイロン610等及びこれらを主
成分とするポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート等及びこれらを主成分とす
るポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等及び
これらを主成分とするポリオレフィン等が挙げられる。
鞘成分と芯成分の重合体は、同種のものでも異種のもの
でもよく、鞘成分の重合体は繊維形成性の良好なもので
なければならないが、芯成分の重合体は繊維形成性の乏
しいものでも差し支えない。
なお、鞘成分と芯成分とで相溶性の乏しい重合体を使用
し1界面で剥離を起こさせると白度が一層向上する。
本発明においては、複合繊維の芯部に炭化ジルコニウム
微粒子と被覆酸化チタン微粒子とを含有させる。
炭化ジルコニウム微粒子は、これを繊維の表面部に含有
させると、繊維を著しく着色させるばかりでなく、製糸
装置を摩耗するという問題があるため、繊維の芯部に含
有させることが必要である。
炭化ジルコニウム微粒子と共に被覆酸化チタン微粒子を
含有させると、炭化ジルコニウム微粒子の量を減じても
蓄熱保温性があまり低下せず、白度の向上した繊維を得
ることができるのである。
被覆酸化チタン微粒子としては9例えば特公昭60−2
1553号公報に開示されているような白色導電性微粒
子として知られているものを使用することができる。
微粒子の粒径は0.1〜3μm、!#!維に対する炭化
ジルコニウム微粒子と被覆酸化チタン微粒子の配合量は
1〜20重量%が適当であり、良好な蓄熱保温性を維持
し、かつ白度の向上した繊維を得るためには、芯成分の
炭化ジルコニウ微粒子の含有量が全微粒子の20〜80
重量%となるようにすることが好ましい。
複合繊維における芯部と鞘部との割合は、断面積比で1
/10〜2/1が適当である。鞘部の割合があまり小さ
いと芯部の着色を隠蔽する作用が乏しくなるとともに、
繊維の物性が低下して好ましくない。一方、芯部の割合
があまり小さいと十分な蓄熱保温性の繊維とならない。
繊維の断面形状は1円形に限定されるものではなく、用
途に応じてトリローバル、ヘキサローバル等の多葉状や
扁平状等の異形断面とすることができる。また、芯部の
数を複数にした。いわゆる海鳥型繊維としてもよい。
本発明の繊維は、芯鞘型複合繊維製造の常法に従って製
造することができる。
そして1本発明の繊維を生産性良く製造するには、高速
溶融紡糸法を採用することが望ましく。
特に白度の高い繊維とするには延伸を加えることが効果
的であり1例えば、 3000m 7分以上の高速で溶
融紡糸し、得られた未延伸糸を融点よりも10℃以上低
い温度で1.1倍以上の延伸倍率で延伸する方法が好ま
しく採用される。 (延伸すると1重合体と微粒子との
界面で剥離が生じて微粒子を核とする繊維軸方向に配向
した空隙が形成され、白度が一層向上するものと認めら
れる。)(作 用) 本発明の方法で得られる繊維は、炭化ジルコニウム微粒
子が芯部に配合されているので、炭化ジルコニウム微粒
子の着色が鞘成分で隠蔽されるとともに、被覆酸化チタ
ン微粒子が併用されているため白度が良好となる。
また、鞘部は通常の重合体で構成されているので、繊維
の物性や風合が損なわれない。
なお、被覆酸化チタン微粒子を併用することにより炭化
ジルコニウム微粒子の量を減じても蓄熱保温性があまり
低下しない理由は不明であるが。
通常の酸化チタン顔料を併用すると蓄熱保温性が低下し
てしまい、被覆酸化チタン微粒子のみを含有させても蓄
熱保温性の繊維が得られないことからして9本発明によ
り前述のような作用効果が奏されることは驚くべきこと
である。
(実施例) 次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、蓄熱保温性及び白皮の評価は2次のようにして行
った。
蓄熱保温性 試料の糸条を経、緯糸として用い、経密度116本/2
.54cm、緯密度78本/2.54cmの平織物を製
織し、20℃、60%RHの恒温室内において、織物に
1.5mの距離から写真用500W白色電球の光を照射
し、照射開始約3分後に織物の反対側の表面温度を日本
電子■製赤外線センサー:サーモビュ了によって測定し
た。
白  度 試料の糸条を20ゲージの靴下編み機により筒編地とし
、3重に重ねて、@日立製作新製228A型積分球分光
光度計を用いて白皮(L”値)を測定した。
実施例1 ナイロン6ベレット80重量部と平均粒径0.7μmの
炭化ジルコニウム微粒子(ZrC) 20重量部とを均
一に溶融混合してマスターペレッ)Aを得た。
また、ナイロン6ベレット35重量部と平均粒径0.2
μmの被覆酸化チタン微粒子二三菱金属社製白色導電性
微粒子W 1 (cTiO□)65重量部とを均一に溶
融混合してマスターペレッ)Bを得た。
マスターベレットA、 Bとナイロン6ベレットとを種
々の割合で微粒子の含有量が4.5重量%となるように
混合したものを芯成分とし1通常の酸化チタン顔料を0
.25%含有したセミダルナイロン6ベレットを鞘成分
として、それぞれ別々のエクストルーダーに供給して2
60℃で溶融し、複合紡糸口金装置に導入して、芯鞘断
面積比1/2の同心円型複合繊維を紡糸し、 4000
m /分の速度で巻き取り、 70d/24fの糸条を
得た。
得られた糸条の蓄熱保温性及び白皮(L”値)を第1表
に示す。
第 表 N(L 1及びNα5は比較例であり、No、6(参考
例)はセミダルナイロン6糸条を示すものである。
実施例2 実施例1のNo、 3において、紡糸時の吐出量を調整
し、得られた糸条を第2表に示した延伸倍率で延伸して
70d/ 24fの糸条を得た。
得られた糸条の蓄熱保温性及び白皮(L”値)を第2表
に示す。
第 表 (発明の効果) 本発明によれば、炭化ジルコニウム微粒子を含有する蓄
熱保温性繊維において、蓄熱保温性を低下させることな
く白皮を向上させた繊維を得ることが可能となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鞘部が繊維形成性の良好な熱可塑性重合体からな
    り、芯部が炭化ジルコニウム微粒子及び酸化錫と酸化ア
    ンチモンで表面被覆した酸化チタン微粒子を含有する熱
    可塑性重合体からなる白度の向上した蓄熱保温性繊維。
  2. (2)芯部の炭化ジルコニウ微粒子含有量が全微粒子の
    20〜80重量%である請求項1記載の蓄熱保温性繊維
  3. (3)芯部の微粒子が粒径0.1〜3μm、微粒子の含
    有量が繊維の1〜20重量%、芯部と鞘部との断面積比
    が1/10〜2/1である請求項1又は請求項2記載の
    蓄熱保温性繊維。
JP18340389A 1989-07-14 1989-07-14 白度の向上した蓄熱保温性繊維 Pending JPH0351312A (ja)

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