JPH035102B2 - - Google Patents

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JPH035102B2
JPH035102B2 JP1217654A JP21765489A JPH035102B2 JP H035102 B2 JPH035102 B2 JP H035102B2 JP 1217654 A JP1217654 A JP 1217654A JP 21765489 A JP21765489 A JP 21765489A JP H035102 B2 JPH035102 B2 JP H035102B2
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communication
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bus
communication device
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Furiirinku Hendoritsuku
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
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Publication of JPH035102B2 publication Critical patent/JPH035102B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4204Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus
    • G06F13/4208Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being a system bus, e.g. VME bus, Futurebus, Multibus
    • G06F13/4213Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being a system bus, e.g. VME bus, Futurebus, Multibus with asynchronous protocol
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/368Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with decentralised access control
    • G06F13/374Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with decentralised access control using a self-select method with individual priority code comparator
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/407Bus networks with decentralised control
    • H04L12/413Bus networks with decentralised control with random access, e.g. carrier-sense multiple-access with collision detection [CSMA-CD]

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1個又は複数個のデータ発信機と1個
又は複数個のデータ受信機とを少なくとも1個の
論理レベル(0又は1)を転送するのに適した少
なくとも1個の転送媒体から成る通信装置に接続
した通信装置に関するものである。
このような多局発信・受信機システム、殊にデ
ータ発信機と受信機が少なくとも一部マイクロプ
ロセサのような信号処理装置から成るシステムは
知られている。所謂チツプ上に回路要素を一層集
積化した形態をしているマイクロ−エレクトロニ
クスが利用し易くなつてきたためコストをきりつ
めなければならない分野、例えばビデオ装置、オ
ーデイオ装置等のような消費装置の分野でマイク
ロエレクトロニクスが利用される時代がきてい
る。回路網(例えば、ビデオ回路網又はオーデイ
オ回路網)内で別々の装置間に協動関係を得る必
要があつたり又は、得たい時、種々の部分間にコ
ミユニケーシヨンが必要となる。この場合これら
の装置なり部分なりのいくつかの装置即ち部分が
データ発信機又はデータ受信機として働らき、中
にはこの両機能を併有するものもある。いくつか
のデータ発信機及び受信機を具えるシステムでは
相互間のコミユニケーシヨンをまかなうため所謂
通信バスを用いることが知られている(これにつ
いては「ユーロマイクロ ニユース レター」、
1976年10月、第2巻、第4号、第5頁にのつてい
るカサグリアの論文その他を参照されたい)。而
して今迄は通信バスは十分な容量を有していた。
即ち、通信バスは何本かのラインを有し、コミユ
ニケーシヨンの円滑な実施を保証していた。4ラ
インバスや8ラインバスを具備するシステムは広
く知られている。而して発信機と受信機との間の
コミユニケーシヨンの同期の問題に最もダイレク
トにアプローチするには4本のラインを必要と
し、少なくとも1本をデータラインとし、3本を
初期接続ラインとするものである。この解決法
(例えばフオールジヨイント コンピユータ コ
ンフアレンスの論文集(1972年)の第719〜740頁
参照)によれば、モジユールが互の処理速度を知
る必要なくしてモジユール間でコミユニケーシヨ
ン(通信)を交わすことができる。しかし、この
種の通信バスはあまりにも複雑でコストをきりつ
めねばならない分野で使用するには高価すぎるこ
とが多い。そこで通信バス、従つて通信バスを使
つて実行される通信ができるだけ簡単で且つ安価
である解決策が求められてきた。この点で転送ラ
インの数が最少のバスが適しているる。ここで最
少とは少なくとも1個の論理レベル(0又は1)
を転送するのに適している少なくとも1個の転送
媒体を意味する。而してこの転送媒体は実際には
同軸ケーブル、より二線式伝送線路、無線回路又
は光フアイバ線路とすることができる。後の二つ
の場合は、例えば少なくとも論理レベル0又は1
で搬送波又は赤外線若しくは可視光ビームを変調
して通信を行なう。前述したタイプの多局発信・
受信機データ処理システムは
「EUROMICRO1976」として知られている論文
集の第299〜303頁にのつているアール・ソンマー
(R.Sommer)の「コーバス、ア フアームウエ
ア コントロールド データ トランスミツシヨ
ン システム」(Cobas、a firmware
Controlled data transmission system)で公表
されている。コーバスは同軸バスの代りになるも
ので、これを使えばマイクロプロセサを具える多
数の局間で通信を行なうことができる。しかしこ
のシステムは低コストという要求を満足すること
ができない。また各プロセスでのタイミングにつ
いての要求も可成りきびしいものである。即ち円
滑に通信を実行するためには一方のプロセサが他
方のプロセサのビツト周期を知つていなければな
らない。而してこれは各プロセサに高価な水晶発
振器を設けるか若しくはシステムに中央クロツク
手段を設けるか又は組立後タイミング回路を微調
整する(これは高価につき信頼性も悪い)必要が
あることを意味する。
廉価で信頼性の高い解決策はまた簡単な解決策
でもある。その理由はこの種のシステムでは(例
えば消費者の手許で)動作させられる時特別な微
調整その他の適合手段を必要としないからであ
る。これは後刻新規にデータ発信機及び/又は受
信機をつけ加えることがそのシステムの特徴であ
るという場合にも一層よくあてはまる。
本発明の目的は上述した低コストで信頼性が高
く簡単でしかも後刻拡張できるという要求を満足
する解決策を提供するにある。
この目的を達するため本発明はデータ発信機ま
たはデータ受信機の少なくとももいずれか一方を
有し、かつ接続されるべき通信バス上での情報伝
送に関する動作に能動的に参加する通信装置にお
いて、前記通信バスが当該通信装置を行うべき通
信に関する動作に対して準備完了状態であるか否
かを第1の時間間隔に基づいて判定する第1の検
出手段と、前記通信バスが上記動作に関連する動
作に対して準備完了状態であるか否かを前記第1
の時間間隔より長い第2の時間間隔に基づいて判
定する第2の検出手段と、少なくとも1つの制御
入力端および少なくとも1つの制御出力端と、前
記第2の検出手段により前記第2の時間間隔が経
過したことが検出された後に、前記制御出力端を
介して、前記通信バス上の「準備完了」を示す論
理レベルを「使用中」を示す論理レベルに切り換
える切り換え手段と、前記制御入力端子を介して
前記通信バス上の「使用中」を示す論理レベルが
受信され、かつ前記第1の検出手段により少なく
とも前記第1の時間間隔が経過したと判定されて
いる場合に、前記制御出力端を介して「使用中」
を示す論理レベルを前記通信バスに供給する供給
手段と、を具備していることを特徴とする。
このような本発明によれば通信装置内に存在す
るクロツク信号発生器間に十分大きな公差の差異
を許すことができる。これらの公差は計算にいれ
られる。即ち公差が大きくなればなるほど第2の
時間間隔公差因子(R)に対する依存性があるた
め長くなる。これは通信速度が落ちることを意味
するが、課せられた要求に悪影響を与えない。注
意すべきことはこれらの通信装置、殊に消費者通
信装置では何本かのライン(例えば4又は8等)
を具える通信バスの使用が禁止されていない一層
専門家向きのシステムにおける程通信速度が重要
でないことである。
多局発信・受信データ処理装置では原理的に2
種類の発信・受信機、即ち能動的なユニツト
(active unit)と受動的なユニツト(passive
unit)が含まれ得る。この意味は次の通りであ
る。
−能動的なユニツトは独立して通信に関する動作
に積極的に関与するものを云う。以後この範疇
のユニツトを「モジユール」とも称することが
ある。このような発信・受信機は通信装置のマ
スタとすることができる。またこれらの能動的
な発信・受信機は選択により受動的なユニツト
となることもあるし、更には他の能動的な発
信・受信機の方が優先順位が高いため受動的な
ユニツトにならざるを得ないこともある。後者
の場合これらの発信・受信機はシステム内でス
レーブとして働らくことがある。
−受動的なユニツトは通信接続を得るために独立
してイニシアテイブをとることができないもの
を云う。それ故この種類の発信・受信機は通信
装置内でスレーブとなるしかない。
(上述したところと同様に)以下の説明でも
「能動的なユニツト」(active participant)と云
われる場合は所定の瞬時に於て通信(コミユニケ
ーシヨン)に関する動作に実際に参加する能動的
なデータ発信機及び/又は受信機を意味する。
(なお、これは存在する全ての能動的なデータ発
信・受信機である必要はない。その理由は、何時
でも全部が参加を希望しているという訳ではない
からである。)ここでも注意すべきことは明らか
にデータ発信機となつたりその逆になつたりする
ことかあり得ることである。本発明は能動的なユ
ニツトはどれも実際に通信に関する動作に参加す
る機会を与えなければならないという事実を認識
した上でなされたものである。クロツクの公差に
差異があるということがクロツクが遅すぎる能動
的なユニツトは参加できないということの原因で
はない(その理由は、このようなユニツトは通信
に関する動作に参加できるよう十分迅速に応答す
る訳ではないからである)。この目的を達成する
ため全ての能動的なユニツトが実際に参加できる
ようにする前記の第1の時間間隔と第2の時間間
隔(例えば、TAi及びTBi)を導入することにより
所謂「インダクシヨン機構」(indiction
mechanism)を導入する。これは以下のように
説明することができる。今何個かのモジユールが
バスを使用したがつていると仮定する。これらの
モジユールがバスを使用するにはバスの「準備が
完了」する迄十分長い時間待たねばならない。ま
た第1のモジユールルの局部クロツク信号発生器
が第2のモジユールの局部クロツク信号発生器よ
りも高速であると仮定する。こうすると(TSi
後)第1のモジユールの方が第2のモジユールよ
りも早くバスが空きである(これは準備完了を意
味する)ことを知る。このため第1のモジユール
がバスを使用(バスを「占有」)し始める。この
時インダクシヨン機構により第2のモジユール
(これはこの間に瞬時TA2を検出してある)も他
のモジユール(第1のモジユール)がバスの使用
を開始したことを検出した後これらに応答してバ
スの使用を開始する。
データ発信機及びデータ受信機の応答時間とい
う用語はこのようなモジユールがデータビツトに
応答するのに必要な時間に関するものである。平
たく云えば応答時間は上述したようなモジユール
Mi毎の因子Vi>1とクロツク信号持続時間との
積である。
また以上の発明で既に何回も「通信に関する動
作」という用語を用いたが、一つの通信(コミユ
ニケーシヨン)は実行すべき何個かの動作から構
成されるものである。このような動作には下記の
ものがある。
何個かの能動的なユニツトが通信接続を樹立す
るために(「開始」)の要求を出すこと −優先順位及び/又はアドレス データに基づい
て通信接続を要求している何個かの能動的なユ
ニツトから一つを選択する手続(マスタ選択)
を実行すること −このマスタによりこの通信でスレーブとなる発
信・受信機との接続を樹立すること(所謂「オ
ープン−スレーブ」段階)。
−データ転送自体 本発明に係る上述したインダクシヨン機構は殊
に第1の2個の動作にとつて重要である。ここで
は2個以上の能動的なユニツトがクロツクの公差
を無視して参加できねばならない。最後の2個の
動作についてはこれはも早や重要ではない。その
理由は、マスタとアドレスされてマスタとのデー
タ転送に入るスリーブとの間の直接の接続が問題
であるからである。マスタはどのユニツトがスレ
ーブであるかを知つているから、マスタはスレー
ブの応答時間を知つており、データ転送に当りこ
の応答時間を考慮に入れることができる。実際に
はデータ転送速度をマスタとスレーブとの間の関
連状況に適合させることができる。これにより高
い速度が実現できる。もつとゆつくりと応答する
データ発信・受信機は考慮に入れる必要はない。
本発明通信装置で通信に関する動作に積極的に
参加するのに適したデータ発信機及び/又は受信
機はデータ発信機及び/又は受信機が少なくとも
1個の制御入力端子CRと1個の制御出力端子
CWとを具え、データ発信機及び/又は受信機内
の前記手段が第2の検出手段で前記第2の時間間
隔(例えばTBi)が経過し終わつたことを検出し
た後制御出力端子を介して通信バス上の論理レベ
ル「準備完了」を論理レベル「使用中」に切替
え、他の能動的なメンバーによりバス上に出力さ
れた論理レベル「使用中」を制御入力端子CRを
介して受け取つた時制御出力端子CWを介して論
理レベル(使用中1を出力し、またその間にデー
タ発信機及び/又は受信機自体が第1の検出手段
により少なくとも第1の時間間隔(例えばTAi
が経過した終つたことを検出してしまつており、
従つてデータ発信機及び/又は受信機が活性化さ
れて関連動作の実行に参加できるようにする。
実際には上記データ発信機及び/又は受信機が
前記手段を含むプログラム化された機能手段を具
え且つ入力端子が前記制御入力端子として働らき
出力端子が前記制御出力端子として働らくデイジ
タル信号処理装置であることが起こる。
上述したようにデータ発信機及び/又は受信機
としてデイジタル信号処理装置を使用する場合は
データ発信機及び/又は受信機に対して論理レベ
ル「準備完了」/「使用中」変化検出器を設け、
これが通信バス上での「準備完了」/「使用中」
変化を検出した時それまでに少なくとも第1の時
間間隔が経過し終えたことをも検出していた場合
は短い応答時間でデータ発信機及び/又は受信機
自体が制御出力端子CWに論理レベル「使用中」
を供給できるようにすれば改良される。このよう
にすれば発信・受信機の応答時間が短かくなり、
従つて通信速度が高くなる。
データ発信・受信機のタイプの点で適用可能で
あるか経済的に見て妥当である場合は応答時間の
点が魅力的な解決策が得られる。この目的を達成
するためデータ発信機及び/又は受信機は第1の
部分DL1と第2の部分DL2とを設け、第1の部
分DL1にデータ発信機及び/又は受製機の主た
る機能を持たせ、これを少なくとも1個の要求出
力端子REQと固定応答入力端子ACKとを介して
対応する要求入力端子REQと肯定応答出力端子
ACKとを具える第2の部分DL2に接続し、この
第2の部分DL2に更に通信バス通信に関する動
作を実行する準備が完了しているか否かを検出す
る前記手段HSを持たせ、この目的でこの第2の
部分を前記制御入力端子CR及び制御出力端子
CWを介してバス(例えば、C)に接続できるよ
うにする。更に具体的なものは前記第2の部分
DL2に識別子比較手段IDCOMPを持たせ、これ
により通信バスにのつて送られてきた識別子を当
該データ発信機及び/又は受信機自体の識別子と
比較できるようにする。
上記実施例の特別な変形例では第2部分の前記
手段に読み出し専用メモリROMと、アドレスカ
ウンタADCRと、論理AND機能要素140とを
持たせ、読み出し専用メモリをアドレスカウンタ
でアドレスできるようにし;要求入力端子REQ
を介して最初に要求信号を受け取つた後バスが
「空き」になつた状態を受けて、第1の部分から
クロツク信号発生器入力端子Clを介して供給され
るクロツク信号をアドレスカウンタが教え、第1
の時間間隔(例えばTAi)を表わす金数位置に達
した時アドレスされた読み出し専用メモリが論理
AND機能要素140を準備する出力ビツトを出
力し;第2の時間間隔(例えばTBi)を表わす計
数位置に到達した時又は制御入力端子CRを介し
てバス「準備完了」信号がバス「使用中」信号に
切り替わり、カウンタADCRがAND機能要素1
40を介して第2の時間間隔(例えばTBi)の計
数位置に押しやられるや否か、この時アドレスさ
れる読み出し専用メモリの記憶位置が制御出力端
子に論理レベル「使用中」を出力するように構成
する。
最後に注目すべきことはアドレスカウンタ
ADCRを介してアドレスされた読み出し専用メ
モリROMが識別子比較手段IDCOMPと協働して
識別子の比較を実行するのに適合しているように
構成したことである。
以下図面につき本発明を詳細に説明する。但し
本発明は以下に述べる実施例に限定されるもので
はない。
第1図はバスを介して行なわれる通信を構成す
る動作群を示す。
−バスが通信に関係する動作に対して準備完了と
なる迄待つ(ブロツク20)。なおバスが十分
長い時間何の動作も示さない時そのバスは「準
備完了」と看做す。またここで大事なことは、
能動的ユニツトが全てこの「準備完了」という
状況を知り、全ての能動的ユニツトが次の動作
に関与できるようになるという事である。
−アービトレイシヨン(arbitration)(ブロツク
22)が次の動作であつてこれは優先順位及び
識別データ又はそのいずれか一方に基づいて選
択手続を実行することに関係する。これにより
どのモジユールが情報転送系のマスタとなるか
が決まる。
−スレーズ選択(ブロツク24)上述したところ
により決まつたマスタから宛先アドレスが発せ
られる。そして全てのモジユールがこの宛先ア
ドレスを自己の識別子(識別データ)と照合
し、両者が一致することが判明した発信局又は
受信局がスレーブとなる。これが所謂「オープ
ン−スレーブ」(opem−slave)段階である。
−通常このスレーブとなることになつた発信局は
受信局からマスタに識別子が知らされ、これに
よりマスタ側で正しいスレーブが選択されたか
否かチエツクされる(ブロツク26) −データ伝送(ブロツク28)。伝送すべきデー
タをバスを介して転送する。バスが再度開放
(所定の時間内に何の動作も起こらないこと)
されたことをスレーブが検出した時スレーブは
データ伝送が終了されたと判断する。アービト
レーシヨンとスレーブ選択が済んだ後は2地点
間接続が存在するのが普通であるから、他の時
間的制約は適用しなくてもよい。これら時間的
制約は適用しなくてもよい。これら時間的制約
は当該マスタ−スレーブ配置に対して最適にな
るように選び、データ転送速度を高めることが
できる。またデータ転送に際し、ビツト転送誤
りに対する保護を施すことができる。これは受
信側から各ビツトを戻し(エコー)、発信側で
受け取つたビツトを送出したビツトと照合する
所謂「ビツト−エコー」法により達成すること
ができる。
ブロツク26の他にブロツク28が何時でもあ
るという訳ではないことに注意されたい。スレー
ブをオープンし終えたマスタがその通信命令を終
了させる場合があるからである。
本発明装置では情報が1ビツトづつ順次少なく
とも1個の転送媒体を介して転送されるが、前述
したように中央クロツク、水晶発振器又はタイミ
ング回路を使用しないか使用できない場合はこれ
により同期問題が生ずる。
本発明に係る「インダクシヨン」原理によれば
システム内の諸クロツク(これはモジユール毎に
設けることもできるし、モジユール群毎に設ける
こともできる)に許容差(公差)を持たせること
ができる。今1個の能動的な発信及び/又は受信
機当り許容差Ri(Ri=Timax/Timin)があるものと仮定 する。例えばずれが−20%から+80%迄の範囲で
あればRi=2.25となる。以後各能動的な発信及
び/又は受信機について述べる全ての期間は当該
発信及び/又は受信機に関連するクロツク信号発
生器の周期TCiに比例するものと仮定する。
第2図は多局発信・受信機付きデータ処理シス
テム(通信システム)を示すが、これには唯1本
のラインの形でしめされた転送媒体を具える。第
2図の文字Cはこの単一ラインバスを示し、この
単一ラインバスを介して論理レベル0又は1を転
送することができる符号M1,M2…はデータ発
信・受信機を示す。これらの発及び/又は受信機
には能動的なものと受動的なものとがあり得る
が、能動的な発信及び/又は受信機の他に受動的
な発信及び/又は受信機もあるということは本発
明の説明とは無関係であるから、ここでは能動的
な発信・受信機だけしか存在しないものと仮定す
る。これらの発信・受信機を以後モジユールと称
する。
各モジユールはラインからデータを読み取つた
りラインにデータを書き込んだり又はその両方を
行なうことができる。しかし、通信接続を樹立す
るためには全てのモジユールがバスから通信を制
御する情報を読み取り、かつバスに通信制御情報
を書き込むことができる必要がある。このために
各モジユールにはバスから読み取るための入力端
子CRとバスへ書き込むための出力端子CWとを
設ける。バスラインC上にのつている情報はモジ
ユールM1の入力端子CR,…モジユールMrの入
力端子CR,…モジユールMnの入力端子CRのい
ずれにも入つてくる情報である。書き込みのため
にバスラインCは布線論理ゲート機能即ち布線
AND(ワイヤードAND)ゲート又は布線OR(ワ
イヤードOR)ゲートの機能を有するものと仮定
する。更に説明を続けるのに適したものとして選
択された実施例と論理レベル「低」=0を「使用
中」とし、論理レベル「高」=1を「空き」とす
る選ばれた信号の定義とに鑑み、バス上の論理レ
ベルを決めるために論理AND機能を用いる。こ
のようにしてラインC上のレベルCが式C=CW
(M1)・CW(M2)…により決まる。
第3図は第2図に示した例についての時間線図
である。この時間線図で、Cはバス上の信号を指
す。CW(M1)とCW(M2)とは夫々モジユール
M1及びM2の書き込み出力端子の信号状態を指
す。而してこの第3図の例では両モジユールが通
信を要求しているものと仮定する。また、この例
ではモジユールM1のクロツク信号発生器がモジ
ユールM2のクロツク信号発生器よりも高速であ
ると仮定する。この第3図の例では時間を追つて
次のようなことが判かる。
(1) 系内でそれ迄マスタであつたモジユール(モ
ジユールMi)がバスの使用をやめる。
(2) 第1の時間間隔TA1(これは本例ではモジユ
ールM1についてのものである)が経過しても
Cラインの論理レベルが変わらない場合はバス
を「空き」(C=1)と考える。しかし、第1
の時間間隔TA1が経過し終る以前にバスが論理
レベル「使用中」(C=0)であつた場合はこ
のバスを「使用中」と考える。而してこの場合
はバスが空きになる迄に待ち時間を必要とす
る。
(3) 第1の時間間隔TA1経過後の時間間隔TB1
経過し終る迄持つてからモジユールM1がバス
の使用を開始する。これは開始ビツトを供給す
ることにより行なわれる。即ちCW(M1)から
論理レベル「使用中」が供給され、これにより
ラインC上の論理レベルが0となる。この間に
モジユールM2の第1の時間間隔TA2が経過し
終つている。而して前記TB1経過時にモジユ
ールM2はラインC上の論理レベルが0になつ
たことを検出する。モジユールM2はこれに応
答し、その出力端子CW(M2)から論理レベル
「使用中」を出力する。しかしモジユールは応
答時間を有するためにこれは即座には起こらな
い。この応答時間には符号TR2を付してある。
以下にこれらの諸時間間隔、応答時間及びクロ
ツク信号発生器の許容差(これらは手順全体に
影響する)を論じ、以つてそれらの相互関係に
対する理解を深めるようにする。
第3図では前記(1)から(3)迄の期間に文字
WBFを付してある。これは「バスが準備完了
になる迄待つ」という動作、即ち能動的なユニ
ツト全部が要求(開始)を出すことに関係す
る。
(4) 開始ビツトは夫々モジユールM1の場合は
T11、モジユールM2の場合はT12の持続時間
を有する。これはラインC上では布線AND機
能のためTSbとなる。これに続いてデータビツ
ト(レベル高又は低)がバスにのる。これは能
動的な参加中のモジユールM1だけでなくモジ
ユールM2も行なうことができる。この際出力
される最初のデータビツトはモジユールM1及
びM2の各々の識別子の最高位のビツトであ
る。
(5) 期間T21が、経過し終つた時点でモジユール
M1がラインC上のデータビツトを読み取る。
また期間T22が経過し終つた時点でモジユール
M2がデータビツトを読み取る。このデータビ
ツトの読み取りはモジユールM2の方が遅い
が、これはモジユールM2のクロツクの方が遅
いためである。
通信のこの部分は識別データに基づいて能動
的な参加中のモジユールの中から一つを選択す
る動作に関係する。このようにしてマスタが決
まる。これはまたアービトレイシヨンとも呼ば
れる。モジユールは布線AND機能を使つて自
己のビツトを比較する。先ず最高位のビツトを
比較する。その結果は提示された「低」信号が
提示された「高」信号に打勝つことになる。能
動的なユニツトがその読み取り入力端子を介し
てこれから印加される「高」信号が他の信号に
より明白に「低」にされるや否やこのモジユー
ルは身をひき、かくしてアービトレイシヨンを
失つたことを受容する。次の段階ではこのモジ
ユールはも早や能動的参加ユニツトではなくな
り、その出力端子は論理レベル「高」、即ち
(他の全て受動的なユニツトと同じく)CW
(Mi)=1に保たれる。
(6) 時間間隔T31又はT32経過後は(能動的なユ
ニツトから)停止ビツトを出す。このビツトは
論理「高」信号である。
(7) もう一つの第1時間間隔TE1又はTE2以後能
動的なユニツトはラインC上でC=1→0への
変化が生ずるか否かをチエツクする。これは新
規の開始ビツトを示す。手順のこの部分は第1
のデータビツトの処理に関するもので第3図で
はTFBで示してある。
(8) 上記待ち期間(7)はもう一つの第2の時間間隔
TF1が経過し終る迄続く。ここで前記「インダ
クシヨン」原理が再度登場する。即ち(モジユ
ールM1についての)TE1及び(モジユールM
2についての)TE2(これらの時間間隔も第1
の時間間隔と呼ばれる)の後2個のモジユール
の一方が自己の第2の時間間隔TF1及びTF2
消化し終る迄待ち期間が続く。本例では(クロ
ツクが速い方の)モジユールM1が最初に時間
間隔TF1を消化し終り、その時点でラインC上
に両方のモジユールに対する新規の開始ビツト
が登場する。しかし、段(3)で前述したように、
モジユールM2は僅かながら遅れ、応答時間
TR2を持つことになる。
時間間隔TF1経過時点でC=1→0への変化
が生じ、新規の開始ビツトが登場する。この時
点で(4)〜(8)段を再び行うことにより、第2のデ
ータビツトの処理期間TSBに入る。少なくと
も通信接続を樹立するのに必要なデータビツト
が全て処理され終る迄これを反復する。ここで
第1図につき述べたことを振り返ることになる
が、ここには一度び接続が成立するとマスタと
スレーブとの間で一層高速に二地点間データ転
送が可能となるように時間規制が変わるという
ことが述べられている。
上記時間間隔の間の関係を説明することは本発
明を正しく理解する上で重要である。第2図及び
第3図につき述べた実施例につき下記のことを計
算することができる。ここでTCiはモジユールMi
の局部クロツク信号発生器期間であるとする。ま
たモジユールを設計するに当つて全ての関連時間
間隔が上記期間TCiから導びけるようにするもの
とする。
TRi=aRi・TCi;TAi=aAi・TCi;TBi=aBi・TCi; T1i=a1i・TCi;T2i=a2i・TCi;T3i=a3i・TCi; TEi=aEi・TCi;TFi=aFi・TCi ………(1) ここで、記号ajiは定数である。aAi及びaEiは内
部での準備に関する時間因子である。このうち
aAiは通信接続を要求するためにモジユールMiが
必要とするクロツク期間の数に関係し、aEiはデ
ータビツトの終了後(T31の後に)ストツプビツ
トを呈示するためにモジユールMiが要するクロ
ツク期間の数に関係する。
前述した目的を達成するため即ち、系内のクロ
ツクに厳しい制約を課さないでも唯1本のライン
により正しい通信接続ができるようにするために
は記号aBi及びaFiはモジユール単位で使用するの
ではなく系全体に適用する必要がある。以下これ
らのaBi及びaFi満たすべき条件を導き出す。
諸動作を正しく実行する上で満足すべき条件は
第3図の時間線図に示されている。
RiT1i ………(2A) 1iT2i ………(2B) 2iT3i ………(2C) 3iTEi ………(2D) EiTFi ………(2E) FiTAi ………(2F) AiTBi ………(2G) ここでは最長時間間隔、は最短時間間隔を
意味する。許容差因子はRi=Ci/TCiで決ま
る。この許容差因子Ri並びに(1)及び(2)を用いる
と a1i/aRi>Ri ………(3A) a2i/a1i>Ri ………(3B) a3i/a2i>Ri ………(3C) aFI/aEi>Ri ………(3D) aAi/aFi>Ri ………(3E) aBi/aAi>Ri ………(3F) また aEi>a3i(少なくとも等しくない) ………(3G) 普通は通信速度はできるだけ高い方が望まれる
ものであるから、(3A)〜(3F)及び(3G)は
下記のように書き表わせる。
a1i=Ri・aRi ………(4A) a2i=Ri・a1i ………(4B) a3i=Ri・a2i ………(4C) aFi=Ri・a3i ………(4D) aAi=Ri・aFi ………(4E) aBi=Ri・aAi ………(4F) これから下記の式が導びかれる。
aFi=Ri4・aRi=Ri4・Vi ………(5A) aAi=Ri5・aRi=Ri5・Vi ………(5B) aBi=Ri6・aRi=Ri6・Vi ………(5C) 及び aEi>Ri3・4Ri ………(5D) これはモジユール当りにつき成立する。これら
の記号につき諸動作(バス「準備完了」、「マスタ
の選択」)を系全体で完全なものにすることが大
事であるから、一組の関連する積からシステム定
数として最大値aBi=aB及びaFi=aFを選択しなけ
ればならない。それ故、諸モジユールのRiとVi
の積全体の組の中からとられる因子RiとViの最
大積が決定的にきいてくる。クロツクの許容差が
大きく且つ応答時間が長いモジユールはRiとVi
の積が大きい。しかし、クロツクの許容差が小さ
くても応答時間が非常な長いとかその逆であると
いうモジユールもRiとViの積が大きくなる。こ
の最大値の積をR・Vと表わす。斯くして第2の
時間間隔の依存性が定まる。
aB=R6・V及びaF=R4・V ………(6) 従つて TBi=R6・V・TCi及びTFi=R4・V・TCi
………(7) ここで、Vは、所与のモジユールMpがそのRP
=Rにより最大の積V・Rを形成する場合、この
モジユールMPのVPである。このモジユールの応
答時間はTRP=V・TCPである。これからとり得
る最小の2個の時間間隔が導びける。
B=R6 RP及び F=R4 RP ………(8) 後者のTFは通信に関する動作時に1個のデー
タビツトを転送するのに当てられる最小サイクル
(「フレーム」)の持続時間についての目安となる。
しかし実際には1個のモジユールMiの内部応
答時間TRiは最短にすることはできない。これは
選択されたインプリメンテーシヨン如何に依存す
る。プログラムを組んであるマイクロプロセサと
通話する場合は今日TRiを例えば10マイクロ秒と
することができる。また装置を全部ハードウエア
化する場合には、TRiとして例えば2マイクロ秒
〜0.2マイクロ秒のものが得られる。水晶制御ク
ロツクの場合はRは非常に1に近い。しかし安価
なクロツク、例えば簡単なRC発振器付きのクロ
ツク(本例ではこれであるとする)ではRは4又
はそれ以上になる可能性がある。
実現可能な数値例を挙げると、R=4、TRP =10マイクロ秒、TBP =46、1040ミリ秒、TF T(フレーム)2.6ミリ秒の時 (フレーム)=R.T(フレーム)=10.4ミリ秒BP =160ミリ秒である。
こうすると最悪の場合でも1個の動作の場合の
通信速度が約99ボーとなる。
TRP=2〜0.2マイクロ秒(この目的に提供され
るハードウエアによる、第14及び15図参照)
であればこの最低速度も約500〜5000ボー迄上が
る。
注意すべきことは手順をプログラムを組んであ
る信号処理装置により制御される場合もTRiを短
かくできることである。この目的でバスラインC
とモジユールとの間に簡単な「高/低」レベル検
出器を入れることができる。検出器は下記のよう
に動作する。バスが「低」(C→0)に切り替わ
るや否や、CW(Mi)が回路を介して0にセツト
される。
注意すべきことは以上の説明から結論できるこ
とが本発明に係るシステムを規定するために、許
し得る最大の積(R・V)を決めることができる
ことである。換言すれば、未だシステム内に含ま
れている「最悪の」許し得るモジユールを考慮に
入れた時手順が正しく実行される確度が積(R・
V)を考慮に入れることにより与えられる。
第4図は第2図の単一ラインバスが拡張されて
もう一本ラインを具える多局発信・受信機付きデ
ータ処理装置(通信システム)を示す。この2ラ
イインバスは各ラインが論理レベル0及び1の転
送に適しているが、前述した1ラインバスよりも
安価とは言えないが、通信速度が高くなるという
利点を有する。図中M1,M2,…Moは能動的な
発信・受信局として動作できるモジユールを指
す。またKは制御ラインであり、Dはデータライ
ンである。各モジユールは制御ラインKに通ずる
書込み出力端子KWと制御ラインKから通ずる読
み取り入力端子KRとを具える。また各モジユー
ルはデータラインDに通ずる書き込み出力端子
DWとデータラインDから通ずる読み取り入力端
子とを具える。両ラインは布線AND機能を有し、 K=KW(M1)・KW(M2)… であり D=DW(M1)・DW(M2)… である。
第5図は第4図に示したデータ処理装置に関す
る時間線図を示す。ここでも多かれ少なかれ第3
図の場合と同じことが起こるが、諸動作をライン
KとDとに分かれる点が第3図の場合と本質的に
異なる点である。なおここでもモジユールM1
モジユールM2より高速であると仮定する。時間
を追つて下記のことが生起する。
(1) 前のマスタがバスの使用を終了する。能動的
なモジユールが全てバスが「準備完了」(C=
1)となるのを待ちつつ期間TAiを刻んでゆく。
(2) 第1の時間間隔TAi(本例ではモジユールM1
についてのTA1)経過後Kラインの論理レベル
が変わらない場合はバスが「空き」であると看
做す。第1の時間間隔TAiが経過し終る迄にバ
スが論理レベル「使用中」(K=0)となる場
合はそのバスを使用中であると看做す。そして
このバスが空きになる迄に或る程度の時間を必
要とする。第5図ではバスの使用中である状態
に符号BIUを付してある。(TA1経過後)バス
が準備完了となつたら瞬時2において出力端子
DW(M1)からラインDにデータビツト(DB)
を出力する。同じことは第1の時間間隔TA2
過後のモジユールM2についてもあてはまり、
出力端子DW(M2)からラインDにデータビツ
ト(DB)を送出する。ラインDの布線AND機
能によりこれらの2個のデータビツトの結果が
決まる(「0」が「1」を打消す)。
(3) 第2の時間間隔TBi(本例ではTBi)が経過し
終つたことを最初に検出したモジユール(本例
てはM1)がKラインに論理レベル0を与える。
即ち書き込み出力端子KW(M1)を介してKが
0になる。この間に第1の時間間隔TAiが経過
し終つたことを検出した他のモジユールがここ
れに応答し「インダクシヨン」)、(応答時間TRi
経過後)書き込み出力端子からKラインに0を
与える。第5図では瞬時3からTR2経過後書き
込み出力端子KW(M2)からラインKに0が書
き込まれる。この段階は動作「バス準備完了待
ち」であつて、第5図ではWBFで示されてい
る。
(4) 上述したK→0動作後データラインD上の情
報をサンプリングする。通信動作に参加してい
る各モジユールは時間TSi経過後このラインD
上の情報のサンプリングを行う(TSiの違いは
クロツクの公差による)。斯くしてラインDの
レベルが入力端子DR(M1),DR(M2)…から
各モジユールに与えられる。
(5) サンプリング終了後全ての関連モジユールが
出力端子KW(Mi)からKラインに論理レベル
1を与える。モジユールM1は時間間隔T21経過
後これを行ない、M2その他のモジユールは他
の瞬時T2i経過後これを行なう。
(6) 瞬時6において全てのモジユールが出力端子
KW(Mi)を介してラインKを1にしようとし
終つている。この時を待つてラインKもレベル
1になる(布線AND)。
(7) 上記(6)の変化を検出し終つたら全ての能動的
な参加中のモジユールがラインDに新規のデー
タビツト(DB)を出力する。モジユールM1
瞬時6の後期間TE1経過後これを行なう。TE1
は新規のデータビツトをラインDに印加するの
にモジユールM1で必要とする時間である。他
のモジユールでも、いずれにしろ期間TFiが経
過し終る迄に同じことが行なわれる。TEi及び
TFiも第1及び第2の時間間隔と呼ばれる。斯
くしてここでも「インダクシヨン」が見られ
る。
(8) 第2の時間間隔TF1経過後ラインKは再度0
となる。この瞬時において確かに全ての参加中
の能動モジユールが新規のデータビツトをライ
ンDに与え終つている。モジユールM2も瞬時
7で与えてある(第5図のラインDW(M2)参
照)。ここでもデータラインDの布線AND機能
により複数個のデータビツトを印加した結果が
決まる。なお上記(3)と(8)の間の段階は第1のビ
ツトの通信のための動作であり、TFBで表わ
される。段(4)〜(8)は第2ビツト(TSB)等の
通信接続を確立するために必要な回数だけ何回
も反復される。この通信接続は少なくともアー
ビトレイシヨン段階と「オープンスレーブ」段
階とが済んでいることを意味する。この例でも
クロツク信号発生器の公差に関する時間間隔で
の計算を再度とりあげる。ここでもTCiはモジ
ユールMiの局部クロツク期間を表わす。全て
の関連時間間隔は1モジユール当りのこの局部
クロツク期間から導びかれる。
TRi=aRi・TCi;TAi=aAi・TCi TBi=aBi・TCi;TSi=aSi・TCi T2i=a2i・TCi;TEi=aEi・TCi TFi=aFi・TCi (1) ここで記号ajiは定数である。aAiとaEiとはここ
でも内部準備時間因子である。aAiは通信接続の
樹立を要求するためにモジユールMiが必要とす
るクロツク期間の数に関係する。aEiは新規のデ
ータビツトが(例えば、メモリからフエツチした
後)新規のデータビツトをバスに印加するために
モジユールM1が必要とするクロツク期間の数に
関係する。前と同様に、aBiとaFiとはモジユール
当りというよりも全システムにあてはまる必要が
ある。以後2−ラインシステムの場合にaBi=aB
及びaFi=aFにより満足されるべき条件を導き出
す。
第5図の時間線図は下記の条件が満足された時
だけ正しい動作の実行を保証する。
RiT2i ………(2A) EiTFi ………(2B) FiTAi ………(2C) AiTBi ………(2D) 関係R1CiTCi を用いれば式(1)及び(2)から
次式が導かれる。
a2i/aRi>Ri ………(3A) aFi/aEi>Ri ………(3B) aAi/aFi>Ri ………(3C) aBi/aAi>Ri ………(3D) 普通は通信速度ができるだけ高い状態が望まれ
るという事実を考慮にいれると上式(3A〜3D)
は次のように書くことができる。
a2i=Ri・aRi ………(4A) aFi=Ri・aEi ………(4B) aAi=Ri・aFi ………(4C) aBi=Ri・aAi ………(4D) これから次式が導き出せる。
aFi=Ri・aEi=Ri・Vi ………(5A) aAi=Ri2・aEi=Ri2・Vi ………(5B) aBi=Ri3・aEi=Ri3・Vi ………(5C) このような形にすれば応答時間因子Vi=aEi
新規のデータビツトを提供するための準備時間因
子であることが明らかである。
1ラインシステムの前の場合のようにここでも
定数aBi=aB及びaFi=aFは積(Ri・Vi)の組から
値の値が最大になる(R・V)ように選ぶ必要が
ある。これにより第2の時間間隔の依存性がきま
る。
aB=R3・V及びaF=R・V ………(6) それ故 TBi=R3・V・TCi TFi=R・V・TCi ………(7) ここでV=aEP(=Vp)は最大積(R・V)を
与えるモジユールMPの準備時間因子である。こ
のモジユールの応答時間は(「準備完了」時間) TEP=V・TCPである。
この時できるだけ短かくした第2の時間間隔は TB =R3TEP 及びTF =R・TEP ………(8) である。
1個の動作時に1個のデータビツトを通信する
ための最小サイクル(フレーム)期間について言
えば、(8)式及び(4A)式並びに(1)式から次のこ
とが結論される。
T(フレーム)=TF T2P =R・TEP +R・TRP 従つて T(フレーム)=R(TEP TRP ) ………(8A) 実際の場では多くそうなのであるが、TEP
TRPと仮定するとT(フレーム)=2R・TRPである。
これは1ラインシステムの場合よりも一層好適で
ある。R4についてではなくRについて一つの関
係が存在する。R=4の場合これで既に64なる因
子の差異ができる。2Rであることを考慮に入れ
ればこれにより差は32となる。
数値例を挙げるとR=4とした場合TPR =10マ
イクロ秒(それ故TEPも10マイクロ秒である)、
T(フレーム)=2・4・10=80マイクロ秒、TBP
=640マイクロ秒である。この時最悪の場合でも (フレーム)=R・T(フレーム) =320マイクロ秒 である。これは最低の通信速度が約3000ボーであ
ることを意味する。
この時も単にKラインとモジユール入力端子
KR(Mi)との間に「高/低」レベル検出器を配
設するだけで通信速度を高めることができる。1
→0の変化が生ずるや否やこの検出器によりライ
ンKが0になる。これにより応答時間TRiが大幅
に短縮される。
(通信接続が樹立された後の)データ転送段階
においては一つのモジユールが発信機として働ら
き、もう一つのモジユールがデータを受け取る受
信機として働らく。この時データの転送を通信誤
りに対して保護することが必要となることがあ
る。これは受信機から受信した各ビツトを戻し
(「エコー」)、発信機でこの受信されたビツトを丁
度発信したばかりのビツトと照合することにより
実現できる。このようにデータビツトを交互に発
信・受信すれば当然通信速度が下がる。
上述した1ライン及び2ラインシステムは「イ
ンダクシヨン」原理の十分な説明を与えるもので
ある。ここで注意すべきことはラインを何本か増
設することは簡単だということである。例えば3
ラインシステムとし、そのうちの2本を制御ライ
ンとし、1本をデータラインとすることである。
この場合もインダクシヨン原理を用いることがで
きる。しかし、こうすると効率は下がる。その理
由は、ラインの数が増せばコストが高くなるから
である。これは本発明の目的に反する。また3ラ
インシステムなら通信速度が一層高くなるが、単
純さは失われる。なお3ラインシステムでも2ラ
インシステムにつき前述したのと同じ態様で通信
誤りを検出できる。
第6図はこのような3ラインにより形成される
転送媒体を具えるシステムを示す。ここには2本
の制御ラインKA及びKBと1本のデータライン
Dとが示されている。モジユールM1,M2…Mo
は端子を具え、これらの端子を介して3本のライ
ンに接続されている。一つの出力端子KAW(Mi
によりモジユールMiからラインKAに制御データ
が書き込まれ、一つの入力端子KAR(Mi)を介
してモジユールMiがラインKAから制御情報を読
み取る。また制御ラインKBに書き込んだり制御
ラインKBから読み出したりするための出力端子
KBW(Mi)と入力端子KBT(Mi)を具える。更
に、各モジユールはデータライン書き込み端子
DW(Mi)とデータライン読み取り端子DR(Mi
とを具える。第3図及び第5図の時間線図を見れ
ばこの第6図の場合の時間線図は自明であること
からここでは省略する。以上の説明を要約すると
下記の通りである。
−冒頭に記載したようにバスを使つて非同期通信
を行なうには少なくとも4本のラインを必要と
した。
−ラインの数が少ない場合は時間依存性のある判
定を導入する必要がある。
−本発明はこのような時間依存性のある判定と、
少なくとも1個の転送媒体を具えるバスを介し
ての通信に対する簡単な解決策を提供するもの
である。注意すべきことは本発明は1ライン、
2ライン又は3ラインバスに限定されるもので
はないことである。しかしながら、実際には4
ライン以上の場合は通常初期接続手順を伴なう
4ライン解決策が好まれる。
−本発明システムでの通信速度はモジユールクロ
ツクの最も悪い不正確さに大幅に依存する。1
ラインシステムは非常に簡単且つ安価で殊に家
電製品等に利用するのに適している。しかし、
これは受信機が受け取るべきデータを発信する
発信側の速度を下げることができないという欠
点を有している。2ラインシステムはもう1本
ラインをもつており、これは通信速度を高める
のに役立つだけでなく、1ラインシステムの上
記欠点を緩和することができる。これはシステ
ムのマスタモジユールとスレーブモジユールと
が選ばれた時間間隔だけラインKを0に保つこ
とによりデータ転送速度を下げ得るからである
(第5図参照)(この時瞬時6は第5図の右側に
移動している)。しかし、このような3ライン
システムは通信速度を2倍にあげることは普通
できない。それ故3本のラインが利用できる時
でも2ラインの原理を採用する方が好ましく、
1本のラインを制御ラインとし、2本の他のラ
インを2本の並列なデータラインとして使うこ
とになる。
このようなタイプの3ラインバスを第7図に示
した。ここでは1本の制御ラインKと2本のデー
タラインDA及びDBとを設けてある。モジユー
ルM1,M2…は制御ライン書き込み端子KW(Mi
と制御ライン読み取り端子KR(Mi)とを具える。
また各データラインに対しデータライン書き込み
端子DAW(Mi)及びDBW(Mi)並びにデータラ
イン読み取り端子DAR(Mi)及びDBR(Mi)とを
具えている。
下記のことはバスが唯一つの転送媒体から成る
多局発/受信データ処理装置の諸実施例の詳しい
説明である。第2図はこのようなシステムの一般
的な線図を示す。モジユールMiはデイジタルの
信号処理装置であり、このような信号処理装置は
各自メモリを持ち所定のタスクを実行することが
できる。そして他のモジユールとの通信が必要な
場合にバスを利用することになる。このようなメ
モリを具える信号処理装置としては所謂マイクロ
プロセサと呼ばれるタイプのものが好んで使用さ
れる。上述したモジユールは同一チツプ上にのつ
ているにせよいないにせよメモリを具える場合は
マイクロコンピユータと呼ばれる。このようなマ
イクロコンピユータの一例はタイブ8048である。
第8図を参照して、この場合の入出力端子(I/
O端子)として例えば端子34を書き込み出力端
子CW兼読み取り入力端子CRとして使うことが
できる。この代りに2個の端子を使い、I/O端
子34(ピン17)を読み取り入力端子CRとし
て用い、I/O端子38(ピン27)を書き込み
出力端子CWとして用いることができる。なお、
この形式のプロセサは割り込み(INT)を受け
取るための別の入力端子(ピン6)を必要とす
る。この別の入力端子(ピン6)も読み取り入力
端子として考えることができる。これは後に(第
11図及び第12図につき)詳述する所定の目的
に当てられる。第8図は上述したところを示すも
ので、第8a及び8b図のCiはクロツク信号発生
器を指す。
第9図は割込み入力端子を具えるプロセ
サ、例えば8048がどのようにして割込みを実行で
きるかを示したものである。ブロツク30で
SRT=スタートしてから毎回(ブロツク32で)
割込みINTが存在するか否かを質ねる。その結
果存在しない(N)のであれば主プログラムの命
令を実行する(ブロツク34のMPI)。その後で
再度(ブロツク32に戻り)割込みが存在するか
否かをチエツクする。割込みが存在するならば
(Y)割込みプログラムを完全に実行する(ブロ
ツク36のIPIS)。その後で再度(ブロツク32
で)割込みが存在するか否かをチエツクする。こ
の割込実行方法は例えば8048の特性の一つであ
る。
割込みを知らない8021のようなマイクロプロセ
サも割込み用と定め得る入力端子を具えており、
全プログラムの中に割込み動作を含めることがで
きる。
第10図は実行可能なプロセサ主プログラムの
流れ図を示す。このような主プログラムはどのよ
うなタイプのものでもよいが、ここに記載されて
いる例ではBEGと印したスタートのブロツク3
8を具え、この後に初期設定INITのブロツク4
0が続いている。次にブロツク42で主プログラ
ムの構内操作LOPが実行される。ここでは毎回
割込みが存在するか否かがチエツクされる(第9
図参照)。主プログラムが他のモジユールとの通
信を必要とする位置に達した時当該プロセサは通
信要求を出す(REQ)。これはこのモジユールが
システムのマスタとなることを望んでいることを
意味する。この要求は処理しなければならない
が、これはバスがこの動作に対して「準備完了」
となつた時だけ実行できる。このチエツクはブロ
ツク44で行なわれる(ROY?)。本例ではこれ
らは手段HSと呼ばれるものである。バスの準備
が完了している時は当該動作に対する肯定応答信
号(ACK)を与える(ブロツクの44のY)。こ
のブロツク44は非常に重要なものである。その
理由は本発明の主題であるからである。ブロツク
44は前記手段HSであるプログラム式判定手段
を具え、これによりバスが通信に関する動作を実
行するために「準備完了」となつているか否かを
判定する。許可が得られなかつた場合(ブロツク
44のN)は新たな試みを行なう。許可が得られ
た場合(Y)は例えば伝送のようなデータ転送の
ためのシステム内転送動作TOPが実行される
(ブロツク46)。これが終つた時バスは再度解放
され、ブロツク42に戻る。こうなると1個又は
複数個の割込み入力が再度イネーブルされて割込
み要求を受け取れるようになる(イネーブル割込
み)。その理由はこれら割込の入力は、中間的な
割込により処理動作が乱されることがないように
許可要求中(ブロツク44)は閉塞させられてい
る(デイスエーブルド割込み)からである。この
点については後の第13図についての説明参照。
データの発信及び/又は受信機が第1の部分と第
2の部分とから成る場合は(第10図の点線部参
照)、すなわち、第1の部分が発信・受信機能を
実行するデイジタル信号処理装置であり、アービ
トレイター(arbitrator)とも呼ばれる第2の部
分が前記手段を有する場合は、ブロツク42から
の要求REQをこのアービトレイターに印加する
ようにする(ブロツク43)。ここで許可を待つ
ことになる(ブロツク44でACK)。データ転送
が終了した後アービトレイターはバスを再度解放
する(ブロツク48の)。これはアービトレ
イターで検出されることを要する(ブロツク5
0)。若しイエス(Y)ならばACKはとな
り、プロセスはブロツク42に戻る。ノー(N)
ならばブロツク48を反復する。ブロツク44が
非常に重要なものであることに御留意願いたい。
その理由は何個かのモジユールが関連ブロツク4
4に達した時どれがマスタとなるかを巡つて衝突
が生ずからである。この場合、低速のモジユール
が高速のモジユールにより押しのけられることが
ないということが重要である。それ故前述した
「インダクシヨン」が必要である。この動作につ
いては後に詳述する(第13図並びに第15図及
び第16図参照)。
一つのモジユールがマスタである時はそのモジ
ユールがスレーブを指名するという事実にも注目
されたい。この目的でマスタはスレーブの識別子
を送り、スレーブに割込みを掛けるように試み
る。第8a図及び8b図の実施例にINT入力端
子を示したのはこのためである。第11図はこの
時生ずることを示したものである。ブロツク52
で割込みINTが登場する。この割込みINTはマ
スタからバスを介して全ての他の発信・受信機に
印加される(なおINTとしてきたが実際には符
号の点でであり、入力端子もである)。
ブロツク54で全ての発信・受信機が送られてき
た識別子iを自分の識別子iと比較する。若しノ
ー(N)であれば、割込みが終了する(ブロツク
58のEND)。若しイエス(Y)であればブロツ
ク56でデータ転送動作TOP(例えば受信)が実
行される。これが終つた後ブロツク58のEND
に入る。
ブロツク54はこのようにスレーブを選択する
ための識別子の比較を含むがこれについては以下
に第12図につき詳述する。
ブロツク60はスタートBEGである。ブロツ
ク62ではビツトカウンタ位置btを0とし、タイ
ムカウンタ位置を0とする。ブロツク64で時間
間隔Tt=T2i(Miが関連モジユールであるとす
る。第3図のT2i参照)が経過し終る迄待つ。
T2iが経過し終つた時点でバスにのつている識別
子ビツトをデータビツトとしてサンプリングす
る。こうして得られた識別子jのビツトbtを端子
P17(第8図参照)からプロセサのレジスタに
入れる(btj:=P17)。これによりビツトカウン
タは1だけインクリメントされる(ブロツク68
のbt+1)。ブロツク70で所望の識別子ビツト
の数(又は他の目的にも必要とあらばこれ以上の
数)、例えばbt=4に既に達しているか否かをチ
エツクする。その結果がノー(N)であればTt
=TEiとなる迄待つ(第3図参照)(ブロツク7
2)。バスCが「0」に切り替わつたことが検出
された時は(ブロツク74)(P17は必然的に0)
(第3図参照TFi)直ちに新規のスタートが行なわ
れ、カウンタTh:=0(ブロツク76)となり、
ブロツク64に戻る。ブロンク70で数bt=4と
なつた時は(Y)、識別子jが蓄えられているレ
ジタの記憶内容を関連モジユールの識別子と比較
する(ブロツク78)。i≠jであればこれはス
レーブとする積りがないことであり、割り込みプ
ログラムが停止する(ブロツク82のEND)(こ
のブロツク82は第11図のブロツク58に等し
い)。i=jであればそのモジユールがスレーブ
として選択され、転送操作TOPが実行される
(ブロツク80)(これは第11図のブロツク56
に等しい)。この後にブロツク82がくる
(END)。
このようにスレーブの選択に当つてはマスタ自
身以外の全ての発信・受信機に割込みがかかり、
識別子の比較を行なうように強いられる。これは
時間がかかるだけでi≠jが検出された発信・受
信機の割込みは無駄であり、その主プログラムに
割込む必要性もないのである。この欠点は所謂条
件付き割込み機構を導入すれば緩和することがで
きる。この条件付き割込みの場合はプロセサ自体
に直接割込みをかけずに識別子の比較が行なわれ
る。本当にi=jであればプロセサ自体に割込み
がかけられる。この条件付き割込み機構について
は本願人の以前の特許出願たる特願昭55−131757
(第1国出願は1979年9月27日)に記載されてい
るが、当業者ならば上述した種類のシステムでス
レーブ選択に適用できるであろう。
第13図は(第10図のブロツク44での)バ
スが「準備完了か否か?」というチエツクの流れ
図である。本例ではデイジタル信号処理装置が使
われ、前記手段HSはプログラムに組まれた機能
手段によつて表わされる。スタートはSRPとし
たブロツク84で行なう(第10図のREQ)。ブ
ロツク86では1個又は複数個の割込み入力がデ
イスエーブルされる(DABINT)。こうすれば要
求をなすためにモジユール自体が一つの動作を実
行する時そのモジユールに割込みがかかるのが防
がれる。ブロツク88で時間がリセツトされる
(Tt=0)。これはカウンタCRを0にリセツトす
ることにより実現できる(CR:=0)。ブロツク
90で端子P17から入るラインCがレベル
「1」であるか否かを検査する。ノー(N)であ
ればバスが使用中であつてブロツク88に戻りも
う一回試してみる。ブロツク90でP17=1(Y)
であればこのモジユールMiに対するクロツク信
号発生器によりカウンタCRを1だけインクリメ
ントする(CR:=CR+1)(ブロツク92)。ブ
ロツク94でカウンタ位置CR=aAiに到達し終え
たか否かを検査する。それ故このaAiは前に述べ
た時間因子aAiである。CR=aAiであればTt=
aA0・TCi=TAiであつてこれが所謂第1の時間間
隔である。斯様にしてブロツク94は第1の時間
間隔TAiに対する第1の検出手段FDETMを含む。
この位置CR=aAiに未だ到達していない(N)時
ははプログラムがブロツク90に戻る。aAiに既
に達している時はモジユールを動作に対して備え
させる。ブロツク96でビツト計数器を0にセツ
トする(bt:=0)。また、(ブロツク98で)ラ
インCにまだ「1」がのつており、使用中でない
(本例ではバス準備完了)か否かをチエツクする。
ラインC従つてP17=0(ブロツク98がN)で
あれば、バスは「使用中」であり、次の動作を始
めることができる。ブロツク98でC=1であれ
ば(Y)、カウンタCRをCR+1にする(ブロツ
ク100)。ブロツク102で位置CR=aBに到達
しているか否かをチエツクする。若しイエス
(Y)であれば、Tt=TBi=aB・TCiである。ブロ
ツク102は斯くして第2の検出手段SDETMを
含む。それ故、この位置aBは前のaAiと同様にし
てプロセサのメモリにシステム定数として蓄わえ
られる(但し、aAiの方はモジユールMi自体のデ
ータである。)。位置aBに到達し終つているならば
(Y)、次の動作がスタートできる。この位置に未
だ到達していない時は(N)、プログラムは95
に戻り、再度C=P17が既に「0」になつている
か否かをチエツクする。他のモジユールで第2の
時間間隔TBjが経過し終つてしまつたため途中で
このようなことが起こることがあるからである。
若しイエス(これは本例ではノーを意味する)で
あれば、この動作「バス準備完了」が終了する。
(第13図の点103)。ノーならば(これはP17
=1(Y)を意味する)CRが再度1だけインクリ
メントされる。斯くして第13図の“IND”と
印されたラインは所謂インダクシヨンに関係す
る。以前に別のモジユールがその時間間隔TBj
aB・TCjに達した時はカウンタCRはaB迄進まず、
このことをC=0=P17とすることにより合図す
る。その間にMiは少なくともTAi=aAi・TCiを経
過し終つており、これもバスが「準備完了」とな
つていることを検出する。これにより全ての要求
を出しているモジユールREQは要求を出すこと
に関係する動作(スタート)を終了する。これが
第3図の点3である。斯くしてバスはC=0とな
る。次の動作は関連プロセサがこのC=0を検出
して自己の書込み出力端子(P17又は例えばP17
を0にセツトした後開始できる(ブロツク10
4)。次の動作はスタートビツトから出発して優
先順位か識別子データに基づいてシステムのマス
タを決めることに関するものとなる。ブロツク1
04では書き込み出力端子CW(以下P17と称す
る。第8a図及び第8b図参照)が0になるばか
りでなく、カウンタCRが0にリセツトされるた
め時刻も0になり、時間の計数が再開される。
(スタートビツトに対しては)Tt=T1i=a1i
TCiになる迄待ち時間が続く(ブロツク106)。
次に書込み出力端子CW(P17)から識別子及び/
又は優先順位の第1のデータビツトP17:=btiを
供給する(ブロツク108)。一番下の丸で囲ん
だから一番上の丸で囲んだAにプロセスは続く
ことになつている。ブロツク110ではTh=
T2iになる迄待ち時間が続く。この時CRはa2iと
なる。これは第3図の時刻5であつてここでライ
ンC上の情報がサンプリングされる。ブロツク1
12ではラインCにのつているものを検出する。
即ち印加されたビツトbti等の布線ANDをとる。
これをP17=WABとして表わした。読取り入力
端子CR(P17)がこれを読取る。全ての関連(本
例では第1の)ビツトが同じである時はブロツク
112のYが全てのモジユールに対する出力とな
る。しかし、1個又は複数個のモジユールのこの
ビツトが0で、他の1個又は複数個のモジユール
が1である時は後者のモジユールによつてアービ
トレイシヨンが失なわれ、ブロツク112の出力
Nに達することになる。これらのモジユールはも
早やマスタの選択に加わることはない。これは識
別子及び/又は優先順位のビツト当りで実行さ
れ、その結果最後に一つのモジユールがマスタと
して残る。ブロツク112のNの先では1個又は
複数個のモジユールの1個又は複数個の割込みが
解除され、これらのモジユールが再度イネーブル
される(ブロツク114のFABINT)。この1個
又は複数個のモジユールにとつて通信接続(従つ
てマスタとして)を樹立するための動作は何の成
果もあげえず、第13図のブロツク116に示し
たようにブロツク44の状態N(第10図)に達
する。
未だ選択プロセス内にあるモジユールに対して
は、ブロツク112のYから出てそのプロセスが
続行される。ビツトカウンタは1位置だけインク
リメントされる(bt→bt+1)(ブロツク11
8)。ブロツク120で既に優先順位及び/又は
識別ビツトの最大数(btnax.+1)に達している
か否かをチエツクする。その結果イエスであれば
(Y)、選択プロセスが終了し、この点に到達して
いた(唯一つの)モジユールが系のマスタとな
る。ブロツク122はY,44としてこれを示し
たものある。Y,44は第10図のブロツク44
のY出力側ACKに戻ることを意味する。この時
データの転送を開始することができる(第10図
のTOP等)。未だ最大値btnaxに到達していない時
はブロツク120の(N)側に出、Tt=T3i=
a3i・TCi、カウンタCR=a3iとなる迄待つ(ブロ
ツク124)。このようにしてbtiのビツト期間が
経過し終り、モジユールMiが出力端子P17:1=
にセツトする(ブロツク126)。これは第3図
の時刻6以後CW(Mi)=1となることを意味す
る。応答時間Tt=TEi=aEi・TCi経過後確実にこ
のモジユールMiが再度レベルC=1を書込み出
力としてP17を介してCラインに与える。斯くし
てこれはこの動作についての第1の時間間隔に関
するもので準備完了aEiを伴なう。ブロツク12
8はこの動作に対する所謂第1の検出手段
FDETMを含む。次にブロツク130で書込み出
力端子CW(P17)から「1」が印加されたためC
ライン自体が確かに1になつているか否かをチエ
ツクする。これは読取り入力端子としてのCR
(P17)を使つて実現できる。C=P17=1(Y)
であればどのモジユールも未だその第2の時間間
隔TFiに達していない。カウンタCRはここでも1
だけインクリメントされる(CR→CR+1)(ブ
ロツク132)。ブロツク134では到達してい
たカウンタCRの計数位置が応答時間因子aF相当
になつているか否かをチエツクする。これはこの
動作に対する所謂第2の検出手段SDETMに関係
する。この位置aFに未だ達していない場合(N)
は別のモジユールがこの位置aFに達したためC=
P17=1をC=0に変えてあるか否かをチエツク
する(ブロツク130に戻る。C=P17=1のま
まであるならば、再度132に進む。別のモジユ
ールによりCが0に変つている場合はブロツク1
30のN側に出る。この場合はインダクシヨンが
起こり、プロセスは点103に戻る。これは第3
図の時刻8に相当し、次のデータビツトが印加さ
れる。即ちブロツク108から次の(第2、第3
の)データビツトbtiが供給され、これが(ブロ
ツク112で)布線AND論理によりエバリユエ
ートされる。而して他のモジユールが未だaFに達
していない場合はブロツク134で所定の瞬時に
一つのモジユールでCR=aFに達する。そしてブ
ロツク134のY側から出てプロセスの点103
に達する。上記は選択プロセスから当該モジユー
ルが拒絶される(ブロツク112のN側に出る)
か又はそのモジユールがマスタに指名される(最
後のビツトの比較を行なつた後ブロツク120の
Y側に出た場合で、ブロツク120でそれ以上の
選択が不要とされた場合、即ちat=btnax+1)
まで続く。
第14図はデータ発信・受信機のブロツク図で
あつて、これは第1の部分DL1と第2の部分DL
2とから成る。DL2は発信・受信機能を実施す
る部分である。部分DL1の要求出力端子REQが
DL2の要求入力端子REQに接続されている。ま
たDL2の肯定応答出力端子ACKがDL1の肯定
応答入力端子ACKに接続されている。またDL2
は前述した手段HSを具える。DL1のクロツク信
号源をC1を介してDL2に接続してある。また
書込み出力端CWと読取り入力端子CRとを介し
てDL2をバスラインCに接続する。DL1の方は
割込み入力端子INTを介してバスラインCに接
続すると共に入出力接続部を構成する1個又は複
数個の入出力端子I/Oを介して1本(又は場合
によつては2本)のバスラインCに接続する。割
込み入力端子INTは前の場合と同じ機能を有す
る(第8図等を参照)。I/O接続はマスタース
レープ間の接続が樹立され、データ転送が実行さ
れる場合に働らくものである。
重要な点はDL2内の手段HSがDL1に含めな
いでもバスが前記動作を実行するための準備が完
了しているのか否かの判定を行なえるように特別
に工夫して設計されていることである。DL2が
一部を構成するモジユールMiの主プログラム内
で起こることについては第10図を参照し、殊に
そこで破線で示されているブロツク43,48及
び50の説明を参照されたい。
一般にマスタ選択に関する動作もDL2で行な
われる。
第15図は第14図のDL2部の詳細なブロツ
ク図である。
第16図は第15図に関するタイムビツト(内
容はアドレスとデータ)図である。
第15図では多数の論理回路要素(例えば多数
のゲートや2個の状態をとる素子等)を具える凝
つた論理回路を用いる代りに、HS手段を読出し
専用メモリROM、アドレスカウンタADCR及び
論理AND機能素子(本例ではNANDゲート14
0を含む)で構成するという解決策がとられてい
る。また、本例では選択動作がDL2部内にある
識別子比較手段内で行なえるようにアレンジして
ある。このような比較手段IDCOMPはカウンタ
ADCR並びに排他的論理和ゲート142及びフ
リツプフロツプDFFによりアドレスされる読出
し専用メモリROMと協働する。またコレクタを
開放したインバータ144及びコレクタを開放し
たNANDゲート146とを設けるが、この2つ
は一緒になつて書込み出力端子CWを形成する。
回路要素148と150もインバータであり、1
51はNORゲートである。
以下に第16図につき動作を詳細に説明する
が、この第16図ではアドレスA(0…n、n+
1、n+2、n+3)、時間間隔Tt及びROMの
アドレスAのアドレス部を表わす関連時因子aAI
aB、a1i、…aFは左欄に登場し、右欄には関連アド
レツシングに応答してROMの出力端子、D、
0、1、2、3、4、5、6に現われる記憶内容
がのつている。
要求がなくREQ=0であると仮定する。また
ラインC=0と仮定する。こうするとゲート15
1の出力側は0となり(=0)、アドレスカ
ウンタADCRの一切の計数位置がクリアされる。
これによりROMの入力端子はA(0…n、…)=
0となり、従つてROMの全ての出力信号が0と
なる。仮にA(…n+1、及び/又はn+2…)
のために1個又は複数個の出力信号が1であると
すると、もはやそのような状態ではない。
要求がなくREQ=0であると仮定する。また
ラインC=1であると仮定する。この時もゲート
151の出力側は0であつて、同じこと即ち
ADCRをクリアすることが行なわれる。
要求が存在し、すなわちREQ=1であつて、
ラインC=0(従つて「使用中」)であると仮定す
る。この時も同じことが起こる。
要求が存在し、すなわちREQ=1であつて、
ラインC=1であると仮定する。この時ゲート1
51の入力端子は全て0である(その理由は、D
4=0であつて、従つて=1であり、これが
インバータ150で反転されてゲート151には
0が入力されるからである)。従つて=1と
なり、アドレスカウンタADCRが計数動作を開
始する。即ち(当該モジユールのクロツク信号発
生器から)C1を介して入つてくるクロツクパル
スを数える。しかしこの時もADCRを通り抜け
たアドレスA(0)、A(1)等は依然として全てのD
を0にする。ここでラインC=1がC=0になる
と、手続きは前に戻り、カウンタADCRがクリ
アされる。これはバスが依然として前の通信のた
めに使用中であるため要求を許さないことを意味
する。ここで注意すべきことは、このように
REQ=1のときモジユールiの識別子及び/又
は優先順位のデータIDiが入力端子を介してレ
ジスタIDCOMP内に蓄わえられることである。
これに続いてこのレジスタはイネーブルされ
(「S」)、クロツク入力端子Dから入つてくるクロ
ツクに合わせて記憶内容を内方へへシフトさせて
ゆく。REQ=1でC=1であり、ADCRがTt=
TAi(第3図参照)(第1の時間間隔)を成立させ
る位置aAiに達すると、ROMの出力端子D4から
1が出力され、これによりゲート140が準備完
了状態となる。これはこの瞬時以後「インダクシ
ヨン」が起こり得ることを意味する。この間もカ
ウンタADCRは計数し続け、その間はROMのい
ずれの出力も変わらない。そしてカウンタ
ADCRが位置aBに達した時、時間間隔Tt=TBi
(第2の時間間隔)に達する。この位置でROM
の出力端子D1は1になる。こうなるとコレクタ
が開放されているトランジスタを具えるインバー
タ144を介してラインCは0となる(第3図の
点3)。なお位置aBに達する前にラインC自体に
0が印加された時もこのようになる。これは他の
モジユールが早い時期に自己のTBjに到達してし
まうことがあるため起こり得ることである。この
ようにラインC=0になるとインバータ148を
介してNANDゲートが開成される(その理由は、
D4は既に1になつているからである)。従つて
LD=0となり、カウンタADCRに強制的に位置
aBがロードされる(aBはロード指令でカウンタに
ロードされる値でカウンタ内でソルダされてい
る)。この時インダクシヨンが起こり、D1=0
が現われ、書込み出力端子CWを介してC=0に
する。次に開始ビツト(第3図で3と4の間)を
送る。即ちTt=T1i=a1i・TCiが経過し終る迄C
=0とする。カウンタADCRはaBから引き続いて
計数する。(クリアされることはない。その理由
は、D4が再度0となり、従つてLD=1となり、
これがインバータ150で反転されたNORゲー
ト151の入力端子に0が加わる。これはCLR
=1を意味する。) 位置aB+a1iでD2=1となり、ゲート146
が開可能状態となる。これはレジスタIDCOMP
内に納まつている識別子及び/又は優先順位IDi
の(最高位)のビツトがラインCに印加されるこ
とを意味する。これにより1/0が0/1として
ラインCに書き込まれる。(第3図の点4)。他の
モジユールのビツトと併せてラインCで布線
AND機能が働らく。更に計数を続け、aB+a2i
達するまではROMの出力端子D2に1が供給さ
れ、前記ビツトが提供され続ける。また、D0も
1となり、フリツプフロツプDFFがこれにより
クロツクされる(これは既にREQ=1により準
備されている)。第3図の点5(サンプル)。この
フリツプフロツプDFFの入力端子には排他的論
理和ゲート142の出力信号が入力される。この
信号はモジユール自体からIDCOMPを介して印
加されるビツトとラインC上に存在するビツトと
に排他的論理和機能を施した結果である。これら
の両ビツトは(共に0又は1で)同じであること
もあるし、異なることもある。同じである場合は
フリツプフロツプDFFの入力端子に1が入力さ
れ、フリツプフロツプDFFの出力側にも1が現
われる。この1は少なくともクロツクパルスとし
て新規にD0=1が現われない間保たれる。この
1はROMをアドレスし、アドレス部A(n+3)
=1となる。従つて全体のアドレスはa(a2、
0、0、1)となる。前記両ビツトが同じでない
場合はフリツプフロツプDFFの出力信号が0と
なり、アドレス部A(n+3)=0となる。この時
全体のアドレスは(a2、0、0、0)である。
以上のことは一致の場合にアーピトレイシヨンが
行なわれることを意味する。この場合モジユール
は次のビツトについてのアービトレイシヨンに参
加し続けることができる。この場合ROMは上記
A(n+3)+1で所定のセクシヨンをアドレスさ
れる。従つて当該モジユールはなおマスタとなる
機会を保有している。不一致の場合はアービトレ
イシヨンが行なわれず、当該モジユールはマスタ
となることができない。その理由は、高位の識別
子番号及び/又は優先順位を有するモジユールも
REQ=1となつているからである。アービトレ
イシヨンの例を挙げると、 識別子M1=01は反転された後10としてライン
Cに与えられる。
識別子M2=10は反転された後01としてライン
Cに与えられる。
識別子M3=11は反転された後00としてライン
Cに与えられる。
最高位のビツトについて言えばラインCの布線
ANDを介して0を出す。手段IDCOMP並びにフ
リツプフロツプDFF及びゲート142によりこ
れは次のものを生ずる。
M1:DFFの出力=0 従つてA(n+3)=0
行なわれず M2:DFFの出力=1 従つてA(n+3)=1
行なわれる M3:DFFの出力=1 従つてA(n+3)=1
行なわれる それ故M2とM3だけが(第2のビツトに対す
る)先のアービトレイシヨンに参加する。第2の
ビツトに対してC=0が成立する。従つてM2の
場合はDFFの出力端子に0が現われ、A(n+
3)=0となる。従つてアービトレイシヨンは行
なわれない。A(n+3)=1となり、従つてアー
ビトレイシヨンが行なわれるのはM3の場合だけ
である。そこでM3が選ばれる。この場合ROM
内で下記のことが行なわれる。「アービトレイシ
ヨンが行なわれない」場合はアドレツシングは
ROMのアドレス部がA(n+3)=0となる部分
で行なわれる。この間アドレスカンウタは更に計
数を続ける。ROMのこの部分ではいずれの場合
でもD1=D2=D3=0である。従つてそれ以
上アービトレイシヨンのためにビツトが提供され
ることはない。この時CWは常時1でそれ以上の
効果はない。D3=0のためACKが起こらず、
これによりこのモジユールがシステムのマスタと
してデータ転送する許可が得られないことを意味
する。この間カウンタADCRで計数が続く(全
てのモジユール;しかし、未だ先のアービトレイ
シヨンにかかわつている1個又は複数個のモジユ
ールしかラインCに作用しない)。
位置aB+a3iに達した時カウンタADCRは時刻
Tt=TBi+T3iに達する(第3図の点6)。この時
全ての出力端子D0,…6は0となる。そしてラ
インC上はレベル1になる(第3図の点5以後の
ストツプビツト)。カウンタは更に計数し続けて
aBi+aEiに至る(第3図の点7)。ここでTBi後第
1の時間間隔TEiに達する。ここでもインダクシ
ヨンが起こり得る。即ち出力端子D4が1とな
り、これによりゲート140が準備される。D6
も1となる。斯くしてROMはアドレス部A(n
+2)=1によりアドレスされる部分に到達する。
ここで優先順位及び/又は識別子データの第2ビ
ツトを処理するための制御ビツトが蓄わえられ
る。(本例ではD5及びD6の22=4ビツトがこ
れである)。カウンタADCRは更に位置aB+aF
達する迄計数し続ける(この位置aB+aFはTBi
後に第2の時間間隔TFi=aF・TCiが続くことをを
意味する)。これにより再度D1=1となる(そ
して後に行なわれる第2のビツトの処理のためD
6は1であり続ける)。第2のビツトをレジスタ
IDCOMPから出し、ゲート146に印加する。
同時にD1=1のためラインCに0が現われる。
こうなるとこのC=0はインバータ148を介し
て1を、既にイネーブルされているゲート140
に与える。従つて=0となり、カウンタ
ADCRが再度位置aBをとらされる。この点(第3
図の点8)をあたかも位置aBであるかのようにし
てサイクルが再スタートする。こうしてカウンタ
はTt=TBi+T1iに進む。そしてここで(D2=1
のため)優先順位及び/又は識別子データの第2
ビツトがゲート146を介してラインCにのる。
CRを介してラインC上の0を読み取つた後に
カウンタが位置aB+aFに達した時はaBは既に
ADCRにロードされており(インダクシヨン)、
プロセスは新サイクルを進む(第3図の点8)。
この点8から次のビツトをアービトレイシヨンす
るための新サイクルがスタートする(前述したと
ころを参照)。
モジユールがいつも「アービトレイシヨンを行
なう」という結果を得る場合はA(n+3)がず
つと1にとどまり、その結果最後のビツト(本例
では第4のビツト)のサイクルが完了した時点で
アドレスA(aB+aF、1、1、1)を受けて出力
端子D3に1が現われる。これはACK=1を意
味する。斯くしてそのモジユールがマスタと定め
られる。
明らかに第5図に示した時間線図での応答時間
TRiは短かい。これはモジユールMiでインダクシ
ヨンが行なわれた場合にD1=1となる位置で
ROMが直接アドレスされるためである(モジユ
ールMjがTBjに到達したとすると、これはモジユ
ールMjによりC=0になつたことを意味する)。
斯くしてこのモジユールMiもC=0とする。し
たがつて、TRiは全く回路によつて決まる。これ
は第13図の例のTRiとは異なる。第13図のプ
ログラムを組んであるデイジタル信号処理装置は
TAi/TBiの場合はブロツク98(N)もしくはブ
ロツク102の後又はTEi/TFiの場合はブロツク
130(M)若しくはブロツク134の後ブロツ
クの各段階を実行して端子CW=P17に0が現わ
れるようにし(ブロツク104)且つTt=0の
場合はまたカウンタCRが0になるようにする。
これには長時間を要し、これがためTRiは回路で
決まる場合よりも長くなる。この問題を解決する
ためバスとデータ発信・受信機として用いられる
プログラムを組まれたデイジタル信号処理装置と
の間に「準備完了」から「使用中」への論理レベ
ルの変化を検出する検出器を設けることができ
る。
これを第17図に示した。この検出器はインバ
ータ152とNANDゲート154とから成るが、
インバータ152はバスラインCからの信号を受
け取り、NANDゲート154はインバータ15
2からくる信号とプロセツサMi(8048)から送ら
れてくる信号とを受け取る。なおNANDゲート
154の出力端子はバスラインCに接続する。
出力端子P27はプロセサMi(本例では8048)
の一つの端子であつて、そのレベルは本発明に係
る動作が行なわれている時CR=aAi(ブロツク9
4、FDETM)又はCR=aEi(ブロツク128、第
13図のFDETM)の場合P27が1となるように
決まる。この時以下のことが起こる。NANDゲ
ート154が準備完了状態になる。ラインCから
インバータ152に0レベルが到達するものとす
る。他方NANDゲート154を介してこのモジ
ユールMiからラインCにも0が与えられるもの
とする。それ故モジユールMiのTAi又はTEi
(TBi若しくはTFiにおいてMi自体により又はTBj
若しくはTFjにおいて別のモジユールMjにより)
ラインCが0となるや否や、MiはCを0にする。
これによりTRiは短かくなる。端子P27は更に
プロセサがピンP17に0を与える(P17:0)時
もP27が0となるように規定され、従つて検出
器はそれ以上働らかず(NANDゲート154の
出力端子からは常時1が出力される)ようにす
る。
注意すべきことは、明らかに端子P27を用い
る代りに、プロセサを含むことなくNANDゲー
ト154が制御されるような解決策をとることが
できることである。第17図では一例として時間
間隔TAiの場合につき一点鎖線で囲んでこれを示
してある。この場合は0位置に到達した時桁上げ
信号CYを出力する付加的なカウンタDETCRを
設け、このCYがのるラインをNANDゲート15
4に接続する。動作は下記の通りである。プロセ
サ端子P16はカウンタDETCRの反転クリア入
力端子に接続し、TAiが働らく(P16=1)
の動作時だけカウンタがクリアされることがない
ようにする。また、LDとCKを介する制御がある
にもかかわらず、カウンタは決して重要となるこ
とはなく、CYも0信号となる。ライン上で0か
ら1への変化が生ずる度毎にLD=1となること
によりカウンタDETCRに−aAiに等しい値がロー
ドされる。この時前に到達していた位置(これは
以前の−aAi迄カウンタダウンする試みの際に到
達していた可能性がある)は消去される。プロセ
サの端子T0はクロツク出力端子と定められる
が、これを介して計数パルスがカウンタDETCR
に達し、このカウンタDETCRがカウントダウン
してゆく。
カウンタ位置0に達し、従つてTAiに到達した
時次のことが起こる。即ち端子CYから桁上げ信
号がNANDゲート154に送られ、これで
NANDゲート154が準備される。Mi自身又は
別のモジユールMjのためラインCが0にされる
と、インバータ152を介して(NANDゲート
に1が入力され)このNANDゲート154がラ
インCに0を供給する。これによつても迅速な応
答が得られ、TRiが短かくなる。この際カウンタ
自身は前進しない。その理由は、CY=1が能動
的な入力端子を閉塞する(=1従つてENA
=1)ためである。このためCYは1であり続け
る。これはこの動作が完了する迄続く。これは本
例ではP17:=0を意味する。この時P16も0と
なり、従つて=0である。これはカウンタ
がクリアされ、従つて再度CYが0となり、
NANDゲート154がも早や準備されないこと
を意味する。検出器はそれ以上働らかない。
【図面の簡単な説明】
第1図は通信バスを介して行なわれる通信を構
成する若干個の動作を示す説明図、第2図は単一
ラインの形態をした転送媒体を具える多局発信・
受信機データ処理装置のブロツク図、第3図は第
2図のデータ処理装置に関連する時間線図、第4
図は2本のラインの形態をした転送媒体を具えた
多局発信/受信機データ処理装置のブロツク図、
第5図は第4図の場合の時間線図、第6図は3本
のラインの形態をした転送媒体を具える多局発
信/受信機データ処理装置のブロツク図、第7図
は3本のラインの形態をした転送媒体を具えるデ
ータ処理装置の変形例のブロツク図、第8a及び
8b図はデイジタル信号処理装置を構成するモジ
ユールの2個の実施例の説明図、第9図は割り込
みをする場合の流れ図、第10図は主プログラム
の流れ図、第11図は割り込み手続きの流れ図、
第12図は割り込み手続きの詳細な流れ図、第1
3図はバスが「準備完了」か否かを検査する場合
の流れ図、第14図は第1の部分と第2の部分と
から成るデータ発信機及び/又は受信機のブロツ
ク図、第15図は第14図の詳細なブロツク図、
第16図は第15図の場合の時間ビツト図、第1
7図は「準備完了」/「使用中」変化の説明図で
ある。 Mi……発信機及び/又は受信機(モジユー
ル)、C……単一ラインの通信バス、K……制御
転送媒体、D……データ転送媒体、TAi……第1
の時間間隔、TBi……第2の時間間隔、CR……制
御入力端子、CW……制御出力端子、REQ……要
求出力端子、ACK……肯定応答入力端子、DL1
……第1の部分、DL2……第2の部分、
IDCOMP……識別子比較手段、ADCR……アド
レスカウンタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 データ発信機またはデータ受信機の少なくと
    もいずれか一方を有し、かつ接続されるべき通信
    バス上での情報伝送に関する動作に能動的に参加
    する通信装置において、 前記通信バスが当該通信装置が行うべき通信に
    関する動作に対して準備完了状態であるか否かを
    第1の時間間隔に基づいて判定する第1の検出手
    段と、 前記通信バスが上記動作に関連する動作に対し
    て準備完了状態であるか否かを前記第1の時間間
    隔より長い第2の時間間隔に基づいて判定する第
    2の検出手段と、 少なくとも1つの制御入力端および少なくとも
    1つの制御出力端と、 前記第2の検出手段により前記第2の時間間隔
    が経過したことが検出された後に、前記制御出力
    端を介して、前記通信バス上の「準備完了」を示
    す論理レベルを「使用中」を示す論理レベルに切
    り換える切り換え手段と、 前記制御入力端子を介して前記通信バス上の
    「使用中」を示す論理レベルが受信され、かつ前
    記第1の検出手段により少なくとも前記第1の時
    間間隔が経過したと判定されている場合に、前記
    制御出力端を介して「使用中」を示す論理レベル
    を前記通信バスに供給する供給手段と、 を具備していることを特徴とする通信装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の通信装置にお
    いて、前記第1の検出手段または前記第2の検出
    手段或いは前記切り換え手段または前記供給手段
    の内の少なくともいずれか1つをプログラムされ
    た機能として有しているデジタル信号処理装置を
    具備することを特徴とする通信装置。 3 特許請求の範囲第2項に記載の通信装置にお
    いて、前記通信バス上での「準備完了」を表す状
    態から「使用中」を表す状態への論理レベルの遷
    移を検出する遷移検出手段を更に有し、前記供給
    手段が、この遷移検出手段の出力に応答して、当
    該供給手段の前記「使用中」を表す論理レベルを
    前記制御出力端に供給するに要する応答時間を減
    少させることを特徴とする通信装置。 4 特許請求の範囲第1項に記載の通信装置にお
    いて、当該通信装置は第1の部分と第2の部分と
    を有し、上記第1の部分は前記データ発信機また
    は前記データ受信機の内の少なくともいずれか一
    方を含むと共に少なくとも1つの要求出力端と少
    なくとも1つの確認入力端とを有し、前記第2の
    部分は当該第2の部分を前記要求出力端と前記確
    認入力端とを各々介して前記第1の部分に接続す
    るための要求入力端と確認出力端とを各々備え、
    かつ前記第2の部分は前記第1の検出手段または
    前記第2の検出手段或いは前記切り換え手段また
    は前記供給手段の内の少なくともいずれか1つを
    含むと共に前記制御入力端および前記制御出力端
    によつて前記通信バスに接続されていることを特
    徴とする通信装置。 5 特許請求の範囲第4項に記載の通信装置にお
    いて、前記第2の部分は識別情報比較手段を有
    し、この比較手段により前記データ発信機または
    前記データ受信機の内の少なくともどちらか一方
    の識別情報と前記通信バスを介して受信された識
    別情報とを比較することを特徴とする通信装置。 6 特許請求の範囲第4項に記載の通信装置にお
    いて、前記第2の部分はリードオンリメモリと、
    アドレスカウンタと、論理アンド機能手段とを有
    し、前記リードオンリメモリは前記アドレスカウ
    ンタによりアドレス指定され、前記アドレスカウ
    ンタは、前記第2の部分により前記要求入力端を
    介して要求信号が受信された場合、前記第1の部
    分からクロツク信号入力端を介して供給されるク
    ロツク信号を前記通信バスが「準備完了」状態で
    あることを条件に計数し、前記リードオンリメモ
    リは前記アドレスカウンタが前記第1の時間間隔
    を表す計数位置に到達した時に前記論理アンド機
    能手段を動作準備完了状態にする出力ビツトを発
    生し、前記リードオンリメモリは、前記アドレス
    カウンタが前記第2の時間間隔を表す計数位置に
    到達した時か、または前記通信バス上の「準備完
    了」を表す論理レベルから「使用中」を表す論理
    レベルへの変化によつて前記論理アンド機能手段
    により前記アドレスカウンタに前記第2の時間間
    隔に対応する計数位置を強制的に設定させると同
    時に前記制御出力端に「使用中」を表す論理レベ
    ルを供給することを特徴とする通信装置。 7 特許請求の範囲第6項に記載の通信装置にお
    いて、前記リードオンリメモリは前記アドレスカ
    ウンタにより、前記識別情報比較手段と協働して
    前記識別情報の比較を実行するようにアドレス指
    定されることを特徴とする通信装置。
JP1217654A 1980-04-23 1989-08-25 通信装置 Granted JPH02180450A (ja)

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