JPH0350999A - 圧電スピーカ - Google Patents
圧電スピーカInfo
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- JPH0350999A JPH0350999A JP18642589A JP18642589A JPH0350999A JP H0350999 A JPH0350999 A JP H0350999A JP 18642589 A JP18642589 A JP 18642589A JP 18642589 A JP18642589 A JP 18642589A JP H0350999 A JPH0350999 A JP H0350999A
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Landscapes
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は音響機器などに使用される、改良された振動
板材料を有する圧電スピーカに関するものである。
板材料を有する圧電スピーカに関するものである。
従来の技術
近年、音響機器はほとんどディジタル化され、音質の飛
躍的な向上が図られて以来、スピーカにおける振動板に
対する要求性能は益々厳しくなってくる。このような振
動板には、外力による変形が少なく音の歪みが小さい事
、再生音域が広く明瞭な音質を出す事が求められており
、そのためには軽く、シかも弾性率、剛性にすぐれてい
る事が要求されている。この事を具体的な物性値の条件
としてまとめると、 ■ ヤング率(E)が大きい事。
躍的な向上が図られて以来、スピーカにおける振動板に
対する要求性能は益々厳しくなってくる。このような振
動板には、外力による変形が少なく音の歪みが小さい事
、再生音域が広く明瞭な音質を出す事が求められており
、そのためには軽く、シかも弾性率、剛性にすぐれてい
る事が要求されている。この事を具体的な物性値の条件
としてまとめると、 ■ ヤング率(E)が大きい事。
■ 密度(ρ)が小さい事。
■ 音速(音波の伝搬速度V)が大きい事。
■ 振動の内部損失(tanδ)が適当である事。
などである。ただし、V、E、ρの間にはV=VE/ρ
の関係がある。もちろんこれらの条件以外に、加工の容
易性、はんだ付は性、錆びにくさ、熱や湿度などの外部
条件に対して安定である事なども大切である事は言うま
でもない。
の関係がある。もちろんこれらの条件以外に、加工の容
易性、はんだ付は性、錆びにくさ、熱や湿度などの外部
条件に対して安定である事なども大切である事は言うま
でもない。
一方、セラミックからなる圧電素子を音源(電気−音響
変換素子)とする圧電ブザーあるいはスピーカが多く用
いられる様になってきている。その理由は、薄型である
こと、低価格化が容易であること、あるいは低消費電力
であること等である。
変換素子)とする圧電ブザーあるいはスピーカが多く用
いられる様になってきている。その理由は、薄型である
こと、低価格化が容易であること、あるいは低消費電力
であること等である。
セラミック(圧′成)スピーカにおいては、セラミック
の薄膜に電気信号を与え振動を発生させ、その振動をセ
ラミック板に密着させた振動板に云え、可聴領域の音を
発生させている。振動板材料としては、従来、黄銅板、
鉄板、ステンレス、鉄−ニッケル合金、アルミニウム、
プラスチック等がその素材として用いられて来た。
の薄膜に電気信号を与え振動を発生させ、その振動をセ
ラミック板に密着させた振動板に云え、可聴領域の音を
発生させている。振動板材料としては、従来、黄銅板、
鉄板、ステンレス、鉄−ニッケル合金、アルミニウム、
プラスチック等がその素材として用いられて来た。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、現在圧電スピーカに用いられている振動
板材料はほとんどがハイファイオーデオの観点から見る
と十分な性能を持っているものとは言い難い。例えば、
プラスチックはヤング率や密度、音速などの特性が振動
板としては十分でなく、特に高周波数帯域での周波数特
性は著しく劣るものであって、高音用スピーカ(ツイー
タ)の振動板として明瞭な音質を得る事は困難である。
板材料はほとんどがハイファイオーデオの観点から見る
と十分な性能を持っているものとは言い難い。例えば、
プラスチックはヤング率や密度、音速などの特性が振動
板としては十分でなく、特に高周波数帯域での周波数特
性は著しく劣るものであって、高音用スピーカ(ツイー
タ)の振動板として明瞭な音質を得る事は困難である。
また、アルミニウムなどでも密度の大きさから、十分に
高い音速を得ることは難しい。ポロン、ベリリウム等の
金属は高い音速(12km/ sec )を持ち、ツイ
ータ用の優れた振動板材料であると言われている。しか
しながら、これらの金属の場合、振動の内部損失が小さ
いため、高周波振動現象等を生じ易く、金属質のかん高
い音しか発生しないことになってしまう。事実、現在の
圧電スピーカは、音質まで考慮するとまだ従来のボイス
コイルタイプ(電動型)のコーンあるいは平板型スピー
カと競合するところまで至っていないことは明かである
。
高い音速を得ることは難しい。ポロン、ベリリウム等の
金属は高い音速(12km/ sec )を持ち、ツイ
ータ用の優れた振動板材料であると言われている。しか
しながら、これらの金属の場合、振動の内部損失が小さ
いため、高周波振動現象等を生じ易く、金属質のかん高
い音しか発生しないことになってしまう。事実、現在の
圧電スピーカは、音質まで考慮するとまだ従来のボイス
コイルタイプ(電動型)のコーンあるいは平板型スピー
カと競合するところまで至っていないことは明かである
。
本発明は、上記のような、圧電スピーカにおける従来の
振動板材料のもつ欠点を克服し、優れた高周波特性を有
しかつ良質の音色の再現を可能にする新規なスピーカを
提供しようとするものである。
振動板材料のもつ欠点を克服し、優れた高周波特性を有
しかつ良質の音色の再現を可能にする新規なスピーカを
提供しようとするものである。
課題を解決するための手段
本発明者らは先に述べた圧電スピーカ用撮動板の問題点
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、従来の振動板
材料ではこれ以上の特性の向上は困難であろうとの結論
に達した。そして、新規なグラファイト皮膜を圧電スピ
ーカ用振動板に用い特性を測定した結果、それらがすぐ
れた振動特性を有している事の知見を得て本発明に至っ
たものである。
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、従来の振動板
材料ではこれ以上の特性の向上は困難であろうとの結論
に達した。そして、新規なグラファイト皮膜を圧電スピ
ーカ用振動板に用い特性を測定した結果、それらがすぐ
れた振動特性を有している事の知見を得て本発明に至っ
たものである。
すなわち本発明は、ハイファイ特性を実現するために、
圧電スピーカ素子の振動板の一部あるいは全部としてグ
ラファイトの皮膜を用いたものである。
圧電スピーカ素子の振動板の一部あるいは全部としてグ
ラファイトの皮膜を用いたものである。
作 用
以上の構成により、本発明では、新規なグラファイト皮
膜の持つ優れた物性値を生かして、これを圧電スピーカ
の振動板の一部あるいは全部として使用するため、従来
の振動板より再生音域が著しく広く1明瞭なハイファイ
レベルの音質を有する圧電スピーカを製造することがで
きる。
膜の持つ優れた物性値を生かして、これを圧電スピーカ
の振動板の一部あるいは全部として使用するため、従来
の振動板より再生音域が著しく広く1明瞭なハイファイ
レベルの音質を有する圧電スピーカを製造することがで
きる。
実施例
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
本発明の基本的な構成を第1図および第2図に示す。第
1図はユニモルフ形発音体と呼ばれるもので、厚さが約
100ミクロンのセラミック薄膜にアルミニウム板を張
り付け、更に本発明に関わるグラファイト皮膜を均一に
接着しである。グラファイト皮膜の厚さは、100ミク
ロンのセラミック板に対し、5から25ミクロンで、好
ましくは10 ミクロンであった。用いられるセラミ
ックスは従来から知られているもの、例えばPbT i
03−PbZrOa、で、銹電率は標準的には5000
、電気機械結合係数は50ないし70のものである。電
極ハグラファイト皮膜からあるいにセラミックスへ銀ペ
ーストを塗布して取り出している。又、第2図はバイモ
ルフ形の発音体で、金属板を圧電セラミックスでサンド
イッチして作られたもので、更にセラミックスの外側に
グラファイト皮膜が接着させられている。
1図はユニモルフ形発音体と呼ばれるもので、厚さが約
100ミクロンのセラミック薄膜にアルミニウム板を張
り付け、更に本発明に関わるグラファイト皮膜を均一に
接着しである。グラファイト皮膜の厚さは、100ミク
ロンのセラミック板に対し、5から25ミクロンで、好
ましくは10 ミクロンであった。用いられるセラミ
ックスは従来から知られているもの、例えばPbT i
03−PbZrOa、で、銹電率は標準的には5000
、電気機械結合係数は50ないし70のものである。電
極ハグラファイト皮膜からあるいにセラミックスへ銀ペ
ーストを塗布して取り出している。又、第2図はバイモ
ルフ形の発音体で、金属板を圧電セラミックスでサンド
イッチして作られたもので、更にセラミックスの外側に
グラファイト皮膜が接着させられている。
本発明において用いられるグラファイト皮膜は、同−発
明者らが発明した縮合系高分子を熱分解して得られる高
性能パイログラファイトから成る(村上ら、アプライド
フィジカル レター;Appl、 Phys、 Le
tt、 48巻、23号、1594頁、1986年)こ
れは、ポリオキサジアゾール、ポリイミド、ポリアミド
イミドなどの耐熱性・縮合系高分子のフィルムを不活性
気体中で約2800℃以上の温度で熱処理、グラファイ
ト化して得られるものである。この様に特殊な高分子原
料から得られるパイログラファイトは、膜面に沿ってグ
ラファイトのab面が完全に配向した、単結晶に近い構
造を持つ皮膜となる。第1表に本発明に用いられるグラ
ファイト皮膜(10ミクロン厚)の振動板としての材料
定数を、従来から知られている材料と比較して示す。こ
れにより、本発明で用いられるグラファイトが他の全て
の材質に比べE、 Vが遥かに優れたものであることが
一目瞭然であシ、特に高音領域で音質の良いスピーカ振
動板として最適であると言える。
明者らが発明した縮合系高分子を熱分解して得られる高
性能パイログラファイトから成る(村上ら、アプライド
フィジカル レター;Appl、 Phys、 Le
tt、 48巻、23号、1594頁、1986年)こ
れは、ポリオキサジアゾール、ポリイミド、ポリアミド
イミドなどの耐熱性・縮合系高分子のフィルムを不活性
気体中で約2800℃以上の温度で熱処理、グラファイ
ト化して得られるものである。この様に特殊な高分子原
料から得られるパイログラファイトは、膜面に沿ってグ
ラファイトのab面が完全に配向した、単結晶に近い構
造を持つ皮膜となる。第1表に本発明に用いられるグラ
ファイト皮膜(10ミクロン厚)の振動板としての材料
定数を、従来から知られている材料と比較して示す。こ
れにより、本発明で用いられるグラファイトが他の全て
の材質に比べE、 Vが遥かに優れたものであることが
一目瞭然であシ、特に高音領域で音質の良いスピーカ振
動板として最適であると言える。
これに対し、従来から知られているグラフオイル(ユニ
オンカーバイド社)の様な、グラファイト粉末を成型し
たものでも原理的には音質の改善には効果があるものの
、100ミクロン以下の薄膜の製造が難しいこと、音速
が5 km / secのオーダであること等から、本
発明のグラファイト皮膜には及ばないことが明らかにな
っている。
オンカーバイド社)の様な、グラファイト粉末を成型し
たものでも原理的には音質の改善には効果があるものの
、100ミクロン以下の薄膜の製造が難しいこと、音速
が5 km / secのオーダであること等から、本
発明のグラファイト皮膜には及ばないことが明らかにな
っている。
第1表 音響材料の定数表
次に発明者らは、本発明のグラファイト振動板を有する
圧電スピーカ素子の優秀な音響特性を最大限に生かすス
ピーカ構成の検討を行った結果、第3図の構成の平板型
のスピーカがハイファイオーディオスピーカとしての性
能を更に向上させることを見いだした。すなわち、第3
図のハニカムコア材とはエポキシなどの樹脂を成型して
構成される厚さ工ないし2+nm1直径20ないしlo
om+++の蜂の巣型の構造体で、通常はその両面に音
響撮動板をスキン材として張り付け、電動(ボイスコイ
ル)により磁励されているものである。本発明では、こ
のハニカムコア材の両面にスキン材としてグラファイト
皮膜を張り付け、更に圧電セラミックス板をグラファイ
ト皮膜に密着させた構造をとることが最適であることが
検証された訳である。
圧電スピーカ素子の優秀な音響特性を最大限に生かすス
ピーカ構成の検討を行った結果、第3図の構成の平板型
のスピーカがハイファイオーディオスピーカとしての性
能を更に向上させることを見いだした。すなわち、第3
図のハニカムコア材とはエポキシなどの樹脂を成型して
構成される厚さ工ないし2+nm1直径20ないしlo
om+++の蜂の巣型の構造体で、通常はその両面に音
響撮動板をスキン材として張り付け、電動(ボイスコイ
ル)により磁励されているものである。本発明では、こ
のハニカムコア材の両面にスキン材としてグラファイト
皮膜を張り付け、更に圧電セラミックス板をグラファイ
ト皮膜に密着させた構造をとることが最適であることが
検証された訳である。
以下に本発明の実施例についてさらに詳細に説明する。
〈実施例1〉
圧電セラミックス材料PCM−33A(松下電子部品■
製)を用い、厚さ25μmのグラファイト皮膜を振動板
としてスピーカを試作した。セラミックスの形状及び特
性は次のとおりであった。
製)を用い、厚さ25μmのグラファイト皮膜を振動板
としてスピーカを試作した。セラミックスの形状及び特
性は次のとおりであった。
形 状:φ23 5X 100μm
静電容量:〜110nF(atlkHz)共振周波数二
〜90kT−1z 共振抵抗:〜1Ω グラファイト皮膜は、厚さ50μmのカプトンポリイミ
ドを数10(1/dの圧力下で3000℃で焼成して得
られたもので、形状はφ23 X 25μmであった。
〜90kT−1z 共振抵抗:〜1Ω グラファイト皮膜は、厚さ50μmのカプトンポリイミ
ドを数10(1/dの圧力下で3000℃で焼成して得
られたもので、形状はφ23 X 25μmであった。
セラミック板の両面に銀ペーストを塗布し、片面にグラ
ファイト皮膜を接着させ、ユニモルフ形のスピーカとし
た。
ファイト皮膜を接着させ、ユニモルフ形のスピーカとし
た。
入力として3V(rms)の正弦波を与えたところ、5
kから50kI(z の周波数に対しほぼ平坦な40d
BO音圧出力が得られた。
kから50kI(z の周波数に対しほぼ平坦な40d
BO音圧出力が得られた。
次に、第1図の構成のユニモルフ形のスピーカにおいて
、金属振動板として0.07 mmの鉄−ニッケル合金
を用い、厚さ12μmのグラファイト皮膜を積層した。
、金属振動板として0.07 mmの鉄−ニッケル合金
を用い、厚さ12μmのグラファイト皮膜を積層した。
同様の入力電圧に対し、出力は70dBまで上昇し、高
周波限界周波数は35 kHzとなった。グラファイト
皮膜を振動板の一部に設けることにより、高音の発生が
可能になったばかりでなく、その音質は柔らかく、澄ん
だものになることが確認された。
周波限界周波数は35 kHzとなった。グラファイト
皮膜を振動板の一部に設けることにより、高音の発生が
可能になったばかりでなく、その音質は柔らかく、澄ん
だものになることが確認された。
〈実施例2〉
実施例1と同様の圧電セラミックスに対し、他のグラフ
ァイト皮膜を用いた第2図の構成のバイモルフ形スピー
カの例を示す。セラミックスおよび第一第一振動板(黄
銅板)の寸法をそれぞれ、φ14 mmX 100μm
、 φ15mmX5Qμm とし、その両面にφ1
3mmx11μm のグラファイト皮膜をエポキシ樹脂
にて接着した。グラファイト皮膜はポリパラフェニレン
オキサジアゾール(古河電工製、厚さ25μm)をホッ
トプレス炉で2800℃、10Kg/cr11時間処理
し、更に3000℃の超高温炉で3時間(150g/7
)処理して得られたものである。2枚のセラミックス板
に電圧が並列に印加されるように配線し、スピーカの周
波数特性を測定した。入力電圧1.5 Vに対し、l
kI−1zから25kHzの間にわたりほぼ平坦で80
dBの出力が得られることが分かった。
ァイト皮膜を用いた第2図の構成のバイモルフ形スピー
カの例を示す。セラミックスおよび第一第一振動板(黄
銅板)の寸法をそれぞれ、φ14 mmX 100μm
、 φ15mmX5Qμm とし、その両面にφ1
3mmx11μm のグラファイト皮膜をエポキシ樹脂
にて接着した。グラファイト皮膜はポリパラフェニレン
オキサジアゾール(古河電工製、厚さ25μm)をホッ
トプレス炉で2800℃、10Kg/cr11時間処理
し、更に3000℃の超高温炉で3時間(150g/7
)処理して得られたものである。2枚のセラミックス板
に電圧が並列に印加されるように配線し、スピーカの周
波数特性を測定した。入力電圧1.5 Vに対し、l
kI−1zから25kHzの間にわたりほぼ平坦で80
dBの出力が得られることが分かった。
〈実施例3〉
直径28111111.厚さ1.5Mのマイカ−エポキ
シから成るハニカム状のコア材の両面にポリイミドある
いはポリアミド樹脂のフィルム(15μm)を3000
℃でグラファイト化して得られるグラファイト皮膜(厚
さ65μm)を接着した。次に、実施例1で用いたセラ
ミック振動板(直径16m+n)を銀ペースト(デュポ
ン社4929 )にてグラファイト皮膜に接着させた。
シから成るハニカム状のコア材の両面にポリイミドある
いはポリアミド樹脂のフィルム(15μm)を3000
℃でグラファイト化して得られるグラファイト皮膜(厚
さ65μm)を接着した。次に、実施例1で用いたセラ
ミック振動板(直径16m+n)を銀ペースト(デュポ
ン社4929 )にてグラファイト皮膜に接着させた。
リード線は第3図のようにセラミック基板の他の面に施
した銀ペースト層とセラミック振動板に接するグラファ
イトから取り出して交流電圧を印加し、周波数特性、音
響出力、音質の評価を行った。1.5 Vの正弦波人力
(1)(z 〜100 kHz ) K対し、5 kH
z 7f)、ら75 kHzの間でほぼ一定の出力が得
られ、その大きさは約100dBであった。また、その
音質は、電動式のスピーカの場合に比して全く損傷のな
いものであった。
した銀ペースト層とセラミック振動板に接するグラファ
イトから取り出して交流電圧を印加し、周波数特性、音
響出力、音質の評価を行った。1.5 Vの正弦波人力
(1)(z 〜100 kHz ) K対し、5 kH
z 7f)、ら75 kHzの間でほぼ一定の出力が得
られ、その大きさは約100dBであった。また、その
音質は、電動式のスピーカの場合に比して全く損傷のな
いものであった。
発明の効果
以上要するに本発明は、圧電スピーカ素子の振動板の一
部あるいは全部としてグラファイトの皮膜を用いたもの
で、周波数特性に優れ、超ハイクァイ特性を有する高品
質スピーカを提供するものである。
部あるいは全部としてグラファイトの皮膜を用いたもの
で、周波数特性に優れ、超ハイクァイ特性を有する高品
質スピーカを提供するものである。
本発明により得られる圧電スピーカ素子は、ハイファイ
オーディオスピーカとして用いられるばかりでなく、コ
ンビーータ、マイコン機器の音声、メロディ出力あるい
は電話用受話器等の音質の飛躍的な向上に貢献するもの
である。
オーディオスピーカとして用いられるばかりでなく、コ
ンビーータ、マイコン機器の音声、メロディ出力あるい
は電話用受話器等の音質の飛躍的な向上に貢献するもの
である。
また、本発明の圧電スピーカに用いられるグラファイト
皮膜振動板は、実施例に掲げられた材料のみに限定され
るものでなく、高分子を熱分解、グラファイト化して得
られる薄膜状の高品質グラファイトの全てに同様に適用
できるものである。
皮膜振動板は、実施例に掲げられた材料のみに限定され
るものでなく、高分子を熱分解、グラファイト化して得
られる薄膜状の高品質グラファイトの全てに同様に適用
できるものである。
第1図は本発明の一実施例における圧電スピーカ素子(
ユニモルフ形)の概念図、第2図は本発明の他の実施例
における圧電スピーカ素子(バイモルフ形)の概念図、
第3図は本発明の圧電スピーカ素子を用いた平板型ハイ
ファイスピーカの概念図である。 11・・・圧電セラミックス、12・・金属板、 13
グラフアイト薄膜、14・・・電極、15 ・・リード
線、21・・・圧電セラミックス、22・・金属板、2
3・・・グラファイト薄膜、24・・・リード線、31
・・・圧電セラミックス、32・・・ハニカムコーン、
33・・・グラファイト薄膜、34・・・電極、35−
・・リード線。
ユニモルフ形)の概念図、第2図は本発明の他の実施例
における圧電スピーカ素子(バイモルフ形)の概念図、
第3図は本発明の圧電スピーカ素子を用いた平板型ハイ
ファイスピーカの概念図である。 11・・・圧電セラミックス、12・・金属板、 13
グラフアイト薄膜、14・・・電極、15 ・・リード
線、21・・・圧電セラミックス、22・・金属板、2
3・・・グラファイト薄膜、24・・・リード線、31
・・・圧電セラミックス、32・・・ハニカムコーン、
33・・・グラファイト薄膜、34・・・電極、35−
・・リード線。
Claims (3)
- (1)圧電振動素子およびこれに密着した振動板から成
り、前記振動板の一部あるいは全体としてグラファイト
皮膜を有することを特徴とする圧電スピーカ。 - (2)エポキシ等の樹脂を成型して得られる厚さ1ない
し2mm、直径20ないし100mmの蜂の巣型のコア
材の両面にグラファイト皮膜を有し、さらにその片面に
圧電振動素子を密着して有することを特徴とする圧電ス
ピーカ。 - (3)グラファイト皮膜がポリオキサジアゾール、ポリ
イミド、およびポリアミドから選ばれる縮合系高分子を
2800℃以上の温度でグラファイト化して得られるも
のであることを特徴とする請求項1または2に記載の圧
電スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18642589A JPH0753000B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 圧電スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18642589A JPH0753000B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 圧電スピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0350999A true JPH0350999A (ja) | 1991-03-05 |
JPH0753000B2 JPH0753000B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=16188201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18642589A Expired - Fee Related JPH0753000B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 圧電スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753000B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH054700U (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-22 | 太陽誘電株式会社 | 圧電発音体 |
JP2007129536A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Kenwood Corp | 電気音響変換器用振動板、電気音響変換器用振動板の製造方法及び電気音響変換器 |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP18642589A patent/JPH0753000B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH054700U (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-22 | 太陽誘電株式会社 | 圧電発音体 |
JP2007129536A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Kenwood Corp | 電気音響変換器用振動板、電気音響変換器用振動板の製造方法及び電気音響変換器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0753000B2 (ja) | 1995-06-05 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |