JPH0350968Y2 - - Google Patents

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JPH0350968Y2
JPH0350968Y2 JP4476586U JP4476586U JPH0350968Y2 JP H0350968 Y2 JPH0350968 Y2 JP H0350968Y2 JP 4476586 U JP4476586 U JP 4476586U JP 4476586 U JP4476586 U JP 4476586U JP H0350968 Y2 JPH0350968 Y2 JP H0350968Y2
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safety valve
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は発電所の復水器冷却水等に含まれてい
る異物を除去する異物除去装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来の異物除去装置を第19図により説明する
と,1が流路の一部を形成しているケーシング,
17が流路形成部材で,同流路形成部材17は,
同ケーシング1内を横断しており,両端部がケー
シング1の内壁面に固定されて,ケーシング1内
に上下2つの流路が形成されている。また2a,
2bが上記2つの流路に設けたフイルタエレメン
ト,3が上記流路形成部材17に回転可能に取付
けた切換弁,4が上記フイルタエレメント2a,
2bの上流側のケーシング1壁に設けた異物排出
口,5が同異物排出口4からケーシング1外へ延
びた異物排出管,6が同異物排出管5に設けた排
出弁で,切換弁3を実線の水平位置(異物除去位
置)に保持し,流体を矢印方向に導いて,流体中
の異物をフイルタエレメント2a,2bにより捕
捉,除去する。またフイルタエレメント2a,2
bの一方,例えばフイルタエレメント2bに目詰
まりが生じたときには,切換弁3を破線の下方位
置(逆洗位置)へ回転し,フイルタエレメント2
bの上流側管路を閉じて,流体をフイルタエレメ
ント2aの上流側流路からフイルタエレメント2
aを経て下流側流路へ導く一方,同フイルタエレ
メント2aを出た流体の一部を排出口4の方向へ
逆流させ,排出管5から排出して,同フイルタエ
レメント2bに付着している異物を除去する(逆
洗する)。またフイルタエレメント2aに目詰ま
りが生じたときには,切換弁3を二点鎖線破線の
上方位置(逆洗位置)へ回転し,フイルタエレメ
ント2aの上流側流路を閉じて,流体をフイルタ
エレメント2bの上流側流路からフイルタエレメ
ント2bを経て下流側流路へ導く一方,同フイル
タエレメント2bを出た流体の一部を排出口4の
方向へ逆流させ,排出管5から排出して,同フイ
ルタエレメント2aに付着している異物を除去す
る(逆洗する)するようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記第19図に示す従来の異物除去装置では,
多量の異物が流体とともにフイルタエレメント2
a,2bに流入すると,フイルタエレメント2
a,2bに目詰まりが生じて,フイルタエレメン
ト2a,2b前後の差圧が大きくなり,フイルタ
エレメント2a,2bに過大な力が作用して,フ
イルタエレメント2a,2bが損傷する惧れがあ
る。このフイルタエレメント2a,2bの損傷
は,第20図に示すようにフイルタエレメント2
a,2bに開閉弁7a,7bを設けて,目詰まり
が生じたときに,同開閉弁7a,7bを開くよう
にすれば,防止できるが,この場合には,フイル
タエレメント2a,2bにより捕捉した異物を下
流側管路へ放出してしまうという問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記の問題点に対処するもので,流体
管路内に設けたフイルタエレメントと,同フイル
タエレメント内から管路外へ延びた異物排出管
と,流体を同フイルタエレメントの上流側管路か
ら下流側管路へ導いて流体中の異物を同フイルタ
エレメントにより捕捉,除去する異物除去位置と
同フイルタエレメントから下流側管路へ出た流体
の一部を上記異物排出管の方向へ逆流させて同フ
イルタエレメントに付着している異物を除去する
逆洗位置とに切換え可能な切換弁とを具えている
異物除去装置において,前記フイルタエレメント
の周りの前記流体管路内に流体流路を形成すると
ともに,前記フイルタエレメントが目詰まりして
同フイルタエレメント前後の差圧が増大したとき
に開方向に作動する安全弁を同流体流路の上流側
に設けたことを特徴とする異物除去装置に係わ
り,その目的とする処は,フイルタエレメントに
より捕捉した異物を下流側管路へ放出させずに,
フイルタエレメントの損傷を防止できる改良され
た異物除去装置を供する点にある。
(作用) 本考案の異物除去装置は前記のように構成され
ており,切換弁が異物除去位置にあるときには,
流体がフイルタエレメントの上流側管路から下流
側管路へ導かれて,流体中の異物がフイルタエレ
メントにより捕捉,除去される。また多量の異物
が流体とともにフイルタエレメントに流入し,フ
イルタエレメントに目詰まりが生じて,フイルタ
エレメント前後の差圧が大きくなると,この差圧
により安全弁が開き,流体が上流側管路から流体
流路を経て下流側管路へ流れて(流体がフイルタ
エレメントを迂回して流れて),フイルタエレメ
ントに過大な力が作用しない。またこの状態にな
ると,切換弁が逆洗位置に回転し,フイルタエレ
メントから下流側管路へ出た流体の一部が異物排
出管の方向へ逆流して,同フイルタエレメントに
付着している異物が除去される。
(実施例) 次に本考案の異物除去装置を第1図乃至第5図
と,第6図と,第7図と,第8図と,第9図と,
第10図と,第11,12図と,第13図と,第
14,15図と,第16図と,第17図,18図
とに示した各実施例により説明する。
まず第1図乃至第5図に示す異物除去装置を説
明すると,1が流路の一部を形成する断面円形の
ケーシング,2が同ケーシング1内に設けた断面
多角形(本実施例では八角形)のフイルタエレメ
ント,16が同フイルタエレメント2を上記ケー
シング1に支持する支持脚,3が切換弁,4が上
記フイルタエレメント2に設けた異物排出口,5
が異物排出口4からケーシング1外へ延びた異物
排出管,6が同異物排出管5に設けた排出弁,1
8が上記フイルタエレメント2と上記ケーシング
1との間に形成した流体流路,8が同流体流路1
8の上流側に設けた複数個(本実施例では8個)
の安全弁で,同各安全弁8が上記フイルタエレメ
ント2の各辺に対応して周方向に配設されるとと
もに,ケーシング1に固定された支持杆9により
半径方向に移動可能に支持されて,ばね14によ
り閉方向(半径方向内方)に付勢されている。
次に前記第1図乃至第5図に示す異物除去装置
の作用を具体的に説明する。切換弁3は,通常,
第1図の水平位置(異物除去位置)にあり,この
ときは,流体がフイルタエレメント2の上流側管
路から下流側管路へ導かれて,流体中の異物がフ
イルタエレメント2により捕捉,除去される。ま
た多量の異物が流体とともにフイルタエレメント
2に流入し,フイルタエレメント2に目詰まりが
生じて,フイルタエレメント2前後の差圧が大き
くなると,この差圧により,各安全弁8が第4,
5図に示すようにばね14に抗し半径方向外方へ
移動して開き,流体が上流側管路から流体流路1
8を経て下流側管路へ流れて(流体がフイルタエ
レメント2を迂回して流れて),フイルタエレメ
ント2に過大な力が作用しない。またこの状態に
なると,切換弁3が第3図の逆洗位置に回転し,
フイルタエレメント2から下流側管路へ出た流体
の一部が異物排出口4→異物排出管5の方向へ逆
流して,同フイルタエレメント2に付着している
異物が除去される。
次に第6図に示す他の実施例を説明すると,8
が複数個の安全弁で,同各安全弁8が上記フイル
タエレメント2の各辺に対応して周方向に配設さ
れるとともに,ケーシング1に固定された支持杆
9により半径方向に移動可能に支持されて,ばね
14により閉方向(半径方向内方)に付勢されて
いる。また9′がケーシング1に固定したY字状
のストツパで,同ストツパ9′が上記各安全弁8
の半径方向内方への移動を規制して,閉位置に保
持するようになつている。その他の構成及び作用
は前記実施例と同じである。
また第7図に示す実施例では,各安全弁8を半
径方向内方に付勢するばね14がケーシング1の
外面に固定した筒状体に内装されている。
また第8図に示す実施例では,各安全弁8がケ
ーシング1の外面に固定した駆動装置例えばフイ
ルタエレメント2前後の差圧を検知して起動する
モータ10により半径方向内方に移動させられる
ようになつている。
また第9図に示す実施例では,フイルタエレメ
ント2が断面円形で,複数個(本実施例では8
個)の安全弁8もそれに対応して断面円弧状に形
成されている。
また第10図に示す実施例では,各安全弁8を
断面円弧状に形成する一方,各安全弁8を閉位置
方向に付勢するばね14を同各安全弁8間に設け
ている。
また第11,12図に示す実施例では,各安全
弁8を管軸方向に移動可能に支持し,同各安全弁
8にラツク13を設け,ケーシング1の外面にフ
イルタエレメント2前後の差圧を検知して起動す
るモータ10を設け,同モータ10により駆動さ
れる回転軸11にピニオン12を設け,上記差圧
を検知して起動するモータ10の回転を回転軸1
1→ピニオン12→ラツク13を経て安全弁8に
伝えて,同安全弁8を開方向に移動するようにな
つている。
また上記第11,12図の実施例では,各安全
弁8を作動するピニオン12をケーシング1内に
配置しているが,第13図の実施例では,各安全
弁8を作動するピニオン12をケーシング1外に
配置している。
また第14,15図に示す実施例では,断面円
弧状の安全弁8とケーシング1側の断面円弧状の
支持片9とを周方向に交互に配設し,安全弁8を
挟んで隣接した各支持片9を安全弁8を回転自在
に支持する回転軸11を設け,同安全弁8を閉方
向に付勢するばね14を同回転軸11に捲装して
いる。
また第16図に示す実施例では,安全弁8を第
14,15図の実施例と同様に支持する一方,回
転軸11をモータ等の駆動装置(図示せず)によ
り駆動するようにしている。
また第17,18図に示す実施例では,複数個
(本実施例では8個)の安全弁8を多角形のフイ
ルタエレメント2の各片に対応して流体流路18
の上流側に配設する一方,同各安全弁8を半径方
向の回転軸11により回転可能に支持している。
(考案の効果) 本考案の異物除去装置は前記のように切換弁が
異物除去位置にあるときには、流体をフイルタエ
レメントの上流側管路から下流側管路へ導いて,
流体中の異物をフイルタエレメントにより捕捉,
除去し,また多量の異物が流体とともにフイルタ
エレメントに流入し,フイルタエレメントに目詰
まりが生じて,フイルタエレメント前後の差圧が
大きくなると,この差圧により安全弁が開き,流
体を上流側管路から流体流路を経て下流側管路へ
流して(流体をフイルタエレメントを迂回して流
して),フイルタエレメントに過大な力を作用さ
せない。またこの状態になると,切換弁が逆洗位
置に回転し,フイルタエレメントから下流側管路
へ出た流体の一部を異物排出管の方向へ逆流させ
て,同フイルタエレメントに付着している異物を
除去するので,フイルタエレメントにより捕捉し
た異物を下流側管路へ放出させずに,フイルタエ
レメントの損傷を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる異物除去装置の一実施
例の異物除去状態を示す縦断側面図,第2図はそ
のときの正面図,第3図は逆洗状態を示す縦断側
面図,第4図は安全弁開作動時の縦断側面図,第
5図はそのときの正面図,第6図,第7図,第8
図,第9図,第10図は他の各実施例を示す正面
図,第11図は他の実施例を示す縦断側面図,第
12図はその正面図,第13図は他の実施例を示
す縦断側面図,第14図は他の実施例を示す縦断
側面図,第15図はその安全弁部分を示す斜視
図,第16図は他の実施例の安全弁部分を示す斜
視図,第17図はさらに他の実施例を示す縦断側
面図,第18図はその正面図,第19図は従来の
異物除去装置を示す縦断側面図,第20図は異物
除去装置の他の従来例を示す縦断側面図である。 1……流体管路、2……フイルタエレメント、
3……切換弁、5……異物排出管、8……安全
弁、18……流体流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体管路内に設けたフイルタエレメントと,同
    フイルタエレメント内から管路外へ延びた異物排
    出管と,流体を同フイルタエレメントの上流側管
    路から下流側管路へ導いて流体中の異物を同フイ
    ルタエレメントにより捕捉,除去する異物除去位
    置と同フイルタエレメントから下流側管路へ出た
    流体の一部を上記異物排出管の方向へ逆流させて
    同フイルタエレメントに付着している異物を除去
    する逆洗位置とに切換え可能な切換弁とを具えて
    いる異物除去装置において,前記フイルタエレメ
    ントの周りの前記流体管路内に流体流路を形成す
    るとともに,前記フイルタエレメントが目詰まり
    して同フイルタエレメント前後の差圧が増大した
    ときに開方向に作動する安全弁を同流体流路の上
    流側に設けたことを特徴とする異物除去装置。
JP4476586U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0350968Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4476586U JPH0350968Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JP4476586U JPH0350968Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JPS62156316U JPS62156316U (ja) 1987-10-05
JPH0350968Y2 true JPH0350968Y2 (ja) 1991-10-31

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