JPH11147009A - フィルタエレメント及び濾過装置 - Google Patents

フィルタエレメント及び濾過装置

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JPH11147009A
JPH11147009A JP9316928A JP31692897A JPH11147009A JP H11147009 A JPH11147009 A JP H11147009A JP 9316928 A JP9316928 A JP 9316928A JP 31692897 A JP31692897 A JP 31692897A JP H11147009 A JPH11147009 A JP H11147009A
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JP
Japan
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fluid
filter medium
filter
port
filter element
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JP9316928A
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English (en)
Inventor
Masazumi Hirasawa
正澄 平澤
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Nippon Rokaki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Rokaki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濾材に捕捉された異物を効果的に除去し得る
ようにする。 【解決手段】 内方に中空部4が形成され、この中空部
4の一端が流体流通口10に連通された筒状の濾材5を
備えたフィルタエレメント21において、濾材5の中空
部4に案内板23を設ける。これにより、流体を所望の
流体供給先に供給するときには、流体供給口12から供
給した流体を濾材5で濾過し中空部4と流体流通口1
0,18と接続口14とを介して供給する。濾材5で捕
捉した異物を除去するときは、接続口14から流体流通
口10,18を介して流体を濾材5の中空部4に逆流さ
せ、このときに濾材5の内部で軸流方向に向かう流体の
流れを案内板23により濾材5の内周面に向かう方向に
向きを変え、これにより、濾材5の深部に捕捉された異
物をも流体の圧力により効果的に外部に押し出して除去
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタエレメン
ト及び濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、フィルタエレメント及び濾過装置
の従来例を図6に示す。濾過装置1はフィルタエレメン
ト2を収納するケース3を有している。フィルタエレメ
ント2は、内方に中空部4が形成された筒状の濾材5
と、この濾材5の内周を保持する筒状の支持体6と、フ
ィルタエレメント2及び支持体6の両端に固定された端
板7,8とを有し、一方の端板7には取付軸9を通す中
心から外れた位置に複数の流体流通口10が形成されて
いる。支持体6は流体の流通を許容する多孔質材により
形成されている。濾材5は半径方向に何回もジグザグ状
に折られたもので、その内周面は支持体6に接着されて
いる。
【0003】前述したケース3には、電磁弁11により
流体供給元(図示せず)に選択的に接続される流体供給
口12と、電磁弁(3方弁)13によりフィルタエレメ
ント2の流体流通口10を流体供給先(図示せず)又は
流体逆流供給部(図示せず)に選択的に接続する接続口
14と、電磁弁15によりケース3の内部が外部に対し
て選択的に開閉される排出口16とが形成されている。
また、ケース3には、フィルタエレメント2の端板7に
対向する取付板17が設けられ、この取付板17には端
板7に形成された流体流通口10と対向する流体流通口
18が形成されている。フィルタエレメント2は、その
中心に通した取付軸9の先端を取付板17の中心に突出
させ、その突出端にナット9aを螺合することにより支
持される。
【0004】このような濾過装置1では、流体供給元か
ら流体供給先に流体を供給するときには、電磁弁15に
より排出口16を閉じ、電磁弁11により流体供給口1
2を開き、電磁弁13により接続口14を流体供給先に
接続する。したがって、流体供給元から供給された流体
は、実線矢印に示すように、流体供給口12からケース
3の内部に流れ、濾材5の外周から濾材5の内部の中空
部4に流れ、このときに流体に含まれるダスト等の異物
が濾材5により捕捉される。濾過された流体は流体流通
口10,18と接続口14とを経由して流体供給先に供
給される。
【0005】このようにして流体を供給すると、やがて
濾材5に目詰まりが生ずるために、従来はフィルタエレ
メント2を交換することが行われているが、フィルタエ
レメントの長寿命化、交換の手間を省くために、近年は
流体を逆流させることにより、濾材5に捕捉された異物
を流体の圧力によって濾材5から剥離する方式(逆洗方
式と称せられている)の濾過装置がある。
【0006】すなわち、流体を逆流させる場合には、電
磁弁11により流体供給口12を閉じ、電磁弁13の流
路を切り替えて接続口14と流体供給先との間を閉じる
とともに、接続口14と流体逆流供給部との間を接続
し、電磁弁15により排出口16を開く。これにより、
点線矢印に示すように、流体逆流供給部から逆流する流
体が接続口14及び流体流通口18,10を通り濾材5
を内部から外部に流れる。このときの流体の圧力により
濾材5に捕捉された異物を濾材5の表面から離脱させ、
排出口16から外部に排出させる。
【0007】この場合、流体供給先に供給した流体を流
体逆流供給部に戻した後に、流体逆流供給部から流体を
濾材5の内部に向けて逆流させる場合と、予め流体逆流
供給部に蓄えた別の流体を逆流させる場合とがある。な
お、流体供給先に供給する流体、濾材5の内部に向けて
逆流させる流体は、潤滑油や洗浄液或いは水等の液体
と、ガスや空気等の気体とがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような逆洗方式の
濾過装置1の場合、流体流通口10から濾材5の内部に
逆流した流体は、濾材5の長手方向に向かって流れ易
く、濾材5の内周面に対して垂直方向には抜けにくい。
特に、流体が液体の場合には下方に流れ易いため、濾材
5の上部における異物は除去しにくい。
【0009】このようなことから、濾材の表面に予めコ
ート剤を付着させた後に濾過を行い、異物の付着により
コート剤が汚れたときに、流体を逆流させて濾材からコ
ート剤を異物とともに剥離させて除去するようにしたフ
ィルタ装置が開発されているが、このような方式は装置
が大がかりとなりコストが高くなり、また、従来の逆洗
方式のフィルタエレメントとの互換性がとれない問題が
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のフィルタ
エレメントは、内方に中空部が形成され、この中空部の
一端が流体流通口に連通された筒状の濾材を備えたフィ
ルタエレメントにおいて、前記中空部の内方から前記濾
材の内周面に向けて延出され前記流体流通口から前記中
空部に向けて流体を逆流させたときにその流体を前記濾
材の内周面に向けて案内する案内板を前記濾材の内方に
その中心線に沿って複数個配列した。
【0011】したがって、流体流通口から中空部に向け
て流体を逆流させるときに、筒状の濾材の内部で軸流方
向に向かう流体の流れを案内板により濾材の内周面に向
かう方向に向きを変えることが可能となる。
【0012】請求項2記載のフィルタエレメントは、内
方に中空部が形成され、この中空部の一端が流体流通口
に連通された筒状の濾材を備えたフィルタエレメントに
おいて、流体を前記濾材により濾過して前記流体供給先
に供給するときにはその流体の圧力により前記流体流通
口に向けて回動し、前記流体流通口から前記中空部に向
けて流体を逆流させるときにはその流体の圧力により前
記中空部の内方から前記濾材の内周面に向けて回動し流
体を前記濾材の内周面に案内する案内板を前記濾材の内
方にその中心線に沿って複数個配列した。
【0013】したがって、流体を濾材により濾過して流
体供給先に流体を供給するときにはその流体の圧力によ
り案内板を流体流通口に向けて回動させることが可能と
なるため、供給する流体に対する抵抗を少なくすること
が可能となる。また、流体流通口から中空部に向けて流
体を逆流させるときにはその流体の圧力により案内板を
濾材の内周面に向けて回動させ、筒状の濾材の内部で軸
流方向に向かう流体の流れを案内板により濾材の内周面
に向かう方向に向きを変えることが可能となる。
【0014】請求項3記載の濾過装置は、請求項1,2
又は3記載のフィルタエレメントを収納するケースを設
け、このケースに、流体供給元に選択的に接続される流
体供給口と、前記フィルタエレメントの流体流通口を流
体供給先又は流体逆流供給部に選択的に接続される接続
口と、前記ケースの内部が外部に対して選択的に開閉さ
れる排出口とを形成した。
【0015】したがって、流体供給口を開き、接続口を
流体供給先に接続し、排出口を閉じることにより、流体
供給元から流体供給先に流体が供給される。流体供給口
を閉じ、接続口を流体逆流供給部に接続し、排出口を開
くことにより、流体を流体逆流供給部から流体流通口を
経て濾材の中空部に向けて逆流させることが可能とな
る。このときに、筒状の濾材の内部で軸流方向に向かう
流体の流れを案内板により濾材の内周面に向かう方向に
向きを変えることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。図6において説明した部
分と同一部分は同一符号を用いて説明する。図1は濾過
装置の縦断側面図、図2はフィルタエレメントの縦断側
面図である。
【0017】本実施の形態における濾過装置20のケー
ス3にはフィルタエレメント21が収納されている。こ
のフィルタエレメント21は、内方に中空部4が形成さ
れた筒状の濾材5と、この濾材5の内周を保持する筒状
の支持体6と、フィルタエレメント21及び支持体6の
両端に固定された端板7,8とを有し、一方の端板7に
は取付軸9を通す中心から外れた位置に複数の流体流通
口10が形成されている。支持体6は流体の流通を許容
する多孔質材により形成されている。さらに、中空部4
には取付軸9を通すパイプ22が設けられている。この
パイプ22は流体流通口10に向かうに従い細くなる円
錐形の形状に定められ、その外周にはパイプ22の軸方
向に沿って環状の複数の案内板23が固定的に配設され
ている。
【0018】前述したケース3には、前述のように、電
磁弁11により流体供給元(図示せず)に選択的に接続
される流体供給口12と、電磁弁(3方弁)13により
フィルタエレメント21の流体流通口10を流体供給先
(図示せず)又は流体逆流供給部(図示せず)に選択的
に接続する接続口14と、電磁弁15によりケース3の
内部を外部に対して選択的に開閉可能な排出口16とが
形成されている。また、ケース3には、フィルタエレメ
ント21の端板7に対向する取付板17が設けられ、こ
の取付板17には端板7に形成された流体流通口10と
対向する流体流通口18が形成されている。
【0019】このような濾過装置20では、流体供給元
から流体供給先に流体を供給するときには、電磁弁15
により排出口16を閉じ、電磁弁11により流体供給口
12を開き、電磁弁13により接続口14を流体供給先
に接続する。したがって、流体供給元から供給された流
体は、実線矢印に示すように、流体供給口12からケー
ス3の内部に流れ、濾材5の外周から濾材5の内部の中
空部4に流れ、このときに流体に含まれるダスト等の異
物が濾材5により捕捉される。濾過された流体は流体流
通口10,18と接続口14とを経由して流体供給先に
供給される。
【0020】このようにして流体を供給すると、やがて
濾材5に目詰まりが生ずるが、濾材5に捕捉された異物
を除去する場合には、電磁弁11により流体供給口12
を閉じ、電磁弁13の流路を切り替えて接続口14と流
体供給先との間を閉じるとともに、接続口14と流体逆
流供給部との間を接続し、電磁弁15により排出口16
を開く。これにより、点線矢印に示すように、流体逆流
供給部から逆流する流体が接続口14及び流体流通口1
8,10を通り濾材5を内部から外部に流れる。このと
きの流体の圧力により濾材5に捕捉された異物を濾材5
の表面から効果的に離脱させ、排出口16から外部に排
出させることができる。
【0021】本実施の形態においては、流体流通口1
0,18から中空部4に向けて流体を逆流させるとき
に、筒状の濾材5の軸流方向に向かう流体の流れを案内
板23により濾材5の内周面に向かう方向に向きを変え
ることができる。これにより、濾材5の深部に捕捉され
た異物をも流体の圧力により効果的に外部に押し出して
除去することができる。濾材5の外側に押し出された異
物は排出口から外部の所望の容器等に排出される。
【0022】なお、濾材5は流体供給口12に近い部分
ほど目詰まりし易い。本実施の形態では、流体供給口1
2は流体流通口10に近いため、この部分における濾材
5に目詰まりが生じ易い。そこで、図1及び図2に示す
ように、パイプ22の形状を流体流通口10に向かうに
従い細くなる円錐形の形状に定め、案内板23の外周方
向の先端と濾材5の内周面との間の間隔を、流体流通口
10に近い案内板23ほど広い値に定めることにより、
流体供給口12に近く目詰まりし易い濾材5の部分に逆
流させた流体を優先的に通過させ、その部分の異物の除
去作用を促進させることができる。
【0023】次に、本発明の第二の実施の形態を図3な
いし図5に基づいて説明する。前実施の形態と同一部分
は同一符号を用い説明も省略する。図3は流体供給時に
おける濾過装置の縦断側面図、図4は流体を逆流させる
ときにおける濾過装置の縦断側面図、図5はフィルタエ
レメントの縦断側面図である。
【0024】本実施の形態における濾過装置24のケー
ス3にはフィルタエレメント25が収納されている。こ
のフィルタエレメント25は、取付軸9を通すパイプ2
6を中空部4に備えている。このパイプ26は殆どがス
トレート形状に定められ、その外周にはヒンジ部27を
介して複数の案内板28が支持されている。これらの案
内板28は、パイプ26に対して放射状に配列された複
数を一組としてパイプ26の軸方向に沿って複数組配列
されている。そして、これらの案内板28は、図3に示
すようにパイプ26に沿う方向から、図4に示すように
濾材5の内周面に向けて直交する方向にヒンジ部27に
よって回動自在に支持されている。また、パイプ26に
は、濾材5の内周面と直交する方向への案内板28の回
動角度を制限するストッパ29が設けられている。すな
わち、本実施の形態におけるフィルタエレメント25
が、図1及び図2に示すフィルタエレメント21と異な
る点は、案内板23を固定的に支持するパイプ22に代
えて、案内板28を回動自在に支持するパイプ26を備
えている点であり、他の構造は前実施の形態の場合と同
様である。
【0025】このような濾過装置24では、流体供給元
から流体供給先に流体を供給するときには、電磁弁15
により排出口16を閉じ、電磁弁11により流体供給口
12を開き、電磁弁13により接続口14を流体供給先
に接続する。したがって、図3に実線矢印で示すよう
に、流体供給元から供給された流体は流体供給口12か
らケース3の内部に流れ、濾材5の外周から濾材5の内
部の中空部4に流れ、このときに流体に含まれるダスト
等の異物が濾材5により捕捉される。濾過された流体は
流体流通口10,18と接続口14とを経由して流体供
給先に供給される。この流体供給時には、流体の圧力に
より案内板28を流体流通口10に向けて回動させるこ
とができる。これにより、供給する流体に対する抵抗を
少なくすることが可能となる。
【0026】流体流通口10から中空部4に向けて流体
を逆流させるときには、電磁弁11により流体供給口1
2を閉じ、電磁弁13の流路を切り替えて接続口14と
流体供給先との間を閉じるとともに、接続口14と流体
逆流供給部との間を接続し、電磁弁15により排出口1
6を開く。これにより、図4に実線矢印に示すように、
流体逆流供給部から逆流する流体が接続口14及び流体
流通口18,10を通り濾材5を内部から外部に流れ
る。その流体の圧力により案内板28を濾材5の内周面
に向けて回動させ、筒状の濾材6の軸流方向に向かう流
体の流れを案内板28により濾材5の内周面に向かう方
向に向きを変えることができる。このときの流体の圧力
により濾材5に捕捉された異物を濾材5の表面から離脱
させ、排出口16から外部に排出させる。
【0027】濾材5は流体供給口12に近い部分ほど目
詰まりし易いことは既に述べた。本実施の形態において
も流体供給口12は流体流通口10に近いため、この部
分における濾材5に目詰まりが生じ易い。そこで、案内
板28の半径を、流体流通口10に近い案内板28ほど
小さな値に定めることにより、案内板28の外周方向の
先端と濾材5の内周面との間の間隔を、流体流通口10
に近い案内板28ほど広い値に定めてある。これによ
り、流体供給口12に近く目詰まりし易い濾材5の部分
に逆流させた流体を優先的に通過させ、その部分の異物
の除去作用を促進させることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載のフィルタエレメントは、
内方に中空部が形成され、この中空部の一端が流体流通
口に連通された筒状の濾材を備えたフィルタエレメント
において、流体を逆流させたときにその流体を濾材の内
周面に向けて案内する案内板を濾材の内方にその中心線
に沿って複数個配列したので、流体流通口から中空部に
向けて流体を逆流させるときに、筒状の濾材の内部で軸
流方向に向かう流体の流れを案内板により濾材の内周面
に向かう方向に向きを変えることができる。これによ
り、濾材の深部に捕捉された異物をも流体の圧力により
効果的に外部に押し出して除去することができる。
【0029】請求項2記載のフィルタエレメントは、内
方に中空部が形成され、この中空部の一端が流体流通口
に連通された筒状の濾材を備えたフィルタエレメントに
おいて、流体を濾材により濾過して流体供給先に供給す
るときにはその流体の圧力により流体流通口に向けて回
動し、流体流通口から内部に向けて流体を逆流させると
きにはその流体の圧力により内方から濾材の内周面に向
けて回動し流体を濾材の内周面に案内する案内板を濾材
の内方にその中心線に沿って複数個配列したので、流体
を濾材により濾過して流体供給先に流体を供給するとき
にはその流体の圧力により案内板を流体流通口に向けて
回動させることができ、これにより、供給する流体に対
する抵抗を少なくすることができる。また、流体流通口
から中空部に向けて流体を逆流させるときにはその流体
の圧力により案内板を濾材の内周面に向けて回動させ、
筒状の濾材の内部で軸流方向に向かう流体の流れを案内
板により濾材の内周面に向かう方向に向きを変えること
ができる。これにより、濾材の深部に捕捉された異物を
も流体の圧力により効果的に外部に押し出して除去する
ことができる。
【0030】請求項3記載の濾過装置は、請求項1,2
又は3記載のフィルタエレメントを収納するケースを設
け、このケースに、流体供給元に選択的に接続される流
体供給口と、フィルタエレメントの流体流通口を流体供
給先又は流体逆流供給部に選択的に接続される接続口
と、ケースの内部が外部に対して選択的に開閉される排
出口とを形成したので、流体供給口を開き、接続口を流
体供給先に接続し、排出口を閉じることにより、流体供
給元から流体供給先に流体を供給し、流体供給口を閉
じ、接続口を流体逆流供給部に接続し、排出口を開くこ
とにより、流体を流体逆流供給部から流体流通口を経て
濾材の中空部に向けて逆流させることができ、このとき
に、筒状の濾材の内部で軸流方向に向かう流体の流れを
案内板により濾材の内周面に向かう方向に向きを変える
ことができ、これにより、濾材の深部に捕捉された異物
をも流体の圧力により効果的に外部に押し出して除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における濾過装置の
縦断側面図である。
【図2】フィルタエレメントの縦断側面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態における流体供給状
態の濾過装置を示す縦断側面図である。
【図4】流体を逆流させた状態の濾過装置を示す縦断側
面図である。
【図5】フィルタエレメントの縦断側面図である。
【図6】従来の濾過装置を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 フィルタエレメント 3 ケース 4 中空部 5 濾材 10 流体流通口 12 流体供給口 14 接続口 16 排出口 21,25 フィルタエレメント 23,28 案内板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内方に中空部が形成され、この中空部の
    一端が流体流通口に連通された筒状の濾材を備えたフィ
    ルタエレメントにおいて、前記中空部の内方から前記濾
    材の内周面に向けて延出され前記流体流通口から前記中
    空部に向けて流体を逆流させたときにその流体を前記濾
    材の内周面に向けて案内する案内板を前記濾材の内方に
    その中心線に沿って複数個配列したことを特徴とするフ
    ィルタエレメント。
  2. 【請求項2】 内方に中空部が形成され、この中空部の
    一端が流体流通口に連通された筒状の濾材を備えたフィ
    ルタエレメントにおいて、流体を前記濾材により濾過し
    て前記流体供給先に供給するときにはその流体の圧力に
    より前記流体流通口に向けて回動し、前記流体流通口か
    ら前記中空部に向けて流体を逆流させるときにはその流
    体の圧力により前記中空部の内方から前記濾材の内周面
    に向けて回動し流体を前記濾材の内周面に案内する案内
    板を前記濾材の内方にその中心線に沿って複数個配列し
    たことを特徴とするフィルタエレメント。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のフィルタエレメン
    トを収納するケースを設け、このケースに、流体供給元
    に選択的に接続される流体供給口と、前記フィルタエレ
    メントの流体流通口を流体供給先又は流体逆流供給部に
    選択的に接続される接続口と、前記ケースの内部が外部
    に対して選択的に開閉される排出口とを形成したことを
    特徴とする濾過装置。
JP9316928A 1997-11-18 1997-11-18 フィルタエレメント及び濾過装置 Pending JPH11147009A (ja)

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