JPH0350733Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350733Y2
JPH0350733Y2 JP8346586U JP8346586U JPH0350733Y2 JP H0350733 Y2 JPH0350733 Y2 JP H0350733Y2 JP 8346586 U JP8346586 U JP 8346586U JP 8346586 U JP8346586 U JP 8346586U JP H0350733 Y2 JPH0350733 Y2 JP H0350733Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
hair
bristle
short
mounting base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8346586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62193424U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8346586U priority Critical patent/JPH0350733Y2/ja
Publication of JPS62193424U publication Critical patent/JPS62193424U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350733Y2 publication Critical patent/JPH0350733Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、泡状頭髪料、クリーム状毛染剤等
の使用の際に用いられる組立式ヘアブラシに関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、頭髪料を用いて整髪する際には、頭髪
料を容器から一旦掌に取り出し、これを頭髪に付
着させたのち、ヘアブラシ等を用いて整髪するこ
とが行われている。このようにして整髪をする場
合には、整髪のたびに手が汚れ、その都度水洗し
なければならず煩雑である。最近、従来の頭髪料
とは概念を異にする泡状頭髪料(ムースタイプ頭
髪料)が開発され一部で販売されている。この泡
状頭髪料(ムースタイプ頭髪料)は、通常、スプ
レータイプになつており、容器から泡状に吐出さ
れる。この種、泡状頭髪料は従来の液状頭髪料と
は異なり保形性を有するため、ヘアブラシのブラ
シ毛上に直接吹き出すことができ、手を汚すこと
なく整髪することができるという利点を有してい
る。この泡状頭髪料には、例えばヘアトニツク,
ヘアリキツド,ヘアトリートメント,シヤンプー
等各種のものがあり、先に述べたような方法で使
用される。クリーム状毛染剤もこの泡状頭髪料の
範疇に含まれる。ところが、上記泡状頭髪料の使
用時に用いるヘアブラシは、ブラシ台の上に一様
の長さのブラシ毛が全体的に植設されているもの
であり、泡状頭髪料は上記ブラシ毛の毛先でつく
られる平面の上に吹き出されて使用される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のようなヘアブラシを用い
る場合には、泡状頭髪料がブラシ毛の毛先の上に
乗つたような状態になつており、すきほぐしを繰
り返すに従つてブラシ毛の間に入り込み不経済,
不衛生であり、また落下しやすく、整髪のために
ブラシ毛を下に向けると、落下し衣服を汚すとい
う問題を生じている。このような頭髪料の落下を
注意して防止し泡状頭髪料を頭髪に付着させて整
髪しようとしても、ブラシ毛が頭髪に接触する前
に泡状頭髪料が頭髪に接触し、その接触部分の頭
髪に多量に付着してしまう。したがつて、これを
ブラシ毛ですいても頭髪全体に均一に薄く延ばす
ことができず、頭髪料の塗りむらを生じ、使用量
の割に効果が上がらないというような難点が生じ
る。また、上記のように泡状頭髪料を均一に薄く
延ばせないため、上記頭髪料を何回もヘアブラシ
上に吹き出さなければならず整髪にかなりの手間
を要するという問題も生じるのである。したがつ
て、実際の使用においては、この種泡状頭髪料
も、従来の液状頭髪料同様、掌の上に取り出し掌
で頭髪に付着して使用されており、泡状頭髪料の
有する保形性が生かされていないのが実情であ
る。また、上記従来のヘアブラシは、頭髪のすき
ほぐしの際に抜け落ちた頭髪が、ブラシ毛および
ブラシ台に付着し、これの除去が極めて煩雑であ
るという難点も有している。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、掌の上に泡状頭髪料を取り出して手を汚す
ことなく泡状頭髪料を均一に薄く延ばして効果的
に整髪しうる組立式ヘアブラシの提供をその目的
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案の組立式
ヘアブラシは、ブラシ毛取付部2と把持部3とを
備えたブラシ台1の上記ブラシ毛取付部2に、こ
のブラシ毛取付部2に直接取付く取付台4とこの
取付台4に取付くブラシ毛付カバー5とからなる
組合わせ片6を取付け、この組合わせ片表面のブ
ラシ毛19に付着した毛髪を除去するための毛取
り片25を、組合わせ片6の先端に、縦回動自在
に設けた組立式ヘアブラシにおいて、上記ブラシ
毛取付部2を薄肉に把持部3を厚肉に形成するこ
とにより上記両部の境界に段部24を形成し、こ
の段部24およびブラシ毛取付部2の先端端面に
それぞれ被係合部11a,16aを形成するとと
もに、ブラシ毛取付部2の両側縁部にその側縁に
沿つて嵌合溝部17aを形成し、上記組合わせ片
6における取付台4には中央部に複数の短毛ブラ
シ毛束7を長手方向に列状に植設するとともに裏
面の両側縁に側縁に沿つて凸条17を設け、かつ
先端および後端に係合部11,16を設け、この
係合部11,16を上記ブラシ毛取付部2のの被
係合部11a,16aに係合させるとともに裏面
両側縁の凸条17を上記ブラシ毛取付部2の嵌合
溝部17aに嵌合させ、かつ上記取付台裏面に設
けた係止爪14をブラシ毛取付部表面に設けた係
止爪14aに係止させることにより上記取付台4
を上記ブラシ毛取付部2に取付け固定し、上記ブ
ラシ毛付カバー5には中央部に切欠部18を設
け、この切欠部18を上記取付台4の短毛ブラシ
毛束植設部4aに対応させて切欠部18から取付
台4の複数の短毛ブラシ毛束7を突出させた状態
でブラシ毛付カバー5を上記取付台4に取付け固
定し、上記毛取り片25の横幅を上記組合わせ片
6における取付台4の短毛ブラシ毛束植設部4a
の幅と略同一に設定する一方、上記ブラシ毛取付
部2または組合わせ片6の先端の端面中央にヒン
ジ26を設け、このヒンジ26と上記毛取り片2
5の端部中央部とを連結し、上記毛取り片25に
は、上記列状に設けられた複数の短毛ブラシ毛束
7およびその列状における長手方向の前後のブラ
シ毛を挿通させるための挿通穴27,28を形成
したという構成をとる。
すなわち、上記組立式ヘアブラシは、ブラシ毛
取付部2の中央部から複数の毛足の短いブラシ毛
束7を列状に植立させ、その周囲にこれよりも毛
足の長いブラシ毛19を一面に分布配設して、上
記毛足の短いブラシ毛束7を囲うようにするた
め、その毛足の短い部分に泡状頭髪料を直接吐出
し、これを毛足の短いブラシ毛束(短毛ブラシ毛
束)7で保持させ溜めることができる。したがつ
て、この溜められた頭髪料を頭髪のすきほぐしの
際に、徐々に頭髪に付着させて均一に薄くのばす
ことができるようになり、これまでのように掌の
上に頭髪料を取り出して手指を汚すことなく、比
較的少量の頭髪料で効果的な整髪が可能になる。
また、頭髪料をヘアブラシのブラシ毛上に何回も
塗布するという手間も省くことができるようにな
る。しかも、この考案のヘアブラシは、組立式で
あり、短毛ブラシ毛束7の配設状態の異なる数種
の取付台4を準備し、これを適宜選択してブラシ
毛付カバー5と組み合わせることにより、短毛ブ
ラシ毛束7の配設状態の異なる数種類のヘアブラ
シを簡単に製造することができるという効果を奏
する。そのうえ、この考案の組立式ヘアブラシ
は、上記のように毛取り片を縦回動自在に設けて
おり、ブラシ毛等に付着した頭髪をその毛取り片
の縦回動によりブラシ面から押し上げ、容易に除
去しうるという効果も得られるようになる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく
説明する。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例の全体斜視図を示
し、第2図はそのA−A′断面図、第3図はその
ブラシ毛取付部の縦断面図を示している。これら
の図において、1はブラシ毛取付部2と把持部3
とを備えたプラスチツク製のブラシ台であり、上
記ブラシ毛取付部2には取付台4とブラシ毛付カ
バー5とからなる組合わせ片6が取付け固定され
ている。上記取付台4はプラスチツクからなり、
第4図に示すように、中央部に豚毛製の短毛ブラ
シ毛束7が複数個長手方向にじぐざぐ状(列状)
に植設されており、その短毛ブラシ毛束植設部4
aを囲んで嵌合用溝8が形成されている。この嵌
合用溝8の長手方向に沿う左右両側面の部分は、
それぞれ一部が切欠かれて長穴9に形成されてい
る。10は取付台4の先端に設けられた膨出頭部
であり、その頭部10の下部内側には係合突起1
1が内向きに突設されている。12はその係合突
起11に対応する取付台4の部分に設けられた切
欠穴である。また、13は同じく取付台4に設け
られた切欠穴で、その内部に下向きの係止爪14
を有する係止突片15が設けられている。16は
取付台4の後端の端面に突設された係合突起であ
る。この取付台4の裏面の左右両側には、取付台
4の側縁から内側寄りの部分に側縁に沿つて延び
る凸条17がそれぞれ形成されている。26は上
記取付台4の膨出頭部10の中央部に一体的に設
けられたプラスチツク製のヒンジ片であり、25
はそのヒンジ片26と一体的に形成されたプラス
チツク製の毛取り片である。この毛取り片25
は、縦回動(ヒンジ片26を中心に取付台4の表
面に向かう方向およびその表面から離れる方向に
回動する)自在に設けられている。上記毛取り片
25は、その横幅が取付台4の短毛ブラシ毛束植
設部4aの幅とほぼ同一に設定されており、その
ほぼ中央部に長手方向に沿つて、上記取付台4の
短毛ブラシ毛束植設部4aの短毛ブラシ毛束7を
挿通させるための挿通穴27がじぐざぐ状に形成
されている。28は上記短毛ブラシ毛束7の長手
方向における前後のブラシ毛(ブラシ毛付カバー
5から植立する)19を挿通させるための挿通穴
である。29は毛取り片25の裏面に形成された
係止爪で、把持部3の表面の凹部3a内に設けら
れた係止爪(隠れて見えない)と係脱自在に係合
するようになつている。30は毛取り片25の後
端に切欠形成された指入れ部で、上記係止爪29
の凹部3a内係止爪に対する係合を外し毛取り片
25を縦回動可能にする。このような構造の取付
台4を裏返した状態を第5図に示す。図におい
て、9は長穴、10は頭部、11は係合突起、1
4は係止爪、17は凸条、25は毛取り片、26
はヒンジ片、28は挿通穴、30は指入れ部であ
る。
再び第4図に戻つて、5は上記取付台4に取付
くブラシ毛付カバーであり、硬質ゴム材から構成
されている。このブラシ毛付カバー5の中央部に
は、上記取付台4の短毛ブラシ毛束植設部4aに
対応する切欠部18が設けられており、この切欠
部18を囲んで、上記短毛ブラシ毛束7のブラシ
毛よりも毛足の長い多数のブラシ毛19が一様に
植設されている。この場合、上記ブラシ毛19
は、ブラシ毛付カバー5と一体化されており、ブ
ラシ毛付カバー5と同材質の硬質ゴム材で構成さ
れている。そして、上記ブラシ毛19は、第2図
に示すように、長手方向に沿つて8列に配設され
ており、中央の2列はほぼ垂直に植立されている
が、それの外側の3列(第2図以外の図では2列
に省略)はそれぞれ図示のように外方向に開く傾
斜状態で配設されている。上記毛取り片25の挿
通穴28には、毛取り片25の取付台4方向への
縦回動時に、この中央部の2列のブラシ毛19′
が入り込み、また、じぐざぐ状の挿通穴27に
は、取付台4の中央部に設けられた短毛ブラシ毛
束7が入り込む。これにより毛取り片25が、第
1図に示すようにブラシ毛付カバー5の表面に被
着される。この被着状態は、上記毛取り片25の
裏面の係止爪29(第4図参照)を把持部3の表
面の凹部3a内係止爪に係合させることにより保
持される。このブラシ毛付カバー5の裏面におけ
る切欠部18の周囲には、上記取付台4の短毛ブ
ラシ毛束植設部4aの周囲に形成された嵌合用溝
8に対応する嵌合凸条8aが形成されており、そ
の凸条8aの一部が上記取付台4の長穴9内に嵌
合するように、さらに突出して突片20に形成さ
れている。そして、上記ブラシ毛付カバー5の両
側縁は、下方に湾曲していて、その両側縁に側縁
に沿つて凸条21が形成されている。このブラシ
毛付カバー5を裏返した状態を第6図に示す。8
aは切欠部18の周囲に設けられた凸条、20は
その凸条8aの一部に形成された突片、21はブ
ラシ毛付カバー5の両側縁に形成された凸条であ
る。
上記取付台4が取付くブラシ台1のブラシ毛取
付部2は、第4図に示すように把持部3より薄肉
に形成されており、そのブラシ毛取付部2と把持
部3との境界が段部24になつている。この段部
24に、上記取付台4の後端の係合突起16が係
合する係合凹部16aが形成されている。上記ブ
ラシ毛取付部2の左右両側縁には、上記取付台4
の左右両側縁に形成された凸条17が嵌合する嵌
合用溝17aが側縁に沿つて形成されている。ま
た、ブラシ毛取付部2の上記取付台4における長
穴9に対応する部分に係合突片9aが突設されて
いるとともに、取付台4における係止突片15の
係止爪14に対応する部分にその係止爪14と係
合する係止爪14aが設けられている。さらに、
ブラシ毛取付部2の先端の端面には、上記取付台
4の頭部10の下部内側に、内向きに突設された
係合突起11が係合する係合凹部11aが形成さ
れている。
このような構造の組立式ヘアブラシは、上記各
部品をつぎのようにして組み立てることにより得
ることができる。すなわち、取付台4に上記ブラ
シ毛付カバー5を、その切欠部18から取付台4
の複数の短毛ブラシ毛束7が植立するように取り
付けて組合わせ片6とする。この取付けは、硬質
ゴム製のブラシ毛付カバー5の長手方向に沿う左
右両側縁をそれぞれ外方向に弾性変形させて開
き、その左右両側縁を、取付台4の長手方向に沿
う左右両側縁に係合することにより行う。これに
より、ブラシ毛付カバー5の切欠部内側に設けら
れた突片20が取付台4の嵌合用溝8の一部に形
成された長穴9内に嵌合すると同時に、ブラシ毛
付カバー5の左右両側縁に沿つて形成された凸条
21が取付台4の裏面における左右両側縁に設け
られた凸条17に沿つた状態になる。つぎに、こ
のようにして構成された組合わせ片6を、その取
付台4の裏面に設けられた凸条17をブラシ台1
のブラシ毛取付部2に形成された嵌合用溝17a
内に位置決めし、かつ取付台4の後端の係合突起
16をブラシ台1の段部24に設けられた係合凹
部16aに対面させると同時に、取付台4の頭部
10に設けられた係合突起11をブラシ毛取付部
2の先端端面に設けられた係合凹部11aに対面
させる。ついで、その状態で取付台4をブラシ台
1の把持部3方向にスライドさせる。その結果、
上記凸条17が上記嵌合用溝17aを摺動し、上
記係合突起11,16がそれぞれ係合凹部11
a,16aに係合し、かつ取付台4に設けられた
係合爪14がブラシ毛取付部2に設けられた係止
爪14aを乗り越え係合して抜け止めされ、取付
台4、すなわち、組合わせ片6がブラシ毛取付部
2に取付け固定される。
つぎに、毛取り片25を、ヒンジ片26を中心
に縦回動させ、2種類の挿通穴27,28に、短
毛ブラシ毛束7および中央の2列のブラシ毛19
をそれぞれ挿通させて毛取り片25をブラシ毛付
カバー5の表面に被着する。そして、毛取り片2
5の裏面に設けられている係止爪29の作用でそ
の被着状態を保持する。
このようにして、この考案に係る組立式ヘアブ
ラシが組み立てられる。
上記組立式ヘアブラシは、ブラシ毛付カバー5
の切欠部18から、複数の短毛ブラシ毛束7がじ
ぐざぐ状に植立しており、ここに泡状頭髪料を保
持させ、頭髪のブラツシングに際して、これを均
一に頭髪に付着させうる。特に、上記組立式ヘア
ブラシは、複数の短毛ブラシ毛束7を図示のよう
にじぐざぐ状に配設すると同時に、それを囲うブ
ラシ毛19のうち、中央部から植立するブラシ毛
19を除く外側部分のブラシ毛19を第7図に示
すように長手方向に沿つて3列に配置し、最外側
の長毛ブラシ毛19a,2段目の長毛ブラシ毛1
9b,内側の長毛ブラシ毛19cをそれぞれ同図
に示すような角度に設定しているため、図示の矢
印A方向へのブラツシングに際して上記じぐざぐ
状短毛ブラシ毛束7と、角度をもつて植設された
上記長毛ブラシ毛19a〜19cとが相互補完し
ながら、泡状頭髪料の均一塗布を可能ならしめ
る。しかも上記組立式ヘアブラシは、上記のよう
に組立式であるため、取付台4の短毛ブラシ毛束
植設部4aの複数の短毛ブラシ毛束7の配設状態
が第9図a〜cに示すようにそれぞれ異なる数種
類の取付台を用意し、これを交換するだけで短毛
ブラシ毛の配設状態の異なるものを構成すること
ができる。したがつて、部品の共通化を実現で
き、部品点数の低減をも達成することができるよ
うになる。
そのうえ、上記組立式ヘアブラシは、毛取り片
25を縦回動自在に設けており、ブラシ毛等に付
着した毛髪を除去する際には、毛取り片25の指
入れ部30に指を入れて、係止爪29の係止を外
し、毛取り片25の端部を上方に持ち上げること
によつて行うことができる。この上方への持ち上
げにより、ブラシ毛に付着した頭髪(通常は、ブ
ラツシングはブラシ台1の長手方向と直行した方
向に行われるため、付着頭髪もブラシ毛付カバー
5を横断した状態で付着している)の中央部が持
ち上がるため、これを手指で容易に除去しうる。
また、第8図のように毛取り片25を完全に縦回
動させ付着した頭髪を水洗除去することも可能で
ある。しかも、上記毛取り片25は、取付台4の
短毛ブラシ毛束植設部4aの幅とほぼ同一に設定
されていて取付台4の短毛ブラシ毛束植設部4a
に被着される。すなわち、上記毛取り片25は、
ブラシ毛付カバー5の中央部にほぼ垂直に植立さ
れたブラシ毛19およびブラシ毛束7の植立領域
に被着するにとどまり、それより外側のブラシ毛
19の植立領域には被着せずそれらの領域は自由
な状態になつている。したがつて、上記自由領域
から植立するブラシ毛19については第8図のよ
うに垂直方向ではなく外方向に傾斜させることが
でき、泡状頭髪料の均一塗布を効果的ならしめる
ブラシ毛の植立角度を広い範囲から選択すること
が可能になる。
〔考案の効果〕
この考案の組立式ヘアブラシは、以上のように
構成されているため、泡状頭髪料を無駄なく均一
に頭髪に付着させ、良好な整髪効果を得ることが
できると同時に、短毛ブラシ毛束の配設状態の異
なる数種類の取付台を準備し、これを適宜に使用
することにより、短毛ブラシ毛束の配設状態の異
なる数種類のものの製造が可能になる。しかも、
上記組立式ヘアブラシは、毛取り片を縦回動自在
に設けているため、ブラシ毛等に付着した毛髪を
その毛取り片の縦回動による持ち上げにより、容
易に除去しうる。特に、上記毛取り片は、組合わ
せ片の中央領域のみを被着するものであり、その
中央領域より側縁寄りのブラシ毛の植立角度は何
ら規制されない。したがつて、側縁寄りのブラシ
毛の植立角度は広い範囲から選択可能であり、し
かも、毛取り片を小形化しうるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の組立式ヘアブラシの一実施
例の全体斜視図、第2図はそのA−A′断面図、
第3図はそのブラシ毛取付部分の縦断面図、第4
図は第1図の分解斜視図、第5図は取付台を裏返
した状態の斜視図、第6図はブラシ毛付カバーを
裏返した状態の斜視図、第7図は第1図を左側か
ら眺めた状態におけるブラシ毛の植立角度を示す
説明図、第8図は毛取り片をブラシ毛付カバーの
表面から離れる方向へ縦回動させた説明図、第9
図は短毛ブラシ毛束の配設状態の変形例の説明図
である。 1……ブラシ台、2……ブラシ毛取付部、3…
…把持部、4……取付台、4a……短毛ブラシ毛
束植設部、5……ブラシ毛付カバー、6……組合
わせ片、7……短毛ブラシ毛束、11,16……
係合突起、11a,16a……係合凹部、14,
14a……係止爪、17……凸条、17a……嵌
合用溝、18……切欠部、19……ブラシ毛、2
4……段部、25……毛取り片、26……ヒンジ
片、27,28……挿通穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブラシ毛取付部2と把持部3とを備えたブラ
    シ台1の上記ブラシ毛取付部2に、このブラシ
    毛取付部2に直接取付く取付台4とこの取付台
    4に取付くブラシ毛付カバー5とからなる組合
    わせ片6を取付け、この組合わせ片表面のブラ
    シ毛19に付着した毛髪を除去するための毛取
    り片25を、組合わせ片6の先端に、縦回動自
    在に設けた組立式ヘアブラシにおいて、上記ブ
    ラシ毛取付部2を薄肉に把持部3を厚肉に形成
    することにより上記両部の境界に段部24を形
    成し、この段部24およびブラシ毛取付部2の
    先端端面にそれぞれ被係合部11a,16aを
    形成するとともに、ブラシ毛取付部2の両側縁
    部にその側縁に沿つて嵌合溝部17aを形成
    し、上記組合わせ片6における取付台4には中
    央部に複数の短毛ブラシ毛束7を長手方向に列
    状に植設するとともに裏面の両側縁に側縁に沿
    つて凸条17を設け、かつ先端および後端に係
    合部11,16を設け、この係合部11,16
    を上記ブラシ毛取付部2の被係合部11a,1
    6aに係合させるとともに裏面両側縁の凸条1
    7を上記ブラシ毛取付部2の嵌合溝部17aに
    嵌合させ、かつ上記取付台裏面に設けた係止爪
    14をブラシ毛取付部表面に設けた係止爪14
    aに係止させることにより上記取付台4を上記
    ブラシ毛取付部2に取付け固定し、上記ブラシ
    毛付カバー5には中央部に切欠部18を設け、
    この切欠部18を上記取付台4の短毛ブラシ毛
    束植設部4aに対応させて切欠部18から取付
    台4の複数の短毛ブラシ毛束7を突出させた状
    態でブラシ毛付カバー5を上記取付台4に取付
    け固定し、上記毛取り片25の横幅を上記組合
    わせ片6における取付台4の短毛ブラシ毛束植
    設部4aの幅と略同一に設定する一方、上記ブ
    ラシ毛取付部2または組合わせ片6の先端の端
    面中央にヒンジ26を設け、このヒンジ26と
    前記毛取り片25の端部中央部とを連結し、上
    記毛取り片25には、上記列状に設けられた複
    数の短毛ブラシ毛束7およびその列状における
    長手方向の前後のブラシ毛を挿通させるための
    挿通穴27,28を形成したことを特徴とする
    組立式ヘアブラシ。 (2) 短毛ブラシ毛束を長手方向に列状に設けるこ
    とが、短毛ブラシ毛束を長手方向にじぐざぐ状
    に設けることである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の組立式ヘアブラシ。
JP8346586U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0350733Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8346586U JPH0350733Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8346586U JPH0350733Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62193424U JPS62193424U (ja) 1987-12-09
JPH0350733Y2 true JPH0350733Y2 (ja) 1991-10-30

Family

ID=30937076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8346586U Expired JPH0350733Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0350733Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62193424U (ja) 1987-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5926902A (en) Hairbrushes, combs, or the like having a cleaning plate
KR200487706Y1 (ko) 마스카라
US5603137A (en) Brush with cleaning attachment
JPH0350733Y2 (ja)
JPH0350734Y2 (ja)
JPH0350732Y2 (ja)
US11000116B2 (en) Hair brush
JPH0225318Y2 (ja)
JPH0225316Y2 (ja)
JPH0225314Y2 (ja)
JPH0518974Y2 (ja)
JPS5832687Y2 (ja) 洗髪用ヘアブラシ
JPH0225313Y2 (ja)
US4319594A (en) Combination toilet article
JPH0225311Y2 (ja)
JPH0339051Y2 (ja)
JPH0225312Y2 (ja)
JPH0225317Y2 (ja)
JP4728520B2 (ja) 毛髪化粧料用ブラシ
GB2244232A (en) Brushes and handles therefor
JPH0335146Y2 (ja)
JPH0225315Y2 (ja)
JPH0390Y2 (ja)
JPH0339052Y2 (ja)
JP3071310U (ja) ヘアーブラシ