JPH03505955A - テレビジヨン受信機用受動スピーカボツクス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 テレビジョン受信機用受動スピーカボックステレビジョン受信機において、ケー シング内でブラウン管の左側および右側にそれぞれ、音声再生用スピーカボック スを組込むことが公知である。この形式のスピーカボックスは、漂遊磁界、殊に スピーカの磁石によるスタチック漂遊磁界および周波数帯域を複数のスピーカに 分割するために信号路に設けられている分波器のインダクタンスによるダイナミ ック漂遊磁界を惹き起こす。この形式の漂遊磁界は、ブラウン管およびその回路 において純色の歪および変化するシャドー効果の形の障害を惹き起こす。このよ うな障害は例えば、スピーカによって再生される音のタイミングにおいてスクリ ーン上を移動する目に見える構造において存在する。例えば固定部材、金属製の スピーカフレーム、アルミニウムから成る振動板等のようなスピーカボックスの その他の金属部分も、ブラウン管内ｊご生じる磁界に影響を及ぼしかつこれによ り再生の際の画像歪を来すおそれがある。漂遊磁界による画像再生に対するこの ような影響は、３３インチのスクリーン対角線を有する新形式のブラウン管にお いては特に重大である。

軟鉄製ケーシングまたはμ金属の形のンールドにょって障害磁界が働かないよう にすることが公知である。しかしこのような解決法は比較的高価でありかつコス トおよび重量の理由から殊にカラーテレビジョン受信機には使用することができ ない。

漂遊磁界の、ブラウン管に対する影響は、スピーカボックスとブラウン管との間 の距離を比較的大きくすることによっても低減される。しかしこの解決法も実用 的ではない。その理由はボックスはケーシング内に配設されかつケーシングの寸 法には制限があるからである。

本発明の課題は、テレビジョン受信機における受動ボックスにおいて漂遊磁界の 、ブラウン管に対する影響を簡単な方法で低減することである。

この課題は、請求項１１二記載の本発明によって解決される。本発明の有利な実 施例はその他の請求項に記載されている。

本発明は次の認識および考察に基づいているニブラウン管において上述の障害作 用をする、ボックスの金属を含んでいる大抵の部品に対して、磁気的に作用せず かつ画像再生の妨害作用をしない等価な選択的解決法がある。これらの選択的解 決法のすべての可能性が実現され、ボックス内の金属部品として実質的にスピー カ磁石のみが残りかつ更にこれに磁気シールドを備えるとき、ブラウン管におけ る障害磁界は、画像再生における既述の障害がもはや発生しないように抑圧する ことができる。それ自体公知である複数の手段を意図的に使用しかつ組合わせる ことによって、大した付加コストをかけずかつスピーカボックスの機能を損なう ことなく、上述の課題を解決することができる。本発明は殊にマルチウェイボッ クスにおいて有利に使用可能であるが、ワンウェイボックスにも同様使用可能で ある。

有利にはブラウン管の形状に整合されている、ボックスのケーシングは、金属部 品の使用なしＩこ個別ケーシング部分から、例えば接着または形状的係止結合、 所謂スナンプインによって組合わせることができる。

このような解決法は先願の西独国特許出願第３７０６１５８．５号明細書に記載 されている。

スピーカの回避できない永久磁石の障害作用は、磁石を取り囲む、軟鉄製ケーシ ングまたはμ金属から成るつぼ形シールドによって抑圧することができる。磁石 に対するシールドを備えたこの形式のスピーカは例えば西独国実用新案登録第１ ７１６３５２号明細書に記載されている。

スピーカの残りのすべての部分は、強磁性金属部品の使用なしに形成することが できる。殊にスピーカフレームおよび振動板は合成樹脂から成っている。スピー カの、ボックスのケーシングに対する固定は有利には同様金属部品を使用せずに 、西独国実用新案登録第８４０２１２８号明細書または西独国特許公開第３５１ ２８９６号明細書に記載のような形状的係止結合によって行われる。スピーカの 空隙から派生する漂遊磁界は、空隙内に磁性液体を充填することによって大幅に 低減することができる。この解決法は、西独国特許公開第３０２８０６５号公報 に詳しく記載されているマルチウェイボックスでは、低周波帯域全体を種々のス ピーカ、例えば低音、中音および高音に分割するすおよびインダクタンスを有す るこの形式の電気フィルタは、スピーカにおける構造的な手段によって置換える ことができる。振動板および定心振動板の特別な構造またはこれら部品間の特別 な連結または結合によってスピーカに対する低域通過作用を実現することができ る。例えば振動板の特別な懸架またはスピーカの前の音場の通路の付加的な吸音 部材のような別の手段によっても、スピーカに対して所定の周波数特性を得るこ とができる。所定の周波数特性を得るための、スピーカ！＝おけるこの形式の構 造的な解決法は、西独国特許公開第３３３４４４２号明細書、同第３４４７７４ ５号明細書、同第３６４１７６０号明細書に詳しく記載されている。

更に、電流に対する低域通過作用を強制的に行う、低周波信号路におけるインダ クタンスを取除くことによって、スピーカの立上がり振動特性が改善されること がわかっている。更に、この種のスピーカの効率が高められる。

振動コイルとの直列回路にあるインダクタンスから成る、スピーカの通例の低域 通過フィルタでは、比較的高い周波数に対する周波数低下が実現される。４層振 動コイル（通例は２層である）の使用によって、低域通過フィルタチョークは実 際には振動コイル内部に置かれる。

本発明を図面を用いて実施例につき説明する。

第１図は、スピーカ、ケーシングおよび後方ケーシング部分の断面図であり、か つ 第２図は、後方ケーシング部分の開放された側の平面図である。

ｔｌｃ１図において、スピーカボックスはケーシングｌを含んでいる。ケーシン グｌの前壁２において、前方から、即ち左から、スピーカ３が挿入されかつ係止 結合部４を介して前壁２に形状結合的に固定されている。係止結合部４は、前壁 ２における弾性舌片５がスピーカフレームにおける後方の剛性の縁に係合するこ とによって、形成されている。スピーカ３は、ボックスの唯一の金属部品であり かつつぼ形の磁気シールド１８によって取囲まれている永久磁石１７を含んでい る。スピーカ３の前方の７ランジ６と前壁２との間の気密な接続は、例えばゴム から成るパツキン７の挿入によって行われている。ケーシングｌの後方端部にケ ーシング部分８が９の方向において装着されかつ周囲に分配されている複数の係 止結合部１０によってケーシング１に形状的に固定されている。その際気密の接 続は、ケーシングｌと後方ケーシング部分８との間にパツキン１１を挿入するこ とによって行われる。後方ケーシング部分８は複数のリブ１２を備えており、こ れらリブは強化のｊ；めと、付加的に多様な反射によって拡散音場の発生、ひい ては定在波の回避のために用いられる。ケーシングｌは前側において横桁１３を 間に挟んでテレビジョン受信機ケーシングの側壁１４に固定されている。

後方のケーシング部分８の外形は、テレビジョン受信機内に設けられているブラ ウン管１５の形状に整合されている。これによりテレビジョン受信機において側 １１１４とブラウン管１５との間に存在する、比較的狭い空間の最適な利用が実 現される。

第２図には、ケーシング部分８の開放された側のみが平面図にて示されている。

ケーシング部分８は内側に複数のリブ１２を備えており、これらリブはリブによ って制限された面積を有するモザイク形式の平面を形成している。リブ１２は一 方においてケーシング部分８の強化のために用いられかつ他方において上述のよ うにボックス内部における拡散音場を形成しかつ定在波を回避するために用いら れる。ケーシング部分８はリング状の縁においてリング状溝１６を含んでおり、 この溝に、例えば円形のゴム条の形のパツキン１１が手で挿入される。パツキン １１はコスト上の理由から閉じたリングではなく、２つの端を有する初売製品に よって実現されている。２つの端の箇所で気密な接続が途切れることを回避する ために、リング状溝１６は、直接相並んでいる２つの短い領域１６ａおよび１６ ｂを含んでいる。これにより挿入されたパツキンｌＩの両端は部分１６ａ８よび １６ｂにおいて直接相並びかつ部分１．８の組立て後、リング状のエンドレスな パツキンのような連続した気密の接続作用をする。

溝１６のリング状縁にビン１７が設けられている。これらは、溝１６に挿入すべ きパツキン１１を手での挿入の際にガイドしかつパツキン１１の挿入を容易にす るために用いられる。

既述のすべての個別部品およびこれら部品の、ボックスへの気密な組立てのため に、金属部品は使用されない。

Ｆｉｇ、２ 国際調査報告 □１１□１ｌ−ｐＣ丁／ＥＰ８９１００６６７　　−２−国際調査翰告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．ａ）ボックス（１）は金属部品について実質的に、漂遊磁界に対するシール ド（１８）を備えているスピーカ磁石（１７）のみを含んでおり、一方スピーカ フレーム（３）および振動板は合成樹脂から成っており、 ｂ）ケーシング部分（１，８）は合成樹脂から成りかつ金属部品の使用なしに形 状的な係止結合部（１０，１１）または接着接続部を介して組立てられており、 ｃ）周波数帯域を複数のスピーカに分割するためのフィルタはスピーカにおける 機械的手段によって実現されている ことを特徴とするテレビジョン受信機用受動スピーカボックス。
2. ２．電気フィルタとしてインダクタンスなしでコンデンサを有する分波器のみが 設けられている請求項１記載のボックス。
3. ３．フィルタ作用は複数の層を有する振動コイルによって実現されている請求項 １記載のボックス。
4. ４．フィルタ作用は振動板および定心振動板の特別な構造または連結によって実 現されている請求項１記載のボックス。
5. ５．空隙における空隙漂遊磁界の低減のために磁性液体が充填されている請求項 １記載のボックス。
6. ６．スピーカ（３）はボックス（１）のケーシング壁に形状的な係止結合部（４ ）によって固定されている請求項１記載のボックス。
7. ７．ボックスのケーシング部分（１，８）は形状的な係止結合部（１０，１１） を介して金属製部品の使用なしに組立てられている請求項１記載のボックス。
8. ８．ボックスの気密な接続は一方における１つまたは複数のスピーカ（３）およ び他方における後方ケーシング部分（８）によって形成されており、それらはそ れそれパッキン（７，１１）を使用して形状的な係止結合部（４，１０）を介し てケーシング（１）に装着されている請求項１記載のボックス。
9. ９．ケーシング（１）またはケーシング部分（８）の対向する壁は相互に平行に 位置しておらずかつ内側に設けられたリブ（１２）によって安定化されている請 求項１記載のボックス。
10. １０．ケーシング（１）および／またはケーシング部分の形状はテレビジョン交 信機におけるブラウン管（１５）のコーン部の形状に整合されている請求項１記 載ボックス。