JPH03503912A - 精紡機の糸担持体に補助糸を巻き付けるための方法並びに装置 - Google Patents

精紡機の糸担持体に補助糸を巻き付けるための方法並びに装置

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JPH03503912A
JPH03503912A JP2501731A JP50173189A JPH03503912A JP H03503912 A JPH03503912 A JP H03503912A JP 2501731 A JP2501731 A JP 2501731A JP 50173189 A JP50173189 A JP 50173189A JP H03503912 A JPH03503912 A JP H03503912A
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シュタム,ペーター
グラバー,ベルナー
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マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト
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    • D01HSPINNING OR TWISTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 精紡機の糸担持体に補助糸を巻き付けるための方法並びに装置 本発明は、精紡機の紡出ステーションに設置された糸担持体に補助糸を巻付ける ための方法と装置に関する。ここで、糸担持体とは、空のボビン又は糸パツケー ジを巻かれたボビンを意味する。精紡工程での糸切れを処理にロボットを使用し 、この助けによって糸継ぎや、精紡機のドツフィングの後での巻付けを行うこと が可能である。
精紡機での糸切れを処理するため、コツプに巻かれた糸i<ッケージの糸端を探 し、これをトラベラ−等に挿通し、次いでドラフト機構の出口において糸継ぎを 行うサービスロボ・ントは公知である。糸端の検出ができなかった場合、この種 のロボットは、対応する装置によってロービングを切断する等して当該紡出ステ ーションを不作動状態になし、作業員による糸切れの修復処置に任せる。従って 、精紡機の稼働率を向上させるためには、糸パツケージ上での糸端の探索を止め て、その代わりに補助糸をパッケージ上に巻付けることが以前から提案されてい る。この操作が成功した場合には、玉揚げされたコツプは2つ以上の部分に分か れた糸から構成されていることになる。
補助糸の巻付けは、補助糸の自由端をコツプに吹き付ける等の操作によって従来 から行われる。コツプ上への補助糸の糸端の吹き付は操作は、ドイツ特許250 1338号に開示されており、これによれば、補助糸の自由端はそのスプールに 対して緊張状態で垂れ下がることなく貯留装置内に保持される。
それ故、補助糸はループを形成しないようにその撚を維持する。吹き付けられた 補助糸の自由端は、充分な長さの糸長が巻付けられるまで、回転する糸パツケー ジに引き取られる。
こうしたやり方には基本的な欠点がある。先ず、この吹き付は操作の成否は糸パ ツケージと補助糸との間の接着摩擦に依存しているので、必ず糸パツケージが存 在していることが前提となる。補助糸を空ボビンに吹き付けることはできない。
次に、この吹き付は方法の成功率は実際には余り高くない。
なぜならば、補助糸がスピンドルに引き取られる時点は定まっておらず、完全に ランダムだからである。従って、補助糸の長さも一定にはならない。このことは 、糸の巻き返し工程において接続部の糸片が完全に除去されるとは限らず、特定 の時点に紡出された糸の品質と巻付は糸とを常に対応させなければならないこと を意味する。紡出糸のタイプが変わった場合には、補助糸のスプールもすべて交 換しなければならない。その」二、自動糸継ぎ、従って精紡機の始動時や精紡機 の玉揚げ後、又は紡出糸のタイプの切替え後の空ボビ二ノへの自動巻付けは、こ れら公知の提案では不可能である。
リング精紡機の糸切れを処理することを意図した別のロボットも、米国特許明細 書3445997号、ドイツ特許公告公報1760259号、 2501338 号、並びに米国特許明細書3628320号等に開示されている。これらのロボ ットは、すべて、紡出ステーションのスピンドルに特定の操作を行うことを要す る。この操作には、スピンドルに担持されたコツプの糸端の探索、又はコツプへ の補助糸の巻付け、又はトラベラ−等への糸通し等が含まれる。
これらの公知の方法の操作は、すべて、′前面”側から行われのものに限られ、 即ち、通常、ロボットは機台の一方の側(対応する紡出ステーションの列に関し て前面側)に沿って走行する。ロボットが特定の位置で作業を行う必要がある場 合、ロボットはその位置に停止し、その前面から紡出ステーション内に操作エレ メントを伸ばす。こうした状況下では、スピンドルの全周にわたって操作エレメ ントに制御された運動を行わせることは不可能である。
ドイツ特許公告公報2501338号に記載された先行技術を改善するために、 本発明は、ボビン上の糸パツケージの存否に無関係にボビ〉′上に補助糸を確実 に巻き付けることを可能にする方法と装置を提供することを目的とする。
この目的は、請求項1の方法並びに請求項17のサービスロボットによって達成 される。これによって、ボビンに対して高い信頼度を以て補助糸の巻付けが可能 になる。巻付けられる補助系片は、その両端を弾性的に把持される。把持位置は いつでも明瞭に規定されている。これらの運動のシーケンスは、対応するガイド と座標制御によって行われ、絶対的に明瞭で且つ再現性を有する。この制御され た操作における、機械によるボビンの周囲への補助糸の最初の巻付けの後に、補 助糸自体の係合作用によって回転させられたボビンは、更に多くの糸を巻き取り 続け、これによって巻付は操作は、試行錯誤工程の確実性を喪失すること無く、 最短時間内に非常に高い信頼性を以て行われる。このやり方によって得られる特 に有利な点は、常に一定長さに補助糸を抑制することができ、引き続く自動ワイ ンダーによる巻き戻し工程での欠点除去の際に完全に補助糸を切除できることに ある。この結果、任意の補助糸の使用が可能となり、紡出糸と同一でなくても差 し支えない。従って、サービスロボットは、補助糸に関する限り、精紡機の操業 中においてロボット上でのサービス作業の条件変更を行わなくても別の精紡機に 対しても同じように使用可能である。トラベラ−その他のガイドエレメントを自 動的に清掃するために、表面の粗い補助糸を使用することが好ましい。
更に、ボビン又はパッケージ上への最初の巻付けは、補助糸の重ね巻きによって 保持され、特に平滑なボビンの場合に強化される。
最初の巻付けがリングレールのストロークの上限領域に位置している場合には、 糸パツケージが有ればそれとはその円錐領域で接触し、巻付けられた補助糸はす ぐに糸パツケージによって被覆される。更に、巻付はコイルの直径は小さく、慣 性が小さいので容易に動かすことができる。
このやり方は、スイス特許出願第4126/88号並び3545/88号に述べ られた方法に関連して使用される場合であって、複数に分割された糸部分からな るコツプを対象とし、コツプ準備ステーションを用いる場合に、特に有利である 。
本発明の方法は、請求項13〜16に従って行われる場合に確実に実行すること ができる。
本発明は、更に、スピンドルを含む紡出ステーションで作業を行うサービスロボ ットを企図している。この装置は、スピンドル軸の回りのガイドを形成する手段 並びにこのガイドに沿って少なくとも一つの作業エレメントを動かすための手段 を具えていることを特徴とする。
ガイドを形成する前記手段は、スピンドル軸をよぎる方向の運動によって、スピ ンドル又は該スピンドルに担持されるコツプの位置まで移動可能なホルダを具え ている。このガイドは、スピンドル又はコツプの上端を越えて上方まで移動しな くても前記ガイドをスピンドルまで変位させられるように開口部を有する実質的 にリング状の軌道を具えている。
作業エレメントを動かすだめの前記手段も、前述の目的のための開口部を有する 実質的にリング状をなす巻付はリングを具えている。好適例においては、前記軌 道と巻付はリングは共にC字型形状をなしている。該装置をスピンドルまで動か す時に前記両C字型部の開口部が相互に一致するように、巻付はリングの軌道に 関して円周方向に巻付はリングを位置決めするための手段が設けられている。
巻付はリングに担持された前記作業エレメントは、糸に沿って牽引する把持装置 又はトラベラ−を掃引するエレメントである。後者のエレメントは糸通しの際に トラベラ−を移動させることができ、この目的のためにブラシを具えている。
ホルダは、巻付はリングを軌道軸の周囲に回転させる駆動手段を具え、該手段は スピンドルまで移動することができ、スピンドル軸と同心に配置されている。こ のタイプの駆動手段は、歯付きリングと該歯付きリングの回転を巻付はリングに 伝達する伝達手段を具えている。この伝達手段は、形状ロック型連結部を具えて いる。複数の伝達エレメントが設けられ、一方のエレメントがC字型巻付はリン グの開口部に対面している時に少なくとも一つの他方のエレメントはリング並び に巻付はリングに連結された状態になり、前記駆動リングからの回転を伝達しな い。
前記ホルダはロッカーレバーのような制御された作動エレメントを有し、巻付は リングが該ホルダに対して所定位置を占めた場合に、巻付はリングに担持された 作業エレメントを作動させる(例えば、把持装置を開閉させる)。
本発明の方法と装置のその他の重要な実施例は、ここには述べなかった請求項に 規定されている。
ここに述べたやり方によれば、巻付けに際し、簡単な構成の補助手段を用いて全 般的に非常に高い糸継ぎ成功率を得ることができる。
本発明のその他の特徴並びに利点は図面に示す好適実施例に基づいて、次に説明 される。これらの実施例は本発明の詳細な説明するためのものであり、本発明は これに限定されるものではない。
第1図はサービスロボットを示ス。
第2図は下から見た単純化された巻付は装置を示す。
第3図は一部切断側面図である。
第4図は第2図の巻付は装置の一方の端部の平面図である。
第5図はボビンの一部の側面図である。
第6図は第1図と同様な図であるが、本発明のサービス装置を具えたサービスロ ボットとの連携を説明するための図である。
第7図は第6図のサービス装置のための制御部の模式図である。
第8図はスピンドルにおける作業位置を占める第7図のサービス装置の平面図で ある。
第9図は第1作業位置にあるサービス装置と共に観察したリング精紡機の長手方 向の図である。
第1O図は巻付はリングが作動準備位置を占めている第9図の矢印方向に見た平 面図である。
第11図は巻付はリングが作動準備位置から外に移動し始めた後の平面図である 。
第12図は巻付はリングが第2作業位置を占めている第9図に対応する側面図で ある。
第13図は巻付はリングが再び作動準備位置を占めている第12図の矢印Aの方 向に見た平面図である。
第14図は巻付はリングが待機位置を占め、糸偏向エレメントが前進位置を占め ている第13図に対応する平面図である。
第15図は補助糸をトラベラ−に挿通する場合に必要な条件を説明するためのト ラベラ−とコツプの模式的斜視図である。
第16図は糸ガイドエレメントの一つが変位した後の第14図に対応する平面図 である。
第17図は巻付はリングが再び第2作業位置を占めている第14図に対応する平 面図である。
第18図は巻付はリングが第3作業位置を占めている精紡機の長手方向に見た側 面図である。
第19図は糸ガイドエレメントの一つが再び変位した後の第18図の矢印Aの方 向に見た平面図である。
サービスロボット2はリングレール3に沿って可動であり、対応する信号に呼応 して、例えば糸切れ処理のために特定の紡出ステーションに自動的に位置決めさ れる。このロボット2は補助糸6用の供給スプール5.補助糸6をスプール5か ら引き出すためのデリベリ機構7.切断装置9.ねじ付きスピンドル13によっ て垂直方向に位置の調整可能で、且つ歯付きホイール又は摩擦ホイール14によ ってX方向に水平に直線変位可能な巻き付は装置12を含んでなる。更に、ホー ス19によって低圧源20に接続された吸引チューブ15が設けられている。こ の吸引チューブ15は、糸片を収容するように構成され、三次元的に可動で、且 つ制御下に位置決め可能になっている。
この巻き付は装置12は、薄板状をなして第2図に示すようにX方向に変位可能 である。巻き付はリング27がボルダ26に回転自在に軸支されている。この巻 き付はリングは充分に大きい開口29を有し、後述するように、これを通じてボ ビン上又は糸パツケージ上に横方向から押し込むことができる。しかし、別の例 では前記巻き付はリング26は閉鎖された形をしており、ボビンに軸方向から押 し込まれるようになっていてもよい。巻き付はリング27は前記ホルダ26の下 方に歯付きリング30を具え、該リング30は中間ギア33A、33Bを介して 、第3図に示すように、モーターで駆動されるギア34噛み合っている。制御さ れている糸把持手段、例えば空気式に駆動される把持用栓突起35が前記リング 27の下側に取りつけられている。
このサービスロボットの実際の巻き付は操作のための準備ステップとして、例え ば約150cmの補助糸片6.1が前記チューブ15内に吸い込まれる。この作 業は、例えば第4図の位置P、1等の特定位置あるデリベリ機構7のの動作によ って行われる。所望の長さの補助糸がチューブ15内に入り、例えば吸引チュー ブ15の後部領域に設置された糸センサ−36によって補助糸の先端6.3が検 出されるとすぐに、適宜な制御手段を通じてデリベリ機構7は停止させられる。
吸引チューブ15のマウスピースは揺動運動を行って第4図に示された経路39 に沿って巻き付はリング27の内部領域に入り、位置P、2に達する。この間に 補助糸は開放された把持枠35の前方に位置し、巻き付はリング27の下側に対 面する。続いて吸引チューブ15はまだ開放されている把持枠35の周囲を再び 案内されて戻り、初期位置P、1に達する。
ここで補助糸は例えば約180°の角度をなすように把持枠35の周囲の少なく とも一部を周回する。把持枠35は空気システムの作用によってここで閉鎖され 、補助糸6をしつかりと把持して維持する。前記切断装置9が働いて補助糸をス プールから切断し、補助糸片6.2が形成される。引き続くステップのために、 得られた一定長さのこの補助糸片に対して操作が加えられる。補助糸片の先端6 .3は以前と同様に吸引チューブ15内にある。補助糸は吸引作用によって吸引 チューブ15内に保持され、把持枠35に対して僅かに張力を及ぼしている。吸 引チューブ内に弾性的に保持されている補助糸は、吸引チューブ15のマウスピ ースによって、制御を受けながらガイドされる。
次のステップの準備として、ボビン40は適宜な手段、例えば図示されてはいな いスピンドルブレーキ等の作用によって制動されて静止する。その後、ブレーキ は再び解放され、ボビン40はそのキャリアと共に静止はしているが、回転自在 になる。ホルダ26は歯付きホイール又は摩擦ホイール14によってX方向に直 線的に動かされて、リングレール3とバルーンリング41の間の領域内に入り、 リング27がボビン40の回転軸と同軸になるまでボビン40の方に移動する。
糸パツケージがボビン上に既に存在している場合には、巻き付は装置は、巻き付 はリング27が糸パツケージの上方の一定距離に停止するようにZ位置にガイド される。X方向への直線運動は、サービスロボットの中央制御部又は歯付きホイ ールや摩擦ホイール14で模式的に図示されているステップモーターによって制 御されているリニアモーターによって行われる。
吸引チューブ15はサーボ制御装置によって、第5図に模式的に図示されている ように、例えばリングレールの運動範囲内の下部巻き付は位置P、4に、補助糸 と共にガイドされる。
駆動ギア340作用によって、リング27は所定回数の回転を行う。これによっ て、把持枠35に保持されている補助糸片の糸端6.2はボビン40又は糸パツ ケージに巻き付けられる。この巻き付は操作の際に、補助糸6は保持されている 吸引チューブ15から弾性的に徐々に引き出される。
駆動ギア34の回転数によって規定された所定の少数の巻きコイルが形成される と、ボビン40上での補助糸6の摩擦は大きくなり、補助糸はボビン40にしっ かりと係合してこれを回転させ、共回りするボビンはそれ自身で吸引チューブ1 5から更に多くの補助糸6を引き出して巻き付かせる。吸引チューブ15から所 定長さの補助系が引き取られた後に、ボビン40は精紡機のスピンドルブレーキ やサービスロボ・ノドと連携するスピンドルブレーキによって制動されて静止し 、補助糸の残りの部分を吸引チューブ内に保留すると共に、巻き付けられた補助 糸が次の糸通し操作の際に7 s+1ツケージからほどけないように確保する。
補助系によるボビン40の前述の共回りと、これに続くボビン自身による巻き付 は作用を主体とするこのステップに加えて、糸をガイドする補助手段の助けによ って、補助糸の巻き付けが確実に行える。糸が巻き付けられたことを確認する補 助的な基準は不要であり、明確に定められた巻き付は操作の途中の成る時点で、 ボビン自体が高い信頼性を以て補助糸の巻き付けを行うことができる。
前記実施例の巻き付は操作の際に行われる別のステップを、第4図に基づいて再 び示す。実際の巻き付は操作のスタートの時点で、吸引チューブ15の端部は把 持枠35の下方的15mmの位置を占める。この例では、吸引チューブの端部は リングレール3のストローク高さの範囲内に既に入っている。
巻き付は操作のスタート時において、補助糸の端6.2は前記位置6.3に応じ てほぼ斜めの姿勢となっている。数回の巻き付けの後、補助糸の端は自動的にほ ぼ水平な下部巻き付は位置に達し、糸パツケージが存在していれば、そのパッケ ージ43の円錐状の部分上に位置する。
補助ステップによって、把持枠35付きの巻き付はリング27並びに吸引チュー ブ15は幾分上方にガイドされ、最初の巻きコイル42の上に付加的に巻き重ね られて、これを結束する。この結束によって、補助糸の端は更にしっかりと平滑 な裸ボビン上に保持される。
この基礎的な巻き付は操作の説明から明らかなように、巻き付けはボビン上の所 望の位置で行うことができる。玉揚げの後には、巻き付けは空ボビンの下部に対 して行われる。糸切れの後には、巻き付けは糸パツケージに対して行われるか、 又は糸パツケージの領域外に糸のコイルが形成される。
次のステップで、補助系の端6.2は把持枠35から解放される。この操作は空 気式把持装置の解放によって、又は巻き付はリング27の回転中にスピンドルブ レーキを制御しながら作動させることによって行われる。この結果生じた張力に よって、補助糸の端部6.2は把持装置から引きちぎられる。
その後、巻き付はリング27の回転も停止する。
補助糸の端の切断も、基本的には把持枠35とボビン40との間の任意の相対運 動によって、又はボビン40やリング27の制動の際の時間差によって行うこと ができる。上述の例とは少し異なるやり方として、リング27並びに把持枠35 は先ず停止させられ、ボビン40が更に回転して補助糸端6.2が引きちぎられ た後、追加の巻き付けが吸引チューブ15からボビン40に対して行われ、補助 系端6.2の残りの部分は完全に糸パツケージ内に巻き込まれる。補助糸端6. 2は、巻き付は装置12の急激な引っ張り直線運動によって引きちぎることもで きる。
補助糸の切離しは、ここで詳述する糸ガイドエレメントへの糸通し操作によって 行うこともできる。把持手段35によって保持されている補助系の端が、ボビン のそれ以上の回転を阻止し、従ってボビンからの糸の巻き戻しが防止される。
サービスロボットによって、補助糸の先端部分6.3は吸引チューブ15から紡 出ステーション又は種々の糸ガイドエレメントに供給され、次いで紡出中の繊維 束に接続される。これらの作業ステップは巻き付は操作には属さないので、ここ では詳述しない。
上述の例によれば、補助糸の貯留手段は、把持枠35に起因する張力に対抗して 補助糸を弾性的に保持する吸引チューブ15として形成されている。しかし、こ の補助糸貯留手段は、その目的を達成可能な別の構成とすることもできる。
上に述べたステップの周期的な中央制御は、サービスロボット内に設置されてい るプログラム制御可能な制御装置を介して行われ、特定の操作を精紡機の制御部 とのインターフェースによって精紡機の紡出と同期させたり、スピンドルブレー キの解放をこれと同期させたりして、確実な自動操作を行うことができる。しか し、現在装備可能な手段によって、他の適宜な操作サイクルの制御の形を採用す ることも可能である。
叙上の巻き付は装置の一番の利点は、補助糸の先端部分と後端部分が特別に位置 を設定された部品によって保持されることに存する。二つの“把持具”の間に弾 性的に把持された補助系は三次元的に動かされ、ボビン40上の巻き付は箇所、 巻き付はコイルの層の特性並びに巻き付けられるべき補助糸の長さは、プログラ ムの指令に基づいてサービス装置によって制御可能である。これらの条件の下で 、前述のボビン又は゛ 糸パツケージ自体による牽引作用を意図した巻き付は操 作が固い信頼性を以て行われる。この巻き付は操作は、先行技術における補助糸 の自由端の糸パツケージ上への吹き付けのような不確実な事項によって影響され ない明瞭に規定された一連の運動で制御される。
前述の巻き付は操作並びに巻き付は装置の助けによって、玉揚げ後の巻き付は時 に更に重要な利点が得られる。空ボビンへの巻き付けはロボットの制御の下に高 い信頼性を以て行われる。その上、紡績糸のタイプを変更する場合にも、時間と 工数を要する従来の人手による巻き付けによらないで、完全に自動的に行うこと が可能である。
第6図のサービスロボットは、本出願人によって同日付けで提出された別の関連 スイス特許出願“糸継ぎ装置”を具えることもできる。本出願の第1図は、この 関連出願の第6図にほぼ対応し、同一部品には可能な限り同じ符号が付されてい る。これら両出願に開示され且つクレームされている装置並びに機構も、第1図 〜第5図に基づいて説明した方法を実行するのに使用可能である。しかし、これ らの方法と装置の別の組み合わせ態様でも支障はない。
第6図と第7図は、実際的な実施例とは無関係に一般原理を説明するための純粋 に模式的な図である。
第6図において、符号100はリング精紡機の紡出ステーションに対してサービ スを行うロボットのシャシ−を示す。
各紡出ステーションは糸に撚を付与して巻き取るたおユニット101を具え、こ のユニット101はスピンドル102゜リングレールに取りつけられたリング1 06並びに該リング106に担持されたトラベラ−108を含んでいる。シャシ −100は、機台の片側に沿って車輪105によってガイドレール103を走行 する。支持アーム107はガイドローラー109を担持し、該ローラーは台に固 定された別のガイドレール113内を走行し、所定の機台に対して所定の姿勢で シャシ−100を保持している。前記ガイドローラー113は適宜なホルダ]1 5によってフレーム(図示しない)に取りつけられている。紡出ステーションで のサービス作業の実行に際し、サービスロボットは後で詳述する巻き付は装置1 50と前述の関連出願中に詳述されているのでここでは簡単に述べるに止める取 扱装置124の両者を具えている。該取扱装置124は、マウスピース136と シャシ−100に担持された低圧源132に対する接続部138とを具えた、所 定長さの糸(図示しない)を受は入れるための吸引チューブ135を有する。吸 引チューブ134のマウスピース136は、制御可能なジヨイントシステム14 0(模式的に図示されている)によってシャシ−100に対して変位可能である 。
ロボットを紡出ステーションに位置決めした後、マウスピース136は、シャシ −100に担持された補助糸スプール122からの糸144を受は入れるために 、供給位置128に運ばれる。この間に、糸はシャシ−100に担持されたデリ ベリ−機構126から供給位置128を経て吸引チューブ134内に供給され、 該チューブ134は所定長さの糸を受は取ることができる。次に、取扱装置のジ ヨイントシステム140が作動して巻き付は装置150との接続が実現される。
この接続については次に更に詳しく述べるが、しかし、これは第1図〜第5図に 関連して既に述べた通りである。この接続が行われた後、糸144はデリベリ− 機構126と巻き付は装置150との間で切断され(切断手段は図示されていな い)、受入れられた所定長さの糸は、取扱装置124と巻き付は装置150によ ってスプール122とは無関係に、所定の制御プログラムに従って操作可能とな る第6図に示されたものは、各部品が相互に離れて示されているので、これらを 識別する上で便利である。しかし、この図は、マウスピース136と巻き付は装 置150が精紡機の外郭線117を通過して各紡出ステーション内に侵入した後 に、相互に接近するようにガイドされる必要がある点に関しては現実的ではない 。しかし、精紡機に沿う移動の際には(ガイドシステム107と109を除いて )、取扱装置124と巻き付は装置150の両者はシャシ−100内に引っ込み 可能であって、ロボットは外郭線117に対して明瞭な間隔りを有している。こ のことから、巻き付は装置150はスピンドル102の垂直軸に直交する方向( X方向)に可動であることを要する。更に、次の説明から明らかなように、この 装置は、スピンドル軸に沿う方向(Z軸方向)に可動でなければならない。
第7図は巻き付は装置150をX方向とZ方向とに移動させる駆動システムを模 式的に示したものである。第7図のシステムにおいては、前記装置150はピス トン−シリンダーユニット202のピストンロッド200上に取りつけられてい る。図示しない適宜な供給源から圧搾空気をシリンダーに供給することにより、 ピストンはその引っ込み位置から右方に、第2図ではスピンドル102の方に押 圧される。この動きは適宜なストッパー(図示しない)によって阻止され、巻き 付は装置150はスピンドル102に対面する適当な作業位置に保持される。前 記ユニット202に対する圧搾空気の供給が停止されると、巻き付は装置150 はその作動位置から引っ込み位置に復帰する。
ユニット202は、キャリア184によってねじ付きスピンドル196上に取り 付けらだキャリッジ186上に担持されている。このねじ付きスピンドル196 は、シャシ−100に垂直に(即ちスピンドル102の軸にほぼ平行に)支持さ れ、一端においてモーター104に連結されている。モーターシャフト(図示し ない)が回転すると、スピンドル196はその長手方向軸を中心に回転し、キャ リッジ186をZ方向に(上下に)移動させる。このモーター104は適宜なプ ログラム(ソフトウェア)を有するマイクロプロセッサ−によって制御されてい る。しかし、この制御プロセスを図式的に示すために、制御プログラムは制御回 路又は制御ボックスによって模式的に示されている。最初の段階において、モー ター104は第ルギュレーター208を介してセンサー206によって制御され 、第2段階において、第2レギユレーター210を介して同じセンサー206に よって制御され、第3段階において、制御装置212によって制御される。
前記センサー206はリングレール104の位置に対して反応し、キャリッジ1 86をZ方向において巻き付は装置150に一致させる。これによってロボット の走行の途中でセンサー206から発せられた信号は、スイッチ手段214を介 して第ルギュレーター208に入力され、サービス作業(後述する)の特定位相 におけるスイッチ手段214のスイッチングによって第2レギユレーター210 に入力される。
制御装置212は、キャリッジ186の位置がリングレールの位置とは無関係に 制御される必要がある、例えばデリベリ−位置128(第6図)での補助糸のピ ックアップのような場合に、モーター204を制御する。
作業シーケンス及びこれに対応する制御について述べる前に、巻き付は装置15 0の作業ヘッドについての詳しい説明を第8図に基づいて行う。
リング精紡機の各紡出ステーションは、その長手方向に相互にいわゆるセパレー ター194によって区切られている。
第8図に示されている作業ヘッドは、前記セパレーター194によって仕切られ た紡出空間の外側に留まっているキャリア部220と、巻き付は装置150のす べての作業位置においてサービスを受けるべき紡出ステーションの空間内に突出 しているC型部222とを含んでいる。前記C型部222は(その一部で)C型 サービストラベラ−224を取り囲み、該サービストラベラ−のために軌道22 6の形のガイドを形成する。これら二つのC型部222と224は共通の軸Pを 有し、この軸は巻き付は装置のすべての作業位置においてスピンドル102の軸 に一致するか、又は該スピンドル位置の近傍又はこれに平行して存在している。
サービストラベラ−224は、前記C型部222に対して軸Pを中心に軌道22 6内で回転自在である。この目的のために、サービストラベラ−224は(破線 で示された)歯付きリング228を有し、該歯付きリングは二つの歯付きローラ ー230と噛み合っている。該ローラー230は、キャリア部220に回転自在 に取り付けられ、適宜なモーター234によって回転駆動される駆動ディスク2 32の前記歯付きリングと噛み合っている。
巻き付は装置150を待機位置からX方向(第7図)にスピンドル1020作業 位置に向かって動かすために(最初に該装置をスピンドルの上方に移動させる必 要なしに)、サービストラベラ−即ち巻き付はリング224の開口236はC型 ホルダ222の開口238に一致しなければならない。この巻き付はリング22 4は適宜なマーク(図示しない)を有し、C型部222は、このマークを検出し てホルダ222に対するサービストラベラ−224のこの“作動準備”位置をモ ーター234の制御装置(図示しない)に通報するだめのセンサー240を具え ている。
アクセス用開口240は、スピンドル102並びにこれに担持されたボビン11 2(第9図参照、第8図には図示されていない)を収容するのに充分な広さを有 するが、ボビン112上に形成されたコツプ116(第9図)は収容し得ない程 度に設定されている。スピンドル102での巻き付は装置の運動は、紡出リング 106 (第9図)の瞬間最高巻き付は位置の上方の(スピンドル軸に沿う)高 さで行われる必要がある。巻き付はリング224の円周方向における伝達ローラ ー230間の距離は、アクセス用開口240のための切れ目によって一方のロー ラー230が歯付きリング228と噛み合わなくなった場合に、ディスク232 から巻き付はリング224への駆動力の伝達が他のローラーによって行われるよ うに選定されている。
巻き付はリング224は二つの作業エレメント242.244を担持している。
エレメント242は、巻き付はリング224の適当な穴を垂直に貫通して延在す るビンであり、リング224の下側に把持ヘッド246を具えている。このビン はスプリング荷重(図示しない)によって上方に付勢され、把持ヘッド246を 巻き付はリングの下側に接触する把持位置に保持する。巻き付はリング224が 使用準備位置を占めると、この把持装置はキャリア部220に取り付けられた作 動機構248によって開口させられる。この作動機構は、巻き付はリング224 がその使用準備位置にある時(第8図と第9図)にビンの真上に位置するヘッド 252を具えたロッカーレバー250を具えている。第9図において時計方向に このレバー250を(例えばキャリア部224上の図示しない空気装置によって )傾斜させることによって、ヘッド242は先ずビンに接触し、次に更に動かさ れて把持ヘッド246によってスプリング荷重に抗してビンを下方に押し下げる 。
前述した補助糸の受入れに先立って、巻き付は装置150は制御装置212によ るモーター204(第7図)の作用によって供給位置128の近くに接近し、サ ービストラベラ−224はC型部222に関してその準備位置に保持される。
第1図〜第5図に基づいて説明したマウスピース136の適当な動きと作動機構 248による把持装置の開口とによって、マウスピース136と供給位置128 との間に延在する補助糸は把持装置内に動かされ、前記機構248の把持の解放 によってサービストラベラ−224に接続される。スプール122からの補助糸 の切断の後に、巻き付は装置150と取扱装置124は共に糸継ぎユニットを形 成し、先ず貯留されている補助糸を巻き付はユニット101に接続し、次にこれ をラフト機構(図示しない)から繰り出されるロービングに接続する。
前記第2作業エレメント244は、リング106の上を向いた表面を清掃するた めのブラシ等の可撓性エレメントである。このエレメントは、後述するようにリ ング106上のトラベラ−108を動かすのに使用される。
所定長さの補助糸片が供給位置128において吸引チューブ134にピックアッ プされて巻き付はリング224に接続された後、キャリッジ186はモーター2 04の作用によって上方に動かされ、巻き付は装置150をコツプの瞬間最高巻 き付はコイルW(第9図)に対して所定の位置に移動させる。この目的のために 、リングレール104の最高位置がロボットの移動の際に検出・記憶され、供給 位置128を離れた後、レギュレーター208はキャリッジ186を直ちに適宜 な作業高さまで運ぶことができる。キャリッジ186が作業高さに達すると、ユ ニット202が作動して巻き付は装置150をスピンドル102の方へ移動させ 、第1作業位置を占めさせる(第9図)。
この第1作業位置において、把持ヘッド246とサービストラベラ−224とに よって形成された把持平面は、コツプの最高巻き付きコイルWの上方の所定の距 離の箇所に位置する。第9図において、コツプは殆ど完成されており、最高巻き 付きコイルWはボビン112の上端Eの近くに存在しているものと仮定する。し かし、糸切れはコツプ形成の第1段階で既に起こってとり、最初の作業位置はス ピンドル102とボビン112に対して遥か下方に存在している。玉揚げ操作の 際に生じる糸切れの場合は、対応する紡出位置においては全くコツプ形成が始ま っておらず、補助糸は裸のボビンに接続されなければならない。それでも、正し い最初の作業位置ハリンクレールのトラバース運動の際にその最高位置に合わせ て決められる。
第10図から判るように、サービストラベラ−224はこの前進運動の際にその 待機位置に保持され、開口240はスピンドル102とボビン112とを受入れ るように位置する。
マウスピース136は対応する作業位置に動かされ、マウスM(第9図)は把持 平面の下方の一定距離の所に位置する。
補助糸FはマウスMと把持ヘッド246との間に、マウスMと把持平面との間の 垂直距離に対応する傾斜(第9図の実線)を以て延在する。モーター234(I C8図)は、サービストラベラ−224を時計方向に軸Pを中心にその軌道22 6に沿って回動させる。この回転によって、先ずマウスMと把持ヘッド246と の間の距離が短縮され、補助糸Fの余分な長さは吸引作用によってチューブ13 4内に吸引される。サービストラベラ−224と把持ヘッド246とを更に回転 させることにより、補助糸Fは吸引チューブ134から再び引き出され、ボビン 112又はコツプ116(第11図)の外側コイルに巻き付けられる。この際に 、補助糸Fの最初のコイルがボビン112及びコツプ116の周囲を下向きに螺 旋状に走行し、マウスMを含む水平面(第9図の破線)内に置かれる。サービス トラベラ−224の回転によってこの平面内に数回の接続コイルV(第9図)が 形成される。
マウスMと把持平面との間の前述の間隔は、コツプ116が少しでも存在してい る場合、前記接続コイルVはコツプの最高位置のコイルWの下方に位置する。マ ウスMの作業位置はこれに従ってリングレール104の上下の往復運動の際の最 高位置の下方にあり、この作業位置はリングレール104の運動の空間の範囲外 に保たれていることが必要である(第10図)。
最初の巻きコイルVは、スピンドル102又はボビン112とC型ホルダ222 の両者に対するサービストラベラ−224の回転によって形成されることは明ら かである。この時、補助糸Fは吸引チューブ134からサービストラベラ−22 4の回転によって直接引き出される。僅かのコイルVが形成された後、補助糸F とコツプ116の間のケーブル作用は非常に大きいので、スピンドル102が静 止していては、把持ヘッド246とコイルVとの間の弱い糸Fは引きちぎられる であろう。これを避けて更に多くのコイルVの形成を可能にするために、スピン ドル102は巻き付は操作の際にはその駆動源(図示しない)から切り離され、 第1図〜第5図に関連して述べたように自由回転可能にされる。
補助糸とコツプ116のボビン112との間の確実な接続を実現するために、最 初の巻きコイルに重ね巻きすることが望ましい。これには、巻き付は装置150 を第2作業位置にあるボビン112の上端Eの方向に僅かに持ち上げることを要 する(第12図)。把持ヘッド246と最初の巻きコイル■との間の補助糸片の 長さはもはや変化しないので、ボビン112とコツプ116の周囲のこの糸片の 最初の巻きコイルの螺旋形状は消失しなければならない。
マウスピース136も上方に動き、ボビン112上に更にコイルBを巻き付け( 第12図)、これらのコイルBは前述の糸片をボビン112上に確実に束縛され る。このコイルBは別の目的のためにも役立つ。しかし、これについては操作の シーケンスの後の段階で明らかになるので、本明細書中で後述する。最後の巻き コイルBを形成するために、スピンドル102はなおも自由回転可能でなければ ならず、糸Fはボビン上に形成されたコイルと把持ヘッド246との間にそのま まに維持される必要がある。しかし、この第2の巻き付は段階が完了した後、ス ピンドル102は適宜な手段(図示しない)によって制動され、一方、サービス トラベラ−224は更に回転を続ける。従って、糸Fは把持ヘッド246から引 き出され、自由端FA(第13図)を形成する。
サービストラベラ−224は再び使用準備位置に移動し、アクセス開口240が 再び形成される(第13図)。圧搾空気によるユニッ)202 (第7図)の励 起は中止され、巻き付は装置150は引っ込む(第14図)。補助糸Fをトラベ ラ−108に挿通するように糸継ぎユニットを準備することが必要となる(第1 5図)。この準備シーケンスの種々のステップを、その理由を詳しく述べる前に 先ず説明する。糸通しの際に、スピンドルの角度位置はブレーキによって保持さ れている。
巻き付は装置150が引き上げた後の最初のステップとして、マウスピース13 6は第2作業位置(第12図と第14図の実線)から、スピンドル102と巻き 付は装置150(第14図の破線)の他方の側の第3作業位置に移動する。
キャリッジ186に担持されたスライダ260が、適宜な作動手段(例えばシリ ンダーユニットの空気ピストン等)によって待機位置(第9図と第12図)から 前進位置(第14図と第46〜19図)に変位させられる。この時、V型ガイド 部262(第9.12.18図)が、ボビン112とマウスピース136との間 の自由糸片に接触する。スライダ260は、前記糸片がガイド部262によって 曲げられ最終的に所定の位置に保持されるまで、前進する。この位置は、スライ ダ260用の適宜なストッパー(図示しない)によって決められる。
マウスピース136は上方に動かされ、次にスピンドル102と巻き付は装置1 50の最初の側へ再び移動させられる(第16図)。マウスMは下向きに動かさ れ、糸Fは巻き付は装置150の下方に延在し、マウスMとスライダー260の 」二面のガイド表面FF(第14図)の縁との間に所定の上方傾斜を有する(第 11図には示されていない)。スライダー260は絞り部261 (第14図) を具え、表面FF上を糸をガイドする。マウスピース136の位置は、リングレ ール104から遠く離れて糸Fがリング106の運動の空間の外側に位置するよ うに選定される(第16図)。巻き付は装置150は第2作業位置(第17図) に再び変位し、その後に糸通し準備段階が完了する。
この一連の動作を行う理由は、第14図、第16図、第17図並びに第15図か ら明らかになるであろう。第15図は、コツプ116、正常紡出時の糸G並びに トラベラ−108を模式的に示し、コツプの回転方向は矢印Rで示されている。
この準備段階においては、スピンドルは実際には回転しないようにされているが 、この回転方向は第16図のスピンドル102上にも矢印で示されている。第1 5図に示された作業状態を再現するためには、補助糸Fをトラベラ−108に糸 通しする際に特別な幾何学的条件が必要である。
矢印L(第14図、第16図、第17図)の方向の紡出位置を想定した場合、挿 通されるべき糸片は左から右にスライダー260からマウスピース136まで延 在している必要がある。この目的のために、この糸片は、スライダー260から 下向きにマウスピース136まで僅かに傾斜していることを要する。この傾斜α は第18図に示されている(この図においては、コツプ116の一部は切り取ら れてスライダー260のガイドヘッドを示している)。更に、トラベラ−108 は、第16図において時計方向にリング106に沿う運動によって糸Fの上に押 されなければならない。トラベラ−108とマウスピース136との間に延在し ている補助糸片は上向きに引っ張られて、糸片G(第15図)に対応する位置を 占めることができる。
前述の条件は、糸の撚り(S又はZ)に応じたスピンドル102の回転方向に応 じて決められる。ここに説明された条件は、多くの紡績会社の製品に対応するS 撚りの糸を生産するのに適するように構成されている。Z撚りの糸を生産する場 合には、スライダー260はスピンドル102の他方の側へ変位させられ(第9 図、第11図、第12図における矢印りの方向で考えた場合)、糸通しされるべ き糸片は右から左にスライダー260からマウスピース136まで延在する必要 がある。
前述の状態を作るために、糸Fがスラ・イダー260のガイド部262と接触し た後に、巻き付は装置150は退避位置に引っ込んで少なくともマウスピース1 36を変位可能にする必要がある。巻き付けのためには、マウスピース136が 巻き付は装置150に対して左に位置しても右に位置してもかまわない(矢印り の方向で考えて)。サービストラベラ−224の円周方向における把持位置24 2の場所もこの点に関しては余り問題とはならない。しかし、把持位置242は 、この位置とデリベリ機構126(第6図)との間で糸を分離するだめの手段( 図示しない)にできるだけ接近して動き得ることが望ましく、これによって長い 糸端が把持位置から垂れ下がることが避けられる。
準備段階が終了した後(第17図)、スイッチ手段214はレギュレーター21 0(第8図)の方に切り替わり、モーター204が作動して、センサー206が リングレール104を見つけるまでキャリッジ186をねじ付きスピンドル19 6に沿って下方に動かす。マウスピース136はこれに対応して移動し、既に準 備された状態は維持される。センサー206は接触しない状態でリングレール1 04の位置を検出する。
センサー106がリングレール104を見つけた後、センサーはレギュレーター 210に信号を送り、モーターを連続的に作動させてキャリッジ186が巻き付 は装置150と共にリングレール104の動きに従うようにさせる。この間、サ ービストラベラ−224の把持平面は、リングレール104の上を向いた面の上 方の所定距離S(第18図)の位置に維持されている。この巻き付は装置の第3 作業位置(リングレール104における)において、第2作業エレメント(ブラ シ)244はリング106の上面と接触する。
リングレール104の垂直運動への追随は、前述のように非接触状態で行われ、 従ってリングレールの駆動装置(図示しない)に負荷を掛けることはない。し7 かし、ブラシ244をリング106に確実に接触させるように巻き付は装置15 0をX方向(第6図)に位置決めすることは、該装置150に搭載された検出ロ ーラー264によって行われる。この接触はリングレールの駆動装置に負荷を掛 けない。
第19図は糸通し操作の最後の運動を示し、サービストラベラ−と224は軸P を中心に時計方向に再び回転し、トラベラ−108(第19図には示されていな い)もリング106に沿って時計方向に動かされ、マウスピース136とスライ ダー260との間の糸片上に係合させられる。第18と第19図とを比較すると 、マウスピース136は第19図に示されている位置までリングレール104の 方向に予め移動し、従って糸片はリング106上に傾斜角αを維持したまま緊張 させられることが判る。
第19図に示された最後の運動の前に、トラベラ−108はリング106に対し て適当な位置に置かれ、ブラシ244によって変位可能にされることを確認する ことが必要である。
これは、全シーケンスの第1作業ステップであり、補助糸片が取り上げられる前 に行われることが望ましい。前述したように、巻き付は装置は、第8図に示され た制御システムによるロボットのパトロールの際にねじ付きスピンドル196に 沿ってその″作業レベル”に連続的に維持される。この目的のために、リングレ ールの運動の上部折り返し点はロボットの走行の際にサンサー206によって検 出され、キャリッジ186の位置の調節に用いられる。
糸切れが発見されるか、又はサービスを受けるべき紡出ステーションに位置決め された後、この装置はすぐに当該スピンドル102上まで動かされ(第9図の第 1作業位置)、キャリッジ186は下方に移動可能となり、巻き付は装置をリン グレール104とドツキングさせる(第8図の糸通しのための第3作業位置)。
次にサービストラベラ−が作動して、糸通し操作の準備を邪魔せずにしかもこれ によって邪魔されない所定の位置(例えば第19図の位置X)にトラベラ−を動 かす。
モーター204は再び回転を開始し、巻き付は装置をリングレールから分離して 第1作業位置(第9図)に運び、該装置がロボット内に戻ってデリベリ−位置2 8から補助糸を取り上げることができるようにする。制御部212(’IE7図 )で示されているように、モーター204はリングレール104の位置に無関係 に制御され、キャリッジをスピンドル196の下端まで動かし、デリベリ−位置 28の近傍まで移動する。前述したように、作業レベル(スピンドル102に沿 う第1作業位蓋の高さ)は記憶され、補助糸を取り上げた後、糸継ぎユニット( 巻き取り装置150と取扱装置124)は直ちに再び前記作業レベルに動かされ る。そして前述のシーケンスが行われる。
第19図に示されたサービストラベラ−224の運動はこのエレメントの一完全 回転を含み、ブラシ244はホヒン112とスライダー260との間に延在する 糸片を乗り越える。
しかし、補助糸が破壊されるので、ブラシ244と糸片Fとの接触はできるだけ 避けなければならない。スライダー260のガイド部262は遮蔽ピース266 を具え(第14図と第16図に明瞭に示されている)、該ピースはリング106 の一部の真上に位置し、サービストラベラ−224の糸通しのための前述の回転 の際にブラシ244から糸Fを遮蔽する。
第15図に関連して述べたように、糸Fは取扱装置124によって上方に動かさ れる(トラベラ−108がその上に押し上げられた後に)。しかし、補助糸Fは トラベラ−108に挿通されたままに保たれ、吸引チューブ134から引き出さ れる。糸片もトラベラ−108とコツプ116との間に保たれる。
しかし、それによって補助糸Fに作用する張力は、正常な紡出の際(コツプ11 6から始まる)の張力とは反対向きに作用する。この時点で補助糸Fがトラベラ −108からコツプ116の方へ実質的に水平方向に動くと、補助糸Fによって トラベラ−に加えられるカは、特定の条件の下では、紡出の際には直角方向に( 第14図で時計方向に)リング106に沿ってトラベラ−を動かすのに充分であ る。しかし、スピンドル102はこの時点ではまだ静止しており、トラベラ−の この運動は糸のコイルをコツプから引き出し、種々の理由によって糸継ぎの際に 新たな糸切れを引き起こす。
これを防止するために、巻き付けの際にコツプ116の最−トの巻きコイルWの 上に重ね巻きを形成する(第12図の結束コイルB)。従って、コイルBからト ラベラ−108まで延在する糸片は、トラベラ−108から上方に向かう傾斜を 常に受けている。トラベラ−の両側において糸片によって糸通しの際にトラベラ −に加えられる力の一部は相互に打ち消され、その合成力はトラベラ−]、 0 8をリング106に沿って動かすよりも、むしろリングの下側から上方に上昇さ せる。
こうして結束コイルBの好ましくないほどけが防がれる。上の説明から判るよう に、把持装置付きの巻き付はリングの形をした一つのホルダのボビンの周囲の回 転運動の結果として、最終的に補助糸片乏ボビンとの接続が行われる。前述した ように、これによって、所望の時点で摩擦作用によって補助糸片とボビンとの間 の接続が得られる。この原理は別の方法でも実現可能なことは明らかである。本 発明の要旨は、補助糸を精紡機の紡出ステーションに置かれたボビン上に巻き付 けることに存し、その特徴は、ガイドされたホルダに両端を把持された補助糸片 をボビン上に接触させ、一方のホルダをボビンの周囲で旋回させ、補助糸片が摩 擦作用によってボビンに接続されるようにすることにある。
この原理は、旋回運動の際にボビンが静止し且つ自由回転可能な時に、最良の結 果を与えることが判った。
しかし、本発明によれば、ボビンの静止状態及び/又は自由回転性は、本発明の 方法を実現するための基本的な前提条件ではないことを認識すべきである。
例えば、旋回運動の際又は後にボビンを別々に駆動して、穏やかなしかし信頼性 の高い補助系片とコツプとの間の接続を行うことも可能である。例えば、ボビン が先ず紡出のための通常の駆動手段から切り離されて、ゴムホイール等の摩擦・ によって回転運動を行う、ボビンやスピンドルを駆動するためにロボット上に設 置された特別な回転手段によって駆動されるようなやり方も想定することが可能 である。
巻き付はリングによって数回の緩いコイルがボビンの周囲に先ず形成され、その 後でボビンとコツプが駆動されて特別な回転運動を行い、これらの緩いコイルを 引き締め、補助糸片とコツプとの間に必要な摩擦接続を行うことも考えられる。
これは、例えば、旋回運動の始めに、ボビン用の特別な駆動手段がボビンを巻き 付はリングと同じ回転速度で駆動し、その後、巻き付はリングに対するコツプの 回転速度を変化させ、好ましくは加速し、きつくなりつつあるコイルを引っ張り 、適正な時期に補助糸片の端を把持装置から引き出したり把持装置から解放した りするようにして行われる。その後、前記特別駆動手段は再びコツプから切り離 され、紡出ステーションが再び生産を開始するまで、前述したように操作が続行 される。
国際調査報告 国際調査報告 EP  8901604 SA   33537

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.紡出ステーションに置かれた精紡機の糸担持体上に補助糸を巻き付ける方法 であって、両端をホルダ(35,15)に把持された補助糸片(6,1)をボビ ン上に接触させ、一方の前記ホルダ(35)を静止している自由回転可能なボビ ン(40)の周囲に、前記補助糸片(6,1)がボビン(40)を摩擦作用によ って回転させるまで旋回させ、補助糸片によって引きずられて回転させられたボ ビン(40)は第2ホルダ(15)によって生じる保持力に対抗して、補助糸を 更に巻き取ることを特徴とする方法。 2.補助糸片(6,1)が把持装置(35)と弾性的保持装置(15)との間に 把持され、前記糸片(6,1)の一部は前記保持装置(15)内に貯留され、次 いでボビン(40)を前記保持装置(15)内に保留されている残りの部分から 引き離すことによって前記糸片をボビン(40)上に引き出すことを特徴とする 請求項1に記載の方法。 3.マウス部から内側に向かう吸引作用が前記保持装置(15)内に働いている ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.最初の糸巻きコイルの位置が、少なくともリングレールのストロークの上限 の近傍に存在していることを特徴とする請求項1に記載の方法。 5.最初の巻きコイルの位置が糸パッケージの領域の外に選はれ、これによって 糸パッケージ上に糸の貯留部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の方 法。 6.巻き付けが終了した後、補助糸(6)が、把持手段(35)とボビン(40 )との間の相対運動によって、補助糸の第1把持端(6,2)のための把持手段 (35)から分離させられることを特徴とすく請求項1に記載の方法。 7.前記把持手段(35)が、補助糸の端部(6,2)の切断のための制御可能 な操作エレメントの作動によって開放されることを特徴とする請求項6に記載の 方法。 8.補助糸の端部(6,2)が張力によって前記把持手段(35)から引きちぎ られることを特徴とする請求項6に記載の方法。 9.ボビン(40)から把持手段(35)まで達している補助糸の端部(6,2 )の分離が、前記把持手段(35)とボビン(40)との時間差のある停止によ って補助糸の端部(6,2)に急激なショックが加えられることによって生じる ことを特徴とする請求項8に記載の方法。 10.紡出ステーション領域における糸ガイドエレメントヘの自動糸通しの後に 、補助糸(6)が把持手段(35)から分離されることを特徴とする請求項6に 記載の方法。 11.紡出される糸材料とは異なる表面粗さを有する糸が補助糸(6)として使 用され、これによって糸ガイドエレメントの連続溝橋が行われることを特徴とす る請求項1に記載の方法。 12.補助糸片(6,1)の長さが、後続する糸欠点除去操作によって完全に取 り除かれる程度に選ばれていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 13.前記各請求項のいずれか1項によって紡出ステーションに置かれた精紡機 の糸担持体上に補助糸を巻き付けて、補助糸と、昇降するリングレールを具えた 巻き取りユニット内き糸担持体を形成するコップ又は糸担持体を形成するボビン との間の接続を行う方法であって、接続を行う時点でリングレールの最高位置を 検出し、該最高巻き付け位置の領域でボビン上に接続が行われることを特徴とす る方法。 14.接続用巻きコイルが最高巻き付け位置の下方に形成されることを特徴とす る請求項13に記載の方法。 15.接続用巻きコイルが最高巻き付け位置の上方に形成されることを特徴とす る請求項13に記載の方法。 16.補助糸が最高巻き付け位置の上方の前記接続用巻きコイルからリングレー ルに掛持されたトラベラーまで導かれ、該トラベラーに糸通しされることを特徴 とする請求項15に記載の方法。 17.補助糸用デリベリー機構(5)と補助糸(6)用保持装置(15)とを具 えた、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法を行うためのサービス装置又 はサービスロボットであって、回転自在に軸支された巻き付けリングを有する可 動ホルダ(26)と補助糸片(6,1)を把持するために前記巻き付けリング上 に取り付けられた把持手段とを具え、前記巻き付けリングは糸担持体(40)と 同軸位置まで可動であり、ボビンの回転軸(A−A)に平行な軸(B−B)上に 回転自在に軸支されると共に、制御可能な回転駆動手段(34)に連結されてい ることを特徴とする装置。 18.補助糸片(6,1)用の前記保持装置(15)が、前記巻き付けリング( 27)とは独立して可動であることを特徴とする請求項17の記載の装置。 19.補助糸片(6,1)が後続する補助糸先端(6,3)を受け入れるための 吸引チューブが、前記保持装置(15)として設けられていることを特徴とする 請求項17又は18に記載の装置。 20.ボビン(40)の直径より大きい開口(29)を有する開かれた巻き付け リング(27)が設けられていることを特徴とする請求項17〜19のいずれか 1項に記載の装置。 21.前記巻き付けリング(27)が閉じたりングとして形成され、糸担持体( 40)の上方を越えてこれと同軸位置までガイド可能であることを特徴とする請 求項17〜19のいずれか1項に記載の装置。 22.吸引チューブ(15)の少なくとも一方の端部が制御された運動を行うよ うに駆動可能であり、少なくとも一部は前記把持手段(35)の周囲を可動であ り、これによって補助糸片(6,1)を前記把持手段(35)に接続すにことを 特徴とする請求項19に記載の装置。 23.スピンドルを含む糸処理ステーションにおいてスピンドル軸の周囲のガイ ドを形成する手段と、このガイドに沿って少なくとも一つの作業エレメントを動 かす手段とを特徴とする請求項17〜22のいずれか1項に記載の装置。 24.ガイドを形成する前記手段が、スピンドル軸を横切る方向の運動によって スピンドル又は該スピンドルに担持されたコップの上方まで可動のホルダを具え ていることを特徴とする請求項3に記載の装置。 25.前記ガイドが、所定位置へのガイドの運動を可能ならしめるような開口部 を有する実質的に円形の軌道を具え、これによって、前記ガイドは始めにスピン ドル又はコップの上端の上方まで移動しなくてもよいようになっていることを特 徴とする請求項23又は24に記載の装置。 26.作業エレメントを動かすための前記手段が、実質的にリング状をなすサー ビストラベラー即ち巻き付けリングであることを特徴とする請求項23〜25の いずれか1項に記載の装置。 27.前記軌道と巻き付けリングが両方ともC型形状をなしていることを特徴と する請求項25又は26に記載の装置。 28.サービストラベラーの円周方向位置をその軌道に対して固定する手段が設 けられ、これによって、前記装置をスピンドルの上方まで移動させる際に、前記 両C型形状部分が相互に一致することを特徴とする請求項27に記載の装置。 29.サービストラベラーに担持されている前記作業エレメントが、糸を牽引す るための把持装置及び/又は紡出リングを掃引するエレメントを具えていること を特徴とする請求項26〜28のいずれか1項に記載の装置。 30.前記ホルダ部が軌道の軸の周囲にサービストラベラーを回転させる駆動手 段を有し、該手段はスピンドルの上方まで移動する際に、スピンドル軸にほぼ一 致することを特徴とする請求項24〜29のいずれか1項に記載の装置。 31.前記駆動手段が、歯付きリングと該歯付きリングの回転を前記サービスト ラベラーに伝達する伝達手段とを含むことを特徴とする請求項27又は30に記 載の装置。 32.前記伝達手段が複数の伝達エレメントを含み、一つのエレメントがC型サ ービストラベラーの開口に対面している時に、少なくとも一つのエレメントが前 記トラベラーと前記サービストラベラーに接続されたままになっており、従って 前記駆動リングの回転は伝達されないことを特徴とする請求項31に記載の装置 。 33.前記ホルダが制御可能な作動エレメント(例えばロッカーレバー)を具え 、前記サービストラベラーがキャリア部に対面する所定位置を占めている時、前 記サービストラベラーに担持されている作業エレメントを作動させることを特徴 とする請求項26〜32のいずれか1項に記載の装置。 34.昇降するリングレールを具えた巻き取りユニットのボビンやコップと補助 糸との間の接続部を形成するための装置であって、接続部形成の時点で前記リン グレールの最高位置を検出する手段と、これに対応するボビンの最高巻き付け位 置の領域で前記接続部を形成する手段とを具えていることを特徴とする請求項1 7〜33のいずれか1項に記載の装置。 35.リングレールの瞬間位置を検出する手段と、前記接続部からリングレール 上のトラベラーまで糸をガイドする手段とを具えていることを特徴とする請求項 34に記載の装置。 36.紡出ステーションに置かれた精紡機の糸担持体上に補助糸を巻き付ける方 法であって、ガイドされているホルダ(35,15)に両端を把持された補助糸 片(6,1)が前記糸担持体上に置かれ、補助糸片(6,1)が摩擦作用によっ て前記糸担持体(40)に接続されるまで、一方のホルダ(35)によって静止 している糸担持体(40)の周囲に旋回されることを特徴とする方法。 37.紡出ステーションに置かれた精紡機の糸担持体上に補助糸を巻き付ける方 法であって、ガイドされているホルダ(35,15)に両端を把持された補助糸 片(6,1)が前記糸担持体上に置かれ、一方のホルダ(35)によって糸担持 体(40)の周囲に旋回され、前記糸担持体はその周囲に補助糸片が置かれる際 又はその後に回転運動を行うように駆動され、必要に応じて前記ホルダと異なる 回転運動を行い、これによって糸担持体の周囲に巻かれた最初の緩い補助糸のコ イルを解消して、糸担持体上の補助糸片を引き締めることを特徴とする方法。
JP2501731A 1988-12-31 1989-12-22 精紡機の糸担持体に補助糸を巻き付けるための方法並びに装置 Pending JPH03503912A (ja)

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