JPH03503895A - アルコキシエステルのエステル交換 - Google Patents

アルコキシエステルのエステル交換

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JPH03503895A
JPH03503895A JP1503924A JP50392489A JPH03503895A JP H03503895 A JPH03503895 A JP H03503895A JP 1503924 A JP1503924 A JP 1503924A JP 50392489 A JP50392489 A JP 50392489A JP H03503895 A JPH03503895 A JP H03503895A
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ジョーンズ,グレン クラーク
ノッティンガム,ウィリアム デル
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イーストマン ケミカル カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アルコキシエステルのエステル交換 本発明は、アルコキシエステルのエステル交換に有用な触媒並びにかかるエステ ル交換反応の実施方法に関する。
背景 種々の非対称置換アルキル3−アルコキシプロピオネートは、同様に置換された アルキル3−アルコキシプロピオネートのエステル交換により製造することがで きる。残念ながら、末端アルキル部分は、公知のエステル交換触媒、例えば、ア ルカリ金属アルコキシド、硫酸等を使用すると、明らかにアルキル3−アルコキ シプロピオネートの逆マイクル反応を促進することにより、スクランブル(sc ramble)する傾向がある。加えるに、かかる触媒は望ましくない副生成物 、恐らくアルキル3−アルコキシプロピオネートの逆マイクル反応の生成物から のものを生成する。エステル交換活性を有することが知られている他の触媒は副 生成物を生成しない−というのはそれらは本発明の実施に用いられるアルコキシ エステルと本質的に非反応性であるからである。従って、エステル交換も副生成 物の生成もおこらない。
米国特許第4.614.613号(株式会社BASFに譲渡された)は、低級ア ルコールのβ−N−アジリジノプロピオネートの、比較的高沸点のアルコール又 はポリアルコールとのエステル交換のための、有機媒体に可溶性のチタニウム( TV)又はスズ(TV)化合物の使用を開示している。この文献は、β−N−ア ジリジノプロピオネートのエステル交換に特定されておりかつ3員アジリジン環 の重合化のような副反応の問題について述べている。
°613号の開示の主題である特定化合物は、反応性分子の一部としてアジリジ ノ部分が存在する結果、多くの副反応及びプロセス上の束縛を受けやすい。61 3号の反応系に存在する、モノマー性及びポリマー性の、第2級及び第3級アミ ン種はチタニウム及び/又はスズ触媒と相互反応することが可能で、それにより 所望反応の促進を助ける。
発明の陳述 本発明によれば、ある限定されたクラスのチタニウム及びスズ化合物は、アルキ ル3−アルコキシプロピオネートの高度に選択的なエステル交換のための有効な 触媒であることを我々は発見した。得られる化合物は広範囲の応用、例えば、コ ーティング塗布に使用する溶媒、例えば、融合助剤、例えば可塑剤等に有用であ る。
発明の詳細な記述 本発明によれば、アルコールエステルを少くとも1つのアルコールと、チタニウ ム又はスズ触媒の存在下でエステル交換生成物を生成するのに適切な条件下で接 触させることを含んでなる、アルコキシエステルのエステル交換の方法が提供さ れる。本発明方法は、 (a)構造式: 式中、各Rは、すべてのR基の炭素原子の総数が10を超さないという条件で、 H及びC,−C,、のアルキル部分からなる群より独立して選択され、及び各R ′はC2〜C+oのアルキル部分からなる群から独立して選択される、を有する アルコキシエステルを、 (b)少くとも1個の、構造式: %式% 式中、各R”は、場合により1個又はそれ以上のヒドロキシ−もしくはアルコキ シ部分で置換された、01〜C20のアルキル又はシクロアルキル部分からなる 群から選択される、を有するアルコールと、 (i)式: %式%) 式中、各R″′はC8〜C1゜のアルキル部分からなる群から独立して選択され る、 を有するチタニウムアルコキシド触媒、及び式中、R″′は先に定義した通りで あり、Xは酸素、約1〜10個の範囲の炭素原子を有する有機酸のアルキル又は アシル基であり、mは1〜3の範囲で変動する整数である、を有するスズ化合物 からなる群から選択される触媒の存在下で接触させ、前記接触が、構造式: を有する所望のエステル交換生成物を生成するのに十分な時間及び温度で行われ ることを包含するものである。
好ましいアルコキシエステルは、RがHのもの、すなわち、プロピオン酸のエス テルである。本発明の範囲内に意図されるアルコキシエステルとしては: エチル3−エトキシプロピオネート、 メチル3−エトキシプロピオネート、 メチル3−メトキシプロピオネート、 プロピル3−プロポキシプロピオネート、ブチル3−ブトキシプロピオネート、 イソブチル3−イソブトキシプロピオネート、並びにそれらの任意の2個又はそ れ以上の混合物が挙げられる。
本発明の範囲内での使用が意図されるアルコールは:1−メトキシー2−プロパ ツール、 2−エチル−1−ヘキサノール、 イソブタノール、 イソプロパツール、 2.2.4−)ジメチルペンタン−1,3−ジオール、シクロヘキサノール、 2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、グリセロール、 ペンタエリスリトール、 トリメチロールプロパン、 並びにそれらの任意の2個又はそれ以上の混合物が挙げられる。
このエステル交換反応は、1個のアルコール部分の1個のアルコキシエステル部 分との反応を含んでいるので、これらの成分は本質的に化学量論的部分で混合す ることができる。
もちろん、当業者は、アルコキシエステル又はアルコールのいずれかの過剰量を 反応媒体として用いることができることを認めている。
本発明の実施に使用するよう意図されているチタニウム化合物としては、チタニ ウム(IV)インプロポキシド、チタニウム(IV)メトキシド、チタニウム( IV)エトキシド、チタニウム(TV)プロポキシド、チタニウム(IV)ブト キシド、チタニウム(TV)イソブトキシド、チタニウム(■)2−エチルヘキ ソキシド等が挙げられる。
本発明の実施に使用するよう意図されているスズ化合物としては、ジブチルスズ ジアセテート、ジブチルスズオキシド、ジブチルスズジラウレート等が挙げられ る。
本発明のエステル交換反応は約130°〜210℃の範囲の温度で行うことがで きる。反応時間は約1〜約24時間の範囲で変動することができる。圧力は本発 明の実施に対して限定的ではなく、減圧から約1.000psigまでの過圧を 用いることができる。
本発明のエステル交換方法は、不活性雰囲気、すなわち、実質的に水を含まない かつ酸素含量の低い雰囲気、例えば、窒素、アルゴン等で行うのが好ましい。酸 素レベルを爆発限度以下に保つことが望ましい。
本発明の実施に用いられる触媒の濃度は、広範囲に、すなわち、全反応混合物の 重量を基にして約0.01〜1.0重量%まで変動することができる。触媒の最 も有効な使用、望ましい反応速度及び容易に生成物を回収するためには、反応混 合物の全重量に基づいて、約0.02〜0.2重量%の範囲の触媒を用いるのが 好ましいであろう。
次の非限定性の例を参考にして、我々の発明をより詳しく述べるであろう。
倦 すべてのエステル交換反応は細管ガスクロマトグラフィ(GC)により監視され た。例におけるすべてのパーセント値は面積(area)パーセントである。
例1−エチル3−エトキシプロピオネートの1−メトキシ−2−プロパツールと のエステル交換 エチル3−エトキシプロピオネート 146g (1,0モル)、1−メトキシ −2−プロパツール180g (2,0モル)及びチタニウム(IV)イソプロ ポキシド2gの溶液を15インチのベン・ステート(Penn 5tate)充 填カラムで還流し、そしてエタノールが生成するに従って、エタノールを除去し た。6時間後、反応は98.8%完了した。130°〜140℃の温度がカラム の基材中で観察された。GC分析によれば、エチルアクリレートは、エタノール 留出物又は粗生成物、1−メトキシ−2−プロピル3−エトキシプロピオネート 中に観察されなかった。粗生成物は低レベルの着色を有するにすぎなかった。
2−エチルヘキサノール268g (2,06モル)、エチル3−エトキシプロ ピオネート 442g (3,03モル)及びチタニウム(IV)イソプロポキ シド0.5gの溶液を5−プレートのオルダーショ−(Oldershaw)カ ラムで還流し、そしてエタノールが生成するに従ってエタノールを除去した。1 .5時間にわたってカラム基材中の温度は155℃〜210℃まで上昇した。
GC分析によれば、単一の生成物だけが生成したことが示された。留出物(97 g)は76℃〜163℃で出てきた。この留出物は次の組成を有した:エタノー ル93.2g、エチルアセテート0.3 g、水1.3g、及びエチル3−エト キシプロピオネート2.1g、生成物は1.0トル未満で留出し、及び基材温度 は140℃未満であった。低沸点留分はエチル3−エトキシプロピオネート 1 33g、エチルアクリレート0.1g、生成物3.4g及び未知物質0.2gで あった。この生成物、2−エチルヘキシル3−エトキシプロピオネート(461 g、 97%収率)は99.2%の純度を有し、その構造はその赤外線及びNM Rスペクトルにより実証された。残渣8g中に生成物7gがあった。
イソブチル3−イソブトキシプロビオネート(51g、 0.25モル)、シク ロヘキシルアルコール(75g、 0.75モル)及びチタニウム(rV)イソ プロポキシド0.5gを一緒に混合し、5−プレートのオルダーショー・カラム で加熱還流(170℃)した。イソブタノール留出物を106℃で除去した。G C分析によれば、単一生成物のみの生成が示された。残留反応生成物を1.0ト ル及び85℃未満で真空蒸留した。シクロヘキシル3−イソブトキシプロピオネ −)55g (96,5%収率)を回収し、GCによれば〉98%の純度であっ た。NMRによりその構造が確認された。
メチル3−メトキシプロピオネート(72g、0.5モル)、2−エチル−1− ヘキサノール(97g、 0.75モル)及びチタニウム(rV)イソプロポキ シド0.5gを一緒に混合しモして5プレートのオルダーショー・カラムで加熱 還流(180℃)した。メタノール留出物を<70℃で除去した。GC分析によ れば、単一の生成物のみが生成したことが示された。残留反応生成物を12トル 及び127℃で真空蒸留して2−エチル−1=ヘキシル3−メトキシプロピオネ −) 108g(100%収率)を回収した。GCによれば99%の純度であっ た。NMRによりその構造が確認された。
88%のメチル−3−エトキシプロピオネート及び12%のエチル3−エトキシ プロピオネートの混合物(121g、1.0モル)、2−(2−ブトキシエトキ シ)エタノール(81g、0.5モル)及びチタニウム(TV)イソプロポキシ ド0.5gを5プレートのオルダーショー・カラムで加熱還流(190℃)した 。メタノール/エタノール留出物を68°〜80℃で除去した。GC分析によれ ば、単一の生成物のみが生成したことが示された。残留反応生成物を1.0トル 及び110℃未満で真空蒸留して2−(2−ブトキシエトキシ)−エチル3−エ トキシプロピオネ−) 125g (95,4%収率)を回収した。GCによれ ば97%の純度であった。NMRによりその構造が確認された。
(a)ベンタンジオールモノエステルの製造:エチル3−エトキシプロピオネー ト(584g 、 4.0モル)、2.2.4−)ジメチル−1,3−ベンタン ジオール(292g、2.0モル)及びチタニウム(rV)イソプロポキシド2 .0gを5プレートのカラムで加熱還流(170℃)シ、そしてエタノール留出 物を78℃で除去した。反応を、GCにより追跡してジエステルに対するモノエ ステルの比が77/14に達した時点で中止した。生成物を15プレートのオー ルダーショー・カラムを介して1.0トル及び102℃で真空蒸留して、2,2 .4−トリメチル−1,3−ベンタンジオールモノ3−エトキシプロピオネート エステル(GCによれば〉99%純度)を回収した。NMRによれば、示された 、43%の二級エステル及び57%の一級エステルの比とのこの構造帰属を支持 するものであった。常圧の沸点は264℃である。
(b)ベンタンジオールジエステルの製造:エチル3−エトキシプロピオネート (365g、 2.5モル)、2.2.4−)ジメチル−1,3−ベンタンジオ ール(TMPD)(146g、 1.0モル)及びチタニウム(TV)イソプロ ポキシド1.0gを5プレートのカラムで加熱還流(170℃)した。エタノー ル留出物を78℃で除去した。反応を、ガスクロマトグラフィー(GC)により 追跡しモしてTMPD含量が1%より低くなりかつモノ/ジの比が174になっ た時点で中止した。反応混合物を15プレートのオールダーショー・カラムを介 して1.0トル及び162℃未満で真空蒸留して、2.2.4−)リフチル−1 ,3−ベンタンジオールジー3−エトキシプロピオネートエステル(GCによれ ば〉98%の純度075gを回収した。NMR及びIRはその構造を支持するも のであった。
常圧での沸点は337℃である。
エチル3−エトキシプロピオネート584g (4,0モル)及びチタニウム( IV)イソプロポキシド4gの140℃溶液に、8時間かけて表面下にメチルア ルコール546g (17,0モル)を添加した。反応物を15プレートのオー ルダーショー・カラムで還流しそして低沸点アルコール留出物をメタノール添加 と同一速度で除去した。8時間の最後において、GC分析によれば単一生成物が 生成されたことが示された。反応混合物は82.0%のメチル3−エトキシプロ ピオネート、15.8%のエチル3−エトキシプロピオネート、0.9%のメタ ノール、0.3%のエタノール及び1.0%の高沸点物を含有した。生成物混合 物中には、アクリレート(エチルもしくはメチル)又はアルキル3−メトキシプ ロピオネート (エチルもしくはメチル)は全く見出されなかった。
エチル3−エトキシプロピオネ−) 438g (3,0モル)及びチタニウム (IV)イソプロポキシド2.0gの150℃の溶液に、プロピルアルコールを 表面下に添加した。アルコール留出物を5プレートのオールダーショー・カラム を介して、温度及び残留反応量が一定であるような速度で除去した。留出物温度 が93℃に達した時点で反応を中止した。GCによれば、単一の生成物が生成さ れたことが示された。反応混合物は、5.5%のプロパツール、2.0%のエチ ル3−エトキシプロピオネート、91.3%のプロピル3−エトキシプロピオネ ート及び1.3%の他のものを含有した。生成混合物中に存在するアクリレート (プロピルもしくはエチル)又はアルキル3−プロポキシプロピオネート (エ チルもしくはプロピル)は全くなかった。
例9−ジブチルスズジアセテート触媒を用いる、エチル3−ニチル3−エトキシ プロピオネート(44g、0.3モル)、シクロヘキサノール(60g、0.6 モル)及びジブチルスズジアセテート1.0 gを加熱還流(160℃)しそし てエタノール留出物を蒸留により除去した。GC分析によれば、単一の生成物の みが生成されたことが示された。反応生成物を1.0トル及び89℃未満で真空 蒸留してシクロヘキシル3−エトキシプロピオネート(GCによれば99%の純 度)55gを回収した。
NMRによりその構造が確認された。
テキサノール(435g、2.0モル)(テキサノールエステルアルコールは2 ,2.4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレーI・であり 、このイソブチルエステルは約60%の一級及び40%の二級である)、エチル 3−エトキシプロピオネート(334g、2.3モル)及びチタニウム(IV) イソプロポキシド(2,0g)を−緒に混合しそして5プレートのオールダーシ ョー・カラムで加熱還流しそしてエタノールが生成されるに従ってエタノールを 除去した。温度を200℃未満に制御するため、別の250献のエチル3−エト キシプロピオネートを反応混合物に添加した。すべてのエタノールの除去後、反 応混合物を15プレートのオールダーショー・カラムを介して1.0トル及び1 22℃未満で真空蒸留して〉98%純度の2.2.4−トリメチル−1,3−ベ ンタンジオール混合イソブチレート及び3−エトキシプロピオネートエステル3 80 g (60%収率)を回収した。NMR及びGC/MS分析によりその構 造が確認された。これらの混合エステルの常圧沸点は308℃である。
エチル3−エトキシプロピオネート(146g、 1.0モル)、1−メトキシ −2−プロパツール(180g、 2.0モル)及び酢酸亜鉛0.9gを、エタ ノールの生成に従ってエタノールを除去するように配列した25プレートのオー ルダーショー・カラムで還流した。6時間の反応時間後、エタノール留出物はな かった。反応混合物のガスクロマトグラフィーによれば、1%未満の生成物が存 在したことが示された。
この実験結果は、酢酸亜鉛が、エチル3−エトキシプロピオネートにとってのエ ステル交換触媒としては効果がないことを実証するものである。
エチル3−エトキシプロピオネ−) (44g、0.3モル)、シクロヘキサノ ール(60g、0.6モル)及び濃硫酸1.0gを30分加熱還流した。反応混 合物のGC/MSによれば、エチルアセテート8%、シクロヘキシル3−エトキ シプロピオネート88%及びエチル3−シクロヘキソキシプロピオネート2%の 3種の生成物が生成されたことが確認された。
この実験結果は、本発明により得られる極めて選択的な反応(例10を参照され たい)と比較して、硫酸は反応生成物の混合物を与えることを実証するものであ る。
メチル3−メトキシプロピオネート (72g、0.5モル)、2−エチル−1 −ヘキサノール(97g、 0.75モル)及びメタノール(2,0g)中の2 5%のナトリウムメトキシドを一緒に混合しそして加熱還流した。反応混合物の GC/MSによれば、2−エチル−1−ヘキシル3−メトキシプロピオネート( 75%)及び2−エチル−1−ヘキシル3−(2−エチル−1−ヘキソキシ)プ ロピオネート(25%)の2種の生成物の存在が確認された。
この実験結果は、ナトリウムアルコキシドはアルキル3−アルコキシプロピオネ ートのエステル交換にとって選択的触媒ではないことを実証するものである。
本発明を、その好ましい、実施態様を特に参考にして詳細に述べてきたが、本発 明の精神及び範囲内で変更及び修正を行うことができることが理解されるであろ う。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成2年 10月 5日 1 特許出願の表示 PCT/US89101284 2 発明の名称 アルコキシエステルのエステル交換 3 特許出願人 住 所 アメリカ合衆国、ニューヨーク 14650゜ロチェスター、ステイト  ストリート 343名 称 イーストマン コダック カンパニー4代理人 °613号の開示の主題である特定化合物は、反応性分子の一部としてアジリジ ノ部分が存在する結果、多(の副反応及びプロセス上の束縛を受けやすい。′6 13号の反応系に存在する、モノマー性及びポリマー性の、第2級及び第3級ア ミン種はチタニウム及び/又はスズ触媒と相互反応することが可能で、それによ り所望反応の促進を助ける。
特に関連があるのは、ポリマー網状体の形のある種の触媒の存在下でのエステル 交換を開示している文献Dt!−A−1142868である。
発明の陳述 本発明によれば、ある限定されたクラスのチタニウム及びスズ化合物は、アルキ ル3−アルコキシプロピオネートの高度に選択的なエステル交換のための有効な 触媒であることを我々は発見した。得られる化合物は広範囲の応用、例えば、コ ーティング塗布に使用する溶媒、例えば、融合助剤、例えば可塑剤等に有用であ る。
本発明の実施に使用するよう意図されているチタニウム化合物としては、チタニ ウム(TV)イソプロポキシド、チタニウム(TV)メトキシド、チタニウム( rV)エトキシド、チタニウム(rV)プロポキシド、チタニウム(TV)ブト キシド、チタニウム(rV)イソブトキシド、チタニウム(■)2−エチルヘキ ソキシド等が挙げられる。
本発明の実施に使用するよう意図されているスズ化合物としては、ジブチルスズ ジアセテート、ジブチルスズオキシド、ジブチルスズジラウレート等が挙げられ る。
本発明のエステル交換反応は約130°〜210℃の範囲の温度で行うことがで きる。反応時間は約1〜約24時間の範囲で変動することができる。圧力は本発 明の実施に対して限定的ではなく、減圧から約1.000ps ig (6,9 MPa)までの過圧を用いることができる。
本発明のエステル交換方法は、不活性雰囲気、すなわち、実質的に水を含まない かつ酸素含量の低い雰囲気、例えば、窒素、アルゴン等で行うのが好ましい。酸 素レベルを爆発限度以下に保つことが望ましい。
本発明の実施に用いられる触媒の濃度は、広範囲に、すなわち、全反応混合物の 重量を基にして約0.01〜1.0重量%まで変動することができる。触媒の最 も有効な使用、望ましい反応速度及び容易に生成物を回収するためには、反応混 合物の全重量に基づいて、約0.02〜0.2重量%の範囲の触媒を用いるのが 好ましいであろう。
例5−エチル3−エトキシプロピオネートの2−(2−ブト88%のメチル−3 −エトキシプロピオネート及び12%のエチル3−エトキシプロピオネートの混 合物(121g、1.0モル)、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール(8 1g、0.5モル)及びチタニウム(IV)イソプロポキシド0.5 gを5プ レートのオルダーショー・カラムで加熱還流(190℃)した。メタノール/エ タノール留出物を68°〜80℃で除去した。GO分析によれば、単一の生成物 のみが生成したことが示された。残留反応生成物を1.0トル及び110℃未満 で真空蒸留して2−(2−ブトキシエトキシ)−エチル3−エトキシプロピオネ ート125g <95.4%収率)を回収した。GCによれば97%の純度であ った。NMRによりその構造が確認された。
(a)ベンタンジオールモノエステルの製造:エチル3−エトキシプロピオネー ト(584g 、 4.0モル)、2.2.4−トリメチル−1,3−ベンタン ジオール(292g。
2.0モル)及びチタニウム(rV)イソプロポキシド2.0gを5プレートの カラムで加熱還流(170℃)し、そしてエタノール留出物を78℃で除去した 。反応を、GCにより追跡してジエステルに対するモノエステルの比が77/1 4に達した時点で中止した。生成物を15プレートのオールダーショー・カラム を介して1.0トル及び102℃で真空蒸留して、2.2.4=トリメチル−1 ,3−ベンタンジオールモノ3−エトキシプロピオネートエステル(GCによれ ば〉99%純度)を回収した。NMRによれば、示された、43%の二級エステ ル及び57%の一級エステルの比とのこの構造帰属を支持するものであった。常 圧の沸点は264℃である。
請求の範囲 1、構造式: 式中、各Rは、すべてのR基の炭素原子の総数が10を超さないという条件で、 H及びC,−C,。のアルキル部分からなる群より独立して選択され、及び各R ′は01〜C10のアルキル部分からなる群から独立して選択される、を有する アルコキシエステルのエステル交換の方法であって;前記方法が前記アルコキシ エステルを、少くとも1個の、構造式: %式% 式中、各R”は、場合により1個又はそれ以上のヒドロキシ−もしくはアルコキ シ部分で置換された、C5〜C2゜のアルキル又はシクロアルキル部分からなる 群から選択される、を有するアルコールと、 式中、各R″′は01〜C8゜のアルキル部分からなる群から独立して選択され る、 を有するチタニウムアルコキシド触媒、及び(ii)ジブチルスズジアセテート 、ジブチルスズオキシド及びジブチルスズジラウレートからなる群より選択され るスズ化合物 からなる群から選択される触媒の存在下で接触させ、前記接触が、構造式: を有する所望のエステル交換生成物を生成するのに十分な時間及び温度で行われ ることを含んでなるものである方法。
2、前記アルコキシエステルのすべてのR基がHである請求項1記載の方法。
3、 エステル化されるべき前記アルコキシエステルが、エチル3−エトキシプ ロピオネート、 メチル3−エトキシプロピオネート、 メチル3−メトキシプロピオネート、 プロピル3−プロポキシプロピオネート、ブチル3−ブトキシプロピオネート、 イソブチル3−イソブトキシプロピオネート、並びにそれらの任意の2個又はそ れ以上の混合物からなる群から選択される請求項1記載の方法。
4、前記アルコキシエステルがエチル3−エトキシプロピオネートである請求項 1記載の方法。
10、前記チタニウムアルコキシドがチタニウム(IV)イソプロポキシドであ る請求項1記載の方法。
11、前記接触が、130°〜210℃の範囲の温度で、1〜24時間の範囲の 時間待われる請求項1記載の方法。
12.2,2.4−)サメチル−1,3−ベンタンジオールモノ3エトキシプロ ピオネートエステル、2.2.4−)ジメチル−1,3−ベンタンジオールジー 3−エトキシプロピオネートエステル及び2.2.4−)ジメチル−1,3−ベ ンタンジオールイソブチレート及び3−エトキシプロピオネートエステルの混合 物 からなる群から選択される物質の組成物。
国際調査報告 国際調査報告 LIS 8901284 5A    27789

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.構造式: CR2−CR2−CO2R′ OR′ 式中、各Rは、すべてのR基の炭素原子の総数が10を超さないという条件で、 H及びC1〜C10のアルキル部分からなる群より独立して選択され、及び各R ′はC1〜C10のアルキル部分からなる群から独立して選択される、を有する アルコキシエステルのエステル交換の方法であって;前記方法が前記アルコキシ エステルを、少くとも1個の、構造式: R′′−OH 式中、各R′′は、場合により1個又はそれ以上のヒドロキシーもしくはアルコ キシ部分で置換された、C1〜C20のアルキル又はシクロアルキル部分からな る群から選択される、を有するアルコールと、 (i)式: Ti(OR′′′)4 式中、各R′′′はCl〜C10のアルキル部分からなる群から独立して選択さ れる、 を有するチタニウムアルコキシド触媒、及び(ii)式: R′′′mSnX4−m 式中、R′′′は先に定義した通りであり、Xは酸素、約1〜10個の範囲の炭 素原子を有する有機酸のアルキル又はアシル基であり、mは1〜3の範囲で変動 する整数である、を有するスズ化合物 からなる群から選択される触媒の存在下で接触させ、前記接触が、構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する所望のエステル交換生成物を生成するのに十分な時間及び温度で行われ ることを含んでなるものである方法。
  2. 2.前記アルコキシエステルのすべてのR基がHである請求項1記載の方法。
  3. 3.エステル化されるべき前記アルコキシエステルが、エチル3−エトキシプロ ピオネート、 メチル3−エトキシプロピオネート、 メチル3−メトキシプロピオネート、 プロピル3−プロポキシプロピオネート、ブチル3−ブトキシプロピオネート、 イソブチル3−イソブトキシプロピオネート、並びにそれらの任意の2個又はそ れ以上の混合物からなる群から選択される請求項1記載の方法。
  4. 4.前記アルコキシエステルがエチル3−エトキシプロピオネートである請求項 1記載の方法。
  5. 5.前記アルコールが、 1−メトキシ−2−プロパノール、 2−エチル−1−ヘキサノール、 メタノール、 エタノール、 n−ブタノール、 イソブタノール、 イソプロパノール、 n−プロパノール、 2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオール、 シクロヘキサノール、 2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、グリセロール、 ペンタエリスリトール、 トリメチロープロパン、 並びにそれらの任意の2個又はそれ以上の混合物からなる群より選択される請求 項1記載の方法。
  6. 6.前記アルコールがメタノールである請求項4記載の方法。
  7. 7.前記アルコールがn−プロパノールである請求項4記載の方法。
  8. 8.前記アルコールが2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオールであ る請求項4記載の方法。
  9. 9.前記チタニウムアルコキシドが、 チタニウム(IV)イソプロポキシド、チタニウム(IV)メトキシド、 チタニウム(IV)エトキシド チタニウム(IV)プロポキシド、 チタニウム(IV)ブトキシド、 チタニウム(IV)イソブトキシド及び、チタニウム(IV)2−エチルヘキソ キシドからなる群から選択される請求項1記載の方法。
  10. 10.前記チタニウムアルコキシドがチタニウム(IV)イソプロポキシドであ る請求項1記載の方法。
  11. 11.前記スズ化合物が、 ジブチルスズジアセテート、 ジブチルスズオキシド、及び ジブチルスズジラウレート からなる群から選択される請求項1記載の方法。
  12. 12.前記接触か、約130°〜210℃の範囲の温度で、約1〜約24時間の 範囲の時間行われる請求項1記載の方法。
  13. 13.2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノ3エトキシプロ ピオネートエステル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジ− 3−エトキシプロピオネートエステル及び2,2,4−トリメチル−1,3−ペ ンタンジオールイソブチレート及び3−エトキシプロピオネートエステルの混合 物 からなる群から選択される物質の組成物。
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