JPH03503092A - カラー・複写原画の点状測定のための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カラー・複写原画の点状測定のための装置技術分野 本発明はフィルム原画の焼き増しをする際の写真層担体のカラー露光の領域に関 する。本発明は特に写真引き伸ばし装置又は写真複写装置による原画の複写の際 に露光を決定するための写真複写原画の点状測定のための測定装置に関する。

技術水準 写真複写では一般に個々の原画をその露光の前にその濃度及びカラー分布を測定 しかつ測定結果から複写材料の３つのカラ一層の各々のために必要で、複写され るべき原画のカラーの正しい再現に繋がる露光を決定することが行われる。その 際使用される方法は、撮影シーンが代表的に３原色赤、緑及び青金ての等しい割 合を有する場合に結像の色が全結像面に渡って中立グレーに総合されることから 出発するグレーへの総合の原理に起因する。この原理に基づいて、露光が複写光 において原色割合の一定の比率の保持の元に行われる場合に、一定のカラーバラ ンスを有する。

複写されるべき原画の測定は、赤、緑及び青の色への総合された透過濃度の色別 測定及び、生じ得る偏倚に依存して相応する露光値の修正を実施するために、露 光値を確定する基準原画との比較に限られる。上記工程は実際上複写されるべき 一連の原画のために標準原画と等しいカラーバランスをつくることになる。

複写原画の総合濃度測定のためにカラーアナライザと称される光測定装置が使用 され、光測定装置は写真引き伸ばし装置又は写真複写装置と関連して使用される 。その際測定光の均一化のために拡散ディスクが挿入されかっ色選択的測定セン サを介して光強度が複写平面内の個々の原色で測定される。

総合された測定法は簡単化の利点を有する、そのわけはそのために必要な測定装 置は比較的簡単にかつ測定の実施、特にセンサの位置決めは問題ないからである 。しかし原画の平均のカラー濃度の基礎についての総合された評価は再生される べき像が偏った色調傾向を有する場合には適当でないことが実証された。そのよ うな場合常に基準原画のカラーバランスを再現することは原画に対する複写の色 の悪化に繋がる。総合測定は少なくとも複写原画の部分では相応した修正された 露光値による露光の反復を必要とする不満足なカラー再生に繋がる。原画の測定 によって満足な最初の複写へのできるだけ高い収率を得る目的は達成されない。

西独間特許明細書３５１２７４４号から原画の点状の走査を可能にする半透明の 原画のための測光回転センサが公知である。同時に回転運動及び直線運動を実施 する回転シリンダの湾曲したジャケット面上に複数の光センサが取りつけられ、 光センサに測定光が原画に達する光伝導棒を介して供給される。

センサの電気信号は回転シリンダのスリップリングを介して取り出されかつ電子 メモリ及び評価装置に供給され、その際相応した符号化要素を介してメモリに達 する各信号が原画上の固定測定点に連係可能である。全像面の点状測定は総合測 定としての原画のカラー分布の正確な把握を可能にしかつ信号評価の好適な基準 の使用の際に満足な最初の複写への高められた収率に繋がる。回転及び直線運動 及び回転するセンサ支持体によるセンサ信号の取り出し部を備えた記載のセンサ 装置は比較的コスト高いでかつ、特に光伝導棒の入射面が像面に渡るｘ−ｙ運動 において動かされる場合に、大きいサイズの原画で特に煩雑である。

固有の測定光源を備えかつ原画からポジティブ制御像がスクリーン上に供給され るいわゆるビデオアナライザも公知である。ビデオアナライザは可視化された像 の直接の判断及び好適な信号影響による像色の調整を可能にする。その際複写さ れるべき原画の基準原画に対する写真濃度差についての結論を得かつそれから後 続の計算装置において写真引き伸ばし装置又は写真複写装置で実施される調整を 計算するだめに基準原画に関する基本較正が実施される。

この種のビデオアナライザによって満足な最初の複写における収率に関して一般 に良好な収率が得られる。しかしシステムの複雑性及びこれと関連した高いコス トはその使用範囲を著しく制限する。

発明の開示 本発明は完全な最初の複写の高い収率ををもたらしかつ相応した低い製造コスト で公知の装置に比して比較的低い技術的出費しか必要としない、フィルム原画の ためのアナライザ装置を創造することを課題とする。この課題は請求の範囲第１ 項によれば原画の照明のための照明装置、原画を透過する測定光の色選択的検出 のための装置及びセンサ装置に後続された信号評価装置を備えたものでは本発明 によれば次の特徴の組合せによって解決される、即ち、照明装置は測定光光源、 光コンデンサ及び原画の近くにフレネルレンズを有し、原画は対物レンズを介し てセンサ装置の測定平面内に結像され、その際対物レンズの近くに赤、緑及び青 のカラーフィルタが光路に挿入可能であり、そしてセンサ装置は光ダイオードセ ルを有し、光ダイオードセルは対物レンズの結像平面内で原画結像の範囲に直線 状に運動可能であることによって解決される。

コンデンサ光源及びフィルム原画の近くのフレネルレンズの追加的配列は原画の 範囲における高い光集束が生じ、その結果特定の出力のランプは透過光の問題の ない透過が行われることができるような光強度によって原画を照明することで充 分である。ランプの特定の出力のために特別の冷却装置が必要である。その上コ ンデンサ光源とフレネルレンズとの組合せによって、照明装置及び照明器自体の 簡単かつコンパクトな構成のために、光源と原画との間の短い光路における原画 の均一な照明が得られる。

装置の取扱に関しても調えられた光案内が有利である、そのわけは原画台と測定 ヘッドの間の開放された範囲における空間光が測定に影響を及ぼさず、その結果 原画台に対する自由な手の挿入にもかかわらず、照明室における装置の使用が可 能であるからである。調えられたコンデンサ光は僅かな絞り効果を生じる。

原画結像の測長さに渡って延在する光ダイオードの使用によって、他の測長の方 向における直線運動による全原画の走査が可能であり、このことは簡単かつコス トの低い走査装置の構成に繋がる。特に光ダイオードは単一ダイオードとして後 続の増幅器の構成部分及び切換え回路と協働して導体板上に行状に組立られる。

導体板の駆動は好適にステップモータを介して、光ダイオードが投影された原画 像を多数の連続したステップにおいて走査しかつ相応した測定信号を各測定点に 連係可能である。

本発明の他の特徴及び有利な構成は次の実施例の記載と関連して各請求項から得 られる。

図面の簡単な説明 第１図は本発明による測定装置の図式図、第２図は第１図による測定装置の光電 センサ装置の直線運動のための駆動装置の図である。

発明の実施例 第１図に示すように、本発明による装置は密閉され、照明装置を収容するハウジ ング部分１と光測定のための装置を備えた上部分２とを有する。画部分は中心か らはずれた支持体３によって相互に結合され、その際構成は、上部分が下方ハウ ジングから距離をおいて光測定ヘッドとして保持されるようになっている。測定 ヘッドに面した側で下方ハウジング部分は作業面４を有し、作業面には測定され るべきフィルム原画６の収容のための原画台５及び他の操作要素が配設されてい る。特に原画台が取り外し可能でありその結果原画台は相異なるフィルムサイズ のために交換可能に装着されることができる。下方のハウジング及び測定ヘッド は共に１つの構成ユニットを形成し、その際両者の間で原画台収容部の範囲に自 由に手が届く作業範囲が有る。

下方のハウジング部分１の内方の照明装置は光源７、コンデンサ８及び原画台の 近くの追加のフレネルレンズ９を有し、装置全体はフィルム原画が均一に照明さ れるように構成されている。

上部分２には固有の光測定ヘッドに原画台の中央の法線上に対物レンズ１０が配 設されており、対物レンズは原画台にある原画を像平面１４にシャープに結像さ せる。フィルタディスク１１は円に沿って配設されている、赤、緑及び青のカラ ーフィルタ１３．１３”　１３”を有し、かつ円の中心点に固定軸線１２のまわ りに回転可能であり、即ちカラーフィルタ列が測定光路中側々に対物レンズの近 くに導入可能である。対物レンズの近くに測定フィルタが配列された光学系を介 しての原画の結像は小さいカラーフィルタである限り有利である０行状の写真セ ンサ、特に光ダイオード１５は像平面１４において画像の狭い辺に渡って延在し かつ画像の縦方向に直線状に運動可能であり、即ち像平面上で原画の全画像が感 知されるように行われる。符号１６によって一般に光ダイオードの直線運動のた めのモータ駆動装置をそして符号１７は光ダイオードから出る光測定信号の評価 及び再処理のための電子的信号評価装置を表す。

第２図は一般的位置にあって第１図に対して拡大された状態を示す、測定面の走 査の際の光ダイオードの駆動−及び運動機構を示す、多数の光ダイオードは、後 続する増幅器及び切換え回路の電子的構成部分の少なくとも一部分を収容する導 体板１８上に組み付けられる。導体板１８はねし結合によって２つの滑すジョウ ２０及び２１に固定され、滑りジヨウは平行な案内２２．２３に沿って滑り移動 可能である。案内２２．２３は端で旋回枠２４において保持され、その際旋回枠 の内方における案内の配列及び旋回枠自体の配列は測定ヘッドの内方において、 導体板１８が調整のために像平面１４に対して平行な平面で光ダイオードセルの 方向に垂直に運動可能にされている。光ダイオードを備えた導体板の直線運動の ための駆動装置としてステップモータが設けられており、その軸上に歯付プーリ が固定されている。歯付ベルト２５は歯付プーリ２６及び転向ローラ２８を介し て走行しかつ締め付は結合２９によって固定されている導体板の範囲において案 内２２．２３に対して平行に延びている。この方法で光ダイオードセルはステッ プモータの相応した１ｉ１７御の際に像平面に渡ってステップ状に運動可能であ り、それによってフィルム原画は全面を走査される。その際光ダイオードセルは 照明された測定面に達するまでの路程から存在するフィルム原画のサイズを認識 するために、先ず測定フィールドの外方の固定の始点からサイズに依存した測定 面上に動かされる。

光ダイオードセルの傷長に渡るステップ状の運動の際に個々の光ダイオードに連 続的な光測定値が発生し、光測定値は原画上の特定の測定点に所属する、測定光 の赤、緑及び青の組成の別々の測定値を得るために原画は光ダイオードによって ３回走査され、その際フィルタディスク１１のそれぞれ赤、緑及び青フィルタが 測定光路に導入される０個々の光ダイオードから順次供給される測定値は信号評 価回路の記憶装置に記憶されかつ予め決定されたオルゴリズムに従って計算され て露光値に変換される。装置では好適な実施形において例えば原画サイズにより 検出される測定点の数の１００〜１３０の数になる。多数の光測定値はプリント されるべき原画の実際上のカラー分布を与えかつそれによって露光値の像固有の 計算を可能にする。計算は光ダイオードセルの駆動のためのモータ制御を含めて 必要な制御機能をも担う、計算された露光値は表示装置上でデジタル表示される 。特に本発明による装置はデータプリンタ、バーコードプリンタを介して又は全 自動引き伸ばし装置と連結したオンライン運転におけるデータ出力のためのイン タフェースを有する。好適な装置として暗室におけるカラーアナライザ及び写真 実験室におてる中央測定個所においても使用されることができる。

国際調査報告

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．原画の照明のための照明装置と、原画を透過する測定光の色選択的検出のた めの光電センサ装置と、センサ装置に後続する信号評価装置とを備えた露光値の 検出のためのカラー・複写原画の点状測定のための装置において、 照明装置は測定光光源（７）、光コンデンサ（８）及び原画の近くのフレネルレ ンズ（９）を有し、原面（６）は対物レンズ（１０）を介してセンサ装置の測定 平面（１４）内に結像されその際対物レンズの近くに赤、緑及び青のカラーフィ ルタ（１３）が光路に導入可能でありそしてセンサ装置は光ダイオードセル（１ ５）を有し、光ダイオードセルは対物レンズ（１０）の結像平面（１４）で原画 結像の範囲において直線状に運動可能であることを特徴とするカラー・複写原画 の点状測定のための装置。
2. ２．光ダイオードセル（１５）が電子的構成部分を備えた伝導板（１８）の部分 であり導体板は結像平面に対して平行な平面内で直線状に案内されかつモータに より動かされる請求項１記載の測定装置。
3. ３．モータ駆動装置が光ダイオードセル（１８）が特定された長さの多数のステ ップで原画結像に渡って動かされるステップモータ（２７）を有する、請求項２ 記載の測定装置。
4. ４．測定値収容は自動的に行われる測定サイクルにおいて行われ、測定サイクル 内で光ダイオードセル（１８）が測定面を順次３回走査し、その際それぞれ赤、 緑及び青のカラーフィルタ（１３、１３′、１３′′）が測定光路に導入されか つ個々の測定値が色毎に別々にかつ評価のためにその都度の測定点に関連して記 憶される、請求項３記載の測定装置。
5. ５．サイズ認識のためのセンサ手段を有する、請求項３記載の測定装置。
6. ６．外方の構成が閉鎖された下方のハウジング部分（１）とハウジング部分に渡 って間隔をおいて保持された光測定ヘッド（２）を有し、これらは構造的に一体 のユニットを形成し、その際下方のハウジング部分が照明装置をそして測定ヘッ ドが可動光電センサ装置を有し、そして両者の間に測定されるべき原画（６）の ための収容装置（５）を備えた自由に手が届く作業範囲が存在する、請求項１記 載の測定装置。