JPH0350261Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0350261Y2 JPH0350261Y2 JP6227188U JP6227188U JPH0350261Y2 JP H0350261 Y2 JPH0350261 Y2 JP H0350261Y2 JP 6227188 U JP6227188 U JP 6227188U JP 6227188 U JP6227188 U JP 6227188U JP H0350261 Y2 JPH0350261 Y2 JP H0350261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- crankcase
- recoil starter
- main
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims description 14
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、クランクケースに回転自在に支持さ
れたクランク軸の1端部に遠心クラツチと他端部
にリコイルスターターとを設け、このクランクケ
ースと遠心クラツチとの間にフアンを設けたエン
ジンに係るものである。
れたクランク軸の1端部に遠心クラツチと他端部
にリコイルスターターとを設け、このクランクケ
ースと遠心クラツチとの間にフアンを設けたエン
ジンに係るものである。
従来、この種のエンジンでは、第2図,第3図
に示すように、円板状のフアン本体73のクラン
クケース75側の1側面(クランクケース75と
対面する側の1側面)に羽根77が固着してフア
ン79が形成されている。またフアン79を覆う
フアンケース81とクランクケース75との接続
部付近に、この羽根77に吸引風を供給するため
の吸入孔83が大気に直接開口していた。
に示すように、円板状のフアン本体73のクラン
クケース75側の1側面(クランクケース75と
対面する側の1側面)に羽根77が固着してフア
ン79が形成されている。またフアン79を覆う
フアンケース81とクランクケース75との接続
部付近に、この羽根77に吸引風を供給するため
の吸入孔83が大気に直接開口していた。
また、リコイルスターターのカバー85には、
フアン79の吸引風とは別途に、複数の通風窓8
7が開口し、通常は網状のフイルター89で覆わ
れて、対流によつて出入する空気により、カバー
85内に伝播されたエンジンの熱を放散させてい
た。この空気の対流は緩漫であるので、カバー8
5の内部に侵入した細い塵埃は滞溜して除去する
ことが厄介であつた。
フアン79の吸引風とは別途に、複数の通風窓8
7が開口し、通常は網状のフイルター89で覆わ
れて、対流によつて出入する空気により、カバー
85内に伝播されたエンジンの熱を放散させてい
た。この空気の対流は緩漫であるので、カバー8
5の内部に侵入した細い塵埃は滞溜して除去する
ことが厄介であつた。
なお、第2図〜第3図において、第1図に示す
符号と同一の符号は同一の構成部分を表わすもの
である。
符号と同一の符号は同一の構成部分を表わすもの
である。
本考案は、フアン本体のクランクケースと対面
する側の1側面に主羽根を、固着して設け、フア
ンケースの内部の主羽根の吸引部と、リコイルス
ターターを覆うカバーの内部とを連通して、前記
主羽根に吸引風を供給するための通風路を設ける
ことにより、カバー内のリコイルスターターに滞
積しようとする塵埃を通風路を流れる吸引風によ
つて吸引し、送風とともに外部に排出しようとす
るものである。
する側の1側面に主羽根を、固着して設け、フア
ンケースの内部の主羽根の吸引部と、リコイルス
ターターを覆うカバーの内部とを連通して、前記
主羽根に吸引風を供給するための通風路を設ける
ことにより、カバー内のリコイルスターターに滞
積しようとする塵埃を通風路を流れる吸引風によ
つて吸引し、送風とともに外部に排出しようとす
るものである。
以下図面により本考案の1実施例について詳細
な説明を行なう。
な説明を行なう。
図において、1は刈払機のエンジンを示すもの
で、つぎのように構成されている。すなわち、3
はクランクケース5に固着されたシリンダーで、
内部にピストン7が往復摺動自在に設けられてい
る。9はクランクケース5に回転自在に支持され
たクランク軸、11は1端をピストンピン13に
よりピストン7に枢着する連結杆で、他端はクラ
ンク軸9のクランク15,15に固着するクラン
クピン17に回転自在に嵌合している。19はク
ランク軸9の1端に設けられたリコイルスタータ
ーで、リール21に巻回されたスターターひも2
3の端部を引くことによりエンジン1を起動せし
めるものである。その構成作用については通常用
いられるものと同じであるので、ここに詳細な説
明を省略する。25はクランク軸9に設けたカム
部27に当接して作動し、点火回路を断続する接
点、29は燃料タンク、31はスタンドである。
32はクランク軸9の他端部に固着するフアンで
つぎのように構成されている。すなわち、33は
円板状のフアン本体で、外周の一部にマグネツト
(図示せず)を埋設してマグネツトホイルを兼ね
ている。35および37はフアン本体33のクラ
ンクケース5側の側面および反対側の側面にそれ
ぞれ突出して設けた主羽根および補助羽根であ
る。39はフアン本体33のマグネツト(図示せ
ず)に感応して起電するコイルで、点火栓41に
放電、着火せしめるものである。43はフアン本
体33の外側面に設けた遠心クラツチで、所定の
回転速度以上のとき、外周に近接して設けたクラ
ツチドラム45に当設し、動力を伝達するもので
ある。この構成,作用については通常用いられる
ものと同じであるので、詳細な説明は省略する。
47はフアン32を覆うフアンケースで、クラン
クケース5に固着する基部49と、基部49に固
着する蓋部51よりなる。蓋部51はフアン32
の外側面およびクラツチドラム45を覆い、クラ
ツチドラム45に固着する回転軸53を回転自在
に軸支し、さらに、端部に刈払機の回転刃(図示
せず)を保持する連結杆55の他端を固着してい
る。57は1端を回転軸53に係合し、他端は回
転刃(図示せず)に連動する伝動軸である。59
はフアンケース47の基部49に開口し、主羽根
35に連通する主吸入路で、クランクケース5の
周壁に沿つて設けた通風路61,リコイルスター
ター19を覆うカバー63に設けた通風路65を
経て、開口部67から大気に連通している。69
はフアンケース47の蓋部51に開口する補助吸
入路で、クラツチドラム45の外周を通つて補助
羽根37に連通している。71は開口部67を覆
う金網である。
で、つぎのように構成されている。すなわち、3
はクランクケース5に固着されたシリンダーで、
内部にピストン7が往復摺動自在に設けられてい
る。9はクランクケース5に回転自在に支持され
たクランク軸、11は1端をピストンピン13に
よりピストン7に枢着する連結杆で、他端はクラ
ンク軸9のクランク15,15に固着するクラン
クピン17に回転自在に嵌合している。19はク
ランク軸9の1端に設けられたリコイルスタータ
ーで、リール21に巻回されたスターターひも2
3の端部を引くことによりエンジン1を起動せし
めるものである。その構成作用については通常用
いられるものと同じであるので、ここに詳細な説
明を省略する。25はクランク軸9に設けたカム
部27に当接して作動し、点火回路を断続する接
点、29は燃料タンク、31はスタンドである。
32はクランク軸9の他端部に固着するフアンで
つぎのように構成されている。すなわち、33は
円板状のフアン本体で、外周の一部にマグネツト
(図示せず)を埋設してマグネツトホイルを兼ね
ている。35および37はフアン本体33のクラ
ンクケース5側の側面および反対側の側面にそれ
ぞれ突出して設けた主羽根および補助羽根であ
る。39はフアン本体33のマグネツト(図示せ
ず)に感応して起電するコイルで、点火栓41に
放電、着火せしめるものである。43はフアン本
体33の外側面に設けた遠心クラツチで、所定の
回転速度以上のとき、外周に近接して設けたクラ
ツチドラム45に当設し、動力を伝達するもので
ある。この構成,作用については通常用いられる
ものと同じであるので、詳細な説明は省略する。
47はフアン32を覆うフアンケースで、クラン
クケース5に固着する基部49と、基部49に固
着する蓋部51よりなる。蓋部51はフアン32
の外側面およびクラツチドラム45を覆い、クラ
ツチドラム45に固着する回転軸53を回転自在
に軸支し、さらに、端部に刈払機の回転刃(図示
せず)を保持する連結杆55の他端を固着してい
る。57は1端を回転軸53に係合し、他端は回
転刃(図示せず)に連動する伝動軸である。59
はフアンケース47の基部49に開口し、主羽根
35に連通する主吸入路で、クランクケース5の
周壁に沿つて設けた通風路61,リコイルスター
ター19を覆うカバー63に設けた通風路65を
経て、開口部67から大気に連通している。69
はフアンケース47の蓋部51に開口する補助吸
入路で、クラツチドラム45の外周を通つて補助
羽根37に連通している。71は開口部67を覆
う金網である。
以上の実施例において、リコイルスターター1
9のスターターひも23を引いてエンジン1を始
動すると、フアン32の主羽根35によつて、開
口部67,通風路65,通風路61,主吸入路5
9を経て吸引された空気は、フアンケース47に
案内されて、シリンダー3の周囲に送られてシリ
ンダー3を冷却する。また補助羽根37によつ
て、補助吸入路69から吸引された空気は、同様
にフアンケース47に案内されてシリンダー3の
外周に送られるものである。
9のスターターひも23を引いてエンジン1を始
動すると、フアン32の主羽根35によつて、開
口部67,通風路65,通風路61,主吸入路5
9を経て吸引された空気は、フアンケース47に
案内されて、シリンダー3の周囲に送られてシリ
ンダー3を冷却する。また補助羽根37によつ
て、補助吸入路69から吸引された空気は、同様
にフアンケース47に案内されてシリンダー3の
外周に送られるものである。
本考案によれば、フアンの吸引風はリコイルス
ターターのカバーに連通する通風路を介して吸引
されるのでカバー内に塵埃が滞積することを防い
で、リコイルスターターの作動を常に円滑に保持
できるものである。
ターターのカバーに連通する通風路を介して吸引
されるのでカバー内に塵埃が滞積することを防い
で、リコイルスターターの作動を常に円滑に保持
できるものである。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるもの
ではなく、他の態様においても実施しうるもので
ある。また、請求の範囲に示す符号は本考案の技
術的範囲を限定するものではない。
ではなく、他の態様においても実施しうるもので
ある。また、請求の範囲に示す符号は本考案の技
術的範囲を限定するものではない。
第1図は本考案の1実施例の側断面説明図、第
2図は従来例の側面図、第3図は第2図の−
線の正断面図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、5……
クランクケース、9……クランク軸、19……リ
コイルスターター、32……フアン、33……フ
アン本体、35……主羽根、37……補助羽根、
43……遠心クラツチ、47……フアンケース、
59……主吸入路、61……通風路、63……カ
バー、69……補助吸入路。
2図は従来例の側面図、第3図は第2図の−
線の正断面図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、5……
クランクケース、9……クランク軸、19……リ
コイルスターター、32……フアン、33……フ
アン本体、35……主羽根、37……補助羽根、
43……遠心クラツチ、47……フアンケース、
59……主吸入路、61……通風路、63……カ
バー、69……補助吸入路。
Claims (1)
- クランクケース5に回転自在に支持されたクラ
ンク軸9の1端部に遠心クラツチ43と、他端部
にリコイルスターター19とを設け、前記クラン
クケース5と前記遠心クラツチ43との間にフア
ン32を設けたエンジンにおいて、前記フアン3
2の円板状のフアン本体33の前記クランクケー
ス5と対面する側の1側面に主羽根35を固着し
て設けるとともに、前記フアン32を覆うフアン
ケース47の内部の前記主羽根35の吸引部と、
前記リコイルスターター19を覆うカバー63の
内部とを連通して、前記主羽根35に吸引風を供
給するための通風路61を前記クランクケース5
の周壁に沿つて形成したことを特徴とするエンジ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6227188U JPH0350261Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6227188U JPH0350261Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174532U JPS63174532U (ja) | 1988-11-11 |
JPH0350261Y2 true JPH0350261Y2 (ja) | 1991-10-28 |
Family
ID=30896384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6227188U Expired JPH0350261Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0350261Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-13 JP JP6227188U patent/JPH0350261Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63174532U (ja) | 1988-11-11 |
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