JPH03501685A - ウロキナーゼ誘導体の製造方法 - Google Patents

ウロキナーゼ誘導体の製造方法

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JPH03501685A JP1510735A JP51073589A JPH03501685A JP H03501685 A JPH03501685 A JP H03501685A JP 1510735 A JP1510735 A JP 1510735A JP 51073589 A JP51073589 A JP 51073589A JP H03501685 A JPH03501685 A JP H03501685A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ウロキナーゼ誘導体の製造方法 交」光」 本発明は、ウロキナーゼ誘導体の新規な製造方法に係る。
九豆血11 血液凝固過程は一連の自己触媒反応から成り、最後にフィブリン網が形成される 。フィブリンは血餅(凝固血栓〉の中核部分を成す不溶性タンパク質である。血 餅形成過程では、まずフィブリン(I!維素)が形成され、次いで血小板、白血 球及び赤血球のごとき他の血液成分を取り込んで集塊が形成される。この血液成 分の集塊は血栓と呼ばれており、血栓の形成もしくは成長が生じた状態または血 栓の存在する状態を血栓症という。
トロンビンは正常な凝血の際にプロトロンビンから誘導される酵素であり、トロ ンビンのタンパク質分解作用によってフィブリノーゲンからフィブリンが形成さ れる。血管または体細胞が損傷されると、プロトロンビンをトロンビンに変換す るプロトロンビン活性化因子が遊離される。トロンビンはいくつかの補助因子の 存在下に可溶性フィブリノーゲンを不溶性フィブリンに転換する。例えば、血管 が破れると、粗面が発生し、この面に血小板が粘着して傷口を一部閉鎖する。こ れがプロトロンビン活性化因子の増殖を開始させる。プロトロンビン活性化因子 がプロトロンビンをトロンビンに変換し、次にトロンビンがフィブリノーゲンを フィブリンに転換し、不溶性タンパク質であるフィブリン網が血餅を形成する。
止血機能を果たしたフィブリンは通常は消化されて可溶性産物となる。
プラスミンは血栓溶解系、即ち血餅溶解系の活性部分であり、高いフィブリン特 異性を有する。血液中に存在するプラスミノーゲンはその活性化因子例えば尿の プラスミノーゲン活性化因子(u−P^)に触媒される反応によってプラスミン に転換される。
高分子量形のヒト尿の活性化因子は、フィブリン結合親和性が低く、クリングル ドメイン、即ち配列相同領域を1個有する。 Penn1ca等、Nature (London)、301.214〜221(1983)、実際、高分子量形の ヒト尿の活性化因子即ちウロキナーゼ(UKI)は、フィブリンまたはフィブリ ノーゲンに対する特異的親和性を全く示さない。
ネイティブな即ち天然のヒト高分子量UKIは、腎臓で合成され尿に排泄される セリンプロテアーゼである。ヒト組織からは主として2つの分子量形のtlKl が単離されその特性が決定された。即ち、高分子量形は分子量約54,000ダ ルトン、低分子量形は分子量約31,000ダルトンを有していた。
高分子量uK1は尿中に主として存在する天然の形態であり、低分子量UKIは 高分子量tlK1が酵素によって分解された形態であると考えられる。双方のU KIとも、1個のジスルフィド結合によって結合された2本の鎖を含むことが知 見されNO3−末端側即ちA鎖は、プラスミノーゲンクリングルとほぼ相同の単 一クリングルドメインを有し、酵素の活性中心はCOOト末端側即ちB鎖に局在 する。 Robbins他、Bioehe−mistry、 25.3603〜 3611(1986)。
本文中では、非天然形の(notrnative)ウロキナーゼをUK2と総称 する。慣行により高分子量UKIにおいての順番で表現して、ウロキナーゼ分子 のNH2末端から夫々158位及び159位のリジン(Lys)とイソロイシン (Ile)との間で開裂が生じ、2本鎖ウロキナーゼ(UKZ+)を形成し得る 。2本の鎖は148位のシスティン(Cys)と279位のシスティン(Cys )との間に存在するジスルフィド結合1個によって互いに結合されている。この UKZ形は高分子量LIKIよりも発色性基質に対して活性である。しかしなが ら、プラスミノーゲン結合性も大きい、 Lijnen他、J、 Biol、  Chew、、 261.1253〜1258(1986):Col fen他、  J、Biol、Chew、、261. 1259−1266(1986) 、 高分子量ウロキナーゼを135位のLysの後で開裂することによってより小さ い形態のυに22が形成され得る。
また別の形態のUK2.は、高分子量UKIの144位のロイシン(Leu)か ら始まって157位及び158位の2つのアミノ酸即ちフェニルアラニン(Ph e)及びLysが欠失した分子鎖を含む。
間のジスルフィド結合1個によって互いに結合されている。
即ち、2本の鎖は、、144位から156位までの13個の残基を含む短いA鎖 と、159位から始まりほぼ411位にcoon=末端を有し酵素の活性中心を 含む長いB鎖とから成る0本文中で以後Aペプチド断片と指称する13残基のペ プチドは、アミノ酸配列Leu−Lys−Pbe−[;1u−Cys−Gly− Glu−Lys−Thr−Leu−^rg−Pro−^rgを有する。UK2. 形のウロキナーゼは市販されており、^bbott Laboratories によって登録商標「^BBOK INASEJとして販売されている。
即ちBlに局在する活性中心とを保持している。υに2形のウロキナーゼはまた 、フィブリンまたはフィブリノーゲンに対する特異的親和性を全く有していない 。
心筋梗塞、深静脈血栓症及び肺動脈塞栓症で生じる血栓を溶解するために、現行 の臨床療法では1JK2を使用して血液中の線維素溶解(ti溶)系を活性化さ せる方法をしばしば用いる。この全身性活性化によってフィブリノーゲンが分解 され循環プラスミノーゲン及びその他の血液凝固因子が減少する。 Verst raete、 Fibrinolysis、 185〜200. CRCPre ss、 Boca Raton、 FL<1980)。プラスミノーゲンは活性 酵素プラスミンに転換される。プラスミンが血液中を自由に循環していると全身 性活性化が促進され、従って、フィブリノーゲンも含めて多数のタンパク質が分 解される。プラスミノーゲンの全身性活性化の理由は、ウロキナーゼがプラスミ ノーゲンに対して常に特異的結合親和性を有しており血栓の部位に存在するフィ ブリンに対しては特異性を有していないことにある。Verstraete、  Fibr’nol s’s。
185〜200. CRCPress、 Boea Raton、 FL(19 80)、全身性線維素分解状態が著しく且つフィブリノーゲンレベルが極めて低 いと大出血の危険がある。 Co11en他、Thrombolysis。
74、838〜842(1986)。
従って、全身性合併症を抑制し大出血の危険を減らすために、特異的血栓結合性 を有する合成ペプチドをu−PA型ラウロキナーゼ組み込むことが望まれている 。
従来技術でも、ウロキナーゼ誘導体に血栓結合性を与えることが試みられた。触 媒作用を有するUKの残基のカルボキシル末端ドメインを、還元プラスミンから 回収されたプラスミンのアミン末端クリングル領域と結合させた。2つの成分の 混合物を酸化させ、ハイブリッドを単離した。
Robbins他、 Biochemistry、 25. 3603〜361 1(1986)。
Su+ei等は、高分子量ウロキナーゼ(UKI)を2−メルカプトエタノール で穏やかに還元しカルボキシメチル化することによって機能的に活性の2本の鎖 、即ちH鎖とL鎖とを形成する方法を発表した(Journal of Bio logical Chemistry。
258、8014〜8019(1983))、この方法では、結合ジスルフィド 架橋が1つだけ還元される。
大腸菌で発現された組換え高分子量1本鎖ウロキナーゼを、グルタチオン触媒系 を用いて再フォールドする方法も試行された。 Minkler & Blab er、 Biochemistry、 25.4041〜4045 (1986 )。この還元−再酸化過程は緩慢であり、グアニジンの存在下に48時間を要し 、得られる収率は低い。
Maks imenko等の方法(Thrombosis Re5earch、  38.277〜288 (1985))では、非還元低分子量ウロキナーゼに 対するヘパリンの結合をカルボジイミドで促進することによってヘパリン−ウロ キナーゼ誘導体を形成した。
Maks imenko等はまた、カルボジイミドで活性化した低分子量2本鎖 ウロキナーゼに脂肪族ジアミンのスペーサーを介してフィブリノーゲンを付着さ せることによって別のウロキナーゼ誘導体をX成した(Thrombosis  Re5earch。38゜289〜295(1985))。
liへli 本発明は、ウロキナーゼ誘導体の製造方法に係る。前記のごとく定義しUK2  、ど命名したウロキナーゼのAペプチド断片(高分子量ウロキナーゼ中の144 位がら156位までに対応する2本鎖ウロキナーゼ分子の13残基がら成る断片 )をまず除去し、所望のスルフヒドリル含有化合物例えばスルフヒドリルを含有 する合成の前記Aペプチドを酸化によって結合し構造を復元する。
本発明では説明の便宜上、種々の普通アミノ酸を示すためにペプチド業界で常用 の以下の略号を用いる。
アミノ酸 3文字記号 1文字記号 アラニン Ala A アルギニン Arg R アスパラギン 八sn N アスパラギン酸 八sp l) システィン Cys ( グルタミン Gln Q グルタミンaに l u E グリシン Gl、 G ヒスチジン His H イソロイシン Ile I メチオニン Met M フェニルアラニン Phe F プロリン Pro P トリプトファン Trp H チロシン Tyr Y バリン Val V 本文中で使用された「原(親)ウロキナーゼ分子」なる用語は、ジスルフィド結 合1個によって小さい非触媒ペプチド鎖(A)!7r片に結合された触媒活性の 大きいポリペプチド鎖を有する低分子量ウロキナーゼ分子を意味する。ここで例 示された原ウロキナーゼはυに2.であり、これは前記に定義したように、高分 子量UKIの144位のロイシン(Leu)に始まり2つのアミノ酸即ち157 位のPhe及び158位のLysが欠失し間のジスルフィド結合1個によって互 いに結合されている。
2本の鎖は144位から156位の13残基のペプチドを含む短いAlと、15 9位に始まりほぼ411位にCOO[(−末端を有する長いB鎖とから成る。
本文中で使用された「スルフヒドリル含有化合物」または「スルフヒドリル含有 基を有する化合物」なる用語は、チオール化合物、システィン含有ペプチドまた はタンパク質並びにスルフヒドリル含有ペプチドのごとく少なくとも1つのSt (基を有する化合物である。スルフヒドリル含有化合物は天然産生物でもよくま たは当業者に公知の技術のいずれかによって合成されたものでもよい。
本文中で使用された「合成ペプチド」なる用語は、所望の特性、例えばヒト血栓 中に存在する諸成分に対する特異的血栓結合能を示すスルフヒドリル含有ペプチ ドを意味する。
本文中で使用された「合成Aペプチド」なる用語は、ウロキナーゼ分子から遊離 されたAペプチド断片に置換されるべき合成Aペプチドを意味する。
本文中で使用された「還元剤」なる用語は、クリ−ランド試薬のような生化学反 応でタンパク質及び酵素に対して使用される公知の還元剤を意味する。当業者は 適当な還元剤を容易に確認できる。適当な還元剤の例として特にメルカプトエタ ノール及びジうオドレイトール(DTT)がある0本発明では還元剤としてDT Tを使用するのが好ましル)。
本発明の合成ペプチドは、当業者に公知の任意の方法によって合成され得る。固 相ペプチド合成に関しては、J、 M。
Stewart & J、 D、 Youngの5olid Phase Pe  t±de S nthesis。
H,H,Freeaan Co、、 San Francisco(1963) に多くの方法が概説されている。従来の溶液合成に関しては、G、 5chro der& K、LupkeのThe Pe tides、vol、1. Aca demic Press、Neu+York(1965)を参照するとよい。
これらの方法では概して、1つ以上のアミノ酸または適宜保護されたアミノ酸を 順次に付加してペプチド鎖を成長させる0通常は、第1アミノ酸のアミノ基また はカルボキシル基を適当な保護基で保護する3次に、保護された誘導体形のアミ ノ酸を不活性固体担体に付着させるかまたは溶液中に維持し、アミド結合の形成 に適した条件下で直後に配列すべきアミノ酸を付加する。付加されるアミノ酸は 適宜保護された相補(アミンまたはカルボキシル)基を有している0次いで、こ の新しく付加されたアミノ酸残基から保護基を除去し、(適宜保護された)その 次のアミノ酸を付加する。この手順を順次継続する。所望の全部のアミノ酸を適 正配列に結合した後で、残留する保護基(及び任意の固体担体)を順次または同 時に除去して最終ポリペプチドを得る。この一般手順を簡単に修正して成長鋳に 同時に2つ以上のアミノ酸を付加することも可能である0例えば、保護されたト リペプチドと適宜保護されたジペプチドとを(キラル中心のラセミ化が生じない 条件下に)結合させ、脱保護後にペンタペプチドを得ることが可能である。
本発明の合成ペプチドの製造では、同相ペプチド合成を使用する方法が特に好ま しい、この方法を使用すると、アミノ酸のαアミノ官能基が酸または塩基感受性 基によって保護される。かかる保護基は、ペプチド結合形成の際の条件に対して 安定であり、同時に成長ペプチド鎖の破壊または該ペプチド鎖に内在するキラル 中心のラセミ化を生じることなく容易に除去され得るという特性を有していなけ ればならない。適当な保護基の例は、t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、 ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、ビフェニルイソプロピルオキシカルボニ ル、t−アミルオキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボニル、(α、α) −ジメチル−3゜5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、0−ニトロフェニ ルスルフェニル、2−シアノ−t−ブチルオキシカルボニル、9−フルオレニル メチルオキシカルボニル等である。eoc保護基が好ましい。
固相ペプチド合成方法においてはC末端アミノ酸を適当な固体担体に付着させる 。この合成に有用な適当な固体担体は、段階的縮合−脱保護反応の試薬及び反応 条件に不活性であり、使用溶媒に不溶な物質から成る。適当な担体の例は、クロ ロメチルポリスチレンージビニルベンゼンポリマー、ヒドロキシメチルーポリス チレンージビニルベンゼンポリマー等である。
保護されたアミノ酸の順次結合は、当業界でよく知られた自動ポリペプチドシン セサイザーで行なう、α−N−保護基の除去は、例えばトリフルオロ酢酸のメチ レンクロリド溶液、塩酸のジオキサン溶液、塩酸の酢酸溶液またはその他の強酸 溶液中で行なう。保護されたアミノ酸の各々を、好ましくは約3.5モル過剰の 0.4H濃度にて導入し、ジクロロメタン、ジクロロメタン/DMF混合物、D MFのごとき溶媒中で結合させる。特にほぼ周囲温度のメチレンクロリドが好ま しい、結合剤の例は、ジクロロメタン中のDCC1単独もしくは)lOBtの存 在下のN、N’−ジ−イソプロピルカルボジイミド(DLIC)もしくはその他 のカルボジイミド、N−ヒドロキシスクシンイミド、その他のN−ヒドロキシイ ミドまたはオキシム、並びに対称無水物である。
固相合成の終わりに、完全に保護されたポリペプチドを樹脂から分離する。樹脂 担体に対する結合がベンジルエステル型結合である場合は、プロリンC末端をも つペプチドに対してはアルキルアミンまたはフルオロアルキルアミンによるアミ ツリシスで開裂し、グリシンC末端をもつペプチドに対しては例えばアンモニア /メタノールまたはアンモニア/エタノールによるアミツリシスで開裂する。こ の際、温度は約り0℃〜約50℃である。または、例えばメタノールとのエステ ル交換反応及びアミツリシスを順次行なうか、または直接アミド交換反応を行な ってペプチドを樹脂から分離してもよい、保護されているペプチドをここでシリ カゲルクロマトグラフィーで精製してもよく、または次の段階に直接移行させて もよい。ポリペプチドから側鎖保護基を除去するためには、アミツリシス産物を 例えばアニソール及びジメチルホスファイトまたはその他のカルボニウムスカベ ンジャーの存在下に無水液体フッ化水素で処理する。フッ化水素処理は、温度約 −10℃〜約+10℃で約15分間〜1時間行なう。
完全に脱保護されたポリペプチドを以下の一連のクロマトグラフィー処理のいず れかまたは全部を用いて精製する。
酢酸塩形の弱塩基性樹脂を用いたイオン交換クロマトグラフィー、非誘導体化ポ リスチレン−ジビニルベンゼン(例えばAmberlite XAD)を用いた 疎水性吸着クロマトグラフィー、シリカゲル吸着クロマトグラフィー、カルボキ シメチルセルロースを用いたイオン交換クロマトグラフィー、S e p b  a d e xC−25、LH−20または向流分配を用いた分配クロマトグラ フィー、高性能液体クロマトグラフィー(EIPLC)、特にオフチロールオク タデシルシリル−シリカ結合相をカラムに充填しな逆相HPLC。
一般には、原UK2.をアルギニンで希釈し還元する。系に過剰の合成Aペプチ ドを添加し、反応を進行させて合成Aペプチドをウロキナーゼ分子に組み込む、 その後、ウロキナーゼ誘導体を単離し得る。
緩衝液中の原tlK2.を、ウロキナーゼ分子を最大まで飽和させるに十分な量 即ち約70mM〜約250mMのアルギニンで希釈する。より詳細に後述するご とく、アルギニンの添加はウロキナーゼ分子を安定させジスルフィド架橋の過還 元を防止する。
ちの3つを還元するために、約1m11〜約25−1好ましくは約2.5mM〜 約2011IMの還元剤を系に添加する。より詳細に後述するごとく、還元剤の 濃度が約1mM〜約25mMの範囲内においてはウロキナーゼ誘導体の処理結果 が還元剤の濃度に左右されない、言い替えると、還元剤の濃度の増加はウロキナ ーゼの還元速度を促進するが、得られるウロキナーゼ誘導体には影響を与えない 。
は2〜4時間で還元した後、例えば5pectrapor 6(1000HCO )透析管を使用し透析によって還元剤を除去し得る。還元剤が除去されると、2 つのジスルフィド架橋が酸化され構造が天然立体配座に再生する。天然立体配座 に再生する段階は、正しいジスルフィド架橋の形成を補助し、ウロキナーゼ誘導 体に所望の生物学的親和性を与えるために必要である。
還元剤を除去した後に、合成Aペプチドのごときスルフヒドリル含有化合物を系 に添加し、所望のウロキナーゼ誘導体を形成する反応を進行させる0例えばウロ キナーゼのアミド分解活性(amidolytic activity)を測定 することによってジスルフィド架橋の還元の程度を決定し得る。トリペプチドウ ロキナーゼの発色性基質L−ピログルタミルグリシル−L−アルギニル−p−ニ トロアニリド(S−2444)に対するアミド分解活性は、還元中にはジスルフ ィド架橋の還元によって減少し、還元剤の除去中にはジスルフィド架橋の再形成 によって増加する。還元UK2.のアミド分解活性を好ましくは原UK2.のア ミド分解活性の約5%〜約25%、より好ましくは約15%〜約25%、最も好 ましくは約20%の値まで減少させる。還元UK23のアミド分解活性が原UK 2コのアミド分解乙 活性の約5%〜約25%の値まで低下したとき、5つのジスルフィド架橋のうち の3つが還元されている。
または、ウロキナーゼのアミド分解活性が原UK2.の約5%〜約25%の値に 低下するまでアルギニンの存在下にウロキナーゼを還元し、透析処理の開始の際 または透析処理中に合成Aペプチドを添加してもよい。
環ウロキナーゼ濃度に比較して、15〜30モル過剰、好ましくは30モル過剰 の合成Aペプチドを系に添加する0合成Aペプチドと還元ウロキナーゼとの衝突 頻度を最大にし且つウロキナーゼ誘導体の回収を最大にするためには30モル過 剰の合成Aペプチドが好ましい。約1時間後に例えばゲル濾過樹脂のごとき分子 篩材料を収容したカラムに通してウロキナーゼ誘導体を単離し得る。適当な分子 篩材料は0.1Mリン酸塩pH7で平衡させたG−75型5ephadexゲル である。
例えばHolmberg等によってBiochim、 Biophys、^et a、445.215〜222(1976)に記載されているように、市販のUK 2.調製物をp−アミノベンズアミジン=Sepharoseに吸着させること によって更に精製し得る。0.4HのNaCf10.IMのリン酸塩(pH7, 0)によって平衡させたカラムにタンパク質を吸着させ、0.4HのNaC1, 0,1Mの酢酸ナトリウムpH4,0で溶出させる。
また、9℃で数箇月間保存したUK2.は、還元及び酸化段階後のアミド分解活 性が低下した誘導体を与えることが知見された。対照的に、新しく単離され凍結 乾燥して保存されたUK2.を使用すると、80%を上回るアミド分解活性を有 するウロキナーゼ誘導体が得られた。
使用されるバッファに厳密な制約はなく、当業者は適当なバッファを容易に確認 できる。使用可能なバッファの例は、酢酸ナトリウム、EDT^、リン酸塩等で ある。中性バッファは、低pnまたは高pHのバッファに比較して、立体配座に 及ぼす影響が小さく、従ってタンパク質構造の安定性に及ぼす影響が小さい、更 に、当業界では一般に、還元には中性11F+がより有効であると考えられてい る。従って、好ましくはpH範囲約5.0〜約8.0のバッファ、より好ましく はpII約7のリン酸塩のごときバッファを使用する。
アルギニンは、3つのジスルフィド架橋に限定されたジスルフィド還元が生じた ウロキナーゼ分子を安定させるために使用される。還元剤の濃度を増加させると 、Aペプチド断片の遊離速度が促進されるが、所与の還元剤濃度ではアルギニン がAペプチド断片が減量するほどペプチド遊離を遅らせる作用を果たす、更に、 アルギニンを使用しない場合には、還元後のウロキナーゼのアミド分解活性が十 分に回復しない。
アルギニンのf&適濃度は、ディクソンプロットから計算されるウロキナーゼ阻 害の見掛けKi値によって概算できる。
Dixon、 M、、 Biochem、 J、、 55.170〜171(1 953)、 )リペプチドウロキナーゼの発色性基質L−ピログルタミルグリシ ル−L−アルギニル−p−ニトロアニリド(S−2444)を使用すると、見掛 けKi値は70mMである(7点回帰係数rは0.98)、ウロキナーゼ分子を 飽和させる最小必要濃度は見掛けKi値701以上の濃度である0選択されたア ルギニン濃度がウロキナーゼ分子を最大まで飽和させ、前述のごときジスルフィ ド架橋の過還元を防止する効果を与えるのが好ましい、従って、望ましいアルギ ニンの濃度は、約70mM〜約250IIM、好ましくは約250+eMである 。
還元剤の濃度が増加すると、ウロキナーゼ分子の還元速度が促進され、Aペプチ ド断片の遊離速度が促進される。
例えば、アルギニンの存在下にDTT濃度1mM〜20−Hに調整されたリン酸 塩バッファ(pH7)中のウロキナーゼ溶液(bay/i1)は、DTT濃度の 増加がペプチド遊離の速度を増加させることを示す、しかしながら°、前述のご とくアルギニンの存在下では、種々の還元剤濃度におけるアミド分解活性の低下 がAペプチド断片の減量に対応する。従って、還元剤の濃度を変化させると、還 元速度は変化するが、還元可能な5つのジスルフィド架橋のうちの3つに限定さ れた還元が生じる。
3つのジスルフィド架橋の還元は、例えばウロキナーゼのアミド分解活性の定量 、得られるStl基の滴定、または還元ウロキナーゼの逆相クロマトグラフィー によって観測できる。好ましくは、ウロキナーゼのアミド分解活性の増減を定量 することによって還元を観測する。 Hayashi等、Thromb、 Re s、、 22.573−578(1981)の方法を用い、0.1μ9〜1μ2 のウロキナーゼと10μlの10mMのS−2444基質とをアッセイバッファ (周囲温度の50mMのTris、1001のNaCf、 pH7゜4)中で混 合することによってウロキナーゼのアミド分解活性を定量し得る。この方法で、 UK2.が平均活性125tl/μiを有することが知見された。アミド分解活 性が通常は2〜4時間でウロキナーゼの初期値の15%〜25%に低下したとき に、に ζつのジスルフィド架橋のうちの3つが還元されている。
次に還元剤を系から除去する。好ましくは、例えば5pectrapor 6( 1000MWCO)透析管を用い溶液を透析して還元剤を除去する。極めて好ま しくは、溶液透析に際し、100倍容の0.IMのリン酸塩、0.2Mのアルギ ニンpH7を2回使用し、各透析段階を約90〜100分間ずつ行なう、この間 にアミド分解活性がυに2.の初期値の約70%〜約80%に増加する。このア ミド分解活性増加は、2つのジスルフィド架橋が再形成されて分子が天然立体配 座に再生されたことに起因する。しかしながら、例えば逆相クロマトグラフィー のごとき別の方法で酸化状態を観測することも可能である。
アミド分解活性が原ウロキナーゼの初期値の約70%〜80%に増加すると、A ペプチド断片と同様に少なくとも1つのスルフヒドリル基を必ず含む合成Aペプ チドを原ウロキナーゼの15〜30モル過剰で添加する0合成ペプチドと触媒鎖 との衝突頻度を最大にするためには30倍過剰が好ましい。
約1時間後にウロキナーゼ誘導体を単離し得る。例えば、溶液を5ephade x G−75のごときゲル濾過樹脂または同様の性能特性を有するその他のゲル 濾過樹脂に通す。
ウロキナーゼ誘導体の組成をタンパク質配列決定によって確認する。一般には、 ポリペプチドをアミノ酸サブユニットまたは配列に分割し、これらのサブユニッ トを例えばFIPLC分析によって同定する0本発明では、ウロキナーゼ誘導体 を自動エドマン分解によって同定した。エドマン過程では、フェニルイソチオシ アナートをペプチドの遊離アミノ基と定量的に反応させ、対応するフェニルチオ カルバモイルペプチドを生じさせる。無水酸で処理するとN末端残基がフェニル チオカルバモイルアミノ酸として分離し、ペプチド鎖の残部を元のまま(ir+ tact)残す0次に、フェニルチオカルバモイルアミノ酸を環化し、対応する フェニルチオヒダントイン誘導体を形成させる。この誘導体を、例えばガスクロ マトグラフィーまたは液体クロマトグラフィーによって分離できる。または、フ ェニルチオカルバモイル誘導体として除去されたN末端残基を同定するために、 N末端残基の除去前後のペプチドのアミノ酸組成を決定するだけでもよい。これ は減算式エドマン過程である。このエドマン過程は例えば八pplied Bi osystems、 Inc、社製の自動シーケンサ4701^型または477 型のごとき自動シーケンサにおいて実施され得る。
以下の実施例の記載より本発明が更に十分に理解されよう、これらの実施例は代 表例として提示されたものであり、本発明はこれらの記載に限定されない。
え4涯上 qヱ」P−アミノ外ヱ二lむ」ム匡q■すLlに竺透専−制UK2.の残基1〜 13を含むAM断片を除去し、合成Aペプチドで置換した。この合成Aペプチド は、フィブリノーゲンのα鎖のアミン末端側のフィブリン結合領域である[:P I’tPを含み、この[;PRPがアミノヘキサン酸を介して8残基のペプチド 配列LKFQC(:QKに結合されたものである。
(a)UK2.、の精製 (八bott Laboratoriesから入手しな)新しく単離された1] K2.を、0.4Mc7)NaCf、0.1Mのリン酸塩p I+ 7 、0で 平衡させたp−アミノベンズアミジン−5epharoseカラムに吸着させて 精製し、0.4HのNaCl2.0.1Mの酢酸ナトリウムpH4,0で溶出し た。 Holmberg等、BiochiLBiophys、^eta、 44 5,215〜222(1976)。
(b)合成Aペプチドの合成 自動ポリペプチドシンセサイザー(^pplied Biosystems43 0^Peptide 5ynthesizer)を使用し前述のごとき固相ペプ チド合成方法によって合成Aペプチドを調製した。結合反応にはBOC保護アミ ノ酸を使用した。^r8、Cys、Lys及びThrを夫々組み込むためにBO C−Arg()シル)、BOC−Cys(4−CH。
−ベンジル)、BOC−Lys(C1−’カルボベンゾキシ)及びBOC−Th r(ベンジル)を使用した。ペプチドをBOC−アミノアシルポリスチレン樹脂 に付着させることによ−)でペプチドの構築を開始し、対称無水物(symme trical anhydride)を用い各アミノ酸につき2つの結合の形成 を原次行なった。^rg及びGluに対してはヒドロキシベンゾトリアゾールエ ステルを用い重複結合方式に従った。ペプチドを樹脂から分離し、無水液状HF /アニソール(9:1.1時間)で処理して側鎖保護基を除去した。樹脂を酢酸 エチル/ジエチルエーテル(に1、樹脂1gあたり10011りで洗浄し、ペプ チドを10%酢酸水溶液で抽出し凍結乾燥した。Beckman 6300 A m1no Ac1d Analyzerのごときアミノ酸アナライザーを用い、 加水分解物のアミノ酸分析(6NのHCl、110℃、244時間を行なってペ プチドの組成を決定し、所望の配列に一致するアミノ酸組成を有することを知見 した。
(c)1つのシス−イン−5ll を るム Aベブ ド即ち(:PRP−アミ ノヘキサン −LKFQCGQKの組込み0.1Mリン酸塩(p)17)中で約 1〜2H/贋!のUK2.溶液を等容の0.5Mアルギニン水溶液(pH7)で 希釈した。新しい原液の1M水溶液からの還元剤DTTを添加し、DTTの最終 濃度を1016Mに調整した。0.1Ng〜1μsのUK2.、還元υに2iま たはUK2.誘導体と、 104ffの10mMのS−2444基質とを、アッ セイバッファ (50JのTris、1100aのNap/!、 p[I7.4 、周囲温度)中で混合し、アミド分解性基質S−2444に対するアミド分解活 性を定量した。
406nmの吸光度の増加を5分間にわたって観測した。 406nmの吸光度 の増加がIU/分のときこれを酵素活性の1単位(U)と定義する。 tlK2 .は125U/μ2の平均活性を有していることが知見された。
観測中の還元UK2sのアミド分解活性がtlK2.の初期値の約20%まで減 少したとき、5pectripor 6(1000MWCO)透析管を用い、0 .2Mのアルギニンを含有する100倍容の0.1Mリン酸塩pH7に対して反 応溶液を周囲温度で約90分間透析した。
次いで、透析バッファを交換し、新しい透析バッファに対して反応溶液を更に約 90分間透析した。2回目の透析後に、透析液をDTNB (エルマン試薬即ち SH試薬)滴定によって測定すると溶液は検出可能なりTTを含有していなかっ た。更に、アミド分解活性はUに2.の初期値の55%〜65%の値まで増加し 、ウロキナーゼ分子の構造が天然立体配置に再生されていた(これは逆相C−4 HPLCカラムにおける天然タンパク質に特有の保持時間の存在によって証明さ れる)。
1つのシスティン−SR残基を含有する合成Aペプチド即ちにPRP−アミノヘ キサン酸−LKFQCにQKを、tlK2.の濃度の30倍のモル過剰で添加し た。反応を約1時間道行させる0次にウロキナーゼ誘導体を単離し、0.1Mの リン酸塩(pH7)で平衡させた1、5X90cm 5ephadex G−7 5分子篩ゲルが過カラムに試料を通して精製した。C−4ペプチド/タンパク質 カラムを用いる逆相クロマトグラフィーHPLC分析、及び、90%水、0.1 %(v/v)TF^/10%アセトニトリルから40%水、0.1%(v/v) TF^/60%アセトニトリルまでの1%/分及び1ll分の勾配を室温で用い た分析によれば、誘導体は天然ウロキナーゼの位置に溶出し余剰ペプチドは除去 されていた。
上記の手順を繰り返し、誘導体を収率70%〜80%で回収した。誘導体は、t lK2.の初期値の80%〜100%のアミド分解活性を有していた。
え良IL GPRP〜アミノへ ン −LKFCGQKウロキナーゼ舌導実施例1と同様に してUに2.を10+lINのIITTと250mMのアルギニンとの存在下に アミド分解活性が20%に低下するまで還元した9合成Aペプチド即ちにPRP −アミノヘキサン酸−LKFQCにQKを添加し透析を開始した。標記化合物を 収率75%で回収した。
去」1殊」− にACDV−7ミ/ ヘン−LKFQCGQK7 D + −Jt!合成Aペプ チド即ちGAにDV−アミノヘキサン酸−LKFQC[;QKを用い実施例1の 手順で所望の標記化合物を得た。
えI1支 ヘパリン−LKFQCGQKウロキナーゼ誘導体ヘパリン−LKFQCにQK合 成Aペプチドを用い実施例1の手順で所望のウロキナーゼ誘導体を得た。
ヘパリン−LKFQCCQK合成ペプチドは、ヘパリンをペプチド構造LKFQ C(:QKに結合することによって調製した。1Mピリジン−HCj!(pH5 >中に1506のヘパリンを含有するIMlの溶液に25Bのカルボジイミドを 9℃で添加した。10分後、1Mピリジン−1(CNバッファ中に1mMのペプ チドLKFQCGQKを含有する1、Oilの溶液を添加した。9℃で24時間 維持後、5pectra−por 6(10008WCO)透析管を使用し10 00倍容の水を4回交換して溶液を透析した。 )IPLc逆相クロマトグラフ ィーによって257nmの吸光度(Pheに由来する吸光)及び前記ペプチドピ ークの消滅を測定し、これに基づいて計算した結合ペプチドの収率は75%であ った。0.46X25cmのVydac C−4ペプチド/タンパク質カラム( R(inin In5true+ent Co、、 Hoburn。
H^)を用いて逆相クロマトグラフィー分析を行ない、90%水、0.1%(v /v)TF^/10%アセトニトリルから40%水、0.1%h/v)TF、A /60%アセトニトリルまでの1%/分の勾配により周囲温度で展開させた。
得られた誘導体は見掛は分子量約60.000(Sephadex G−75カ ラム)を有し100%活性であった。
え1鰹1 八AHEEICTNE(:VM−7ミ/ヘ−’Ft7 −LKFQCGKウロキ ナーゼ11監 合成人ペプチドに代えてヒト血漿フィブロネクチンのコラーゲン結合領域を含む ペプチドを用い実施例1に記載の手順でコラーゲン結合ウロキナーゼ誘導体を製 造し得る。
ヒト血漿フィブロネクチンのコラーゲン結合領域をペプチド構造LKFQC[l ;QKに結合させることによってコラーゲン結合合成ペプチドを調製する。
え1九り にPRP−アミノへ ン −CSウロ ナーゼ号(:PRP−アミノヘキサン酸 −Cys合成Aペプチドを用い実施例1の平原で所望のウロキナーゼ誘導体を調 製した。
え1九二 [:PRP−アミノヘキサン酸〜′γミノヘキサン酸−CSウロ糺九二(11船 (:PRP−アミノヘキサン酸−アミノヘキサン酸−Cys合成Aペプチドを用 い実施例1の手順で所望のウロキナーゼ誘導体を調製した。
種々の条件に適応するように本発明の範囲内で手順の細部を様々に変更及び修正 し得ることは理解されよう、当業者は本文及び請求の範囲を更に検討することに よって本発明の別の目的及び利点を知見されるであろう。本発明方法が本文中で 詳細に説明した合成Aペプチド以外のスルフヒドリル(SH)含有化合物に適用 できることも当業者には明らかであろう0例えば、本発明方法は、千オール化合 物、システィン含有ペプチドもしくはタンパク質、またはコラーゲンのごときフ ィブリン以外の成分に親和性を示し得るスルフヒドリル含有ペプチドを取込むた めに使用することも可能である。
国際調査報告 −一111−一一−PCT/τJSB9104554

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)原ウロキナーゼ分子をアルギニンで飽和させ、(b)飽和した原ウロ キナーゼ分子を、3つのジスルフィド架橋を還元させるに十分な量の還元剤と反 応させ、(c)還元剤を除去し、 (d)還元ウロキナーゼ分子とスルフヒドリル含有基を有する少なくとも約15 〜約30モル過剰の所望化合物とを反応させることを特徴とするウロキナーゼ誘 導体の製造方法。
  2. 2.スルフヒドリル含有基を有する化合物が合成ペプチドであることを特徴とす る請求項1に記載の方法。
  3. 3.段階(c)で還元剤を除去する前にスルフヒドリル含有基を有する化合物を 添加することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 4.スルフヒドリル含有基を有する化合物がウロキナーゼ分子の少なくとも約3 0モル過剰になるように、スルフヒドリル含有基を有する化合物を添加すること を特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 5.アルギニンを少なくとも約70mM〜約250mMの濃度範囲で添加するこ とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 6.還元段階が更に、ジスルフィド架橋の還元の観測を含み、この観測では、ト リペプチドウロキナーゼの発色性基質L−ピログルタミルグリシル−L−アルギ ニル−p−ニトロアニリドに対する還元ウロキナーゼ分子のアミド分解活性を、 同じ基質に対する原ウロキナーゼのアミド分解活性との比較によって定量するこ とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 7.還元ウロキナーゼのアミド分解活性が未還元の原ウロキナーゼ分子の値の約 5%〜約25%の値に達するまでジスルフィド架橋の還元を観測し、その後に還 元剤を除去することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 8. 1本鎖ペプチド【配列があります】が原ウロキナーゼ分子から除去され ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 9.(a)A鎖とB鎖との双方を含み、高分子量天然ウロキナーゼ分子の144 位のロイシンで始まり夫々157位及び158位の2つのアミノ酸即ちフェニル アラニン及びリジンが欠失し、A鎖が144位から156位までのアミノ酸配列 【配列があります】を含み、 B鎖が159位に始まってCOOH−末端を含んでおり、2本の鎖が夫々148 位及び279のシステインとシステイととの間のジスルフィド結合1個によって 互いに結合された原ウロキナーゼ分子を用い、原ウロキナーゼ分子をアルギニン で飽和させ、 (b)飽和した原ウロキナーゼ分子を3つのジスルフィド架橋を還元させるに十 分な量の還元剤と反応させ、(c)還元剤を除去し、 (d)還元ウロキナーゼ分子を少なくとも約15〜約30モル過剰の所望の合成 ペプチドと反応させることを特徴とするウロキナーゼ誘導体の製造方法。
  10. 10.段階(c)で還元剤を除去する前に合成ペプチドを添加することを特徴と する請求項9に記載の方法。
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