JPH0350112Y2 - - Google Patents

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JPH0350112Y2
JPH0350112Y2 JP1984032879U JP3287984U JPH0350112Y2 JP H0350112 Y2 JPH0350112 Y2 JP H0350112Y2 JP 1984032879 U JP1984032879 U JP 1984032879U JP 3287984 U JP3287984 U JP 3287984U JP H0350112 Y2 JPH0350112 Y2 JP H0350112Y2
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recording
feed roller
paper
paper feed
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、フアクシミリ装置、複写機及びプリ
ンタなどの記録装置に関する。
従来の技術 第3図は従来の記録装置の概略構成図である。
1はロール状の感熱記録紙、2は選択的に発熱可
能な発熱素子を無数に配列された感熱記録ヘツ
ド、3は感熱記録ヘツド2に圧接された記録ロー
ラー、4はロール状記録紙1を裁断するカツタ
ー、5は紙送りローラー、6は紙送りローラー5
に圧接されたピンチローラーである。7は記録ロ
ーラー3と紙送りローラー5を駆動回転させるモ
ーターである。
従来、この種の装置では、モーター7が感熱記
録ヘツド2の記録速度に応じて、記録ローラー2
と紙送りローラー5を回転させていた。ところで
紙送りローラー5の回転は、ローラー3,5間で
のロール状記録紙1のたるみを無くすために、記
録ローラー3の回転よりも速くしたり、カツター
4の作動時に、その裁断を容易にするためにロー
ル状記録紙1にテンシヨンを加えるが、そのテン
シヨンを加える手段として紙送りローラー5を回
転させていた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このとき、紙送りローラー5と
ロール状記録紙1の間にスリツプが発生すること
になり、そのために、紙送りローラー5の材質が
ゴムであればそのゴムが摩耗したり、あるいはス
リツプにより紙粉が発生する場合にはその紙粉に
より紙送りローラー5とロール状記録紙1の間の
摩擦係数が低下して紙送りが十分に行えない等の
問題点が生じていた。
特に、第3図のように、紙送りローラー5が記
録面と接触し、かつ、感熱記録紙のように熱に感
応して発色する記録紙の場合には、記録面にキズ
がついたり、ロール状記録紙1と紙送りローラー
5とのスリツプによる摩擦熱により余分な発色が
生じるといつた欠点があつた。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、記録動作及びその記録紙の裁断動作を良好に
行えると共に、紙送りローラーとロール状記録紙
との間でのスリツプの発生を防止できる記録装置
を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本考案による記録装置は、上記問題点を解決す
るために、ロール状記録紙と、繰り出されたロー
ル状記録紙上に印字を行う印字ヘツドと、ロール
状記録紙を介して印字ヘツドと圧接しかつ駆動回
転を行う記録ローラーと、カツターと、裁断後の
ロール状記録紙を記録ローラーよりも速い表面速
度で回転して送紙する第1の紙送りローラと、そ
の駆動手段と、第2の紙送りローラーと、第1の
紙送りローラーと第2の紙送りローラーを相対的
に押圧する付勢手段と、駆動手段の駆動力を第1
の紙送りローラーに伝達する伝達手段と、その伝
達手段の伝達経路上に設けたトルクリミツト手段
とから構成されている。
作 用 以上の構成により、記録ローラーと第1の紙送
りローラーと間でロール状記録紙に適切なテンシ
ヨンをかけることができるので、カツター裁断動
作が良好となり、裁断不良が発生することがなく
なる。また、第1の紙送りローラーの駆動伝達経
路上にトルクリミツター手段を設けているので、
第1及び第2の紙送りローラーによるロール状記
録紙の紙送りが印字ヘツドによる記録動作に悪影
響を与えず、かつ、第1の紙送りローラーとロー
ル状記録紙との間でスリツプが発生することはな
くなる。
実施例 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。第1図は本実施例による記録装置の概略構
成図であり、第3図と同一の部分には同一の符号
を付している。この第1図において、8は紙送り
ローラーであり、9はトルクリミツターであり、
10はピンチローラーであり、11は紙送りロー
ラー8を回転させるモーターである。第2図は、
本実施例の要部を成す紙送りローラー8とピンチ
ローラー10の概略断面図であり、第1図と同一
の部分には同一の符号を付している。
第2図において、12は紙送りローラー8と滑
合している軸であり、13,14は軸12の軸受
けであり、15,16は軸受13,14を支持し
ている壁板である。17,18は軸12に固定さ
れた停止部材であり、19は軸12と回転方向に
のみ結合し、紙送りローラー8の側面と接する摩
擦板であり、20はその中に軸12を通されたコ
イルばねである。なお、コイルばね20と摩擦板
19と紙送りローラー8はトルクリミツト手段を
構成している。
21はピンチローラー10の回転軸、22,2
3はその軸受である。24,25は壁板15,1
6に設けられた長穴であり、この中を軸受24,
25が滑動する、26,27は両端をそれぞれ壁
板15,16と軸受22,23に固定され、回転
軸21を紙送りローラー8に押圧するばねであ
る。
28はモーター11の駆動軸、29はその駆動
軸28上に設けたプーリー、30は軸12上に固
設されたプーリー、31はプーリー29,30間
に渡されたベルトである。
次に、以上の構成を有する本実施例の感熱記録
装置の動作を以下に説明する。まず、記録が開始
されると、感熱記録ヘツド2の印字動作にタイミ
ングを合わせて、モーター7が駆動し、記録ロー
ラー3が回転して、ロール状記録紙が繰り出され
る。
同時に、モーター11が連続的に駆動される。
すると、駆動軸28が回転し、駆動軸28上に固
設されたプーリー29も回転する。これにより、
プーリー29,30間に渡されたベルト31が回
転し、プーリー30に回転力が伝達される。する
と、軸12及びその軸12と回転方向に結合して
いる摩擦板19が回転する。
記録初期においては、紙送りローラー8とピン
チローラー10の間にはロール状記録紙が介在し
ない為、摩擦板19と摩擦結合している紙送りロ
ーラー8は摩擦板19から回転力を受けて回転す
る。
次に、感熱記録ヘツド2による印字がかなり進
み、ロール状記録紙1の先端が紙送りローラー8
とピンチローラー10の間に挿入されると、紙送
りローラー8の回転速度の方が、ロール状記録紙
1の走行速度よりも速い為、紙送りローラー8に
掛かる負荷が断続的に大きくなる。すると、摩擦
板19と紙送りローラー8との摩擦結合が断続的
に解消され、結果として、紙送りローラー8はロ
ール状記録紙1にテンシヨンを掛けながら、記録
ローラー3と同じ速度で回転することになる。
そして、記録ヘツド2による全ての印字が終了
すると、ロール状記録紙1の裁断を行う為、記録
ローラー3はさらに回転され、ロール状記録紙1
の印字終了位置をカツター4の位置まで送る。そ
こで、モーター7の駆動を停止し、カツター4を
駆動する。このとき、摩擦板19と紙送りローラ
ー8との摩擦結合は完全に解消され、紙送りロー
ラー8の回転は停止するが、記録ローラー3と紙
送りローラー8の間のロール状記録紙1にテンシ
ヨンを掛け続ける。したがつて、ロール状記録紙
の裁断が良好に行うことができ、裁断不良の発生
を防止できる。
次に、ロール状記録紙1のカツター4による裁
断が終了すると、摩擦板19と紙送りローラー8
との摩擦結合が復旧し、紙送りローラー8はピン
チローラー10と協力して、裁断されたロール状
記録紙1を送り出す。そして、完全にロール状記
録紙1を送り出すと、モーター11の駆動を停止
する。
以上のように、本実施例によれば、いずれの動
作においても、ロール状記録紙1と紙送りローラ
ー8との間でスリツプが発生することはなく、そ
れに起因して、紙送りローラー8が摩耗したり、
紙粉が発生したり、記録面が汚れるといつた不具
合を防止できる。
なお、本実施例では、感熱記録装置についての
適用例を示したが、本考案は、他の記録技術につ
いても応用できることは言うまでもない。
また、本実施例によれば、紙送りローラー8と
圧接されるピンチローラー10は従動ローラーと
しているがこれは、駆動ローラーであつても良
い。またその駆動ローラーへの駆動力の伝達経路
上にトルクリミツト手段があつても良い。さら
に、本実施例では、トルクリミツト手段を、紙送
りローラー8への駆動力の伝達経路の最後に挿入
したが、これはどこに挿入されていても良い。
考案の効果 以上のように、本考案によれば、繰り出される
ロール状の感熱記録紙に記録を行う感熱記録ヘツ
ドと、前記感熱記録紙を介して前記感熱記録ヘツ
ドと圧接し且つ駆動回転する記録ローラと、記録
後の前記感熱記録紙を裁断するカツターと、この
カツターの後段に位置するとともに前記感熱記録
紙の記録面側に設けられ前記記録ローラよりも速
い表面速度で回転する第1の紙送りローラと、前
記感熱記録紙面より下方に位置する第1の紙送り
ローラの駆動手段と、第1の紙送りローラと対向
して設けられた回転自在の第2の紙送りローラ
と、第1の紙送りローラと第2の紙送りローラと
を相互に押圧させる付勢手段と、駆動手段の駆動
力を第1の紙送りローラに伝達する伝達手段と、
第1の紙送りローラの側面に隣接して設けられた
トルクリミツト手段とを具備した構成により、感
熱記録紙の記録面側にある第1の紙送りローラが
ロール状の感熱記録紙とスリツプしないために、
スリツプに起因して、第1の紙送りローラが摩耗
したり、紙粉が発生したり、余分な発色が生じる
といつた不都合を無くすことができる。
また、カツター駆動時に、ロール状の感熱記録
紙に適当なテンシヨンを掛けることができるの
で、裁断を良好に行なうことができ、裁断不良の
発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による記録装置の概
略構成図、第2図は本考案の一実施例の要部断面
図、第3図は、従来の記録装置の概略構成図であ
る。 1……ロール状記録紙、2……感熱記録ヘツ
ド、3……記録ローラー、4……カツター、8…
…紙送りローラー、9……トルクリミツター、1
0……ピンチローラー、7,11……モーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繰り出されるロール状の感熱記録紙に記録を行
    う感熱記録ヘツドと、前記感熱記録紙を介して前
    記感熱記録ヘツドと圧接し且つ駆動回転する記録
    ローラと、記録後の前記感熱記録紙を裁断するカ
    ツターと、このカツターの後段に位置するととも
    に前記感熱記録紙の記録面側に設けられ前記記録
    ローラよりも速い表面速度で回転する第1の紙送
    りローラと、前記感熱記録紙面より下方に位置す
    る第1の紙送りローラの駆動手段と、第1の紙送
    りローラと対向して設けられた回転自在の第2の
    紙送りローラと、第1の紙送りローラと第2の紙
    送りローラとを相互に押圧させる付勢手段と、駆
    動手段の駆動力を第1の紙送りローラに伝達する
    伝達手段と、第1の紙送りローラの側面に隣接し
    て設けられたトルクリミツト手段とを具備した記
    録装置。
JP3287984U 1984-03-07 1984-03-07 紙送り装置 Granted JPS60145142U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3287984U JPS60145142U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 紙送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3287984U JPS60145142U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 紙送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60145142U JPS60145142U (ja) 1985-09-26
JPH0350112Y2 true JPH0350112Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=30534803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3287984U Granted JPS60145142U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 紙送り装置

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JP (1) JPS60145142U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5660351U (ja) * 1979-10-17 1981-05-22

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Publication number Publication date
JPS60145142U (ja) 1985-09-26

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