JPH03501111A - 背もたれ枠を持つ車両用座席 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 背もたれ枠を持つ車両用座席 本発明は、それぞれ側方に設けられてはぼり字状に開く断面の側梁を持つ背もた れ粋及び／又は座枠を有する車両用座席に関する。

片側へ開く側梁中空異形材を持つ枠ｓｔ造は公知である。このような枠構造は、 重量を減少するためまず小さい肉厚で使用される。しかしこのような側梁中空異 形材を安定にかつねじり剛性を持つようにするために、特別な手段が必要である 。これは、特に安全ベルトも付加的に取付けることができる上端を持つ背もたれ 粋について言える。

側梁の所望の荷重負担能力及びねじり剛性を得るための手段として、一般に棒材 料から作られる側梁に、例えば対称なＣ字状、Ｕ字状又は２字状の特別な断面輪 郭を与えることは公知である。最大抵坑モーメントのａｌｌがほぼ安全ベルトの 作用方向に向き、即ち座席縦方向に対して斜めに向くように、背もたれ枠の側梁 を設けることも公知である（ドイツ連邦共和国特許出願公開第３６２４２９５号 明細書）。しかしその結果、特に偏平であるのが望ましい背もたれの全容積が大 きくなり、背もたれへ直角に作用する力の方向における低損モーメントが小さく なる。

この力は、座席台枠及び／又は座枠への背もたれ枠の枢着点の範囲で特に大きい 。

本発明の課題は、すべての重要な力作用方向からの大きい力を吸収でき、同時に ねじり剛性を持つにもかかわらず、座席特に偏平な１ｌＩＩ造であることが脇ま しい背もたれの大きい全容積を必要としない背もたれ枠及び／又は座枠の側梁の 構造を提案することである。

本発明によればこの課題は、側梁の開いた側が座席の座席利用者上面から取れる ように延び、側梁の座席利用者に近い背部が、少なくとも一部の範囲で大きい背 部幅を持ち、従って側梁により包囲される空所即ち側梁の内部輪郭空間に、座席 の調節素子が設けられるようにしている。内部輪郭空間に設けられる調節素子が 側梁の両方の側壁に取付けられているのがよい。

本発明による特に有利な側梁は、更に座席の中央に対して傾斜して設けられる斜 面を持ち、また背もたれ枠に関して側梁の変化する背部幅を持ち、この背部幅は 側梁の下端から始まって背もたれ枠の上端の方向へ、背もたれの外側輪郭にほぼ 従って減少している。

背もたれ枠に関して、側梁の下端の方向へ大きくなるように側梁の断面深さを変 化するのも有利である。側梁のこの下端即ちその基部には、背もたれの傾斜調節 用揺動軸が、背部の方向に前方へずれて、即ち側梁の背部に＠接して設けられて いる。

これに対し側梁への傾斜調節装置の枢着点は、後方へずれて、即ち座席利用者か ら離れて側梁の開いた側に隣接しているように位置せしめられる。これにより座 席台枠又は座枠への背もたれ枠の側梁の特に有効ですべての力をよく制御する枢 着が行なわれる。

本発明による構造によって、側梁は座席の調節素子を収容する幅広い内部輪郭空 間を持つ幅広い背部輪郭を持ち、また同時に一体に形成される斜面及び特に特定 の外側輪郭により、更に側梁の深く幅広い基部の方へ断面深さを前述したように 変化することにより、多面体を形成して、すべての重要な力作用方向からの大き い力をねじり剛性をもって吸収することができる。

座席の調節素子を内部輪郭空間に収容することによって、座席の全容積を所望の ように小さくすることができる。これは特に所望の偏平構造の背もたれについて 言え、外側及び側方にある側梁の空所に背もたれ調節素子をまとめて収容するこ とによって、背もたれの特に問題となる中央範囲において背もたれの厚さが大き くなることはない。

座席の調節素子例えば拘束素子、調節モータ等を側梁の内部輪郭空間にまとめて 収容し、側梁の両方の側壁に調節素子を取付けることによって、側梁中空異形材 の付加的な補強も行なわれる。

しかし内部輪郭空間を利用するために必要な側梁の背部の大きい幅は、すわり心 地にとって障害とならない。なぜならば側梁の背部は、座席の中央に対して傾斜 して設けられる斜面を持ち、これらの斜面が座席利用者の体に対して背もたれ及 び／又は座面を形成すると共に１．座席利用者の体の側面を支えるからである。

車両用座席用側梁とｌノでの前述した多面体は、背もたれ枠及び／又は座枠の側 梁のために押出し、縁曲げ又は圧延される中空異形材の使用を意識的にＭＬｊる 新しい構造原理である。しかし多面体は成形工典により金珈板から安価に作られ 、肉厚の最適化により軽量ｔｔａｅにすることができる。

座枠の側梁に関して本発明の有利な構成によれば、座枠の側梁の下に上方へ開い たＵ字駄断面を持つ第２の梁（下梁と称する）がそれぞれ設けられ、側梁により 包囲される空所に設けられるａ１′Ｂ素子により、側梁が下梁に対して調節可能 である。

側梁が下梁の側壁を包囲していると、待に有利である。これにより下梁はほぼ完 全に覆われ、側梁の下方へ延びる側壁はハンドルその他の手動操作装置の取付（ プに役立ち、座席利用者の手が側梁と下梁との間へ入るおそれはない。

図面により本発明の実施例を以下に説明する。

第１図は本発明による車両用座席を斜め前から見た斜視図で示し、 第２図は第１図による座席を斜め後から見たものを示している。

図示した車両用座席は、クッション部分及び張り布なしの金ＳＳａ体を示してい る。この構造は、大体において調節可能な頭部４を持つ背もたれ枠３と座枠５と から成っている。

背もたれ枠３は２つの側梁６及び７を持ち、これらの側梁は座席の中央に対して 傾斜して設けられる斜面１０及び１．１を持つ幅広い閉じた背部８及び９を持っ ている。

それにより後から近づくことが可能な内部輪郭空間１２及び１．３が生じて、座 席の調節素子をまとめて収容するのに利用することができる。

図示した実施例では、棒−締付は素子１４．１５及び１６．１７及び１．８．１ ９の形の調節素子が内部輪郭空間に設けられている。

図かられかるように、棒−締付（プ素子はそれぞれ両側に、即ち側梁の両方の側 ９２０．２１及び２２．２３に取付けられ、従って側梁６及び７の付加的な補強 を保証する。

側梁６及び７の外側側壁２０及び２３は背もたれの外側輪郭に応じて肩面２４及 び２５を持ち、外側にある側壁２０及び２３において最もよくわかるように、背 部と開いた側との間で測った側＃６及び７の断面深さは、側梁の下端の方向へ増 大している。

従って図示した側梁６及び７は多面体で、その個々の面（即ち背面８，９、斜面 ＩＱ、１＋、側壁２０．２１又は２２．２３及び肩面２４゜２５）は空間におい て互いに異なるそれぞれ固有の配置を持つているので、極めてねじり１住のある 側梁が形成されて、すべてのＮ要な力作用方向からの大きい力を吸取することが できる。

背もたれの傾斜調節用揺動ｈ２６及び２７は、側梁のそれぞれの背面８及び９に 隣接して、側梁６及び７の下端にある。これらの揺動軸は意識的に座席利用者の 方向に前方へずれて設けられ、後方へずれて設けられて側梁へ棒−締付は素子１ ４及び１６を枢着するか又は取付けるのに役立つ枢着軸２８及び２９と共同作用 する。従って軸２６．２７及び２８．２９は側梁の下端に互いに離れて位置し、 車両用座席の背もたれに作用する力は、側梁６及び７を介して座席台枠、図示し た場合座枠５へ、特によく導入される。

座枠５も側＠３０及び３１を持ち、これらの側梁は幅広い背面３２及び３３を持 ち、側梁により包囲される空所即ち内部輪郭空間には、座部分の調節素子が設け られている。

図示した実施例では、座枠の側梁３０及び３１の下にそれぞれ下梁３４及び３５ が設けられて、側梁と共に空所を形成し、この空所に棒−締付は素子３６．３７ が設けられている。この棒−締付は素子は、連結棒３８．３９を介して側梁３０ ．３１の前端を下梁３４、３５から垂直方向に持ち上げて、下梁に対して座枠５ の簡単なａ斜調節を可能にする。

通常のように背もたれ粋及び座枠の側梁は、横支柱４０〜４５により互いに結合 されている。このような横支柱の代わりに、例えば横板の形の別の横結合片も使 用することができる。

背もたれ枠３の上端には、軸４６及び４７のまわりに揺動可能な頭＠Ｓ４が取付 けられて、棒−締付は素子１８．１９により背もたれ枠３に対してその他斜を調 節可能である。この棒−締付は素子も背もたれ枠の側梁の内部輪郭空間に設けら れているので、のクッション材料（図示せず）から隔離されている。

前記のすべての棒−締付は素子の原理的構造はドイツ連邦共和国特許出願公開第 ３４２０１０３号明細書から公知であり、ボーデンケーブルにより操作され、こ のケーブルの操作装置（図示せず）は座枠５の側梁３０．３１の外側にある側壁 の１つ４８又は４９に取付けられ、これらの側梁は下梁３４．３５を外側からほ ぼ完全に包囲しているので、ボーデンケーブルの操作装置を操作する際負傷する おそれはない。

国際調査報告 国際調査報告 ＥＰ　８９００６９２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　それぞれ側方に設けられてほぼＵ字状に開く断面の側梁を持つ背もたれ粋及 び／又は座枠を有するものにおいて、側梁（６，７，３０，３１）の開いた側が 座席の座席利用者上面から離れるように延び、側梁の座席利用者に近い背部（８ ，９，３２，３３）が、少なくとも一部の範囲で大きい背部幅を持ち、従つて側 梁により包囲される空所（１２，１３）に、座席の調節素子（１４，１５；１６ ，１７；１８，１９；３６，３７）が設けられるようにしていることを特徴とす る、車両用座席。 ２　側梁の内部輪郭空間に設けられる座席の調節素子が側梁の両方の側壁（２０ ，２１；２２，２３）に取付けられていることを特徴とする、請求項１に記載の 車両用座席。 ３　側梁の背部が座席の中央に対して傾斜して設けられる斜面（１０，１１）を 持つていることを特徴とする、請求項１又は３に記載の車両用座席。 ４　背もにれ枠（３）の側梁（６，７）の背部幅が、側梁の下端から始まって背 もたれ枠の上端の方向へ、背もたれの外側輪郭にほぼ従つて減少していることを 特徴とする、請求項１〜３の１つに記載の車両用座席。 ５　背もたれ枠（３）の側梁（６，７）の背部と開いた側との間で測つた断面深 さが、側梁の下端の方向へ増大し、背もたれの傾斜調節用揺動軸（２６，２７） が、側梁（６，７）の下端に、側梁の背部に隣接して設けられ、側梁（６，７） への傾斜調節装置の枢着点（２８，２９）が、側梁の下端に、側梁の開いた側に 隣接して位置していることを特徴とする、請求項１〜４の１つに記載の車両用座 席。 ６　座枠（５）の側梁（３０，３１）の下に上方へ開いたＵ字状断面を持つ第２ の梁（３４，３５、以下下梁と称する）がそれぞれ設けられ、側梁により包囲さ れる空所に設けられる調節素子（３６，３７）により、側梁が下梁に対して調節 可能であることを特徴とする、先行する請求項の１つに記載の車両用座席。 ７　側梁（３０，３１）が下梁（３４，３５）のそれぞれ外側にある側壁（２８ ，２９）を包囲していることを特徴とする、請求項６に記載の車両用座席。