JPH03500575A - 抗体の定量 - Google Patents
抗体の定量Info
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- JPH03500575A JPH03500575A JP88506236A JP50623688A JPH03500575A JP H03500575 A JPH03500575 A JP H03500575A JP 88506236 A JP88506236 A JP 88506236A JP 50623688 A JP50623688 A JP 50623688A JP H03500575 A JPH03500575 A JP H03500575A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
抗体の定量
本発明は免疫グロブリン混合物を含む試料の中のIgM抗体を定量する方法に関
する。このような定量は、1つのクラスの抗体が他の抗体の定量を干渉するため
むずかしい。
人がaI菌、ウィルスあるいは真直の媒介物(agen t )によって感染状
態になると、人体はすみやかに免疫応答を展開する。即ち、人体は感染作因と結
合しそれを最終的に破壊する機構とし最初にインビボ(in viv□)が作ら
れる免疫グロブリンは1gMクラスの免疫グロブリンである。Ig&がピークに
達した後、IgMi度は比較的短時間の間に減少するが、これに対してIgMの
レベルは上昇し、プラトー(plateau)に達し、さらに時として長年にわ
たってゆっくりとレベルが減少する。それ故、もし高濃度のIgMが存在すると
、その感染は最近である。もし濃度が全くIgGのみであるならば感染は古く、
また、IgGの濃度が高ければその人はを染に対して良好な免疫を保持している
。多くの場合、医者はその感染が最近のものであるかあるいは過去のものである
か、また過去の場合その愚者が再発にす4する耐性を持っているかを知る必要が
あり、その耐性の程度はLgGの濃麿による。
動物および人の両方に非常に重要な8染症の1つであるトキソプラズマ症は猫の
ような動物によって運ばれる寄生虫である原生動物のトキソプラズマ ゴンジイ
(Toxoplas+*a gondii)によって引き起こされる。英国の成
人人口の20%〜40%が1度あるいはさらにもう1度この寄生虫に感染してお
り、さらに地球上のある地域ではその値は95%の高さであろうと見積もられて
いる。子供および成人の場合、この病気の症状は伝染性腺熱(glandula
r fever)に似ており、一般的には良好な経過をたどる。しかしながら、
腎炎、肺炎および発疹の病状も報告されている。
妊婦の場合、母親が急性のトキソプラズマ症(toxoplasmosis)に
かかると当然の結果と°して胎児に害を与え、唱眠性脳炎(encephali
tis) 、脳水腫症(hydrocephalitis)、脳の石灰化(ce
rebral calcification) 、目および耳の損傷(lesi
on)を引き起こす可能性があるか、あるいは死産児を出産することがある。
それ故、自分の愚者がトキソプラズマ症にかかつているか否かを調べる医者が増
えている。チェック項目は次の2つである。
すなわち、患者は、
1、 急性トキソプラズマ症であるか、即ちIgFO値が高いか、あるいは
2、過去の感染であるか、そしてもし過去に8染したものであるならば患者は妊
娠中のトキソプラズマ症の罹患に対して良好な耐性をもつか、即ちIgGが高い
か?今日、全1g抗体、即ちIgGおよびIg?Iを測定する方法は数多くある
。これらの方法のうちのあるものでは8染因子(infeCtingagen
t)を細胞レベルで破壊かつ粉砕し、抗原また/: I g FあるいはIgG
抗体が結合する分子を含有するフラグメントにする。そうした後、得られたフラ
グメントをプラスチック試験管の璧に吸着させ、さらに抗体IgGあるいはIg
Mを含有する血清の試料を快→→→目−−抗1g?lあるいは抗1gG抗体は、
測定システムに適切な標識、蛍光あるいはアイソトープあるいは酵素、のうちの
1つで標識した。さらに保温した後、試験管内容物を再びからにして試験管を洗
う、この方法が酵素で標識した抗−1gを含む方法である場合には、さらにこれ
に基質溶液を加え、再保温の後、発色を測定する。光学濃度は壁に付着したIg
MあるいはIgG抗体の量に比例する。それ故、この方法は原則としてIgGあ
るいはIgMのどちらかの存在量を測定できるばずである。
この方法は、現在も一般的に使われているが、主に2つの誤差原因に悩まされて
いる。 IgG抗体はIgM抗体の100倍濃度以上存在するので、高濃度のI
gG抗体が試験管表面の抗原をIgM抗体から遮断し、それ故1gFl値が誤っ
て低くなり、感染は過去のものであるとの診断力ζ下される。
さらなる複雑化は、“C1q″(すべての血清試料中に存在する補体蛋白質)お
よびリウマトイド因子(rheumatoid factor)“i’lF”(
自己免疫疾患の患者から得た試料に存在する)が、抗体と抗原との間に形成され
る免疫複合体に結合することである。 TgG抗体が試験管壁の抗原あるいは分
析中の乳濁液粒子と反応した後、I?Fあるいはct4が1.Gと反応する。従
って、抗1gG標識抗体を加えた場合、加えた標識物質の多くは反応できず感染
に対抗して働<IgG抗体の定量は誤って低くなる。
い(つかの方法が上述の定量法を基本として、これらの干渉あるいは誤った結果
を導く原因を減少あるいは排除するために開発された〔ナオト(Naot Y)
およびレミングトン(Rea+ir+gtonJ、S、)、ジャーナル・オブ・
インフエクシャス・ディシーズ(J、 Infect、Dis、) 、第142
巻、第5号、 757−766頁(1980) 、あるいはライエラアルド(W
ielaard F)ら、ジャーナル・オブ・クリニカル・マイクロバイオロジ
ー(J、Cl1n、Microbiology)。
第17巻、第6号、 981−87頁(1983)あるいはセスプロン(Ces
bron Y、J、)ら、ジャーナル・オプ・イミュノロジカルメソッド(J、
of I+emun、Methods) 、第83巻、第151−58頁(19
85)ンクド・イミニノソルベント・アッセイ(Enzyme LinkedI
mmunosorbent As5ay)と呼ぶ、これらの文献に記載されてい
る方法はオルガノン・テクニカ(Organon Teknika N、V、)
+ビーシック(Viedijk)58.2300 テニーンホウト(Turnh
ou t) +ベルギーによって商品名トキソノステイカ(Toxonosti
ka)として商品化されている。しかしながらその定量法は複雑で操作集約型で
あるため、誤差を生じやすい、これに対して本発明の方法は簡単かつ迅速でRF
あるいはC1qの干渉がなく特異的であり、IgM抗体に特異的な感染作因から
抗原を単離かつ作成することを基本としている。
すべての抗原はその詳細な構造が異なっているが、それら抗原は、4種類の分子
構造、糖量白質、蛋白質、リポ蛋白質(脂肪蛋白質)あるいはリポ多糖(脂肪−
塘)、のうちの11類以上からなると言うことができる。トキソプラズマ ゴン
ジイ(Toxoplasma gondii)かうの抗原とIgM抗体が抗原の
多発オよび蛋白質部分を介して反応するのに対してIgG抗体は選択的に(In
fect、I+mmun、)、第27巻、 283−287頁(1980)およ
びカマルゴ(Camargo M、E、)ら、同上、第21巻、 55−58頁
(1978) 3 。
引用文献の著者は、多糖および蛋白質のそれぞれに対する11MおよびIgGの
選択的反応性はEIJSA技術を用いて決定され、それ故このELISA法はI
gM抗体とIgG抗体とを分離する能力があることを暗示していると主張した。
彼らはトキソプラスマ ゴンジイの表面抗原を分離しかつ物理的に蛋白質を変性
させて、彼らが主張するところのIgMのみが結合する多糖部分のみを遊離させ
た。
この仕事の追試が、1983年、蛋白質を破壊する手段としてプロテアーゼを用
いることによって、約15年間この分野で文献を発表しトキソブラスマ寄生虫の
試験法を開発した研究者であるナオトおよびレミングトンによって行なわれた〔
ナオト(NaotY)、グブチル(Guptill D、に、) 、ムルレナク
ス(Mullenax J、)331−338頁(1983) )が、彼らはT
gMあるいはIgGの特異反応を認めることができなかった。シャルマ(Sha
rma)ら、ジャーナル・オフ゛・イミ二ノロジー(J、of Ia+wuno
logy:1.第131巻、第2号、977〜983頁(1983)は、トキソ
ブラスマ抗原をさらに徹底的に研究したが、IgMに特異的;抗原を見い出すこ
とはできなかった。我々もまた、ミふオらのグループの仕事の追試を試みたが、
ELISA試験法を用いてさらにトキソプラスマ ゴンジイの抗原を消化する手
段としてプロテアーゼを用いることによってIgMの特異反応を認めることには
再度失敗した。
慣用的なELISA分析法は全免疫グロブリン濃度を測定するたt−み有効であ
り、いずれかのクラスの抗体を他クラスの抗体共存下で個別的に測定するために
使用するには不十分である。
本発明はこのような困難さの解決法を探求すると共に、抗原の酵素処理が、ある
クラスの抗体と抗原との反応性を他のクラスのそれと比較して強めることができ
るという結果に起因している。
本発明は、他の抗体と比較して、定量しようとする抗体と抗原の反応性を強める
ために酵素修飾した抗原を、定量しようとする抗体に対して用いることによって
、免疫グロブリン混合物を含有する試料中のIgM抗体を定量する方法を提供し
、この方法は試料混合物を酵素で修飾した抗原と共にインキュベージジンするこ
とおよび定量しようとする抗体と酵素修飾抗原との結合程度を測定することから
なる。
特に、本発明はIgG抗体共存下でのIgM抗体の定量に通している。
本発明は、ある1つの抗体と比較して、測定しようとする抗体と抗原との反応性
を高めるために酵素と反応させた抗原の使用を含む。好適な酵素は、例えばトリ
プシンのようなプロテアーゼ、プロナーゼおよびプロテイナーゼKを含む0反応
条件はあまり重要ではない0例えば、培地中でもpH溶液中でも両方共安定であ
り、37°Cで数分から数時間の間、抗原そ酵素と1°ンキユベーシテンする。
抗原の酵素修飾は、あるクラスの抗体と比較して、定量しようとする抗体と抗原
との反応性を強める。このことは、定量しようとする抗体と抗原との反応性を絶
対的な意味で高めることによって、あるいは別の抗体と抗原の反応性を低下させ
ることによって、あるいはその両方の効果によって、達成できるであろう、抗体
と抗原との反応性はそれぞれの結合部位の数およびそれぞれの結合部位の他成分
に対する結合親和性による。抗原と抗体との反応性の変化は、結合部位数の変化
、または1つ以上の部位の結合親和性の変化、またはその両方の効果を含むで応
条件はそれぞれの生物体により異なるだろう。本発明の方法が価値あることを証
明するのに過当な悪染性には、風疹、トキソプラスマ症、シトメガロウィルスお
よび単純性庖疹が含まれる。
本発明は試料混合物を酵素で修飾した抗原とインキユベーシヨンすることからな
る。定量条件は、定量しようとする抗体と酵素修飾抗原との結合程度を測定する
ための手段と、同様に慣用的である。しかしながら、酵素修飾抗原は面体の表面
に結合した形で使用するのが通しており、この表面)よ定量用容器の壁でも良い
、好適には、酵素修飾抗原をインキュベージジン中には悲濁状態を維持でき必要
な時には後に遠心分層あるいは磁気手段によって沈降させることのできる小さな
固体粒子と結合させる。固体物質の種類は重要ではなく、ガラス球、ゴールドゾ
ル(gold 5ol)あるいは特にラテックス(ポリスチレン)粒子を用いる
ことができる。このような粒子は商品として入手可能であり、また抗原のような
試薬をそのような粒子に結合させる技術はこの分野で熟知されている。
酵素修飾抗原と定量しようとする抗体との結合程度は凝集技術によって測定する
と好都合である。凝集の程度は濁度測定(turbidimetry)により測
定できるが、我々が発明したIMPAC?(登録商標)診断システムのような粒
子計数技術で測定すると好都合である。このシステムは一定容量の液体中の粒子
数の計数からなる0粒子は既知の均一サイズであり、また計器はほぼそのサイズ
の粒子のみを計数し校正するので、凝集によって形成される2つ以上の粒子の集
合体は除かれ数えられない、そのようなシステムを使うことによって、別の抗体
と比較して定量しようとする抗体に対する酵素修飾抗原の選択性が著しく増大し
、そのために時として別の抗体が全く干渉原因とならないことが見出されたのは
驚きである。
本発明は結果に関するものであって、理論に関するものでは径0.8ミクロンの
ラテックス球brO,o1ミクロン級の直径をもつ2コから3コの抗体を介して
互いに結合する。熱運動および測定システムを通過する流れによって、せん断力
はラテックス凝集体をばらばらに引き裂くように働く、抗原と抗体との間を互ぃ
に結合する免疫結合力が十分に強い凝藁体だけがこ0よう;せん断力に逆うこと
ができる。
ELISA法(下記実施例1を参照されたい)を用いた我々の観察によると、プ
ロテイナーゼにでトキソプラスマ ゴンジイ(τoxoplasma gond
ii)抗原を処理してもIgHに対して完全に特異的な抗原はできない、 Ig
Gの反応程度がより小さくなるとはイウモノのIgGは処理後も反応し続けるの
で、プロテイナーゼにで抗原を処理してもそれだけではIgM抗体に対する完全
に特異的な定量法は得られない。
しかしながら、IgGと酵素修飾抗原との結合はIgMのそれと比べて著しく減
少する。 IgGの結合が元の値の約1八。に減少するのに対して、IgMのそ
れは’/a〜1八に減少する。これに対して、凝集定量法ではIgGと酵素修飾
抗原との結合はほぼ完璧に阻害される。このことを我々は次のように考える、即
ち、酵素修飾抗原に対するIgGの結合親和性は非常に低い(これに対してIg
?1のそれは低くない)ので凝集粒子は上述のせん断力によってばらばらに引き
裂かれ、このため粒子計測システムでは非凝集として数えられる。
次の実施例は本発明を例示するものである。
皇施■上
キソ −スマ 、キt のζ制
トキソブラスマ症の抗原ば、2日前シこトキソブラスマ ゴンジイ(T、gon
dii)栄養体に感染したマウスの腹膜浸出液より調製した。
a腹腔を3〜5dの殺菌生理食塩水で洗條した。こうして得た懸濁液の試料1i
に対して、0.013mの抗生物質ベントレキシル(Pentrexyl)およ
び10単位のヘパリンを加え、底部が円錐形になったチューブに入れて30分間
室温に立てて置いた0次いでチューブを4分間600rp■で遠心分離し残渣を
捨てた。上澄液を再び4°CC14000rpで30分間遠心分離し、上澄液を
捨てた。
ペレットに2iのIM NH,C1を加え赤血球を溶血し、さらに4000rp
m、4℃で再び遠心分離した後、ペレットを3回生理食塩水で洗い再び4°C,
4000rpmで30分間遠心分離した。
ペレットを2mの蒸留水に再懸濁し、次いでドライアイス−アセトンで凍結・溶
解をくり返し、その1回ごとに溶液を超音波混合した。10分間3000rpa
+で遠心分離した後、懸濁液を除去して一20°Cで保存した。
主i方五
IgGおよびIg11抗体の両方を含む血清試料を、上述の方法で調製した10
0J11のトキソプラスマ ゴンジイ抗原で表面を処理したミクロタイタープレ
ート(+aicrotitre plate)を用いて試験した。
プレートを抗原と共に4℃で一晩インキュベーションし、次いで0.05%ツウ
ィーン(7w6en)20を含む生理食塩水で5回洗條した。プレートの2にプ
ロテイナーゼKを1■/HIl緩衝液の濃度で含む100Ii/well (プ
レートのくぼみ)のトリス(Tris)塩酸緩衝液(0,OIM、 pH7,5
,0,02M CaC1z)を加え、プレートを37“Cで2時間インキュベー
ションした。残りの冬プレートはトリス緩衝液のみで処理し、同時間インキュベ
ーションした。インキユベーションの後、全プレートを生理食塩水10.05%
ツウイー720で5回洗條した。患者9血清をIg:1定量用−二は濃度を11
500、 l/1000.1/2000.1/4000および1/8000に一
連の希釈を行ない、これに対しテIgG定量用のそれは1150.1/100.
1/200゜1/400.1/800に希釈した。ミクロタイタープレート(m
ic’roti treplate )のそれぞれのくぼみ(well)に50
.iの希釈血清を加え、プレートを室温で1時間インキュベーションした後、生
理食塩水10.05%ツウィーン20で5回洗條した。それぞれのくぼみに適切
4社4ミーペルオキシダーゼで標識した抗IgM(2■/d)を100At!、
あるいはペルオキシダーゼで標識した抗IgG (2,5■/M1)を100I
!!、pH5、過酸化水素存在下で加えた。室温テ20分子111!lインキュ
ベーションの後、25mの0.IN硫酸溶液を加え、光学濃度を測定した。第1
図に結果を示す、光学濃度が高い程、血清中に存在する抗体濃度が大きい、ミク
ロタイタープレートのくぼみに吸着させる前に抗原をプロティナーゼにで処理し
た場合にも同様の結果が得られた。
これから分力・るように、ブロティナーゼKによる抗原の酵素的加水分解(d
igas tion>はIgMおよびIgGのいずれに対する反応性をも実i上
弱める。しカルながらそれらの抗原との反応性の減少度合いはIgMよりIgG
の方がより大きい。換言すれば、酵素修飾はIgGと比較してIgMと抗原の反
応性を相対的に高めたと言える。
!施fl
−−゛ スートキ゛ Lxtoxo)のf′+250Iのカルボキシル化ラテッ
クス(lO%w/ν) (Lx)に2dのバルビタール緩衝食塩水(BBS)
(0,02M、 pH8,1)を加え、10.00Orpmで10分間遠心分離
した。上澄液を除去し、250AtlのBBSを加え、4℃に冷却した。次いで
、25■のカルボジイミド(CDI)を含ム250IJ1のBBSを10■CD
I/100tllLχ混合物となるように加えた。ここで用いるカルボジイミド
溶液は調製したでのものを4℃に冷却し、4℃で1時間うずまき攪拌したもので
ある。
10、00Orpm 4℃で10分間遠心分離した後、超音波振動にかけ、BB
Sに溶解したトキソ抗原(5■)溶液、4℃(液量的0.5m)に加えた。
次いで懸濁液をうずまき撹拌条件下4℃で2〜4時間あるいはローラー上で16
時間インキニベーションした。
ラテックス懸濁液をトリス(Tris)塩酸緩衝液(0,IN)ICR,p)1
7.5および20IIMのCaC1z)で3回洗條し、遠心分離・超音波攪拌を
くり返した。これはpH7,5で酵素処理するためのしχの調製である。ペプシ
ン処理のためにはLxを0.15M )IIJに懸濁する。
Lxtoxoを第2表に示した条件下で種々のプロテアーゼ酵素とインキ二ベー
シヨンした。
酵素 酵素濃度 pHインキュベーション 温度リパーゼ 1mg/d 7.5
2時間 37°Cペプシン 5mg/d 1.5 10分間 37°Cトリプ
シン1mg、/d 7.5 2時間 37”Cプロナーゼ l@/ml! 7.
5 2時間 37°C熱凝集1gGヒトIgG (10■/d)は30分間63
°Cに加熱し1:I GBSで希釈した。
立捉去史
CBS/ 1%BSAで1150に希釈した愚者の血清30111を、60I/
雌のヒトIgMに対するマウスIgGモノクローナル抗体および5■/iの熱凝
集したヒ)TgGを含む溶液30mに加え、血清中に含まれるC1qおよびRF
を吸着させた。次いでこの溶液に0.05%W/ν濃度のラテックスLx to
xoを301!l加えた。
この混合物をうす巻き撹拌条件下で30分間インキニベーションした0反応を2
dのGBS添加によって停止させ、非凝集粒子のみを数えるように改造した血液
細胞計数装置を用いて非凝集粒子のみを計数した。
思いがけなくマウスのモノクローナル抗ヒトIgf1抗体がIgG抗体による凝
集を4倍以上に強めることがわかったので、マウスのモノクローナル抗ヒトIg
M抗体を反応混合物中に含ませた。
二のことはIgGの干渉を最小限二ことどめるのに役に立った。熱凝集したIg
Gは、試料が高レベルのIgG抗体およびリウマトイト′因子(RF)を含む場
合に生ずるそれ以外の干渉を排除するために、溶液中に存在している。
■
第3表に示すように、抗原でおおったラテックスをプロナーゼおよびプロティナ
ーゼにで処理すると、IgG抗体による凝集は完全に破壊され、IgM抗体の凝
集は強化された。この強化に対する可能な説明は次の通りである。即ち、蛋白質
分解は粒子のまわりに存在する蛋白質シェル(shell)がらrIg?’l抗
原」をより多く遊離させ、それらの遊離抗原とIgM抗体との反応を可能にする
ためと考えられる。
ラテックス対照標準 凝集 凝集
ラテックスリパーゼ 凝集減少 凝集減少ラテックスペプシン 凝集減少 凝集
減少ラテックストリプシン 凝集増加 凝集増加ラテックスプロナーゼ 非凝集
強度の凝集増加ラテックスプロティナーゼK 非凝集 強度の凝集増加1里■
主
この結果を確かめるために、40種類の1gM陽性血清を実施例2に記載したプ
ロティナーゼにラテノクストキソ抗原で試験した。すべての血清がラテックスを
凝集した。同様に21種類の高力gnX、g(、血清を試験し二が、ラテックス
の凝集は認めろれなかっ ン一に:。
aI±
139人の患者の血清のIgM定量を実施例2の方法に基づいてプロテイナーゼ
にで処理したラテックストキソ抗原を用いて行なった。結果を第4表に示し、ま
た2種類の商品として入手可能な分析法を用いて得た結果も比較のため同表に示
す。第5表にこの方法によって得られた結果を示す。表中には次の言葉を使用し
た。
先行技術A、これはミクロタイタープレート法である。プラスチックのくぼみ(
well)はヒトIgM抗体に特異的な抗体を含んでいる。?gM抗体を愚者の
試料から取り出す。くぼみを洗條しゾイトの存在の有無を調べる。
先行技術B、これは先行技術Aを基本としたエンザイムラベルド・イミニソルベ
ント・アッセイ(enzyme−1abeLIedia+munosorben
t assay)である、完全なトロフォゾイトの代わりに、可溶化抗原および
抗原に特異的な酵素標識第二抗体を検出方法として使用する。
陰性・陽性・不明は分析の定性結果を示している。
非免疫血清とはトキソブラスマに感染していない患者からの血清であり、低いI
gMおよび低いIgGを保持しているはずである。
免疫血清は高いTgGおよび低いTI、Mを保持しているはずである。
5染血清とは愚者からの血清であり、I g M ’f4度が上昇中かあるい二
よ下降中である。感染がごく最近のものであるかある乞、′弓よIgG免疫の段
階に向かっているものかを決定するためには、追跡試験が必要であろう。
最近5染とは、IgM濃度がまだそのピークを過ぎて6sなし、段階の愚者から
の血清を指す。
先天的血清とは先天的トキソブラスマ症愚者からの血清である。
第5表から明らかなように、本発明は非常に識別力が高くかつ高感度な試験方法
を提供する。多数の陽性結果が以前免疫を持っていないとされていた愚者からも
得られたことは〜 トキソブラスマ症が人口の相当数に存在する可能性のあるこ
とを示し=L−≦L−j&
国際調査報告
国際調査報告 PCτ/G3881100615SA 23476
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 反応性 1.定量しようとする抗体と抗原の反応性を他の抗体のと比較して強めるために 酵素修飾した抗体を、定量しようとする抗体に対して使用することによって、免 疫グロブリン混合物を含む試料中の18M抗体を定量する方法であって、試料混 合物を酵素修飾した抗原とインキニベーションすること、および定量しようとす る抗体と酵素で修飾した抗原との結合程度を測定することからなる上記の定量方 法。 2.定量しようとする抗体が1gMおよびIgG免疫グロブリンの混合物を含む 試料の中のIgM抗体である、請求項1記載の方法。 3.抗原をプロテアーゼとの反応によって修飾する、請求項1又は2記載の方法 。 4.プロテアーゼがプロテイナーゼKである、請求項3記載の方法。 5.プロテアーゼがプロナーゼである、請求項3記載の方法。 6.抗原がトキソプラズマ抗原である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方 法。 7.酵素修飾抗原を固体表面に結合した形で使用する、請求項1〜6のいずれか 1項に記載の方法。 8.酵素修飾抗原をラテックス粒子に結合した形で使用する、請求項7記載の方 法。 9.抗原を粒子に結合させる前に酵素修飾する、請求項8記載の方法。 10.抗原を粒子に結合させた後に酵素修飾する、請求項8記載の方法。 11.抗原と抗体との結合の程度を凝集技術によって測定する、請求項8〜10 のいずれか1項に記載の方法。 12.凝集技術が非凝集粒子を計数することを含む、請求項11記載の方法。 13.凝集を濁度測定によって定量する、請求項11記載の方法。 14.凝集を比濁分析法によって定量する、請求項11記載の方法。 15.凝集を目測する、請求項11記載の方法。
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