JPH0349975Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0349975Y2 JPH0349975Y2 JP1983195550U JP19555083U JPH0349975Y2 JP H0349975 Y2 JPH0349975 Y2 JP H0349975Y2 JP 1983195550 U JP1983195550 U JP 1983195550U JP 19555083 U JP19555083 U JP 19555083U JP H0349975 Y2 JPH0349975 Y2 JP H0349975Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- braking
- valve
- braking force
- power piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 230000003584 silencer Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は所定の条件下で自動的に制動状態を保
持する車両ブレーキ装置に関する。
持する車両ブレーキ装置に関する。
「従来の技術」
例えば、坂道の途中で車両を一時的に停止させ
たい場合あるいは渋滞時においてひんぱんに車両
を停止させなければならない場合、ブレーキペダ
ルから足を離しても制動状態が保持されていると
好都合である。そこで、所定の条件下で自動的に
制動力が効いている状態を保持することができる
手段を設けた車両ブレーキ装置が開発されてい
る。
たい場合あるいは渋滞時においてひんぱんに車両
を停止させなければならない場合、ブレーキペダ
ルから足を離しても制動状態が保持されていると
好都合である。そこで、所定の条件下で自動的に
制動力が効いている状態を保持することができる
手段を設けた車両ブレーキ装置が開発されてい
る。
そして、この制動状態を保持する手段(以下、
制動状態保持手段という。)には、ブレーキペダ
ルの操作により発生した液圧を保持する方式のも
の(以下、制動力保持手段という。)と、ブレー
キペダルの操作によらず積極的に制動力を発生さ
せる方式のもの(以下、制動力発生手段という。)
とがある。
制動状態保持手段という。)には、ブレーキペダ
ルの操作により発生した液圧を保持する方式のも
の(以下、制動力保持手段という。)と、ブレー
キペダルの操作によらず積極的に制動力を発生さ
せる方式のもの(以下、制動力発生手段という。)
とがある。
例えば、制動力保持手段の例としては、ブレー
キ装置のマスタシリンダとホイールブレーキとの
間の配管途中に、この配管内の通路を連通または
遮断する開閉弁を介在させ、ブレーキペダルを踏
込んでホイールブレーキへ液圧を与え、ブレーキ
ペダルへ加えられた踏力を解放することにより開
閉弁を切り換えて配管内通路を遮断し、ホイール
ブレーキへのマスタシリンダからの供給液圧を保
持し、ブレーキペダルから足を離しても制動力が
保持されるようにしたものがある。
キ装置のマスタシリンダとホイールブレーキとの
間の配管途中に、この配管内の通路を連通または
遮断する開閉弁を介在させ、ブレーキペダルを踏
込んでホイールブレーキへ液圧を与え、ブレーキ
ペダルへ加えられた踏力を解放することにより開
閉弁を切り換えて配管内通路を遮断し、ホイール
ブレーキへのマスタシリンダからの供給液圧を保
持し、ブレーキペダルから足を離しても制動力が
保持されるようにしたものがある。
また、制動力発生手段を設けたブレーキ装置の
例としては、シエル本体内にダイヤフラムを介し
て変位可能に設けられたパワーピストンのフロン
ト側真空室に負圧を導入し、リア側圧力室に大気
を導入して前記真空室と圧力室との差圧によりパ
ワーピストンに推力を発生させ該推力を前記パワ
ーピストンに設けられた出力軸に伝達するブレー
キブースタを用いた車両ブレーキ装置がある。
例としては、シエル本体内にダイヤフラムを介し
て変位可能に設けられたパワーピストンのフロン
ト側真空室に負圧を導入し、リア側圧力室に大気
を導入して前記真空室と圧力室との差圧によりパ
ワーピストンに推力を発生させ該推力を前記パワ
ーピストンに設けられた出力軸に伝達するブレー
キブースタを用いた車両ブレーキ装置がある。
ところが、前者にあつては油圧のリークが、後
者にあつては負圧のリークが懸念される。このた
め、長時間に及ぶ駐車においてはこれら制動状態
保持手段に頼ることは危険であるので、機械的に
制動力を発生させるパーキングブレーキに切り換
える必要がある。
者にあつては負圧のリークが懸念される。このた
め、長時間に及ぶ駐車においてはこれら制動状態
保持手段に頼ることは危険であるので、機械的に
制動力を発生させるパーキングブレーキに切り換
える必要がある。
そこで、実開昭58−60563に開示されているよ
うに、運転者が離席したことを検知する離席セン
サを設け、運転者が離席すると前記制動状態保持
手段の作動を解除させるものや、実開昭58−
75160に開示されるように、運転席内側のドアハ
ンドルスイツチにて運転者が車両を離れるのを検
知し、前記制動状態保持手段の作動を解除させる
ものがある。
うに、運転者が離席したことを検知する離席セン
サを設け、運転者が離席すると前記制動状態保持
手段の作動を解除させるものや、実開昭58−
75160に開示されるように、運転席内側のドアハ
ンドルスイツチにて運転者が車両を離れるのを検
知し、前記制動状態保持手段の作動を解除させる
ものがある。
「考案が解決しようとする課題」
しかし、前者にあつては具体的に実現するのが
困難と思われ、後者にあつては、運転者以外の他
人が外側からドアを明ける場合において、運転者
以外の他人が外側からドアを開ける場合におい
て、運転者が窓をあけて外側ノブによりドアを開
ける場合があると考えられるので確実性がない。
困難と思われ、後者にあつては、運転者以外の他
人が外側からドアを明ける場合において、運転者
以外の他人が外側からドアを開ける場合におい
て、運転者が窓をあけて外側ノブによりドアを開
ける場合があると考えられるので確実性がない。
本考案は上記問題点を解消するもので、その目
的は、シートベルトの非装着状態においては制動
状態保持手段の機能を使用不能とし、これにより
安全性を確保することができ、運転者が車両から
離れようとした場合には自動的に保持した制動状
態を確実に解除できるとともに、運転者に対して
はパーキングブレーキに切り換えるよう警告を与
えることができる車両ブレーキ装置を提供するこ
とにある。
的は、シートベルトの非装着状態においては制動
状態保持手段の機能を使用不能とし、これにより
安全性を確保することができ、運転者が車両から
離れようとした場合には自動的に保持した制動状
態を確実に解除できるとともに、運転者に対して
はパーキングブレーキに切り換えるよう警告を与
えることができる車両ブレーキ装置を提供するこ
とにある。
「課題を解決するための手段」
本考案の車両ブレーキ装置は、ブレーキペダル
の操作によりホイールブレーキに制動力を発生さ
せるブレーキ装置を有し、該ブレーキ装置に、ブ
レーキペダルの操作が解除されても制動力が発生
している状態を保持する制動状態保持手段を設け
た車両ブレーキ装置であつて、 運転席のシートベルトの装着を検知すると装着
信号を出力するシートベルト装着検知器と、前記
装着信号が出力されていることを必須条件として
前記制動状態保持手段を作動させるコントローラ
と、該コントローラに接続された警報器とを設
け、 前記制動状態保持手段の作動状態において前記
装着信号が出力されなくなつたことを検知する
と、前記コントローラが前記警報器を作動させる
構成としたことを特徴としている。
の操作によりホイールブレーキに制動力を発生さ
せるブレーキ装置を有し、該ブレーキ装置に、ブ
レーキペダルの操作が解除されても制動力が発生
している状態を保持する制動状態保持手段を設け
た車両ブレーキ装置であつて、 運転席のシートベルトの装着を検知すると装着
信号を出力するシートベルト装着検知器と、前記
装着信号が出力されていることを必須条件として
前記制動状態保持手段を作動させるコントローラ
と、該コントローラに接続された警報器とを設
け、 前記制動状態保持手段の作動状態において前記
装着信号が出力されなくなつたことを検知する
と、前記コントローラが前記警報器を作動させる
構成としたことを特徴としている。
「作用」
上記の構成により、シートベルトを装着しなけ
れば制動状態を保持する機能を使用することがで
きないので、運転者のシートベルトの装着率が大
幅に向上し、安全性を確保することができ、ま
た、運転者が車両から離れようとした場合には、
運転者に対してはパーキングブレーキを操作する
よう警報を与えることができる。
れば制動状態を保持する機能を使用することがで
きないので、運転者のシートベルトの装着率が大
幅に向上し、安全性を確保することができ、ま
た、運転者が車両から離れようとした場合には、
運転者に対してはパーキングブレーキを操作する
よう警報を与えることができる。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説
明する。
明する。
第1図中符号31はタンデム型のブレーキブー
スタであり、このブレーキブースタ31はフロン
トシエル32とリアシエル33とからなつてい
る。ブレーキブースタ31内にはフロントパワー
ピストン34、隔壁35及びリアパワーピストン
36が適宜離間して並設されており、これによつ
て本体31内はA(真空室)、B(圧力室)、C(真
空室)、D(圧力室)の4室に画成されている。
スタであり、このブレーキブースタ31はフロン
トシエル32とリアシエル33とからなつてい
る。ブレーキブースタ31内にはフロントパワー
ピストン34、隔壁35及びリアパワーピストン
36が適宜離間して並設されており、これによつ
て本体31内はA(真空室)、B(圧力室)、C(真
空室)、D(圧力室)の4室に画成されている。
フロントパワーピストン34はダイヤフラム3
7を介してフロントシエル32、リアシエル33
に変位可能に取り付けられている。フロントパワ
ーピストン34の中心部には、小径部38と大径
部39とからなる筒状部材40の小径部38が貫
通され、筒状部材40は小径部38に螺合された
ナツト41によりフロントパワーピストン34に
固定されている。
7を介してフロントシエル32、リアシエル33
に変位可能に取り付けられている。フロントパワ
ーピストン34の中心部には、小径部38と大径
部39とからなる筒状部材40の小径部38が貫
通され、筒状部材40は小径部38に螺合された
ナツト41によりフロントパワーピストン34に
固定されている。
筒状部材40にはフランジ部42を有する出力
軸43が遊挿され、この出力軸43はフランジ部
42がナツト41に固定されたフロントパワーピ
ストン34に取り付けられている。出力軸43の
先端部(第1図における左端部)はフロントシエ
ル32の外方へ突出しており、この先端部にはマ
スタシリンダのピストン(図示せず)が連結され
ている。出力軸43の後端部(第1図における右
端部)には凹部44が形成されている。出力軸4
3と小径部38の内面との間には室Aに連通する
通路45が形成され、これにより室Aと室Cとは
連通させられている。なお、室Aは逆止弁(図示
せず)及び接続管部46を介してエンジンの吸気
管(負圧発生部)(図示せず)に接続されている。
軸43が遊挿され、この出力軸43はフランジ部
42がナツト41に固定されたフロントパワーピ
ストン34に取り付けられている。出力軸43の
先端部(第1図における左端部)はフロントシエ
ル32の外方へ突出しており、この先端部にはマ
スタシリンダのピストン(図示せず)が連結され
ている。出力軸43の後端部(第1図における右
端部)には凹部44が形成されている。出力軸4
3と小径部38の内面との間には室Aに連通する
通路45が形成され、これにより室Aと室Cとは
連通させられている。なお、室Aは逆止弁(図示
せず)及び接続管部46を介してエンジンの吸気
管(負圧発生部)(図示せず)に接続されている。
隔壁35の中心部は筒状部材40の大径部39
に嵌合されており、この中心部に固着されたシー
ル部材47は大径部39に気密的に嵌合されてい
る。
に嵌合されており、この中心部に固着されたシー
ル部材47は大径部39に気密的に嵌合されてい
る。
また、隔壁35の外側端は分岐されその一方は
連通孔35aを有し、リアシエル33に固定保持
され、その他方はリアシエル33の周壁に平行シ
アパワーピストン36側に延ばされている。隔壁
35の分岐された両端側の室とダイヤフラム37
の後側室とは連通孔35aにより連通され、これ
ら両室により室Bが形成されている。これにより
筒状部材40はフロントパワーピストン34の変
位動作に伴い隔壁35に対し気密的に摺動する。
連通孔35aを有し、リアシエル33に固定保持
され、その他方はリアシエル33の周壁に平行シ
アパワーピストン36側に延ばされている。隔壁
35の分岐された両端側の室とダイヤフラム37
の後側室とは連通孔35aにより連通され、これ
ら両室により室Bが形成されている。これにより
筒状部材40はフロントパワーピストン34の変
位動作に伴い隔壁35に対し気密的に摺動する。
リアパワーピストン36は、ダイヤフラム48
を介してリアシエル33、隔壁35に取り付けら
れ、かつシール部材49を介しリアシエル33に
変位可能に支持されている。リアパワーピストン
36の後端部はリアシエル33から突き出してお
り、リアパワーピストン36の中心部には段付き
の貫通孔50が形成されている。この貫通孔50
の一部を構成するシリンダ部51にはプランジヤ
52が嵌入されている。プランジヤ52には凹所
53が形成され、この凹所53にはプツシユロツ
ド54の先端に形成された球状部54aが嵌入さ
れている。プツシユロツド54の後端にはブレー
キペダル(図示せず)が連結される。そして、プ
ランジヤ52とプツシユロツド54とにより入力
軸が構成されている。なお、シリンダ部51とプ
ランジヤ52とのそれぞれの後端部には弁座5
5,56が形成されている。また、貫通孔50内
にはポペツトバルブ57が設けられている。この
ポペツトバルブ57は、プツシユロツド54に設
けられたばね受け58とポペツトバルブ57の後
端との間に設けられたばね59により弁座55,
56側へ付勢され、これら弁座55,56に接離
可能とされている。そしてブレーキペダルが踏ま
れていない不作動時においては、ポペツトバルブ
57は第1図に示すように弁座55に対しては離
間させられている。
を介してリアシエル33、隔壁35に取り付けら
れ、かつシール部材49を介しリアシエル33に
変位可能に支持されている。リアパワーピストン
36の後端部はリアシエル33から突き出してお
り、リアパワーピストン36の中心部には段付き
の貫通孔50が形成されている。この貫通孔50
の一部を構成するシリンダ部51にはプランジヤ
52が嵌入されている。プランジヤ52には凹所
53が形成され、この凹所53にはプツシユロツ
ド54の先端に形成された球状部54aが嵌入さ
れている。プツシユロツド54の後端にはブレー
キペダル(図示せず)が連結される。そして、プ
ランジヤ52とプツシユロツド54とにより入力
軸が構成されている。なお、シリンダ部51とプ
ランジヤ52とのそれぞれの後端部には弁座5
5,56が形成されている。また、貫通孔50内
にはポペツトバルブ57が設けられている。この
ポペツトバルブ57は、プツシユロツド54に設
けられたばね受け58とポペツトバルブ57の後
端との間に設けられたばね59により弁座55,
56側へ付勢され、これら弁座55,56に接離
可能とされている。そしてブレーキペダルが踏ま
れていない不作動時においては、ポペツトバルブ
57は第1図に示すように弁座55に対しては離
間させられている。
また、前記リアパワーピストン36には、一端
が室Cに開口し他端が弁座55よりも後方でかつ
ポペツトバルブ57のリアパワーピストン36へ
の取付部よりも前方の貫通部50内に開口する通
路60が形成されている。また、リアパワーピス
トン36には、一端が室Dに開口し、他端が弁座
55よりも前方の貫通孔50内に開口する通路6
1が形成されている。従つて、前記不動作時に
は、室Cと室Dとは通路60,61により連通さ
れ、室C及び室Dと大気(貫通孔50内は、ポペ
ツトバルブ57よりも後方において大気と連通し
ている。)とは遮断される。第1図中62はサイ
レンサ、63はエアクリーナである。
が室Cに開口し他端が弁座55よりも後方でかつ
ポペツトバルブ57のリアパワーピストン36へ
の取付部よりも前方の貫通部50内に開口する通
路60が形成されている。また、リアパワーピス
トン36には、一端が室Dに開口し、他端が弁座
55よりも前方の貫通孔50内に開口する通路6
1が形成されている。従つて、前記不動作時に
は、室Cと室Dとは通路60,61により連通さ
れ、室C及び室Dと大気(貫通孔50内は、ポペ
ツトバルブ57よりも後方において大気と連通し
ている。)とは遮断される。第1図中62はサイ
レンサ、63はエアクリーナである。
また、貫通孔50の室C側には拡径部64が形
成され、この拡径部64とシリンダ部51とに
は、フランジ部65、大径部66、小径部67を
有する筒体68が大径部66を拡径部64に嵌合
して嵌入されている。この筒体68は、フランジ
部65をリアパワーピストン36に固定してこれ
に取り付けられている。大径部66内には、例え
ばゴム等の弾性部材からなるリアクシヨンデイス
ク69が保持され、このリアクシヨンデイスク6
9は段部70に当接されている。
成され、この拡径部64とシリンダ部51とに
は、フランジ部65、大径部66、小径部67を
有する筒体68が大径部66を拡径部64に嵌合
して嵌入されている。この筒体68は、フランジ
部65をリアパワーピストン36に固定してこれ
に取り付けられている。大径部66内には、例え
ばゴム等の弾性部材からなるリアクシヨンデイス
ク69が保持され、このリアクシヨンデイスク6
9は段部70に当接されている。
71はフランジ部72を有する中間ロツドであ
り、フランジ部72は大径部66内に摺動可能に
嵌合されている。中間ロツド71の先端部は出力
軸43の凹部44に遊嵌されかつ凹部44の底部
に接離可能に当接されている。
り、フランジ部72は大径部66内に摺動可能に
嵌合されている。中間ロツド71の先端部は出力
軸43の凹部44に遊嵌されかつ凹部44の底部
に接離可能に当接されている。
なお、フロントシエル32とフロントパワーピ
ストン34との間にはこのフロントパワーピスト
ン34を後方へ付勢するリターンスプリング73
が設けられている。
ストン34との間にはこのフロントパワーピスト
ン34を後方へ付勢するリターンスプリング73
が設けられている。
また、プツシユロツド54はばね受け58とポ
ペツトバルブ57との間に設けられたばね74に
より後方へ付勢され、またフロントパワーピスト
ン34、リアパワーピストン36はリターンスプ
リング73により後方(第1図における右方)へ
付勢されて前記不動作時には第1図の状態に保持
され、プランジヤ52はストツパ75により所定
以上の後方への変位を規制されている。
ペツトバルブ57との間に設けられたばね74に
より後方へ付勢され、またフロントパワーピスト
ン34、リアパワーピストン36はリターンスプ
リング73により後方(第1図における右方)へ
付勢されて前記不動作時には第1図の状態に保持
され、プランジヤ52はストツパ75により所定
以上の後方への変位を規制されている。
また、リアシエル33には室Bに連通する接続
管76及び室Dに連通する接続管77が設けられ
ている。これら接続管76,77は切換弁78を
介して接続されている。切換弁78は室Bへの自
体を通しての大気の導入を遮断しかつ室B、室D
を連通した状態と、室B,Dの連通を遮断しかつ
室Bへ自体を通して大気を供給する状態とに切換
える構造のものである。この切換弁78にはコン
トローラ79が電気的に接続されている。
管76及び室Dに連通する接続管77が設けられ
ている。これら接続管76,77は切換弁78を
介して接続されている。切換弁78は室Bへの自
体を通しての大気の導入を遮断しかつ室B、室D
を連通した状態と、室B,Dの連通を遮断しかつ
室Bへ自体を通して大気を供給する状態とに切換
える構造のものである。この切換弁78にはコン
トローラ79が電気的に接続されている。
このコントローラ79には、車両の所定箇所に
取り付けられた車速センサ80からの車速信号
E、アクセルの近傍に設けられたアクセルスイツ
チからのアクセル操作信号F、運転席のシートベ
ルトの装着、非装着を検出するように設けられた
シートベルト装着検知器81からのシートベルト
装着信号G、ステアリングタツチセンサ82のス
テアリングタツチ信号H、等が入力されるように
なつている。コントローラ79はこれらの信号が
所定の条件を満足すると切換弁78を切り換える
ものである。切換弁78は通常接続管76,77
を連通する状態とされている。
取り付けられた車速センサ80からの車速信号
E、アクセルの近傍に設けられたアクセルスイツ
チからのアクセル操作信号F、運転席のシートベ
ルトの装着、非装着を検出するように設けられた
シートベルト装着検知器81からのシートベルト
装着信号G、ステアリングタツチセンサ82のス
テアリングタツチ信号H、等が入力されるように
なつている。コントローラ79はこれらの信号が
所定の条件を満足すると切換弁78を切り換える
ものである。切換弁78は通常接続管76,77
を連通する状態とされている。
また、コントローラ79には、車速センサ8
0、アクセルスイツチ等が所定の条件を満足する
状態にあるとき、シートベルトの非装着、ステア
リング非接触の状態にあると警報を発する警報器
84が接続されている。なお、この警報器84
は、表示により警報する表示器を含むものとす
る。また、コントローラ79にはその電源85が
接続されている。
0、アクセルスイツチ等が所定の条件を満足する
状態にあるとき、シートベルトの非装着、ステア
リング非接触の状態にあると警報を発する警報器
84が接続されている。なお、この警報器84
は、表示により警報する表示器を含むものとす
る。また、コントローラ79にはその電源85が
接続されている。
なお、以上構成を説明した一実施例は、制動状
態保持手段として、ブレーキペダル,マスタシリ
ンダ(この場合図示せず)に加えて上記のような
ブレーキブースタ31を有してブレーキペダルの
操作によらず自動的に制動力を発生させる制動力
発生手段を備えるブレーキ装置に本発明を適用し
た例であり、この場合、ブレーキブースタ31と
切換弁78とが制動力発生手段を構成している。
態保持手段として、ブレーキペダル,マスタシリ
ンダ(この場合図示せず)に加えて上記のような
ブレーキブースタ31を有してブレーキペダルの
操作によらず自動的に制動力を発生させる制動力
発生手段を備えるブレーキ装置に本発明を適用し
た例であり、この場合、ブレーキブースタ31と
切換弁78とが制動力発生手段を構成している。
次にこの実施例の作用について説明する。ブレ
ーキペダルが踏み込まれていない通常の第1図に
示す状態(切換弁78は接続管76,77を連通
した状態にある。)においてブレーキペダルを踏
み込むと、プツシユロツド54に推力が加えら
れ、プランジヤ52とポペツトバルブ57とが前
方へ移動し、弁座55にポペツトバルブ57が当
接し、室Cと室Dとの連通が絶たれる。引き続き
プツシユロツド54を押すと、プランジヤ52の
弁座56がポペツトバルブ57から離座する。す
ると、プランジヤ52部へその後方より導入され
た大気が、弁座56、ポペツトバルブ57間及び
通路61を通り室Dに入る。この大気はさらに接
続管77内、切換弁78、接続管76内を通り室
Bに入る。一方、接続管部46より室A、室Cに
エンジンの吸入負圧が導入される。
ーキペダルが踏み込まれていない通常の第1図に
示す状態(切換弁78は接続管76,77を連通
した状態にある。)においてブレーキペダルを踏
み込むと、プツシユロツド54に推力が加えら
れ、プランジヤ52とポペツトバルブ57とが前
方へ移動し、弁座55にポペツトバルブ57が当
接し、室Cと室Dとの連通が絶たれる。引き続き
プツシユロツド54を押すと、プランジヤ52の
弁座56がポペツトバルブ57から離座する。す
ると、プランジヤ52部へその後方より導入され
た大気が、弁座56、ポペツトバルブ57間及び
通路61を通り室Dに入る。この大気はさらに接
続管77内、切換弁78、接続管76内を通り室
Bに入る。一方、接続管部46より室A、室Cに
エンジンの吸入負圧が導入される。
従つて、室Aと室Bとの間に差圧が生じる共に
室Cと室Dとの間に差圧が生じ、フロントパワー
ピストン34、リアパワーピストン36にそれぞ
れ前方向への推力が発生して倍力作動が開始され
る。このとき、フロントパワーピストン34の推
力は直接出力軸43に伝達される一方、リアパワ
ーピストン36の推力はリアクシヨンンデイスク
69を介して中間ロツド71に伝達され、中間ロ
ツド71はその伝達された推力を出力軸43に伝
える。
室Cと室Dとの間に差圧が生じ、フロントパワー
ピストン34、リアパワーピストン36にそれぞ
れ前方向への推力が発生して倍力作動が開始され
る。このとき、フロントパワーピストン34の推
力は直接出力軸43に伝達される一方、リアパワ
ーピストン36の推力はリアクシヨンンデイスク
69を介して中間ロツド71に伝達され、中間ロ
ツド71はその伝達された推力を出力軸43に伝
える。
また、このとき後方への反力は、中間ロツド7
1を介してリアクシヨンンデイスク69に伝えら
れる。これによりリアクシヨンンデイスク69は
弾性変形してプランジヤ52に当接し、この結果
反力はプランジヤ52及びプツシユロツド54を
経てブレーキペダルに伝達される。
1を介してリアクシヨンンデイスク69に伝えら
れる。これによりリアクシヨンンデイスク69は
弾性変形してプランジヤ52に当接し、この結果
反力はプランジヤ52及びプツシユロツド54を
経てブレーキペダルに伝達される。
なお、リアパワーピストン36の前方への変位
により弁座56にポペツトバルブ57が着座して
静止状態となるが、さらにブレーキペダルを踏み
込めば同様の作動が行われる。
により弁座56にポペツトバルブ57が着座して
静止状態となるが、さらにブレーキペダルを踏み
込めば同様の作動が行われる。
ブレーキペダルの踏み込みを解放すれば、出力
軸43からの後方向への反力がプランジヤ52か
らポペツトバルブ57に伝えられ、ポペツトバル
ブ57は弁座55から離間する。これにより、室
Bの大気は接続管76、切換弁78、接続管7
7、室D、通路61、シリンダ部51、通路6
0、室C、筒状部材40内、通路45を経て室A
に流出する。従つて、室B、室Dの圧力が減少す
るに伴い、室Aと室Bとの差圧力、室Cと室Dと
の差圧力がそれぞれ減少し、リターンスプリング
73によりフロントパワーピストン34、リアパ
ワーピストン36は第1図に示す原の位置に復帰
し、この状態では、室Cと室Dとは連通している
ので室A,B,C,Dは全て同圧に保たれ、フロ
ントパワーピストン34、リアパワーピストン3
6は変位しない。
軸43からの後方向への反力がプランジヤ52か
らポペツトバルブ57に伝えられ、ポペツトバル
ブ57は弁座55から離間する。これにより、室
Bの大気は接続管76、切換弁78、接続管7
7、室D、通路61、シリンダ部51、通路6
0、室C、筒状部材40内、通路45を経て室A
に流出する。従つて、室B、室Dの圧力が減少す
るに伴い、室Aと室Bとの差圧力、室Cと室Dと
の差圧力がそれぞれ減少し、リターンスプリング
73によりフロントパワーピストン34、リアパ
ワーピストン36は第1図に示す原の位置に復帰
し、この状態では、室Cと室Dとは連通している
ので室A,B,C,Dは全て同圧に保たれ、フロ
ントパワーピストン34、リアパワーピストン3
6は変位しない。
ところで坂道の途中で車両を一時的に停止させ
たい場合あるいは渋滞時においてひんぱんに車両
を停止させなければならない場合、ブレーキペダ
ルから足を離しても制動状態が保持されると好都
合である。
たい場合あるいは渋滞時においてひんぱんに車両
を停止させなければならない場合、ブレーキペダ
ルから足を離しても制動状態が保持されると好都
合である。
そこで、この実施例では、車速センサ80から
送られた車速信号が所定の値以下、アクセル操作
信号Fが解放状態で、シートベルト装着検知器8
1が検知し、シートベルトを装着したとのシート
ベルト装着信号Gがコントローラ79に入力さ
れ、ステアリングに運転者がタツチすると、ステ
アリングタツチセンサ82が「接触」というステ
アリングタツチ信号Hをコントローラ79に入力
し、これにより切換弁78が第1図に示す状態か
ら切換えられ、室Bに大気が導入され、フロント
パワーピストン34に前方への推力が与えられ、
これにより自動的に制動力が発生する。
送られた車速信号が所定の値以下、アクセル操作
信号Fが解放状態で、シートベルト装着検知器8
1が検知し、シートベルトを装着したとのシート
ベルト装着信号Gがコントローラ79に入力さ
れ、ステアリングに運転者がタツチすると、ステ
アリングタツチセンサ82が「接触」というステ
アリングタツチ信号Hをコントローラ79に入力
し、これにより切換弁78が第1図に示す状態か
ら切換えられ、室Bに大気が導入され、フロント
パワーピストン34に前方への推力が与えられ、
これにより自動的に制動力が発生する。
そして、このような制動力発生状態において、
シートベルトを外しシートベルト非装着状態ある
いはステアリングから運転者が手を離しステアリ
ング非装着状態となると、警報器84が警報を発
し、所定時間経過後切換弁78が第1図に示す原
の状態に切り換えられる。これにより、自動的制
動力の発生は解除される。従つて、運転者は警報
が発せられる前に即ちステアリングから手を離す
前、シートベルトを外す前にハンドブレーキを引
く必要があり、万一警報が発せられたら直ちにハ
ンドブレーキを引かなければならないのはもちろ
んのことである。なお、コントローラ79にハン
ドブレーキ操作信号を入力し、ハンドブレーキを
引かなければ切換弁78が切り換わらず、自動的
制動力の発生が解除されないようにすると一層よ
い。
シートベルトを外しシートベルト非装着状態ある
いはステアリングから運転者が手を離しステアリ
ング非装着状態となると、警報器84が警報を発
し、所定時間経過後切換弁78が第1図に示す原
の状態に切り換えられる。これにより、自動的制
動力の発生は解除される。従つて、運転者は警報
が発せられる前に即ちステアリングから手を離す
前、シートベルトを外す前にハンドブレーキを引
く必要があり、万一警報が発せられたら直ちにハ
ンドブレーキを引かなければならないのはもちろ
んのことである。なお、コントローラ79にハン
ドブレーキ操作信号を入力し、ハンドブレーキを
引かなければ切換弁78が切り換わらず、自動的
制動力の発生が解除されないようにすると一層よ
い。
また、以上においては、運転者が運転席のシー
トベルトを装着し、かつステアリングに接触しな
いと自動的な制動力は発生しないようになつてい
るが、ステアリングに接触することを省略しても
自動的に制動力を発生するように、またステアリ
ングから手を離してもシートベルトを外さなけれ
ば自動的に発生した制動力が解除しないように構
成してもよい。
トベルトを装着し、かつステアリングに接触しな
いと自動的な制動力は発生しないようになつてい
るが、ステアリングに接触することを省略しても
自動的に制動力を発生するように、またステアリ
ングから手を離してもシートベルトを外さなけれ
ば自動的に発生した制動力が解除しないように構
成してもよい。
なお、上記実施例は、前述したようにタンデム
型のブレーキブースタ31に切換弁78を接続し
て構成した制動力発生手段を備えるブレーキ装置
に本考案を適用した例であるが、本考案はこれに
限られるものでない。
型のブレーキブースタ31に切換弁78を接続し
て構成した制動力発生手段を備えるブレーキ装置
に本考案を適用した例であるが、本考案はこれに
限られるものでない。
例えば、タンデム型のブレーキブースタにおけ
るフロント側の圧力室とリア側の圧力室とを連通
または遮断する切換弁、すなわちフロント側の圧
力室に大気を封入させこれにより自動的に制動力
を保持する制動力保持手段を備えるブレーキ装置
に本考案を適用してもよい。
るフロント側の圧力室とリア側の圧力室とを連通
または遮断する切換弁、すなわちフロント側の圧
力室に大気を封入させこれにより自動的に制動力
を保持する制動力保持手段を備えるブレーキ装置
に本考案を適用してもよい。
また、シングル型のブレーキブースタとこの圧
力室に大気を導入する切換弁よりなる制動力発生
手段を備えるブレーキ装置に本考案を適用しても
よい。
力室に大気を導入する切換弁よりなる制動力発生
手段を備えるブレーキ装置に本考案を適用しても
よい。
また、第2図に示すように、ブレーキペダル8
6に連結されたマスタシリンダ87と車輪88に
設けられたホイールブレーキとの間の配管途中に
設けられ、この配管内通路を連通または遮断する
開閉弁89より構成される制動力保持手段を備え
るブレーキ装置に本考案を適用してもよい。この
場合、開閉弁89にコントローラ90を接続し、
コントローラ90により、ブレーキペダル86を
踏み込んでいる状態で車速,アクセル状態が所定
の条件を満足していると共にシートベルトを装着
していること及びステアリングに接触しているこ
とを検知して開閉弁89を作動させ、ブレーキペ
ダル86の踏み込みで発生させた液圧を保持する
ようにすればよい。
6に連結されたマスタシリンダ87と車輪88に
設けられたホイールブレーキとの間の配管途中に
設けられ、この配管内通路を連通または遮断する
開閉弁89より構成される制動力保持手段を備え
るブレーキ装置に本考案を適用してもよい。この
場合、開閉弁89にコントローラ90を接続し、
コントローラ90により、ブレーキペダル86を
踏み込んでいる状態で車速,アクセル状態が所定
の条件を満足していると共にシートベルトを装着
していること及びステアリングに接触しているこ
とを検知して開閉弁89を作動させ、ブレーキペ
ダル86の踏み込みで発生させた液圧を保持する
ようにすればよい。
また、第3図に示すように、機械的に制動力を
保持する制動力保持手段を備えるブレーキ装置に
本考案を適用してもよい。このブレーキ装置の制
動力保持手段は、開閉弁91と、クラツチ操作レ
バー92と開閉弁91とを連結したワイヤ93の
途中に設けられた電磁連結器94等よりなるもの
であり、この場合も、シートベルト装着検知器8
1とステアリングタツチセンサ82とからの信号
が入力されるコントローラ95をこの制動力保持
手段(電磁連結器94)に接続すればよい。第3
図中96はクラツチペダル、97はエンジン、9
8はクラツチ装置、99はトランスミツシヨンで
ある。
保持する制動力保持手段を備えるブレーキ装置に
本考案を適用してもよい。このブレーキ装置の制
動力保持手段は、開閉弁91と、クラツチ操作レ
バー92と開閉弁91とを連結したワイヤ93の
途中に設けられた電磁連結器94等よりなるもの
であり、この場合も、シートベルト装着検知器8
1とステアリングタツチセンサ82とからの信号
が入力されるコントローラ95をこの制動力保持
手段(電磁連結器94)に接続すればよい。第3
図中96はクラツチペダル、97はエンジン、9
8はクラツチ装置、99はトランスミツシヨンで
ある。
なお、通常この種のブレーキ装置では、路面の
傾斜等を検知して走行中に開閉弁91が作動しな
いようクラツチと開閉弁91とを連動させ、クラ
ツチ作動中しか開閉弁91が作動しないようにな
つている。ところが、この第3図に示す実施例に
おいては、ブレーキペダルを踏み込んでいる状態
でクラツチを作動させた場合、シートベルトを装
着し、かつステアリングに触れていれば電磁連結
器94はコントローラ65によつて連結状態とさ
れブレーキペダル86の操作で発生させた液圧が
保持されるが、シートベルト非装着、ステアリン
グ非接触であると電磁連結器94は連結されず、
開閉弁91が作動せず、自動的に制動力は保持さ
れないことになる。
傾斜等を検知して走行中に開閉弁91が作動しな
いようクラツチと開閉弁91とを連動させ、クラ
ツチ作動中しか開閉弁91が作動しないようにな
つている。ところが、この第3図に示す実施例に
おいては、ブレーキペダルを踏み込んでいる状態
でクラツチを作動させた場合、シートベルトを装
着し、かつステアリングに触れていれば電磁連結
器94はコントローラ65によつて連結状態とさ
れブレーキペダル86の操作で発生させた液圧が
保持されるが、シートベルト非装着、ステアリン
グ非接触であると電磁連結器94は連結されず、
開閉弁91が作動せず、自動的に制動力は保持さ
れないことになる。
さらに、本考案は、第4図に示すような機械的
に制動力を保持する制動力保持手段を備える車両
ブレーキ装置に適用してもよい。このブレーキ装
置は、開閉弁91と、この開閉弁91をクラツチ
マスタシリンダ101に接続するクラツチ油圧配
管102の途上に挿入された電磁弁104とより
制動力保持手段が構成されたもので、この場合も
シートベルト装着検知器81とステアリングタツ
チセンサ82とからの信号が入力されるコントロ
ーラ103をこの制動力保持手段(電磁弁10
4)に接続すればよい。
に制動力を保持する制動力保持手段を備える車両
ブレーキ装置に適用してもよい。このブレーキ装
置は、開閉弁91と、この開閉弁91をクラツチ
マスタシリンダ101に接続するクラツチ油圧配
管102の途上に挿入された電磁弁104とより
制動力保持手段が構成されたもので、この場合も
シートベルト装着検知器81とステアリングタツ
チセンサ82とからの信号が入力されるコントロ
ーラ103をこの制動力保持手段(電磁弁10
4)に接続すればよい。
この実施例の装置は前記第3図に示す実施例と
同様に作動するが、前記実施例の電磁連結器94
が連結状態となる代わりに電磁弁104が開閉し
て開閉弁91の作動を制御するものである。
同様に作動するが、前記実施例の電磁連結器94
が連結状態となる代わりに電磁弁104が開閉し
て開閉弁91の作動を制御するものである。
「考案の効果」
本考案は以上述べたように、シートベルトを装
着しなければ制動状態を自動的に保持する車両ブ
レーキ装置の機能を使用することができないの
で、運転者のシートベルトの装着率が大幅に向上
し、安全性を確保することができる。
着しなければ制動状態を自動的に保持する車両ブ
レーキ装置の機能を使用することができないの
で、運転者のシートベルトの装着率が大幅に向上
し、安全性を確保することができる。
また、運転者が車両から離れようとした場合に
は、運転者に対してパーキングブレーキを操作す
るよう警報を与えることができる。このため、制
動状態保持手段の機能によつてのみ停止した状態
で、あるいはなんらの制動力も働いていない状態
で車両が放置されることがなくなり、前記警報に
よつて確実にパーキングブレーキを操作して運転
者は車両を離れることになる。したがつて、油圧
等のリークに起因して長時間の駐車が不安全にな
ることがないという効果が奏される。
は、運転者に対してパーキングブレーキを操作す
るよう警報を与えることができる。このため、制
動状態保持手段の機能によつてのみ停止した状態
で、あるいはなんらの制動力も働いていない状態
で車両が放置されることがなくなり、前記警報に
よつて確実にパーキングブレーキを操作して運転
者は車両を離れることになる。したがつて、油圧
等のリークに起因して長時間の駐車が不安全にな
ることがないという効果が奏される。
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断側面図
に配管図及び電気回路図を付加した図、第2図は
この考案の他の実施例を示す配管図に電気回路図
を付加した図、第3図及び第4図は、それぞれこ
の考案のさらに他の実施例を示す第2図同様の図
である。 31,78,89,91……制動状態保持手
段、(31……ブレーキブースタ、78……切換
弁、89,91……開閉弁)、79,90,95,
103……コントローラ、81……シートベルト
装着検知器、84……警報器、86……ブレーキ
ペダル。
に配管図及び電気回路図を付加した図、第2図は
この考案の他の実施例を示す配管図に電気回路図
を付加した図、第3図及び第4図は、それぞれこ
の考案のさらに他の実施例を示す第2図同様の図
である。 31,78,89,91……制動状態保持手
段、(31……ブレーキブースタ、78……切換
弁、89,91……開閉弁)、79,90,95,
103……コントローラ、81……シートベルト
装着検知器、84……警報器、86……ブレーキ
ペダル。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ブレーキペダルの操作によりホイールブレーキ
に制動力を発生させるブレーキ装置を有し、該ブ
レーキ装置に、ブレーキペダルの操作が解除され
ても制動力が発生している状態を保持する制動状
態保持手段を設けた車両ブレーキ装置であつて、 運転席のシートベルトの装着を検知すると装着
信号を出力するシートベルト装着検知器と、前記
装着信号が出力されたことを必須条件として前記
制動状態保持手段を作動させるコントローラと、
該コントローラに接続された警報器とを設け、 前記制動状態保持手段の作動状態において前記
装着信号が出力されなくなつたことを検知する
と、前記コントローラが前記警報器を作動させる
構成としたことを特徴とする車両ブレーキ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19555083U JPS60103066U (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 車両ブレ−キ装置 |
US06/683,196 US4632208A (en) | 1983-12-20 | 1984-12-18 | Vehicle braking system |
DE19843446590 DE3446590A1 (de) | 1983-12-20 | 1984-12-20 | Bremsanlage fuer fahrzeuge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19555083U JPS60103066U (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 車両ブレ−キ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60103066U JPS60103066U (ja) | 1985-07-13 |
JPH0349975Y2 true JPH0349975Y2 (ja) | 1991-10-24 |
Family
ID=30419911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19555083U Granted JPS60103066U (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 車両ブレ−キ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60103066U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5338269U (ja) * | 1976-09-08 | 1978-04-04 | ||
JPS5431121A (en) * | 1977-08-11 | 1979-03-07 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | Apparatus for compelling driver to put on seat belt |
JPS554247A (en) * | 1978-06-27 | 1980-01-12 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | Brake for vehicle |
-
1983
- 1983-12-20 JP JP19555083U patent/JPS60103066U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5338269U (ja) * | 1976-09-08 | 1978-04-04 | ||
JPS5431121A (en) * | 1977-08-11 | 1979-03-07 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | Apparatus for compelling driver to put on seat belt |
JPS554247A (en) * | 1978-06-27 | 1980-01-12 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | Brake for vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60103066U (ja) | 1985-07-13 |
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