JPH0349594A - 制御装置の保護回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 ［産業上の利用分野］ 本発明は制御装置の保護回路に係り、特に商用電源を整
流して直流電圧を得る複数の直流電源で動作する電動機
の制御回路に使用するものである．［従来の技術］ 第３図は従来より実施されている電動機の制御回路の構
成を示し．１０は３相の商用電源、１１は電源スイッチ
、１２は電源バス、２ｏは主整流器，２１は平滑コンデ
ンサ、２２はベースドライバ回路用整流器、３０は出力
段トランジスタ、３１は入力信号ゲート回路、３２はホ
トカップラ、３３はロジック回路、３４．３５はベース
ドライバのトランジスタ、４０は電動機である。

第３図の制御装置は３相の商用電源１０を電源スイッチ
１１を介して主整流器２０により直流に変換し，平滑コ
ンデンサ２１を介して出力段トランジスタ３０に供給し
、出力段トランジスタ３０は其のベース回路Ｕ，Ｖ，Ｗ
に夫々ベースドライバ回路のトランジスタより電流が供
給され、電動機４０の巻線端子Ｕ，Ｖ，Ｗに３相の電流
を所定のシーケンスに従って供給し電動機を回転させる
ように動作するものである。

第３図にはベースドライバ回路はベース回路Ｕの分だけ
が図示してあるがベース回路ｖ，ｗにもＵと同じベース
ドライバー回路が接続されているものとする。

ベースドライバー回路は入力信号のゲート回路３１より
通電信号が入力されるとホトカップラ３２が動作してロ
ジック回路３３を動作させドライバー回路のトランジス
タ３４．３５の動作シーケンスを定め、ベースドライバ
のトランジスタ３４，３５を駆動し、出力抵抗を介して
出力段トランジスタ３０のゲート回路Ｕ，Ｖ，Ｗに電流
を流す。

主整流器２０は３相２２０Ｖを直接整流した高圧の電圧
が供給されているのに対し、ドライバー回路の電源は、
前記主整流器の電圧より低い電圧であるので，電源バス
１２に接続されたベースドライバ回路用整流器２２より
供給されるようになっている． ［発明が解決しようとする課題］ 第３図の回路において電源スイッチ１ｌをＯＮとして動
作を開始すると、平滑コンデンサ２１が充電されて規定
電圧に達すると共に，ベースドライバ回路用整流器２２
の出力電圧も規定値に達して動作の準備が完了し、入力
ゲート回路３１より通電を指令する信号が入ると出力段
トランジスタ３０が電動機４０に電流を流して電動機を
回転させる。制御装置を停止させるには電源スイッチ１
１をＯＦＦとして停止させる。

ところが電源スイッチのＯＮ，又はＯＦＦにしたときに
主整流器２０及び平滑コンデンサ２１の電圧の上昇及び
下降の時間的変化と、ベースドライバ回路用整流器２２
の電圧の上昇及び下降の時間的変化は一致していないこ
とが多く、そのため出力段トランジスタのベース電流が
不足して出力段トランジスタを破損させるという問題が
生ずる本発明は上記のような従来技術における問題を解
決し、電源スイッチのＯＮ，ＯＦＦによる制御装置の動
作開始、又は停止の際に出力段トランジスタの破損を防
止できる制御装置を得るにある。

（２）発明の構成 ［課題を解決するための手段］ 本発明においてはベースドライバー回路用整流器の出力
電圧を基準電圧と比較する装置と、前記比較装置の出力
で入力信号のゲート回路を制御する回路とを設け，前記
出力電圧が基準電圧より低い時は入力信号のゲート回路
を閉じて入力信号がロジック回路に入力しないようにし
た構或により達成する． ［作　　用］ 電源スイッチをＯＮ又はＯＦＦとしたときに、ベースド
ライバー回路用整流器の出力電圧が基準値より低くなる
とベースドライバの入力信号を停止して出力段トランジ
スタにベース電流を流さないようにしてトランジスタの
破損を防止する。

［実施例］ 第ｌ図は本発明になる保護回路を設けた制御装置の要部
を示す回路図で、第３図に示した従来技術と同じ部分は
同じ符号を付けて説明を省略する，ベースドライバ回路
用整流器２２の出力端子に抵抗５３．５４を接続して適
宜分圧して電圧比較器５１の一方の入力端子に接続し、
他方の入力端子には基準電圧発生装置５２の電圧を接続
し、電圧比較器５１の出力をホトカツプラ５５を介して
トランジスタ５６のベースに接続し、トランジスタ５６
のコレクタをホトカツプラ３２に接続して構或してある
。

電源スイッチをＯＮとして動作を開始すると平滑コンデ
ンサ２１の端子電圧は第２図のａの曲線に従って上昇し
、一方ベースドライバ回路用整流器２２の出力電圧がｂ
の曲線に従って上昇し、抵抗５３と５４で分圧されて電
圧比較器５１で基準電圧５２と比較されＣ点で前記整流
器２２の出力電圧が基準値を超えると、電圧比較器５１
の出力がホトカツプラ５５を動作させ、トランジスタ５
６がＯＮとなって入力信号のゲート回路３１の信号がロ
ジック回路３３に入力され、ベースドライバー回路が動
作して出力段トランジスタ３０に電流が流れて電動機４
０を動作させる。

電源スイッチ１１をＯＦＦとすると平滑コンデンサ２１
の端子電圧がｄの曲線ｂこ従い下降し、ベースドライバ
回路用整流器２２の端子電圧はｅの曲線に従って下降し
、ｆ点で基準電圧より低下すると電圧比較器５１の出力
が停止し、トランジスタ５６のベース電流が零となって
入力信号がロジック回路３３に入力しなくなりベースド
ライバ回路の動作が停止し、出力段トランジスタがＯＦ
Ｆの状態となって破損より保護される。

［発明の効果］ 本発明による保護回路は上記のような構成であるから，
電源スイッチのＯＮ，ＯＦＦにより整流電源装置の電圧
が過渡状態にあるときに、ベースドライバ回路用整流器
の出力電圧が基準値以下の場合に、入力信号回路のゲー
トを閉じてベースドライバ回路を停止させて、出力段ト
ランジスタをＯＦＦの状態にし、トランジスタの破損を
防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した制御装置の要部を示す回路図
、第２図は本発明を実施した制御装置の電源スイッチＯ
Ｎ，ＯＦＦ時の各整流回路の出力電圧の時間的変化を示
す曲線図、第３図は従来技術による制御装置の構或を示
す回路図である。 符号の説明 １０・・・３相商用電源，１１・・・電源スイッチ，１
２・・・電源バス，２０・・・主整流器，２１・・・平
滑コンデンサ，２２・・・ベースドライバ回路用整流器
，３０・・・出力段トランジスタ，３１・・・入力信号
ゲート回路，３２．５５・・・ホトカツプラ，３３・・
・ロジック回路，３４．３５・・・ベースドライバ回路
のトランジスタ，５１・・・電圧比較器，５２・・・基
準電圧発生装［，５３，５４・・・分圧抵抗，５６・・
・トランジスタ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　商用電源を整流して直流電圧を得る複数の直流電源装
   置で動作する電動機の制御回路で、出力段トランジスタ
   を駆動するベースドライバー回路用整流器の電圧を基準
   電圧と比較し、ある基準電圧より低くなったら、ベース
   ドライバ回路の入力信号をＯＦＦにしてベースドライバ
   ーの動作を停止せしめる構成を特徴とする制御装置の保
   護回路。