JPH0349460Y2 - - Google Patents

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JPH0349460Y2
JPH0349460Y2 JP2634784U JP2634784U JPH0349460Y2 JP H0349460 Y2 JPH0349460 Y2 JP H0349460Y2 JP 2634784 U JP2634784 U JP 2634784U JP 2634784 U JP2634784 U JP 2634784U JP H0349460 Y2 JPH0349460 Y2 JP H0349460Y2
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transistor
signal
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output
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一定インピーダンス出力回路に関
し、例えば、テレビジヨン受像機のチユーナにお
ける中間周波出力回路に適用し得るものである。
〔背景技術とその問題点〕
従来、増幅回路の出力波形の歪特性を改善する
ために、第1図に示すように、トランジスタQの
コレクタの出力から抵抗r1及びコンデンサC1でな
る帰還回路を介してそのベースに負帰還をかける
構成の回路がある。この回路においては、コレク
タに接続される負荷RLのインピーダンスが変化
すればこれに応じて帰還量が変化し、その結果、
電力利得や入出力インピーダンスが変化して動作
が不安定になり易いという欠点がある。
また負荷RLのインピーダンスとの整合をとり
易い回路構成として第2図のものが用いられてい
る。すなわちトランジスタQ1でなるエミツタホ
ロワを出力段に挿入してインピーダンス変換して
マツチング抵抗Rnを介して負荷RLのインピーダ
ンスと接続すると共に、エミツタホロワを構成す
るトランジスタQ1のエミツタから帰還回路を介
して増幅段のトランジスタQのベースに負帰還を
かける。この構成によればマツチング抵抗Rn
介在させたことによつて第1図の回路構成におい
て問題となつていた負荷RLのインピーダンスの
変化による影響を軽減することができる。しか
し、この回路は、マツチング抵抗Rnを通じて出
力する構成であるので信号成分の損失が起こると
いう欠点を有する。
かかるマツチング抵抗Rnの挿入による欠点を
除去するものとして、第3図に示すようにマツチ
ング抵抗Rnを流れる出力信号成分を軽減したも
のが提案されている(実願昭58−81261号)。
この回路は、電源+Bに対して、トランジスタ
Q2のコレクタ・エミツタ、マツチング抵抗Rn
トランジスタQ3のコレクタ・エミツタ並びにバ
イアス用抵抗Reがこの順序で直列接続され、ま
た、上述の一方のトランジスタQ2のベースには
位相反転用のトランジスタQ4を介して入力信号ei
が供給され、さらに他方のトランジスタQ3のベ
ースには直接入力信号eiが供給されるように接続
されている。これによりトランジスタQ2及びQ3
にはそれぞれ反転された入力信号ei及び入力信号
eiが同時に入力され各々A級動作する。またマツ
チング抵抗RnとトランジスタQ3のコレクタとの
接続点Aに得られる出力信号が結合コンデンサ
C2を介して次段に送出される。
以上の構成において、マツチング抵抗Rnの両
端における電位変化をみてみると、トランジスタ
Q2との接続点B側の電位変化は入力信号eiの変化
が反転用トランジスタQ4および該トランジスタ
Q2を介して伝達されるので入力信号eiと逆位相と
なり、他方のトランジスタQ3との接続点A側の
電位変化も該トランジスタQ3により入力信号ei
変化が反転して伝達されるので入力信号eiと逆位
相となる。したがつて、両接続点A,Bにおける
位相は同相となるのでバイアス抵抗Reの値を両
接続点A,Bの電位変化が同一となるように定め
る(この回路の場合、負荷RLのインピーダンス
をRL、トランジスタQ4の電圧利得をGとすると、
ReをRe=RL/Gに定める)と、マツチング抵抗
Rnには電位差に応じた直流分と僅かな信号成分
が流れることとなる。
このように、第3図の回路は、マツチング抵抗
Rnの出力段への挿入によつて生じていた信号成
分の損失を軽減できるという利点を有する。しか
し、出力信号の歪を改善するという点における配
慮はなされていない。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる点を考慮してなされたもの
で、マツチング抵抗による損失がなく、所定のイ
ンピーダンスが得られ、しかも歪特性をも改善す
ることができる一定インピーダンス出力回路を提
供するものである。
〔考案の概要〕
かかる目的を達成するために、本考案において
は、入力信号の逆位相の駆動信号を受ける第1の
トランジスタのエミツタと、同位相の駆動信号を
受ける第2のトランジスタのコレクタとの間にマ
ツチング抵抗を直列に接続し、その第2のトラン
ジスタのコレクタより次段への出力信号を得ると
共に、マツチング抵抗を流れる信号成分を軽減す
るようにバイアス抵抗値を選定した一定インピー
ダンス出力回路において、第1のトランジスタと
マツチング抵抗の接続点より前段への負帰還信号
を得、他の性能を劣化させることなく歪特性を改
善した。
〔実施例〕
以下図面について、本考案をテレビジヨンチユ
ーナから出力される中間周波IF信号の出力回路
に適用した一実施例を詳述する。
第4図において、中間周波増幅回路は、差動増
幅回路構成の増幅部10と、この増幅部10のバ
イアス回路を構成する1組の定電流回路20及び
定電圧回路30と、結合コンデンサC3を介して
増幅部10による増幅出力を受ける温度補償回路
をも含む本考案の一定インピーダンス出力回路4
0、およびこの出力回路40から上記増幅部10
への信号帰還のために設けられた帰還回路50と
でなる。
以上の構成において、IF信号は増幅部10に
おいて後段の検波回路を動作させるに十分な信号
レベルにまで増幅され、一定インピーダンス出力
回路40を通じて出力される。このとき、出力回
路40はマツチング抵抗Rnが設けられているこ
とにより出力IF信号の周波数帯域についてほぼ
一定の出力インピーダンスを呈する。
また、出力回路40内のトランジスタQ2及び
マツチング抵抗Rnの接続点Bには、増幅部10
の増幅出力をトランジスタQ4により反転してイ
ンピーダンス変換用のトランジスタQ2を介して
出力された信号が得られ、これが帰還回路50を
介して増幅部10に負帰還をかける。このとき、
トランジスタQ2による歪は打ち消され、また2
つのトランジスタQ2及びQ3間で振幅がアンバラ
ンスの場合にもトランジスタQ3による歪の一部
が打ち消される。
これに加えて、トランジスタQ2がエミツタホ
ロワなので、接続点Bを取り出し点としてもその
点のインピーダンスがもともと低く負帰還をかけ
てさらに低くなつてもマツチング抵抗Rnに流れ
る信号分は十分小さくなり、これにより信号成分
の損失は問題とならない程度に十分小さくなる。
このように、第4図の構成によれば、トランジ
スタQ2およびマツチング抵抗Rnの接続点Bより
前段の増幅部10に負帰還をかけるので、所定の
インピーダンスが得られると共にマツチング抵抗
の損失を十分小さくし得る利点を維持しつつ、し
かも中間周波出力回路からの出力信号の歪特性を
改善することができる。
因に、負帰還の取り出し点として他に入力信号
と逆位相の信号が現われしかも出力端であるマツ
チング抵抗RnとトランジスタQ3との接続点Aが
考えられるが、その点Aを取り出し点とした場合
には出力インピーダンスが変化して所定インピー
ダンスが得られずしかも接続される負荷により帰
還量が変化し動作を不安定にするという問題があ
るが、第4図のように接続点Bを取り出し点とす
ればこれらの問題は生じない。
また、入力信号の逆位相の信号が現われるトラ
ンジスタQ2のベースとトランジスタQ4のコレク
タとの接続点Cを負帰還の取り出し点とすること
も考えられるが、この場合には、トランジスタ
Q4による歪成分の改善を計れてもその後段のト
ランジスタQ2及びQ3により生ずる歪成分を解消
することができず、従つて、第4図の回路と異な
り負帰還をかけた効果がほとんど期待できない。
なお、上述においては本考案をテレビジヨンの
中間周波増幅回路に適用したがこれに限らず、一
定の出力インピーダンスを必要とする回路に広く
適用できる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、マツチング抵
抗を流れる出力信号成分を低減させ得る一定イン
ピーダンス出力回路において最適な取り出し点よ
り負帰還をかけるようにしたので出力信号の歪特
性を一段と改善でき、かくするにつきマツチング
抵抗による信号成分の損失を軽減しながら所定イ
ンピーダンスが得られるという効果を損なわずに
済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な帰還回路を含む出力増幅回路
を示す接続図、第2図及び第3図は従来の一定イ
ンピーダンス出力回路を示す接続図、第4図は本
考案の一実施例による一定インピーダンス出力回
路の一実施例を示す接続図である。 Q2〜Q4……トランジスタ、Rn……マツチング
抵抗、Re……バイアス抵抗、RL……負荷、C…
…負帰還の取り出し点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力信号の位相を反転する位相反転手段を有
    し、該位相反転手段を介して上記入力信号と逆位
    相の駆動信号をベースに受ける第1のトランジス
    タのコレクタ・エミツタ、マツチング抵抗、上記
    位相反転手段を介さずに上記入力信号と同位相の
    駆動信号をベースに受ける第2のトランジスタの
    コレクタ・エミツタ、並びにバイアス抵抗を順次
    直列接続して、上記入力信号が上記第1及び第2
    のトランジスタに同時に互いに逆位相で入力され
    るように構成すると共に、上記第2のトランジス
    タのコレクタに負荷を接続し、上記マツチング抵
    抗を流れる出力信号成分を低減させるように上記
    バイアス抵抗の値を選定してなる一定インピーダ
    ンス出力回路において、上記第1のトランジスタ
    と上記マツチング抵抗の接続点より前段への負帰
    還信号を得ることを特徴とする一定インピーダン
    ス出力回路。
JP2634784U 1984-02-25 1984-02-25 一定インピ−ダンス出力回路 Granted JPS60139325U (ja)

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JP2634784U JPS60139325U (ja) 1984-02-25 1984-02-25 一定インピ−ダンス出力回路

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JP2634784U JPS60139325U (ja) 1984-02-25 1984-02-25 一定インピ−ダンス出力回路

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Publication Number Publication Date
JPS60139325U JPS60139325U (ja) 1985-09-14
JPH0349460Y2 true JPH0349460Y2 (ja) 1991-10-22

Family

ID=30522269

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JP2634784U Granted JPS60139325U (ja) 1984-02-25 1984-02-25 一定インピ−ダンス出力回路

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JPS60139325U (ja) 1985-09-14

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