JPH0349129Y2 - - Google Patents

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JPH0349129Y2
JPH0349129Y2 JP16246684U JP16246684U JPH0349129Y2 JP H0349129 Y2 JPH0349129 Y2 JP H0349129Y2 JP 16246684 U JP16246684 U JP 16246684U JP 16246684 U JP16246684 U JP 16246684U JP H0349129 Y2 JPH0349129 Y2 JP H0349129Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
road
bracket
longitudinal direction
vehicle
brackets
Prior art date
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JP16246684U
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JPS6176817U (ja
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  • Vibration Dampers (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、車両道路の中央分離帯沿いなどに
設けて車両の走行域外への逸脱を防止する道路用
防護柵に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
第4図に、従来のこの主の防護柵の概略的な構
成を示し、aが支柱で、この支柱aの両側面側
に、鋼板をU字状に曲成したブラケツトbを取付
け、これらブラケツトbを介して支柱aの相互間
に防護材としてケーブルcを架設し、これらケー
ブルcにより道路を右側車線と左側車線とに区画
し、車両の反対車線側への逸脱を防止するもので
ある。
ところで、車両がハンドルの操作ミスなどで防
護柵に突入する場合には、通常その防護柵の長手
方向に対して25度程度の入射角度で突入する。そ
して車両がブラケツトbに直接衝突することがあ
る。
ところが、従来においては、図示のようにブラ
ケツトbが車両の進行方向に対して直角に配置し
ており、したがつて車両はブラケツトbの側面に
衝突することになり、このためブラケツトbには
支柱aを中心とする大きな曲げモーメントが発生
し、この曲げモーメントにより比較的容易にブラ
ケツトbが破壊し、そしてこの破壊により車両の
衝突の衝撃がほぼそのまま支柱aに加わり、この
結果支柱aが倒壊し、これを車両が乗越えて反対
側車線に逸脱し、不測の大事故に発展してしまう
ことが少なくないのが実状である。
〔考案の目的〕
この考案は、このような点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ブラケツトの
破損を可及的に防止して、車両の逸脱防止効果を
確実に向上させることができるようにした道路用
防護柵を提供することにある。
〔考案の概要〕
すなわちこの考案は、道路沿いに複数本の支柱
を立設し、これら支柱にそれぞれブラケツトを取
付け、これらブラケツトを介して支柱の相互間に
防護材を架設してなるものにおいて、上記各ブラ
ケツトの平面視における長手方向の向きを、上記
道路の長手方向と直角の方向を基準にして、該直
角の方向から上記道路を進行する車両の進行方向
と向き合う側に傾斜する方向となる道路に対して
斜めの方向に向けたことを特徴とするものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例について第1図ない
し第3図を参照して説明する。
図中1は道路の中央分離帯で、この中央分離帯
1に二本ずつを組にして支柱2がその長手方向に
沿つて立設されている。各組の支柱2は中央分離
帯1の長手方向に対して斜めの方向を向いて互い
に対向するように配置し、これら支柱2の両側面
に支持金具3がボルト4を介して取付けられい
る。そしてこれら支柱2の両側面側に連結材5が
水平に配置し、これら連結材5がボルト6を介し
て各支柱2の支持金具3に固定され、これにより
支柱2の両者が互いに連結されている。連結材5
は中央長手方向沿いに凹溝7を有し、そして支柱
2の両側面側に配置した連結材5の両者は補強材
8で互いに連結されている。連結材5の両端部側
にはU字状に曲成されたブラケツト9が設けら
れ、これらブラケツト9は連結材5の両者の端部
に跨がるように配置してボルト10によりその連
結材5に固定されている。なお、連結材5の端縁
はブラケツト9の内面形状に対応する円弧状に切
欠され、またブラケツト9の両側端縁には一対の
切込み11が施され、これら切込み11により舌
片12が構成され、この舌片12が内側に折曲し
て連結材5の凹溝7に嵌合されている。
このような構造により、各組の支柱2に上下二
段に亙つてブラケツト9が取付けられ、そしてこ
れらブラケツト9の外側に、中央分離帯1の長手
方向と平行にそれぞれ防護材としてケーブル13
が複数本ずつ設けられ、これらケーブル13がそ
れぞれ係止具14を介して各ブラケツト9の側面
に係止されている。
このように架設されたケーブル13により、中
央分離帯1の両側に、車両の右側車線15と左側
車線16とが区画形成され、これら車線15,1
6を車両がそれぞれ矢示方向に走行する。そし
て、各ブラケツト9は、各組の支柱2が斜めに配
置している関係で、道路の長手方向に対して車両
の進行方向と向き合う側に例えば25度の角度で傾
斜している。言い換えれば、各ブラケツト9の平
面視における長手方向の向きが、道路の長手方向
と直角の方向を基準にして、該直角の方向から道
路を進行する車両の進行方向と向き合う側に傾斜
する方向となる道路の長手方向に対して斜めの方
向に向いている。
このような構成によれば、いま、車両がハンド
ルの操作ミスなどでブラケツト9に向つて突入す
るような場合、その突入の入射角度は前述のよう
に通常ほぼ25度であり、そしてこれに対応するよ
うにブラケツト9が道路の長手方向に対して傾斜
しており、したがつて車両はブラケツト9のほぼ
正面に衝突することになる。このためブラケツト
9に対して曲げモーメントがほとんど発生するこ
とがなく、したがつて従来のように曲げモーメン
トによりブラケツト9が破壊するということがな
く、車両の衝撃力が相当大きい場合であつても、
ブラケツト9は単に変形する程度に止どまり、そ
してこの変形によりその衝撃が吸収され、支柱2
に対する衝撃が緩和され、したがつて支柱2の倒
壊が抑えられ、車両の逸脱が防止される。しかも
本実施例においては、二本の支柱2を一組とし、
これ斜めに配置し、かつ連結材5で連結してあ
り、したがつて支柱2の強度がより一層向上し、
より大きな衝撃に対して対抗し得る。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
でなく、例えば一本の独立した支柱にブラケツト
を取付け、そのブラケツトを道路の長手方向に対
して車両の進行方向と向き合う側に傾斜させるよ
うにしてもよく、そしてこのような防護柵を道路
の路肩に沿つて設けるようにしてもよい。また、
防護材としては、ケーブルのほか、金属帯板状の
レールや金属パイプなどを採用することもでき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、ブラ
ケツトの平面視における長手方向の向きが、道路
の長手方向と直角の方向を基準にして、該直角の
方向から道路を進行する車両の進行方向と向き合
う側に傾斜する方向となる道路の長手方向に対し
て斜めの方向に向けたから、ブラケツトの破壊を
可及的に防止して支柱の倒壊を抑え、車両の逸脱
防止効果を確実に向上させ、交通安全に大きく寄
与することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第
2図は同じく平面図、第3図は同じく側面図、第
4図は従来技術を示す平面図である。 2……支柱、9……ブラケツト、13……ケー
ブル(防護材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 道路沿いに複数本の支柱を立設し、これら支柱
    にそれぞれブラケツトを取付け、これらブラケツ
    トを介して支柱の相互間に防護材を架設してなる
    ものにおいて、上記各ブラケツトの平面視におけ
    る長手方向の向きを、上記道路の長手方向と直角
    の方向を基準にして、該直角の方向から上記道路
    を進行する車両の進行方向と向き合う側に傾斜す
    る方向となる道路の長手方向に対して斜めの方向
    に向けたことを特徴とする道路用防護柵。
JP16246684U 1984-10-27 1984-10-27 Expired JPH0349129Y2 (ja)

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JP16246684U JPH0349129Y2 (ja) 1984-10-27 1984-10-27

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JP16246684U JPH0349129Y2 (ja) 1984-10-27 1984-10-27

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JPS6176817U JPS6176817U (ja) 1986-05-23
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JPS6176817U (ja) 1986-05-23

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