JPH0348790B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタバコの風選方法および装置に関す
る。

タバコの処理工程に於て、比較的に軽いタバコ
砕片及び／又は比較的重いタバコ砕片の次の処理
工程を可能にするために分離する必要がある比較
的に軽いタバコ砕片と比較的に重いタバコ砕片の
混合がしばしば色々な段階で起る。このために
色々なタイプの風選技術が用いられてきた。

たとえば、望ましくないタバコの基材料から望
ましいタバコの砕片を分離するためにそのような
風選は脱穀したタバコに関しては効果的である。
望ましくない基材料を除去する紙巻きタバコの製
造を意図として寸断したタバコの最終のブレンド
に関してそのような風選は又効果的である。ウオ
ーレンA.ブラツクマン等が発明者で1980年11月
18日に発行された米国特許番号4233996に記載さ
れているように風選の他の例は全体のタバコの葉
の切断の結果生じる材料の処理工程内にある。そ
の開示は茎部分を有しない比較的に軽い砕片から
茎部分を有しているタバコの比較的に重い砕片を
分離することを引用することによつて具体化され
ている。更に、風選は、又、茎砕片と葉の砕片と
を分離して比較的に重い砕片を次に寸断するのに
効果的である。

ウオーレンA.ブラツクマン等が発明者となつ
ている1983年６月７日に発行された米国特許番号
4386617に於て、その開示はタバコの茎材料を反
対方向に回転する円板間で繊維化して寸断したタ
バコの茎材料を形成する処理を記載している。

原因となる材料は寸断した茎材料の最終用途に
望ましくなく除去する必要のある重い砕片や繊維
群を常に含んでいる。それ故、寸断した茎材料か
ら望ましくない重い砕片や繊維群を除去するため
のある形の分解又はふるいわけが必要となる。

一般的に、空気中で比較的に軽い粒子と比較的
に重い粒子とを重力を利用して分離することによ
るタバコの風選処理工程で起る１つの問題は望ま
しくない材料を望ましい材料とを十分に分離する
ことがしばしば達成しえないことであり、そして
望ましい材料が失なわれ、又更に前記処理工程の
後の段階で必要となる処理工程である。加うる
に、望ましくない材料は重い砕片である時、それ
はしばしば次の場合となる。即ち、望ましい比較
的に軽い材料の集塊からなるある重い砕片は重い
砕片の部分を形成しており、ここにおいて望まし
い材料が失なわれる。

そのような材料の一例は上述せる寸断した茎材
料の群であり、それはふるいわけることにより重
い茎砕片と共に、望ましい個々の寸断した茎小片
から取除かれる。他の例は東洋タバコを裂砕しそ
してふるいわける時にしばしば起る東洋タバコの
葉の小群である。

それ故、比較的に重い小片から比較的に軽い小
片をほぼ完全に分離しそして比較的に軽い小片の
再生を図るために望ましい軽い小片の構成からな
る比較的に重い小片を再処理するタバコの風選処
理が必要となつている。

本発明の１つの見地に従えば、かたまりの小片
状タバコを比較的に軽いタバコ小片を含む第１の
砕片と比較的に重いタバコ小片を含む第２の砕片
とに分離するための風選方法を提供することであ
る。ここでは、かたまりの小片状のタバコ材料に
個々の分離した小片の形で一般に上方に流れる空
気流を導入しそして流れる空気流は比較的に軽い
小片を運ぶに十分な速度を有するがしかし比較的
に重い小片を運ぶのに十分な速度を有しない。タ
バコ小片を分離状態で流れる空気流に送り込むの
で、タバコの各小片はその意図した方法で流れる
空気流によつて影響される。だから先行技術とは
対照的に、比較的重い小片と比較的軽い小片との
ほぼ完全な分離が行なわれる。

上述したように、上方に流れる空気流に粒子を
送り込む前に小片分離処理による分離にある量の
小片が抵抗して起る結果として、この風選から結
果として生じる比較的に重い砕片は比較的に軽い
砕片の集塊を含む。本発明の別の見地に従えば、
これらの集塊を集め、そして集塊の空気力学的特
性を変えるために、それに更に機械的作用を与え
る。機械的作用の後、集塊小片は上方に流れる空
気流にさらされ、それは上方に小片を運び、分離
した個々の小片を伴出するがしかし集塊を再び集
めることを可能としそして全ての個々の小片が互
いに分離されそして空気流で上方に運び去られる
迄繰り返し処理する。

本発明の別の見地に於ては本発明の方法を実行
するための装置を提供することである。新規な風
選装置はタバコを展開して計量しそして上方に移
動する空気流を流すハウジング内に前記タバコを
突込むことからなる。更に、新規な風選装置は
個々の小片を形成するために展開可能なタバコ材
料の繰り返し処理を効果的にするハウジング内の
再分離手段からなる。

細断されたタバコ茎材が好適であるがなお細断
された層材料と細断形態の任意の他のタバコ材料
を含む軽量の断片のタバコ製品が得られる細断タ
バコ材料について主として本発明を述べる。しか
し、本発明は種々の重さの断片を含む任意の加工
済タバコ材料に一般に適用でき、前記加工済タバ
コ材料は上述の諸材料のいずれかを含む別の加工
作業のために互いに分離することを必要とする。

本発明による細断タバコ喫煙材料の処理に関す
る方法は、かたまりの細断されたタバコ原料を収
容した貯蔵器から細断されたタバコ喫煙材料を計
量し、細断されたタバコ材料の小片を調量された
材料の流れ内に展開して実質的にこれらの小片類
を互いに分散させ、実質的に分散された小片類の
うち所望の軽量小片類は前記材料流内で搬送でき
るが、これより重い小片類を搬送するには不十分
な速度をもつ一般に上向きに流れるガス流内に放
出し、かつ軽量断片のタバコ材料小片類を流動ガ
ス流内で、ほぼ分散した状態にて搬送し、同時に
重量断片のタバコ材料小片類をガス流内に落下さ
せる段階を含む。

最初に細断されたタバコ材料の計量された流れ
を形成し、次にこの計量されたタバコ材料の流れ
から小片材料を取出すことにより、小片材料のほ
ぼ完全な分離が行われ、これによりこれら小片材
料は分離された形態で、一般に空気流を用いる上
向き流動搬送ガス流内に流入するから、軽量材料
と重量材料との風選作業を容易に実施できる。

既述の如く、若干量の細断タバコ材料は、この
作業工程において展開することなく重量断片とと
もに空気流から分離する所望材料の集塊や固まり
ができる。

これらの集塊は、本質的に有用な細断タバコ材
料を含んでいるから、これらの細断タバコ材料内
容物は搬送する空気流内の所望の細断タバコ材料
の残余のものとともに流動することが望ましい。
本発明の好適実施例によれば、上述の風選作業中
に収集された重量断片は、別の展開と風選作用を
受けて、この集塊物を個々の小片に分散しかつ風
選され、さらにそれらを通常は空気流を用いる一
般に上向き搬送ガス流内に搬送して主風選作業か
らの搬送ガス流と合流させる。集塊物の或るもの
は個々の固まつた小片を互いに分離するのには抵
抗があつて容易にはできないかも知れないが、細
断されたタバコ茎材料が集塊状態となり或は固ま
りになる場合にはよくあるように、集塊内のすべ
ての小片を完全に展開しかつ相互に分離させるに
先立つて数回に亘つて再展開作業を実施すること
が必要である。

上記の再展開作業は、望ましくない重量タバコ
断片があるにせよ無いにせよ、タバコ小片の集塊
を含む一塊のタバコ材料に実施されるが、元のタ
バコ材料かたまりに特定の風選作業を施した結果
のようにはならない。この再展開方法は、例えば
細断された茎材料のかたまりや東洋タバコ葉のた
ばのようなものを含むタバコ小片の集塊物にも実
施できる。

重量茎成分と細断茎集塊物を含むタバコ材料か
たまりの処理方法は、かたまりを形成する細断さ
れた茎材料の個々の小片の若干のものの分離を遂
行するためにこの材料に展開作業を実施し、同時
に重量茎材料断片を実質的にはそのままにしてお
き、細断された茎材料の分離された個々の小片を
重量茎材料断片を付随せずに上向きガス流内に送
入し、集塊状のタバコ材料の未展開部分に分離作
用を加えるために再循環し、さらにガス流内への
送入と再循環と分離作用を、集塊体が完全に個々
の小片に分離されるまで反覆する。

出願人による米国特許第4386617号に記載のよ
うに、細断された茎材料は、それらが最初に細断
機から投げ入れられた空気流から排出され、回転
翻転式乾燥機などのような任意の通常型タバコ乾
燥装置を用いて、細断機排出時の水分レベルから
ほぼ19〜35重量％の水分レベルに部分的に乾燥さ
れる。本発明による風選作業は、重量断片または
風選されたものを、好ましくは再分離作業後に、
必要に応じて、さらに再処理を施すために細断機
に再循環することができる。すなわち、本発明の
方法および装置によれば、タバコ小片を十分に分
離しそしてそれらを空気流中へ放出することによ
り、タバコ小片等の高められた分離効果を得るこ
とができる。またタバコ砕片の集塊を集めそして
さらに集塊をさらに有用なタバコ砕片に分離する
という副次的な効果も奏することができる。

以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。第１図は本発明の１実施例に係る風選装
置の概略図である。

図面を参照すると、細断茎材料の風選のための
風選装置１０が図示されている。ここに図示され
た原理は前述のように広範囲の種類のタバコ材料
に応用できる。風選のため細断茎材料は貯蔵管１
２に供給され、所望のより軽い小片と所望でない
重い小片の両方を含む細断茎材料塊１４がその中
に形成される。貯蔵管１２の下端に塊１４と連絡
して一対の回転計量のローラ１６が設けられてい
る。各ローラ１６は表面から半径方向外側に突出
する複数のピン１８を備えている。ローラ１６の
ピン１８は、ローラ１６間の間〓１９においてピ
ン１８が整列するように配置されている。

細断茎材料の塊１４からローラ１６間で細断茎
材料の所望の量を制御し、計量するためピン１８
がローラ１６間の間〓で共働するようにローラ１
６は反対方向に回転する。

第３のローラ２０は下方に、そしてローラ１６
から実質的に等距離の位置に位置し、半径方向に
向いたピン２２を有している。ローラ２０と大体
同じ曲率半径を有する彎曲壁２４は、細断茎小片
をローラ２０のまわりの丸い通路の中へ流れさせ
るための案内表面として備えられており、一方ピ
ン２５は彎曲壁２４からローラ２０に向かつて上
方に突出している。ローラ２０上のピン２２と直
立しているピン２５は、計量された流れが彎曲壁
２４上に運ばれてくると、個々の細断茎小片を互
いに分離するように相互に作用する。分離された
茎小片が彎曲壁２４の範囲に達すると、それらは
分離されたタバコ茎小片の一般に水平方向運動流
２６として包囲されたハウジング２８内に投げ出
される。ローラ１６，２０として使用に適した１
セツトのローラが本出願人の英国特許第1556370
号に詳細に図示されている。

上方に流れる第１のガス流である空気流３０は
ハウジング２８内部の真空の作用のもとで第１の
ガス入口である入口パイプ３２を経てハウジング
２８に入り、ハウジング２８に入る分離された細
断茎小片の水平方向運動流２６とぶつかり合う。
細断茎材料１４のより軽い小片を構成する所望の
より軽い小片３４が空気流３０に乗せられ、ハウ
ジング２８の内部を真空にするためのガス出口で
ある導管３６に向かつて上方に運ばれるように、
一方、実質的に分離された状態を保ち、そして細
断茎小片１４のより重い小片を構成するより重い
小片が運ばれず収集表面４０上への弓形通路３９
の中へ落ちるような値に空気流３０の流速が調整
される。

このようにして、必要でない、不適当に処理さ
れた重い茎材料の小片と細断茎小片の塊がない、
分離された状態にある細断茎小片を含む空気流が
形成される。風選装置１０から空気流３０で運ば
れ、導管３６の中で実質的に分離された状態にあ
る風選されたタバコ小片３４は集められ、望むな
らば、出願人の英国特許出願第2115681号の処理
に従つて、例えば細断葉片を混合して巻きタバコ
の製造に役立つ混合物に作るのに使用される。

半径方向ピン４５を有する高速のピツカーロー
ラ４４は、彎曲表面４６およびそこから直立する
ピン４７と共働して、表面４０にある好ましい茎
材料の集合物を展開して分離することにより表面
４０上に集められた重い小片を処理する役目をす
る。

ローラ４４のピン４５と彎曲表面４６から直立
するピン４７の共働による重い小片４２の処理は
彎曲表面４６の端から飛び出るタバコ茎小片流４
８を形成する。このタバコ茎小片流４８は、ハウ
ジング２８内の真空の作用により下方の第２のガ
ス入口である入口開口５２を通つてハウジング２
８に入る、上方に流れる第２のガス流である空気
流５０にぶつかる。重い小片の処理は茎断片材料
の個々の小片をいくらか分離するが、集塊の個々
の小片を完全に分離することはできない。再度分
離された個々の細断茎材料小片５４が乗せられて
空気流５０の中へ上方に運ばれ、一方、不必要な
重い茎片が実質的に影響を受けず、そして部分的
に処理された集塊がより重い流れ３９に向かつて
上方に運ばれるような値に空気流５０の流速が調
整される。タバコ茎材料５４を乗せた空気流５０
は軽い小片３４を同伴する空気流３０と一緒にな
り、そしてそれから導管３６を経てハウジング２
８の外に出る。

重い茎片の流れ５６は最後に彎曲した通路に落
下し、ピツカーローラ４４からハウジング２８の
反対側にある傾斜表面５８上に集められる。それ
らは不図示の収集装置にスライドすることができ
る。このように収集された重い茎材料は何らかの
好ましい方法でさらに処理することもできる。

流れ６０の中の部分的に展開された集塊は重い
片の流れ３９中に乗せられるようになり、そし
て、このようにして収集表面４０に循環され、そ
れからそれらはさらに処理される。集塊が部分的
に展開され循環される処理は最初の集塊の全ての
個々のタバコ茎小片が互いに分離されるまで繰返
し行なわれる。

上記の手順で風選された細断茎材料１４は好都
合な湿分をいくらか含んでいるかも知れない。巻
きタバコに湿分を含ませるために最終の湿分レベ
ルまでさらに乾燥させる必要のある中間の湿分レ
ベルを有する細断茎材料に風選を行なうことは、
そのような湿分レベルでは展開操作によつて細断
茎材料の品質が下がることはないために好都合で
ある。さらに、細断茎材料をその所望の最終湿分
レベルにまで最終的に乾燥させることは、展開さ
れ分離された小片に対して、特に出願人の英国特
許出願第2117881号に記載されている選択的乾燥
手順を用いるときにさらに効率的に行なわれる。

以上説明したように本願発明は、タバコの断片
の集まりを軽い断片の部分と重い断片の部分とに
分ける風選処理において、分けられた重い断片の
部分に対して更に機械的作用を繰返し加える第２
の展開および放出手段を設けることにより、従来
の重力による分離のみでは達成されなかつた、重
い断片の部分に常に含まれ重い断片から分離され
にくい望ましい軽い断片の分離を可能とし、重い
断片と共に失われる軽い断片の損失を防ぐ効果を
奏し、しかも、上述の処理を、後段の再処理を必
要とせず、同一のハウジング内で達成できるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る風選装置の概略
図である。 １０……風選装置、１２……貯蔵管、１４……
細断茎材の塊、１６，２０……ローラ、１９……
…間〓、１８，２２，２５，４７……ピン、２４
……彎曲壁、２６……水平方向運動流、２８……
ハウジング、３０……空気流、３２……入口パイ
プ、３６……導管、３９……弓形通路、４０……
収集表面、４２……小片、４４……ピツカーロー
ラ、４６……彎曲表面、４８……タバコ茎小片
流、５０……空気流、５２……入口開口、５４…
…タバコ茎材料、５６……重い茎片の流れ、５８
……傾斜表面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ タバコの断片の集まりをほぐして個々にばら
   ばらになつた軽いタバコの断片の部分と重いタバ
   コの断片の部分とを形成し、この軽い断片の部分
   の断片を、重い断片は同伴しない速度を有する流
   動ガス中に同伴させ、重い断片を収集することよ
   りなるタバコの断片の集まりを処理するタバコの
   風選方法において、 タバコの断片は、タバコの断片の集まりを収容
   する貯蔵管からこの断片をほぐすために計量され
   て供給され、 このほぐし作用は、前記計量されたタバコの断
   片に対して第１のほぐしおよび放出手段によつて
   加えられ、大部分のタバコの断片は事実上分離さ
   れてばらばらの状態となり、 この事実上分離されてばらばらになつたタバコ
   の断片は、ハウジングのほぼ中段部の第１のガス
   入口からハウジング頂部のガス出口に向つて上方
   へ流動する第１のガス流を含むハウジングの中
   へ、前記第１のほぐしおよび放出手段によつて概
   ね水平方向へ放出され、軽い断片の部分の個々の
   断片は前記第１のガス流に同伴されて前記ガス出
   口からハウジング外へ取り去られ、重いタバコの
   断片の部分の断片は前記第１のガス流から外れて
   下方へ落下して前記ハウジング内の捕集部材によ
   り捕集され、この重い断片の部分には、軽いタバ
   コの断片と望ましくない重いタバコの断片との集
   塊が含まれており、 この集塊は更に前記ハウジングの下方において
   第２のほぐしおよび放出手段によつてほぐし作用
   を受け、集塊から少なくとも部分的に軽いタバコ
   の断片が分離され、 このほぐし作用を受けて分離されたタバコの断
   片の集塊は、個々に分離された軽いタバコの断片
   は同伴するが軽い断片が部分的に分離された残り
   の重い集塊は上方へ短かい距離しか同伴しない速
   度を持つ、ハウジングの下部の第２のガス入口か
   ら前記ガス出口に向つて上方へ流動する第２のガ
   ス流の中へ前記第２のほぐしおよび放出手段によ
   つて概ね垂直上方へ放出され、 前記個々に分離されたタバコの断片を含む、第
   ２のガス流は前記第１のガス流に合流し、個々に
   分離された軽いタバコの断片はこの合流したガス
   流により同伴されてハウジング外へ取出され、 前記軽いタバコの断片が分離された残りの集塊
   は前記第２のガス流から外れて、前記第１のガス
   流から外れて下方へ落下する重いタバコの断片の
   部分の断片と共にハウジング内の前記捕集部材に
   より再び捕集され、 この捕集された集塊は、第２のほぐしおよび放
   出手段によつて再びほぐし作用を受け、その結果
   分離されたタバコの断片と集塊は、前記第２のほ
   ぐしおよび放出手段により前記第２のガス流の中
   へ流出され、 前記第２のほぐしおよび放出手段のほぐし作用
   と、上方へ流動する第２のガス流の中への放出
   と、第２のガス流の第１のガス流への合流と、軽
   いタバコの断片が分離された残りの集塊の捕集と
   が、集塊に含まれる軽いタバコの断片の全てが集
   塊から分離されて第２のガス流により同伴されて
   運び去られるまで繰返し行われ、そして 軽いタバコの断片を含まない重いタバコの断片
   の部分の集塊が前記ハウジングから取り去られる
   ことを特徴とするタバコの断片の集まりを処理す
   る、タバコの風選方法。 ２ タバコの断片の集まりが望ましいタバコの断
   片を含む集塊を含み、前記タバコの断片の集まり
   の中の重い方のタバコの断片の部分が望ましいタ
   バコの断片を含む集塊を含んでおり、この集塊か
   らはいくらかの望ましい断片がすでにほぐしの段
   階で取り去られており、これら集塊を含む重い方
   のタバコの断片の部分のほぐしと捕集の工程が、
   これら集塊から望ましいタバコの断片が全て取り
   去られるまで繰返し続けられることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のタバコの風選方法。 ３ 前記タバコの断片の集まりはタバコの茎材の
   切断により生じ、また集塊は切断された茎材の集
   塊であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のタバコの風選方法。 ４ タバコの断片の集まりを処理するための、概
   ね上向きに流動するガス流を形成するための同伴
   用ガスの流入口と、上向きに流動するガス流中に
   タバコの断片を送り込むための手段を有するハウ
   ジングを含むタバコの断片の集まりを処理するタ
   バコの風選装置において、 前記ハウジング２８の頂部に設けられたハウジ
   ング内のガスを導出するガス出口３６と、ハウジ
   ング２８のほぼ中段部の側面に設けられ前記ガス
   出口３６と協同して上向きに流動する第１のガス
   流３０を生ぜしめる第１のガス入口３２と、ハウ
   ジングの下部に設けられ前記ガス出口３６と協同
   して上向きに流動する第２のガス流５０を生ぜし
   める第２のガス入口５２と、 タバコの断片のかたまりを保持するための貯蔵
   管１２および貯蔵管１２の下端からタバコの断片
   を計量して送りだすための一対のローラ１６から
   なる計量送り出し装置と、 計量送り出し装置から送り出されたタバコの断
   片をほぐし、断片を個々に分離し、分離された断
   片を前記上向きに流動する第１のガス流３０の中
   へ続いて概ね水平方向へ放出するための第１のほ
   ぐしおよび放出手段とを有し、 前記第１のほぐしおよび放出手段は、その湾曲
   した面上に直立して設けられた静止ピン２５を有
   する湾曲壁２４と、前記一対のローラ１６と連携
   する第３のローラ２０とからなり、この第３のロ
   ーラ２０は、前記湾曲壁２４の曲率の中心にその
   回転の中心を有し、その半径方向外方に突き出し
   て設けられ、前記静止ピン２５と共働してタバコ
   の断片をほぐしてばらばらに分離し、続いて、こ
   のばらばらに分離されたタバコの断片を前記上向
   きに流動する第１のガス流３０の中へ概ね水平方
   向へ放出するピン２２を有しており、 前記ハウジング２８内にもうけられ、前記第１
   のほぐしおよび放出手段によつて上向きに流動す
   る第１のガス流３０の中へ放出されこのガス流に
   よつて同伴されないタバコの断片を受け止める収
   集表面４０と、前記収集表面４０と連携するよう
   にその下方に設けられ、その湾曲した面上に直立
   して伸びるピン４７を有する湾曲表面４６と、こ
   の湾曲表面４６の曲率の中心にその回転の中心を
   有し、その半径方向外方に突き出して設けられ、
   前記ピン４７と共働して、前記収集表面４０によ
   り受け止められたタバコ断片を更にほぐし、互い
   に分離させ、続いて上向きに流動する第２のガス
   流５０の中へ概ね垂直上方へ放出するピン４５を
   有するピツカーローラ４４とからなる第２のほぐ
   しおよび放出手段とを有することを特徴とするタ
   バコの断片の集まりを処理する、タバコの風選装
   置。