JPH034875Y2 - - Google Patents

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JPH034875Y2
JPH034875Y2 JP1985124991U JP12499185U JPH034875Y2 JP H034875 Y2 JPH034875 Y2 JP H034875Y2 JP 1985124991 U JP1985124991 U JP 1985124991U JP 12499185 U JP12499185 U JP 12499185U JP H034875 Y2 JPH034875 Y2 JP H034875Y2
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synthetic resin
inner layer
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hard synthetic
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、道路、鉄道、造成地の排水
管、農地の給排水管、工場敷地内等の汚水の排水
管や給水管及び各種の給排気管や、地中に配線す
る電線その他の保護管など、地中への埋設用耐圧
管として広範な用途に使用されるもので、詳しく
は、内層管とコルゲート外層管とからなる合成樹
脂製螺旋コルゲート地中埋設用耐圧二重管に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の合成樹脂製螺旋コルゲート地中埋設用
耐圧二重管としては乃至の構成要件を備えた
もの(特開昭51−42119号公報)が知られている。
横断面形状が、略横一の字状とされた硬質合
成樹脂製膜体が螺旋状に巻回されてその隣り合
う側縁同士が重合されて一連一体に融着されて
いる内層管と、 横断面形状が、中央部分が長手方向に沿つて
中高状に突出し、両側部が横方向外方に突出し
て側縁を有する形状とされた硬質合成樹脂製波
帯状体が、これの中高中央部分の内面と内層管
の外周面との間に中空部を形成する状態で、内
層管の外周面上に螺旋状に巻回され、その隣り
合う側縁同士が重合されて一連一体に融着され
ている螺旋コルゲート外層管とからなつてい
て、かつ、 硬質合成樹脂製波帯状体の前記横方向突出側
縁によつて形成されている螺旋コルゲート外層
管の谷部の内周面が前記内層管を形成する帯状
体の外周面と一連一体に融着されている構造の
もの。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来の二重管では、内層管を硬質合成樹脂
製膜体から構成することにより、管としての重要
な機能の一つである可撓性を得ることができるも
のの、地中埋設故に生じる振動や土圧等の大なる
外圧に対する強度面で次のような問題があつた。
即ち、外層管を形成する波帯状体の中高中央部
分とこれに対向する内層管形成用の帯状体部分と
で閉曲線の中空補強部を構成しているが、管に大
なる外圧が作用したとき、この中空部を構成する
補強筒部の閉曲壁の一部が硬質合成樹脂製である
が故に、この二重管の管軸芯方向で不均等な外力
が作用する場合の、偏荷重に起因する捩れに対し
て変形し易い。従つて又、圧潰力に対する座屈強
度が弱い欠点があつた。このような捩れに対する
強度や圧潰に対する座屈強度を大にするには、前
記波帯状体の肉厚を充分大きくすれば良いが、こ
れでは、使用材料の無駄、および、管全体の重量
が大巾に増大するという新たな問題点が生じず
る。
本考案は、上述の実情に鑑みて勘案されたもの
であり、その目的は、管全体の可撓性を保持する
上での従来の無意識的な技術常識を打破して、使
用材料の無駄や管重量の大巾な増大化を招くこと
なく圧潰強度の大なる丈夫な合成樹脂製螺旋コル
ゲート地中埋設用耐圧二重管を提供する点にあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
前記課題を解決し前記目的を達成するために講
じる手段は、内層管とコルゲート外層管とからな
る合成樹脂の二重管において、内層管とコルゲー
ト外層管とからなる合成樹脂の二重管であつて、
硬質合成樹脂製帯状体が螺旋状に巻回されてその
隣り合う側縁同士が重合されて一連一体に融着さ
れている硬質合成樹脂製の内層管と、横断面形状
が、その巾の中央部分で長手方向に沿つて中高状
に突出し両側部が横方向外方に突出した側縁を有
する形状とされた硬質合成樹脂製波帯状体が、こ
れの中高中央部分の内面と前記内層管の外周面と
の間に四角形状の中空部を形成する状態で、前記
内層管の外周面上に螺旋状に巻回され、この波帯
状体の隣り合う側縁同士が重合されて一連一体に
融着されている硬質合成樹脂製の螺旋コルゲート
外層管とからなつていて、かつ、前記硬質合成樹
脂製波帯状体の前記横方向突出側縁によつて形成
されている螺旋コルゲート外層管の谷部の内周面
と前記内層管を形成する帯状体の外周面とを一連
一体に融着してあるとともに、前記硬質合成樹脂
製波帯状体によつて形成される螺旋コルゲート外
層管の山部の肉厚と、この螺旋コルゲート外層管
およびこれに融着された内層管からなる谷部の肉
厚とを、山頂と谷底を繋ぐ縦壁部および内層管の
肉厚よりも大に構成してある点にあり、その作
用、効果は次の通りである。
〔作用〕
本考案においては次のように作用する。
内層管と外層管とがともに硬質の合成樹脂の
帯状体で構成され、相互補強の作用をもつて強
度の向上を図り、かつ、外層管の中高中央部の
内面と内層管の外周面とで四角形状の中空部を
形成する状態で、内層管と外層管とを一体的に
融着して、二重管の外周部に断面四角形状の螺
旋中空体を一体化した構造の管を構成したもの
であるから、単なる丸パイプ状や三角パイプ状
の中空体に比べては、断面での曲げの中立軸か
らの距離を充分大きくした状態で、断面二次モ
ーメントの大きな中空部を備えた管を得られた
ものであり、また、内層管外層管の何れもが帯
状体を螺旋巻きするものであつて、その帯状体
内での分子の長さ方向を、帯状体の長手方向に
沿つたもので構成し易い。
しかも、四角形状の中空部を構成する波帯状
体と平帯状体のうちで、山部と谷部とに相当す
る部分の肉厚が、縦壁部および内層管の肉厚よ
りも大に構成されているので、山部と谷部との
中間に位置する曲げの中立軸から遠い位置の質
量を、この点でも充分に大きくして、この波形
部分における断面二次モーメントを増大し、管
の径方向での変形に対する保形強度を充分に大
きく維持できるものでありながら、内層管の変
形し易さを利用して、所望の可撓性を得られ
る。
二重管全体が内外の硬質合成樹脂製管から構
成されており、外層管を形成する波帯状体の中
高中央部分とこれに対応する内層管形成用の帯
状体部分とで構成される硬質合成樹脂製中空補
強筒部が、この二重管壁に沿つて周りに螺旋状
に存在し、その横断面を、硬質合成樹脂からな
る完全閉グループ状の壁で構成されるので、前
述した特開昭51−42119号公報における硬質合
成樹脂螺旋補強体に比して、本考案の二重管の
軸芯方向に不均等に加わる偏荷重により捩れ力
を受けても、捩り変形を受けることが少ない。
このことは、第5図に示す断面が完全閉グルー
プを構成する筒体の捩り強度が、第6図に示す断
面Cの字形の筒体の捩り強度よりも遥かに大なる
ことから解される。
それ故に、又、圧潰しようとする外力がこの二
重管に不均一に加わる状態でこの螺旋状の硬質合
成樹脂製中空補強筒部の、二重管壁面に沿う方向
での横曲り変形量は少ない。
従つて、この二重管に対し、外方から圧潰力が
作用しても、この硬質合成樹脂製中空補強筒部が
非常に丈夫で座屈し難い。
〔考案の効果〕
上述したように、内層管と外層管の何れが硬質
合成樹脂製であると材質上の特徴と、中央部が四
角形状であり、しかも、その四角形状部分におけ
る山部と谷部の肉厚が縦壁部や内層管との関係で
相対的に形成されている。という断面形状の特徴
と、帯状体内での分子の並び方向が帯状体の長手
方向に沿つているという組成上の特徴との相乗に
より、使用材料の少ない軽量な管である割に、径
方向での圧潰に対して強大な抗力を有した管を得
やすいものであり、また、そのように強度の大な
る中空部が、その四周の総てを硬質合成樹脂材に
よる完全閉ループで構成されていて、埋設により
大なる外圧を受けても、座屈しにくい圧潰強度の
大なるもので、しかも、それでいて所要の可撓性
を備えた地中埋設用耐圧二重管を得る事ができ、
且つ、かかるものを容易に製作し得る利点があ
る。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図及び第2図に示す合成樹脂製螺旋コ
ルゲート地中埋設用耐圧二重管Pは、硬質PVC
等の硬質合成樹脂製の薄肉内層管1の外側に同種
又は異種の硬質PVC等の硬質合成樹脂製のコル
ゲート外層管2を一体的に形成したものである。
即ち、薄い硬質合成樹脂製内層管1の外側に硬
質合成樹脂製コルゲート外層管2を、中空部を内
包させ乍ら融着一体化させ、耐圧潰強度を大いに
保ちながら、かつ、可撓性を有せしめたものであ
る。
この内層管1は、第2図に示す如く横断面形状
が横一の字状とされた硬質合成樹脂製の薄い帯状
体1aを螺旋巻回し、その螺旋巻回された帯状体
1aの隣り合う側縁3,3同士を重合して融着す
ることにより作られている。それ故に、その硬質
合成樹脂材料の分子配列方向が螺旋巻回方向に沿
うように形成されるものである。
前記硬質合成樹脂製コルゲート外層管2は、横
断面形状が、中央部分が長手方向に沿つて中高状
に突出し、かつ、両側部が横方向外方に突出した
側縁4,4を有する波状に成形してあるととも
に、その山部2Cと谷部2Aの肉厚を、中間の縦
壁部2B、および前記内層管1の肉厚よりも大に
した硬質合成樹脂製の波帯状体2aを、螺旋状に
巻回した構造とし、前記中高中央部分の内面と内
層管1の外周面との間に四角形状の中空部を形成
する状態で、その隣り合う側縁4,4同士を重合
して融着することにより、硬質合成樹脂製材料の
分子配列方向が螺旋巻きの方向に沿うようにして
形成し、又、該コルゲート外層管2の谷部2Aの
内周面6を前記硬質合成樹脂製内層管1の外周面
5に一対的に融着して一体化したものである。そ
して、前記外層管の中高中央部分の隣接する部分
の間には自由空間を有せしめてある。
第3図及び第4図に示すものは、前記第1図、
第2図に示すものと同じような材質で内層管形成
用の帯状体と外層管形成用の波帯状体をそれぞ
れ、分子配列が螺旋巻き方向に沿うように配列
し、かつ、各々の隣り合う側縁部同士を重合して
融着して作られたものであり、更に、これらの各
部について詳述すると、第3図のものは、山部2
Cを特に厚くし、谷部2Aは、波帯状体の縦壁部
2Bと同程度の肉厚部分を内層管1と重ね合わせ
ることによつて、その肉厚が縦壁部2B単独のも
のよりも厚くなるように作つたものであり、更
に、第5図のものは、山部2Cの肉厚を局部的に
特に厚く作つたものである。
これらは、管の外部摩耗の激しい用途に適用す
る耐外部摩耗コルゲート管を提供し、耐圧潰強度
を増加しながら良好なる可撓性を保つように作ら
れた本考案コルゲート二重管の例である。
本考案のものにあつては、内外管の管の材質を
適宣、適切に選択することによつて地中埋設用耐
圧管としての各種用途に適合した管を提供し得る
のである。
実用新案登録請求の範囲の項には理解を容易に
する為に番号を附してあるが、本案は添付図面の
構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示し、第
1図は要部の一部縦断側面図、第2図は第1図に
おける部分の拡大図、第3図及び第4図は各々
別の実施例を示す要部の縦断側面図である。第5
図及び第6図は本考案の原理の一部を理解し易く
する為の硬質合成樹脂製の筒状体の斜視図であ
る。 1……硬質合成樹脂製内層管、1a……帯状
体、2……硬質合成樹脂製コルゲート外層管、2
a……波帯状体、2A……谷部、2B……縦壁
部、2C……山部、3……帯状体の側縁、4……
波帯状体の側縁、5……硬質合成樹脂製内層管の
外周面、6……硬質合成樹脂製コルゲート外層管
の谷部の内周面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内層管1とコルゲート外層管2とからなる合成
    樹脂の二重管であつて、硬質合成樹脂製帯状体1
    aが螺旋状に巻回されてその隣り合う側縁3,3
    同士が重合されて一連一体に融着されている硬質
    合成樹脂製の内層管1と、横断面形状が、その巾
    の中央部分で長手方向に沿つて中高状に突出し両
    側部が横方向外方に突出した側縁4,4を有する
    形状とされた硬質合成樹脂製波帯状体2aが、こ
    れの中高中央部分の内面と前記内層管1の外周面
    との間に四角形状の中空部を形成する状態で、前
    記内層管1の外周面5上に螺旋状に巻回され、こ
    の波帯状体2aの隣り合う側縁4,4同士が重合
    されて一連一体に融着されている硬質合成樹脂製
    の螺旋コルゲート外層管2とからなつていて、か
    つ、前記硬質合成樹脂製波帯状体2aの前記横方
    向突出側縁4,4によつて形成されている螺旋コ
    ルゲート外層管2の谷部2Aの内周面6と前記内
    層管1を形成する帯状体1aの外周面5とを一連
    一体に融着してあるとともに、前記硬質合成樹脂
    製波帯状体2aによつて形成される螺旋コルゲー
    ト外層管2の山部2Cの肉厚と、この螺旋コルゲ
    ート外層管2およびこれに融着された内層管1か
    らなる谷部2Aの肉厚とを、山頂と谷底を繋ぐ縦
    壁部2Bおよび前記内層管の肉厚よりも大に構成
    してある合成樹脂製螺旋コルゲート地中埋設用耐
    圧二重管。
JP1985124991U 1985-08-14 1985-08-14 Expired JPH034875Y2 (ja)

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JPS61172279U JPS61172279U (ja) 1986-10-25
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618823A (en) * 1980-06-17 1981-02-23 Kawada Shiyokuriyou Kogyo Kk Driving method in noodle boiling

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618823A (en) * 1980-06-17 1981-02-23 Kawada Shiyokuriyou Kogyo Kk Driving method in noodle boiling

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JPS61172279U (ja) 1986-10-25

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