JPH0348186B2 - - Google Patents

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JPH0348186B2
JPH0348186B2 JP1245356A JP24535689A JPH0348186B2 JP H0348186 B2 JPH0348186 B2 JP H0348186B2 JP 1245356 A JP1245356 A JP 1245356A JP 24535689 A JP24535689 A JP 24535689A JP H0348186 B2 JPH0348186 B2 JP H0348186B2
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JP
Japan
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dioxolane
compound
trifluoromethyl
boiling point
formula
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JP1245356A
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JPH02117672A (ja
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Kaaru Andaason Baaton
Chaaruzu Ingurando Debitsudo
Rafuaeru Rezunitsuku Hooru
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
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Publication of JPH0348186B2 publication Critical patent/JPH0348186B2/ja
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    • C07D317/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D317/08Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3
    • C07D317/10Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3 not condensed with other rings
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    • C07D317/42Halogen atoms or nitro radicals
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F24/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a heterocyclic ring containing oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F34/00Homopolymers and copolymers of cyclic compounds having no unsaturated aliphatic radicals in a side chain and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a heterocyclic ring
    • C08F34/02Homopolymers and copolymers of cyclic compounds having no unsaturated aliphatic radicals in a side chain and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a heterocyclic ring in a ring containing oxygen

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Description

【発明の詳細な説明】
[発明の詳細な説明] 本発明は、ジオキソールおよびその製造方法に
関する。 米国特許第2925424号には、フルオロケトンと
β−ハロエタノールとの反応により製造される式 の環式フルオロケタノールが開示されている。こ
こで、Rx及びRyは炭素原子1〜7個のパーハロ
ヒドロカルビル基であり、そしてRzは炭素原子
1〜12個の二価のヒドロカルビルまたはハロヒド
ロカルビルである。 米国特許3865845号及び同第3978030号には、式 式中R1及びR2は両者とも少なくとも1個のF
原子を含む炭素原子1〜3個の過ハロゲン化され
たヒドロカルビル基である、 のフツ素化されたジオキソール、及び対応するジ
オキソランをMgと反応させることによる該ジオ
キソールの製造が開示されている。このジオキソ
ランは上記の米国特許第2925424号に記載の方法
によりハロケトンから調製される2,2−ビス−
(パーハロアルキル)−4,4,5,5−テトラク
ロロ−1,3−ジオキソランを120℃でSbF3
SbCl5を用いてフツ素化することにより製造され
る。 米国特許第3555100号にはSbF5の存在下におけ
るフルオロカルボン酸フツ化物の脱カルボニルが
開示されている。 米国特許第3308107号には、パーフルオロ−2
−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラ
ン、パーフルオロ−2,4−ジメチル−2−フル
オロホルミル−1,3−ジオキソランからのパー
フルオロ−2−メチレン−4−メチル−1,3−
ジオキソランの製造及びその重合体が開示されて
いる。 米国特許第3532725号には、Cl2、UV照射、及
び場合によつては溶媒としてのCCl4の存在下に
おけるフツ素化されたエステルのアルキル及びア
ラルキルエステル基の光学的塩素化が開示されて
いる。 米国特許第3557165号には、ルイス(Lewis)
酸の存在下におけるエステル基に過ハロゲン化さ
れたアルキルまたはアラルキル基を含むフツ素化
されたエステルのハロゲン化アシルへの転化が開
示されている。そこに開示されたルイス酸には
FeCl3、SbCl5、ZnCl2、ZnCl4、BF3、BCl3
MoCl5、塩化スズ並びに金属塩化物、臭化物及び
ヨウ化物例えばZrI4及び臭化アンチモンが含まれ
る。 米国特許第3316216号には、フルオロケトン及
びエポキシドからの式 式中、R′及びR″はH、ヒドロカルビル、ハロ
アルキル及び他の種々の含炭素基を含むことがで
き、そしてX及びX1はH、ハロゲン及びパーフ
ルオロアルキルを含むことができる、 のフツ素化されたジオキソランの製造が示されて
いる。 米国特許第3324144号には、ケトン及びエポキ
シドから製造されるフルオロジオキソラン が開示されている。 米国特許第3749791号には、ハロゲン置換され
た2,2−ビス(トリフルオロメチル)−1,3
−ジオキソラン 式中、XはClまたはFであり、そしてX′はH、
ClまたはFである、 及び2,2−ビス(トリフルオロメチル)−1,
3−ジオキソランの水素化によるその製造が開示
されている。 式 式中、X1はCl、F、COF、COCl、CO2CCl3
CO2R及びCO2Mからなる群から選び; RはH及び炭素原子1〜4個のアルキルからな
る群から選び; RFは炭素原子1〜4個のパーフルオロアルキ
ルであり; Mはアルカリ金属イオン及びアンモニウムから
なる群から選び; X2、X3、X4及びX5は独立してH、Cl及びFから
なる群から選び;条件としてX2、X3、X4及びX5
が各々Hである場合は、X1はCO2RまたはCO2M
である、 のハロゲン化されたジオキソランは、本発明のジ
オキソールに関連する化合物である。 上記のハロゲン化されたジオキソランは、式
及び 及び 式中、X1、R、RF及びMは上に定義したもの
であり;そして X2、X3、X4及びX5は独立してClまたはFであ
る、 により準総括的に(subgenerically)示すことが
できる。 また式 式中、X2、X3、X4及びX5は独立してClまたは
Fを表わし、但しその少なくとも2つはFであ
る、 のジオキソランも本発明のジオキソールに関連す
る化合物である。 本発明は、式 式中、RFはC1〜C4パーフルオロアルキルであ
り、Y1、Y2及びY3は独立してFまたはClであ
る、 の過ハロゲン化されたジオキソールに関する。 また本明細書に単量体及びの均質重合体並
びに共重合体;またはから誘導される1種ま
たはそれ以上の重合体を含有する被覆用溶液;セ
ルロース性基体上に被覆するまたはから誘導
される1種またはそれ以上の重合体;または
から誘導される重合体のフイルム;並びに環式化
合物、、及びの製造方法に関する説明を
記載する。 以後、「重合体」なる用語は、この用語が使用
される文脈に応じて、均質重合体、共重合体、三
元重合体などを意味する。 RF及びRが上で定義したものである式 RFCOCO2Rのフツ素化されたケトエステルを、
()Xが水素酸、HXの非プロトン性の基であ
り、そしてRが二価のエチレン基またはハロエチ
レン基である式HORXの化合物、または()
エチレンオキシドと、炭酸カリウムの如き固体塩
基性塩の存在下において、場合によつてはn−ペ
ンタンの如き不活性液体中でスラリー状態にて反
応させることによりジオキソランを製造する。 X1がCl、COClまたはCO2CCl3であり、そして
X2〜X5が各々Clであるジオキソランは、ジオ
キソランを紫外線照射の存在下においてCCl4
の如き塩素化された溶媒中にて約80℃以下で、ま
たは溶媒は存在させずに80℃以上の温度で塩素化
することにより製造する。好ましい前者の方法は
X1がCO2CCl3であるジオキソランの収率を増
加させる。 また光化学的塩素化は、X1がCOClまたはClで
あるジオキソランを与えるが、選ばれた金属塩
化物、殊に塩化セシウムの存在下においてX1
CO2CCl3であるジオキソランからホスゲンを除
去することによりX1がCOClである塩化アシルが
高収率で製造される。 ジオキソランの含フツ素種は、上記で調製さ
れた塩素化された種をSbCl5またはCbF5の存在下
におけるSbF3、Cr2O3の存在下におけるHF、ま
たはMがアルカリ金属またはアンモニウムである
金属フツ化物、MFを含むが、これに限定される
ものではない種々のフツ素化剤で処理することに
より製造される。アルカリ金属フツ化物、殊に
KFまたはNaFはX1がCOClである式のジオキ
ソランにおいてCOClをCOFへ転化する際に特に
有用である。SbF3−SbCl5またはHF−Cr2O3の如
きより強いフツ素化剤が4−または5−位置にお
けるClをFで置換し、そして/またはX1がFで
ある種を製造する際に必要である。 式の不飽和ジオキソランは、X1がCO2Mで
あり、そして少なくともX2〜X5の2つがFであ
る式のジオキソランの熱分解により製造し;出
発のジオキソランは金属塩であり、そしてX1
COClまたはCOFである適当な式のジオキソラ
ンをNa2CO3またはNa3PO4の如きアルカリで処
理することにより製造する。テトラグライムの如
き高沸点の非プロトン性の溶媒媒質中で反応を行
う場合、生じる塩を前もつて単離することなしに
溶解した塩を約140〜200℃の範囲内の温度で加熱
することにより、式のジオキソランに直接熱分
解することができる。またこの塩を単離し、そし
てテトラグライムの如き高沸点の非プロトン性溶
媒中で別々に熱分解することができる。X2〜X5
に2個以下のフツ素が含まれる式のジオキソラ
ンの塩を上記の条件下で熱分解する場合、主要な
生成物は、Y1及びY2がClであり、そしてY3がCl
またはFである式のジオキソールである。 また式のジオキソールは、X1がClまたはF
であり、そしてX2〜X5の少なくとも1つがClで
ある式のジオキソランを、米国特許第3865845
号(実施例2)に開示されている触媒的量のヨー
ド、または塩化第二水銀及びヨウ素の配合物の存
在下において、金属マグネシウムと接触させ、そ
して反応させることにより製造することができ
る。塩化第二水銀/ヨウ素配合物の触媒はエドワ
ード(Edward)N.スクワイア(Squire)による
1981年8月12日付け米国特許出願第292060号に記
載されている。 式及びの単量体は均質重合するか、または
式 CZ1Z2=CF2 式中、Z1はH、FまたはClであり; Z2はH、F、ClまたはORFであり; RFは炭素原子1〜4個のパーハロアルキル、
(−CF2−)nCF=CF2または
【式】であり; nは0〜6の整数であり; Z3はSO2F、CO2RまたはCNであり;そして Rは上に定義したものである、 の一種またはそれ以上のポリハロゲン化されたビ
ニル単量体と共重合することができる。テトラフ
ルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、
パーフルオロメチルビニルエーテル及びパーフル
オロジビニルエーテルが好適なコモノマーであ
る。本発明の重合体は通常本発明の単量体から誘
導される約0.5〜100モル%の単位を含むであろ
う。 この重合体は良く知られた遊離基重合法、殊に
文献に記載されているテトラフルオロエチレンの
共重合に対して用いる方法により調製する。重合
を非水媒質である過フツ素化されているか、また
はフツ素を含む過ハロゲン化された溶媒、例えば
パーフルオロジメチルシクロブタンまたは1,
1,2−トリクロロトリフルオロエタンなどの中
で行うことが好ましい。有用な遊離基開始剤には
パーフルオロカーボンパーオキシド、例えばパー
フルオロプロピオニルパーオキシドまたはアゾ化
合物、例えばアゾ−ビス(イソブチロニトリル)
などが含まれる。温度は0〜200℃の範囲内であ
り、そして圧力は大気圧以下〜約200気圧で変え
ることができる。 上記の重合体の非晶性であり、そして約90〜約
180℃の範囲の高いガラス転移温度、及び約1,
2〜1.5の低い屈折率を有している。これらのも
のは成形可能であり、溶融押出し可能であり、そ
して溶液からキヤステイングして化学的及び熱的
に安定な成形製品であるフイルム、並びに木材、
紙、ガラス及び金属の如き基本に対する被覆物を
与えることができ、その際に該フイルム及び被覆
物は保護的包装に適する高い透明性を有してい
る。 第1表に参考例で説明する数種の代表的なハロ
ゲン化されたジオキソラン、及びを示す。
各々の場合にRFはCF3である。
【表】 第2表に実施例で説明する数種の代表的な過ハ
ロゲン化されたジオキソール、を示す。各々の
場合にRFはCF3である。 第2表 Y1 Y2 Y3 種類コード F F F 11 F Cl F 12 Cl F Cl 18 Cl Cl Cl 19 Cl F F 20 次の実施例および参考例において、特記せぬ限
り部及び%は重量によるものであり、そして温度
はセツ氏度である。第1表及び第2表のように化
合物をコード化する。 参考例 1 2−カルボキシメチル−2−トリフルオロメ
チル−1,3−ジオキソラン(3) 攪拌機、冷却器、滴下ロート及び温度計を備え
た容量500mlの4ツ口フラスコを一夜乾燥し、熱
い間に組み立て、そして乾燥した窒素気流中で冷
却した。このフラスコに石油エーテル100ml中の
トリフルオロピルビン酸メチル31.2gを加えた。
この攪拌した混合物にβ−プロモエタノール25.0
gを加えた。温度が35℃に達した際に、この混合
物を氷欲中で冷却し、そして1/2時間攪拌した。
このものを室温に加熱し、無水炭酸カリウム28g
を加え、そしてこの混合物を激しく攪拌した。こ
の反応は発熱的であり;この反応混合物を外部か
ら冷却し、そして攪拌を続けた。4時間後、無水
エーテル100mlを加え、これによりペースト状の
混合物が細かく分散された固体を有する一つの液
相になつた。この固体を過で分離し、そして溶
媒を残渣から除去した。蒸留により沸点が7mmに
て69〜70.5℃、n25 D1.3762の70%2−カルボキシメ
チル−2−トリフルオロメチル−1,3−ジオキ
ソラン28gが得られた。7mmにおける沸点70.5℃
での中心部のカツト成分は純粋であつた。 C6H7F3O4に対する分析計算値:C、36.1;H、
3.53;F、28.48。実測値:C、36.00;H、
35.4;F、28.50。赤外スペクトルはこの構造と
一致し、そして外部標準としてテトラメチルシラ
ンを用いてA−60上で測定したプロトンNMRに
より、5.97ppm面積比4における第2のスプリツ
トしていない共鳴に対して6.38ppm面積比3にお
けるスプリツトしていない共鳴が示された。 参考例 2 水冷冷却器、温度計、マグネチツク・スターラ
ー、及び圧力平衡化した(pressure−
equalizing)滴下ロートを備えた容量500mlの三
ツ口フラスコに炎をあて(flame out)、そして
β−クロロエタノール16.1g(0.20モル)を加え
た。このフラスコを0℃に冷却し、そしてトリフ
ルオロピルビン酸メチル31.2g(0.20モル)を
徐々に加えた。この反応混合物を発熱反応中は10
℃以下の温度に保持しながら15分間攪拌した。 次に、30〜60℃の石油エーテル80mlをこのフラ
スコに加え、そして室温に加熱した。 K2CO3(27.6g)を1時間にわたつて2.3gずつ
12回に分けて加えた。更に2時間攪拌を続け、そ
して固体を溶解させるために攪拌しながら水150
mlを加えた。3種の液層が得られた。中間の(水
性の)層を石油エーテル中に抽出し、抽出液を最
初の上部層と一緒にし、水25mlで洗浄し、CaCl2
上で乾燥し、そしてロータリー・エバポレーター
を用いて蒸発させた。黄色の残渣、及び最初の底
部層を蒸発させて得られた残渣は、構造 に一致するIRスペクトルを示した。 参考例 3 容量4のビーカー中のトリフルオロピルビン
酸メチル(176g、1.14モル)に、氷浴で多少冷
却して60℃以下に保持しながらエチレンクロロヒ
ドリン92g(1.14モル)を速やかに加えた。添加
が完了し、そして室温に冷却した後に、石油エー
テル(沸点30〜60℃)400mlを加え、続いて炭酸
カリウム158g(1.14モル)を加えた。固体を破
砕するために金属製のさじを用いて混合物を時々
攪拌した。ガスの発生が停止した際に、石油エー
テルが蒸発するまで混合物を水蒸気浴上で加熱し
た。次に水(500ml)を加えて固体を溶解させ、
2−カルボキシメチル−2−トリフルオロメチル
−1,3−ジオキソランを含有する下層を分離し
(150g、65%);乾燥し、そして蒸留した。沸点
66℃/5mm。 参考例 4 2−カルボキシトリクロロメチル−2−トリフ
ルオロメチル−4,4,5,5−テトラクロロ
−1,3−ジオキソラン(4) 3 ―――――→ 塩素化4,5,6 太陽灯に隣接させてパイレツクスガラス中にて
参考例3で調製した3の化合物144gを塩素化し
た。直ちに塩素ガスが発生した。溶媒は使用しな
かつた。太陽燈からの熱により還流が生じた。水
冷却器を通した後、排気ガスを氷冷したトラツプ
に通し、次にHClを除去するために水のスクラバ
ーに通した。ガスクロマトグラフイーにより反応
を監視した。ジオキソラン4がジオキソラン5及
び6と一緒に得られた。 参考例 5 3 ―――――→ 塩素化4 参考例3で調製したジオキソラン3(336.3g)
を四塩化炭素溶媒300mlと一緒にアルミニウム箔
で覆われた容量1.5のガラス反応器中に加えた。
水銀蒸気ランプを有する石英製の水冷された冷フ
インガー(cold−finger)を反応器中に挿入し
た。塩素ガスを攪拌しながら加え、ランプを点灯
し、そして反応を進行を留出した試料をガスクロ
マトグラフにかけて監視した。16時間の反応後、
4の化合物90%(収率93%)を含む留出液769.1
gが得られた。 参考例 6 2−トリフルオロメチル−2,4,4,5,5
−ペンタクロロ−1,3−ジオキソラン(5) 及
び2−クロロホルミル−2−トリフルオロメチ
ル−4,4,5,5−テトラクロロ−1,3−
ジオキソラン(6) 3 ―――――→ 塩素化5,6 CCl4 50ml中の3の化合物59gの溶液をCl2中で
バブリング(bubbling)させながら水銀蒸気ラン
プを用いて30時間照射した。実験中、高温が得ら
れるようにCCl4を取り除いた。この実験から沸
点72℃/22mmを有する5の化合物22g、及び沸点
79℃/15mm、IR5.52μ(C=O)を有する6の化合
物14gが得られた。 C4Cl5F3O2に対する分析計算値:C、15.28;
Cl、56.40;F、18.13。5に対する実測値:C、
15.57;Cl、57.23;F、18.17。C5Cl5F3O3に対す
る分析計算値:C、17.54;Cl、51.79;F、
16.65。6に対す実測値:C、17.67;Cl、50.93;
F、16.77。 参考例 7 2−クロロホルミル−2−トリフルオロメチル
−4,4,5,5−テトラクロロ−1,3−ジ
オキソラン(6) 4CsCl ――――→ 6 塩化セシウム(10g)を大気圧で蒸留した4の
パークロロエステル572gに加えた。蒸留器に取
り付けたドライアイス−アセトン冷却トラツプ中
にホスゲンを捕集し、その間に188℃にて6の酸
塩化物395g(89%)が留出した。この生成物を
144℃/200mmで再蒸留し(356g)、少量の溶解し
たホスゲンを除去した。 参考例 8 2−カルボキシトリクロロメチル−2−トリフ
ルオロメチル−4,4,5,5−テトラクロロ
−1,3−ジオキソラン(4)のフツ素化 4SbF3 ―――――→ SbCl58+9+7 4のパークロロエステルをSbF3−SbCl5と共に
還流させてホスゲンを消費させ、そして脱カルボ
ニル化させて主にジオキソラン8及び9を得た。
残留する極めて少量の酸塩化物により7が生じ
た。 三フツ化アンチモン(162g)を乳鉢中で粉砕
し、排気した容量2の三ツ口フラスコ中に加
え、そして振盪しながら乾固するまで炎で加熱し
た。このフラスコを冷却し、そして窒素で満たし
た後、4の化合物100g及びSbCl5 7mlを加え
た。この混合物を約4時間還流し(付属のドライ
アイストラツプで水を凝縮)、その際に還流温度
は80℃に降下し、そしてホスゲンをトラツプ中に
捕集した。水蒸気浴加熱を用いて、真空下で液体
窒素冷却したトラツプに留出させたフラスコから
の揮発物質を蒸留器に移し、そして大気圧で蒸留
した。沸点68〜69℃を有する8の化合物である
4,5−ジクロロ−2,4,5−トリフルオロ−
2−トリフルオロメチル−1,3−ジオキソラン
27.5g(46%)を捕集した。 C4Cl2F6O2に対する分析計算値:C、18.13;
Cl、26.76;F、43.03。実測値:C、17.93;Cl、
26.80;F、42.78。 加えて、沸点99〜100℃を有する9の化合物で
ある4,4,5−トリクロロ−2,5−ジフルオ
ロ−2−トリフルオロメチル−1,3−ジオキソ
ラン21g(33%)が留出した。C4Cl3F5O2に対す
る分析計算値:C、17.07;Cl、37.80;F、
33.76。実測値:C、16.89;Cl、37.44;F、
33.56。 最後に、沸点126〜128℃、IR5.54μ(C=O)を
有する7の化合物である2−クロロホルミル−2
−トリフルオロメチル−4,5−ジクロロ−4,
5−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン約1gを
回収した。C5Cl3F5O3に対する分析計算値:C、
19.41;Cl、34.38;F、30.70。実測値:C、
19.51;Cl、35.27;F、30.45。 参考例 9 2−クロロホルミル−2−トリフルオロメチル
−4,4,5,5−テトラクロロ−1,3−ジ
オキソラン(6)のフツ素化 6SbF3 ―――――→ SbCl513+7+8+9 SbF3−SbCl5との反応においてフツ素で置換さ
れる塩素原子の数は用いるSbF3の量及び反応温
度に依存した。水蒸気浴の加熱のみを用いる本参
考例において、多少の13の化合物が単離された。 6の化合物356g(1.04モル)、乾燥した
SbF3326g(1.82モル)及びSbCl5 5mlの混合物
を水蒸気浴上で5時間加熱し、そして上記の液体
窒素冷却したトラツプに真空蒸留して蒸留用の生
成物を単離した。この混合物を蒸留して沸点68℃
の8の化合物約15g(4.4%);沸点100℃の9の
化合物17g(4.6%);沸点126℃の7の化合物148
g(37%);及び沸点153℃、1R、5.53μ(C=O)
の化合物13である2−クロロホルミル−2−トリ
フルオロメチル−4,5,5−トリクロロ−4−
フルオロ−1,3−ジオキソラン101g(24%)
を得た。 C5Cl4F4O3に対する分析計算値:C、18.43;
Cl、43.52;F、23.32。実測値:C、18.72;Cl、
42.35;F、23.76。 参考例 10 参考例9より高温を用いて13の化合物をまつた
く単離しなかつた:6の化合物212g(0.62モ
ル)、炎及び真空で乾燥したSbF3166g(0.93モ
ル)、及びSbCl5 10mlを3時間還流させ、その際
に温度は96℃に降下した。参考例9のように単離
した粗製の生成物を蒸留し、8の化合物約70g
(43%)、9の化合物9g(5%)及び7の化合物
47g(24%)が得られ、その際に残りのものは大
部分が高沸点残渣であつた。 参考例 11 2−フルオロホルミル−2−トリフルオロメチ
ル−4,4,5,5−テトラクロロ−1,3−
ジオキソラン(21) 6KF ―――――――――――――――――→ キトラメチレンスルホン21 6の酸塩化物50g(0.15モル)、炎及び真空で
乾燥したkF35g(0.60モル)、及びテトラメチレ
ンスルホン50mlの混合物を18インチのスピニン
グ・バンド(spinning band)蒸留器上で加熱し
ながら攪拌した。沸点156〜157℃、IR5.33μ(C=
O)を有する21の酸フツ化物11g(22%)を捕集
した。 C5Cl4F4O3に対する分析計算値:C、18.43;
Cl、43.52;F、23.32。実測値:C、18.55;Cl、
43.72;F、23.28。 実施例 1 2,4,5−トリフルオロ−2−トリフルオロ
メチル−1,3−ジオキソール(11)及び5−
クロロ−2,4−ジフルオロ−2−トリフルオ
ロメチル−1,3−ジオキソール(12)並びに
重合体 8Mg ――――――――→ I2.HgCl211+12 次の方法に従つてハロジオキソランを脱ハロゲ
ン化することによりジオキソールを調製した。 18インチのスピニングバンド蒸留器が結合さ
れ、そしてマグネチツクスターラー、温度計及び
Sageポンプで誘導される50ml皮下注射器用のセ
プタム(septum)を備えた容量250mlの三ツ口フ
ラスコ中で反応を行つた。このフラスコをGlas
−Colマントル(mantle)で加熱した。蒸留器の
冷却器をタツプ(tap)水で冷却し、そして容量
25mlの受け器をドライアイス−アセトン浴で冷却
した。蒸留器に取り付けたドライアイス−アセト
ン・トラツプで極めて少量の凝縮物を捕集した。 この系を最初乾燥するまで排気し、そして窒素
で満たした。次にマグネシウム細片(turning)
(15.0g、0.63モル)並びに各々0.2gのHgCl2
びI2を加え、この系を再排気し、そしてN2を吹
き込んだ。次に、乾燥したテトラヒドロフラン80
mlを加え、この混合物を攪拌し、そして沸点に加
熱し(沸騰した際に加熱を止める)、その間に蒸
留器に付属するSageポンプを通して全還流量に
対して0.3ml/分の割合でジオキソラン8を加え
た。反応が未だ開始していない場合、3mlを加え
た後に添加を停止した(黒色に変化し、そして極
めて発熱的一加熱の必要はなかつた)。反応を開
始させる必要がある場合、35μのヨウ化メチル
を皮下注射器により加えた。すべてのジクロライ
ド(37g、0.14モル)を加える間に還流を保持す
るための加熱は必要としなかつた。 添加が完了した際に加熱し、そして容量25mlの
受け器がほぼ一杯になるまで流出液を捕集した。
この実験中に生成物(沸点15〜16℃)はすでに受
け器中に捕集されていた。冷留出液を分液ロート
中の氷水に加え、振盪し、そして底部層を冷時貯
蔵した。 13工程(8のジクロライド488.5g)からの一
緒にされた粗製の生成物(230g)から蒸留によ
り沸点15〜16℃、IR5.27(C=C)を有する11の
ジオキソール123g(34%);沸点47℃、IR5.53μ
(C=C)を有する12のジオキソール41g(11
%);及びポツト残渣として回収された5の化合
物64.5gが得られた。 痕跡のテトラヒドロフランを除去するために順
次2%K2CO3及び蒸留水を含む焼結ガラスバブ
ラー(bubbler)に蒸気を通し、続いてこの蒸気
をP2O5上を通すことにより、11及び12の両者を
最終的に精製した。凝集した物質をステンレス・
スチール製の筒に−50℃で貯蔵した。 化合物11は触媒としてパーフルオロプロピオニ
ルパーオキシドを用いて室温にてF−113(1,
1,2−トリクロロトリフルオロメタン)中で容
易に均質重合体、及びTFEとの共重合体を生じ
た。化合物12はTFEと共重合体を生じた。 実施例 2 5−クロロ−2,4−ジフルオロ−2−トリフ
ルオロメチル−1,3−ジオキソール(12) 9Mg ――――――――→ I2.HgCl212 ジオキソール8を9に代える以外は実施例1を
くり返して行つた。9の化合物28.2g(0.1モル)
及びマグネシウム7.3g(0.3モル)から精製され
た12のジオキソール10g(収率48%)の試料を得
た。 実施例 3 2−クロロ−2−トリフルオロメチル−4,5
−ジフルオロ−1,3−ジオキソール(20)及
び重合体 17Mg ――――――――→ I2.HgCl220+均質重合体 Mg細片15g(0.63モル)、各々0.2gのHgCl2
びI2、並びに乾燥したテトラヒドロフラン80mlの
攪拌された混合物にSageポンプにより0.3ml/分
で17の化合物25gを加えた。次に50mlの混合物を
蒸留し、このものを氷水で洗浄して16gの重い層
を得た。蒸留により沸点43℃の20の化合物2gを
得た。この物質を蒸気として窒素気流により半溶
融ガラス盤、2%K2CO3及び最後に蒸留水を通
して送つた。凝縮物(ドライアイス−アセトント
ラツプ)を蒸気としてKOHペレツト及びP2H5
を通過し、そしてトリクロロトリフルオロエタン
中の9%パーフルオロプロピオニルパーオキシド
触媒30μを有する重合体チユーブ中で凝縮させ
た。室温で一夜放置し、そして水蒸気浴中で2時
間加熱した後、重合体2gを回収した(100℃で
真空乾燥)。 実施例 4 2,4,5−トリクロロ−2−トリフルオロメ
チル−1,3−ジオキソール 6 ―――――――→ 150〜160℃16Na2CO3 ―――――――――→ テトラグライム19 次の方法に従つてクロロホルミルジオキソラン
を脱ハロカルボニル化することによりジオキソー
ルを調製した。酸塩化物6をカルボン酸塩16に転
化し、その際このものを単離することなしに高沸
点の非プロトン性溶媒中でジオキソール19に分解
した。 この反応は温度計、滴下ロート、大きな攪拌用
マグネツト及びビグロー(Vigreaux)蒸留ヘツ
ドを備えた容量2の三ツ口フラスコ中で行つ
た。このフラスコを排気し、窒素で満たし、次に
窒素下にてNa2CO3(550℃で乾燥)32g(0.3モ
ル)、続いて乾燥したテトラグライム50mlを加え
た。水に酸塩化物6(34g、0.1モル)を攪拌しな
がら滴下し、その際に発熱して約60℃になつた。
次に滴下ロートを取り外して栓に代え、そして
Glas−Colマントルを用いて加熱した。ドライア
イス及び液体窒素トラツプを通して約250mmで系
を真空にした。約150℃で激しいCO2の発生が始
まり、そして留出液を約80℃/250mmで捕集した。
このものを水で洗浄し、乾燥し、そして大気圧で
蒸留して沸点110℃の20の化合物(16.7g、69%)
を得た。このものをラマン吸収により同定した
(5145Åレーザーで1692)。13C NMRで分析した。 C4Cl3F3O2に対する分析計測値:C、19.74;
Cl、43.70;F、23.42。実測値:C、20.00;Cl、
40.72;F、23.09。 実施例 5 2,4−ジクロロ−5−フルオロ−2−トリフ
ルオロメチル−1,3−ジオキソール(18)及
び2,4,4,5−テトラクロロ−5−フルオ
ロ−2−トリフルオロメチル−1,3−ジオキ
ソラン(15) 13Na2CO3 ―――――――――→ テトラグライム14 ―――――――→ 150〜160℃18+15 この反応は実施例4と同様であつた。単離され
た主な生成物はジオキソール18であつた。 テトラグライム75ml中のNa2CO355gを有する
13の化合物55g(0.17モル)から粗製の、水で洗
浄した生成物25.5gを得た。蒸留により沸点77
℃、IR5.54μ(C=C)を有する18の化合物15.5g
(41%)、及び沸点129℃の15の化合物3.2g(6
%)が得られた。 C4Cl2F4O2に対する分析計算値:C、21.17;
Cl、31.24;F、33.49。18に対する実測値:C、
21.30;Cl、28.19;F、27.95。C4Cl4F4O2に対す
る計算値:C、16.14;Cl、47.61;F、25.51。15
に対する実測値:C、17.63;Cl、43.58;F、
27.28。 参考例 12 パーフルオロ−2−メチレン−4,5−ジクロ
ロ−1,3−ジオキソラン、その重合体、及
び2,4,5−トリクロロ−4,5−トリフル
オロ−2−トリフルオロメチル−1,3−ジオ
キソラン(17) 7NaCO3 ―――――――――→ テトラグライム7a ―――――――→ 150〜160℃+17+21 7にNa2CO3を加えて塩7aを生じさせた後、直
列のドライアイス及び液体窒素トラツプを通して
この系を十分な真空(1mm)に引くことを除いて
実施例4に示す通りにこの反応を行つた。 各々の実験に乾燥したNa2CO3約113g(1.1モ
ル)、乾燥したテトラグライム150ml及び4の化合
物110g(0.35モル)を用いた。7の化合物546g
を用いる5種の実験から粗製の生成物235.5gが
得られた。蒸留により主に沸点83〜87℃の21の化
合物79g(20%);主に沸点93〜97℃の17の化合
物109g(22%);沸点110〜117℃/50mmの生成物
8g、及び沸点120℃/50mmの他の生成物18gが
得られた。ガスクロマトグラフイーによりすべて
の生成物は比較的純粋なようであり、17に対して
は異性体が分離した。 7の化合物340gを用いる追加の3種の実験に
より165.5gの不純物を含む生成物が得られ、こ
のものを蒸留しての化合物54g(22%)、17の
化合物75g(24%)、高沸点分15.5gが得られた。 触媒としてパーフルオロプロピオニルパーオキ
シドを用いて化合物からF−113溶媒中にて均
質重合体、及びTFEとの共重合体が容易に得ら
れた。 C4Cl2F4O2に対する分析計算値:C、21.17;
Cl、31.24;F、33.49。の均質重合体の実測
値:C、21.04;Cl、31.35;F、33.75。 実施例 6 2,4,5−トリフルオロ−2−トリフルオロ
メチル−1,3−ジオキソール(11)及び5−
クロロ−2,4−ジフルオロ−2−トリフルオ
ロメチル−1,3−ジオキソール(12) 8Mg ―――→ I211+12 HgCl2を加えないことを除いて実施例1と同様
の反応条件及び反応体を用いた。ゾオキソラン8
(34g)、Mg細片15g、及びテトラヒドロフラン
80ml中のI20.2gを用いた。生成物15.5gが得られ
た。このものは、ガスクロマトグラフイー分析に
より、ジオキソール11(72%)及びジオキソール
12(9%)を含むことが分つた。 参考例 13〜16 単量体の種々の均質重合体及びTFE共重合
体を4〜24時間攪拌しながら本質的にヘキサフル
オロプロペンの異性体トリマーからなる溶媒と混
合することにより、木、紙及び金属に対する透明
な防水加工液を調製した。かくして調製した混合
物を下記に要約する。
【表】 実施例 17〜20 式及びの単量体、またはその混合物を、触
媒としてt−ブチルパ−アセテート(ミネラル・
スピリツト中75%)20を用いて1,1,2−ト
リクロロトリフルオロエタン(F−113)溶媒中
で100℃にて4時間TFE重合させることにより下
記の透明で粘稠な被覆用溶液が得られた。参考例
19及び20で用いた式の単量体において、X2
びX4はFであり、そしてX3及びX5はClであつ
た。
【表】 参考例13〜20の各々8種の重合体溶液を紙及
び未処理の木に塗布し、そして室温で乾燥した。
次に水を塗布した際に、未処理の部分では速やか
に吸収したが、処理した表面では水は蒸発するま
で球状を保つていた。 この重合体は紙に極めて良く付着するため、保
護表面を破損することなしに折つたり曲げたりす
ることができた。また木への付着も極めて良好で
あり、その際に低分子量物質は油状の浸透処理液
となり、そして高分子量物質は半光沢性乃至光沢
性の処理面を与えた。本発明の重合体を含む被覆
物は苛性及び腐食性の工業的環境において基体を
保護するために木及び紙を含めた種々の基体に用
いることができる。本発明の重合体で被覆した使
い捨ての紙手袋は苛性/腐食性の作業環境に有用
であろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 式中、RFはC1〜C4パーフルオロアルキルであ
    り、 Y1、Y2及びY3は独立してFまたはClである、 のジオキソール。 2 ジオキソラン 式中、RFはC1〜C4パーフルオロアルキルであ
    り、Mはアルカリ金属であり、X2、X3及びX4
    各々Clであり、そしてX5はClまたはFである、 を熱分解することを特徴とする、 式 式中、RFは上記の意味を表わし、Y1、Y2及び
    Y3は独立してFまたはClである、 のジオキソールの製造方法。 3 ジオキソラン 式中、RFはC1〜C4パーフルオロアルキルであ
    り、X1はClまたはFであり、X2、X3及びX4は独
    立してFまたはClであり、そしてX5はClである、 を金属性マグネシウム及びヨウ素と反応させるこ
    とを特徴とする、 式 式中、RFは上記の意味を表わし、Y1、Y2及び
    Y3は独立してFまたはClである、 のジオキソールの製造方法。
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