JPH0340027B2 - - Google Patents

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JPH0340027B2
JPH0340027B2 JP57165144A JP16514482A JPH0340027B2 JP H0340027 B2 JPH0340027 B2 JP H0340027B2 JP 57165144 A JP57165144 A JP 57165144A JP 16514482 A JP16514482 A JP 16514482A JP H0340027 B2 JPH0340027 B2 JP H0340027B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F24/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a heterocyclic ring containing oxygen
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F34/00Homopolymers and copolymers of cyclic compounds having no unsaturated aliphatic radicals in a side chain and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a heterocyclic ring
    • C08F34/02Homopolymers and copolymers of cyclic compounds having no unsaturated aliphatic radicals in a side chain and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a heterocyclic ring in a ring containing oxygen

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ハロゲン化されたジオキソラン及び
その製造方法に関する。 米国特許第2925424号には、フルオロケトンと
β−ハロエタノールとの反応により製造される式 の環式フルオロケタールが開示されている。ここ
で、Rx及びRyは炭素原子1〜7個のパーハロヒ
ドロカルビル基であり、そしてRzは炭素原子1
〜12個の二価のヒドロカルビルまたはハロヒドロ
カルビルである。 米国特許第3865845号及び同第3978030号には、
式中R1及びR2は両者とも少なくとも1個のF
原子を含む炭素原子1〜3個の過ハロゲン化され
たヒドロカルビル基である、 のフツ素化されたジオキソール、及び対応するジ
オキソランをMgと反応させることによる該ジオ
キソールの製造が開示されている。このジオキソ
ランは上記の米国特許第2925424号に記載の方法
によりハロケトンから調製される2,2−ビス−
(パーハロアルキル)−4,4,5,5−テトラク
ロロ−1,3−ジオキソランを120℃でSbF3
SbCl5を用いてフツ素化することにより製造され
る。 米国特許第3555100号には、SbF5の存在下にお
けるフルオロカルボン酸フツ化物の脱カルボニル
が開示されている。 米国特許第3308107号には、パーフルオロ−2
−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラ
ン、パーフルオロ−2,4−ジメチル−2−フル
オロホルミル−1,3−ジオキソランからのパー
フルオロ−2−メチレン−4−メチル−1,3−
ジオキソランの製造及びその重合体が開示されて
いる。 米国特許第3532725号には、Cl2、UV照射、及
び場合によつては溶媒としてのCCL4の存在下に
おけるフツ素化されたエステルのアルキル及びア
ラルキルエステル基の光学的塩素化が開示されて
いる。 米国特許第3557165号には、ルイス(Lewis)
酸の存在下におけるエステル基に過ハロゲン化さ
れたアルキルまたはアラルキル基を含むフツ素化
されたエステルのハロゲン化アシルへの転化が開
示されている。そこに開示されたルイス酸には
FeCl3、SbCl5、ZnCl2、ZnCl4、BF3、BCl3
MoCl5、塩化スズ並びに金属塩化物、臭化物及び
ヨウ化物例えばZrI4及び臭化アンチモンが含まれ
る。 米国特許第3316216号には、フルオロケトン及
びエポキシドからの式 式中、R′及びR″はH、ヒドロカルビル、ハロ
アルキル及び他の種々の含炭素基を含むことがで
き、そしてX及びX1はH、ハロゲン及びパーフ
ルオロアルキルを含むことができる、 のフツ素化されたジオキソランの製造が示されて
いる。 米国特許第3324144号には、ケトン及びエポキ
シドから製造されるフルオロジオキソラン が開示されている。 米国特許第3749791号には、ハロゲン置換され
た2,2−ビス(トリフルオロメチル)−1,3
−ジオキソラン 式中、XはClまたはFであり、そしてX′はH、
ClまたはFである、 及び2,2−ビス(トリフルオロメチル)−1,
3−ジオキソランの水素化によるその製造が開示
されている。 本発明は、式 式中、X1はCl、F、COF、COCl、CO2CCl3
CO2R及びCO2Mからなる群から選び; RはH及び炭素原子1〜4個のアルキルからな
る群から選び; RFは炭素原子1〜4個のパーフルオロアルキ
ルであり; Mはアルカリ金属イオン及びアンモニウムから
なる群から選び; X2、X3、X4及びX5は独立してH、Cl及びFか
らなる群から選び;条件としてX2、X3、X4及び
X5が各々Hである場合は、X1はCO2Rまたは
CO2Mであり、さらに条件としてX1がFである
場合、X2、X3、X4およびX5の少くとも1つはCl
又はHである、 のハロゲン化されたジオキソラン及びその製造方
法に関するものである。 上記のハロゲン化されたジオキソランは、式
及び 及び 式中、X1、R、RF及びMは上に定義したもの
であり;そして X2、X3、X4及びX5は独立してClまたはFであ
る、 により準総括的に(subgenerically)示すことが
できる。 また本発明のジオキソランは、式 式中、X2、X3、X4及びX5は独立してClまたは
Fを表わし、但しその少なくとも2つはFであ
る、 のジオキソランの製造に用いることができる。 また本発明のジオキソランは、式 式中、Y1、Y2及びY3は独立してFまたはClで
ある、 の過ハロゲン化されたジオキソールの製造に用い
ることができる。 また単量体及びの均質重合体並びに共重合
体;またはから誘導される1種またはそれ以
上の重合体を含有する被覆用溶液;セルロース性
基体上に被覆するまたはから誘導される1種
またはそれ以上の重合体;またはから誘導さ
れる重合体のフイルムを得ることができる。 以後、「重合体」なる用語は、この用語が使用
される文脈に応じて、均質重合体、共重合体、三
元重合体などを意味する。 RF及びRが上で定義したものである式RF
COCO2Rのフツ素化されたケトエステルを、(i)
Xが水素酸、HXの非プロトン性の基であり、そ
してRが二価のエチレン基またはハロエチレン基
である式HORXの化合物、または(ii)エチレンオ
キシドと、炭酸カリウムの如き固体塩基性塩の存
在下において、場合によつてはn−ペンタンの如
き不活性液体中でスラリー状態にて反応させるこ
とによりジオキソランを製造する。 X1がCl、COClまたはCO2CCl3であり、そして
X2〜X5が各々Clであるジオキソランは、ジオ
キソランを紫外線照射の存在下においてCCl4
の如き塩素化された溶媒中にて約80℃以下で、ま
たは溶媒は存在させずに80℃以上の温度で塩素化
することにより製造する。好ましい前者の方法は
X1がCO2CCl3であるジオキソランの収率を増
加させる。 また光化学的塩素化は、X1がCOClまたはClで
あるジオキソランを与えるが、選ばれた金属塩
化物、殊に塩化セシウムの存在下においてX1
CO2CCl3であるジオキソランからホスゲンを除
去することによりX1がCOClである塩化アシルが
高収率で製造される。 ジオキソランの含フツ素種は、上記で調製さ
れた塩素化された種をSbCl5またはSbF5の存在下
におけるSbF3、Cr2O3の存在下におけるHF、ま
たはMがアルカリ金属またはアンモニウムである
金属フツ化物、MFを含むが、これに限定される
ものではない種々のフツ素化剤で処理することに
より製造される。アルカリ金属フツ化物、殊に
KFまたはNaFはX1がCOClである式のジオキ
ソランにおいてCOClをCOFへ転化する際に特に
有用である。SbF3−SbCl5またはHF−Cr2O3の如
きより強いフツ素化剤が4−または5−位置にお
けるClをFで置換し、そして/またはX1がFで
ある種を製造する際に必要である。 式の不飽和ジオキソランは、X1がCO2Mで
あり、そして少なくともX2〜X5の2つがFであ
る式のジオキソランの熱分解により製造し;出
発のジオキソランは金属塩であり、そしてX1
COClまたはCOFである適当な式のジオキソラ
ンをNaCO3またはNa3PO4の如きアルカリで処理
することにより製造する。テトラグライムの如き
高沸点の非プロトン性の溶媒媒質中で反応を行う
場合、生じる塩を前もつて単離することなしに溶
解した塩を約140〜200℃の範囲内の温度で加熱す
ることにより、式のジオキソランに直接熱分解
することができる。またこの塩を単離し、そして
テトラグライムの如き高沸点の非プロトン性溶媒
中で別々に熱分解することができる。X2〜X5
2個以下のフツ素が含まれる式のジオキソラン
の塩を上記の条件下で熱分解する場合、主要な生
成物は、Y1及びY2がClであり、そしてY3がClま
たはFである式のジオキソールである。 また式のジオキソールは、X1がClまたはF
であり、そしてX2〜X5の少なくとも1つがClで
ある式のジオキソランを、米国特許第3865845
号(実施例2)に開示されている触媒的量のヨー
ド、または塩化第二水銀及びヨウ素の配合物の存
在下において、金属マグネシウムと接触させ、そ
して反応させることにより製造することができ
る。塩化第二水銀/ヨウ素配合物の触媒はエドワ
ード(Edward)N.スクワイア(Squire)による
1981年8月12日付け米国特許出願第292060号に記
載されている。 式及びの単量体は均質重合するか、または
式 CZ1Z2=CF2 式中、Z1はH、FまたはClであり; Z2はH、F、ClまたはORFであり; RFは炭素原子1〜4個のパーハロアルキル、 であり; nは0〜6の整数であり; Z3はSO2F、CO2RまたはCNであり;そして Rは上に定義したものである、 の1種またはそれ以上のポリハロゲン化されたビ
ニル単量体と共重合することができる。テトラフ
ルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、
パーフルオロメチルビニルエーテル及びパーフル
オロジビニルエーテルが好適なコモノマーであ
る。上記の重合体は通常上記の単量体から誘導さ
れる約0.5〜100モル%の単位を含むであろう。 この重合体は良く知られた遊離基重合法、殊に
文献に記載されているテトラフルオロエチレンの
共重合に対して用いる方法により調製する。重合
を排水媒質である過フツ素化されているか、また
はフツ素を含む過ハロゲン化された溶媒、例えば
パーフルオロジメチルシクロブタンまたは1,
1,2−トリクロロトリフルオロエタンなどの中
で行うことが好ましい。有用な遊離基開始剤には
パーフルオロカーボンパーオキシド、例えばパー
フルオロプロピオニルパーオキシドまたはアゾ化
合物、例えばアゾービス(イソブチロニトリル)
などが含まれる。温度は0〜200℃の範囲内であ
り、そして圧力は大気圧以下〜約200気圧で変え
ることができる。 上記の重合体は非晶性であり、そして約90〜約
180℃の範囲の高いガラス転移温度、及び約1,
2〜1.5の低い屈折率を有している。これらのも
のは成形可能であり、溶融押出し可能であり、そ
して溶液からキヤステイングして化学的及び熱的
に安定な成形製品であるフイルム、並びに木材、
紙、ガラス及び金属の如き基体に対する被覆物を
与えることができ、その際に該フイルム及び被覆
物は保護的包装に適する高い透明性を有してい
る。 第1表に実施例で説明する数種の代表的なハロ
ゲン化されたジオシソラン、及びを示す。
各々の場合にRFはCF3である。
【表】 第2表に参考例で説明する数種の代表的な過ハ
ロゲン化されたジオキソール、を示す。各々の
場合にRFはCF3である。 第2表 Y1 Y2 Y3 種類コード F F F 11 F Cl F 12 Cl F Cl 18 Cl Fl Cl 19 Cl F F 20 次の実施例及び参考例において、特記せぬ限り
部及び%は重量によるものであり、そして温度は
セツ氏度である。第1表及び第2表のように化合
物をコード化する。 実施例 1 2−カルボキシメチル−2−トリフルオロメチ
ル−1,3−ジオキソラン(3) 撹拌機、冷却器、滴下ロート及び温度計を備え
た容量500mlの4ツ口フラスコを一夜乾燥し、熱
い間に組み立て、そして乾燥した窒素気流中で冷
却した。このフラスコに石油エーテル100ml中の
トリフルオロピルビン酸メチル31.2gを加えた。
この撹拌した混合物にβ−ブロモエタノール
25.0gを加えた。温度が35℃に達した際に、この
混合物を氷浴中で冷却し、そして1/2時間撹拌し た。このものを室温に加熱し、無水炭酸カリウム
28gを加え、そしてこの混合物を激しく撹拌し
た。この反応は発熱的であり;この反応混合物を
外部から冷却し、そして撹拌を続けた。4時間
後、無水エーテル100mlを加え、これによりペー
スト状の混合物が細かく分散された固体を有する
一つの液相になつた。この固体を過で分離し、
そして溶媒を残渣から除去した。蒸留により沸点
が7mmにて69〜70.5℃、n25 D1.3762の70%2−カル
ボキシメチル−2−トリフルオロメチル−1,3
−ジオキソラン28gが得られた。7mmにおける沸
点70.5℃での中心部のカツト成分は純粋であつ
た。 C6H7F3O4に対する分析計算値:C、36.1;H、
3.53;F、28.48。実測値:C、36.00;H、
35.4;F、28.50。赤外スペクトルはこの構造と
一致し、そして外部標準としてテトラメチルシラ
ンを用いてA−60上で測定したプロトンNMRに
より、5.97ppm面積比4における第2のスプリツ
トしていない共鳴に対して6.38ppm面積比3にお
けるスプリツトしていない共鳴が示された。 実施例 2 水冷冷却器、温度計、マグネチツク・スターラ
ー、及び圧力平衡化した(Pressure−
equalizing)滴下ロートを備えた容量500mlの三
ツ口フラスコに炎をあて(flame out)、そして
β−クロロエタノール16.1g(0.20モル)を加え
た。このフラスコを0℃に冷却し、そしてトリフ
ルオロピルビン酸メチル31.2g(0.20モル)を徐々
に加えた。この反応混合物を発熱反応中は10℃以
下の温度に保持しながら15分間撹拌した。 次に、30〜60℃の石油エーテル80mlをこのフラ
スコに加え、そして室温に加熱した。 K2CO3(27.6g)を1時間にわたつて2.3gずつ12
回に分けて加えた。更に2時間撹拌を続け、そし
て固体を溶解させるために撹拌しながら水150ml
を加えた。3種の液層が得られた。中間の(水性
の)層を石油エーテル中に抽出し、抽出液を最初
の上部層と一緒にし、水25mlで洗浄し、CaCl2
で乾燥し、そしてロータリー・エバポレーターを
用いて蒸発させた。黄色の残渣、及び最初の底部
層を蒸発させて得られた残渣は、構造 に一致するIRスペクトルを示した。 実施例 3 容量4のビーカー中のトリフルオロピルビン
酸メチル(176g、1.14モル)に氷浴で多少冷却し
て60℃以下に保持しながらエチレンクロロヒドリ
ン92g(1.14モル)を速やかに加えた。添加が完了
し、そして室温に冷却した後に、石油エーテル
(沸点30〜60℃)400mlを加え、続いて炭酸カリウ
ム158g(1.14モル)を加えた。固体を破砕するた
めに金属製のさじを用いて混合物を時々撹拌し
た。ガスの発生が停止した際に、石油エーテルが
蒸発するまで混合物を水蒸気浴上で加熱した。次
に水(500ml)を加えて固体を溶解させ、2−カ
ルボキシメチル−2−トリフルオロメチル−1,
3−ジオキソランを含有する下層を分離し
(150g、65%);乾燥し、そして蒸留した。沸点
66℃/5mm。 実施例 4 2−カルボキシトリクロロメチル−2−トリフ
ルオロメチル−4,4,5,5−テトラクロロ
−1,3−ジオキソラン(4) 3 ――――→ 塩素化4,5,6 太陽灯に隣接させてパイレツクスガラス中にて
実施例3で調製した3の化合物144gを塩素化し
た。直ちに塩素ガスが発生した。溶媒は使用しな
かつた。太陽燈からの熱により還元が生じた。水
冷却器を通した後、排気ガスを氷冷したトラツプ
に通し、次にHClを除去するために水のスクラバ
ーに通した。ガスクロマトグラフイーにより反応
を監視した。ジオキソラン4がジオキソラン5及
び6と一緒に得られた。 実施例 5 3 ――――→ 塩素化4 実施例3で調製したジオキソラン3(336.3g)
を四塩化炭素溶媒300mlと一緒にアルミニウム箔
で覆われた容量1.5のガラス反応器中に加えた。
水銀蒸気ランプを有する石英製の水冷された冷フ
インガー(cold−finger)を反応器中に挿入し
た。塩素ガスを撹拌しながら加え、ランプを点灯
し、そして反応の進行を留出した試料をガスクロ
マトグラフにかけて監視した。16時間の反応後、
4の化合物90%(収率93%)を含む留出液769.1g
が得られた。 実施例 6 2−トリフルオロメチル−2,4,4,5,5
−ベンタクロロ−1,3−ジオキソラン(5)及び
2−クロロホルミル−2−トリフルオロメチル
−4,4,5,5−テトラクロロ−1,3−ジ
オキソラン(6) 3 ――――→ 塩素化5,6 CCl450ml中の3の化合物59gの溶液をCl2中でバ
ブリング(bubbling)させながら水銀蒸気ランプ
を用いて30時間照射した。実験中、高温が得られ
るようにCCl4を取り除いた。この実験から沸点
72℃/22mmを有する5の化合物22g、及び沸点79
℃/15mm、IR5.52μ(C=O)を有する6の化合物
14gが得られた。 C4Cl5F3O2に対する分析計算値:C、15.28;
Cl、56.40;F、18.13。5に対する実測値:C、
15.57;Cl、57.23;F、18.17。C5Cl5F3O3に対す
る分析計算値:C、17.54;Cl、51.79;F、
16.65。6に対する実測値:C、17.67;Cl、
50.93;F、16.77。 実施例 7 2−クロロホルミル−2−トリフルオロメチル
−4,4,5,5−テトラクロロ−1,3−ジ
オキソラン(6) 4CsCl ―――――→ 6 塩化セシウム(10g)を大気圧で蒸留した4の
パークロロエステル572gに加えた。蒸留器に取
り付けたドライアイス−アセトン冷却トラツプ中
にホスゲンを捕集し、その間に188℃にて6の酸
塩化物395g(89%)が留出した。この生成物を
144℃/200mmで再蒸留し(356g)、少量の溶解し
たホスゲンを除去した。 実施例 8 2−カルボキシトリクロロメチル−2−トリフ
ルオロメチル−4,4,5,5−テトラクロロ
−1,3−ジオキソラン(4)のフツ素化 4SbF3 ――――――→ SbCl58+9+7 4のパークロロエステルをSbF3−SbCl5と共に
還流させてホスゲンを消費させ、そして脱カルボ
ニル化させて主にジオキソラン8及び9を得た。
残留する極めて少量の酸塩化物により7が生じ
た。 三フツ化アンチモン(162g)を乳鉢中で粉砕
し、排気した容量2の三ツ口フラスコ中に加
え、そして振盪しながら乾固するまで炎で加熱し
た。このフラスコを冷却し、そして窒素で満たし
た後、4の化合物100g及びSbCl57mlを加えた。
この混合物を約4時間還流し(付属のドライアイ
ストラツプで水を凝縮)、その際に還流温度は80
℃に降下し、そしてホスゲンをトラツプ中に捕集
した。水蒸気浴加熱を用いて、真空下で液体窒素
冷却したトラツプに留出させたフラスコからの揮
発物質を蒸留器に移し、そして大気圧で蒸留し
た。沸点68〜69℃を有する8の化合物である4,
5−ジクロロ−2,4,5−トリフルオロ−2−
トリフルオロメチル−1,3−ジオキソラン
27.5g(46%)を捕集した。 C4Cl2F6O2に対する分析計算値:C、18.13;
Cl、26.76;F、43.03。実測値:C、17.93;Cl、
26.80;F、42.78。 加えて、沸点99〜100℃を有する9の化合物で
ある4,4,5−トリクロロ−2,5−ジフルオ
ロ−2−トリフルオロメチル−1,3−ジオキソ
ラン21g(33%)が留出した。C4Cl3F5O2に対する
分析計算値:C、17.07;Cl、37.80;F、33.76。
実測値:C、16.89;Cl、37.44;F、33.56。 最後に、沸点126〜128℃、IR5.54μ(C=O)を
有する7の化合物である2−クロロホルミル−2
−トリフルオロメチル−4,5−ジクロロ−4,
5−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン約1gを
回収した。C5Cl3F5O3に対する分析計算値:C、
19.41:Cl、34.38;F、30.70。実測値:C、
19.81;Cl、35.27;F、30.45。 実施例 9 2−クロロホルミル−2−トリフルオロメチル
−4,4,5,5−テトラクロロ−1,3−ジ
オキソラン(6)のフツ素化 6SbF3 ――――――→ SbCl513+7+8+9 SbF3−SbCl5との反応においてフツ素で置換さ
れる塩素原子の数は用いるSbF3の量及び反応温
度に依存した。水蒸気浴の加熱のみを用いる本実
施例において、多少の13の化合物が単離された。 6の化合物356g(1.04モル)、乾燥した
SbF3326g(1.82モル)及びSbCl55mlの混合物を水
蒸気浴上で5時間加熱し、そして上記の液体窒素
冷却したトラツプに真空蒸留して蒸留用の生成物
を単離した。この混合物を蒸留して沸点68℃の8
の化合物約15g(4.4%);沸点100℃の9の化合物
17g(4.6%);沸点126℃の7の化合物148g(37
%);及び沸点153℃、IR、5.53μ(C=0)の化合
物13である2−クロロホルミル−2−トリフルオ
ロメチル−4,5,5−トリクロロ−4−フルオ
ロ−1,3−ジオキソラン101g(24%)を得た。 C5Cl4F4O3に対する分析計算値:C、18.43;
Cl、43.52;F、23.32。実測値:C、18.72;Cl、
42.35;F、23.76。 実施例 10 実施例9より高温を用いて13の化合物をまつた
く単離しなかつた:6の化合物212g(0.62モル)、
炎及び真空で乾燥したSbF3166g(0.93モル)、及
びSbCl510mlを3時間還流させ、その際に温度は
96℃に降下した。実施例9のように単離した粗製
の生成物を蒸留し、8の化合物約70g(43%)、9
の化合物9g(5%)及び7の化合物47g(24%)が
得られ、その際に残りのものは大部分が高沸点残
渣であつた。 実施例 11 2−フルオロホルミル−2−トリフルオロメチ
ル−4,4,5,5−テトラクロロ−1,3−
ジオキソラン(21) 6KF ―――――――――――――→ テトラメチレンスルホン21 6の酸塩化物50g(0.15モル)、炎及び真空で乾
燥したKF35g(0.60モル)、及びテトラメチレンス
ルホン50mlの混合物を18インチのスピニング・バ
ンド(spinning band)蒸留器上で加熱しながら
撹拌した。沸点156〜157℃、IR5.33μ(C=O)を
有する21の酸フツ化物11g(22%)を捕集した。 C5Cl4F4O3に対する分析計算値:C、18.43;
Cl、43.52;F、23.32。実測値:C、18.55;Cl、
43.72;F、23.28。 参考例 1 2,4,5−トリフルオロ−2−トリフルオロ
メチル−1,3−ジオキソール(11)及び5−クロ
ロ−2,4−ジフルオロ−2−トリフルオロメ
チル−1,3−ジオキソール(12)並びに重合体 8Mg ――――――――→ I2、HgCl211+12 次の方法に従つてハロジオキソランを脱ハロゲ
ン化することによりジオキソールを調製した。18
インチのスピニングバンド蒸留器が結合され、そ
してマグネチツクスターラー、温度計及びSage
ポンプで誘導される50ml皮下注射器用のセプタム
(septum)を備えた容量250mlの三ツ口フラスコ
中で反応を行つた。このフラスコをGlas−Colマ
ントル(mantle)で加熱した。蒸留器の冷却器
をタツプ(tap)水で冷却し、そして容量25mlの
受け器をドライアイス−アセトン浴で冷却した。
蒸留器に取り付けたドライアイス−アセトン・ト
ラツプで極めて少量の凝縮物を捕集した。 この系を最初乾燥するまで排気し、そして窒素
で満たした。次にマグネシウム細片(turning)
(15.0g、0.63モル)並びに各々0.2gのHgCl2及びI2
を加え、この系を再排気し、そしてN2を呼き込
んだ、乾燥したテトラヒドロフラン80mlを加え、
この混合物を撹拌し、そして沸点に加熱し(沸騰
した際に加熱を止める)、その間に蒸留器に付属
するSageポンプを通して全還流量に対して0.3
ml/分の割合でジオキソラン8を加えた。反応が
未だ開始していない場合、3mlを加えた後に添加
を停止した(黒色に変化し、そして極めて発熱的
−加熱の必要はなかつた)。反応を開始させる必
要がある場合、35μのヨウ化メチルを皮下注射
器により加えた。すべてのジクロライド(37g、
0.14モル)を加える間に還流を保持するための加
熱は必要としなかつた。 添加が完了した際に加熱し、そして容量25mlの
受け器がほぼ一杯になるまで留出液を捕集した。
この実験中に生成物(沸点15〜16℃)はすでに受
け器中に捕集されていた。冷留出液を分液ロート
中の氷水に加え、振盪し、そして底部層を冷時貯
蔵した。 13工程(8のジクロライド488.5g)からの一緒
にされた粗製の生成物(230g)から蒸留により
沸点15〜16℃、IR5.27(C=C)を有する11のジ
オキソール123g(34%);沸点47℃、IR5.53μ(C
=C)を有する12のジオキソール41g(11%);及
びポツト残渣として回収された5の化合物64.5g
が得られた。 痕跡のテトラヒドロフランを除去するために順
次2%K2CO3及び蒸留水を含む焼結ガラスバブ
ラー(bubbler)に蒸気を通し、続いてこの蒸気
をP2O5上を通すことにより、11及び12の両者を
最終的に精製した。凝集した物質をステンレス・
スチール製の筒に−50℃で貯蔵した。 化合物11は触媒としてパーフルオロプロピオニ
ルパーオキシドを用いて室温にてF−113(1,
1,2−トリクロロトリフルオロメタン)中で容
易に均質重合体、及びTFEとの共重合体を生じ
た。化合物12はTFEと共重合体を生じた。 参考例 2 5−クロロ−2,4−ジフルオロ−2−トリフ
ルオロメチル−1,3−ジオキソール(12) 9Mg ――――――――→ I2、HgCl212 ジオキソール8を9に代える以外は参考例1を
くり返して行つた。9の化合物28.2g(0.1モル)
及びマグネシウム7.3g(0.3モル)から精製された
12のジオキソール10g(収率48%)の試料を得た。 参考例 3 2−クロロ−2−トリフルオロメチル−4,5
−ジフルオロ−1,3−ジオキソール(20)及
び重合体 17Mg ――――――――→ I2、HgCl220+均質重合体 Mg細片15g(0.63モル)、各々0.2gのHgCl2及び
I2、並びに乾燥したテトラヒドロフラン80mlの撹
拌された混合物にSageポンプにより0.3ml/分で
17の化合物25gを加えた。次に50mlの混合物を蒸
留し、このものを氷水で洗浄して16gの重い層を
得た。蒸留により沸点43℃の20の化合物2gを得
た。この物質を蒸気として窒素気流により半溶融
ガラス盤、2%K2CO3及び最後に蒸留水を通し
て送つた。凝縮物(ドライアイス−アセトントラ
ツプ)を蒸気としてKOHペレツト及びP2H5上を
通し、そしてトリクロロトリフルオロエタン中の
9%パーフルオロプロピオニルパーオキシド触媒
30μを有する重合体チユーブ中で凝縮させた。
室温で一夜放置し、そして水蒸気浴中で2時間加
熱した後、重合体2gを回収した(100℃で真空乾
燥)。 参考例 4 2,4,5−トリクロロ−2−トリフルオロメ
チル−1,3−ジオキソール 6Na2CO3 ―――――――――→ テトラグライム16 ―――――――→ 150〜160℃19 次の方法に従つてクロロホルミルジオキソラン
を脱ハロカルボニル化することによりジオキソー
ルを調製した。酸塩化物6をカルボン酸塩16に転
化し、その際このものを単離することなしに高沸
点の非プロトン性溶媒中でジオキソール19に分解
した。 この反応は温度計、滴下ロート、大きな撹拌用
マグネツト及びビグロー(Vigreaux)蒸留ヘツ
ドを備えた容量2の三ツ口フラスコ中で行つ
た。このフラスコを排気し、窒素で満たし、次に
窒素下にてNa2CO3(550℃で乾燥)32g(0.3モル)、
続いて乾燥したテトラグライム50mlを加えた。次
に酸塩化物6(34g、0.1モル)を撹拌しながら滴
下し、その際に発熱して約60℃になつた。次に滴
下ロートを取り外して栓に代え、そしてGlas−
Colマントルを用いて加熱した。ドライアイス及
び液体窒素トラツプを通して約250mmで系を真空
にした。約150℃で激しいCO2の発生が始まり、
そして留出液を約80℃/250mmで捕集した。この
ものを水で洗浄し、乾燥し、そして大気圧で蒸留
して沸点110℃の20の化合物(16.7g、69%)を得
た。このものをラマン吸収により同定した(5145
Åレーザーで1692)。 13CNRで分析した。 C4Cl3F3O2に対する分析計算値:C、19.74;
Cl、43.70;F、23.42。実測値:C、20.00;Cl、
40.72;F、23.09。 参考例 5 2,4−ジクロロ−5−フルオロ−2−トリフ
ルオロメチル−1,3−ジオキソール(18)及
び2,4,4,5−テトラクロロ−5−フルオ
ロ−2−トリフルオロメチル−1,3−ジオキ
ソラン(15) 13Na2CO3 ―――――――――→ テトラグライム14 ―――――――→ 150〜160℃18+15 この反応は参考例4と同様であつた。単離され
た主な生成物はジオキソール18であつた。 テトラグライム75ml中のNa2CO355gを有する
13の化合物55g(0.17モル)から粗製の、水で洗浄
した生成物25.5gを得た。蒸留により沸点77℃、
IR5.54μ(C=C)を有する18の化合物15.5g(41
%)、及び沸点129℃の15の化合物3.2g(6%)が
得られた。 C4Cl2F4O2に対する分析計算値:C、21.17;
Cl、31.24;F、33.49。18に対する実測値:C、
21.30;Cl、28.19;F、27.95。C4Cl4F4O2に対す
る計算値:C、16.14;Cl、47.61;F、25.51。15
に対する実測値:C、17.63;Cl、43.58;F、
27.28。 参考例 6 パーフルオロ−2−メチレン−4,5−ジクロ
ロ−1,3−ジオキソラン、その重合体、及
び2,4,5−トリクロロ−4,5−トリフル
オロ−2−トリフルオロメチル−1,3−ジオ
キソラン(17) 7Na2CO3 ―――――――――→ テトラグライム7a ―――――――→ 150〜160℃+17+21 7にNa2CO3を加えて塩7aを生じさせた後、直
列のドライアイス及び液体窒素トラツプを通して
この系を十分な真空(1mm)に引くことを除いて
参考例4に示す通りにこの反応を行つた。 各々の実験に乾燥したNa2CO3約113g(1.1モ
ル)、乾燥したテトラグライム150ml及び4の化合
物110g(0.35モル)を用いた。7の化合物546gを
用いる5種の実験から粗製の生成物235.5gが得ら
れた。蒸留により主に沸点83〜87℃の21の化合物
79g(20%);主に沸点93〜97℃の17の化合物109g
(22%);沸点110〜117℃/50mmの生成物8g、及
び沸点120℃/50mmの他の生成物18gが得られた。
ガスクロマトグラフイーによりすべての生成物は
比較的純粋なようであり、17に対しては異性体が
分離した。 7の化合物340gを用いる追加の3種の実験に
より165.5gの不純物を含む生成物が得られ、この
ものを蒸留しての化合物54g(22%)、17の化合
物75g(24%)、高沸点分15.5gが得られた。 触媒としてパーフルオロプロピオニルパーオキ
シドを用いて化合物からF−113溶媒中にて均
質重合体、及びTFEとの共重合体が容易に得ら
れた。 C4Cl2F4O2に対する分析計算値:C、21.17;
Cl、31.24;F、33.49。の均質重合体の実測
値:C、21.04;Cl、31.35;F、33.75。 参考例 7 2,4,5−トリフルオロ−2−トリフルオロ
メチル−1,3−ジオキソール(11)及び5−クロ
ロ−2,4−ジフルオロ−2−トリフルオロメ
チル−1,3−ジオキソール(12) 8Mg ――→ I211+12 HgCl2を加えないことを除いて参考例1と同様
の反応条件及び反応体を用いた。ジオキソラン8
(34g)、Mg細片15g、及びテトラヒドロフラン80
ml中のI20.2gを用いた。生成物15.5gが得られた。
このものは、ガスクロマトグラフイー分析によ
り、ジオキソール11(72%)及びジオキソール12
(9%)を含むことが分つた。 参考例 8〜11 単量体の種々の均質重合体及びTFE共重合
体を4〜24時間撹拌しながら本質的にヘキサフル
オロプロペンの異性体トリマーからなる溶媒と混
合することにより、木、紙及び金属に対する透明
な防水加工液を調製した。かくして調製した混合
物を下記に要約する。
【表】 参考例 12〜15 式及びの単量体、またはその混合物を、触
媒としてt−ブチルパーアセテート(ミネラル・
スピリツト中75%)20を用いて1,1,2−ト
リクロロトリフルオロエタン(F−113)溶媒中
で100℃にて4時間TFE重合させることにより下
記の透明で粘稠な被覆用溶液が得られた。参考例
14及び15で用いた式の単量体において、X2
びX4はFであり、そしてX3及びX5はClであつ
た。
【表】 参考例8〜11の各々8種の重合体溶液を紙及
び未処理の木に塗布し、そして室温で乾燥した。
次に水を塗布した際に、未処理の部分では速やか
に吸収したが、処理した表面では水は蒸発するま
で球状を保つていた。 この重合体は紙に極めて良く付着するため、保
護表面を破損することなしに折つたり曲げたりす
ることができた。また木への付着も極めて良好で
あり、その際に低分子量物質は油状の浸透処理液
となり、そして高分子量物質は半光沢性乃至光沢
性の処理面を与えた。本発明のジオキソランを用
いて得られる重合体を含む被覆物は苛性及び腐食
性の工業的環境において基体を保護するために木
及び紙を含めた種々の基本に用いることができ
る。本発明のジオキソランを用いて得られる重合
体で被覆した使い捨ての紙手袋は苛性/腐食性の
作業環境に有用であろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 式中、X1はCl、F、COF、COCl、CO2CCl3
    CO2R及びCO2Mからなる群から選び; RはH及び炭素原子1〜4個のアルキルからな
    る群から選び; RFは炭素原子1〜4個のパーフルオロアルキ
    ルであり; Mはアルカリ金属イオン及びアンモニウムから
    なる群から選び; X2、X3、X4及びX5は独立してH、Cl及びFか
    らなる群から選び;条件としてX2、X3、X4及び
    X5が各々Hである場合、X1はCO2RまたはCO2M
    であり、 さらに条件としてX1がFである場合、X2
    X3、X4及びX5の少くとも1つはCl又はHであ
    る、 のジオキソラン。 2 式 RFCOCO2R 式中、 RFは炭素原子1〜4個のパーフルオロアルキ
    ルであり; RはH及び炭素原子1〜4個のアルキルからな
    る群から選ぶ; のフツ素化されたケトエステルを2−クロロエタ
    ノール、2−ブロモエタノール、及びエチレンオ
    キシドからなる群の少なくとも1員と反応させる
    ことを特徴とする 式 式中、RF及びRは上記の意味を有する、 のジオキソランの製造方法。 3 式 式中、 RFは炭素原子1〜4個のパーフルオロアルキ
    ルであり; RはH及び炭素原子1〜4個のアルキルからな
    る群から選ぶ; のジオキソランを塩素化し、次にフツ素化するこ
    とを特徴とする 式 式中、RFは上記の意味を有し、 X1はCl、F、COF、COCl、CO2CCl3、CO2R
    及びCO2Mからなる群から選び; Rは上記の意味を有し; Mはアルカリ金属イオン及びアンモニウムから
    なる群から選び; X2、X3、X4及びX5は独立してH、Cl及びFか
    らなる群から選び;条件としてX1がCO2R又は
    CO2Mである場合、X2、X3、X4及びX5の少くと
    も1つはCl又はHである、さらに条件としてX2
    X3、X4及びX5が各々Hである場合、X1はCO2R
    またはCO2Mである、 のジオキソランの製造方法。
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