JPH0348145Y2 - - Google Patents

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JPH0348145Y2
JPH0348145Y2 JP1983147554U JP14755483U JPH0348145Y2 JP H0348145 Y2 JPH0348145 Y2 JP H0348145Y2 JP 1983147554 U JP1983147554 U JP 1983147554U JP 14755483 U JP14755483 U JP 14755483U JP H0348145 Y2 JPH0348145 Y2 JP H0348145Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、昇降装置に用いるX形リンク装置に
関する。
従来、この種装置として、例えば第1図に示す
如く1対のリンク1,2をX形に交差させて互に
中間の交差点3で枢着し、該両リンク1,2を上
側の被動部材4と下側の固定部材5との間に介在
させて該両リンク1,2の各上端を該被動部材4
と各下端を該固定部材5とに枢着すると共に、該
両リンク1,2の一方の第1リンク1の上端の枢
着部1aを該被動部材4に備えるガイド部4aに
沿つて水平方向に移動自在とし、他方の第2リン
ク2の下端の枢着部2aをシリンダ等の駆動源6
により該固定部材5に備えるガイド部5aに沿つ
て移動させて該被動部材4を昇降させるようにし
たものは知られるが、この場合該被動部材4を図
面で左右方向に変位させずに真直に昇降させるべ
く、該第1リンク1の上端の枢着部1aと下端の
枢着部1bとの結線と、該第2リンク2の下端の
枢着部2aと上端の枢着部2bとの結線とが互に
その中点で交差されるようにした等辺X形リンク
を構成し、該第2リンク2の下端の枢着部2aを
ガイド部5aに沿つて水平方向に移動させて、該
第2リンク2の上端の枢着部2bが常に該第1リ
ンク1の上端の枢着部1aとの間の水平を保つた
まま該第1リンク1の下端の枢着部1bを通る垂
直線上を移動されるようにするを一般としたもの
で、これによれば以下の不都合を伴う。
即ち、該第2リンク2の下端の枢着部2aと前
記交差点3との結線と水平線との成す角度が被動
部材4の下降に伴い減少されると、次いで該被動
部材4を上昇させるときの起動力が増すため、駆
動源6の能力に応じて該角度の最小許容角θmin
が決まり、該被動部材4の最下降位置をあまり低
く設定し得なくなるのである。
この場合、第2図に示すように第2リンク2を
その上端の枢着部2bと交差点3との結線aがそ
の下端の枢着部2aと交差点3との結線bの延長
線に対し下方に傾斜するように屈曲させると共
に、第1リンク1も同様にその上端の枢着部1a
と交差点3との結線dがその下端の枢着部1bと
交差点3との結線eに対し下方に傾斜するように
屈曲させれば、該両リンク1,2を屈曲させた分
だけ被動部材4の最下降位置を低く設定すること
が可能になるが、これによれば等辺X形リンクで
なくなるため、被動部材4の上昇に際し第2リン
ク2の上端の枢着部2bが第1リンク1の下端の
枢着部1aを通る垂直線から外れ、被動部材4が
左右方向に変位されてこれを真直に昇降し得なく
なり、真直な昇降動作を与えるには、第2リンク
2の上端の枢着部2bを第1リンク1の上端の枢
着部1aと同様に被動部材4に対し水平方向に移
動自在として、被動部材4を垂直方向にのびる別
個のガイド部材でガイドせざるを得なくなり、構
造が複雑となる不都合を伴う。
本考案は、かかる不都合を解消すべく、被動部
材の最下降位置を上記第2図示のものと同程度の
可及的低位に設定して且つガイド部材を用いるこ
となく被動部材を真直に昇降動し得るようにした
X形リンク装置を提供することをその目的とした
もので、第3図以下に例示する如く、1対のリン
ク1,2をX形に交差させて互に中間の交差点3
で枢着し、該両リンク1,2を上側の被動部材4
と下側の固定部材5との間に介在させて、該両リ
ンク1,2の一方の第1リンク1の下端を固定部
材5と、他方の第2リンク2の上端を被動部材4
とに枢着し、第1リンク1の上端の被動部材4に
対する枢着部1aを該被動部材4に備えるガイド
部材4aに沿つて水平方向に移動自在とすると共
に、第2リンク2の下端の固定部材5に対する枢
着部2aを駆動源6により該固定部材5に備える
ガイド部5aに沿つて移動させて被動部材4を昇
降させるようにしたX形リンク装置において、第
2リンク2をその上端の被動部材4に対する枢着
部2bと前記交差点3とを結ぶ第1の結線aが該
第2リンク2の下端の前記枢着部2aと該交差点
3とを結ぶ第2の結線bの延長線に対し下方に傾
斜するように屈曲させると共に、第1リンク1の
下端の固定部材5に対する枢着部1bと前記交差
点3とを結ぶ第3の結線cと該第1リンク1の上
端の前記枢着部1aと該交差点3とを結ぶ第4の
結線dとが同一直線上に位置し、且つ第1の結線
aの長さと第3の結線cの長さと第4の結線dの
長さとが全て等しくなるようにし、更に固定部材
5に備える前記ガイド部材5aを、第2リンク2
の下端の枢着部2aの位置に係わらず、前記交差
点3を通る水平線に対する前記第1の結線aの傾
斜角と該水平線に対する前記第3の結線cの傾斜
角とが互に等しくなるように、上下方向に傾斜さ
せたことを特徴とする。
第3図及び第4図は、治具台車7を転動自在に
支持する搬送レール8と該台車7の搬送チエーン
9とを備えた左右1対の昇降枠を各被動部材4と
して、該各被動部材4を夫々本案装置で昇降させ
るようにした実施例を示し、該各被動部材4にこ
れに設けた上下1対のガイドレール10,10に
沿つて水平方向に移動自在の可動枠11を支持さ
せ、これに前記第1リンク1の上端を枢着して前
記ガイド部4aを構成し、又前記駆動源6はシリ
ンダで構成されるものとして、これを該第1リン
ク1の下端の枢着部1bの下方位置において該第
1リンク1に一体に突設した支持片12に枢支さ
せ、そのピストンロツド6aを前記第2リンク2
の下端の枢着部2aに連結してこれを前記固定部
材5に設けた長溝状のガイド部5aに沿つて進退
駆動せしめるようにし、これを更に詳述するに、
該枢着部2aは該ピストンロツド6aに連結され
る可動子13を該ガイド部5aに挿入してこれに
該第2リンク2を枢着して成るものとし、更に図
示のものでは左右1対の該被動部材4,4を互に
同期して昇降し得るよう、左右1対に設ける本案
装置の該各第2リンク2の下端の枢着部2aを互
に連結する同期シヤフト14を設けて、該シヤフ
ト14の両端に夫々固定ラツク15に咬合するピ
ニオン16を固設し、該各枢着部2aの進退を該
シヤフト14の回転に変換して該各枢着部2aの
進退、従つて該各被動部材4の昇降の同期を取れ
るようにした。
次いで本考案装置の作動原理を第5図に基いて
説明する。尚、第5図では図面の簡略化のため被
動部材4に設けるガイド部4aを水平方向の長溝
で構成した。ここで、、第1リンク1の下端の枢
着部1bを原点として水平方向にX座標軸と垂直
方向にY座標軸とを取り、第1リンク1の下端の
枢着部1bと交差点3との結線cの長さとその上
端の枢着部1aと交差点3との結線dの長さを
夫々lc,ld、第2リンク2の上端の枢着部2bと
交差点3との結線aの長さとその下端の枢着部2
aと交差点3との結線bの長さを夫々la,lb、こ
れら各結線a,b,c,dの水平線に対する傾斜
角を夫々θa,θb,θc,θdとし、第1リンク1の
上端の枢着部1aと、第2リンク2の上下各端の
枢着部2a,2bとの位置を求めると、下式の如
くとなる。
枢着部1aX座標=lc cosθc+ld cosθd Y座標=lc sinθc+ld sinθd 枢着部2aX座標=lc cosθc+lb cosθb Y座標=lc sinθc−lb sinθb 枢着部2bX座標=lc cosθc−la cosθa Y座標=lc sinθc+la sinθa この場合、本考装置によれば第1リンク1をそ
の上下両端の枢着部1a,1bを結ぶ結線の中点
が交差点3に合致するように構成するから、ld=
lc,θd=θcとなり、又第1リンク1の下端の枢着
部1bの位置を被動部材4の最下降位置(結線b
の傾斜角θbが最小許容角θmin例えば17゜になる位
置)において結線aと結線cとが交差点3を通る
水平線に関し対称となるように設定し、且つ被動
部材4の上昇によつてもこの対称関係が維持され
るようにするから、la=lc,θa=θcとなり、従つ
て第1リンク1の上端の枢着部1aのY座標と、
第2リンク2の上端の枢着部2bのY座標とは共
に2lc sinθcとなり、又該枢着部2bのX座標は
常に零となつて、該枢着部2bはY座標軸上を第
1リンク1の上端の枢着部1aとの間の水平を保
つたまま移動される。
ここでθaとθbとの間には、結線bの延長線に
対する結線aの下方への傾斜角をαとしてθa=
θb−αの関係式が成立するから、結線aと結線
cとの対称関係を維持するには、即ちθa=θcの
関係を維持するには、θc=θb−αの関係式が成
立するようにガイド部5aを形成すれば良いこと
が分る。換言すれば、θcをパラメータとして、座
標(x,y)が x=lc cosθc+lb cos(θc+α) y=lc sinθc−lb sin(θc+α) となる点の軌跡に沿つて該ガイド部5aを上下方
向に傾斜させれば、結線aと結線cとは交差点3
を通る水平線に関し常に対称となり、被動部材4
を水平姿勢に保持したままこれに横方向への変位
を生じない真直な昇降動作を与えられる。
尚、被動部材4の最下降位置は、第2リンク2
を第1図示の如く真直なものとして等辺X形リン
クを構成する場合に比し、結線aを結線bの延長
線に対し下方に傾斜させるため、第2図示の不等
辺X形リンクと同程度の可及的低位に設定出来
る。
この様に本考案によるときは、従来の等辺X形
リンクに比し被動部材4の最下降位置を低く設定
出来ると共に、被動部材4を等辺X形リンクと同
様に真直に昇降させることが出来、従来の不等辺
X形リンクの如く被動部材4を真直に昇降させる
ための別個のガイド部材を必要とせず、装置を構
造簡単にして廉価に得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の等辺X形リンクの線図、第2図
は従来の不等辺X形リンクの線図、第3図は本案
装置の1例の側面図、第4図は第3図の−線
截断面図、第5図はその作動原理を説明する線図
である。 1……第1リンク、1a……第1リンクの上端
の枢着部、1b……第1リンクの下端の枢着部、
2……第2リンク、2a……第2リンクの下端の
枢着部、2b……第2リンクの上端の枢着部、3
……交差点、4……被動部材、4a……ガイド
部、5……固定部材、5a……ガイド部、6……
駆動源、a……第2リンクの上端の枢着部と交差
点との結線、b……第2リンクの下端の枢着部と
交差点との結線、c……第1リンクの下端の枢着
部と交差点との結線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1対のリンク1,2をX形に交差させて互に中
    間の交差点3で枢着し、該両リンク1,2を上側
    の被動部材4と下側の固定部材5との間に介在さ
    せて、該両リンク1,2の一方の第1リンク1の
    下端を固定部材5と、他方の第2リンク2の上端
    を被動部材4とに枢着し、第1リンク1の上端の
    被動部材4に対する枢着部1aを該被動部材4に
    備えるガイド部材4aに沿つて水平方向に移動自
    在とすると共に、第2リンク2の下端の固定部材
    5に対する枢着部2aを駆動源6により該固定部
    材5に備えるガイド部5aに沿つて移動させて被
    動部材4を昇降させるようにしたX形リンク装置
    において、第2リンク2をその上端の被動部材4
    に対する枢着部2bと前記交差点3とを結ぶ第1
    の結線aが該第2リンク2の下端の前記枢着部2
    aと該交差点3とを結ぶ第2の結線bの延長線に
    対し下方に傾斜するように屈曲させると共に、第
    1リンク1の下端の固定部材5に対する枢着部1
    bと前記交差点3とを結ぶ第3の結線cと該第1
    リンク1の上端の前記枢着部1aと該交差点3と
    を結ぶ第4の結線dとが同一直線上に位置し、且
    つ第1の結線aの長さと第3の結線cの長さと第
    4の結線dの長さとが全て等しくなるようにし、
    更に固定部材5に備える前記ガイド部5aを、第
    2リンク2の下端の枢着部2aの位置に係わら
    ず、前記交差点3を通る水平線に対する前記第1
    の結線aの傾斜角と該水平線に対する前記第3の
    結線cの傾斜角とが互に等しくなるように、上下
    方向に傾斜させたことを特徴とするX形リンク装
    置。
JP14755483U 1983-09-26 1983-09-26 X形リンク装置 Granted JPS6064999U (ja)

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JP14755483U JPS6064999U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 X形リンク装置

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JPS6064999U JPS6064999U (ja) 1985-05-08
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JPS4716525U (ja) * 1971-03-29 1972-10-26

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