JPH0347945Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0347945Y2 JPH0347945Y2 JP16911185U JP16911185U JPH0347945Y2 JP H0347945 Y2 JPH0347945 Y2 JP H0347945Y2 JP 16911185 U JP16911185 U JP 16911185U JP 16911185 U JP16911185 U JP 16911185U JP H0347945 Y2 JPH0347945 Y2 JP H0347945Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- front pillar
- groove
- molding
- outer panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 12
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
a 産業上の利用分野
本考案は自動車ボデイの排水溝に係り、特にル
ーフの両サイドからフロントピラーに至る排水溝
を、容易に形成できるようにしたものである。
ーフの両サイドからフロントピラーに至る排水溝
を、容易に形成できるようにしたものである。
b 従来の技術とその問題点
自動車のルーフの両サイドからフロントピラー
にかけては、ルーフ上の雨水を排水するための排
水溝が形成されている。この排水溝は、一般的に
はルーフの両サイドからフロントピラーにかけ
て、断面L字状をなす樋部材を溶接にて取付ける
ことにより形成していた。
にかけては、ルーフ上の雨水を排水するための排
水溝が形成されている。この排水溝は、一般的に
はルーフの両サイドからフロントピラーにかけ
て、断面L字状をなす樋部材を溶接にて取付ける
ことにより形成していた。
しかし、上記樋部材は長尺なうえに曲がりやす
いため、その取付作業がやりにくいという問題が
あり、作業能率向上のうえで支障となつていた。
また、樋部材が外部に露出しているため、特にフ
ロントピラーの樋部材によつて風切り音が発生し
やすく、車室の居住性にも好ましくない影響をお
よぼしていた。
いため、その取付作業がやりにくいという問題が
あり、作業能率向上のうえで支障となつていた。
また、樋部材が外部に露出しているため、特にフ
ロントピラーの樋部材によつて風切り音が発生し
やすく、車室の居住性にも好ましくない影響をお
よぼしていた。
本考案はかかる問題点を有効に解決すべく創案
するに至つたものであつて、その目的は組付性に
優れ、かつ風切り音の発生を抑制することができ
る自動車ボデイの排水溝を提供することにある。
するに至つたものであつて、その目的は組付性に
優れ、かつ風切り音の発生を抑制することができ
る自動車ボデイの排水溝を提供することにある。
かかる問題点を解決するための本考案の要旨
は、自動車のルーフの両サイドから、フロントピ
ラーにかけて形成される自動車ボデイの排水溝に
おいて、ルーフパネルサイドおよびフロントピラ
ーアウタパネルサイドを、それぞれ上方向にL字
状に折曲げて互いに連続したフランジ部を形成
し、上記フランジ部に、サイドボデイアウタパネ
ルの上端部を重ね合わせて溶接し、上記ルーフパ
ネルおよびフロントピラーアウタパネルのフラン
ジ部の内側部分を、それぞれ凹状に折曲げて互い
に連通した溝部を形成し、かつ上記フランジ部に
モールを装着し、上記モールによつて上記溝部を
覆うようにしたことを特徴とする自動車ボデイの
排水溝にある。
は、自動車のルーフの両サイドから、フロントピ
ラーにかけて形成される自動車ボデイの排水溝に
おいて、ルーフパネルサイドおよびフロントピラ
ーアウタパネルサイドを、それぞれ上方向にL字
状に折曲げて互いに連続したフランジ部を形成
し、上記フランジ部に、サイドボデイアウタパネ
ルの上端部を重ね合わせて溶接し、上記ルーフパ
ネルおよびフロントピラーアウタパネルのフラン
ジ部の内側部分を、それぞれ凹状に折曲げて互い
に連通した溝部を形成し、かつ上記フランジ部に
モールを装着し、上記モールによつて上記溝部を
覆うようにしたことを特徴とする自動車ボデイの
排水溝にある。
c 問題点を解決するための手段
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は自動車ボデイを示したものであつ
て、同図におてい1はルーフ、2はフロントピラ
ーを示す。ルーフ1の両サイドからフロントピラ
ー2にかけては、第2図および第3図に示す如く
排水溝3,4が形成され、ルーフ1上の雨水はこ
の排水溝3,4を通じて車体下方に排水されるよ
うになつている。
する。第1図は自動車ボデイを示したものであつ
て、同図におてい1はルーフ、2はフロントピラ
ーを示す。ルーフ1の両サイドからフロントピラ
ー2にかけては、第2図および第3図に示す如く
排水溝3,4が形成され、ルーフ1上の雨水はこ
の排水溝3,4を通じて車体下方に排水されるよ
うになつている。
上記排水溝3,4は、詳しくは次のようにして
形成されている。すなわち、第4図および第5図
に示す如くルーフパネル1aおよびフロントピラ
ーアウタパネルの各サイド部が、それぞれ上方向
にプレスにてL字状に折曲げられてフランジ部
5,6が形成されている。一方、サイドボデイア
ウタパネル7の上端部も同じようにプレスにてL
字状に折曲げられてフランジ部8が形成されてい
る。そしてサイドボデイアウタパネル7のフラン
ジ部8に対して、ルーフパネル1aのフランジ部
5と、フロントピラーアウタパネル2aのフラン
ジ部6とが、それぞれスポツト溶接にて固定され
ている。なお、ルーフパネル1aの前端部とフロ
ントピラーアウタパネル2aの上端部は、第2図
に示す如くルーフパネル1aの前端部を上にして
相互に重ね合わせられ、スポツト溶接されてい
る。
形成されている。すなわち、第4図および第5図
に示す如くルーフパネル1aおよびフロントピラ
ーアウタパネルの各サイド部が、それぞれ上方向
にプレスにてL字状に折曲げられてフランジ部
5,6が形成されている。一方、サイドボデイア
ウタパネル7の上端部も同じようにプレスにてL
字状に折曲げられてフランジ部8が形成されてい
る。そしてサイドボデイアウタパネル7のフラン
ジ部8に対して、ルーフパネル1aのフランジ部
5と、フロントピラーアウタパネル2aのフラン
ジ部6とが、それぞれスポツト溶接にて固定され
ている。なお、ルーフパネル1aの前端部とフロ
ントピラーアウタパネル2aの上端部は、第2図
に示す如くルーフパネル1aの前端部を上にして
相互に重ね合わせられ、スポツト溶接されてい
る。
フランジ部5,6の内側部分は、第4図および
第5図に示す如くプレスにてコ字状に折曲げら
れ、これによつて溝部9,10が形成されてい
る。この溝部9,10は、第2図および第3図に
示す如く相互に連通しており、ルーフ1上の雨水
がこの溝部9,10を通して支障なく排水される
ようになつている。なおルーフ1側の溝部9の前
端部は、フロントピラー2側の溝部10の幅に合
わせてやや幅狭に形成されている。
第5図に示す如くプレスにてコ字状に折曲げら
れ、これによつて溝部9,10が形成されてい
る。この溝部9,10は、第2図および第3図に
示す如く相互に連通しており、ルーフ1上の雨水
がこの溝部9,10を通して支障なく排水される
ようになつている。なおルーフ1側の溝部9の前
端部は、フロントピラー2側の溝部10の幅に合
わせてやや幅狭に形成されている。
上述のように形成された溝部9,10は外部に
露出しているので、このままでは風切り音が発生
しやすい。本考案は上記フランジ部5,6に第2
図に示すように合成樹脂性のモール11を装着
し、このモール11によつて溝部9,10を覆う
ようにしているので、風切り音の発生を効果的に
抑制することができる。上記モール11は、詳し
くは第2図、第4図および第5図に示す如く、フ
ランジ部5,6を挿入するためのスリツト溝11
aと、溝部9,10を覆うための突出部11bを
備えている。またモール11の表面は体裁を良く
するためにサイドボデイアウタパネル7の上端部
に対して滑らかに連続するように形成されてい
る。このモール11は、比較的長尺ではあるが、
スリツト溝11aをフランジ部5,6に挿入する
だけで簡単に取付可能である。
露出しているので、このままでは風切り音が発生
しやすい。本考案は上記フランジ部5,6に第2
図に示すように合成樹脂性のモール11を装着
し、このモール11によつて溝部9,10を覆う
ようにしているので、風切り音の発生を効果的に
抑制することができる。上記モール11は、詳し
くは第2図、第4図および第5図に示す如く、フ
ランジ部5,6を挿入するためのスリツト溝11
aと、溝部9,10を覆うための突出部11bを
備えている。またモール11の表面は体裁を良く
するためにサイドボデイアウタパネル7の上端部
に対して滑らかに連続するように形成されてい
る。このモール11は、比較的長尺ではあるが、
スリツト溝11aをフランジ部5,6に挿入する
だけで簡単に取付可能である。
なお、第4図〜第6図において12はルーフサ
イドインナパネル、13はルーフサイドインナエ
クステンシヨン、14はフロントピラーインナパ
ネル、15はフロントガラス、16はモールデイ
ング、17はダムラバー、18は接着剤、19は
ルーフフロントインナパネルである。なお、溶接
部分には*印を付けている。
イドインナパネル、13はルーフサイドインナエ
クステンシヨン、14はフロントピラーインナパ
ネル、15はフロントガラス、16はモールデイ
ング、17はダムラバー、18は接着剤、19は
ルーフフロントインナパネルである。なお、溶接
部分には*印を付けている。
d 作用
自動車ボデイの排水溝は上述の如く構成されて
なり、ルーフ1上に注いだ雨水がルーフ1サイド
の溝部9に流れ、さらにフロントピラー2の溝部
10を通して車体下方に排水される。
なり、ルーフ1上に注いだ雨水がルーフ1サイド
の溝部9に流れ、さらにフロントピラー2の溝部
10を通して車体下方に排水される。
この際、走行風はモール11に遮られて溝部
9,10に直接当らないので、速やかに排水がな
される。
9,10に直接当らないので、速やかに排水がな
される。
以上、本考案の一実施例につき説明したが、本
考案は上記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。
考案は上記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。
e 考案の効果
本考案は上述の如く、ルーフパネルサイドとフ
ロントピラーアウタパネルサイドをそれぞれフラ
ンジ立てし、このフランジ部をサイドボデイアウ
タパネルに溶接するとともに、上記フランジ部の
内側に排水用の溝部を形成しているので、従来の
ような樋部材と、その煩わしい溶接作業を不要に
することができる。
ロントピラーアウタパネルサイドをそれぞれフラ
ンジ立てし、このフランジ部をサイドボデイアウ
タパネルに溶接するとともに、上記フランジ部の
内側に排水用の溝部を形成しているので、従来の
ような樋部材と、その煩わしい溶接作業を不要に
することができる。
また、フランジ部に装着したモールによつて上
記溝部を覆うようにしているので、走行風が直接
溝部に当るのを防止することができ、この結果、
雨水の速やかな排水が可能となり、また風切り音
の発生を抑制することができる。
記溝部を覆うようにしているので、走行風が直接
溝部に当るのを防止することができ、この結果、
雨水の速やかな排水が可能となり、また風切り音
の発生を抑制することができる。
さらに、フランジ部の溶接痕はモールによつて
かくれ、また上記溝部も外部から目立たなくなる
ので、外観上の体裁が非常に良好になる。
かくれ、また上記溝部も外部から目立たなくなる
ので、外観上の体裁が非常に良好になる。
図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、第1図は自動車ボデイの斜視図、第2図は第
1図のA部を拡大した分解斜視図、第3図は第2
図の正面図、第4図は組付完了時の第3図の−
線矢視断面図、第5図は同−線矢視断面
図、第6図は同−線矢視断面図である。 1……ルーフ、1a……ルーフパネル、2……
フロントピラー、2a……フロントピラーアウタ
パネル、3,4……排水溝、5,6,8……フラ
ンジ部、7……サイドボデイアウタパネル、9,
10……溝部、11……モール。
て、第1図は自動車ボデイの斜視図、第2図は第
1図のA部を拡大した分解斜視図、第3図は第2
図の正面図、第4図は組付完了時の第3図の−
線矢視断面図、第5図は同−線矢視断面
図、第6図は同−線矢視断面図である。 1……ルーフ、1a……ルーフパネル、2……
フロントピラー、2a……フロントピラーアウタ
パネル、3,4……排水溝、5,6,8……フラ
ンジ部、7……サイドボデイアウタパネル、9,
10……溝部、11……モール。
Claims (1)
- 自動車のルーフの両サイドから、フロントピラ
ーにかけて形成される自動車ボデイの排水溝にお
いて、ルーフパネルサイドおよびフロントピラー
アウタパネルサイドを、それぞれ上方向にL字状
に折曲げて互いに連続したフランジ部を形成し、
上記フランジ部に、サイドボデイアウタパネルの
上端部を重ね合わせて溶接し、上記ルーフパネル
およびフロントピラーアウタパネルのフランジ部
の内側部分を、それぞれ凹状に折曲げて互いに連
通した溝部を形成し、かつ上記フランジ部にモー
ルを装着し、上記モールによつて上記溝部を覆う
ようにしたことを特徴とする自動車ボデイの排水
溝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16911185U JPH0347945Y2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16911185U JPH0347945Y2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6277051U JPS6277051U (ja) | 1987-05-16 |
JPH0347945Y2 true JPH0347945Y2 (ja) | 1991-10-14 |
Family
ID=31102615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16911185U Expired JPH0347945Y2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0347945Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011255688A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Toyota Motor Corp | 車両のフロントピラー構造 |
-
1985
- 1985-11-01 JP JP16911185U patent/JPH0347945Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6277051U (ja) | 1987-05-16 |
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