JPH0347929B2 - - Google Patents

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JPH0347929B2
JPH0347929B2 JP61081077A JP8107786A JPH0347929B2 JP H0347929 B2 JPH0347929 B2 JP H0347929B2 JP 61081077 A JP61081077 A JP 61081077A JP 8107786 A JP8107786 A JP 8107786A JP H0347929 B2 JPH0347929 B2 JP H0347929B2
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pilger
spring
crankshaft
pilger mill
mill stand
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B21/00Pilgrim-step tube-rolling, i.e. pilger mills
    • B21B21/005Pilgrim-step tube-rolling, i.e. pilger mills with reciprocating stand, e.g. driving the stand
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/22Compensation of inertia forces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、継目無鋼管等を製造するためのピル
ガー式圧延機の慣性力バランス装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、ピルガーミルロールを装着したピルガ
ー式圧延機は、例えば、特公昭51−43472号公報
で示されているごとく、特殊なキヤリパーをもつ
た一対のピルガーミルロールとマンドレルロツド
との間で素管を圧延し、継目無鋼管を製造する。
その構成のおよび動作は、第2図の従来例の模式
図で説明すれば、主モータにより回転されるクラ
ンク軸2に、クランクアーム3および扇形バラン
サ4を固着し、該クランクアーム3にコンロツド
5およびVバランサ用コンロツド6をそれぞれ連
結し、該コンロツド5の先端に、一対のピルガー
ミルロール7,7を装着したピルガーミルスタン
ド8を連結するとともに、前記Vバランサ用コン
ロツド6の先端にVバランサ9を吊下する。
そして、メインモータでクランク軸2を回転速
度ωで定速回転させると、クランクアーム3およ
びコンロツド5を介して、ピルガーミルスタンド
8が往復動する。その往復動に伴い、ピルガーミ
ルロール7は、図示しないラツクとピニオンによ
り回転し、素管を圧延する。これを更にいえば、
ピルガーミルロール7が回転し、マンドレルロツ
ドを挿入した素管が前進すると、該ロール7が素
管にかみ込み、更に該ロール7が回転すると、素
管は仕上げ寸法に迄圧延され、次いで、素管は該
ロール7の接触より離れる。一方、素管は、該ロ
ール7により圧延されている間は停止するが、素
管が該ロール7から自由になると同時に前進す
る。
かかるごとく、ピルガー式圧延機は、ピルガー
ミルロール7を装着したピルガーミルスタンド8
を強大な力で往復動させるためにクランク機構を
採用しており、該クランク運動により誘発され
る、往復動の慣性力および、慣性力による偶力に
よつて、アンバランスが発生する。したがつて、
このアンバランスをなくすため、前記のごとく、
扇形バランサ4およびVバランサ9を設けてい
る。
ところが、従来のピルガー式圧延機では、かか
る扇形バランサ4およびVバランサ9の装着に起
因して、次のごとく不都合が生じている。すなわ
ち、(1)扇形バランサ4およVバランサ9を装着し
ているため、大型化する。(2)扇形バランサ4およ
びVバランサ9では、クランク軸2の回転速度ω
にもとづく一次の項(周知の、往復動慣性力を表
す一般式における一次の項をいう。以下同じ)の
アンバランスはなくすことができるが、高次の項
のアンバランスがなくせない。その高次の項のア
ンバランスを小さくしようとすれば、クランクア
ーム3の長さRとコンロツド5の長さLの比を小
さくしなければならないため、コンロツド5の長
さLが大きくなり、装置全体が大型化する。(3)ク
ランク軸2の回転速度ωにもとづく高次の項のア
ンバンランスが消去できないため、本来、ωの2
乗に比例する大なる慣性力をコンロツド5やクラ
ンク軸2等で受けているため、高速化すれば、こ
の慣性力に耐える構造は非現実的なものとなり、
高速化には限界がある。(4)Vバランサ9を備える
ため、例えば素管φ260mm鋼管を圧延するための
ピルガーミル圧延機は、深さ約8mの基礎工事を
必要とし、ひいては、Vバランサ9回りのメンテ
ナンスも困難となる。
一方、一対のピルガーミルロールを装着したピ
ルガーミルスタンドを往復動させるピルガー式圧
延機において、該ピルガーミルスタンドにエアシ
リンダのピストンロツドを連結し、該エアシリン
ダに圧縮エアを供給して、該ピルガーミルスタン
ドの往復動の慣性力をバランスさせようとする慣
性力バランス法が知られている(英国特許第
1355733号明細書参照)。
しかしながら、かかる公知の慣性力バランス法
では、当然のことながら、体積縮小可能な圧縮エ
アで慣性力をバランスさせるため、圧縮エア用の
圧縮機やエアシリンダが大型となるのみならず、
ピルガーミルロールの素管を圧延する力を圧縮エ
アで助勢しようとしても、圧縮エアでは強力な力
が発揮できない、という問題があつた。しかも、
圧縮エアで、エアシリンダを駆動させて、前記往
復動の慣性力をバランスさせようとすれば、その
駆動源に過大なエネルギーが必要となる。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、従来技術のかかる問題点を除
くため創作されたもので、すなわち、クランク軸
によつて回転運動から往復運動に変換した動力で
往復動させるピルガーミルスタンドの往復動の慣
性力を、バネによりバランスさせるとともに、複
数のバネの選択使用をクランク軸の回転角速度に
より制御することにより、バランスのための外力
を可及的に省力化し、かつ、バネの装着他端位置
の調節用ストロークを可及的に少ならしめようと
するピルガー式圧延機の慣性力バランス装置を提
供することにある。
実施例 以下、本発明の構成を第1図に示す実施例によ
り詳細に説明する。なお、第2図示の従来例と同
一部分には同一符号を示し、その説明を省略す
る。
〔基本的制御〕
本実施例は、素管φ260mmの継目無鋼管を圧延
し、往復動の慣性力が約60TON発生する、いわ
ゆる大型のピルガー式圧延機に好適であるが、そ
の概要は、当該ピルガーミルスタンド8の往復動
によつて生じる慣性力を、該ピルガーミルスタン
ド8に装着されたコイルバネ10でバランスさせ
るものである。
そこで、ピルガーミルスタンド8の慣性力の一
次の項がバネの線形特性と略一致することに着目
して、 M:ピルガーミルスタンド8の重量 α:ピルガーミルスタンド8の中立位置からの変
位sの加速度 x:油圧シリンダ11の変位 とすれば、 M×α=k(s−x) …… を成立させればよい。
ところで、ここに用いるバネ常数kの凡その大
きさは、次のようにして決める。今、簡単のため
R/L<<1とすれば、クランク運動によつて生
じる往復動の慣性力の一次の項から、 α=−ω2×s …… が導かれる。
よつて、、式より x/s≒1−Mω2/k …… となり、この式より、油圧シリンダ11の変位
xが0となるように、つまり、油圧シリンダ11
が殆ど動かないにうに、バネ常数kを選べばよ
い。すなわち、最大の回転速度ωのとき(慣性力
の一次の項が最大値のとき)、式において、 x/s=0 になるようなバネ常数kを決めればよい。
したがつて、バネ常数kは、 k=Mω2max …… で決められる。つまり、この式で決められたバ
ネ常数kをもつコイルバネ10を装着すれば、該
コイルバネ10で大半のアンバランスが消去され
るとともに、コイルバネ10の装着他端位置は殆
ど動かない。
しかしながら、実際は、R/L<<1.0でなく、
周知の一般式における高次の項を無視できないか
ら、本実施例では、コイルバネ10の他端を油圧
シリンダ11のピストンロツド12に装着し、コ
イルバネ10の他端の位置を位置制御することに
より、コイルバネ10のバネ力を可変とし、慣性
力の高次の項をもバランスさせようとするもので
ある。
かかる位置制御のための、油圧シリンダ11の
変位xについての変位指令値Xを求める。すなわ
ち、式を変形して、 X=M/ks¨+s …… で求める。この変位指令値Xは、クランク軸2に
付設したパルスジエネレータ13から検出した回
転角速度を演算部14に与えて演算する。その値
を、相当する電圧値に換算し電圧指令値j1とし
て、前記油圧シリンダ11に油圧を供給するため
のサーボ弁15に与え、該サーボ弁15を制御し
て油圧シリンダ11を往復動させ、コイルバネ1
0の他端位置を制御する。したがつて、本実施例
では、ピルガーミルスタンド8の往復動の慣性力
の高次の項もバランスさせることができる。
次に、本実施例では、クランク軸2の回転速度
ωを変更して適当に使用できるようにしている。
そのため、前記式からも明らかなごとく、変更
された回転速度ωに応じた最適のバネ常数kに変
更するためのバス常数可変装置16を設けてい
る。すなわち、第1図において、バネ常数kを変
更させるため、クランク軸2に装着されたパルス
ジエネレータ13より検出された回転角速度に応
じ、前記式を満たすようなバネ常数kを、バネ
常数演算部16aにて演算し、演算されたバネ常
数kを得るため、コイルバネ10の有効バネ本数
を変更している。
すなわち、バネ常数可変装置16の詳細を第5
図に示す。同図において、前記ピルガーミルスタ
ンド8に連結された連結ロツド17を案内ガイド
18に連結し、該案内ガイド18に前記コイルバ
ネ10を装着する。該コイルバネ10は一方にバ
ネ常数k1,k2…とする4本の第1圧縮コイルバ
ネ19a,19b…と、他方に4本の第2圧縮コ
イルバネ20a,20b…とより構成されてい
る。該案内ガイド18には4本のバネロツド21
a,21b…を摺動自在に挿通し、該バネロツド
21の両端に第1および第2バネ受22,23を
固着している。したがつて、該第1圧縮コイルバ
ネ19は該案内ガイド18と第1バネ受22とで
受坦されている。これら第1、第2バネ受22,
23はバネ作用制御用の第1および第2油圧シリ
ンダ24a,24b…,25a,25b…で押圧
されるようにしている。該第1油圧シリンダ24
は、案内フレーム26の一方の端板27に、第2
油圧シリンダ25は他方の端板28に固着されて
いる。該案内フレーム26には前記案内ガイド1
8のライナー部29が摺動自在に案内されてい
る。一方の端板27には前記連結ロツド17が摺
動自在に挿通されており、他方の端板28は前記
油圧シリンダ11のピストンロツド12が連結さ
れている。
そして、コイルバネ10のバネ常数kを変更す
るには、第5図示の位置が中立位置とし、図示の
ように、第1油圧シリンダ24b,24cおよび
第2油圧シリンダ25b,25cに油圧を供給
し、ピルガーミルスタンド8が図中E方向に往動
すると、連結ロツド17により案内ガイド18も
同方向に摺動するので、第2圧縮コイルバネ20
b,20cは圧縮される。次いで、ピルガーミル
スタント8が図中F方向に復動すると、案内ガイ
ド18も同方向に摺動し、第1圧縮コイルバネ1
9b,19cは圧縮される。したがつて、圧縮コ
イルバネ19,20のトータルのバネ常数はk2
+k3となる。また、すべての第1および第2油
圧シリンダ24,25に油圧を供給すれば、第1
および第2圧縮コイルバネ19,20はすべてバ
ネ作用をし、バネ常数はk1+k2+k3+k4となる。
この場合にピルガーミルスタンド8の往復動の慣
性力の最大値とバランスする。
前記のように、バネ常数kは回転速度ωに応じ
て最適なものを選ぶ必要から、各油圧シリンダ2
4a,24b…,25a,25b…は前記バネ常
数演算部16aにて演算された信号により、
ON、OFFが行われてバネ常数が組合され、最適
バネ常数となるよう制御される。
〔バランス精度の向上〕
更に、本実施例では、例えば、ピルガーミルス
タンド8の摺動摩擦力や計算値と実際の値との誤
差を考慮した補正信号j2をサーボ弁15に与え
る。すなわち、バランス精度を向上させるため、
コンロツド5に張力検出器29を装着し、該張力
検出器29からの信号j2を、フイードバツクゲイ
ンKccとして、前記変位指令値Xを与えるアンプ
30にフイードバツクする。
なお、油圧シリンダ11の実際の動きは、ピス
トンロツド11の他端に設けた位置センサー31
により、油圧シリンダ11の動きを検出し、前記
アンプ30にフイードバツクゲインKfとして、
フイードバツクし、前記油圧シリンダ11の変位
指令値Xにしたがつて動くよう位置制御する。
〔圧延作業の助勢〕
また、本実施例は油圧シリンダ11を使用して
いることから、予めセツトされたタイミング(例
えばクランク角で90°および270°近傍)、すなわ
ち、その圧延反力時に必要な水平方向の力を、油
圧シリンダ11の出力で助勢する。したがつて、
かかる場合は、メイン駆動系(主モータ1、減速
機、フライホイル、クラツチ、クランク軸2、ク
ランクアーム3およびコンロツド5など)を小型
化・軽量化することができる。例えば、圧延反力
のピーク時に必要な水平方向の力が35TON発生
する場合、油圧シリンダ11に約10TONの助勢
を与えることができる。
本実施例は叙上の制御によつて、ピルガーミル
スタンド8の往復動の慣性力をコイルバネ10と
良好にバランスさせることができる。これを第3
図で示す。この試験例では、L=4000mm、R=
720mm、M=35TON、油圧シリンダ11の径
φ175mm/φ90×2set(両側)、コイルバネ10のk
=400Kg/cm×2set(両側)、ωmax=45rpmとし、
その慣性力アンバランスを示している。すなわ
ち、第3図は縦軸に力(TON)、横軸に時間
(秒)をとつたグラフで、イ図は全体図、ロ図は
イ図のアンバランスのみを拡大図示したもので、
実線は慣性力、破線はバネ力、一点鎖線は第2図
に示した従来例のアンバランス、二点鎖線は本実
施例のアンバランスを示す。図示より明らかなご
とく、従来例ではアンバランス力が5TON残存し
ているが、本実施例では0.5TON以下に消去でき
ている。なお、ここで、ピルガーミルスタンド8
は往復動方向からみて両側2点で支持されている
ので、イ、ロ図は1点あたりに作用する力を表示
している。また、クランク軸2回りの慣性偶力
も、前記従来例に比べ、1割以下に消去できる。
次に、本実施例のピルガー式圧延機は、クラン
ク軸2の回転速度ωを変更して良好に運転するこ
とができる。かかる状態の運転例を第4図に示
す。同図の運転モード図において、主モータ1と
クランク軸2との間に設けた変速機またはクラツ
チ(いずれも第1図では図示せず)を操作してG
ゾーンに示すごとく、多数の素管を直列状にして
連続して圧延するに際しては、各素管の先端およ
び後端において、ωを最大値から約その半分に下
げて圧延し、その部分の割れを防止している。こ
こにおいて、ωを下げて使用した場合、本実施例
では、下げたωに応じたバネ常数kを、バネ常数
可変装置16で小としているので、油圧シリンダ
11のストロークは小さくてすむ。例えば、本実
施例では、ピルガーミルスタンド8のストローク
の大きさに対し、油圧シリンダ11のストローク
は約1割ぐらいに設定してあるが、kを可変とせ
ず、ωを小さくすれば、油圧シリンダ11のスト
ロークはピルガーミルスタンド8のストロークの
約半分のストロークになり、kを可変としてωを
小さくすれば、油圧シリンダ11のストロークは
ピルガーミルスタンド8のストロークの約1割で
すむ。
なお、本実施例はバネ常数可変装置16で説明
したが、コイルバネ10のバネ常数を変更せず、
コイルバネ10のピルガーミルスタンド8に作用
するバネ力自身をクランク軸2の回転速度ωに応
じ変更させてもよい。例えば、中心支持のレバー
の一端にピルガーミルスタンド8を連結し、他端
にコイルバネを連結して、該レバー比を回転速度
ωに応じ変更させ、バネ力を変更させる構造を採
用してもよい。更に、本実施例は継目無鋼管を製
造する、いわゆる大型のピルガー式圧延機
(Cold Reducing Tube Mill)で説明したが、本
発明はこれに限らず、鋼板用や棒鋼用のピルガー
式圧延機に適用してもよい。
以上を要するに本発明は、特許請求の範囲に記
載された構成を採択したので、以下の効果を奏す
る。
〔発明の効果〕 従来の、Vバランサおよび扇形バランサを備
えたピルガー式圧延機に比べ、Vバランサなど
がなくなることから、小型化、高速化、メンテ
ナンス容易化および基礎工事安易化などが図れ
るのは勿論、バネにより、ピルガーミルスタン
ドの往復動がバランスできるので、殆ど補正す
ることなくバランスできるとともに、バランス
用の過大な外部エネルギーを必要としない。
ピルガーミルスタンドを往復動させるための
回転速度を変更して、素材に最適の速度とした
り、稼働率を向上させたりしても、バネ常数が
変更可能で、かつ、バネの他端位置を変更可能
としているので、バランスが良好に図られる。
バネ常数を可変したので、バネの他端位置
(固定位置)の調節用ストロークが短縮できる。
高次の項をバランスさせるので、機械加工を
要する高級材料を使用したコンロツド、クラン
クアームおよびクランク軸で過大な力を受ける
必要がなく、ひいては、小形化することができ
る。したがつて、著しいコストダウンを図るこ
とができる。これに加えて、例えば、ピルガー
ミルスタンドを格納したハウジングの基礎ボル
ト(これはいずれかのピルガーミルスタンドに
も必要)が、一次の項のみを消去した従来例の
場合は、二次の項の慣性力は少なくとも支持さ
せなければならなかつたので、高速化すればこ
れを強固にしなければならないが、本発明によ
れば、二次の項はバランスさせており、圧延水
平反力(圧延力の1割程)さえ支持させればよ
く、かかる水平反力は回転速度とは関係ないこ
とから、高速化しても、前記基礎ボルトには全
く影響せず、低回転速度時のまま使用できる。
すなわち、本発明によれば、ピルガーミルスタ
ンドの往復動の慣性力が、高速化した分だけ大
となつても、その慣性力は機械加工の必要のな
い機枠でバネを介して支持し、基礎ボルトには
影響しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の従来例の模式図、第2図は従
来例の模式図、第3図はアンバランス量を示すグ
ラフで、イは全体を示すグラフ、ロはアンバラン
ス量のみを拡大して示したグラフ、第4図は運転
モード図、第5図はバネ常数可変装置の詳細図。 7……ピルガーミルロール、8……ピルガーミ
ルスタンド、10……コイルバネ、11……油圧
シリンダ、16……バネ常数可変装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クランク軸の回転運動を往復運動に変換して
    一対のピルガーミルロールを装着したピルガーミ
    ルスタンドを水平状に往復動させるピルガー式圧
    延機の慣性力バランス装置において、前記ピルガ
    ーミルスタンドに連設した案内ガイドに、ピルガ
    ーミルスタンドの往復動の慣性力をバランスさせ
    る複数のバネの一端を夫々装着し、かつ、夫々の
    バネの他端側に前記案内ガイドを内装した案内フ
    レームの端板に固定したシリンダを装着すると共
    に、前記クランク軸の回転角速度を検出し、該回
    転角速度によつて夫々のバネに対向した1本或い
    は複数本のシリンダを選択的に作動し、バネ力を
    変更することを特徴とするピルガー式圧延機の慣
    性力バランス装置。 2 案内フレームに、クランク軸の回転角速度に
    より制御されるサーボ弁を介して油圧を給排する
    油圧シリンダを連結した特許請求の範囲第1項に
    記載のピルガー式圧延機の慣性力バランス装置。 3 バネを組合せコイルバネとした特許請求の範
    囲第1項に記載のピルガー式圧延機の慣性力バラ
    ンス装置。
JP61081077A 1986-04-10 1986-04-10 ピルガ−式圧延機の慣性力バランス装置 Granted JPS62238005A (ja)

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JP61081077A JPS62238005A (ja) 1986-04-10 1986-04-10 ピルガ−式圧延機の慣性力バランス装置
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US07/078,937 US4858459A (en) 1986-04-10 1987-07-29 Inertia force balancing apparatus
DE3725497A DE3725497A1 (de) 1986-04-10 1987-07-31 Traegheitskraft-ausgleichsvorrichtung

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JPS62238005A JPS62238005A (ja) 1987-10-19
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US (1) US4858459A (ja)
JP (1) JPS62238005A (ja)
DE (1) DE3725497A1 (ja)
IN (1) IN166795B (ja)

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