JPS62238009A - ピルガ−式圧延機の慣性力バランス装置 - Google Patents
ピルガ−式圧延機の慣性力バランス装置Info
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- JPS62238009A JPS62238009A JP8108186A JP8108186A JPS62238009A JP S62238009 A JPS62238009 A JP S62238009A JP 8108186 A JP8108186 A JP 8108186A JP 8108186 A JP8108186 A JP 8108186A JP S62238009 A JPS62238009 A JP S62238009A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B21/00—Pilgrim-step tube-rolling, i.e. pilger mills
- B21B21/005—Pilgrim-step tube-rolling, i.e. pilger mills with reciprocating stand, e.g. driving the stand
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、継目無鋼管等を製造するためのピルガー式圧
延機の慣性力バランス装置に関する。
延機の慣性力バランス装置に関する。
一般に、とルガーミルロールを装着したピルガー式圧延
機は、例えば、特公昭51−43472号公報で示され
ているごとく、特殊なキャリバーをもった一対のピルガ
−ミルロールとマンドレルロッドとの間で素管を圧延し
、継目無il管を製造する。その構成および動作は、第
2図の一般に実用化されている従来のピルガー式圧延機
の模式図で説明すれば、主モータにより回転されるクラ
ンク軸2に、クランクアーム3および扇形バランサ4を
固着し、該クランクアーム3にコンロッド5および■バ
ランサ用コンロッド6をそれぞれ連結し、該コンロッド
5の先端に、一対のピルガ−ミルロール7.7を装着し
たピルガ−ミルスタンド8を連結するとともに、前記V
バランサ用コンロッド6の先端にVバランサ9を吊下す
る。
機は、例えば、特公昭51−43472号公報で示され
ているごとく、特殊なキャリバーをもった一対のピルガ
−ミルロールとマンドレルロッドとの間で素管を圧延し
、継目無il管を製造する。その構成および動作は、第
2図の一般に実用化されている従来のピルガー式圧延機
の模式図で説明すれば、主モータにより回転されるクラ
ンク軸2に、クランクアーム3および扇形バランサ4を
固着し、該クランクアーム3にコンロッド5および■バ
ランサ用コンロッド6をそれぞれ連結し、該コンロッド
5の先端に、一対のピルガ−ミルロール7.7を装着し
たピルガ−ミルスタンド8を連結するとともに、前記V
バランサ用コンロッド6の先端にVバランサ9を吊下す
る。
そして、主モータでクランク軸2を回転速度ωで定速回
転させると、クランクアーム3およびコンロフド5を介
して、ピルガ−ミルスタンド8が往復動する。その結果
、とルガーミルロール7は、図示しないラックとピニオ
ンを介して、回転し、素管を圧延する。これを更にいえ
ば、ピルガ−ミルロール7が回転し、マンドレルロフト
を挿入した素管が前進すると、該ロール7が素管にかみ
込み、更に該ロール7が回転すると、素管は仕上げ寸法
に迄圧延され、次いで、素管は該ロール7の接触より離
れる。一方、素管は、該ロール7により圧延されている
間は停止するが、素管が該ロール7から自由になると同
時に前進する。
転させると、クランクアーム3およびコンロフド5を介
して、ピルガ−ミルスタンド8が往復動する。その結果
、とルガーミルロール7は、図示しないラックとピニオ
ンを介して、回転し、素管を圧延する。これを更にいえ
ば、ピルガ−ミルロール7が回転し、マンドレルロフト
を挿入した素管が前進すると、該ロール7が素管にかみ
込み、更に該ロール7が回転すると、素管は仕上げ寸法
に迄圧延され、次いで、素管は該ロール7の接触より離
れる。一方、素管は、該ロール7により圧延されている
間は停止するが、素管が該ロール7から自由になると同
時に前進する。
かかるごとく、従来の実用化されているピルガ−底圧延
機は、ピルガ−ミルロール7を装着したピルガ−ミルス
タンド8を強大な力で往復動させるためにクランク機構
を採用しており、そのため、該クランク運動により誘発
される、往復動の慣性力および、慣性力による偶力によ
って、アンバランスが発生するが、このアンバランスを
なくすため、前記のごとく、扇形バランサ4およびVバ
ランサ9を設けている。
機は、ピルガ−ミルロール7を装着したピルガ−ミルス
タンド8を強大な力で往復動させるためにクランク機構
を採用しており、そのため、該クランク運動により誘発
される、往復動の慣性力および、慣性力による偶力によ
って、アンバランスが発生するが、このアンバランスを
なくすため、前記のごとく、扇形バランサ4およびVバ
ランサ9を設けている。
ところが、従来のピルガ−底圧延機では、かかる扇形バ
ランサ4およびVバランサ9の装着に起因して、次のご
とく不都合が生じている。すなわち、1)扇形バランサ
4および■バランサ9を装着しているため、大型化する
。2)扇形バランサ4およびVバランサ9では、クラン
ク軸2の回転速度ωにもとづく一次の項(周知の、往復
動慣性力を表す一般式における一次の項をいう、以下、
同じ)のアンバランスはなくすことができるが、高次の
項のアンバランスがなくせない、その高次の項のアンバ
ランスを小さくしようとすれば、クランクアーム3の長
さRとコンロッド5の長さしの比を小さくしなければな
らないため、コンロ。
ランサ4およびVバランサ9の装着に起因して、次のご
とく不都合が生じている。すなわち、1)扇形バランサ
4および■バランサ9を装着しているため、大型化する
。2)扇形バランサ4およびVバランサ9では、クラン
ク軸2の回転速度ωにもとづく一次の項(周知の、往復
動慣性力を表す一般式における一次の項をいう、以下、
同じ)のアンバランスはなくすことができるが、高次の
項のアンバランスがなくせない、その高次の項のアンバ
ランスを小さくしようとすれば、クランクアーム3の長
さRとコンロッド5の長さしの比を小さくしなければな
らないため、コンロ。
ド5の長さしが大きくなり、装置全体が大型化する。3
)クランク軸2の回転速度ωにもとづく高次の項のアン
バランスが消去できないため、本来、ωの2乗に比例す
る大なる慣性力をコンロッド5やクランク軸2等で受け
ているため、高速化すれば、この慣性力に耐える構造は
非現実的なものとなり、したがって、高速化には限界が
ある。4)■バランサ9を備えるため、例えば゛、φ2
60Hの鋼管を圧延するためのピルガ−ミル圧延機は、
深さ約8mの基礎工事を必要とし、ひいては、■バラン
サ9まわりのメンテナンスも困難となる。
)クランク軸2の回転速度ωにもとづく高次の項のアン
バランスが消去できないため、本来、ωの2乗に比例す
る大なる慣性力をコンロッド5やクランク軸2等で受け
ているため、高速化すれば、この慣性力に耐える構造は
非現実的なものとなり、したがって、高速化には限界が
ある。4)■バランサ9を備えるため、例えば゛、φ2
60Hの鋼管を圧延するためのピルガ−ミル圧延機は、
深さ約8mの基礎工事を必要とし、ひいては、■バラン
サ9まわりのメンテナンスも困難となる。
一方、一対のピルガ−ミルロールを装着したピルガ−ミ
ルスタンドを往復動させるピルガ−底圧延機において、
該ピルガ−ミルスタンドにエアシリンダのピストンロッ
ドを連結し、該ピストンロッドに連結されたピストンの
両側に圧縮エアを供給して、該ピルガ−ミルスタンドの
往復動の慣性力をバランスさせようとする慣性力バラン
ス法が提案されている(英国特許第1355733号明
細書参照)。
ルスタンドを往復動させるピルガ−底圧延機において、
該ピルガ−ミルスタンドにエアシリンダのピストンロッ
ドを連結し、該ピストンロッドに連結されたピストンの
両側に圧縮エアを供給して、該ピルガ−ミルスタンドの
往復動の慣性力をバランスさせようとする慣性力バラン
ス法が提案されている(英国特許第1355733号明
細書参照)。
しかしながら、かかる提案を試験したところ、第3図示
のごとく、該往復動の慣性力(実線)と、ピルガ−ミル
スタンドの往復動によって形成される圧縮エアの圧力(
破線)とは、その最大値を一致させても、刻々と変化す
る回転角に対する、慣性力の変化と、圧縮エアの圧力の
変化とは一致せず、つまり、両者はバランスされていな
いことが判明し、前記提案のみでは、実用的なピルガ−
底圧延機にそのまま通用できない。
のごとく、該往復動の慣性力(実線)と、ピルガ−ミル
スタンドの往復動によって形成される圧縮エアの圧力(
破線)とは、その最大値を一致させても、刻々と変化す
る回転角に対する、慣性力の変化と、圧縮エアの圧力の
変化とは一致せず、つまり、両者はバランスされていな
いことが判明し、前記提案のみでは、実用的なピルガ−
底圧延機にそのまま通用できない。
そこで本発明は、従来技術のかかる問題点を解消するた
め創作されたもので、すなわち、ピルガ−ミルスタンド
にエアシリンダを装着し、該ヒルガーミルスタンドの往
復動の慣性力を、該エアシリンダの圧縮エアの圧力でバ
ランスさせるに当り、回転角に対する、慣性力の変化と
、封入された圧縮エアの圧力の変化とを一致させてバラ
ンスさせるため、該圧縮エアの圧力と該慣性力とのal
l顛を、回転速度で制御される油圧シリンダの出力で修
正させるようにしたピルガ−底圧延機の慣性力バランス
装置を提供することにある。
め創作されたもので、すなわち、ピルガ−ミルスタンド
にエアシリンダを装着し、該ヒルガーミルスタンドの往
復動の慣性力を、該エアシリンダの圧縮エアの圧力でバ
ランスさせるに当り、回転角に対する、慣性力の変化と
、封入された圧縮エアの圧力の変化とを一致させてバラ
ンスさせるため、該圧縮エアの圧力と該慣性力とのal
l顛を、回転速度で制御される油圧シリンダの出力で修
正させるようにしたピルガ−底圧延機の慣性力バランス
装置を提供することにある。
以下、本発明の構成を第1図に示す実施例により詳細に
説明する。なお、第2図示の従来例と同一部分には同一
符号を示し、その説明を省略する。
説明する。なお、第2図示の従来例と同一部分には同一
符号を示し、その説明を省略する。
本実施例は、素管φ260鰭の継目無鋼管を冷延し、往
復動の慣性力が約607ON発生する、いわゆる大型の
ピルガー式圧延機に好適であるが、その概要は、ピルガ
−ミルスタンド8の往復動の慣性力を、該ピルガ−ミル
スタンド8に連結したエアシリンダIOに封入されたエ
アの圧力でバランスさせるものであるから、先ず、ピル
ガ−ミルスタンド8の往復動の回転角に対する最大慣性
力と、エアシリンダー0のエアピストン11の初期スト
ロークエンドにおける圧縮エアの圧力とをバランスさせ
る。
復動の慣性力が約607ON発生する、いわゆる大型の
ピルガー式圧延機に好適であるが、その概要は、ピルガ
−ミルスタンド8の往復動の慣性力を、該ピルガ−ミル
スタンド8に連結したエアシリンダIOに封入されたエ
アの圧力でバランスさせるものであるから、先ず、ピル
ガ−ミルスタンド8の往復動の回転角に対する最大慣性
力と、エアシリンダー0のエアピストン11の初期スト
ロークエンドにおける圧縮エアの圧力とをバランスさせ
る。
ところで、周知のごとく、エアバネとし使用されるエア
ピストンにおいて、任意のストロークにおける荷重を表
す一般の式から、エア圧縮は断熱圧縮とみて、次の、 Po No =Pw H!o −(s−x) l −
■が与える。但し、 A ;エアシリンダー0の有効面積 Po :エアシリンダー0の初期圧力 ro :エアシリンダー0の初期ボリューム相当長 に :ポリトロープ指数 Pw :ニアシリング−oの任意の位置における圧力 S :ピルガ−ミルスタンド8の変位 X ニスクリユージヤツキ13の中立位置からの変位 一方、第1図において、ピルガ−ミルスタンド8はエア
ピストンロッド12を介して、エアピストン11と連結
されており、該エアピストン11のエア体積はスクリュ
ージヤツキ13を作動させて調整できるから、該スクリ
ュージヤツキ13を作動させれば、ピルガ−ミルスタン
ド8の往復動の回転角に対する最大慣性力と、エアピス
トン11のストロークエンドにおける圧縮エアの圧力P
maxとをバランスさせることができる。
ピストンにおいて、任意のストロークにおける荷重を表
す一般の式から、エア圧縮は断熱圧縮とみて、次の、 Po No =Pw H!o −(s−x) l −
■が与える。但し、 A ;エアシリンダー0の有効面積 Po :エアシリンダー0の初期圧力 ro :エアシリンダー0の初期ボリューム相当長 に :ポリトロープ指数 Pw :ニアシリング−oの任意の位置における圧力 S :ピルガ−ミルスタンド8の変位 X ニスクリユージヤツキ13の中立位置からの変位 一方、第1図において、ピルガ−ミルスタンド8はエア
ピストンロッド12を介して、エアピストン11と連結
されており、該エアピストン11のエア体積はスクリュ
ージヤツキ13を作動させて調整できるから、該スクリ
ュージヤツキ13を作動させれば、ピルガ−ミルスタン
ド8の往復動の回転角に対する最大慣性力と、エアピス
トン11のストロークエンドにおける圧縮エアの圧力P
maxとをバランスさせることができる。
そこで、スクリュージヤツキ13を作動させ、前記io
を決めるため、前記慣性力と前記圧力1’mayとを、 M ++ Pmax # −−fslsax + Po
−■とすればよい、ここでM:ピルガ−ミルスタ
ンド8の重量 そして、x−0、s−RのときのPwをPmaxとすれ
ば、0式より、 る。
を決めるため、前記慣性力と前記圧力1’mayとを、 M ++ Pmax # −−fslsax + Po
−■とすればよい、ここでM:ピルガ−ミルスタ
ンド8の重量 そして、x−0、s−RのときのPwをPmaxとすれ
ば、0式より、 る。
すなわち、初期ボリューム相当長lOを求めるには、第
1図において、ある特定の一定回転速度ωを位置指令演
算部14に与えて0式を演算し、その得られた信号jl
でり、Cモータ15を制御してスクリュージヤツキ13
を駆動し、エアシリンダlOのエア体積を制御すれば、
この10が求められる。
1図において、ある特定の一定回転速度ωを位置指令演
算部14に与えて0式を演算し、その得られた信号jl
でり、Cモータ15を制御してスクリュージヤツキ13
を駆動し、エアシリンダlOのエア体積を制御すれば、
この10が求められる。
ところが、前記のごとく、回転速度ωを一定にしても、
各回転角θについての慣性力は同一でなく、その変化に
対し、封入されたエアの圧力の変化は一致しないから、
両者は完全にバランスしない。そのため、本実施例では
、前記エアピストン11に油圧シリンダ16を直結して
該油圧シリンダ16を駆動し、その出力でエアピストン
11の位置を位置制御することにより、慣性力と圧縮エ
アの圧力とのそれぞれの変化における間融をなくそうと
するものである。したがって、第1図における慣性力バ
ランス圧力演算部17において、クランク軸2に付設さ
れたタコジェネレータおよび回転角検出器18で検出さ
れた回転速度ωおよび回転角θにもとづく慣性力が、一
般の往復動の慣性力を表す周知の式より得られるので、
これをエアシリンダ10の有効面mAで割れば、所定の
エアシリンダlOの圧縮エアの圧力が得られる。その圧
力指令値j5と、切換スイッチ32を作動して得た実際
の測定値j4とをアンプ33で比較し、その差を圧力指
令値j2としてアンプ34に与え、サーボ弁19を制御
する。なお、I′l11圧シリンダ16の実際の動きは
、油圧シリンダ16の初圧と作動圧との差を圧力センサ
ー35で検知してフィードバック信号j6としてアンプ
34に与え、前記j2とを比較して行う、その圧力指令
値j2を前記油圧シリンダ16に油圧力を導入させるサ
ーボ弁19に与えて、油圧シリンダ16を駆動し、その
出力で慣性力と圧縮エアの圧力との艶聞を修正し完全に
バランスさせる(第3図2点鎖線参照)。
各回転角θについての慣性力は同一でなく、その変化に
対し、封入されたエアの圧力の変化は一致しないから、
両者は完全にバランスしない。そのため、本実施例では
、前記エアピストン11に油圧シリンダ16を直結して
該油圧シリンダ16を駆動し、その出力でエアピストン
11の位置を位置制御することにより、慣性力と圧縮エ
アの圧力とのそれぞれの変化における間融をなくそうと
するものである。したがって、第1図における慣性力バ
ランス圧力演算部17において、クランク軸2に付設さ
れたタコジェネレータおよび回転角検出器18で検出さ
れた回転速度ωおよび回転角θにもとづく慣性力が、一
般の往復動の慣性力を表す周知の式より得られるので、
これをエアシリンダ10の有効面mAで割れば、所定の
エアシリンダlOの圧縮エアの圧力が得られる。その圧
力指令値j5と、切換スイッチ32を作動して得た実際
の測定値j4とをアンプ33で比較し、その差を圧力指
令値j2としてアンプ34に与え、サーボ弁19を制御
する。なお、I′l11圧シリンダ16の実際の動きは
、油圧シリンダ16の初圧と作動圧との差を圧力センサ
ー35で検知してフィードバック信号j6としてアンプ
34に与え、前記j2とを比較して行う、その圧力指令
値j2を前記油圧シリンダ16に油圧力を導入させるサ
ーボ弁19に与えて、油圧シリンダ16を駆動し、その
出力で慣性力と圧縮エアの圧力との艶聞を修正し完全に
バランスさせる(第3図2点鎖線参照)。
〔実施例の補足説明およびバランス精度向上3次に、以
上のm要を第1図にもとづいて補足説明する。エアシリ
ンダ10には、エアピストン11を挟んで両側に、前室
20と後室21とを形成し、各室20,21に第1エア
サブシリンダ22と第2エアサ′フ゛シリンダ23をそ
れぞれ連通している。
上のm要を第1図にもとづいて補足説明する。エアシリ
ンダ10には、エアピストン11を挟んで両側に、前室
20と後室21とを形成し、各室20,21に第1エア
サブシリンダ22と第2エアサ′フ゛シリンダ23をそ
れぞれ連通している。
これら第1および第2エアサブシリンダ22.23に共
通のスクリュー24を貫通し、該スクリュー24にそれ
ぞれのピストンを固着し、該スクリュー24の中央では
前記スクリュージヤツキ13と螺合する。なお、スクリ
ュー24の実際の動きは、スクリュー24の端部にスク
リュー位置検出器25を装着し、その位置信号j3を、
フィードバックゲインKfとして、前記信号j1を導入
するアンプ26に与えて、D、Cモータ15を制御する
。
通のスクリュー24を貫通し、該スクリュー24にそれ
ぞれのピストンを固着し、該スクリュー24の中央では
前記スクリュージヤツキ13と螺合する。なお、スクリ
ュー24の実際の動きは、スクリュー24の端部にスク
リュー位置検出器25を装着し、その位置信号j3を、
フィードバックゲインKfとして、前記信号j1を導入
するアンプ26に与えて、D、Cモータ15を制御する
。
前記前室20および後室21には、チェック弁27、リ
リーフ弁28および減圧弁29、更には低圧エア#30
からなるエア回路31を付設している。
リーフ弁28および減圧弁29、更には低圧エア#30
からなるエア回路31を付設している。
したがって、ピルガ−ミルスタンド8が往復動すると、
それに伴ってエアピストン11も往復動じ、前室20お
よび後室21、これらの室20゜21にそれぞれ連通し
た第1および第2エアサブシリンダ22.23内の低圧
にセントされ封入された初期圧力POのエアをそれぞれ
圧縮する。その圧縮エアの圧力で、エアバネとしてピル
ガ−ミルスタンド8の往復動の慣性力が御名バランスで
きる。なお、略完全なバランスは、前記のごと(、前記
油圧シリンダ16の出力で行われる。
それに伴ってエアピストン11も往復動じ、前室20お
よび後室21、これらの室20゜21にそれぞれ連通し
た第1および第2エアサブシリンダ22.23内の低圧
にセントされ封入された初期圧力POのエアをそれぞれ
圧縮する。その圧縮エアの圧力で、エアバネとしてピル
ガ−ミルスタンド8の往復動の慣性力が御名バランスで
きる。なお、略完全なバランスは、前記のごと(、前記
油圧シリンダ16の出力で行われる。
更に、本実施例では、コンロフト5の張力検出器36を
装着し、そのフィードバックゲインKccを補正信号j
7として前記アンプ34に与え、ピルガ−ミルスタンド
8の往復動の摩擦力等を考慮して慣性力バランスの精度
を向上している。
装着し、そのフィードバックゲインKccを補正信号j
7として前記アンプ34に与え、ピルガ−ミルスタンド
8の往復動の摩擦力等を考慮して慣性力バランスの精度
を向上している。
(回転速度ωの変更〕
また、本実施例ではクランク軸2の回転速度ωを変更し
て運転することができる。すなわち、D、Cモータ15
を回転速度ωに応じ制御することにより、スクリュージ
ヤツキ13を駆動し、第1および第2エアサブシリンダ
22.23のエア体積を変更し、ひいては、エアシリン
ダ10の前室20と後室21のエア体積を変更して、圧
縮エアの圧力を変更し、その回転速度による慣性力とバ
ランスさせる。
て運転することができる。すなわち、D、Cモータ15
を回転速度ωに応じ制御することにより、スクリュージ
ヤツキ13を駆動し、第1および第2エアサブシリンダ
22.23のエア体積を変更し、ひいては、エアシリン
ダ10の前室20と後室21のエア体積を変更して、圧
縮エアの圧力を変更し、その回転速度による慣性力とバ
ランスさせる。
そこで、D、Cモータ15を制御するには、クランク軸
2に装着したタコジェネレータおよび回転角検出器18
で検出された回転速度ωにもとづく信号j1をり、Cモ
ータ15に与えることにより、所定の回転速度ωに応じ
たエアシリンダ10のエア体積が得られる。そして、例
えば次のような場合に、回転速度ωを変えて運転する。
2に装着したタコジェネレータおよび回転角検出器18
で検出された回転速度ωにもとづく信号j1をり、Cモ
ータ15に与えることにより、所定の回転速度ωに応じ
たエアシリンダ10のエア体積が得られる。そして、例
えば次のような場合に、回転速度ωを変えて運転する。
すなわち、φ260 amの素管を冷延する場合、多数
の素管を直列状にて連続して圧延するに際し、各素管の
始端および末端において、回転速度ωを例えば最大値の
130rpmから7Orpmに下げて圧延し、その部分
の割れを防止する。したがって、本実施例では、最大回
転速度ωmaxが得られるエアシリンダ10を設定さえ
しておけば、それ以下の回転速度は任意に変更でき、そ
れに応じた圧縮エアの圧力が得られる。つまり、任意の
低回転速度の運転ができる。
の素管を直列状にて連続して圧延するに際し、各素管の
始端および末端において、回転速度ωを例えば最大値の
130rpmから7Orpmに下げて圧延し、その部分
の割れを防止する。したがって、本実施例では、最大回
転速度ωmaxが得られるエアシリンダ10を設定さえ
しておけば、それ以下の回転速度は任意に変更でき、そ
れに応じた圧縮エアの圧力が得られる。つまり、任意の
低回転速度の運転ができる。
また、本実施例では、ピルガ−ミルスタンド8、エアピ
ストンロッド12、エアピストン11および油圧シリン
ダ16を直列状に直結しているので、予めセットされた
タイミング、例えばピストンミルロール7が素管にかみ
込み、次いで、仕上げ寸法に迄圧延するとき、その圧延
時に1・要な水平方向の力を、該油圧シリンダ16の出
力で助勢をすることができる。その結果、メイン駆動系
(主モータ11フライホイル、減速機、クラッチ、クラ
ンク軸2、クランクアーム3およびコンロノド5など)
を小型化・軽量化することができる。
ストンロッド12、エアピストン11および油圧シリン
ダ16を直列状に直結しているので、予めセットされた
タイミング、例えばピストンミルロール7が素管にかみ
込み、次いで、仕上げ寸法に迄圧延するとき、その圧延
時に1・要な水平方向の力を、該油圧シリンダ16の出
力で助勢をすることができる。その結果、メイン駆動系
(主モータ11フライホイル、減速機、クラッチ、クラ
ンク軸2、クランクアーム3およびコンロノド5など)
を小型化・軽量化することができる。
なお、本実施例は継目無鋼管を製造する、いわゆる大型
のピルガ−底圧延′IIA(Gold Reducin
gTube Mill )で説明したが、本発明はこれ
に限らず、例えば鋼板用や棒鋼用のピルガー式圧延機に
通用してもよく、勿論、D、Cモータは適宜の油圧モー
タであってもよい。
のピルガ−底圧延′IIA(Gold Reducin
gTube Mill )で説明したが、本発明はこれ
に限らず、例えば鋼板用や棒鋼用のピルガー式圧延機に
通用してもよく、勿論、D、Cモータは適宜の油圧モー
タであってもよい。
本発明の別の実施例として、第4図に示すようなマスア
ンバランサを併用してクランク軸2に装着すれば、エア
シリンダ等制御系を小形化することができる。第4図を
説明すれば、マスアンバランサ36.36°を回転軸3
7.38の一端に付設し、これら回転軸37.3Bをク
ランク軸2が挿通されているフレーム39に回動自在に
軸支する0図中、下方の回転軸37には小径歯車40を
その他端に固着し、該小径歯車40はアイドル歯車41
を介してクランク軸2に固着した第1歯車42で回動す
る。ここで第1歯車42と小径歯車40の歯車比は2/
1とする。また、上方の回転軸3日は中形歯車43をそ
の他端に固着し、該中形歯車43はクランク軸2に固着
された第2歯車44で回動する。ここで、第2歯車44
と中形歯車43の歯車比は2/1とする。したがって、
回動軸37.38はたがいに反対方向でクランク軸2の
2倍の回転速度で回転し、ピルガ−ミルスタンド8の二
次の項の慣性力とバランスさせる。
ンバランサを併用してクランク軸2に装着すれば、エア
シリンダ等制御系を小形化することができる。第4図を
説明すれば、マスアンバランサ36.36°を回転軸3
7.38の一端に付設し、これら回転軸37.3Bをク
ランク軸2が挿通されているフレーム39に回動自在に
軸支する0図中、下方の回転軸37には小径歯車40を
その他端に固着し、該小径歯車40はアイドル歯車41
を介してクランク軸2に固着した第1歯車42で回動す
る。ここで第1歯車42と小径歯車40の歯車比は2/
1とする。また、上方の回転軸3日は中形歯車43をそ
の他端に固着し、該中形歯車43はクランク軸2に固着
された第2歯車44で回動する。ここで、第2歯車44
と中形歯車43の歯車比は2/1とする。したがって、
回動軸37.38はたがいに反対方向でクランク軸2の
2倍の回転速度で回転し、ピルガ−ミルスタンド8の二
次の項の慣性力とバランスさせる。
以上を要するに本発明は、特許請求の範囲に記載された
構成を採択しまたので、以下の諸効果を奏する。
構成を採択しまたので、以下の諸効果を奏する。
■ 従来の、実用化されているVバランサおよび扇形バ
ランサを備えたピルガー式圧延機に比べ、小型化、高速
化、メンテナンス容易化および基礎工事安易化などが図
れるのは勿論、エアバネとしてのエアピストンで、ピル
ガ−ミルスタンドの往復動の慣性力がバランスできるの
で、バランス用に過大な外部エネルギーを必要としない
ばかりか、圧縮エアの圧力を容易に変更して、回転速度
に応じたバランスができる。
ランサを備えたピルガー式圧延機に比べ、小型化、高速
化、メンテナンス容易化および基礎工事安易化などが図
れるのは勿論、エアバネとしてのエアピストンで、ピル
ガ−ミルスタンドの往復動の慣性力がバランスできるの
で、バランス用に過大な外部エネルギーを必要としない
ばかりか、圧縮エアの圧力を容易に変更して、回転速度
に応じたバランスができる。
■ エアシリンダに封入されたエアの圧力を、油圧シリ
ンダの出力で修正して、回転角に対する慣性力の変化と
圧縮エアの圧力の変化との■顛をなくしているので、略
完全なバランスが得られる。
ンダの出力で修正して、回転角に対する慣性力の変化と
圧縮エアの圧力の変化との■顛をなくしているので、略
完全なバランスが得られる。
したがって、圧延される製品の品質を向上することがで
きる。
きる。
■ 回転速度に応じた圧縮エアの圧力が得られるので、
素材に最適の回転速度で圧延でき、前記■と相俟って圧
延される製品の品質を向上することができる。
素材に最適の回転速度で圧延でき、前記■と相俟って圧
延される製品の品質を向上することができる。
■ 油圧シリンダを装着したので、油圧シリンダの出力
で圧延時に必要な水平方向の力を助勢することができる
ため、メイン駆動系を小型化することができる。
で圧延時に必要な水平方向の力を助勢することができる
ため、メイン駆動系を小型化することができる。
■ 本発明によれば、高次の項をバランスさせるので、
機械加工を要する、高級材料使用のコンロッド、クラン
クアーム、クランク軸などで過大な力を受ける必要がな
く、大形化する必要がなくなり、著しいコストダウンが
図ることができる。これに加えて、例えば、ピルガ−ミ
ルスタンドを格納するためのハウジングの基礎ボルト(
これは、いずれのピルガ−ミルスタンドにも必要)は、
−次の項のみを消去した従来例の場合では、高次の項の
慣性力を少なくとも支持させなければならないので、高
速化すれば、より強固な基礎ボルトが必要となってくる
。
機械加工を要する、高級材料使用のコンロッド、クラン
クアーム、クランク軸などで過大な力を受ける必要がな
く、大形化する必要がなくなり、著しいコストダウンが
図ることができる。これに加えて、例えば、ピルガ−ミ
ルスタンドを格納するためのハウジングの基礎ボルト(
これは、いずれのピルガ−ミルスタンドにも必要)は、
−次の項のみを消去した従来例の場合では、高次の項の
慣性力を少なくとも支持させなければならないので、高
速化すれば、より強固な基礎ボルトが必要となってくる
。
ところが、本発明によれば、高次の項をもバランスさせ
るので、基礎ボルトは圧延水平反力さえ支持されればよ
く、この圧延水平反力は回転速度と殆ど無関係にあるこ
とから、高速化しても基礎ボルトには影響を与えず、変
更する必要がない。
るので、基礎ボルトは圧延水平反力さえ支持されればよ
く、この圧延水平反力は回転速度と殆ど無関係にあるこ
とから、高速化しても基礎ボルトには影響を与えず、変
更する必要がない。
第1図は本発明の実施例の模式図、第2図は従来例の模
式図、第3図はクランク角に対する慣性力、一般の圧縮
エアの圧力および本実施例の圧縮エアの圧力を表すグラ
フ、第4図は本発明の別の実施例の要部図。 7…ピルガ−ミルロール、8・・・ピルガ−ミルスタン
ド、10・・・エアシリンダ、13・・・スクリュージ
ヤツキ、16・・・油圧シリンダ。 第3図 @4図 η
式図、第3図はクランク角に対する慣性力、一般の圧縮
エアの圧力および本実施例の圧縮エアの圧力を表すグラ
フ、第4図は本発明の別の実施例の要部図。 7…ピルガ−ミルロール、8・・・ピルガ−ミルスタン
ド、10・・・エアシリンダ、13・・・スクリュージ
ヤツキ、16・・・油圧シリンダ。 第3図 @4図 η
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一対のピルガーミルロールを装着し、かつ、クランク運
動で水平状に往復動させるピルガーミルスタンドに、エ
アピストンを挟んで前室と後室とを形成したエアシリン
ダを装着し、これらの室の圧縮エアの圧力で、前記往復
動の慣性力をバランスさせるピルガー式圧延機の慣性力
バランス装置において、 該エアピストンに油圧シリンダを直列状に連結し、該慣
性力を該エアシリンダに封入された圧縮エアの圧力でバ
ランスさせ、該圧縮エアの圧力と該慣性力との齟齬を、
前記クランク運動の回転速度で制御される該油圧シリン
ダの出力により修正させるようにしたピルガー式圧延機
の慣性力バランス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108186A JPS62238009A (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | ピルガ−式圧延機の慣性力バランス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108186A JPS62238009A (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | ピルガ−式圧延機の慣性力バランス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62238009A true JPS62238009A (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=13736437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8108186A Pending JPS62238009A (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | ピルガ−式圧延機の慣性力バランス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62238009A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103742352A (zh) * | 2014-01-16 | 2014-04-23 | 毛永波 | 螺杆式活塞气压转液压能源循环动力系统 |
-
1986
- 1986-04-10 JP JP8108186A patent/JPS62238009A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103742352A (zh) * | 2014-01-16 | 2014-04-23 | 毛永波 | 螺杆式活塞气压转液压能源循环动力系统 |
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