JPH0347875A - 水性塗料組成物 - Google Patents

水性塗料組成物

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JPH0347875A
JPH0347875A JP2099985A JP9998590A JPH0347875A JP H0347875 A JPH0347875 A JP H0347875A JP 2099985 A JP2099985 A JP 2099985A JP 9998590 A JP9998590 A JP 9998590A JP H0347875 A JPH0347875 A JP H0347875A
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梅田 真一郎
Yoshitaka Okude
奥出 芳隆
Teruaki Kuwajima
桑島 輝昭
Sakuichi Konishi
小西 ▲も▼一
Satoshi Nagahata
敏 長畑
Shoichi Watanabe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は金属顔料を配合した水性塗料組成物に関する。
(従来の技術) 従来、自動車等のメタリック塗装は予め電着塗装により
プライマー等の下塗り塗装を行って焼き付は硬化し、こ
の硬化フィルム上に中塗り塗装して焼き付は硬化し、次
いでこの硬化した中塗り塗膜上に熱硬化型メタリック塗
料(以下、メタリック塗料と言う。)を塗装し、焼き付
けることなく、いわゆるウェット・オン・ウェットでそ
の上に熱硬化型クリヤー塗料(以下、単にクリヤー塗料
と言う。)を塗装し、このメタリック塗料層とクリヤー
塗料層を同時に焼き付は硬化させる。このメタリック塗
料の塗布以降の工程を特にツーコートワンベーク方式と
言う。
この従来方法に用いるメタリック塗料は、前述のように
ウェットオンウェットでクリヤー塗料が塗布されるため
に、クリヤー塗料とメタリック塗料との界面を十分保持
して、クリヤー塗料を塗布し得る程度の表面平滑性と速
乾性をもつ必要があす、有機溶剤を希釈剤として用いる
溶剤型の塗料が主であった。また、メタリック外観をム
ラなく仕上げ、仕上がり外観を良好にするために希釈率
を高くする必要があった。一方、上述の如き溶剤型メタ
リック塗料の使用は溶剤による公害の防止、労働環境お
よび省資源の面から制限される傾向にあり、希釈剤とし
て有機溶剤よりむしろ水を用いる水性被覆組成物が注目
されるようになった。ところが分散媒として水を使用し
た場合、大きく2つの問題が存在する。即ち、第1の問
題として、金属顔料を分散媒として水を用いる水性塗料
中に配合した場合、水と金属が反応して水素が発生し、
ひどい場合には爆発を起こす危険がある。この問題は自
動車工業において使用される塗料について通常行なわれ
る如く、塗料組成物を使用前、密閉容器内に長期間貯蔵
する場合に特に顕著に認められる。
第2の問題としては、塗料中に多量の水を含有した場合
は、塗装時に水の蒸発量を制御出来ないため、広範囲な
塗装環境下において優れた外観を得ることができないと
いうことである。例えば高湿度の環境下で塗装した場合
、塗料中の水の蒸発量は少なく、従って塗管粘度か低く
なりタレの発生や顔料の流動が起こり、外観を損ねる。
逆に、低湿度の環境下で、塗装した場合は、塗料中の水
の蒸発量は多く、塗着粘度が高くなり過ぎ、その結果塗
着面の流動性が損なわれ、平滑面が得られない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は金属顔料が安定に分散され、かつ顔料の凝集が
起こりに(く、塗装時の環境に左右されず、一定の外観
が得られ、塗膜の平滑性、付着性、耐水性および白輝度
に優れた水性メタリック塗料組成物を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、上記目的を達成するために鋭意検討の結
果、被膜形成重合体、フッ素含有化合物、金属顔料、硬
化剤およびリン酸有機エステルを含有する水性塗料組成
物が優れた効果を奏することを見出し、本発明を成すに
至った。
即ち、本発明は (D共電合し得るエチレン性モノマーのうちアミド基含
有エチレン性モノマー5〜40重量%、酸性基含有エチ
レン性モノマー3〜15重量%、水酸基含有エチレン性
モノマー10〜40重量%、及び残る他のエチレン性モ
ノマーより得れる数平均分子量が6000〜50000
の共重合体の酸性基の少なくとも一部を中和して得られ
る被膜形成性重合体、 (II)C,F2n、I−もしくは−CnF2□−基(
但し2nは1〜20の整数を示す。)を有し、かつ酸性
基もしくはその酸塩基を少なくとも1個以上有するフッ
素含有化合物、(III)金属顔料、 (IV)該重合体(I)と加熱硬化しうるアミノ化合物
、イソシアネート化合物およびエポキシ化合物より成る
群より選ばれる少な(とも1種以上の架橋成分、および (V)C11〜C34の有機化合物のリン酸モノる。カ
ルボキシル基を有するエチレン性モノマーの例としては
、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、エタアクリ
ル酸、プロピルアクリル酸、イソプロピルアクリル酸等
が挙げられ、又、スルホン酸基を有するエチレン性モノ
マーの例としてはt−ブチルアクリルアミドスルホン酸
等が挙げられる。酸性基を有するエチレン性モノマーの
酸性基の一部はスルホン酸基であるのが好ましい。
スルホン酸基は硬化促進効果がある。
酸性基含有エチレン性モノマーは二塩基酸モノマーのハ
ーフエステル、ハーフアミド、ハーフチオエステル類で
あってもよい。そのようなものの例としてはマレイン酸
、フマール酸、イタコン酸のハーフエステル、ハーフア
ミド、ハーフチオエステルである。エステルを形成する
アルコールは炭素数1〜12のもの、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパツール、ブタノール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ジメチルアミ7エタノー
ル、ジエチルアミノエタノール、アセトール、アリルア
ルコール、プロパギルアルコール等またはジエステルお
よびリン含有チタネートカップリング剤からなる群から
選択される化合物 を含有する組成物において、組成が該共重合体100重
量部に対して、(I[)が0.01〜5重量部、(I[
[)が2〜30重量部、(IV)が5〜120重量部、
(V)が該金属顔料(III)に対して2〜100重量
%である水性塗料組成物を提供する。
本発明の被膜形成性重合体(I)に用いる共重合体ヲ構
成するモノマーに於いて、アミド基含有エチレン性モノ
マーは、水性塗料組成物に親水性を付与し、凝集力を向
上させ、金属顔料の分散性を付与するものである。具体
的には例えば、アクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールメタクリ
ルアミド及びアルコキシメチル化(メタ)アクリルアミ
ド等が挙げられる。
酸性基含有エチレン性モノマーは、水性塗料組成物に水
溶性を付与するものであり、酸性基としてはカルボキシ
ル基、スルホン酸基等が挙げられがある。好ましくはブ
タ/−ル、ジメチルアミ/エタノール、ジエチルアミン
エタノール、アセトール、アリルアルコール、プロパギ
ルアルコールである。ハーフチオエステルを形成するメ
ルカプタンとしては炭素数1〜12のもの、例えばエチ
ルメルカプタン、プロピルメルカプタン、ブチルメルカ
プタン等がある。ハーフアミドを形成するアミンとして
は炭素数1〜12のもの、例えばエチルアミン、ジエチ
ルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、シクロヘキ
シルアミン、アニリン、ナフチルアミン等がある。これ
らのうちでノ\−フチオニステル化物は臭気の点でやや
問題があり、好適に用いられるのはハーフエステル、ハ
ーフアミドである。ハーフエステル化、ハーフチオエス
テル化またはハーフアミド化の反応は通常の方法に従い
、室温から120℃の温度で、場合によっては3級アミ
ンを触媒として用いて行われる。
水酸基含有エチレン性モノマーは、水性塗料組成物を硬
化させるための硬化反応点であり、具体的には例えばア
クリル酸ヒドロキ7エチル、アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、アクリル酸ヒドロキシブチル、メタクリル酸ヒド
ロキシメチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタク
リル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシブ
チル、アリルアルコール等が挙げられる。
上記モノマーと共重合し得る他のエチレン性モノマー(
以下、単に[他のエチレン性モノマー」という。)の例
としてはアクリル酸アルキルエステル(アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アク
リル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリ
ル酸n−オクチル、アクリル酸ラウリルなど)、メタク
リル酸アルキルエステル(メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル
酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メタ
クリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸トリデシルな1 り少ないと前述の親水性、凝集性及び金属の分散性が向
上せず、また40重量%より多いと塗膜の耐水性が低下
する。酸性基含有エチレン性モノマーは、3〜15重量
%である。3重量%より少ないと本発明の水性塗装組成
物の水への分散溶解が不良で安定性が低下し、又15重
量%より多いと塗膜の耐水性が低下するので好ましくな
い。水酸基含有エチレン性モノマーは、10〜40重量
%である。10重量%より少ないと塗膜の硬化は不十分
でまた膜物性、例えば付着性、耐水性等も低下し、また
40重量%より多いと塗膜の耐水性が低下し好ましくな
い。他のエチレン性モノマーの量は、残りの重量%の範
囲内で加えることができる。
本発明の被膜形成性重合体(I)に用いる共重合体は、
数平均分子量が6000〜50000、好ましくは80
00〜30000のもので、上記のモノマー混合物を通
常の方法で重合することにより得られる。例えば、上記
モノマー混合物を公知の重合開始剤(例えば、過酸化ベ
ンゾイル、t−ブと)、油脂脂肪酸とオキシラン構造を
有するアクリル酸またはメタクリル酸エステルモノマー
との付加反応物(例ニステアリン酸とグリシジルメタク
リレートの付加反応物)、C3以上のアルキル基を含む
オキシラン化合物とアクリル酸またはメタクリル酸との
付加反応物(例:日本特許第583185号、同第60
.9322号)、スチレン、α−メチルスチレン、0−
メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、p−tert−ブチルスチレン、アクリル酸ベン
ジル、メタクリル酸ベンジル、イタコン酸エステル(イ
タコン酸ジメチルなど)、マレイン酸エステル(マレイ
ン酸ジメチルなど)、フマール酸エステル(フマール酸
ジメチルなど)、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、酢酸ビニル等が挙げられる。
本発明の被膜形成性重合体(I)に用いる共重合体を調
製するためのモノマー混合物は、上記の4種のエチレン
性モノマーを少なくとも含有するものである。その組成
は、上記アミド基含有エチレン性モノマー5〜40重量
%である。5重量%よ2 チルパーオキシド、クメンハイドロパーオキシドなどの
有機過酸化物、アゾビスシアノ吉草酸、アゾビスイソブ
チロニトリルなどの有機アゾ化合物等)と混合し、重合
可能な温度に加熱した溶剤(例エバ、ベンゼン、キシレ
ン、トルエンなどの芳香族炭化水素、メチルセロソルブ
アセテート、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブ
アセテ−I・、酢酸エチルなどのエステル類、メチルセ
ロソルブ、セロソルブ、ブチルセロソルブ、ブチルカル
ピトールなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、t−ブ
タノール、イソブタノール2n−ブタノール、インプロ
パツール2n−プロパツール、エタノールなどのアルコ
ール類などかあり特に限定はない。)を含む反応容器中
へ滴加、熟成することにより共重合体を得ることができ
る。分子量はゲルパーミュージョンクロマトグラフィー
法により測定した。
本発明の被膜形成性重合体(I)は上記共重合体の酸性
基を一部若しくは全部中和することにより得られる。
上記共重合体の中和化は常法に従って、カルボキシル基
の如き酸性基を塩基性物質、例えばモノメチルアミン、
ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン
、トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン、ジイソ
プロピルアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、モノエタノールアミン、ジェタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、モノイソプロパツールアミ
ン、ジイソプロパツールアミン、ジメチルエタノールア
ミン、モルホリン、メチルモルホリン、ピペラジン、ア
ンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
リチウム等で中和することにより行なわれる。
上記中和化に於いて使用される塩基性物質の量は、上記
共重合体の酸基に対して、0.3〜1.2当量である。
本発明に使用するフッ素含有化合物(II)は塗膜に白
輝度を付与するもので、CylF2n*+−もしくは−
〇nF2n−基(但し2nは1〜20の整数を示す。)
を有し、かつ酸性基(例えば、カルボン酸基、鱗片状の
ものである。
金属顔料(II)は 式[■]: [但し、R1は炭素数2〜24のアルキル基、(ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、ラウリル等)炭素数
2〜24のアルケニル基(ステアリル等)、若しくは炭
素数2〜24のアルキル置換基を1つ以上含むアリール
基(オクチルフェニル、ノニルフェニル、ドデシルフェ
ニル、ジノニルフェニル等)を表わし R2は炭素数2
〜4のアルキレン基(エチレン、フロピレン等)ヲ表わ
し、mは0〜20の整数を表わし、R3は水素原子、炭
素数2〜24のアルキル基、炭素数2〜24のアルケニ
ル基、アリール基若しくはアルキルアリール基若しくは R’−(OR′戸基を表わす。] スルホン酸基もしくはリン酸基等)の、またはそれらの
酸塩基(即ち、カルボン酸塩基、スルホン酸塩基もしく
はリン酸塩基)を少なくとも1個以上有するものである
。具体的には例えば、CF3Co、H,C3F、Co、
H,C7F、5Co2H,C8F、7CO2H,HO2
C−(CF2)4−CO2H。
[C,F、7So、N(CH3)C3H,0]2PO(
OH)、[C,F、7SO,N(CH3)C2H40]
、PO(ONH4)、Cl1F、、5o2N(CH,)
C,H,03O3H,C8F、7So、N(C3H7)
CH,CO,に、C,F、7So。
K、  CaF  I、s  O3Na、  CsF 
 +7S  03NH4、C8F、7SO3Li等が挙
げられる。
本発明に使用する金属顔料(III)は塗膜に光輝性等
を付与するものである。これらの金属顔料の具体例とし
ては、例えばアルミニウム、ゴールドブロンズ、ステン
レススチール、ニッケル、亜鉛、錫、クロム、鉛および
ビスマス等およびこれらの金属から得られる合金が用い
られる。好ましくはアルミニウムである。金属顔料の形
状としては粉末、鱗片状等特に限定はないが特に有用な
ものはで示される少なくとも1種以上の有機リン酸エス
テル化合物と、分子中にCnF2n+1若しくは−C1
Fan−基(但しnは1〜20の整数を示す。)と少な
くとも1個以上の一級水酸基若しくはエポキシド基を含
有するフッ素含有化合物[II]をモル比で[VI]/
[■]=1/1〜110.01で反応させた反応生成物
2〜100重量部と金属顔料100重量部とを含む混合
物の形で配合されるのが好ましい。
上記有機リン酸エステル化合物の具体例としては例えば
Rがアルキル基の場合、ヘキシルホスフェート、ヘプチ
ルホスフェート、デシルホスフェート、ウンデシルホス
フェート、ラウリルホスフェート、トリデシルホスフェ
ート、ミリスチルホスフェート、ペンタデシルホスフェ
ート、ノナデシルホスフェート、エイコシルホスフェー
ト、ヘンエイコシルホスフェート、トコシルホスフェー
ト、トコシルホスフェート、テトラコシルホスフェート
、2−メチル−7−エチル−4−ウンデシルホスフェー
ト、トリメチルノニルホスフェート及びこれらのエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド付加物などがある。
またRかアルケニル基の場合、4−ドデシルホスフェー
ト、シス−9−オクタデセニルホスフェート、3−メチ
ル−2−ノネニルホスフェート、5゜9−ジメチル−2
−デセニルホスフェートおよびこれらのエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド付加
物などがある。更にRがアリール基の場合オクチルフェ
ニルホスフェート、ノニルフェニルホスフェート、ドデ
シルフェニルホスフェート及びこれらのエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド付加
物などがある。リン酸エステルはモノ、ジのいずれのエ
ステルであってもよく、またこれらの混合物であっても
よい。更に種類の異なるリン酸エステルの混合物であっ
てもよい。これらの有機リン酸エステル化合物は市販品
または公知の方法、例えば相当するアルコールによるリ
ン酸のエステル化反応による合成品であってもよい。
また、前記フッ素含有化合物[II]の具体例としては
、例えばCF、−CH2CH,−OH。
C4F、−CH,CH,−OH,C4F9CH,OH。
HO(CH2)2(C2F 4)p(CH、)20 H
C,F、、CH2CH,0CH2−CH−CH2−OH
H C,F、7So、N(C3H?)CH2−CH−CH2
01−1H HO(C,H,)−C(CF、3)2−(C,H,)−
01−Tなどの一級水酸基含有フッ素化合物若しくはな
どのエポキシド基含有フッ素化合物等が挙げられる。
通常反応には溶媒が使用されてもよく、溶媒としては、
芳香族系溶剤例えばトルエン、キシレン等が挙げられる
が特に限定されない。
9 0 反応温度及び反応時間は水酸基をもつフッ素含有化合物
との反応の場合は、150〜280°C1好ましくは1
80〜250°Cで1〜48時間、好ましくは1〜24
時間である。エポキシド基を持つフッ素含有化合物との
反応の場合は、50〜150℃、好ましくは70−12
0℃で30分〜10時間、好ましくは1〜5時間である
更に触媒としてリン酸等を添加しても良い。また反応は
、反応生成物中にすくなくとも1個以上のリン酸性水酸
基を残すような反応制御が効果的である。
本発明の金属顔料組成物の製法は、種々の態様が考えら
れるが、いずれの方法においても金属顔料とリン化合物
とが接触すればよい。従って、金属顔料の組成物は金属
顔料(通常金属と溶剤とを含むペースト)の製造時、例
えばボールミル等で粉砕する際に種々の溶剤あるいは粉
砕助剤とともにあるいは単独でリン化合物を配合して形
成してもよい。また、通常方法で粉砕することにより得
られた金属顔料(通常金属と溶剤等を含むペースト)に
リン化合物を混合してもよい。更に、金属類のペースト
から溶剤・脂肪酸等を除去して、リン化合物と混合して
もよい。金属顔料の製造に用いられる溶剤としてはミネ
ラルスピリット、ソルベントナフサ等が通常用いられ、
粉砕助剤としては不飽和脂肪酸、脂肪酸、脂肪族アミン
が一般的である。リン化合物の金属顔料への配合量は上
記の種々の配合形態および金属顔料の種類により大きく
変化してもよいが、通常金属の乾燥重量100重量部に
対し、リン化合物2〜100重量部、好ましくは2〜5
0重量部である。100重量部を越える使用は配合量の
増加にともなって、得られる効果が増加しない。2重量
部より少ないと性能の優れた金属顔料組成物が得られな
い。
本発明に用いる架橋成分(■)は、前述の重合体(I)
を加熱硬化させるもので、アミン化合物、イソシアネー
ト化合物およびエポキシ化合物の少なくとも1種である
。そのような架橋成分(TV)の例としては、例えばブ
ロック化ポリイソシアナート、アルコキシ化メラミンホ
ルムアルデヒド縮合物(メラミンホルムアルデヒドまた
はパラホルムアルデヒドとの縮合物のアルコキシ化物で
あり、例えばメトキシメチロールメラミン、インブトキ
シ化メチロールメラミン2n−ブトキシ化メチロールメ
ラミン)、及び2つ以上のエポキシ基を含有するエポキ
シ化合物(例えば、シェルケミカル社製のエピコート8
28、エピコート1001、エピコート1004、共栄
油脂社製のエボライト40E1エポライト400E、エ
ポライト#1600、エポライ)#721等)等が挙げ
られ、これらの少なくとも1種を使用する。
更に、本発明に用いるリン酸エステル(V)は金属顔料
(III)の金属が腐食するのを防止するためのもので
、リン含有チタネートカップリング剤、および炭素数が
CII〜C24の有機化合物によりリン酸をモノおよび
/またはジエステルからなる群から選択されるものであ
る。このようなチタネートカップリング剤の具体例とし
ては、例えばイソプロピルトリイソステアロイルチタネ
ート、イソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタ
ネート、3 部、好ましくは0,05〜3重量部である。0゜01重
量部より少ないと塗膜に十分は白輝度を付与することが
できず、また5重量部より多いと本発明の水性塗料組成
物を塗装後に塗装するクリヤー塗料をはじいて良好な外
観が得られない。金属顔料(I)の使用量は前記の共重
合体100重量部に対して、2〜30重量部である。2
重量部より少ないと金属顔料のもつ光輝性を塗膜に十分
付与することが出来ず、又30重量部より多いと塗膜物
性、例えば付着性、耐水性等が低下しまた金属の光輝性
の向上も見られず好ましくない。また架橋成分(IV)
の使用量は、前記の共重合体100重量部に対して、5
〜120重量部、好ましくは8〜80重量部配置部れば
よい。更に、化合物(V)の使用量は、上記金属顔料(
III)に対して2〜100重量%、好ましくは3〜5
0重量%である。2重量%より少ないと金属の腐食防止
効果が十分でなく、また100重量部より多く加えても
その効果は殆ど向上せず、経済的に不利となる。
更に本発明の水性塗料組成物は、水性塗料組成イソプロ
ピルトリ(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート
、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)
チタネート、テトラ(2,2ジアリルオキシメチル−1
−ブチル)ビス(ジ−トリデシル)ホスフェートチタネ
ートおよびビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキ
シアセテートチタネートから選択される。好ましくは、
分子中にパイロホスフェートを含有するもの、例えばイ
ソプロピルトリ(ジオクチルパイロホスフェート)チタ
ネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシ
アセテートチタネートである。リン酸モノ−またはシー
エステルとしては例えば、ラウリルアシッドホスフェー
ト、ステアリルアシッドホスフェート、インステアリル
アシッドホスフェート、オレイルアシッドホスフェート
、ノニルフェニルアシッドホスフェートおよびドデシル
フェニルアンラドホスフェート等が挙げられる。
本発明の水性塗料組成物の組成では、重合体(I)に使
用した前記の共重合体200重量部に対して、フッ素含
有化合物(n)は0.01〜5重量重 量の調製の際に通常使用される他の添加成分、例えば非
金属顔料、増粘剤、及び充填剤等を加えても良い。
本発明の水性塗料組成物の調製法は、特に限定されない
か、上記被膜形成性重合体(I)の水性分散液若しくは
溶液に上記架橋成分(IV)を加えた後、上記フッ素含
有化合物(II)およびリン酸エステル(V)を通常の
共重合体溶液への分散混合等の方法で添加して、その後
上記金属顔料(III)を加え、必要に応じ脱イオン水
等で希釈して撹拌機等で均一にする。
また本発明の水性塗料組成物の基材への塗布方法として
は、霧化塗装、浸漬塗装、及び電着塗装等がある。
(発明の効果) 本発明の水性塗料組成物では、金属顔料の腐食防止能及
び白輝度に優れた塗膜を与える。
(実施例) 本発明を実施例より更に詳細に説明する。本発明はこれ
ら実施例に限定されない。
被膜形成性重合体(I)の製造 製造例1 攪拌機、温度調節機、冷却管を備えた112の反応容器
にエチレングリフールモノブチルエーテル76重量部を
仕込み、更にスチレン15重量部、メチルメタクリレー
ト63重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート4
8重量部2n−ブチルアクリレート117重量部、メタ
クリル酸27重量部、アクリルアミド30重量部および
アゾビスイソブチロニトリル3重量部からなるモノマー
溶液61重量部を添加して攪拌下、温度を120’Cに
した。上記モノマー溶液245重量部、3時間で添加し
た後、1時間攪拌を継続した。更にジメチルエタノール
アミン19部と脱イオン水200部を添加して揮発分5
0%、樹脂の数平均分子量12.000のアクリル樹脂
ワニスを得た。この樹脂の特徴は08価70、酸価58
を有した。
製造例2 製造例1において、スチレン24重量部、メチルメタク
リレート73重■部、2−ヒドロキシエフ ミド100部、更に重合開始剤としてアゾビスイソブチ
ロニトリル30部からなる溶液を仕込んだ。
100’Cに保持したままデカンタ−でメタノールを留
去しながら3時間でモノマーと開始剤からなる溶液を滴
下した。更に30分間撹拌した後、酢酸ブチル50部、
t−ブチルパーオキシ2エチルヘキサノエイト3部から
なる溶液を0.5時間で滴下した。滴下後、更に1.5
時間100’Cで保持した。その間にメタノール300
部を留去した。
その後減圧下、溶剤を220部留去した。更にジメチル
エタノールアミン100部および脱イオン水570部を
加え溶解し、不揮発分50%、数平均分子量が10,0
00の透明、粘稠なアクリル樹脂水溶化ワニスを得た。
クリヤー塗料の調製 製造例4 ステンレス容器に下記各組成の材料を秤量し、実験用攪
拌器で攪拌して、クリヤー塗料を調製した。
チルメタクリレート48重量部2n−ブチルアクリレー
ト117重量部、メタクリル酸18重量部、メタクリル
アミド20重量部及びアゾビスイソブチロニトリル3重
量部から成るモノマー溶液を使用した意思外は製造例1
と同様にして共重合体を調製した。更にジメチルエタノ
ールアミン19部と脱イオン水209部を添加して、揮
発分50%、樹脂の数平均分子量12,000のアクリ
ル樹脂ワニスを得た。この樹脂の特徴は08価70、酸
価40であった。
製造例3 N、導入管、温度制御部、滴下ロート、撹拌器デカンタ
−を備えた冷却管を取り付けた3Qの反応容器に、2工
トキシプロパノール500部を仕込み、温度を100’
Cにした。滴下ロートにスチレンモノマー50部、メタ
クリル酸メチル50部、メタクリル酸2ヒドロキシエチ
ル200部、メタクリル酸2−エチルヘキシル120部
、アクリル酸ブチル380部及びメタノール300部に
溶解したマレイン酸モノブチル100部とアクリルア8 ワニス1)  ’           100部ニー
パン203E−60”      36部*2 モダフロー(モノサンド社製)   05部樹脂粒子2
)           2.2部1):製造例3で使
用するワニスの調製攪拌器、温度制御装置、還流冷却器
を備えた容器を用いてキシレン70部2n−ブタノール
20部を仕込み、次いで下記の組成の溶液 メタクリル酸           1.2部スチレン
            26.4部メタクリル酸メチ
ル       26.4部アクリル酸n−ブチル  
    360部2−ヒドロ牛ジエチルアクリレート1
0.0部アゾビスイソブチロニトリル     1.0
部の内20部を加え、攪拌しながら加熱し、温度を上昇
させた。還流させながら上記混合溶液の残り81.0部
を2時間で滴下し、次いでアゾビスイソブチロニトリル
0.3部、キシレン10部からなる溶液を30分間で滴
下した。反応溶液をさらに2時間攪拌還流させて反応を
終了し、不揮発分50%、数平均分子量8,000のア
クリル樹脂ワニスを得た。
OH価は48であった。
2):製造例3で使用する樹脂粒子の製造攪拌器、冷却
器、温度制御装置を備えた1aの反応容器に、脱イオン
水282部、ポリエステル樹脂3)10部およびジメチ
ルエタノールアミン0.75部を仕込み、攪拌上温度を
80°Cに保持しながら溶解し、これにアゾビスシアノ
吉草酸4゜5部を脱イオン水45部とジメチルエタノー
ルアミン4.3部に溶解した液を添加した。次いでメチ
ルメタクリレート70゜7部2n−ブチルアクリレート
94.2部、スチレン70.7部、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート30部およびエチレングリコールジメタ
クリレート4.5部からなる混合溶液を60分間を要し
て滴下した。滴下後さらにアゾビスシアノ吉草酸1.5
部を脱イオン水15部とジメチルエタノールアミン1.
4部にとかしたものを添加して80’Cで60分間攪拌
を続け1 時間攪拌を継続し、反応を終了した。得られるポリエス
テル樹脂は酸価59、ヒドロキシル価90、Mn105
4であった。
*1 ニル東圧社製 メラミン樹脂 *2 モノサンド社製 表面調整剤 製造例5 ステンレス容器に下記各組成の材料を秤量し、実験用攪
拌器で攪拌して、クリヤー塗料を調製した。
ワニス4)             100部デスモ
ジュールN−7516,7部 4):製造例4で使用するワニスの調製製造例1と同様
の装置を用いてキシレン57部、′n−ブタノール6部
を仕込み、次いで下記の組成の溶液 スチレン            30.0部エチルへ
キシルメタクリレート  45.2部エチルへキシルア
クリレート    5.5部2−ヒドロキシエチル  
    16.2部メタクリレート たところ、不揮発分45%、pH7,2、粘度92cp
s(25°C)、粒子径0.156μのエマルションが
得られた。このエマルションを噴霧乾燥して水を除きキ
シレンを樹脂粒子100重量部に対して200重量部で
再分散し樹脂粒子のキシレン分散液を作製した。粒子径
は0.3μであった。
3):樹脂粒子に使用するポリエステル樹脂の調製攪拌
器、窒素導入管、温度制御装置、コンデンサー、デカン
タ−を備えた2Qコルベンに、ビスヒドロキシエチルタ
ウリン134 Lネオペンチルグリコール130部、ア
ゼライン酸236部、無水フタル酸186部およびキシ
レン27部を仕込み、昇温した。反応により生成する水
をキシレンと共沸させ除去した。
還流開始より約2時間をかけて温度を190°Cにし、
カルボン酸相当の酸化が145になるまで攪拌と脱水を
継続し、次に140’cまて冷却した。
次いで140°Cの温度を保持し、「カージュラE、1
.OJ(シェル社製のパーサティック酸グリシジルエス
テル)314部を30分で滴下腰その後22 メタクリル酸           3.1部アゾビス
イソブチロニトリル    40部の内20部を加え、
攪拌しながら加熱し、温度を、上昇させた。還流させな
がら上記混合溶液の残り84部を2時間で滴下し、次い
でアゾビスイソブチロニトリル0.5部、キシレン23
部2n−ブタノール14部からなる溶液を20分間で滴
下した。
反応溶液をさらに2時間攪拌還流させて反応を終了し、
不揮発分50%、数平均分子量3,400のアクリル樹
脂ワニスを得た。OH価は70であった。
*3 住友バイエル社製 イソシアネート化合物製造例
6 ステンレス容器に下記各組成の材料を秤量し、実験用攪
拌器で攪拌調製して得られた組成物を、更に酢酸ブチル
/キシレン−1/1から成るシンナーで稀釈してクリヤ
ー塗料を得た。
無水カルボン酸を含む化合物5)  130gブロック
トアミン化合物6 )      25 gアルコキシ
シリル基を含む化合物7) 65gチヌビン900 (
チバ力イX−社製添カロ剤)           1
.5gイルカノブクス1010  (チバガイキー社製
添加剤)       1.0g5)製造例5で使用す
る無水カルボン酸を含む化合物の合成 温度計、攪拌機、冷却管、窒素導入管を備えたlρの反
応容器に酢酸ブチル120重量部を仕込み、100℃に
昇温しn−ブチルアクリレート21重量部2n−ブチル
メタクリレート95重量部、2−エチルへキシルメタク
リレート34重量部、イタコン酸無水物45重量部、ジ
オキサン60重量部およびt−ブチルパーオキシヘキサ
ノエート20重量部からなるモノマー、開始剤溶液を3
時間で滴下し、更に2時間攪拌を継続し、不揮発分51
%、数平均分子量2.500のアクリル樹脂を得た。
6):製造例5で使用するブロックトアミン化合物の合
成 攪拌機、水分離装置つきコンデンサー温度計を備えた反
応器にジイソプロパツールアミン133g1 トルエン
70gを仕込み水冷下インブチルア5 を備えた反応器にベンセン200g、ジイソプロパツー
ルアミン133gを仕込み、室温にてイソブチルアルデ
ヒド75gを90分で滴下した。さらに加熱還流下、発
生する水を分離除去し5時間反応を行い、減圧下でベン
センを除去し、ヒドロキシオキサゾリジン化合物を得た
水分離装置を除き、ヘキサン]000g、トリエチルア
ミン103gを仕込み、0°Cにてジクロロジメチルシ
ラン64.6gを2時間で滴下し、更に室温にて2時間
撹拌を行い、反応液に析出した固体を濾過し、濾液を濃
縮しオキサゾリジン化合物を得た。
無水カルボン酸を含む化合物”     130g才キ
サゾリジン化合物         13gアルコキシ
シリル基を含む化合物”   65g3.4−エボNシ
シクロヘキンルメチル−3,4−7gエポキシシクロへ
Nサン力ルポキシレートチヌビン900       
     1.5gイルガノックス1010     
  1.Og得られたクリアー塗料を酢酸ブチル/キシ
レンルデヒド76gを1時間で滴下した。さらに加熱還
流下発生する水を分離除去し、5時間反応を行なった水
分離装置を除き、室温にて1,6−へ牛サンジイソシア
ネート84g、キシレン20gを」二記反応物に1時間
で滴下し70〜80°Cで8時間反応を行ない、オキサ
ゾリジン基の形でブロックされたブロックトアミン化合
物を得た。
7):製造例5で使用するアルコキシシリル基を含むポ
リマーの合成 製造例1の同等の反応容器にキシレン200gを仕込み
、120°Cに昇温し、3−メタクリロキシピロピルト
リメトキシシラン150g2n−ブチルアクリレート2
0g1メチルメタクリレート30gおよびL−ブチルパ
ーオキシヘキサノエート15gからなるモノマー開始剤
溶液を3時間で滴下し、さらに2時間反応を行ない、不
揮発分52%、数平均分子量2,000のアルコキシシ
リル基を含むポリマーを得た。
製造例7 撹拌機、水分離装置つきコンデンサー、温度計6 一1/1からなるシンナーで塗料粘度に希釈した。
金属顔料組成物(III)の製造 製造例8 攪拌機、温度計、滴下漏斗を取り付けたフラスコにモノ
−およびジー2−エチルへキシルホスフェート53重量
部(モノエステルとジエステルの比はモル比で約1・1
、酸価324 KOHmg/g)とトルエン50重量部
を混合し攪拌しながら80°Cに昇温した。次に3−(
2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,2−エポキ
シプロ2928.4重量部を1時間で滴下漏斗からフラ
スコ中に添加しその後80℃で1時間反応させた。得ら
れた溶液を減圧下でトルエンを除去し粘稠な反応生成物
を得た。この反応生成物は酸価が308 KOHmg/
gのものであった。
リン化合物10部をアセトン300部に溶解し、この溶
液中に市販のアルミニウムペース)MC666(AQ金
金属含量6亢 散した。
室温で1時間撹拌後このスラリーを濃縮し、金腐金M6
5%のアルミニウム顔料組成物とした。
製造例9 撹拌機、温度計を取り付けたフラスコに2,2m−フェ
ニレンビス(2−オキサゾリン)10部量部と、モノ−
およびジー2−エチルへ牛シルホスフェート52.6重
Ni1(モノエステルとジエステルの比はモル比で約1
:L 酸価324KOHIIIg/g)とトルエン50
重量部を混合し、撹拌しながら80°Cに昇温した。昇
温に伴い白色固体の2゜2”−m−フェニレンビス(2
−オキサゾリン)が徐々に溶解し、80°Cで反応混合
物は無色透明の溶液となった。さらに80℃で2時間反
応させた後、減圧下でトルエンを除去し、62.6重量
部の目的物を得た(酸価209 KOHIRg/g)。
IR測測定より154 Qc71−’にアミド基の吸収
が観測され水性塗料組成物の調製 実施例1 アルミニウム顔料ペースト(アルペースト716ON、
AI2金属含量65%、東洋アルミニウム社製用5重量
部にサイメル303(ニル東圧社製メトキシ化メチロー
ルメラミン)30重量部を添加し、均一混合した。更に
イソステアリルアンラドホスフェート(堺化学製オース
レックスA−18OL)2重量部、1,6ヘキサンジオ
ールジグリシジルエーテル、エポライト#1600共栄
社油脂社製)0.4重量部を均一混合してアルミニウム
顔料溶液を得た。
次に製造例1によって得られた被膜形成性重合体140
重量部に上記アルミニウム顔料溶液を添加し均一分散し
た後、パーフルオロアルキルカルボン酸カリウム塩EF
112(三菱金属社製)を0゜4重量部添加して、水性
メタリック塗料を得た。
実施例2〜5 実施例1と同様にして、表−1に示す組成の各成分を配
合し水性メタリック塗料を得た。
でそれぞれ表わされるジー、トリーおよびテトラ2−エ
チルへキシルジホスフェート化合物と、原料のモノ−お
よびジー2−エチルへキシルホスフェートとの混合物で
あることがわかった。
得られたリン化合物10部をアセトン300部に溶解し
、この溶液中に市販のアルミニウムペーストMC−66
6(Aρ金属腐金6B%旭化成製)を75部分散した。
室温で1時間撹拌後このスラリーを濃縮し、金属含量6
5%のアルミニウム顔料組成物とした。
なお、実施例1〜5の水性メタリック塗料は、40℃1
ケ月の貯蔵中も、水素ガスの発生や塗料の凝集沈降等の
不都合点は認められなかった。
実施例6 実施例1のアルミニウム顔料ペーストを製造例8で調整
したアルミニウム顔料組成物に代える事以外は同様にし
て水性塗料組成物を得た。
実施例7 実施例1のアルミニウム顔料ペーストを製造例9で調整
したアルミニウム顔料組成物に代える事以外は同様にし
て水性塗料組成物を得た。
実施例8 実施例3のノニルフェニルアンラドホスフェートをジイ
ソプロピルビス(ジオクチルパイロホスフェート)チタ
ネートに代える事以外は同様にして水性塗料組成物を得
た。
比較例1 水性メタリック塗料用樹脂の製造 スチレンを45重量部使用し、又、アクリルアミドを用
いなかった点以外は製造例1と同様にして水性メタリッ
ク塗料用樹脂を製造した。
比較の為の水性メタリック塗料の調製 製造例1の被膜形成性重合体の代わりに上記の樹脂ヲ用
い、パーフルオロアルキルカルボン酸カリウム塩FE1
12を使用しなかった点以外は、実施例1と同様にして
水性メタリック塗料を作製した。
比較例2 パーフルオロアルキルカルボン酸カリウム塩EF112
を除いた点以外は実施例1と同様にして水性メタリック
塗料を作成した。
塗膜の評価 塗装試験板の作製 中塗り鋼板に実施例1〜8および比較例1〜2で調製し
たメタリック塗料、次いで製造例4〜7で調製したクリ
ヤー塗料を乾燥塗膜で前者20ミクロン、後者30ミク
ロンとなるように温度23℃で、湿度60%の環境下で
エアースプレー塗装した。前者をインターバル1分間で
ツーステージで塗布し、その後5分間のインターバルを
おいてワンステージで後者をウェットオンウェットで塗
装し、7分間セツティングした。次いで、塗装板を乾燥
機で140℃、30分間焼き付けし、N。
1〜10の試験板を作成し外観および膜性能を評価した
。結果を表−2に示す。なお、中塗り鋼板は脱脂化成処
理を行なった磨き軟鋼板に自動車用電着塗料を中塗り塗
料ラインで塗布したものを使用した。
1):(付着性の評価方法) カッターナイフでクロスカットを入れテープによる剥離
テストを行なった。○は剥離なし、×は剥離有りを示す
2):(耐水性の評価) 温水浸漬を50℃でIO日間行なった後、塗膜の面の変
化(艶びけ、変色)を目視した。○は良好、Xは艶びけ
、変色が認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、( I )共重合し得るエチレン性モノマーのうちア
    ミド基含有エチレン性モノマー5〜40重量%、酸性基
    含有エチレン性モノマー3〜15重量%、水酸基含有エ
    チレン性モノマー10〜40重量%、及び残る他のエチ
    レン性モノマーより得れる数平均分子量が6000〜5
    0000の共重合体の酸性基の少なくとも一部を中和し
    て得られる被膜形成性重合体、 (II)C_nF_2_n_+_1−もしくは−C_nF
    _2_n−基(但し、nは1〜20の整数を示す。)を
    有し、かつ酸性基もしくはその酸塩基を少なくとも1個
    以上有するフッ素含有化合物、 (III)金属顔料、 (IV)該重合体( I )と加熱硬化しうるアミノ化合物
    、イソシアネート化合物およびエポキシ化合物より成る
    群より選ばれる少なくとも1種以上の架橋成分、および (V)C_1_1〜C_2_4の有機化合物のリン酸モ
    ノまたはジエステルおよびリン含有チタネートカップリ
    ング剤からなる群から選択される化合物 を含有する組成物において、組成が該共重合体100重
    量部に対して、(II)が0.01〜5重量部、(III)
    が2〜30重量部、(IV)が5〜120重量部、(V)
    が該金属顔料(III)に対して2〜100重量%である
    水性塗料組成物。 2、被膜形成性重合体( I )の酸性基含有エチレン性
    モノマーの一部が二塩基酸のハーフエステル、ハーフア
    ミドまたはハーフチオエステルである請求項1記載の水
    性塗料組成物。 3、金属顔料(III)が ▲数式、化学式、表等があります▼[VI] [但し、式[VI]中、R^1は炭素数2〜24のアルキ
    ル基、炭素数2〜24のアルケニル基、アリール基、若
    しくは炭素数2〜24のアルキル置換基を1つ以上含む
    アルキルアリール基を表わし、R^2は炭素数2〜4の
    アルキレン基を表わし、mは0〜20の整数を表わし、
    R^3は水素原子、炭素数2〜24のアルキル基、アル
    ケニル基、アリール基若しくはアルキルアリール基若し
    くは ▲数式、化学式、表等があります▼基を表わす。] で示される少なくとも1種以上の有機リン酸エステル化
    合物と、分子中にC_nF_2_n_+_1若しくは−
    C_nF_2_n−基(但し、nは1〜20の整数を示
    す。)と少なくとも1個以上の一級水酸基若しくはエポ
    キシド基を含有するフッ素含有化合物[VII]をモル比
    で[VI]/[VII]=1/1〜1/0.01で反応させ
    た反応生成物2〜100重量部と金属顔料100重量部
    との混合物である請求項1記載の水性塗料組成物。
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