JPH0347834Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0347834Y2
JPH0347834Y2 JP1984149680U JP14968084U JPH0347834Y2 JP H0347834 Y2 JPH0347834 Y2 JP H0347834Y2 JP 1984149680 U JP1984149680 U JP 1984149680U JP 14968084 U JP14968084 U JP 14968084U JP H0347834 Y2 JPH0347834 Y2 JP H0347834Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
main body
casing
tip
clean
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984149680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6164980U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984149680U priority Critical patent/JPH0347834Y2/ja
Publication of JPS6164980U publication Critical patent/JPS6164980U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0347834Y2 publication Critical patent/JPH0347834Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、クリーンルームで用いられる多関節
型の産業用ロボツトに関する。
考案の背景および従来技術 半導体部品や集積回路などの電子部品は、空気
中の微粒子や雑菌などの付着を避け、精密で高品
質の製品を作り出すために、清浄空間いわゆるク
リーンルームで、清潔な作業環境の下に、加工さ
れ、かつ組み立てられる。そして、このクリーン
ルーム内では、通常、天井から床面に向けて清浄
空気が吹き出されており、空気中の微粒子などが
床面で吸引され、クリーンルーム外に排出できる
ようになつている。
一方、制御技術の進歩により、産業用ロボツト
の用途は、電子部品、特に超小型の半導体部品な
どの供給や組み立てにも用いられるようになつて
いる。
ところで、電気部品などの供給・組み立て用の
ロボツトは、通常、水平多関節型であり、先端の
アームの部品に作業用のチヤツクを備え、その下
端部分でウエーハなどの部品を把持し、必要な位
置に供給する。この場合、ウエーハなどの半導体
部品は、供給動作時に、産業用ロボツトの機械要
素の下方に位置している。このため、清浄空気の
空気流が天井から床面に向けて流れているとき、
その産業用ロボツトの可動部分や駆動部分にゴミ
等が発生すると、そのゴミが清浄空気流に乗つ
て、下流側の半導体部品に付着しやすい状態にな
る。このような理由から、従来のいわゆる多関節
型のロボツトは、半導体部品などに悪影響を及ぼ
すことから、そのままではクリーンルーム内での
用途に敵さないことになる。
考案の目的およびその解決手段 したがつて、本考案の目的は、クリーンルーム
内での使用に適切な産業用ロボツトを提供し、半
導体部品などの組み立て、供給過程で、産業用ロ
ボツトに起因するゴミの影響を受けないようにす
ることである。
そこで、本考案は、産業用ロボツトの多関節ア
ームを順次上方に積み重ねるように連結し、先端
のアームにこれらの各アームよりも高い位置で作
業手段を取付け、さらに各アームをケーシングに
よつて包み、かつその内部の空気を排気手段によ
つて、外部に排出できるようにしている。このよ
うな構成では、ウエーハなどの半導体部品は、常
に、清浄空気流の上流側に位置しているため、産
業用ロボツトでのゴミの発生の影響を直接受けな
いことになる。
考案の構成 以下、本考案を図に示す一実施例に基づいて具
体的に説明する。
本考案のクリーンロボツト1は、本体2の部分
で水平運動の可能な多関節アーム3を備えてい
る。この多関節アーム3は、第1のアーム4、第
2のアーム5および先端アーム6によつて構成さ
れている。上記第1のアーム4は、本体2に対
し、垂直方向の軸7によつて回動自在に支持され
ており、また第2のアーム5は、第1のアーム4
の先端で、しかもその上方位置で軸8によつて回
動自在に支持され、さらに先端アーム6は、第2
のアームの先端で、しかもその上面位置で軸9に
より回動自在に支持されている。なお、第1のア
ーム4および第2のアーム5は、ともに中空状で
あり、ケーシングを兼用している。このようにし
て、多関節アーム3は、順次上方に積み重ねるよ
うに連結されている。そして先端アーム6は、や
はりその上面で、ウエーハなどの半導体部品10
を支持するための作業手段例えばホルダー11を
支持している。なお、このホルダー11は、2本
の位置決め用のストツパーピン11aおよびバキ
ユームチヤツク21を備えている。ストツパーピ
ン11aは、半導体部品10のサイズに合わせて
孔10bに嵌め換え、その位置を変え、2種類に
共用する。
そして上記本体2は、やはりそれ自体ケーシン
グを兼用しており、その内部で、駆動源としてギ
ヤモータ12,13,14を収納している。ギヤ
モータ12は、軸7の例えば下方にあつて、その
出力側の部分で、第1のアーム4および軸7に直
接取付けられている。またギヤモータ13,14
は、本体2の内部のやや上方で垂直方向に取付け
られている。ギヤモータ13の回転は、本体2お
よび第1のアーム4内のタイミングベルト15、
タイミングプーリ16により、第2のアーム5に
固定された軸8に伝達される。また、ギヤモータ
14の回転は、同様に本体2、第1のアーム4お
よび第2のアーム5内のタイミングベルト17お
よびタイミングプーリ18によつて、先端アーム
6に固定された軸9に伝達される。これらのタイ
ミングベルト15,17およびタイミングプーリ
16,18は、回転の伝達手段を構成している
が、中間のタイミングプーリ16,18は、第3
図に示すように、軸7,8と同一軸線上であつ
て、中間軸7a,7b,8aによつて、それぞれ
の軸7,8に対し回転自在となつている。
また上記本体2は、内部で中継ボツクス19お
よび真空ポンプ20を収納している。この中継ボ
ツクス19は、前記ホルダー11のバキユームチ
ヤツク21を駆動するためのバキユームチユーブ
22を中継している。そしてこのバキユームチユ
ーブ22は、本体2から一旦外部に出て、再び第
1のアーム4の内部に入り、軸8、第2のアーム
5および軸9の内部を通り、バキユームチヤツク
21に接続されている。また上記真空ポンプ20
の排気チユーブ23は、本体2から外部に接続さ
れており、またその吸引チユーブ24は、上記バ
キユームチユーブ22と同様に、第1のアーム4
の内部に接続されている。そしてこの第1のアー
ム4の内部は、中空状の軸8を経て、第2のアー
ム5の内部にも連通している。
考案の作用 次に、上記クリーンロボツト1の作用を説明す
る。
このクリーンロボツト1は、クリーンルームの
床面などに設置され、先端のホルダー11の部分
で半導体部品10などを保持し、所定の供給動作
や組み立て動作を行う。このとき半導体部品10
は、一対のストツパーピン11aによつて位置決
めされ、かつバキユームチヤツク21によつて保
持される。そして、半導体部品10の供給動作
は、数値制御によりギヤモータ12,13,14
を必要な量だけ回転させることによつて行われ
る。
さて、多関節アーム3の屈曲運動中に、可動部
分にゴミ等が発生したとしても、天井から床に向
けて流れる空気流によつて下向きに流れるため、
半導体部品10は、多関節アーム3よりも高い位
置にあつて、その影響を受けない。また第1のア
ーム4および第2のアーム5の内部にゴミが発生
すると、真空ポンプ20が吸引チユーブ24によ
つてそれらのゴミを吸引し、外部に排出するか
ら、それらのゴミは、クリーンルーム内に飛散し
ないことになる。もちろん、本体2、多関節アー
ム3の第1のアーム4および第2のアーム5がそ
れ自体ケーシングを形成しており、タイミングベ
ルト15,17およびタイミングプーリ16,1
8などを完全に包囲しているから、内部のゴミ等
は、クリーンルーム内に出ず、真空ポンプ20に
よつて所定の位置に排出される。
考案の変形例 なお、上記実施例は、一例として作業手段をホ
ルダー11とバキユームチヤツク21によつて構
成しているが、このような作業手段は、機械的な
チヤツクであつてもよい。また駆動源としてのギ
ヤモータ12,13,14は、本体2の内部に限
らず、直接駆動する軸7,8,9の近くで多関節
アーム3の内部に設置してもよい。さらに、ケー
シングは、各アーム4,5と別体に構成すること
もできる。
考案の効果 本考案では、本体に対し多関節アームが順次上
方に積み重ねるように連結されており、先端の作
業手段がこれらの多関節アームよりも高い位置に
あるため、クリーンルーム内で、半導体部品など
が常に多関節アームよりも清浄空気流に上流側に
位置し、多関節アームの可動部分のゴミなどの影
響を受けず、また多関節アームの内部で伝達手段
がケーシングで囲まれ、かつ排気手段によつて外
部に排出されるから多関節アーム内でゴミ等が発
生したとしても、それがクリーンルームの清浄度
に悪影響を及ぼさず、したがつて良好な作業環境
が維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクリーンロボツトの断面図、
第2図は作業手段としてのホルダーの平面図、第
3図は伝達系のスケルトン図である。 1……クリーンロボツト、2……本体、3……
多関節アーム、4……第1のアーム、5……第2
のアーム、6……先端アーム、7,8,9……
軸、12,13,14……ギヤモータ、15,1
7……タイミングベルト、16,18……タイミ
ングプーリ、20……真空ポンプ、23……排気
チユーブ、24……吸引チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体よりアームを順次上方に積み重ねるように
    連結して多関節アームを構成し、先端アームには
    作業手段を支持し、本体、各アームがそれぞれ内
    部に駆動源、伝達手段等を有してケーシングで囲
    まれ、かつそれぞれのケーシング内の空気を排出
    する排気手段を設け、先端アームに設けた作業手
    段をアーム、本体よりも上方に位置させてなるこ
    とを特徴とするクリーンロボツト。
JP1984149680U 1984-10-02 1984-10-02 Expired JPH0347834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984149680U JPH0347834Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984149680U JPH0347834Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6164980U JPS6164980U (ja) 1986-05-02
JPH0347834Y2 true JPH0347834Y2 (ja) 1991-10-11

Family

ID=30707849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984149680U Expired JPH0347834Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0347834Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002327249A1 (en) * 2001-07-13 2003-01-29 Brooks Automation, Inc. Substrate transport apparatus with multiple independent end effectors

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5590290A (en) * 1978-12-07 1980-07-08 Reis Walter Gmbh & Co Handling device
JPS5890481A (ja) * 1981-11-18 1983-05-30 株式会社日立製作所 産業用ロボツト
JPS5924292B2 (ja) * 1976-10-15 1984-06-08 カヤバ工業株式会社 車高調整式シヨツクアブソ−バ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924292U (ja) * 1982-08-05 1984-02-15 東京エレクトロン株式会社 腕状機構

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924292B2 (ja) * 1976-10-15 1984-06-08 カヤバ工業株式会社 車高調整式シヨツクアブソ−バ
JPS5590290A (en) * 1978-12-07 1980-07-08 Reis Walter Gmbh & Co Handling device
JPS5890481A (ja) * 1981-11-18 1983-05-30 株式会社日立製作所 産業用ロボツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6164980U (ja) 1986-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019114207A1 (zh) 一种新型多功能直驱水平关节机械臂
CN105499998A (zh) 一种模型玩具加工装置
JP2002137181A (ja) 関節型ロボット装置
JPH0347834Y2 (ja)
JP2012035408A (ja) 基板搬送ロボット
JPS60252077A (ja) 車体組立システム
KR100288085B1 (ko) 기판 반송용 스칼라형 로보트
CN216718601U (zh) 一种芯片测试装置
JPH0630853B2 (ja) 回動ア−ムの関節構造
WO1997010079A1 (en) Concentric dual elbow
JPH0440873Y2 (ja)
JPH1022364A (ja) 搬送装置における吸着ハンド
JPH0723188Y2 (ja) 旋回ア−ム装置
JPH07251346A (ja) オイルパン付きローディング装置
CN112518725A (zh) 一种上下料机械臂的传动机构
CN217045415U (zh) 一种数控机床回转工作台
JPH09168985A (ja) 水平多関節ロボット
JP2004025427A (ja) ワーク搬送装置
JP2020074440A (ja) 基板搬送ロボット
JPS63141341A (ja) 半導体ウエハカセット用移送ロボット
CN215418109U (zh) 一种晶圆键合夹紧装置
CN219572569U (zh) 一种旋转式快速烘干机
JP2001300873A (ja) 閉リンクロボット装置
CN216082599U (zh) 一种用于机器人的车身焊接结构健康监测仪
CN219853824U (zh) 一种气动打磨机