JPH0347774Y2 - - Google Patents

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JPH0347774Y2
JPH0347774Y2 JP1985121842U JP12184285U JPH0347774Y2 JP H0347774 Y2 JPH0347774 Y2 JP H0347774Y2 JP 1985121842 U JP1985121842 U JP 1985121842U JP 12184285 U JP12184285 U JP 12184285U JP H0347774 Y2 JPH0347774 Y2 JP H0347774Y2
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JP
Japan
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tool
cutting tool
center
cutting
eccentric
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JP1985121842U
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、中心刃を備えたドリルやボーリング
バイトなどに適用される径調整可能な切削工具取
付け装置に関する。 (従来の技術) 従来、偏心スリーブを利用した径調整可能な切
削工具としては、例えば実開昭58−63913号公報、
特開昭59−107807号公報等にみられるものが開示
されている。この場合、後者は、特に機械に取付
けられる工具ホルダーにも偏心した取付け穴が穿
設されるようにしたものである。 また、偏心主軸を利用したものとして、例えば
実開昭59−151603号公報にみられるものが開示さ
れている。すなわち、工具径を可変とする偏心主
軸装置に関するもので、内側主軸における偏心の
中心Eは一定の位置にとどまるものである。そし
て、偏心した内側主軸に取付けられる工具は、こ
の中心Eを中心とした同心円上を動くことにより
各々の半径位置を変えるものである。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、実開昭58−63913号公報にみら
れる穴あけ工具は、偏心スリーブの存在によつて
径方向の調整が可能であるが、偏心に伴つて中心
刃および外周刃の芯下り又は芯上りが生じる問題
点があつた。特に第9図を参照すれば判るよう
に、90°回転した位置では、芯下り量のずれが最
大となり、径方向の調整可能幅の約50%にも相当
することから、径調整幅を必然的に小さくしなけ
ればないという不都合があつた。また、特開昭59
−107807号公報にみられる回転切削工具切削刃の
半径方向位置調節装置は、交換にあたつて工具ホ
ルダー、スリーブ部材およびドリルの三者を組合
せたものを待機させなければならず、1セツト当
りの価格も高くなる問題点があつた。 さらに、実開昭59−151603号公報にみられる偏
心した内側主軸に取付けられる工具は、前述した
ように中心Eを中心とした同心円上を動くことに
より、各々の半径位置を変えるものであり、中心
刃および外周刃を備える工具とは対象を異にし、
適用できないという問題点を有する。 このようなことから、本考案では、偏心スリー
ブ方式の有利な特徴を活かすとともに、前述した
芯下り量又は芯上り量の変化を微小値とすること
により問題点を解決したものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、工
具ホルダーの受入れ穴内には偏心スリーブを介し
てカツテイングヘツド部分およびシヤンク部分か
らなる切削工具のシヤンク部分が挿入され、しか
も工具ホルダーの外周部に備えられたサイドロツ
クねじによつて切削工具のシヤンク部分が取付け
られるとともに、偏心量Aを有する前記偏心スリ
ーブの回転に伴つて切削工具のカツテイングヘツ
ド部分が径調整されるようにした径調整可能な切
削工具取付け装置を前提にして改善したものであ
る。 すなわち、前記工具ホルダーの受入れ穴は、軸
中心線を中心にして軸方向に穿設されるようにな
つているものである。 また、前記切削工具のカツテイングヘツド部分
は、1対のフルート溝が設けられ、しかもこのフ
ルート溝の先端には、円周方向で略180°離れる中
心刃および外周刃が配置されるようになつている
ものである。 さらに、前記切削工具のシヤンク部分は、カツ
テイングヘツド部分に配置された中心刃および外
周刃の直径方向線に対する中心を通る直交方向に
偏心量Aが構成されるとともに、前記偏心スリー
ブへの組込みにあたつては偏心量Aを互に打ち消
すようにカツテイングヘツド部分の回転中心O1
および工具ホルダーの回転中心O2が一致したと
ころで基準設定されるるようにしたものである。 (作用) 本考案における径調整可能な切削工具取付け装
置は、カツテイングヘツド部分およびシヤンク部
分を有する切削工具を工具ホルダーの受入れ穴内
に嵌合するにあたつて、カツテイングヘツド部分
およびシヤンク部分を偏心関係にするとともに、
その偏心量Aを偏心スリーブの偏心量と等しくし
たものである。 そして、偏心スリーブと切削工具のシヤンク部
分とは、互いに偏心量を打ち消す方向を基準にし
て組合わされることにより、カツテイングヘツド
部分に備えられた中心刃の芯下り量又は芯上り量
の変化を微小値にできるようにして適用を可能に
したものである。 (実施例) 以下、本考案径調整可能な切削工具取付け装置
における一実施例について図を参照しながら説明
する。 第1図および第2図において、1は通常みられ
る工具ホルダーであり、その受入れ穴2内には、
偏心スリーブ3を介して切削工具4のシヤンク部
分5が挿入される。この場合、工具ホルダー1の
受入れ穴2は、軸中心線を中心にして穿設される
ものである。また、切削工具4は、第3図および
第4図で示されるようにシヤンク部分5およびカ
ツテイングヘツド部分6からなり、シヤンク部分
5およびカツテイングヘツド部分6は、偏心量A
を有する偏心関係にある。そして、カツテイング
ヘツド部分6は、図示の場合スローアウエイ式の
ドリルに適用されており、ねじれを伴つたフルー
ト溝7、中心刃8および外周刃9が備えられてい
る。 このようにして構成された切削工具4は、第5
図および第6図で明示されているように同じ偏心
量Aを有する前記偏心スリーブ3と組合わされ
て、前記工具ホルダー1の偏心していない受入れ
穴2内に挿入され、最終的には、工具ホルダー1
に備えられたサイドロツクねじ10によつて固定
される。そして、切削工具4および偏心スリーブ
3の組合わせは、第7図aおよび第7図bでみら
れるように回転中心を通る軸中心線を基準にすれ
ば偏心量Aを互に打ち消す方向が基準となる。 すなわち、切削工具4のシヤンク部分5は、カ
ツテイングヘツド部分6に配置された中心刃8お
よび外周刃9がの直径方向線に対する中心を通る
直交方向に偏心量Aが構成されるようになつてい
るものである。 したがつて、調整目盛11のO点は、カツテイ
ングヘツド部分6の回転中心O1および工具ホル
ダー1の回転中心O2が一致した点で設定される。 しかして、前記偏心スリーブ3を回転したとき
には、誇張して示された第8図でみられるように
その回転中心O3は、想像線で示されるような円
形の軌跡12を呈する。これに対し、カツテイン
グヘツド部分6の回転中心O1は、弧状の軌跡1
3を呈する。部分的な弧状となるのは、前記サイ
ドロツクねじ10の存在により、偏心スリーブ3
には、長円形の開口14が形成されるためであ
る。 なお、前記偏心スリーブ3の偏心回転によつて
径調整された後は、サイドロツクねじ10によつ
て工具ホルダー1と切削工具4のシヤンク部分5
とが固定され、また固定ねじ15によつてカツテ
イングヘツド部分6と偏心スリーブ3とが固定さ
れる。この場合、固定ねじ15は、調整目盛11
を形成したフランジ16付近に設けられた弧状穴
17から軸方向に向つて挿入され偏心スリーブ3
にねじ込まれるものが示されている。しかし、こ
れに限らず、例えば、偏心スリーブ3のフランジ
部分18から求心的に固定ねじ(図示せず)を挿
入し、切削工具4のシヤンク部分5にねじ込まれ
るようにしてもよいものである。 (考案の効果) 本考案は、以上説明したように切削工具4のシ
ヤンク部分5に偏心スリーブ3を介在させ、しか
もシヤンク部分5の偏心量Aと偏心スリーブ3の
偏心量とを等しくするとともに、その組合せ方向
として互いに偏心量が打ち消される方向で基準設
定し、これに合せて中心刃8および外周刃9を配
置したものであるから以下のような効果を有す
る。 第1図に、従来使用されている工具ホルダー1
をそのまゝ利用でき、しかも剛性が高いことであ
る。これは、切削工具4側に偏心関係による径調
整機構を備えており、工具ホルダー1側には、特
殊機構が設けられていないためである。また、工
具ホルダー1への取付けは、偏心スリーブ3が介
在する単純構造であるため、切削工具4の把持剛
性が高いためである。 第2に、ドリルなどの切削工具4における中心
刃8の芯下り量あるいは芯上り量の変化が少ない
ことである。これは、偏心スリーブ3の回転中心
に伴い、O1,O2の偏心量Bおよび径方向の調整
量として次表の数値が求められるからである。な
お、回転角θは+15°,−15°に設定したものであ
る。
【表】 第3に、切削工具4および偏心スリーブ3間の
相対的回転角度と径調整量の線型性が極めて高い
ことである。これは、第9図でみられるように±
15°の回転角の範囲で、径方向の調整量(半径)
が直線に近くなるためである。すなわち、±15°の
角度では、その調整量は、直線変化に対し、
98.86%を示すからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案径調整可能な切削工具取付け
装置における一実施例を示す正面図、第2図は、
その底面図、第3図は、切削工具の正面図、第4
図は、その底面図、第5図は、偏心スリーブの正
面図、第6図は、その底面図、第7図aおよび第
7図bは、切削工具、偏心スリーブおよび工具ホ
ルダーにおける偏心関係をそれぞれ正面図方向お
よび平面方向から概念的に示す説明図、第8図
は、偏心スリーブの回転に伴う切削工具の回転中
心の回転軌跡を概念的に示す説明図、第9図は、
径調整量の線型性を概念的に示す説明図である。 1……工具ホルダー、2……受入れ穴、3……
偏心スリーブ、4……切削工具、5……シヤンク
部分、6……カツテイングヘツド部分、10……
サイドロツクねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 工具ホルダー1の受入れ穴2内には偏心スリー
    ブ3を介してカツテイングヘツド部分6およびシ
    ヤンク部分5からなる切削工具4のシヤンク部分
    5が挿入され、しかも工具ホルダー1の外周部に
    備えられたサイドロツクねじ10によつて前記切
    削工具4のシヤンク部分5が取付けられるととも
    に、偏心量Aを有する前記偏心スリーブ3の回転
    に伴つて切削工具4のカツテイングヘツド部分6
    が径調整されるようにした径調整可能な切削工具
    取付け装置において、 前記工具ホルダー1の受入れ穴2は、軸中心線
    を中心にして軸方向に穿設されるようになつてお
    り、 前記切削工具のカツテイングヘツド部分6は、
    1対のフルート溝7が設けられ、しかもこのフル
    ート溝7の先端には、円周方向で略180°離れる中
    心刃8および外周刃9が配置されるようになつて
    おり、 前記切削工具4のシヤンク部分5は、カツテイ
    ングヘツド部分6に配置された中心刃8および外
    周刃9の直径方向線に対する中心を通る直交方向
    に偏心量Aが構成されるとともに、前記偏心スリ
    ーブ3への組込みにあたつては偏心量Aを互に打
    ち消すようにカツテイングヘツド部分6の回転中
    心O1および工具ホルダー1の回転中心O2が一致
    したところで基準設定されるようにしたことを特
    徴とする径調整可能な切削工具取付け装置。
JP1985121842U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPH0347774Y2 (ja)

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JP1985121842U JPH0347774Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JP1985121842U JPH0347774Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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Publication Number Publication Date
JPS6232703U JPS6232703U (ja) 1987-02-26
JPH0347774Y2 true JPH0347774Y2 (ja) 1991-10-11

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0783981B2 (ja) * 1987-03-20 1995-09-13 株式会社日立製作所 アタツチメント式ラツピング装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59107807A (ja) * 1982-11-12 1984-06-22 セコ・トウ−ルズ・アクテイエボラ−グ 回転切削工具切削刃の半径方向位置調節装置

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5863913U (ja) * 1981-10-24 1983-04-28 トヨタ自動車株式会社 穴あけ工具
JPS59151603U (ja) * 1983-03-31 1984-10-11 株式会社小松製作所 工具径可変形主軸装置における工具

Patent Citations (1)

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JPS59107807A (ja) * 1982-11-12 1984-06-22 セコ・トウ−ルズ・アクテイエボラ−グ 回転切削工具切削刃の半径方向位置調節装置

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JPS6232703U (ja) 1987-02-26

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