JPH0347287Y2 - - Google Patents

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JPH0347287Y2
JPH0347287Y2 JP1986086016U JP8601686U JPH0347287Y2 JP H0347287 Y2 JPH0347287 Y2 JP H0347287Y2 JP 1986086016 U JP1986086016 U JP 1986086016U JP 8601686 U JP8601686 U JP 8601686U JP H0347287 Y2 JPH0347287 Y2 JP H0347287Y2
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varistor
voltage nonlinear
resistor
nonlinear resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、3個のバリスタをデルタ接続した複
合型バリスタに係り、特に、環状の電圧非直線抵
抗体に3個の電極を被着して3個のバリスタを一
体化することにより、2線式回路の接地用及び線
間用として、或いは3線式回路の線間用として好
適に使用し得る複合型バリスタに関する。
〔従来の技術〕
従来より、電子機器に加わる過渡的な異常電圧
や誘導雷等のサージから電子回路素子を保護する
ため、種々のサージ吸収素子が回路に接続されて
おり、電圧非直線抵抗体より成るバリスタもその
一つとして広く使用されている。
上記バリスタ6は、第5図に示す如く、金属酸
化物より成る電圧非直線抵抗体2の両端に、一対
の電極3,3を形成し、これに外部端子4,4を
接続した構造を有しており、上記抵抗体2の電
圧・電流非直線特性を利用してサージを吸収する
ものである。
ところで、上記バリスタの使用に際しては、電
源或いは信号線の各線それぞれとアースとの間に
バリスタを個々に接続して回路に組み込んで、
線・アース間より浸入してくるコモンモードサー
ジを吸収させ、更に必要により、各線間にもバリ
スタを個々に接続して、線間より浸入してくるノ
ルマルモードサージを吸収させている。例えば、
単相電源回路等の2線式回路の場合には、第6図
Aに示す如く、線a,bそれぞれとアースとの間
及び必要により線a,b間に各1個、合計3個の
バリスタ6を接続し、また三相電源回路等の3線
式回路の場合には、第6図Bに示す如く、線a,
b,cそれぞれとアースとの間及び必要により線
a,b,c間に各1個、合計6個のバリスタ6を
接続している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが上述の如く、バリスタを個々に接続す
る方法にあつては、多くのバリスタが必要とされ
るため、広い組み込みスペースを要する上にサー
ジ対策費用が嵩み、しかも接続作業が煩雑になる
という問題がある。
本考案は上述の点に鑑み案出されたもので2線
式回路の線・アース間及び線間並びに3線式回路
の線間への接続が簡単であり、しかも小型で多相
回路への組み込みスペースが少なくて済む上に、
サージ対策費用を削減できる複合型バリスタを実
現することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するため本考案は、環状と成
された電圧非直線抵抗体の表面に、該抵抗体を取
り巻く様に3個の電極を形成すると共に、この電
極に、上記電圧非直線抵抗体の厚み方向に沿つた
外部端子を立設して成る複合型バリスタを要旨と
するものである。
〔作用〕
本考案は、上述の如き構成であるので、各電極
間の電圧非直線抵抗体によつてバリスタが形成さ
れ、3のバリスタがデルタ接続された状態で一体
化される。従つて、本考案の複合型バリスタを回
路に実装するには、2線式回路の場合には上記各
電極を各線とアースにそれぞれ接続すれば、線・
アース間及び線間にそれぞれバリスタが組み込ま
れ、また、3線式回路の場合には上記各電極を各
線に接続すれば、線間にバリスタが組み込まれ
る。しかも、各電極に設けた外部端子を上記電圧
非直線抵抗体の厚み方向に立設してあるので、プ
リント配線基板への装着が容易である。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
〔実施例 1〕 第1図乃至第3図は本発明の一実施例に係る複
合型バリスタを示すもので、第1図Aは斜視図、
第1図Bは要部拡大断面図、第1図Cは平面図、
第2図は外装を施した状態を示す斜視図、第3図
は等価回路図である。図に於いて複合型バリスタ
1は、例えば、ZnO,BaTiO6,SiC等の金属酸
化物を主成分とした材料より成る断面略矩形状と
成された円形環状の電圧非直線抵抗体2の表面
に、該抵抗体2を取り巻く様に3個の電極3a,
3b,3cを等間隔に形成し、更に上記各電極3
a,3b,3cにそれぞれ外部端子4a,4b,
4cを接続している。またこれを、必要により第
2図に示す如く、エポキシ樹脂等の絶縁物で被覆
して外装5を形成している。
上記電極3a,3b,3cは、銀やアルミニウ
ム等の金属材料を焼付、溶射、蒸着等によつて、
電圧非直線抵抗体2の表面に、これを取り巻く様
に環状に被着してオーミツク接続したものであ
り、第1図Cに示す如く、上記電極3a,3b,
3cの間それぞれに於いて、電極3a,3b,3
c間の電圧非直線抵抗体2ab,2bc,2caそれ
ぞれの内周面側の沿面距離L1と外周面側の沿面
距離L2とが等しくなる様に形成されている。
斯くして、電極3a,3b,3c間の電圧非直
線抵抗体2ab,2bc,2caによつて、第3図に
示す如く、3個のバリスタがデルタ接続された状
態で一体化される。従つて、本実施例の複合型バ
リスタ1を単相回路に実装するには、各外部端子
4a,4b,4cを回路の各線及びアースに接続
すれば、回路の線・アース間及び線間にそれぞれ
バリスタが組み込まれ、コモンモードサージ及び
ノルマモードサージの吸収が可能となる。
また、上記外部端子4a,4b,4cは電圧非
直線抵抗体2の厚み方向と同一方向に立設してあ
るため、プリント配線基板に上記外部端子4a,
4b,4cと同位置で孔部を設けるだけで、各外
部端子を装着することができる。そして、各外部
端子を孔部に装着した状態では、外部に外部端子
が露出することはなく、シヨート等の危険を未然
に防止できる。
尚、三相回路の場合には、各外部端子4a,4
b,4cを回路の各線に接続すれば、回路の線間
にバリスタが組み込まれ、ノルマルモードサージ
の吸収が可能となる。
尚、上記複合型バリスタ1のクリツプ電圧は、
電極3a,3b,3c間の電圧非直線抵抗体2
ab,2bc,2caの長さを調整することにより容
易に所望の値に設定できる。従つて、本実施例の
様に、各バリスタの特性を同一のものとしたり、
例えば、一つのバリスタのクリツプ電圧を他の二
つのバリスタのクリツプ電圧よりも小さい値に設
定する等、必要に応じて各バリスタの特性が異な
るものを形成することも可能である。また、各電
極3a,3b,3c間の沿面距離が、電圧非直線
抵抗体2ab,2bc,2caそれぞれの内周面側と
外周面側に於いて等しくなる様に設定されている
ので、上記抵抗体2ab,2bc,2caそれぞれの
表面に於ける電流密度が均一化され、電圧非直線
抵抗体の部分劣化の発生が防止されると共に、電
流耐量が大きくなる。
〔実施例 2〕 第4図は本考案の他の実施例を示すもので、第
4図Aは斜視図、第4図Bは要部拡大断面図であ
る。本実施例は、電極3a,3b,3c間に於け
る電圧非直線抵抗体2ab,2bc,2caの表面を
凹凸面とし、第4図Bに示す如く、電極3a,3
b,3c間それぞれに於ける沿面距離L3と電極
3a,3b,3c間の電圧非直線抵抗体2ab,
2bc,2caそれぞれの中心を通る距離L4とを等
しくしたものであり、他の構成は実施例1と実質
的に同一である。
従つて、本実施例の場合、電極3a,3b,3
c間の電圧非直線抵抗体2ab,2bc,2caそれ
ぞれに於ける表面と中心部を流れる電流の密度が
均一化され、サージ電流の表面集中に起因する電
圧非直線抵抗体の劣化を回避でき、しかも、電流
耐量を更に増大させることができる。
〔考案の効果〕
以上詳述の如く、本考案の複合型バリスタは、
3個のバリスタが一体化されているので、サージ
対策費用を大幅に削減でき、しかも小型で回路へ
の組み込みスペースが少なくて済む。
そして、3個の電極に、電圧非直線抵抗体の厚
み方向に沿つた外部端子を立設したので、プリン
ト配線基板への装着が容易で、回路への組み込み
作業も容易なものとなる等、種々の実用的価値を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例を示
し、第1図Aは斜視図、第1図Bは要部拡大断面
図、第1図Cは平面図、第2図は外装を施した斜
視図、第3図は等価回路図、第4図は本考案の他
の実施例を示し、第4図Aは斜視図、第4図Bは
要部拡大断面図であり、第5図は、従来例の概略
断面図、第6図A及びBは、従来例の接続状態を
示す回路図である。 1……複合型バリスタ、2……電圧非直線抵抗
体、2ab,2bc,2ca……電極間の電圧非直線
抵抗体、3a,3b,3c……電極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 環状と成された電圧非直線抵抗体の表面に、
    該抵抗体を取り巻く様に3個の電極を形成する
    と共に、この電極に、上記電圧非直線抵抗体の
    厚み方向に沿つた外部端子を立設したことを特
    徴とする複合型バリスタ。 (2) 電極間の沿面距離が、該電極間に於ける電圧
    非直線抵抗体の少なくとも内周面側と外周面側
    に於いて等しいことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の複合型バリスタ。 (3) 電極間に於ける沿面距離と該電極間の電圧非
    直線抵抗体中心部を通る距離とが等しいことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項に記載の複合型バリスタ。 (4) 電極間に露出した電圧非直線抵抗体の表面
    が、凹凸面であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第3項に記載の複合型バリスタ。
JP1986086016U 1986-06-05 1986-06-05 Expired JPH0347287Y2 (ja)

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JPS62196301U JPS62196301U (ja) 1987-12-14
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240943B2 (ja) * 1972-06-06 1977-10-15
JPS6035503B2 (ja) * 1980-11-10 1985-08-15 積水化学工業株式会社 屋根材

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JPS5240943U (ja) * 1975-09-17 1977-03-23
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JPS62196301U (ja) 1987-12-14

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