JPH0347013Y2 - - Google Patents

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JPH0347013Y2
JPH0347013Y2 JP20162485U JP20162485U JPH0347013Y2 JP H0347013 Y2 JPH0347013 Y2 JP H0347013Y2 JP 20162485 U JP20162485 U JP 20162485U JP 20162485 U JP20162485 U JP 20162485U JP H0347013 Y2 JPH0347013 Y2 JP H0347013Y2
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oil
oil pump
pipe
engine
brake
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のブレーキ装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 車両の燃費向上を図るために、機関に小排気
量・高過給化が進められているが、このような機
関では出力増加に見合つたエンジンブレーキが得
られないのと、暖房器の熱量が不足し、効きが悪
くなるという問題がある。
エンジンブレーキの不足を補うものとして、従
来、例えば実開昭60−26244号公報に開示される
ものがある。この従来技術によれば、機関の潤滑
系統へ潤滑油を供給する油ポンプの吐出口のブレ
ーキ操作に連動して閉じるギヤラリカツト弁を設
け、このギヤラリカツト弁を迂回するバイパス管
のレリーフ弁を経て油ポンプから吐き出された油
が機関の潤滑系統へ送られる。したがつて、レリ
ーフ弁により油ポンプの負荷が増大し、これによ
り機関の動力が吸収され、エンジンブレーキ効果
が得られる。しかし、このエンジンブレーキ効果
はレリーフ弁の絞り効果により決まるものであ
り、ブレーキ効果を高めようとすれば、機関の潤
滑系統へ供給される油量が不足する恐れがあり、
頻繁なブレーキ操作に対して問題が生じる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上述のような問題を解消し、より効果
的に機関の動力を吸収し得る車両のブレーキ装置
を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は機
関のクランク軸により駆動される油ポンプの吐出
口と吸込口とを結ぶ管にブレーキ操作時閉じるバ
イパス弁を設けるとともに、前記吐出口を絞り手
段を経て機関の潤滑系統へ潤滑油を供給する油ポ
ンプの吸込口へ接続したものである。
[作用] 機関の潤滑系統へ潤滑油を供給する油ポンプと
は別の油ポンプが、機関のクランク軸により駆動
され、通常はこの油ポンプの吐出口の油ははバイ
パス弁を経て吸込口へ戻される。
ブレーキ操作時、バイパス弁が閉じられ、油ポ
ンプから吐き出された油は絞り手段を経て潤滑油
ポンプの吸込口へ送られる。圧力制御弁の絞り効
果により油ポンプに負荷が加わり、機関の動力が
吸収され、ブレーキ効果が生じる。
[考案の実施例] 本考案を実施例に基づいて説明する。第2図に
示すように、内燃機関14のシリンダボデイの側
壁にはオイルクーラ13が取付けられ、この一端
は内燃機関14の潤滑系統(オイルギヤラリ)へ
接続される一方、他端は管15を介して潤滑用の
油ポンプ3の吐出口に接続される。内燃機関14
のシリンダボデイの下部には潤滑用の油7を貯留
するオイルパン5が結合され、この油7の内部へ
突出する管4が油ポンプ3の吸込口に接続され
る。油ポンプ3は歯車2を介して内燃機関14の
クランク軸の歯車と噛み合される。このようにな
構成は従来の一般的な内燃機関と同様である。
本考案によれば、動力吸収用の油ポンプ9がオ
イルパン7の内部に配設され、この駆動軸は歯車
10を介して内燃機関14のクランク軸の歯車、
例えばフライホイールに形成された歯車と噛み合
される。しかし、油ポンプ3と同列に配設しても
よい。
油ポンプ9は管12を介してオイルパン5の油
7を吸い込み、管6から後述するバイパス弁およ
び圧力制御弁を有する制御回路8で管12へ送ら
れるか、または管6aを経て管4へ送られるよう
になつている。
第1図に示すように、バイパス弁21は油ポン
プ9の吐出口に連なる管6から分岐されて管12
へ接続されるバイパス管22の途中に配設され、
ブレーキ操作に関連して開閉されるようになつて
いる。具体的には、排気ブレーキ弁のアクチユエ
ータによりリンク機構を介して開かれるか、また
はブレーキペダル操作に連動するスイツチにより
電気的に開かれる。
絞り手段としての圧力制御弁23は管6と管6
aとの間に挿入されるもので、ハウジング28の
内部にばね27により閉弁方向に付勢されるピス
トン26が嵌合され、このピストン26に結合し
たポペツト弁25がハウジング28の端壁に設け
た絞り24を開閉するように構成される。そし
て、管6がハウジング28の周壁に、また管6a
が絞り24にそれぞれ接続される。
圧力制御弁23のばね27のセツト荷重を変え
ることにより、油ポンプ9の吐出圧を加減するこ
とができる。しかし、絞り手段として単に管6と
管6aとの間に絞りを設けるだけでもよい。
次に、本考案による車両のブレーキ装置の作動
について説明する。通常の運転では、バイパス弁
21が開かれているので、機関により駆動される
油ポンプ9はオイルパン5の油7を管12を経て
吸い込み、管6から吐き出された油はバイパス管
22を経て管12へ戻される。したがつて、油ポ
ンプ9の負荷は極めて僅かなものである。圧力制
御弁23はばね27の力を受けてポペツト弁25
が絞り24を閉じている。
ブレーキを掛けると、バイパス弁21が閉じる
ので、油ポンプ9により管12から吸い込まれた
油は、管6を経てハウジング28の内部へ入り、
ばね27の力に抗してピストン26とともにポペ
ツト弁25を後退させ、絞り24を開く。したが
つて、ハウジング28の油は絞り24から管6a
を経て管4へ流入し、油ポンプ3へ吸い込まれ
る。油ポンプ3から吐き出された油は管15から
オイルクーラ13へ入り、ここで冷却された後、
機関のオイルギヤラリへ分配される。
ブレーキ操作時、油ポンプ9から吐き出された
油は絞り24の絞り効果に伴つて負荷が増大し、
機関の動力が吸収され、エンジンブレーキ効果を
発生する。
管6aはオイルパン5へ開放されないで、管4
に接続されるので、オイルパン5の油7の撹拌に
よる管4からの空気の吸い込みを防止することが
できる。また、バイパス管22もオイルパン5へ
開放されないで管12に接続されるので、オイル
パン5の油7を撹拌し、波立たせるのを防止す
る。
[考案の効果] 本考案は上述のように、潤滑用の油ポンプと別
の動力吸収用の油ポンプを機関により駆動し、通
常はバイパス弁を開き、油ポンプの吐出口を吸込
口へ接続して無負荷状態とし、ブレーキ操作時バ
イパス弁を閉じて、油ポンプから吐き出された油
を絞り手段を経て潤滑用の油ポンプへ供給するよ
うにしたものであるから、絞り手段の絞り効果を
十分働かせることができ、従来のように潤滑系統
へ送られる油量が少なくなることがない。
絞り手段を設けたことにより、機関の低回数域
から高回転数域まで、油ポンプの動力吸収効果を
働かせることができる。また、油ポンプの吐出口
は絞り手段を経て潤滑用の油ポンプの吸込口へ接
続されているので、両方の油ポンプが作動しても
オイルパンの油が撹拌されて波立ち、空気が吸い
込まれる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両のブレーキ装置の構
成を示す側面断面図、第2図は同ブレーキ装置を
備えた内燃機関の側面断面図である。 3……潤滑用の油ポンプ、5……オイルパン、
9……動力吸収用の油ポンプ、14……内燃機
関、21……バイパス弁、22……バイパス管、
23……絞り手段としての圧力制御弁、24……
絞り、25……ポペツト弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関のクランク軸により駆動される油ポンプの
    吐出口と吸込口とを結ぶ管にブレーキ操作時閉じ
    るバイパス弁を設けるとともに、前記吐出口を絞
    り手段を経て機関の潤滑系統へ潤滑油を供給する
    油ポンプの吸込口へ接続したことを特徴とする車
    両のブレーキ装置。
JP20162485U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0347013Y2 (ja)

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JP20162485U JPH0347013Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JP20162485U JPH0347013Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JPS62105862U JPS62105862U (ja) 1987-07-06
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JPH01105025A (ja) * 1987-10-14 1989-04-21 Tokyo Buhin Kogyo Kk エンジン制動装置

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JPS62105862U (ja) 1987-07-06

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