JPH0346Y2 - - Google Patents
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- JPH0346Y2 JPH0346Y2 JP4792085U JP4792085U JPH0346Y2 JP H0346 Y2 JPH0346 Y2 JP H0346Y2 JP 4792085 U JP4792085 U JP 4792085U JP 4792085 U JP4792085 U JP 4792085U JP H0346 Y2 JPH0346 Y2 JP H0346Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は脱穀装置の各部を1つの伝動ケースに
より駆動する伝動装置に関する。
より駆動する伝動装置に関する。
(ロ) 従来技術
従来、エンジンの動力をベルトを介して伝動ケ
ースに入力し、該伝動ケースにより低負荷高速回
転部と脱穀部のような高負荷部及び搬送部を別々
に駆動し、該搬送部は排稈口後部に設けたギヤケ
ースを介して駆動するようにした脱穀機は実公昭
52−34279号公報により既に知られており、また、
機体の前部の左右に2つの伝動ケースを設け、一
方の伝動ケースで扱胴等の高負荷部と他方の伝動
ケースとを駆動し、他方の伝動ケースで選別部の
ような低負荷高速回転部及び搬送部を駆動するよ
うにした脱穀機は実公昭52−34279号公報により
既に知られている。
ースに入力し、該伝動ケースにより低負荷高速回
転部と脱穀部のような高負荷部及び搬送部を別々
に駆動し、該搬送部は排稈口後部に設けたギヤケ
ースを介して駆動するようにした脱穀機は実公昭
52−34279号公報により既に知られており、また、
機体の前部の左右に2つの伝動ケースを設け、一
方の伝動ケースで扱胴等の高負荷部と他方の伝動
ケースとを駆動し、他方の伝動ケースで選別部の
ような低負荷高速回転部及び搬送部を駆動するよ
うにした脱穀機は実公昭52−34279号公報により
既に知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
前記1つの伝動ケースで各部を駆動する方式の
脱穀機は扱胴に過負荷がかかると二番還元スロワ
及び吸引風車の回転数が低下して二番還元スロワ
に詰りを生ずると共に排塵選別性能が低下し、且
つ、排稈口から排出された排藁がその後部の四番
口上を通過する時、ギヤケースが排藁搬送の障害
になつた。
脱穀機は扱胴に過負荷がかかると二番還元スロワ
及び吸引風車の回転数が低下して二番還元スロワ
に詰りを生ずると共に排塵選別性能が低下し、且
つ、排稈口から排出された排藁がその後部の四番
口上を通過する時、ギヤケースが排藁搬送の障害
になつた。
また2個の伝動ケースを用いる方式の脱穀機は
フイードチエン又はそれにより駆動される排藁搬
送装置に詰りを生ずると、該伝動ケースに伝動す
るベルトがスリツプして選別部の回転数が低下
し、篩選別性能及び風選性能並びに二番還元スロ
ワの投擲性能が低下した。
フイードチエン又はそれにより駆動される排藁搬
送装置に詰りを生ずると、該伝動ケースに伝動す
るベルトがスリツプして選別部の回転数が低下
し、篩選別性能及び風選性能並びに二番還元スロ
ワの投擲性能が低下した。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案はエンジンの出力軸が横方向の入力軸に
連動連繋された伝動ケースを機体の一側前部に設
け、該伝動ケースの一側面から搬送系をベルトを
介して駆動する横方向の低速駆動軸を突出させ、
後部から扱胴及び処理胴等の回転系をテンシヨン
プーリー付きベルトを介して駆動する前後方向の
高負荷駆動軸を突出させ、他側面から高速回転軽
負荷の選別部をベルトを介して駆動する横方向の
高速駆動軸を突設することにより伝動ケースのト
ータルコストを著しく軽減すると共に脱穀部や搬
送部に過負荷がかかつても正常な選別性能が得ら
れ、しかも、排藁の搬送障害が発生しないように
して前述の諸問題を解決した。
連動連繋された伝動ケースを機体の一側前部に設
け、該伝動ケースの一側面から搬送系をベルトを
介して駆動する横方向の低速駆動軸を突出させ、
後部から扱胴及び処理胴等の回転系をテンシヨン
プーリー付きベルトを介して駆動する前後方向の
高負荷駆動軸を突出させ、他側面から高速回転軽
負荷の選別部をベルトを介して駆動する横方向の
高速駆動軸を突設することにより伝動ケースのト
ータルコストを著しく軽減すると共に脱穀部や搬
送部に過負荷がかかつても正常な選別性能が得ら
れ、しかも、排藁の搬送障害が発生しないように
して前述の諸問題を解決した。
(ホ) 作用
脱穀部を駆動するエンジンの動力は1つの伝動
エースに入力され、それが搬送系を駆動する横方
向の低速駆動軸と、扱胴及び処理胴等の回転系を
テンシヨンプーリー付きベルトを介して駆動する
前後方向の高負荷駆動軸と、高速回転軽負荷の選
別部を伝動帯を介して駆動する横方向の高速駆動
軸とに分配される。
エースに入力され、それが搬送系を駆動する横方
向の低速駆動軸と、扱胴及び処理胴等の回転系を
テンシヨンプーリー付きベルトを介して駆動する
前後方向の高負荷駆動軸と、高速回転軽負荷の選
別部を伝動帯を介して駆動する横方向の高速駆動
軸とに分配される。
そして、扱胴に過負荷がかかてつてもテンシヨ
ンプーリー付きのベルトがスリツプするだけで他
の装置の回転数が低下することがなく、また、搬
送系に詰りを生じてもそれが別個の駆動軸により
駆動されるので、トルクリミツタ又はシヤーピン
等を常法に従つて介装するだけで入力側の回転数
が低下したり他の伝動系に波及することがない。
ンプーリー付きのベルトがスリツプするだけで他
の装置の回転数が低下することがなく、また、搬
送系に詰りを生じてもそれが別個の駆動軸により
駆動されるので、トルクリミツタ又はシヤーピン
等を常法に従つて介装するだけで入力側の回転数
が低下したり他の伝動系に波及することがない。
(ヘ) 実施例
本考案の一実施例を図面について説明すると、
1は走行装置2を有する機台3の一側寄りに搭載
した脱穀装置であつて、他側には前部から順に操
作盤4、エンジン5と運転席6及び穀粒タンク7
等を設け、前部には刈取装置8と縦送装置9と揚
送装置9aとからなる前処理装置を、また後部に
はカツタ10(又は結束装置)等の排藁処理装置
を装着してある。
1は走行装置2を有する機台3の一側寄りに搭載
した脱穀装置であつて、他側には前部から順に操
作盤4、エンジン5と運転席6及び穀粒タンク7
等を設け、前部には刈取装置8と縦送装置9と揚
送装置9aとからなる前処理装置を、また後部に
はカツタ10(又は結束装置)等の排藁処理装置
を装着してある。
また、前記脱穀装置1は扱胴11を前部が低く
なるようにして扱室12内に軸架し、進行方向右
側の扱室12の後半部から排塵選別室13の終端
部に亘ると共に前部が後部及び扱室12より低く
なつた処理部14を設け、該処理部14を前部の
移送室14aと後部の処理室14bとで構成し、
移送螺旋15と処理胴16を一体になして前記処
理室14bに内装し、その処理軸17の前端は入
口板18に、後端は処理室14bの後壁19aに
それぞれベアリング17aを介して支承されてお
り、前記移送室14aと扱室12は送塵口20に
より連通している。
なるようにして扱室12内に軸架し、進行方向右
側の扱室12の後半部から排塵選別室13の終端
部に亘ると共に前部が後部及び扱室12より低く
なつた処理部14を設け、該処理部14を前部の
移送室14aと後部の処理室14bとで構成し、
移送螺旋15と処理胴16を一体になして前記処
理室14bに内装し、その処理軸17の前端は入
口板18に、後端は処理室14bの後壁19aに
それぞれベアリング17aを介して支承されてお
り、前記移送室14aと扱室12は送塵口20に
より連通している。
更に、進行方向左側の扱口21に沿つてフイー
ドチエン22と挟扼レール23を併設し、受網2
4の下方から前記排塵選別室13に亘つて架設し
た揺動選別体25は、略機幅全体に亘つていて側
面視で前記受網24の下面に臨む波型移送板26
と、移送室14aの下面に臨む下降傾斜した流板
27aと、一番受樋28上に臨む波型移送板27
b及び選別網29と、二番受樋30上に臨むスト
ローラツク31とからなり、前記選別網29とス
トローラツク31の下方にはそれぞれ風向板3
2,32を設けてあり、前記波型移送板26の下
部に設けた送風風車33と排塵選別室13の奥側
(穀粒タンク7側)上部でかつ前記処理室14b
の後端部と対向する部位に装着した吸引風車34
は選別風路を構成しており、前記二番受樋30の
前部に設けた横断流フアン35の選別風は前記ス
トローラツク31を吹き抜けて排塵口36へ吹き
出している。
ドチエン22と挟扼レール23を併設し、受網2
4の下方から前記排塵選別室13に亘つて架設し
た揺動選別体25は、略機幅全体に亘つていて側
面視で前記受網24の下面に臨む波型移送板26
と、移送室14aの下面に臨む下降傾斜した流板
27aと、一番受樋28上に臨む波型移送板27
b及び選別網29と、二番受樋30上に臨むスト
ローラツク31とからなり、前記選別網29とス
トローラツク31の下方にはそれぞれ風向板3
2,32を設けてあり、前記波型移送板26の下
部に設けた送風風車33と排塵選別室13の奥側
(穀粒タンク7側)上部でかつ前記処理室14b
の後端部と対向する部位に装着した吸引風車34
は選別風路を構成しており、前記二番受樋30の
前部に設けた横断流フアン35の選別風は前記ス
トローラツク31を吹き抜けて排塵口36へ吹き
出している。
更にまた、デスク型の前記カツタ10は奥側機
台3から立上がつたを梯子型の枠体37に回動自
在に軸支されており、手前側は脱穀装置1の機壁
に係止具で着脱可能に係止されており、刈取作業
中は第2図に示す如く排塵選別室13の後面に密
着した状態にセツトし、排塵選別室13を整備し
たり揺動選別体25を取出す時は係止具を外して
前記軸支部を中心として90度旋回させてクランプ
39により枠体37に係止することができ、前記
梯子型の枠体37は穀粒タンク7の後部を連杆3
8で支持している。
台3から立上がつたを梯子型の枠体37に回動自
在に軸支されており、手前側は脱穀装置1の機壁
に係止具で着脱可能に係止されており、刈取作業
中は第2図に示す如く排塵選別室13の後面に密
着した状態にセツトし、排塵選別室13を整備し
たり揺動選別体25を取出す時は係止具を外して
前記軸支部を中心として90度旋回させてクランプ
39により枠体37に係止することができ、前記
梯子型の枠体37は穀粒タンク7の後部を連杆3
8で支持している。
次に各部の構成について説明する。
[脱穀部]
扱胴11の前部の円錐状部は前端部のソリツド
歯40…を、後部に低い線状歯40a…を、円筒
部の前部寄りにソリツド歯40b…を、それに続
く部分に通常の線状の扱歯40c…を植設し、終
端部には狭い間隔で列状に植設した線状歯40d
…とソリツド歯40e…とを周方向に間隔を隔て
て交互に植設してあり、前記受網24の前部を取
付けた受板24aは前端の急傾斜部とそれに続く
緩傾斜部24bとからなり、緩傾斜部24bには
多数の漏下孔24c…を穿設してある。
歯40…を、後部に低い線状歯40a…を、円筒
部の前部寄りにソリツド歯40b…を、それに続
く部分に通常の線状の扱歯40c…を植設し、終
端部には狭い間隔で列状に植設した線状歯40d
…とソリツド歯40e…とを周方向に間隔を隔て
て交互に植設してあり、前記受網24の前部を取
付けた受板24aは前端の急傾斜部とそれに続く
緩傾斜部24bとからなり、緩傾斜部24bには
多数の漏下孔24c…を穿設してある。
[処理部]
処理胴16は外周面に処理物を後方へ移行させ
るリード角を有する多数のソリツド型の処理歯1
6a…を有し、排出口42と対応する部位には板
面が処理軸17と直交する処理歯16b…を植設
してあり、前記排出口42は前記吸引風車34の
吸入口に直接対面しており、該吸引風車34は前
記揺動選別体25より上方に位置して排塵選別室
13を上方へ吸引して一番物及び二番物の風選性
能を向上させると共に前記排出口42より低位に
なつているので、藁屑が濡れていてもそれを確実
に吸引排出することができ、処理胴受網41は処
理胴16と対向する部位に外側中間部から内側上
部に亘つて張設してある。
るリード角を有する多数のソリツド型の処理歯1
6a…を有し、排出口42と対応する部位には板
面が処理軸17と直交する処理歯16b…を植設
してあり、前記排出口42は前記吸引風車34の
吸入口に直接対面しており、該吸引風車34は前
記揺動選別体25より上方に位置して排塵選別室
13を上方へ吸引して一番物及び二番物の風選性
能を向上させると共に前記排出口42より低位に
なつているので、藁屑が濡れていてもそれを確実
に吸引排出することができ、処理胴受網41は処
理胴16と対向する部位に外側中間部から内側上
部に亘つて張設してある。
また、前記排出口42と吸引風車34の前部側
には第4図に示す如く平面視で該吸引風車34に
向けて拡開した前誘導板43を連設してあり、排
出口42から処理歯16aにより放擲された排塵
物は吸引風車34により吸引排出され、その間に
風選され、残留する穀粒が落下して回収される。
には第4図に示す如く平面視で該吸引風車34に
向けて拡開した前誘導板43を連設してあり、排
出口42から処理歯16aにより放擲された排塵
物は吸引風車34により吸引排出され、その間に
風選され、残留する穀粒が落下して回収される。
更に、前記処理室14bの後壁19aはボルト
45,45に着脱可能になつており、前記カツタ
10を穀粒タンク7側へ90度旋回させて排塵選別
室13の後面を開放し、ボルト45,45を抜き
取つて処理胴16を後方へ引き出すと、処理軸1
7の前端がスプロケツト17bから抜け出し、処
理胴16及び移送螺旋15並びに処理軸17を一
体的に取出すことができる。
45,45に着脱可能になつており、前記カツタ
10を穀粒タンク7側へ90度旋回させて排塵選別
室13の後面を開放し、ボルト45,45を抜き
取つて処理胴16を後方へ引き出すと、処理軸1
7の前端がスプロケツト17bから抜け出し、処
理胴16及び移送螺旋15並びに処理軸17を一
体的に取出すことができる。
更にまた、前記移送螺旋15の下部側は多数の
漏下孔15a…を有する鉄板15bで覆われてい
る。
漏下孔15a…を有する鉄板15bで覆われてい
る。
[伝動装置]
伝動装置を第5図について説明すると、エンジ
ン5は横向きにセツトしてあり、その出力軸5a
は機台3の他側前部に設けた伝動ケース55の横
軸からなる入力軸56に接続軸57を介して直結
し、伝動ケース55には、走行装置2と前処理装
置とに動力を分配するカウンターケース58にベ
ルト60を介して伝動する外側方へ突出した出力
軸61と、揺動選別体25、送風風車33、一番
移送螺旋28a、揚穀筒46、横断流フアン3
5、二番移送螺旋30a、二番還元筒47、吸引
風車34及びカツタ10等の軽負荷部をテンシヨ
ンプーリー付きベルト62を介して駆動すべく外
側へ突出した高速軽負荷駆動軸63と、フイドチ
エン22及び排藁搬送装置からなる搬送系を揚送
装置9aの株元揚送チエンを介して駆動すると共
に内側方へ突出した低速駆動軸65と、後方へ突
出していて扱胴11及び処理胴16をテンシヨン
プーリー66が付設されているベルト67を介し
て駆動する高負荷駆動軸68を後方へ向けて突出
させてある。
ン5は横向きにセツトしてあり、その出力軸5a
は機台3の他側前部に設けた伝動ケース55の横
軸からなる入力軸56に接続軸57を介して直結
し、伝動ケース55には、走行装置2と前処理装
置とに動力を分配するカウンターケース58にベ
ルト60を介して伝動する外側方へ突出した出力
軸61と、揺動選別体25、送風風車33、一番
移送螺旋28a、揚穀筒46、横断流フアン3
5、二番移送螺旋30a、二番還元筒47、吸引
風車34及びカツタ10等の軽負荷部をテンシヨ
ンプーリー付きベルト62を介して駆動すべく外
側へ突出した高速軽負荷駆動軸63と、フイドチ
エン22及び排藁搬送装置からなる搬送系を揚送
装置9aの株元揚送チエンを介して駆動すると共
に内側方へ突出した低速駆動軸65と、後方へ突
出していて扱胴11及び処理胴16をテンシヨン
プーリー66が付設されているベルト67を介し
て駆動する高負荷駆動軸68を後方へ向けて突出
させてある。
また、前記出力軸61により駆動される軸には
脱穀クラツチ71を介装し、前記高速駆動軸63
と低速駆動軸65との間の中間軸にはトルクリミ
ツタ72を介装してある。
脱穀クラツチ71を介装し、前記高速駆動軸63
と低速駆動軸65との間の中間軸にはトルクリミ
ツタ72を介装してある。
[作用]
前述のコンバインにおける脱穀装置1におい
て、供給された穀稈の株元部はフイードチエン2
2と挟扼レール23により挟持搬送され、穂側は
供給口から扱室12に挿入されて扱胴11により
脱穀処理される。
て、供給された穀稈の株元部はフイードチエン2
2と挟扼レール23により挟持搬送され、穂側は
供給口から扱室12に挿入されて扱胴11により
脱穀処理される。
その際、挿入された穀稈は扱胴11の始端のソ
リツド歯40…により急速に後部へ移行し、円錐
部の基部寄りの線状歯40a…とそれに続くソリ
ツド歯40bとにより脱穀初期に一挙に多量の穀
粒が脱粒されるのを抑制しながら通常の扱歯40
c…に移行させて略平均的に脱粒処理し、終端部
においては列状に並んだ線状歯40d…により梳
きながら該線状歯40d…で移動を抑制される穀
稈をリード角を有するソリツド歯40eにより排
出を促進して刺粒を取除き、排藁は排稈口から排
出され、それが排藁搬送装置53により斜め後方
へ搬送される間に残留する刺粒が前述のように四
番口55へ落入する。
リツド歯40…により急速に後部へ移行し、円錐
部の基部寄りの線状歯40a…とそれに続くソリ
ツド歯40bとにより脱穀初期に一挙に多量の穀
粒が脱粒されるのを抑制しながら通常の扱歯40
c…に移行させて略平均的に脱粒処理し、終端部
においては列状に並んだ線状歯40d…により梳
きながら該線状歯40d…で移動を抑制される穀
稈をリード角を有するソリツド歯40eにより排
出を促進して刺粒を取除き、排藁は排稈口から排
出され、それが排藁搬送装置53により斜め後方
へ搬送される間に残留する刺粒が前述のように四
番口55へ落入する。
一方、受網24及び漏下孔24cから漏下した
穀粒及び小さな藁屑は揺動選別体25の波型移送
板26、流板27a上へ落下して移送選別され、
二番還元筒47からの二番物は前記流板27aの
幅全体に衝突して分散合流し、穀粒は送風風車3
3の選別風により風選されながら選別網29から
一番受樋28に落入し、上記選別網29上に残つ
た二番物を含む藁屑はストローラツク31に移行
して篩選別されると共に横断流フアン35からの
選別風により風選されて二番受樋30に落入し、
前記二番還元筒47へ移送される。
穀粒及び小さな藁屑は揺動選別体25の波型移送
板26、流板27a上へ落下して移送選別され、
二番還元筒47からの二番物は前記流板27aの
幅全体に衝突して分散合流し、穀粒は送風風車3
3の選別風により風選されながら選別網29から
一番受樋28に落入し、上記選別網29上に残つ
た二番物を含む藁屑はストローラツク31に移行
して篩選別されると共に横断流フアン35からの
選別風により風選されて二番受樋30に落入し、
前記二番還元筒47へ移送される。
他方、前記扱室12内で発生した脱穀物の内、
長藁や穂切れ等は送塵口20から処理部14の移
送室14aに入り移送螺旋15により遠芯分離さ
れると共に移送されながら或程度処理されてから
処理室14bに送込まれ、同時に穀粒は漏下孔1
5a…から漏下し、処理胴16は被処理物をその
周面に植設された処理歯16a…により後方へ移
動させながら穂切れの脱粒と長藁の切断を行な
い、単粒化された穀粒及び細分化された藁屑等は
処理胴受網41から漏下して前記揺動選別体25
上の他側寄りに合流して揺動選別される。
長藁や穂切れ等は送塵口20から処理部14の移
送室14aに入り移送螺旋15により遠芯分離さ
れると共に移送されながら或程度処理されてから
処理室14bに送込まれ、同時に穀粒は漏下孔1
5a…から漏下し、処理胴16は被処理物をその
周面に植設された処理歯16a…により後方へ移
動させながら穂切れの脱粒と長藁の切断を行な
い、単粒化された穀粒及び細分化された藁屑等は
処理胴受網41から漏下して前記揺動選別体25
上の他側寄りに合流して揺動選別される。
その間、前記送風風車33からの選別風は選別
網29を吹き抜けながら一番穀粒を選別すると共
に機幅の中間部に向けて斜めに垂下した内側流板
により集められ、これが前記処理胴受網41から
処理室14b内を通つて被処理物の分散を助長し
てから排出口42(一部は処理胴受網41から吹
き出す)から吹き出し、処理室14bの後端に移
動した処理済の藁屑はリード角を有しない処理歯
16b…により排出口42から吸引風車34に向
けて投擲され、吸引風車34は前誘導板43と後
壁19とにより構成されるサイクロン選別風によ
り風選し、穀粒は下方のストローラツク31上に
落下して回収され、浮遊する藁屑等は主として前
記吸引風車34により機外に吸引排出され、残つ
た藁屑等は横断流フアン35からの選別風により
風選されてストローラツク31で排塵口36から
後方へ排出される。
網29を吹き抜けながら一番穀粒を選別すると共
に機幅の中間部に向けて斜めに垂下した内側流板
により集められ、これが前記処理胴受網41から
処理室14b内を通つて被処理物の分散を助長し
てから排出口42(一部は処理胴受網41から吹
き出す)から吹き出し、処理室14bの後端に移
動した処理済の藁屑はリード角を有しない処理歯
16b…により排出口42から吸引風車34に向
けて投擲され、吸引風車34は前誘導板43と後
壁19とにより構成されるサイクロン選別風によ
り風選し、穀粒は下方のストローラツク31上に
落下して回収され、浮遊する藁屑等は主として前
記吸引風車34により機外に吸引排出され、残つ
た藁屑等は横断流フアン35からの選別風により
風選されてストローラツク31で排塵口36から
後方へ排出される。
而して、前記扱胴11又は処理胴16に過負荷
がかかると、テンシヨンプーリー付きベルト67
がスリツプするので別個の出力軸で駆動される他
の装置の回転数が低下することがなく、また、フ
イードチエン22又は排藁搬送装置53に詰りを
生ずると、トルクリミツタ72が切れるので、扱
胴11等は勿論のこと高速軽負荷駆動軸63の回
転数も低下することがなく、所定の篩選別、風選
及び脱穀処理等を続行することができる。
がかかると、テンシヨンプーリー付きベルト67
がスリツプするので別個の出力軸で駆動される他
の装置の回転数が低下することがなく、また、フ
イードチエン22又は排藁搬送装置53に詰りを
生ずると、トルクリミツタ72が切れるので、扱
胴11等は勿論のこと高速軽負荷駆動軸63の回
転数も低下することがなく、所定の篩選別、風選
及び脱穀処理等を続行することができる。
また、脱穀装置1への動力は前記脱穀クラツチ
71を切ることにより断つことができ、この脱穀
クラツチ71を伝動ケース55の入力部、即ち外
部に設けた例も同一の作用を得ることがきる。
71を切ることにより断つことができ、この脱穀
クラツチ71を伝動ケース55の入力部、即ち外
部に設けた例も同一の作用を得ることがきる。
(ト) 考案の効果
本考案は前述のようにエンジン5の出力軸5a
が横方向の入力軸56に連動連繋された伝動ケー
ス55を機体の一側前部に設け、該伝動ケース5
5の一側面から搬送系を駆動する横方向の低速駆
動軸65を突出させ、後部から扱胴11及び処理
胴16等をテンシヨンプーリー66付きベルト6
7を介して駆動する前後方向の高負荷駆動軸68
を突出させ、他側面から高速回転軽負荷の選別部
等をベルトを介して駆動する横方向の高速駆動軸
63を突設したので、1つの伝動ケース55によ
り脱穀装置1の各部をすべて駆動することがで
き、伝動ケースを2個設けるものより著しくコス
トダウンすると共に狭いスペースに設置すること
ができる。
が横方向の入力軸56に連動連繋された伝動ケー
ス55を機体の一側前部に設け、該伝動ケース5
5の一側面から搬送系を駆動する横方向の低速駆
動軸65を突出させ、後部から扱胴11及び処理
胴16等をテンシヨンプーリー66付きベルト6
7を介して駆動する前後方向の高負荷駆動軸68
を突出させ、他側面から高速回転軽負荷の選別部
等をベルトを介して駆動する横方向の高速駆動軸
63を突設したので、1つの伝動ケース55によ
り脱穀装置1の各部をすべて駆動することがで
き、伝動ケースを2個設けるものより著しくコス
トダウンすると共に狭いスペースに設置すること
ができる。
また、扱胴11又は処理胴16に過負荷がかか
つた時、テンシヨンプーリー66付きのベルト6
7がスリツプするため選別装置等の回転数が低下
せず、篩選別性能及び風選性能が低下するのを防
止することができる。
つた時、テンシヨンプーリー66付きのベルト6
7がスリツプするため選別装置等の回転数が低下
せず、篩選別性能及び風選性能が低下するのを防
止することができる。
更に、フイードチエン22又は排藁搬送装置5
3に詰りを生じた場合、通常付設するトルクリミ
ツタ又はシヤーピン等が切れ、扱胴11や選別部
を正常に駆動し続けることができる。
3に詰りを生じた場合、通常付設するトルクリミ
ツタ又はシヤーピン等が切れ、扱胴11や選別部
を正常に駆動し続けることができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はコンバインの側面図、第2図は同上平面
図、第3図は脱穀機の縦断側面図、第4図は同上
縦断平面図、第5図は伝動系統図である。 5はエンジン、10はカツタ、11は扱胴、1
6は処理胴、22はフイードチエン、25は揺動
選別体、55は伝動ケース、63は高速駆動軸、
65は低速駆動軸、66はテンシヨンプーリー、
67はベルト。
第1図はコンバインの側面図、第2図は同上平面
図、第3図は脱穀機の縦断側面図、第4図は同上
縦断平面図、第5図は伝動系統図である。 5はエンジン、10はカツタ、11は扱胴、1
6は処理胴、22はフイードチエン、25は揺動
選別体、55は伝動ケース、63は高速駆動軸、
65は低速駆動軸、66はテンシヨンプーリー、
67はベルト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジン5の出力軸5aが横方向の入力軸5
6に連動連繋された伝動ケース55を機体の一
側前部に設け、該伝動ケース55の一側面から
搬送系を駆動する横方向の低速駆動軸65を突
出させ、後部から扱胴11及び処理胴16等を
テンシヨンプーリー66付きベルト67を介し
て駆動する前後方向の高負荷駆動軸68を突出
させ、他側面から高速回転軽負荷の選別部等を
ベルトを介して駆動する横方向の高速駆動軸6
3を突設したことを特徴とする脱穀機における
伝動装置。 (2) エンジン5の出力軸5aと伝動ケース55の
入力軸56を直結した実用新案登録請求の範囲
第1項記載の脱穀機における伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4792085U JPH0346Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4792085U JPH0346Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61165142U JPS61165142U (ja) | 1986-10-14 |
JPH0346Y2 true JPH0346Y2 (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=30563688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4792085U Expired JPH0346Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0346Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006240021A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 両面記録用インクジェット装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005060731A1 (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Yanmar Co., Ltd. | コンバイン |
-
1985
- 1985-03-30 JP JP4792085U patent/JPH0346Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006240021A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 両面記録用インクジェット装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61165142U (ja) | 1986-10-14 |
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