JPH0346995Y2 - - Google Patents

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JPH0346995Y2
JPH0346995Y2 JP1985069223U JP6922385U JPH0346995Y2 JP H0346995 Y2 JPH0346995 Y2 JP H0346995Y2 JP 1985069223 U JP1985069223 U JP 1985069223U JP 6922385 U JP6922385 U JP 6922385U JP H0346995 Y2 JPH0346995 Y2 JP H0346995Y2
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JP
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hook
panel
roof
wire
inner panel
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JP1985069223U
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JPS61183748U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のルーフにおける吊り天井の
取付構造に関し、詳しくは、ルーフの前部または
後部の吊り天井の構造を簡略化することにより、
吊り天井の取付け作業性を向上させるとともに、
コストの低減をはかつたものに関する。
【従来の技術およびその問題点】
上記吊り天井は、ルーフサイドレール間を掛け
渡して設けられたサポートワイヤに、ライニング
材を吊持させ、ライニング材の端部をルーフの端
部に取付けたものである。このライニング材は、
通常、ビニルレザー・布地などが用いられるた
め、しわが発生しないように、ライニング材の取
付け持には、十分な張力を与えながら取付けられ
る。たとえば、実開昭59−170068号公報に示され
ているように、ライニング材の前端縁または後端
縁に縫着されたフツクが、ルーフパネルの端部の
インナパネルに設けられた取付金具に係止され、
そして、ライニング材が車長方向に引つ張られな
がら、複数本のサポートワイヤが順次取付けられ
る。 ところが、上記の公報の手段においては、次の
ような問題があつた。 ルーフパネルの前部および後部には、通常、ウ
インドシールドガラスなどを取付けるためのフラ
ンジが形成されているにもかかわらず、このフラ
ンジにフツクを引つ掛けることはできなかつた。
このフランジにフツクを引つ掛けると、ウインド
シールドガラスなどとルーフパネルとの間の水密
性を確保できないからである。そのため、フツク
を係止させるための取付金具をフランジとは別体
に設けざるをえず、部品点数の増加、作業性の悪
化、コストの上昇といつたことがあつた。さら
に、ライニング材にフツクを縫着することから
も、コストの上昇を招いていた。 上記公報の手段の問題を解決するため、本願の
第4図に示すような手段が考えられる。すなわ
ち、ルーフパネルaの内面に設けられるインナパ
ネルbに穴cを設けるとともに、インナパネルb
に最も近いサポートワイヤdに一端が係止された
フツクワイヤeを設け、上記の穴cにフツクワイ
ヤeの他端が係止され、ライニング材fが車長方
向に引つ張られながら取付けられる。 しかし、この手段においても、次のような問題
があつた。 ライニング材fの取付け作業時に、サポートワ
イヤdが後方に移動するといつたことがあると、
フツクワイヤeの張力が弛むために、フツクワイ
ヤeの係止部がインナパネルbの穴cから外れる
ことがある。このため、ライニング材fを取付け
る作業員とは別の作業員がフツクワイヤの係止部
を押さえていなければならないといつたことがあ
つた。 さらに、同じ車両において、車格感を出すため
に、上記の吊り天井に代えて貼付天井を設ける場
合には、インナパネルが露出し、インナパネルの
穴が見えるため、見栄えが悪いといつたことがあ
つた。 本考案は、上述の事情のもとで考えだされたも
ので、上記従来の問題を解決し、ライニング材の
取付け作業性を向上させ、フツクワイヤがライニ
ング材の取付け作業中に外れるといつたことがな
く、同じ車両において吊り天井と貼付天井との両
方が成り立つようにした自動車のルーフにおける
吊り天井の取付構造を提供することを課題とす
る。
【問題点を解決するための手段】
上述の問題を解決するため、本願案では次の技
術的手段を講じている。 すなわち、本考案は、ルーフサイドレール間を
掛け渡すようにして設けられた何本かのサポート
ワイヤを用いてライニング材を吊持するように構
成された吊り天井の取付構造において、 ルーフの前部もしくは後部におけるインナパネ
ルに、ルーフパネルに向けて立ち上がるととも
に、車体前後方向外方に傾斜するように形成した
折曲端縁を形成する一方、 上記折曲端縁に係止され、かつルーフパネル内
面と上記折曲端縁との隙間より長い外寸法を有す
る第一フツク部を一端にもち、かつ、上記インナ
パネルに最も近いサポートワイヤに係止され、か
つサポートワイヤの外径より若干大きい内径の第
二フツク部を他端にもつフツクワイヤを設けたこ
とを特徴としている。
【本考案の作用および効果】
本考案において、ライニング材に張力を与える
ために、サポートワイヤをインナパネルに対して
所定間隔に保持する上記フツクワイヤは、その第
一フツク部がルーフパネル内面とインナパネルの
折曲端縁との隙間より長い外寸法を有するので、
通常の状態では、このフツクワイヤが引つ張られ
ても、第一フツク部がインナパネルの折曲端縁か
ら不用意に外れるといつたことはない。これに対
して、第一フツク部をインナパネルの折曲端縁に
係止するときには、第一フツク部を若干斜めに倒
すと、上記の隙間に対して第一フツク部の上下の
長さが小さくなるので、この第一フツク部を上記
隙間から容易に差し込むことができ。また、この
第一フツク部を斜めに倒せるように、第二フツク
部の内径がサポートワイヤの外径より若干大きく
なつている。 したがつて、本考案の自動車のルーフにおける
吊り天井の取付構造においては、ライニング材の
取付け持に、サポートワイヤに係止されているフ
ツクワイヤの第一フツク部を一旦係止させると、
フツクワイヤを斜めにしない限り第一フツク部が
外れることがない。そのため、インナパネルに最
も近いサポートワイヤが確実に所定位置に保持さ
れていることになるので、本願の第4図に示すフ
ツクワイヤを用いる場合のように、フツクワイヤ
の一端がインナパネルの穴から外れないように、
別の作業員が保持しておくという必要がなくな
り、一人の作業員で吊り天井の吊持作業を容易に
行うことができるようになる。また、インナパネ
ルの穴が不要になるため、動じ車両において、貼
付天井と吊り天井のいずれでも成立する。
【実施例の説明】
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照し
つつ説明する。 本考案の吊り天井の取付構造は、ルーフの前部
もしくはルーフの後部に適用される。 第2図に、ルーブの前部における本考案の構造
の例を示す。ルーフパネル1の前端縁を一般面よ
り段落ちさせてフランジ1aが形成されるととも
に、車体両側部を掛け渡すウインドシールドヘツ
ダインナパネル2がルーフパネル1の前端に対応
して設けられ、このウインドシールドヘツダイン
ナパネル2の前端縁のフランジ2aが上記ルーフ
パネル1のフランジ1aの下面に接合される。こ
うして接合された両フランジ1a,2aには、ウ
エザーストリツプ3を介してウインドシールドガ
ラス4の周部が固定される。なお、後述するライ
ニング材5の先端縁5aがウエザーストリツプ3
により端末処理される。 上記ヘツダインナパネル2の後端部は、上向き
に立ち上げられ、かつその上端に若干前方を向く
折曲端縁2bが形成されている。 そして、ライニング材5が取付られるが、この
ライニング材5には、車幅方向にのびる袋6が複
数個設けられ、この袋6の内部にサポートワイヤ
7が挿通されている。このサポートワイヤ7の両
端部は、ルーフサイドレール(図示せず)に支持
されるようになつている。さらに、本考案では、
次のようなフツクワイヤ8を設け、ライニング材
5を引つ張るようにしている。すなわち、フツク
ワイヤ8は、ウインドシールドヘツダインナパネ
ル2に最も近いサポートワイヤ7に係止され、サ
ポートワイヤ7の外径より若干大きい内径の第二
フツク部10を一端にもち、ウインドシールドヘ
ツダインナパネル2の折曲端縁2aに係止され、
ルーフパネル1内面と上記折曲端縁2aとの隙間
より長い外寸法を有する第一フツク部9を他端に
備えている。なお、上記外寸法とは、第一フツク
部9の基端折り曲げ部から先端部までの寸法をい
い、この第2図に表れているように、この外寸法
を、ウインドシールドヘツダインナパネル2の折
曲端縁2aと、ルーフパネル1の内面との間の隙
間より若干大きく設定するのである。 このフツクワイヤ8を用いてライニング材5が
ルーフパネル1の内面に取付られる。フツクワイ
ヤ8の第二フツク部10は、サポートワイヤ7の
外径より若干大きい内径を備えるので、この第二
フツク部10は、サポートワイヤ7に対して斜め
に傾斜させることができる。これにより、第一フ
ツク部9は、斜めに倒してその上下の長さをルー
フパネル1の内面とウインドシールドヘツダイン
ナパネル2との隙間より小さくさせることができ
る。このようにして、第一フツク部9は、上記隙
間からウインドシールドヘツダインナパネル2内
に差し込まれ、上記折曲端縁2bに確実に係止さ
れる。すなわち、自然状態では、重力により、あ
るいは、サポートワイヤ7がインナパネル2から
離れる方向に引つ張られることにより、第一フツ
ク部9が垂直方向を向き、上記隙間よりこの第一
フツク部9の上下寸法の方が大きくなるため、第
一フツク部9が折曲端縁2aから容易に外れると
いつたことがなくなるのである。このようにして
上記サポートワイヤ7の位置が規定された後は、
ライニング材5が第2図右方向に引つ張られなが
ら、残りのサポートワイヤ7が順次取付けられ
る。 第3図に本考案をルーフの後部に適用した例を
示す。本例においては、ルーフパネル1の後端縁
を一般面より段落ちさせたフランジ1cの下面に
接合されたバツクウインドアツパパネル11の前
端部が上向きに立ち上げられており、その上端に
後方に向けて折り曲げられた折曲端縁11aが形
成される。そして、この折曲端縁11aとルーフ
パネル1との間には、上記のフツクワイヤ8の第
一フツク部9の外寸法よりより若干小さい隙間が
形成される。さらに、ライニング材5の後端縁5
bは、ウエザーストリツプ12により端末処理さ
れ、ライニング材5には、上述のように、袋6が
形成されサポートワイヤ7が通挿されている。そ
して、フツクワイヤ8が、サポートワイヤ7およ
び折曲部11aに係止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車の平面図、第2図
は第1図の−線に沿う拡大断面図、第3図は
第1図の−線に沿う拡大断面図、第4図は従
来例の断面図である。 1……ルーフパネル、2……ウインドシールド
ヘツダインナパネル(インナパネル)、2a……
(ウインドシールドヘツダインナパネルの)折曲
端縁(インナパネルの折曲端縁)、5……ライニ
ング材、7……サポートワイヤ、8……フツクワ
イヤ、9……第一フツク部、10……第二フツク
部、11……バツクウインドアツパパネル(イン
ナパネル)、11a……(バツクウインドアツパ
パネルの)折曲端縁(インナパネルの折曲端縁)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ルーフサイドレール間を掛け渡すようにして設
    けられた何本かのサポートワイヤを用いてライニ
    ング材を吊持するように構成された吊り天井の取
    付構造において、 ルーフの前部もしくは後部におけるインナパネ
    ルに、ルーフパネルに向けて立ち上がるととも
    に、車体前後方向外方に傾斜するように形成した
    折曲端縁を形成する一方、 上記折曲端縁に係止され、かつルーフパネル内
    面と上記折曲端縁との隙間より長い外寸法を有す
    る第一フツク部を一端にもち、かつ、上記インナ
    パネルに最も近いサポートワイヤに係止され、か
    つサポートワイヤの外径より若干大きい内径の第
    二フツク部を他端にもつフツクワイヤを設けたこ
    とを特徴とする、自動車のルーフにおける吊り天
    井の取付構造。
JP1985069223U 1985-05-09 1985-05-09 Expired JPH0346995Y2 (ja)

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JP1985069223U JPH0346995Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

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JPS61183748U JPS61183748U (ja) 1986-11-15
JPH0346995Y2 true JPH0346995Y2 (ja) 1991-10-04

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ID=30604694

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4331282Y1 (ja) * 1965-02-12 1968-12-19
JPS5719175B2 (ja) * 1977-03-01 1982-04-21

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JPS61183748U (ja) 1986-11-15

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