JPH0346986A - 斜行エレベータのガイドレール設置方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は斜行エレベータのガイドレール設置方法に関す
る。

［従来の技術］ 第５図ないし第７図は従来の斜行エレベータのガイドレ
ール設置方法を説明する図で、第５図は作業手順を示す
フローチャート、第６図は昇降路内の要部側面図、第７
図は第６図のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。

第６図に示す斜行エレベータの昇降路１は斜抗を形成°
し、最下部ピット壁１ａ、傾斜状の底部１ｂ、第７図の
出入口側側ｒＩ！ｌｅなどから形成されている。この昇
降路１の長手方向に連設される複数のレール部材２−１
．２−２．２−３．２−４などから一方のかご用ガイド
レール２が構成され、同様にこのかご用ガイドレール２
に沿って連設される複数の他のレール部材３−１．３−
２．３−３゜３−４などから一方のおもり用ガイドレー
ル３が構成される。また、第７図に示す他方のかご用ガ
イドレール２ａ、おもり用ガイドレール３ａも同様の構
成である。そして、一対のかご用ガイドレール２，２ａ
により昇降路１内を走行する図示しないかごが案内され
、一対のおもり用ガイドレール３，３ａにより図示しな
いおもりが案内される。

そして、これらのガイドレール２．２ａ、３゜３ａは、
第６図に示すように、昇降路１内に所定間隔をおいて配
置される複数のレールブラケット４によって支持される
。このレールブラケット４は、第７図に示すように、一
方の側のガイドレール２，３が取付けられる縦材４ａと
、他方の側のガイドレール２ａ、３ａが取付けられる縦
材４ｂと、これらの縦材４ａ４４ｂの下端を底部１ｂに
それぞれ固定する固定具４ｃ、４ｄと、縦材４ａ。

４ｂの中間部を連結する継ぎ材４ｅと、この継ぎ材４ｅ
の一端を側壁１ｃに固定する固定具４ｆとからなってい
る。昇降路１の最下部に配置される一方の側のレール部
材２−１．３−１はそれぞれの一端が固定具８，９によ
りピット壁１ａに固定されて、それぞれの他端は隣り合
うレール部材２−２．３−２に継目板６，７を介して連
結される。

他方の側の図示しないレール部材も同様である。

このように構成した斜行エレベータのガイドレール２，
２ａ、３，３ａを設置する際に用いられる従来の設置力
、法は、第５図に示す作業手順にしたがって行なわれて
いた。すなわち、第１に手順Ｓｌｌとして昇降路１内で
ガイドレール設置用の基準芯を設定し１手順Ｓ１２とし
てこの基準芯に基づいて昇降路１の底部１ｂに固定具４
ｃ、４ｄの設置用基準線を墨打ちし、手順Ｓ１３として
この基準線に基づいてそれぞれの所定位置に固定具４ｃ
、４ｄを固定する。次いで、手順Ｓ１４として上記の手
順８１１で設定した基準芯に基づいて縦材４ａ、４ｂの
高さ位置を調整しながら、固定具４ｃ、４ｄに縦材４ａ
、４ｂの下端をそれぞれ取付けるとともに、これら縦材
４ａ、４ｂの中間部を継ぎ材４ｅにより連結し、この継
ぎ材４ｅの一端を固定具４ｆにより側壁１ｃに固定する
。このようにして昇降路１内の所定位置でレールブラケ
ット４を組立てた後、手順５１５としてレールブラケッ
ト４のそれぞれの芯出しを行ない、手順Ｓ１６としてこ
れらのレールシブラケット４自体の所定の連結部分を仮
溶接する１次いで１手順８１７としてレール部材２−１
．３−１などを昇降路１内の最下部で縦材４ａの所定位
置にレールクリップ５により取付け、それぞれの一端を
固定具８，９を介してピット壁１ａに固定し、それぞれ
の他端を隣り合うレール部材２−２．３−２に継目板６
゜７を介してそれぞれ連結し、同様に、他のレール部材
２−３．２−４．３−２．３−３などや、図示しない他
方の方のレール部材の取付、連結を順次行なう、そして
１手順Ｓ１８として上記の手順Ｓ１７で連設された一対
のかご用ガイドレール２，２ａの高さおよび位置などの
芯出しを上記の手順Ｓｌｌで設定した基準芯に基づいて
昇降路１下部から上部まで順次行なうとともに、同様に
これらのかご用ガイドレール２，２ａを基準におもり用
ガイドレール３，３ａの高さおよび位置などの芯出しを
行ない、最後に手順８１９としてレールブラケット４自
体の連結部を溶接する。なお５上記の手順８１６．８１
９でレールブラケット４の連結部の強度を確保するため
に溶接するようにしたが、この溶接の代わりにレールブ
ラケット４の連結部をボルト、ナツト等により締結する
場合もある。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、近年、建物の建築工期が短縮される傾向にあ
ることから、建物に据付けられる斜行エレベータのガイ
ドレール設置にあっても、作業時間の短縮が求められて
いる。しかしながら、上述した従来の斜行エレベータの
設置方法では、昇降路１内で複数のレールブラケット４
をそれぞれ組立てて芯出しを行ない、これらのブラケッ
ト４にレール部材２−１〜２−４．３−１〜３−４等を
取付けてガイドレール２，２ａ、３，３ａを連設し。

順次芯出しを行なうので、多大の作業時間を要するとい
う問題があった。また、このような昇降路１内の作業、
すなわち傾斜部分での作業では、水平部分の場合に比べ
て作業姿勢が悪く、不安定であるため、作業員の疲労が
著しいばかりか、ガイドレール２．２ａｔ　３，３ａの
芯出し精度が低いという問題もあった。

本発明は上記のような従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、昇降路内での組立や芯出し
などの作業を少なくし、効率的にガイドレールを昇降路
内に設置することのできる斜行エレベータのガイドレー
ル設置方蹟を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明は、斜抗を形成する昇
降路の長手方向に連設される複数のレール部材からなり
、上記昇降路内を走行するかごを案内する一対のかご用
ガイドレールと、これらρガイドレールに沿って連設さ
れる複数の他のレール部材からなり、上記かごと連動し
て走行するおもりを案内する一対のおもり用ガイドレー
ルとを有する斜行エレベータのガイドレール設置方法に
おいて、一対のかご用レール部材および一対のおもり用
部材と、これらのレール部材のそれぞれをあらかじめ定
められる相対的位置に保持する枠体を含むガイドレール
ユニットを所定個数１組立て。

次いで、これらのガイドレールユニットを上記昇降路内
に搬入してこの昇降路の長手方向に順次配置するととも
に、隣り合うガイドレールユニット間でかご用レール部
材およびおもり用レール部材をそれぞれ互いに連結する
構成にしである。

［作用］ 本発明は、上記のように一対のかご用レール部材および
一対のおもり用レール部材と、これらのレール部材のそ
れぞれをあらかじめ定められる相対的位置に保持する枠
体とを含むガイドレールユニットを組立てて、昇降路内
に搬入し配置するので、昇降路内での枠体の組立やレー
ル部材の取付を要することがないばかりか、これらの枠
体およびレール部材を一括して芯出しすることができ。

すなわち、昇降路内での組立や芯出しなどの作業を少な
くし、効率的にガイドレールを昇降路内に設置すること
ができる。

［実施例コ 以下１本発明の斜行エレベータのガイドレール設置方法
を図に基づいて説明する。

第１図ないし第４図は本発明の斜行エレベータのガイド
レール設置方法の一実施例を説明する図で、第１図は作
業手順を示すフローチャート、第２図はガイドレールユ
ニットを配置する状態を示す側面図、第３図はガイドレ
ールユニットの構成を示す斜視図、第４図はガイドレー
ルユニットに備えられるジヤツキアップ装置部分を示す
斜視図である。なお、第２図において、前述した第６図
および第７図に示すものと同等のものは同一符号を付し
である。

第３図に示す本実施例のガイドレールユニット１０は、
一対のかご用レール部材１２，１２ａおよび一対のおも
り用レール部材１３，１３ａと、これらのレール部材１
２，１２ａ、１３，１３ａのそれぞれをあらかじめ定め
られる相対的位置に保持する枠体１１と、この枠体１１
に係合し一端が昇降路１の固定部、例えば第２図に示す
ように底部１ｂを押圧可能なジヤツキアップ装置２９と
を含んでいる。同第２図に示す他のガイドレールユニッ
ト１０ａ等も同様の構成である。

上述した枠体１１は、第３図に示すように、レール部材
１２，１２ａ、１３，１３ａと平行に延設される一対の
下弦材１４，１４ａと、これらの下弦材１４，１４ａの
上方にそれぞれ配置され。

これらの下弦材１４．１４ａと平行な一対の上弦材１５
，１５ａと、下弦材１４．１４ａの下部に配置され、こ
れらの下弦材１４．Ｌ４ａを連結する例えば３本の下継
ぎ材１６と、下弦材１４と上弦材１５と連結し、レール
部材１２．１３が取付けられる例えば３本の縦材１７と
、これらの縦材１７と平行に下弦材１４と上弦材１５間
で介設される例えば２本の補強材１８と、下弦材１４と
上弦材１５間で斜めに介設される例えば４本の補強斜材
１９と、同様に他方の側に設けられる縦材１７ａ、補強
材１８ａ、補強斜材１９ａと、上記の縦材１フ。

１７ａの中間部をそれぞれ連結する中継ぎ材２０などと
からなっている。そして、上述した下弦材１４の両端に
は連結用の穴２１，２２が例えばそれぞれ３個ずつ設け
られ、他方の下弦材１４ａも同様である。上弦材１５の
ＷＪ端にも連結用の穴２３゜２４が設けられ、他方の上
弦材１５ａも同様である。この枠体１１は、下継ぎ材１
６のそれぞれに一対のねじ部２６を備えており、これら
のねじ部２６に第４図に示すハンドル２８を有するねじ
棒２７が螺合し、このねじ棒２７の一端が第２図の底部
１ｂを押圧することにより枠体１１がジヤツキアップさ
れる。これらのねじ部２６．ねじ捧２７、ハンドル２８
によって、前述したジヤツキアップ装置２９を構成して
いる。隣り合うガイドレールユニット１０．１０ａ間で
、第２図に示すように。

継目板３０を介してガイドレールユニット１０の上弦材
１５とガイドレールユニット１０ａの上弦材１５ｂとが
連結され、継目板３ｏと上弦材１５゜１５ｂはそれぞれ
ボルト３１、ナツト３２により締結される。同様に、図
示を省略したが、他方の上弦材、下弦材、かご用レール
部材、おもり用レール部材もそれぞれ継目板を介して連
結されるようになっている。

この実施例にあっては、第１図に示す作業手順にしたが
ってガイドレール設置を行なう。すなわち、まず従来と
同様に、手順Ｓ１として昇降路１内でガイドレール設置
用の基準芯を設定し、手順Ｓ２としてこの基準芯に基づ
いて昇降路１の底部１ｂに設置用基準線を墨打ちし１手
順Ｓ３として図示しない固定具を取付けておく。そして
、昇降路１の外部１例えば工場で手順Ｓ４として所定個
数のガイドレールユニット１０．１０ａなどを次のよう
に組立てる。下弦材１４と上弦材１５とに縦材１７、補
強材１８．補強斜材１９をそれぞれ溶接、あるいは締結
して上記の下弦材１４．上弦材１５を連結し、他方の側
の下弦材１４ａと上弦材１５ａも同様に、縦材１７ａ、
補強材１８ａ、補強斜材１９ａによって連結する。次い
で、下弦材１４，１４ａを下継ぎ材１６により、縦材１
７゜１７ａを中継ぎ材２０によりそれぞれ連結する。

このようにして枠体１１が組立てられてから、−方の側
の縦材１７にレールクリップ２５を介してレール部材１
２．１３を取付け、他方の側の縦材１７ａにレールクリ
ップ２５を介してレール部材１２ａ、１３ａを取付ける
。同様に、他のガイドレールユニット１０ａなども組立
てる。次いで、手順Ｓ５として枠体１１で設定される基
準芯に基づいてレール部材１２，１２ａ、１３，１３ａ
を芯出しし、それぞれの相対的位置、相互の間隔などを
調整した後、これらのレール部材１２，１２ａ、１３，
１３ａを枠体１１の縦材１７，１７ａに固定する。その
結果、この枠体１１によって、レール部材１２，１２ａ
、１３．１３ａのそれぞれがあらかじめ定められる相対
的位置に保持されている。同様に、他のガイドレールユ
ニット１０８などの図示しないレール部材の芯出しを行
なう。

次いで、手順Ｓ６としてこれらのガイドレールユニット
１０．１０ａなどを昇降路１内に搬入し、揚重装置３３
により昇降路１の長手方向に順次配置し１手順Ｓ７とし
て最下部に配置されたガイドレールユニット１０をジヤ
ツキアップ装置２９の作動等により手ＪＩＩＩＳＩで設
定された基準芯に基づいて仮芯出しを行ない、一端をピ
ット壁１ａに図示しない固定具を介して取付ける。同様
に、ガイドレールユニット１０ａなどを順次配置して仮
芯出しを行なうとともに、これらの隣り合うガイドレー
ルユニット１０．１０ａ間で、上弦材１５゜１５ｂを継
目板３０を介して連結し、他方の上弦材、下弦材、かご
用レール部材、おもり用レール部材を同様にそれぞれ連
結し、すなわち、レール部材１２などからなるかご用ガ
イドレール３３と、他のレール部材１３などからなるお
もり用ガイドレール３４等をそれぞれ組立てる。そして
、この手順Ｓ７でガイドレールユニット１０．１０ａな
どを順次連結した後、手順Ｓ８として上記の手順Ｓ１で
設定した基準芯に基づいてガイドレールユニット１０．
１０ａなどを芯出しして、それぞれの設置高さや設置位
置等を調整した後、上記の手順Ｓ３で取付けた固定具を
介して底部１ｂなどに固定する。

このように構成した実施例にあっては、昇降路１内での
枠体１１などの組立やレール部材１２゜１２ａ、１３．
１３ａなどの取付を要することがないばかりか、これら
の枠体１１やレール部材１２゜１２ａ、１３，１３ａな
どを個別に芯出しする必要がなく、すなわち、昇降路１
内での組立や芯出しなどの作業を少なくすることができ
る。また、枠体１１などに備えられるジヤツキアップ装
置２９等の作動により、ガイドレールユニット１０．１
０ａなどの設置高さを容易に、かつ正確に調整すること
ができる。

なお１本実施例では隣り合うガイドレールユニット１０
．１０ａ間で上弦材１０．１０ａなどを継目板３０を介
し連結するようにしたが、これらの上弦材や下弦材を互
いに連結することなく、枠体１１などを昇降路１内に固
定し、かご用レール部材、おもり用レール部材のみをそ
れぞれ連結してもよい。

［発明の効果コ 本発明は以上のように構成したので、昇降路内での組立
や芯出しなどの作業を少なくし、効率的にガイドレール
を昇降路内に設置することができ、したがって、作業時
間の短縮を図ることができるばかりか、特に傾斜する昇
降路内で作業が少ないことから、作業員の疲労を低減す
るとともに、ガイドレールの芯出し精度を向上させるこ
とができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の斜行エレベータのガイド
レール設置方法の一実施例を説明する図で、第１図は作
業手順を示すフローチャート、第２図はガイドレールユ
ニットを配置する状態を示す側面図、第３図はガイドレ
ールユニットの構成を示す斜視図、第４図はガイドレー
ルユニットに備えられるジヤツキアップ装置部分を示す
斜視図、第５図ないし第７図は従来の斜行エレベータの
設置方法を説明する図で、第５図は作業手順を示すフロ
ーチャート、第６図は昇降路内の要部側面図、第７図は
第６図のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。 １・・・・・・昇降路、１ｃ・・・・・・底部（固定部
）、１０゜１０ａ・・・・・・ガイドレールユニット、
１１・・・・・・枠体、１２．１２ａ・・・・・・かご
用レール部材、１３，１３ａ・・・・・・おもり用レー
ル部材、２６・・・・・・ねじ部、２７・・・・・・ね
じ棒、２８・・・・・・ハンドル、２９・・・・・・ジ
ヤツキアップ装置、３３・・・・・・かご用ガイドレー
ル、３４・・・・・・おもり用ガイドレール。 第１図 （、耳ギ゛１イト５肉ン 第 ４ 図 ２６； ｔＣ畳 ２７： ねじか ２８： １１ン白し 第 図 第 ７ 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）斜抗を形成する昇降路の長手方向に連設される複
   数のレール部材からなり、上記昇降路内を走行するかご
   を案内する一対のかご用ガイドレールと、これらのかご
   用ガイドレールに沿って連設される複数の他のレール部
   材からなり、上記かごと連動して走行するおもりを案内
   する一対のおもり用ガイドレールとを有する斜行エレベ
   ータのガイドレール設置方法において、一対のかご用レ
   ール部材および一対のおもり用レール部材と、これらの
   レール部材のそれぞれをあらかじめ定められる相対的位
   置に保持する枠体とを含むガイドレールユニットを所定
   個数、組立て、次いで、これらのガイドレールユニット
   を上記昇降路内に搬入してこの昇降路の長手方向に順次
   配置するとともに、隣り合うガイドレールユニット間で
   かご用レール部材およびおもり用レール部材をそれぞれ
   互いに連結することを特徴とする斜行エレベータのガイ
   ドレール設置方法。
2. （２）枠体に、この枠体に係合して一端が昇降路の固定
   部を押圧可能なジャッキアップ装置を備えたことを特徴
   とする請求項第（１）項記載の斜行エレベータのガイド
   レール設置方法。