JPH0346977Y2 - - Google Patents

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JPH0346977Y2
JPH0346977Y2 JP1986043145U JP4314586U JPH0346977Y2 JP H0346977 Y2 JPH0346977 Y2 JP H0346977Y2 JP 1986043145 U JP1986043145 U JP 1986043145U JP 4314586 U JP4314586 U JP 4314586U JP H0346977 Y2 JPH0346977 Y2 JP H0346977Y2
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relay
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両前方部に装備されたリトラクタ
ブルヘツドランプをパツシングスイツチの切換え
操作により露出させて点滅制御する、リトラクタ
ブルヘツドランプ制御装置に係り、特にパツシン
グ操作完了後のリトラクタブルヘツドランプ格納
駆動を制御する装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の技術としては例えば、実開昭60
−119660号公報に係る技術のように、パツシング
スイツチの切換え操作信号に応じた所定時間にわ
たり、リトラクタブルヘツドランプの露出状態を
保持するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
これら従来の技術にあつては、パツシングスイ
ツチの操作時間に対応してタイマ時間が変動する
ものである。また、パツシング操作時間の長さに
拘わらず均一なタイマ時間を設定した場合には、
コンデンサと抵抗の組合せにより構成された一般
のタイマ回路等であると、その充電電圧を極めて
小さく設定することになり、サージやノイズ等の
外乱現象に影響されやすい欠点がある。更に、数
回のパツシング操作を終了後にヘツドランプを即
時格納ができず、タイマ時間の経過を待たなけれ
ばならない。これは、通常の夜間走行中における
ヘツドランプの点灯後に消灯した場合も同様であ
る。
〔問題点を解決するたの手段〕
本考案は上記問題点を解決するために、出没自
在に装着されたリトラクタブルヘツドランプと該
リトラクタブルヘツドランプを出没駆動するモー
タと、外モータに駆動信号を付与すると共に外リ
トラクタブルヘツドランプの点滅を指令するパツ
シングスイツチとを備えたリトラクタブルヘツド
ランプ制御装置において、該リトラクタブルヘツ
ドランプの露出完了を検出する検′…ヘツドラン
プ、2,2′…モータ、3,3′…制御スイツチ
部、4,4′…露出制御用リレー、5…ライテイ
ングスイツチ、6…パツシング用リレー、7…第
1タイマ回路、8…タイマ作動阻止回路、9…第
2タイマ回路、10…遮断用リレー、11…格納
制御用リレー、12…イグニシヨンスイツチ。
出手段と、該検出手段の検出信号に応じ所定時間
にわたつて該モータのヘツドランプ格納駆動を阻
止する手段とを備えて構成する。
〔作用〕
上記した構成によれば、パツシング操作により
リトラクタブルヘツドランプの露出完了から数回
のパツシング操作に必要な所定時間だけ、該ヘツ
ドランプの格納作動が阻止される。従つて、パツ
シング操作時間の長さや操作回数に拘わらずタイ
マ時間が均一になり、数回のパツシング操作の終
了後、速やかにヘツドランプを格納できる。ま
た、該乱現象に影響されず安定した制御装置を提
供できる。
〔実施例〕
本考案に係るリトラクタブルヘツドランプ制御
装置の好適な一実施例を、添付図面に基づき詳述
する。
第1図においてVDDは直流電源である。1,
1′は車両前方部の左右へ各々出没自在に装着さ
れたリトラクタブルヘツドランプであり、各々ハ
イビーム1a,1a′で構成する。2,2′は一方
向に回転し各ヘツドランプ1,1′を格納並びに
露出駆動する各モータである。3,3′は各モー
タ2,2′の回転と連動する各制御スイツチ部で
あり、該モータ2,2′の駆動停止の切り換えス
イツチ作用をする。左側ヘツドランプ1、モータ
2の制御スイツチ部3は該モータ2の回転に対応
して回転する導電体から成る円盤状の回転盤3a
と、該回転盤3aと摺接導通する3つの固定端子
3d,3e,3fで構成する。回転盤3aには外
周側に第1絶縁部3b軸心側に第2絶縁部3cを
相互に位相を180°ずらして形成している。尚、絶
縁部3b,3cは切り欠きにより形成してもよ
い。而して、回転盤3aに対し、第1固定端子3
dは常時導通、第2固定端子3eは第1絶縁部3
bと摺接した時以外に導通、第3固定端子3fは
第2絶縁部3cと摺接した時以外に導通すべく配
設している。尚、回転盤3aはヘツドランプ1が
格納から露出し、または露出から格納状態へ作動
する間毎に180°回転する。右側ヘツドランプ1′
のモータ2′の制御スイツチ部3′は、上記左側用
の制御スイツチ部3と同構成であり、該モータ
2′を制御する。
4,4′は、後述するライテイングスイツチ5
の操作に応じてヘツドランプ1,1′を露出駆動
すべく、モータ2,2′を駆動制御する露出制御
用リレーである。左側ヘツドランプ1の露出制御
用リレー4は、コイル4aの励磁に連動する可動
接点4bがダイオードD15とモータ2を介してア
ースし、常開接点4cが直流電源VDDと、また、
常閉接点4aがアースと、それぞれ接続してい
る。尚、右側ヘツドランプ1′の露出制御用リレ
ー4′は、上記左側用の露出制御用リレー4と同
構成であり、可動接点4b′がダイオードD16とモ
ータ2′を介してアースしている。5はライテイ
ングスイツチである。ライテイングスイツチ5
は、一般にステイアリング部(図示せず)に装着
されており、そのスイツチ機構は操作ノブ(図示
せず)の回動操作により0FF位置、スモールラン
プ(図示せず)が点灯する段位置及び左右のヘ
ツドランプ1,1′が点灯する段位置に切換え
ると共に、該ライテイングスイツチ5の操作レバ
ー(図示せず)の上下操作により前記回動操作に
おける各スイツチモードで、それぞれ左右のヘツ
ドランプ1,1′が下向き点灯となるデイマー位
置(D位置)、該左右ヘツドランプ1,1′が上向
き点灯となるメイン位置(M位置)及びパツシン
グすべく該左右のヘツドランプ1,1′を上向き
点灯するパツシング位置(P位置)に切換え操作
できる構成となつている。尚、P位置へ操作する
と、D位置に自動復帰するものである。次に、該
ライテイングスイツチ5における各スイツチモー
ドでの接続構成を説明する。
該ライテイングスイツチ5は端子aないしlの
12端子で構成されている。回動操作におけるスイ
ツチ位置がOFF位置において、端子kとl間は
常時接続され、P位置にした時のみ端子aとb間
及び端子dとa間が接続される。次に回動操作に
おけるスイツチ位置を段位置にセツトした場
合、端子gとh間及び端子kとl間は常時接続さ
れ、その他の接続はOFF位置の場合と同じであ
る。
そして又、回動操作におけるスイツチ位置を
段位置にセツトした場合、端子gとh間及び端子
iとj間は常時接続され、その他はM位置及びP
位置にした時に端子aとb間及び端子dとe間が
接続され、D位置にした時に端子aとc間及び端
子dとf間がそれぞれ接続される。
ライテイングスイツチ5において、端子a,
d,g及びiは直流電源VDDへそれぞれヒユーズ
Fを介して接続している。端子bは左側のヘツド
ランプ1におけるハイビーム1a、端子cはロー
ビーム1bをそれぞれ介して、露出制御用リレー
4の可動接点4bに接続している。また、同様に
端子eは右側のヘツドランプ1′におけるハイビ
ーム1a′、端子fはそのロービーム1b′をそれぞ
れ介して、露出制御用リレー4′の可動接点4
b′に接続している。
6はパツシング用リレーであり、リレーコイル
6aと該リレーコイル6aの励磁に連動する2つ
の常開接点6b,6cで構成する。ライテイング
スイツチ5における端子aは、上記常開接点6b
を介して左側ヘツドランプ1のハイビーム1a
と、また、端子dは上記常開接点6cを介して右
側ヘツドランプ1′のハイビーム1a′とそれぞれ
接続している。
7は第1タイマ回路であり、制御スイツチ部
3,3′の作動に基づく、露出制御用リレー4,
4′の作動に応動し、左右のヘツドランプ1,
1′の露出駆動中並びに露出完了時点から所定時
間、パツシング用リレー6を作動する機能を有す
る。第1タイマ回路7は、NPN形の第1トラン
ジスタT1と第1コンデンサC1と3つの抵抗R1
R3と2つのツエナーダイオードDZ1,DZ2とダイ
オードD1で構成する。各露出制御用リレー4,
4′における可動接点4b,4b′はダイオードD2
またはD3を介して、第1タイマ回路7における
ダイオードD1と抵抗R1と第1コンデンサC1の直
列回路を介してアースしている。また、第1トラ
ンジスタT1はそのベースが抵抗R2を介して上記
抵抗R1と第1コンデンサC1との接続点と接続す
ると共に、抵抗R3を介してアースしている。更
に、第1トランジスタT1は、そのコレクタがパ
ツシング用リレー6におけるコイル6aを介して
ライテイングスイツチ5の端子bと接続し、エミ
ツタがアースしている。8は第1タイマ作動阻止
回路であり、ライテイングスイツチ5のスイツチ
モードが段位置の場合に、第1タイマ回路7の
作動を阻止する機能を有する。第1タイマ作動阻
止回路8は、NPN形の第2トランジスタT2と第
2コンデンサC2と2つの抵抗R4,R5とダイオー
ドD4で構成する。第2トランジスタT2は、その
ベースがダイオードD4と抵抗R4を介してライテ
イングスイツチ5における端子jと接続すると共
に抵抗R5を介してアースし、コレクタが上記第
1タイマ回路7における抵抗R1と第1コンデン
サC1との接続点と接続すると共に、エミツタが
アースしている。第2コンデンサC2は、ライテ
イングスイツチ5からのノイズ信号等を防止した
り、該ライテイングスイツチ5のスイツチモード
を段位置と段位置とで頻繁に切換えた場合に
おける、第2トランジスタT2の誤動作等を防止
するものであり、一方をダイオードD4と抵抗R4
との接続と接続し、他方をアースしている。
9は第2タイマ回路であり、制御スイツチ部
3,3′の作動に基づく露出制御用リレー4,
4′の作動に応動し、ヘツドランプ1,1′の露出
駆動中並びに露出完了時点から所定時間、ヘツド
ランプ1,1′の格納駆動回路を遮断する機能を
有する。第2タイマ回路9は、NPN形の第3ト
ランジスタT3と第3コンデンサC3と4つの抵抗
R6〜R9と2つのツエナーダイオードDZ3,DZ4
6つのダイオードD5〜D10、及びコイル10a、
該コイル10aに連動する可動接点10b、常開
接点10c、常閉接点10dから成る遮断用リレ
ー10とで構成する。各露出制御用リレー4,
4′における可動接点4b,4b′はダイオードD2
またはD3を介して、第2タイマ回路9における
ダイオードD5と抵抗R6と第3コンデンサC3の直
列回路を介してアースしている。第3トランジス
タT3はそのベースが、抵抗R7を介して上記抵抗
R6と第3コンデンサC3との接続点に接続すると
共に、抵抗R8を介してアースしている。また、
第3トランジスタT3はそのベースが、ダイオー
ドD6と抵抗R9を介してライテイングスイツチ5
の端子hと接続している。更に、第3トランジス
タT3はそのコレクタが、ライテイングスイツチ
の端子bからダイオードD7を介し、また、端子
jからダイオードD8を介すると共に、それぞれ
ダイオードD9とコイル10aを介して接続し、
エミツタがアースしている。常開接点10cは上
記ダイオードD9とコイル10aとの接続点に接
続している。常閉接点10dは後述する左右の格
納制御用リレー11,11′と接続している、可
動接点10bはダイオードD10を介してライテイ
ングスイツチ5の端子lと接続している。
11,11′はライテイングスイツチ5の操作
に応じてヘツドランプ1,1′を格納駆動すべく、
モータ2,2′を駆動制御する左右の格納制御用
リレーである、第2タイマ回路9におけるリレー
の常閉接点10dは、格納制御用リレー11,1
1′のコイル11a,11a′と、ダイオードD11
たはD12を介して第3固定端子3f,3f′と接続
すると共に、常開接点11b,11b′及びモータ
2,2′を介してアースしている。
ライテイングスイツチ5は端子bが、ダイオー
ドD7を介した後、露出制御用リレー4,4′のコ
イル4a,4a′及びダイオードD13またはD14を経
て、各制御スイツチ部3,3′における各第2固
定端子3e,3e′とそれぞれ接続している。ま
た、第1固定端子3d,3d′はアースしている。
12はイグニシヨンスイツチであり、可動接点1
2aを直流電源VDDと接続し、アクセサリ端子
Accをライテイングスイツチの端子kと接続して
いる。イグニシヨンスイツチ12において、ST
はスタート端子、ONはON端子、OFFはOFF端
子である。而して、可動接点12aがON端子ま
たはアクセサリ端子Accと導通した場合に、直流
電源VDDとライテイングスイツチ5の端子kを
導通することになる。尚、イグニシヨンスイツチ
12はアクセサリ端子Accが、ライテイングスイ
ツチ5を介さずダイオードD10と直接的に接続し
てもよい。
尚、ツエナーダイオードDZ1及びDZ4はコイル
6a,10aの逆起電力による各トランジスタ
T1,T3の保護であり、該各トランジスタT1,T3
のコレクタとエミツタとの間に接続している。ま
た、ツエナーダイオードDZ2及びDZ3は直流電源
VDDの電圧変動等による各コンデンサC1,C3
充電電圧変動を防止するものであり、該各コンデ
ンサC1,C3の両端間に接続している。
次に、上記構成の作用を、第2図の横軸を時間
とするタイムチヤートに基づき説明する。
ライテイングスイツチ5のスイツチモードが
OFF位置で且つD位置にある時、左右の各ヘツ
ドランプ1,1′は消灯且つ格納状態にある。こ
の時制御スイツチ部3,3′及びイグニシヨンス
イツチ12は第1図で示す状態であり、モータ
2,2′が停止している。
今、ライテイングスイツチ5の操作レバーを1
回パツシング操作すると、スイツチモードはD位
置からP位置に切換わる。而して、P位置に切換
つた時点で、制御スイツチ部3,3′における第
1固定端子3d,3d′と第2固定端子3e,3
e′間が導通することにより露出制御用リレー4,
4′のコイル4a,4a′が励磁する。従つて、露
出制御用リレー4,4′の可動接点4b,4b′が
常開接点4c,4c′との導通に切換わり、モータ
2,2′を駆動させる。モータ2,2′の駆動に伴
い、制御スイツチ部3,3′における回転盤3a,
3a′が略0.5秒程度で180°回転し、第1固定端子3
d,3d′と第2固定端子3e,3e′間が不導通に
なり、露出制御用リレー4,4′が元に復帰して、
モータ2,2′を停止させる。
尚、左右のヘツドランプ1,1′は露出制御用
リレー4,4′におけるコイル4a,4a′の励磁
中にあつては、可動接点4b,4b′が常開接点4
c,4c′と導通して直流電源VDDの電圧が印加
されており、ライテイングスイツチ5のスイツチ
モード如何に拘らず、点灯し得ない。また、この
状態にあつては、第1タイマ回路7において第1
コンデンサC1が急速充電を開始すると共に、そ
れとほぼ同時に第1トランジスタT1がONし、パ
ツシング用リレー6のコイル6aを励磁させる。
而して、パツシング用リレー6の各常開接点6
b,6cがONする。また、第1タイマ回路7と
同時に第2タイマ回路9も作動する、第3コンデ
ンサC3が急速充電し、それとほぼ同時に第3ト
ランジスタT3がONし、遮断用リレー10のコイ
ル10aを励磁させる。而して、可動接点10b
が常閉接点10dとOFFすることにより直流電
源VDDから各制御スイツチ部3,3′における第
3固定端子3f,3f′への電力供給を遮断する。
上記モータ2,2′が停止した時点には、ヘツ
ドランプ1,1′が露出完了状態にある。この時
点で、各露出制御用リレー4,4′が第1図で示
す状態に復帰したことにより、各タイマ回路7,
9におけるコンデンサC1及びC3が所定の時定数
で放電を開始する。例えば、実験によれば、第1
コンデンサC1は約0.2秒、第3コンデンサC3は該
第1コンデンサC1より長時間である約5秒程度
に時間設定をなされている。而して第1トランジ
スタT1はモータ2,2′の停止後において、第1
コンデンサC1の放電時定数に基づく所定時間だ
け、パツシング用リレーの作動を保持し、各ヘツ
ドランプ1,1′のハイビーム1a,1a′を点灯
させる。
その後、ライテイングスイツチ5を更にパツシ
ング操作すると、その操作に応じてハイビーム1
a,1a′が点滅する。また、第3トランジスタ
T3はモータ2,2′の停止後において、第3コン
デンサC3の放電時定数に基づく所定時間を経過
後に、遮断用リレー10のコイル10aを非励磁
に復帰させる。而して、直流電源VDDから制御
スイツチ部3,3′における第3固定端子3f,
3f′へ電力を供給されることにより、格納制御用
リレー11,11′のコイル11a,11a′が励
磁する。従つて、可動接点11b,11b′がON
になりモータ2,2′を駆動させる。その後、モ
ータ2,2′の駆動に伴い、制御スイツチ部3,
3′における回転盤3a,3a′が180°回転して第
1図で示す状態に復帰すると、格納制御用リレー
11,11aが元に復帰して、該モータ2,2′
を停止させる。
次に、ライテイングスイツチ5のスイツチモー
ドを段位置で且つD位置にセツトすると、第2
タイマ回路9における第3トランジスタT3はON
するが、遮断用リレー10のコイル10aには直
流電源VDDから電圧が印加されていない。また、
露出制御用リレー4,4′のコイル4a,4a′に
も直流電源VDDから電圧が印加されていない。
而して、モータ2,2′が駆動せず、左右のヘツ
ドランプ1,1′は格納状態にある。
その後、ライテイングスイツチ5のスイツチモ
ードを段位置で且つD位置にセツトすると、タ
イマ作動阻止回路8における第2トランジスタ
T2がONすることにより、第1タイマ回路7の第
1トランジスタT1はOFF、パツシング用リレー
6もOFFである。また、この時に第2タイマ回
路9における遮断用リレー10のコイル10aが
励磁し、可動接点10bを常開接点10cとの導
通に切換える。また、露出接点用リレー4,4′
のコイル4a,4a′励磁し、モータ2,2′を駆
動させて左右のヘツドランプ1,1′を露出させ
る。左右のヘツドランプ1,1′の露出が完了す
ると、露出制御用リレー4,4′が第1図の状態
に復帰することにより、ロービーム1b,1b′が
点灯する。
このロービーム1b,1b′の点灯状態におい
て、第1タイマ回路7が第1タイマ作動阻止回路
8によつて不作動であり、ライテイングスイツチ
の端子Cから該ロービーム1bとハイビーム1a
とパツシングリレー6のコイル6aと該第1タイ
マ7の第1トランジスタT1を介してアースされ
る回路が遮断されるので、この状態における該ハ
イビーム1a,1a′の点灯は阻止される。次に、
ライテイングスイツチ5のスイツチモードを段
位置で且つM位置にセツトすると、左右のヘツド
ランプ1,1′はハイビーム1a,1a′の点灯に
切換わる。
次に、ライテイングスイツチのスイツチモード
を段位置から段位置で且つD位置にセツトす
ると、左右のヘツドランプ1,1′が消灯状態に
なる。また、この時に第2タイマ回路9における
第1トランジスタT3がONであり、遮断用リレー
10のコイル10aには該ライテイングスイツチ
5の端子lから、可動接点10dと常開接点10
cを介して直流電源VDDの電圧を印加され続け
ている。而して、遮断用リレー10のコイル10
aが励磁状態を保持し、ヘツドランプ1,1′は
露出している。
次に、ライテイングスイツチ5のスイツチモー
ドがOFF位置において、イグニシヨンスイツチ
12の可動接点12aをOFFに切換え、1回パ
ツシング操作すると、前述のOFF位置でパツシ
ング操作した場合と同様、ヘツドランプ1,1′
の露出後にハイビーム1a,1a′が第1タイマ回
路7のタイマ時間だけ点灯する。しかし、イグニ
シヨンスイツチ12がOFFであり、制御スイツ
チ部3,3′の第3固定端子3f,3f′には、直
流電源VDDから電力供給をされない。而して、
格納制御用リレー11,11′が不作動であり、
モータ2,2′は駆動せず、ヘツドランプ1,
1′の露出状態を保持する。
その後、イグニシヨンスイツチ12の可動接点
12aをアクセサリ位置Accにセツトすることに
より、格納制御用リレー11,11′が作動して
モータ2,2′が駆動し、左右のヘツドランプ1,
1′を格納できる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、パツシン
グ操作時間の長さや操作回数に拘わらずタイマ時
間が均一となり、パツシング操作の終了後に速や
かにヘツドランプを格納できる。また外乱現象に
影響されず、安定した制御装置を提供できる。
更に、パツシングスイツチを操作すると、リト
ラクタブルヘツドランプは露出完了の時点から所
定時間を経過するまでの時間、いわゆる露出保持
時間を経過後に、再び格納される。
従つて、リトラクタブルヘツドランプが格納さ
れた状態から上記露出完了の状態に到達するまで
の時間、いわゆる露出駆動時間に変動があつて
も、上記露出保持時間は影響を受けない。
一般に、リトラクタブルヘツドランプを出没駆
動するモータや駆動機構は、周囲の環境変動など
により駆動抵抗が変化する。而して、上記露出駆
動時間は変動し易い。
しかし、本願考案は、リトラクタブルヘツドラ
ンプにおいて要求される、露出保持時間の正確性
及び均一性が十分に保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリトラクタブルヘツドラ
ンプ制御装置の一実施例を示す電気回路図、第2
図は第1図の構成のタイムチヤートである。 1,1′…ヘツドランプ、2,2′…モータ、
3,3′…制御スイツチ部、4,4′…露出制御用
リレー、5…ライテイングスイツチ、6…パツシ
ング用リレー、7…第1タイマ回路、8…タイマ
作動阻止回路、9…第2タイマ回路、10…遮断
用リレー、11…格納制御用リレー、12…イグ
ニシヨンスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 出没自在に装着されたリトラクタブルヘツドラ
    ンプと、該リトラクタブルヘツドランプを出没駆
    動するモータと、該モータに駆動信号を付与する
    と共に該リトラクタブルヘツドランプの点滅を指
    令するパツシングスイツチとを備えたリトラクタ
    ブルヘツドランプ制御装置において、 該モータの回転と連動し、該リトラクタブルヘ
    ツドランプの格納完了及び露出完了を検出して、
    該モータの駆動を停止させる制御スイツチ部と、 該制御スイツチ部における該露出完了の検出信
    号に応じ、所定時間にわたつて該モータのヘツド
    ランプ格納駆動を阻止するタイマ回路とを備えた
    ことを特徴とするリトラクタブルヘツドランプ制
    御装置。
JP1986043145U 1986-03-26 1986-03-26 Expired JPH0346977Y2 (ja)

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