JPH0346596Y2 - - Google Patents
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- JPH0346596Y2 JPH0346596Y2 JP1983127731U JP12773183U JPH0346596Y2 JP H0346596 Y2 JPH0346596 Y2 JP H0346596Y2 JP 1983127731 U JP1983127731 U JP 1983127731U JP 12773183 U JP12773183 U JP 12773183U JP H0346596 Y2 JPH0346596 Y2 JP H0346596Y2
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- transistor
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- resistor
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- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 9
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 9
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はブラシレスモータに使用して好適なブ
ラシレスモータのスイツチング回路に関する。
ラシレスモータのスイツチング回路に関する。
背景技術とその問題点
先に、例えばブラシレスモータのステータコイ
ルを駆動するブラシレスモータのスイツチング回
路として第1図に示す如きものが提案されてい
る。即ちこの第1図において、1はブラシレスモ
ータのステータコイルの内の1つを示し、このス
テータコイル1の一端が負荷電流検出器としての
抵抗器2を介して接地され、このステータコイル
1の他端がスイツチング用のPNP形のトランジ
スタ3のコレクタに接続され、このトランジスタ
3のエミツタが直流電源4の正極に接続され、こ
の直流電源4の負極が接地される。又、ステータ
コイル1及び抵抗器2の接続点が差動増幅器5の
非反転入力端子に接続され、この差動増幅器5の
出力端子がNPN形のトランジスタ6のベースに
接続され、このトランジスタ6のエミツタが抵抗
器7を介して接地されると共に、このトランジス
タ6のエミツタ及び抵抗器7の接続点が差動増幅
器5の反転入力端子に接続される。更に、トラン
ジスタ6のコレクタがトランジスタ3のベースに
接続されると共にアイドリング用の定電流源8を
介して接地される。尚、この第1図においてはブ
ラシレスモータに設けられる例えば3つのステー
タコイルの内の1つのステータコイル1及びこの
ステータコイル1に直列に接続されたトランジス
タ3を抜き出して示すと共に、このトランジスタ
3がオンとなされた状態を示す。
ルを駆動するブラシレスモータのスイツチング回
路として第1図に示す如きものが提案されてい
る。即ちこの第1図において、1はブラシレスモ
ータのステータコイルの内の1つを示し、このス
テータコイル1の一端が負荷電流検出器としての
抵抗器2を介して接地され、このステータコイル
1の他端がスイツチング用のPNP形のトランジ
スタ3のコレクタに接続され、このトランジスタ
3のエミツタが直流電源4の正極に接続され、こ
の直流電源4の負極が接地される。又、ステータ
コイル1及び抵抗器2の接続点が差動増幅器5の
非反転入力端子に接続され、この差動増幅器5の
出力端子がNPN形のトランジスタ6のベースに
接続され、このトランジスタ6のエミツタが抵抗
器7を介して接地されると共に、このトランジス
タ6のエミツタ及び抵抗器7の接続点が差動増幅
器5の反転入力端子に接続される。更に、トラン
ジスタ6のコレクタがトランジスタ3のベースに
接続されると共にアイドリング用の定電流源8を
介して接地される。尚、この第1図においてはブ
ラシレスモータに設けられる例えば3つのステー
タコイルの内の1つのステータコイル1及びこの
ステータコイル1に直列に接続されたトランジス
タ3を抜き出して示すと共に、このトランジスタ
3がオンとなされた状態を示す。
ブラシレスモータはステータコイル1に直列に
接続されたトランジスタ3が所定のタイミングで
スイツチング動作させられることによりステータ
コイル1に駆動電流が流され、ロータが回転させ
られる。
接続されたトランジスタ3が所定のタイミングで
スイツチング動作させられることによりステータ
コイル1に駆動電流が流され、ロータが回転させ
られる。
このブラシレスモータの起動時においては、ト
ランジスタ6及び3が夫々オフとなされた状態で
アイドリング用の定電流源8によりトランジスタ
3のベースに微小なアイドリング電流I1が流され
る。そして、このアイドリング電流1に応じて
トランジスタ3にコレクタ電流ICが流され、この
コレクタ電流ICにより抵抗器2の両端間に電圧が
生じ、この電圧が差動増幅器5の非反転入力端子
に供給され、この差動増幅器5によりトランジス
タ6が駆動され、トランジスタ3のベースからト
ランジスタ6のコレクタに電流IBが流れ込み、以
下負荷としてのステータコイル1に流れるトラン
ジスタ3のコレクタ電流ICが抵抗器2により検出
され、差動増幅器5、トランジスタ6及び抵抗器
7によりトランジスタ3のコレクタ電流ICに比例
した電流IBがトランジスタ3のベース電流として
流される。従つて、トランジスタ3のコレクタ電
流ICに対するそのベース電流(≒IB)の比IC/IB
が常に一定となる状態で起動時の非常に大きな駆
動電流(以下、最大駆動電流という。)及び定格
回転時の比較的小さな駆動電流(最大駆動電流の
1/3〜1/10程度)が得られ、起動時及び定格回転
時にかかわらず最大駆動電流が得られるようにト
ランジスタ3のベース電流を設定するものに比
べ、比較的小さな駆動電流が得られればよい定格
回転時に無駄なベース電流が流れることがない。
ランジスタ6及び3が夫々オフとなされた状態で
アイドリング用の定電流源8によりトランジスタ
3のベースに微小なアイドリング電流I1が流され
る。そして、このアイドリング電流1に応じて
トランジスタ3にコレクタ電流ICが流され、この
コレクタ電流ICにより抵抗器2の両端間に電圧が
生じ、この電圧が差動増幅器5の非反転入力端子
に供給され、この差動増幅器5によりトランジス
タ6が駆動され、トランジスタ3のベースからト
ランジスタ6のコレクタに電流IBが流れ込み、以
下負荷としてのステータコイル1に流れるトラン
ジスタ3のコレクタ電流ICが抵抗器2により検出
され、差動増幅器5、トランジスタ6及び抵抗器
7によりトランジスタ3のコレクタ電流ICに比例
した電流IBがトランジスタ3のベース電流として
流される。従つて、トランジスタ3のコレクタ電
流ICに対するそのベース電流(≒IB)の比IC/IB
が常に一定となる状態で起動時の非常に大きな駆
動電流(以下、最大駆動電流という。)及び定格
回転時の比較的小さな駆動電流(最大駆動電流の
1/3〜1/10程度)が得られ、起動時及び定格回転
時にかかわらず最大駆動電流が得られるようにト
ランジスタ3のベース電流を設定するものに比
べ、比較的小さな駆動電流が得られればよい定格
回転時に無駄なベース電流が流れることがない。
ところで、トランジスタのhfe−IC特性は第2図
に示す如く負荷電流としてのコレクタ電流ICがあ
る点において最大となりその両側では小さくな
る。上述第1図に示すものにおいてはコレクタ電
流ICに対するそのベース電流IBの比IC/IBを一定
にして最大駆動電流時にあわせて比IC/IBの設定
を行なわなければならない。しかし、モータにお
いては最大駆動電流が流れるのは起動時だけであ
り、電流増幅率hfeを最大駆動電流時にあわせて
しまうと、定格回転時に駆動電流としてのコレク
タ電流ICが比較的小さい為第2図のhfe−IC特性曲
線で示されるように電流増幅率hfeは最大駆動電
流時に比べて大きく駆動電流としてのコレクタ電
流ICに比例してベース電流IBを制御する第1図に
示すものにおいてもまた無駄なベース電流が流れ
ていた。
に示す如く負荷電流としてのコレクタ電流ICがあ
る点において最大となりその両側では小さくな
る。上述第1図に示すものにおいてはコレクタ電
流ICに対するそのベース電流IBの比IC/IBを一定
にして最大駆動電流時にあわせて比IC/IBの設定
を行なわなければならない。しかし、モータにお
いては最大駆動電流が流れるのは起動時だけであ
り、電流増幅率hfeを最大駆動電流時にあわせて
しまうと、定格回転時に駆動電流としてのコレク
タ電流ICが比較的小さい為第2図のhfe−IC特性曲
線で示されるように電流増幅率hfeは最大駆動電
流時に比べて大きく駆動電流としてのコレクタ電
流ICに比例してベース電流IBを制御する第1図に
示すものにおいてもまた無駄なベース電流が流れ
ていた。
考案の目的
本考案は斯かる点に鑑みベース電流による無駄
な電力消費及び発熱を比較的少なくできるものを
得ることを目的とする。
な電力消費及び発熱を比較的少なくできるものを
得ることを目的とする。
考案の概要
本考案は、ステータコイルに直列にスイツチン
グ用のトランジスタ及びステータコイルに流れる
負荷電流を検出する負荷電流検出器を接続し、こ
の負荷電流検出器に関連して非直線性の増幅器を
設け、この増幅器の出力端子をトランジスタのベ
ースに接続し、上記トランジスタにアイドリング
電流を流すと共に増幅器により負荷電流の変化に
応じて、負荷電流の変化に対するトランジスタ自
身の電流増幅率の変化分及び変化の割合をも考慮
した状態でベース電流を流すようにしたことによ
り、ベース電流による無駄な電力消費及び発熱を
比較的少なくすることができるようにしたもので
ある。
グ用のトランジスタ及びステータコイルに流れる
負荷電流を検出する負荷電流検出器を接続し、こ
の負荷電流検出器に関連して非直線性の増幅器を
設け、この増幅器の出力端子をトランジスタのベ
ースに接続し、上記トランジスタにアイドリング
電流を流すと共に増幅器により負荷電流の変化に
応じて、負荷電流の変化に対するトランジスタ自
身の電流増幅率の変化分及び変化の割合をも考慮
した状態でベース電流を流すようにしたことによ
り、ベース電流による無駄な電力消費及び発熱を
比較的少なくすることができるようにしたもので
ある。
実施例
以下、第3図乃至第5図を参照しながら本考案
ブラシレスモータのスイツチング回路の一実施例
について説明しよう。この第3図において第1図
と対応する部分に同一符号を付してその詳細な説
明は省略する。
ブラシレスモータのスイツチング回路の一実施例
について説明しよう。この第3図において第1図
と対応する部分に同一符号を付してその詳細な説
明は省略する。
第3図において、9はステータコイル1及び負
荷電流検出用の抵抗器2の接続点と差動増幅器5
の非反転入力端子との間に設けた非直線性の増幅
器であり、この非直線性の増幅器9は第4図に実
線で示す如く入力電圧に対して右下がりの指数関
数で表される関係をもつた出力電圧を発生する。
8はアイドリング用の電源である。その他は第1
図に示す実施例と同様に構成する。
荷電流検出用の抵抗器2の接続点と差動増幅器5
の非反転入力端子との間に設けた非直線性の増幅
器であり、この非直線性の増幅器9は第4図に実
線で示す如く入力電圧に対して右下がりの指数関
数で表される関係をもつた出力電圧を発生する。
8はアイドリング用の電源である。その他は第1
図に示す実施例と同様に構成する。
斯かる構成に依れば所定のタイミングでトラン
ジスタ3がスイツチング動作させられることによ
りステータコイル1に駆動電流が流され、ロータ
が回転させられる。この場合、抵抗器2の両端間
に電圧が生じ、この電圧が非直線性の増幅器9に
供給されると、この電圧に対して第4図に実線に
て示す如き指数関数で表される関係をもつた出力
電圧が差動増幅器5の非反転入力端子に供給さ
れ、この差動増幅器5により非直線性の増幅器9
の出力電圧に比例してトランジスタ6及び3が
夫々駆動される。このとき、駆動電流としてのト
ランジスタ3のコレクタ電流ICとこのトランジス
タ3のベース電流IBとの比IC/IBは非直線性の増
幅器9の出力電圧とそれに対する入力電圧との比
で表すことができる。そして、この増幅器9の出
力電圧とそれに対する入力電圧との比は第4図に
実線にて示される曲線上の動作点と座標原点とを
結ぶ線分の縦軸に対する傾きとなる。第5図に縦
軸にこの傾きをとり、横軸にコレクタ電流ICをと
つて、コレクタ電流ICに対するこの傾きの変化を
実線にて示す。この第5図に示すようにコレクタ
電流ICが減少傾向にある起動時から定格回転時に
かけて比IC/IBは増加傾向となる。このことは起
動時から定格回転時にかけて減少する駆動電流と
してのコレクタ電流ICよりもベース電流IBがその
ときの比IC/IBの増加分だけ大きな割合で減少す
ることを表わしている。従つて、起動時から定格
回転時にかけての比IC/IBの増加分がトランジス
タ3の起動時から定格回転時にかけてのコレクタ
電流ICに対する電流増幅率hfeの増加分に略対応
し、コレクタ電流ICの変化に対するトランジスタ
3自身の電流増幅率hfeの変化分も考慮した状態
でベース電流IBが流され、起動時から定格回転時
まで無駄なベース電流IBが流れない。
ジスタ3がスイツチング動作させられることによ
りステータコイル1に駆動電流が流され、ロータ
が回転させられる。この場合、抵抗器2の両端間
に電圧が生じ、この電圧が非直線性の増幅器9に
供給されると、この電圧に対して第4図に実線に
て示す如き指数関数で表される関係をもつた出力
電圧が差動増幅器5の非反転入力端子に供給さ
れ、この差動増幅器5により非直線性の増幅器9
の出力電圧に比例してトランジスタ6及び3が
夫々駆動される。このとき、駆動電流としてのト
ランジスタ3のコレクタ電流ICとこのトランジス
タ3のベース電流IBとの比IC/IBは非直線性の増
幅器9の出力電圧とそれに対する入力電圧との比
で表すことができる。そして、この増幅器9の出
力電圧とそれに対する入力電圧との比は第4図に
実線にて示される曲線上の動作点と座標原点とを
結ぶ線分の縦軸に対する傾きとなる。第5図に縦
軸にこの傾きをとり、横軸にコレクタ電流ICをと
つて、コレクタ電流ICに対するこの傾きの変化を
実線にて示す。この第5図に示すようにコレクタ
電流ICが減少傾向にある起動時から定格回転時に
かけて比IC/IBは増加傾向となる。このことは起
動時から定格回転時にかけて減少する駆動電流と
してのコレクタ電流ICよりもベース電流IBがその
ときの比IC/IBの増加分だけ大きな割合で減少す
ることを表わしている。従つて、起動時から定格
回転時にかけての比IC/IBの増加分がトランジス
タ3の起動時から定格回転時にかけてのコレクタ
電流ICに対する電流増幅率hfeの増加分に略対応
し、コレクタ電流ICの変化に対するトランジスタ
3自身の電流増幅率hfeの変化分も考慮した状態
でベース電流IBが流され、起動時から定格回転時
まで無駄なベース電流IBが流れない。
上述においては簡単の為、アイドリング用の電
源8によいては無視した場合について述べたけれ
ども、ここでアイドリング用の電源8を考慮した
場合について更に説明する。
源8によいては無視した場合について述べたけれ
ども、ここでアイドリング用の電源8を考慮した
場合について更に説明する。
アイドリング用の電源8が非直線性の増幅器9
に接続されると、その分だけ第4図において実線
にて示す曲線が点線にて示す曲線のように縦軸に
平行でかつ出力電圧の増加方向に移動する。そし
て、この点線にて示された曲線上の動作点と座標
原点とを結ぶ線分の縦軸に対する傾きを第5図に
点線にて示す。この場合、傾きは入力電圧が増加
するに従つて大きくなり、ある動作点で最大とな
りそれ以後は減少するという上に凸な曲線とな
る。この第5図に点線にて示す曲線が第2図に示
すトランジスタ3自身のhfe−IC特性曲線と略同一
形状となる。従つて、起動時から定格回転時にか
けての比IC/IBの増加分がトランジスタ3の起動
時から定格回転時にかけてのコレクタ電流ICに対
する電流増幅率hfeの増加分及び増加する変化の
割合がよりよく対応し、コレクタ電流ICの変化に
対するトランジスタ3自身の電流増幅率hfeの変
化分及び変化の割合も考慮した状態でベース電流
IBが流され、起動時から定格回転時まで無駄なベ
ース電流IBが流れない。
に接続されると、その分だけ第4図において実線
にて示す曲線が点線にて示す曲線のように縦軸に
平行でかつ出力電圧の増加方向に移動する。そし
て、この点線にて示された曲線上の動作点と座標
原点とを結ぶ線分の縦軸に対する傾きを第5図に
点線にて示す。この場合、傾きは入力電圧が増加
するに従つて大きくなり、ある動作点で最大とな
りそれ以後は減少するという上に凸な曲線とな
る。この第5図に点線にて示す曲線が第2図に示
すトランジスタ3自身のhfe−IC特性曲線と略同一
形状となる。従つて、起動時から定格回転時にか
けての比IC/IBの増加分がトランジスタ3の起動
時から定格回転時にかけてのコレクタ電流ICに対
する電流増幅率hfeの増加分及び増加する変化の
割合がよりよく対応し、コレクタ電流ICの変化に
対するトランジスタ3自身の電流増幅率hfeの変
化分及び変化の割合も考慮した状態でベース電流
IBが流され、起動時から定格回転時まで無駄なベ
ース電流IBが流れない。
以上述べた如く本例によれば、起動時から定格
回転時にかけての駆動電流としてのコレクタ電流
ICの変化に応じてトランジスタ3自身の電流増幅
率hfeの変化分及び変化の割合をも考慮した状態
でベース電流IBを流すことができるもので、起動
時から定格回転時まで無駄なベース電流IBが流れ
ず、ベース電流IBによる無駄な電力消費及び発熱
を比較的少なくすることができる利益がある。
回転時にかけての駆動電流としてのコレクタ電流
ICの変化に応じてトランジスタ3自身の電流増幅
率hfeの変化分及び変化の割合をも考慮した状態
でベース電流IBを流すことができるもので、起動
時から定格回転時まで無駄なベース電流IBが流れ
ず、ベース電流IBによる無駄な電力消費及び発熱
を比較的少なくすることができる利益がある。
尚、アイドリング用の電源としては、定電流源
8を差動増幅器5の出力端子及びトランジスタ6
のベースの接続点と接地との間に接続するか又
は、アイドリング用の電源として定電圧源を差動
増幅器5の非反転入力端子及び抵抗器4の接続点
と接地との間に接続するようにしても良い。
8を差動増幅器5の出力端子及びトランジスタ6
のベースの接続点と接地との間に接続するか又
は、アイドリング用の電源として定電圧源を差動
増幅器5の非反転入力端子及び抵抗器4の接続点
と接地との間に接続するようにしても良い。
第6図に上述例を具体化した例を示す。この第
6図において第3図と対応する部分に同一符号を
付しその詳細な説明は省略する。
6図において第3図と対応する部分に同一符号を
付しその詳細な説明は省略する。
第6図において、4は電圧値V1の直流電源を
示し、この直流電源4の正極をスイツチング用の
PNP形のトランジスタ3aのエミツタに接続し、
このトランジスタ3aのステータコイル1aの一
端に接続し、このステータコイル1aの他端を負
荷電流検出用の抵抗値RNFの抵抗器2を介して接
地する。又、このトランジスタ3a及びステータ
コイル1aと同様に直流電源4と抵抗器2との間
にスイツチング用のPNP形のトランジスタ3b,
3c及びステータコイル1b,1cを夫々接続す
る。抵抗器2及びステータコイル1a,1b,1
cの接続点に得られる電圧を差動増幅器9aの非
反転入力端子に供給し、この差動増幅器9aの出
力端子をNPN形のトランジスタ9bのベースに
接続し、このトランジスタ9bのエミツタを抵抗
器9c及び抵抗値R1の抵抗器9dの直列回路を
介して接地すると共に、この抵抗器9c及び9b
の接続点を差動増幅器9aの反転入力端子に接続
する。又、正の直流電圧VCCが供給される電源端
子10を抵抗値R2の抵抗器9eを介してPNP形
のトランジスタ9fのエミツタに接続し、このト
ランジスタ9fのベース及びコレクタを共にトラ
ンジスタ9bのコレクタに接続すると共に、電源
端子10をトランジスタ9fと同様のPNP形の
トランジスタ9gのエミツタに接続し、このトラ
ンジスタ9gのベースをトランジスタ9fのベー
スに接続し、このトランジスタ9gのコレクタを
抵抗値R3の抵抗器9hを介して接地する。又、
トランジスタ9gのコレクタ及び抵抗器9hの接
続点を差動増幅器5の非反転入力端子に接続し、
この差動増幅器5の出力端子を切換スイツチ11
の可動接点11pに接続する。この切換スイツチ
11は所定のタイミングで順次可動接点11pが
固定接点11a,11b,11c,11a,…に
順次接続する如く切り換えられる。この切換スイ
ツチ11の固定接点11aをNPN形のトランジ
スタ6aのベースに接続し、このトランジスタ6
aのエミツタを抵抗値R4の抵抗器7aを介して
接地し、このトランジスタ6aのコレクタをトラ
ンジスタ3aのベースに接続する。同様に切換ス
イツチ11の固定接点11b及び11cを夫々
NPN形のトランジスタ6b及び6cのベースに
接続し、このトランジスタ6b及び6cのエミツ
タを夫々抵抗値R4の抵抗器7b及び7cを介し
て接地する。又、トランジスタ6aのエミツタを
抵抗器12aを介して差動増幅器5の反転入力端
子に接続し、同様にトランジスタ6b及び6cの
エミツタを夫々抵抗器12b及び12cを介して
差動増幅器5の反転入力端子に接続する。その他
は従来と同様に構成する。
示し、この直流電源4の正極をスイツチング用の
PNP形のトランジスタ3aのエミツタに接続し、
このトランジスタ3aのステータコイル1aの一
端に接続し、このステータコイル1aの他端を負
荷電流検出用の抵抗値RNFの抵抗器2を介して接
地する。又、このトランジスタ3a及びステータ
コイル1aと同様に直流電源4と抵抗器2との間
にスイツチング用のPNP形のトランジスタ3b,
3c及びステータコイル1b,1cを夫々接続す
る。抵抗器2及びステータコイル1a,1b,1
cの接続点に得られる電圧を差動増幅器9aの非
反転入力端子に供給し、この差動増幅器9aの出
力端子をNPN形のトランジスタ9bのベースに
接続し、このトランジスタ9bのエミツタを抵抗
器9c及び抵抗値R1の抵抗器9dの直列回路を
介して接地すると共に、この抵抗器9c及び9b
の接続点を差動増幅器9aの反転入力端子に接続
する。又、正の直流電圧VCCが供給される電源端
子10を抵抗値R2の抵抗器9eを介してPNP形
のトランジスタ9fのエミツタに接続し、このト
ランジスタ9fのベース及びコレクタを共にトラ
ンジスタ9bのコレクタに接続すると共に、電源
端子10をトランジスタ9fと同様のPNP形の
トランジスタ9gのエミツタに接続し、このトラ
ンジスタ9gのベースをトランジスタ9fのベー
スに接続し、このトランジスタ9gのコレクタを
抵抗値R3の抵抗器9hを介して接地する。又、
トランジスタ9gのコレクタ及び抵抗器9hの接
続点を差動増幅器5の非反転入力端子に接続し、
この差動増幅器5の出力端子を切換スイツチ11
の可動接点11pに接続する。この切換スイツチ
11は所定のタイミングで順次可動接点11pが
固定接点11a,11b,11c,11a,…に
順次接続する如く切り換えられる。この切換スイ
ツチ11の固定接点11aをNPN形のトランジ
スタ6aのベースに接続し、このトランジスタ6
aのエミツタを抵抗値R4の抵抗器7aを介して
接地し、このトランジスタ6aのコレクタをトラ
ンジスタ3aのベースに接続する。同様に切換ス
イツチ11の固定接点11b及び11cを夫々
NPN形のトランジスタ6b及び6cのベースに
接続し、このトランジスタ6b及び6cのエミツ
タを夫々抵抗値R4の抵抗器7b及び7cを介し
て接地する。又、トランジスタ6aのエミツタを
抵抗器12aを介して差動増幅器5の反転入力端
子に接続し、同様にトランジスタ6b及び6cの
エミツタを夫々抵抗器12b及び12cを介して
差動増幅器5の反転入力端子に接続する。その他
は従来と同様に構成する。
斯かる構成によれば、切換スイツチ11が順次
切り換えられ、トランジスタ3a,3b及び3c
が夫々順次スイツチング動作され、順次ステータ
コイル1a,1b,1c,1a,……が駆動され
る。この場合、例えば第5図に示す如くステータ
コイル1aが駆動されるとき、ステータコイル1
aに流れる負荷電流としてのコレクタ電流ICが抵
抗器2に流れ、この抵抗器2の両端間に生じる電
圧RNF・ICが非直線性の増幅器9に供給される。
このとき、差動増幅器9aによりこの電圧RNF・
ICに応じてトランジスタ9bが駆動されこのトラ
ンジスタ9bによりトランジスタ9f及び9gが
夫々駆動される。このとき、トランジスタ9f及
び9gのコレクタに流れるコレクタ電流I2及び
IBCTLは I2=RNF/R1・IC …(1) VT:サーマルボルテージ となる。このコレクタ電流IBCTLは電圧RNF・ICが
電流に変換されたものであり、この電流IBCTLによ
り抵抗器9hに電圧R3・IBCTLを生じ、この電圧
R3・IBCTLが差動増幅器5に供給され、この差動
増幅器5によりトランジスタ6a,3aが夫々駆
動される。このとき、トランジスタ3aに流れる
ベース電流IBは IB=R3/R4・IBCTL …(3) となる。
切り換えられ、トランジスタ3a,3b及び3c
が夫々順次スイツチング動作され、順次ステータ
コイル1a,1b,1c,1a,……が駆動され
る。この場合、例えば第5図に示す如くステータ
コイル1aが駆動されるとき、ステータコイル1
aに流れる負荷電流としてのコレクタ電流ICが抵
抗器2に流れ、この抵抗器2の両端間に生じる電
圧RNF・ICが非直線性の増幅器9に供給される。
このとき、差動増幅器9aによりこの電圧RNF・
ICに応じてトランジスタ9bが駆動されこのトラ
ンジスタ9bによりトランジスタ9f及び9gが
夫々駆動される。このとき、トランジスタ9f及
び9gのコレクタに流れるコレクタ電流I2及び
IBCTLは I2=RNF/R1・IC …(1) VT:サーマルボルテージ となる。このコレクタ電流IBCTLは電圧RNF・ICが
電流に変換されたものであり、この電流IBCTLによ
り抵抗器9hに電圧R3・IBCTLを生じ、この電圧
R3・IBCTLが差動増幅器5に供給され、この差動
増幅器5によりトランジスタ6a,3aが夫々駆
動される。このとき、トランジスタ3aに流れる
ベース電流IBは IB=R3/R4・IBCTL …(3) となる。
この様な具体例においても上述第3図に示す実
施例と同様起動時から定格回転時にかけての駆動
電流としてのコレクタ電流ICの変化に応じてトラ
ンジスタ3自身の電流増幅率hfeの変化分及び変
化の割合にも対応した状態でベース電流IBを流す
ことができるので、起動時から定格回転時まで無
駄なベース電流IBが流れず、ベース電流IBによる
無駄な電力消費及び発熱を比較的少なくすること
ができる利益がある。
施例と同様起動時から定格回転時にかけての駆動
電流としてのコレクタ電流ICの変化に応じてトラ
ンジスタ3自身の電流増幅率hfeの変化分及び変
化の割合にも対応した状態でベース電流IBを流す
ことができるので、起動時から定格回転時まで無
駄なベース電流IBが流れず、ベース電流IBによる
無駄な電力消費及び発熱を比較的少なくすること
ができる利益がある。
尚、本考案は上述実施例に限らず本考案の要旨
を逸脱することなくその他種々の構成を取り得る
ことは勿論である。
を逸脱することなくその他種々の構成を取り得る
ことは勿論である。
考案の効果
本考案ブラシレスモータのスイツチング回路に
よれば、非常に大きなコレクタ電流を必要とする
とき(起動時)から比較的小さなコレクタ電流を
必要とするとき(定格回転時)にかけてのコレク
タ電流の変化に応じて、このコレクタ電流の変化
に対するトランジスタ自身の電流増幅率の変化分
及び変化の割合をも考慮した状態でベース電流を
流すことができるので、非常に大きなコレクタ電
流から比較的小さなコレクタ電流まで無駄なベー
ス電流が流れず、ベース電流による無駄な電力消
費及び発熱を比較的少なくすることができる利益
がある。
よれば、非常に大きなコレクタ電流を必要とする
とき(起動時)から比較的小さなコレクタ電流を
必要とするとき(定格回転時)にかけてのコレク
タ電流の変化に応じて、このコレクタ電流の変化
に対するトランジスタ自身の電流増幅率の変化分
及び変化の割合をも考慮した状態でベース電流を
流すことができるので、非常に大きなコレクタ電
流から比較的小さなコレクタ電流まで無駄なベー
ス電流が流れず、ベース電流による無駄な電力消
費及び発熱を比較的少なくすることができる利益
がある。
第1図は従来のブラシレスモータのスイツチン
グ回路の例を示す構成図、第2図はトランジスタ
のhfe−IC特性を示す線図、第3図は本考案ブラシ
レスモータのスイツチング回路の一実施例を示す
構成図、第4図及び第5図は夫々第3図の説明に
供する線図、第6図は第3図の具体例を示す回路
図である。 1,1a,1b及び1cは夫々負荷としてのス
テータコイル、2は抵抗器、3,3a,3b及び
3cは夫々スイツチング用のトランジスタ、8は
アイドリング用の電源、9は非直線性の増幅器、
11は切換スイツチである。
グ回路の例を示す構成図、第2図はトランジスタ
のhfe−IC特性を示す線図、第3図は本考案ブラシ
レスモータのスイツチング回路の一実施例を示す
構成図、第4図及び第5図は夫々第3図の説明に
供する線図、第6図は第3図の具体例を示す回路
図である。 1,1a,1b及び1cは夫々負荷としてのス
テータコイル、2は抵抗器、3,3a,3b及び
3cは夫々スイツチング用のトランジスタ、8は
アイドリング用の電源、9は非直線性の増幅器、
11は切換スイツチである。
Claims (1)
- ステータコイルに直列にスイツチング用のトラ
ンジスタ及び上記ステータコイルに流れる負荷電
流を検出する負荷電流検出器を接続し、該負荷電
流検出器に関連して非直線性の増幅器を設け、該
増幅器の出力端子を上記トランジスタのベースに
接続し、上記トランジスタにアイドリング電流を
流すと共に上記増幅器により上記負荷電流の変化
に応じて、上記負荷電流の変化に対する上記トラ
ンジスタ自身の電流増幅率の変化分及び変化の割
合にも対応した状態でベース電流を流すようにし
たことを特徴とするブラシレスモータのスイツチ
ング回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983127731U JPS6035638U (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | ブラシレスモータのスイッチング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983127731U JPS6035638U (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | ブラシレスモータのスイッチング回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6035638U JPS6035638U (ja) | 1985-03-12 |
JPH0346596Y2 true JPH0346596Y2 (ja) | 1991-10-02 |
Family
ID=30290004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983127731U Granted JPS6035638U (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | ブラシレスモータのスイッチング回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035638U (ja) |
-
1983
- 1983-08-18 JP JP1983127731U patent/JPS6035638U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6035638U (ja) | 1985-03-12 |
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