JPH0346496A - 携帯通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小型軽量の携帯機を用いた無線電話通信に利用
する。

本発明は、携帯機を屋内モードと屋外モードとで切替可
能とし、屋外モードの発呼時にはその携帯機に割り当て
られた識別番号に対して課金処理を行うことにより、コ
ードレス電話の通話可能エリアを屋外まで拡大するもの
である。

〔従来の技術〕

第７図は従来のコードレス電話方式の構成を示すブロッ
ク図であり、第８図および第９図はそれぞれ接続装置と
コードレス電話機の構成を示すブロック図である。

電話機１０は接続装置１１と無線により接続される。

接続装置１１は屋内の接続端子であるローゼット１２に
接続される。ローゼット１２には通常の固定電話機１３
も並列に接続される。ローゼット１３は加入者線１４を
介して交換機１５に接続される。

接続装置１１は送受信機１１１、シンセサイザ１１２、
制御回路１１３、加入者線インタフェース回路１１４に
より構成される。加入者線インタフェース回路１１４は
交換機１５との間で着呼信号（１６Ｈｚ）検出、ループ
検出その他の２線回線設定制御を行う。これは通常の固
定電話機がもつ機能と同等である。送受信機１１１はい
わゆる無線機である。シンセサイザ１１２は送受信機１
１１の局部発振器であり、送受信機１１１を所定の通信
チャネルに設定する。制御回路１１３は接続装置全体の
動作を制御する。

コードレス電話機１０は送受信機１０１、シンセサイザ
１０２、制御回路１０３、送受話回路１０４、ダイヤル
１０５により構成される。送受信機１０１、シンセサイ
ザ１０２の機能は接続装置１１のそれと同等である。送
受話回路１０４は送受話器のインタフェース機能を有す
る。ダイヤル１０５は操作者がダイヤル人力する部分で
ある。

コードレス電話機１０と接続装置１１との間の無線回線
設定制御機能には種々のものがあるが、接続装置１１と
コードレス電話機１０は、基本的には固定電話機１３と
同等の位置付けとなる。したがって、外部の電話機から
のこのコードレス’７４　話ＩＲ１０への着信は、交換
機１５、加入者線１４を通じて、固定電話機１３の電話
番号を用いて行われる。また、コードレス電話機１０か
らの発信も、固定電話機１３からの発信と同様に行われ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のコードレス電話方式では、コードレス電話機が加
入者線の番号によりアクセスされ、固有の番号をもたな
いので、対となった接続装置が有するエリアでしか使用
できず、接続エリアが狭い。

また、他の接続装置が有するエリアでも使用可能な方式
（ローミング機能）も知られているが、この方式のため
には、網内にそのコードレス電話機の親の接続装置に相
当する加入者番号とコードレス電話機が現に所属するエ
リアの加入者線番号との対応表を蓄積する必要がある。

また、この場合でも、屋内でしか通信できず、エリアが
限定さ゛れるという欠点があった。

また、屋外には自動車電話サービスが提供されているが
、これを用いるためには専用の移動機が必要となり、安
価なコードレス電話機では自動車電話サービスは受けら
れない。

本発明は、以上の課題を解決し、コードレス電話方式を
屋外でも通信可能なように機能拡張した携帯通信方式を
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の携帯通信方式は、携帯機に、その動作モードを
屋内モードと屋外モードとで切り替える切替手段と、屋
外モードの発呼時には発呼信号にその携帯機に固有に割
り当てられた識別番号を付加して送信する手段とを備え
、回線接続手段に、識別番号を含む発呼信号が到来した
ときにはその識別番号に対応して接続処理および課金処
理を行う手段を備えたことを特徴とする。

〔作　用〕

携帯機は屋内モードと屋外モードとの切替えが可能であ
り、屋内モードでは通常のコードレス電話機と同等に動
作し、屋外モード時には発呼専用となる。無線接続装置
を経由して携帯機を電話網に接続する回線接続手段は、
識別番号を含む発呼信号が到来したとき、すなわち屋外
モードの携帯機からの発呼時には、その発呼信号を経由
した無線接続装置に接続された加入者線の電話番号では
なく、携帯機の識別番号に対応して課金処理を行う。

〔実施例〕

第１図は本発明実施例の携帯通信方式を示すブロック構
成図である。

この方式は、携帯機４と、この携帯機４が無線接続され
る無線接続装置３と、この無線接続装置３を電話網に回
線接続する回線接続手段として制御装置５および交換機
７とを備える。

ここで本実施例の特徴とするところは、携帯機４が、そ
の動作モードを屋内モードと屋外モードとで切り替える
ことができ、屋外モードの発呼時には発呼信号にその携
帯機に固有に割り当てられた識別番号を付加して送信し
、制御装置５は識別番号を含む発呼信号が到来したとき
にはその識別番号に対応して接続処理および課金処理を
行うことにある。

携帯機４は従来のコードレス電話機に屋内、屋外切替ス
イッチが設けられた形態をもち、電話番号（加入者線番
号）とは異なる固有の識別番号（ＰＩＤ）を有する。無
線接続装置３は従来のコードレス電話用接続装置と同等
である。交換機７は従来の市内交換機に課金停止機能が
付加されたものである。ホームメモリ２は携帯機４の加
入者情報を記憶する。具体的には、ＰＩＤと課金情報、
加入情報、料金支払い情報その他をテーブルとして記憶
する。屋外モードの携帯機４は発信専用であるから、ホ
ームメモリ２に携帯機４の位置情報を記憶させる必要は
ない。制御装置５は、交換機７に加入者線１４で接続さ
れ、接続装置３には共通線その他で接続される。また、
ホームメモリ２には共通線で接続される。この制？ｌＩ
＋装置５は、ＰＩＤ検出機能、通話スイッチ制御機能、
ホームメモリ制御機能、信号変換機能、２線回線接続機
能その他の機能を有する。

制御装置５は、例えば、市内交換機のエリアに対応して
設置される。ホームメモリ２は制御装置５に対応して設
けられ、サービス区域内の全携帯機の情報を記憶する。

日本全国を連続的にサービスエリアとする場合には、ホ
ームメモリ２は全加入者の情報を記憶する必要がある。

無線接続装置３は、例えば、駅構内、盛り場、イベント
会場等に設置される。

交換機７には、屋内用のコードレス電話機も接続される
。これは従来と同様である。

本発明の機能を明確にするために、屋外における携帯機
の接続シーケンスを説明する。屋外では発信専用である
から、位置登録と着呼機能はない。

そこで、発呼シーケンスと終話シーケンスとについて説
明する。

第３図は発呼シーケンスを示す。

携帯機４は、操作者がオフフックすると発呼信号を送信
する。この信号は通常はディジタル形式である。第４図
に発呼信号形式の一例を示す。６１はプリアンプルであ
り、接続装置３での直流ドリフト補正やクロック再生の
ために必要である。このプリアンプル６↓として、通常
は「Ｏｌ」の繰り返しパターンを用いる。６２はスター
ト符号であり、フレーム同期をとるために用いる特定の
ビットパターンである。６３は携帯機のＰＩＤである。

６４は制御種別信号であり、発呼信号の一時は発呼信号
に該当するコードとなる。６５は誤り制御用チエツクビ
ア）であり、通常はＢＣＨ符号等のブロック符号を用い
、ＰＩＤと制御種別データに対してパリティ生成行列に
まり生成する。

発呼信号を受信した接続装置３は、チエツクビット６５
により誤り検出・訂正を行い、誤りなく発信できたとき
、この信号を制御装置５に送出する。

接続装置４と制御装置５の間は有線区間なので、この信
号形式としては例えば調歩同期やＨＤＬＣ形式を用い、
Ｐ　Ｉ　Ｄ６３と制御種別６４をこれらの形式で送出す
る。スタート符号６２は調歩同期のときは不要であり、
ＨＤＬＣ形式のときはフラグパターン（例えば０１１１
１１１０）　　とする。チエツクビット６５は、調歩同
期のときは１ビツトのパリティビットであり、ＨＤＬＣ
形式のときは１６ビツトより成る周知のビット構成を用
いる。

制御装置５は、接続装置３からの信号を受信すると、Ｐ
ＩＤの検出と制御種別の解読を行い、ＰＩＤを付加した
発呼信号をホームメモリ２に送出する。ホームメモリ２
ではＰＩＤから加入者情報を検索し、正規の加入者であ
ることを’５１１Ａｎすると、加入者照合情報を制御装
置５に返送する。制御装置５はこれを受けて、加入者線
１４を経由して交換機７にオフフッタ信号を送る。この
とき、交換機７が通常のアナログ交換機であれば、通常
の電話機によるオフフンクと同じく２線回線のループを
オンとする。ディジタル交換機であれば、それに適した
信号形式を用いる。

制御装置５は続いて、課金停止信号を送出する。

この信号は、交換機７が該当の加入者線番号に対応する
固定電話機１３の加入者に課金することを禁止する。交
換機７がアナログ交換機の場合には、例えば２線回線を
極性反転すればよい。制御装置５は、課金停止信号送出
後に内蔵の通話路をオンにする。これにより、交換機７
から携帯機４までの回線が接続される。ここでは接続装
置３と携帯機４の間の無線回線設定制御については論及
しないが、例えばコードレス方式に用いられる方法など
の公知の方法を用いることができる。

課金停止信号を受けた交換機７は、制御装置３側にダイ
ヤルトーンを送出する。これを受けた携帯機４の操作者
は、相手先の加入者番号をダイヤルする。これにより携
帯機４は、ダイヤル信号を送信する。これを受けた交換
機７は、通常の加入網により相手加入者への接続動作を
行い、接続できた時には、相手加入者を呼出すとともに
携帯機４に呼出し中音（ＲＢＴ）を送出する。相手側加
入者が応答すると、交換機７はＲＢＴを断として通話を
開始する。このとき制御装置５は、ＲＢＴ断を検出して
、ホームメモリ２に課金開始信号を送る。ホームメモリ
２はこの信号によりそのＰＩＤに対応する課金を開始す
る。

第４図は制御装置５のブロック構成図である。

この制御装置５は、接続装置４からの信号を復号する復
号器５１と、ホームメモリ２への制御信号を生成する符
号器５２と、接続装置３と交換器７との間の回線の接続
、制御部５４と交換機７との間の接続および制御部５４
と符号器５２の間の接続をオン／オフする通話路スイッ
チ５３と、これらを制御する制御部５４とにより構成さ
れる。

第５図は携帯機４の具体的構成を示すブロック構成図で
ある。

切替スイッチ４５と制御部４４を除けば、第８図に示し
た従来のコードレス電話機と構成が同一である。

切替スイッチ４５は、屋内モードと屋外モードの動作を
操作者が切り替えるためのものである。制御部４４は携
帯機４の動作を制御し、屋内モードでは従来のコードレ
ス電話機１０と同等の動作となるように制御する。屋外
モードでは、第２図に示した発呼制御および第６図に示
す終話制御を行う。

第６図は終話シーケンスを示す。ここでは、相手側が先
に終話した場合を示す。

制御装置５は、交換機７から送出された終話信号を受信
すると、接続装置３に終話信号を送出するとともに、ホ
ームメモリ２に課金停止信号を送出し、さらに通話路ス
イッチ５３をオフとする。ホームメモリ２はこれを受け
て該当のＰＩＤに対する課金を停止する。接続装置３は
、制御装置５からの終話信号により携帯機４との間の無
線回線を復旧する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の携帯通信方式は、簡易な
構成の小型軽量型携帯機を持ち歩くことにより、屋内で
コードレス電話機として使用できるだけでなく、屋外で
も発信通話が可能となる。したがって、経済的かつ手軽
な携帯通信サービスを実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例携帯通信方式のプロ・ツク構成図
。 第２図は発呼シーケンスを示す図。 第３図は信号構成を示す図。 第４図は制御装置の一例を示すプロ・ツク構成図。 第５図は携帯機の一例を示すブ０７り構成図。 第６図は終話シーケンスを示す図。 第７図は従来例コードレス電話方式のブロック構成図。 第８図は従来例接続装置のブロック構成図。 第９図は従来例コードレス電話機のブロック構成図。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、携帯機と、この携帯機が無線接続される無線接続装
   置と、この無線接続装置を電話網に回線接続する回線接
   続手段とを備えた携帯通信方式において、 上記携帯機は、その動作モードを屋内モードと屋外モー
   ドとで切り替える切替手段と、屋外モードの発呼時には
   発呼信号にその携帯機に固有に割り当てられた識別番号
   を付加して送信する手段とを含み、 上記回線接続手段は、上記識別番号を含む発呼信号が到
   来したときにはその識別番号に対応して接続処理および
   課金処理を行う手段を含む ことを特徴とする携帯通信方式。