JPH0345Y2 - - Google Patents

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JPH0345Y2
JPH0345Y2 JP9714085U JP9714085U JPH0345Y2 JP H0345 Y2 JPH0345 Y2 JP H0345Y2 JP 9714085 U JP9714085 U JP 9714085U JP 9714085 U JP9714085 U JP 9714085U JP H0345 Y2 JPH0345 Y2 JP H0345Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンバインやハーベスタ等の脱穀機
における清掃用蓋体の開閉構造に関するものであ
る。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種脱穀機においては、扱室で脱穀
処理された扱下し物を、一番受け樋部上を吹き抜
ける主選別風路と、一番受け樋部下方を通つて二
番受け樋部上に吹き抜ける副選別風路とによつて
風選別せしめるようにしている。しかるにこのも
のは、一番螺旋搬送体の受け樋部、並びにその下
方の副選別風路にそれぞれ溜つた残留物を掃除し
て除去する必要がある。そこで従来、一番受け樋
部の底部、並びにその下方の副選別風路底板をそ
れぞれ開口し、これら開口部に蓋体を着脱自在に
設けたものがあるが、この場合、これら蓋体の着
脱作業を狭苦しい機体の底側から各別に行なわざ
るを得ず、従つて着脱作業が極めて煩雑かつ面倒
で、しかも無理な作業姿勢が強いられるという欠
点がある。このため、実開昭58−18443号公報に
示す如く両蓋体をそれぞれ開閉自在に蝶着すると
共に、それらを同時開閉するようリンクを介して
連動連結せしめ、これによつて各蓋体の着脱作業
の煩雑性を無くすことができるようにしたものを
提唱したが、このものは、開口した際に、一番受
け樋部側の蓋体が副選別風路を閉塞してしまい、
この結果、一番受け樋部側の蓋体がどうしても邪
魔になつて開口した副選別風路の清掃作業等が行
えないという新たなる欠点が生じさらに改善する
必要があつた。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる脱穀機における清掃用蓋
体の開閉構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、脱穀処理された扱下し物を、
一番受け樋部上を吹き抜ける主選別風路と、一番
受け樋部下方を通つて二番受け樋部上に吹き抜け
る副選別風路とで風選別するように構成した脱穀
機において、前記一番受け樋部の底部とその下方
の副選別風路の底板をそれぞれ開口し、これら開
口部にそれぞれ開閉自在な蓋体を設けると共に、
これら両蓋体を、二段の切換え操作が可能な開閉
機構に連動連結して、開閉機構の第一段の操作で
は副選別風路側の蓋体が開口し、第二段の操作で
は一番受け樋部側の蓋体が開口するよう連繋せし
めたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、両蓋体を
連繋して開閉できるようにしたものでありなが
ら、両蓋体の開口作動を、第一段の操作では副選
別風路側の蓋体が開口し、第二段の操作では一番
受け樋部側の蓋体が開口するようにして、副選別
風路の清掃の際に、これが一番受け樋部側の蓋体
によつて閉塞されてしまうことがないようにした
ものである。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図面において、1は脱穀機であつて、該脱穀
機1は、フイドチエン2と挟扼レール3とに挟持
搬送される茎稈群を扱室4内の扱胴4aによつて
脱穀処理し、該脱穀処理された排稈は排稈搬送チ
エン6によつて搬送され排稈カツター7で細断さ
れる等の後処理を受けて機外に排出されることと
なり、一方、前記扱室4において脱穀処理された
穀粒等の扱下し物は、選別室5において、唐箕8
および吸引フアン9によつて起風された選別風に
よる後述の風選別作用と揺動選別体14による揺
動選別作用とを受け、一番物は一番螺旋搬送体1
0によつて収集搬送された後、図示しない収納袋
に収納され、また二番物は二番螺旋搬送体11に
よつて収集搬送された後、二番スロア12によつ
て再び扱室4に還元されて再度の選別処理を受け
ることとなり、また藁屑等の排塵物は排塵口13
から機外に排出され、この様にして脱穀処理がな
されること等は何れも従来通りである。尚、図
中、15は揺動ラツク、16は流板、17は脱穀
機の側板である。
一方前記選別室5には、扱室4の下側から吸引
フアン9側に向く選別風が一番螺旋搬送体10の
上側を通つて吹き抜ける主選別風路18と、一番
螺旋搬送体10の下側を通つて二番螺旋搬送体1
1の上側に吹き抜ける副選別風路19とが形成さ
れていて、前記扱下し物の風選別を行うようにな
つているが、第2図〜第4図に示す第一実施例の
ものにおいて、一番螺旋搬送体10用の受け樋部
20の底部は開口され、ここに支軸21を支点と
して下方に向けて揺動することで開閉自在な蓋体
22が軸支されている。一方、副選別風路19の
底板23も、前記蓋体22の下方対応部位が開口
されており、該開口部には、支軸24を支点とし
て下方に向けて揺動することで開閉自在な蓋体2
5が設けられている。そしてこれら各支軸21,
24の側板17より機外に突出する一端部には、
リンク26,27の一端部がそれぞれ一体的に固
着されているが、一番受け樋部20側のリンク2
6の他端部には長孔26aが穿設されている。一
方、28は側板17に添つて前後方向に配された
作動杆であつて、該作動杆28の中間部に突設さ
れた突起28aが前記長孔26aに遊嵌してい
る。さらに副選別風路19側のリンク27にはロ
ツド29の一端部が枢結されているが、該ロツド
29の他端部は作動ロツド30の下部側に枢結せ
しめられている。この作動ロツド29は、中間部
が側板17に突設せしめたピン軸30aに揺動自
在に枢支されており、しかもこの作動ロツド30
の下端と側板17に設けたブラケツト31(ピン
軸30aよりも上方位置)との間にはコイル弾機
32が介装されていると共に、作動板30の上端
部には係止ピン30bが突成されている。また前
記作動杆28の前端には、状の溝が形成される
作動体33が一体的に固定されているが、この溝
33aには係止ピン30bが遊嵌している。一
方、作動杆28の後端部には、側板17に設けた
案内ブラケツト17aに形成のガイド孔34によ
つてガイドされる把持部28bが折曲形成されて
いる。そして、把持部28bが弾機35の付勢力
を受けて閉位置34aに位置する閉鎖状態(第2
図実線状態参照)では、突起28aが長孔26a
の後端部に位置すると共に、係止ピン30bは作
動体33の溝33a後端に略接当しており、何れ
の蓋体22,25も閉鎖姿勢になつている。この
閉鎖状態から、把持部28bを弾機35に抗しな
がら、第一の係止位置34bに係合保持せしめる
と、一番受け樋部20側においては、突起28a
が長孔26aの前端側に移動するのみで変化はな
いが、副選別風路19側においては、作動板30
が、係止ピン30bに溝33a後端部が接当して
いる作動体33によつて前方に押しやられ、これ
によつて作動板30は、コイル弾機32の支点越
え(ピン軸30aが支点となる)を伴い、作動板
30の下端がストツパ36に接当するまで揺動
し、これによつて副選別風路側の蓋体25は開口
せしめられるようになつている。そしてこの状態
では、係止ピン30bが作動体33における溝3
3aの後下端よりも下側に位置している。次いで
この第一段の切換え操作状態から作動杆28を弾
機35に抗しながら、把持部28bが第二の係止
位置34cに係合保持される位置まで変位せしめ
ると、今度は副選別風路側においては、作動体3
3が、係止ピン30bの上方を前方に移動するの
みで変化はないが、一番受け樋部20側において
は、長孔26aに遊嵌する突起28aによつてリ
ンク26を前方に押しやることとなり、これによ
つてリンク26が揺動して蓋体22が開口するよ
うになつており、このようにして、両蓋体22,
25の段階的な開口作動を行うことができる蓋体
の開閉機構が構成されている。尚、37は二番受
け樋部38の蓋体である。
叙述の如く構成された第一実施例において、副
選別風路19、並びに一番受け樋部20の点検清
掃をするには、先ず作動杆28の把持部28bを
把持して閉位置34aから第一の係止位置34b
に係止保持せしめると、前述したように、一番受
け樋部20側では突起28aがリンク26の長孔
26aを移動するのみで変化はなく、蓋体22は
閉姿勢のままであるが、副選別風路19側では、
作動板30が揺動して蓋体25は開口せしめられ
ることになる。そしてこの第一段の操作状態で
は、前記したように一番受け樋部20側の蓋体2
2は閉姿勢のままであるので、該蓋体22によつ
て副選別風路19が閉塞されてしまうような不都
合は全くなく、従つて、副選別風路19の点検清
掃を容易に行うことができる。そして副選別風路
19の点検清掃が終了したら、さらに把持部28
bを第二の係止位置34cに係止保持せしめる
と、今度は副選別風路19側では作動体33が移
動するのみで変化はなく、蓋体25は前記開口姿
勢に保持されるが、一番受け樋部20側では、リ
ンク26が揺動して蓋体22が開口せしめられる
ことになり、この第二段の操作により開口した蓋
体22によつて一番受け樋部20側の点検清掃を
行うことができる。そして、これら点検清掃作業
が終了したら、把持部28bの係合を解除して閉
位置34aに復帰せしめれば、蓋体22は前記と
は逆の作動によつて、また蓋体25は、作動体3
3における溝33aの前端部が係止ピン30bに
係止することによつてそれぞれ自動的に閉姿勢と
なる。
この様に、本考案においては、両蓋体22,2
5を開閉できるよう開閉機構に連繋せしめたもの
でありながら、第一段の操作では副選別風路19
側の蓋体25のみ開口した状態になり、次の第二
段の操作で一番受け樋部20側の蓋体が開口する
こととなり、従つて、副選別風路19の点検清掃
を行う場合には、第一段の操作状態にしておけ
ば、従来の如く一番受け樋部20側の蓋体22に
邪魔されることなく容易に、しかも迅速かつ確実
な点検清掃作業を行うことができる。
そしてこの場合、前述した閉鎖状態において、
ガイド孔34と把持部28bとの間に、Hおよび
hだけの間隔(余裕)を残しておくことによつ
て、蓋体22,25の閉止を確実に行ない得る。
次に、本考案の第二実施例を第5図〜第7図に
基づいて説明する。このものは、副選別風路19
および一番受け樋部20側の蓋体22,25は第
一実施例のものと殆ど同じ構成であるが、二番受
け樋部38の蓋体37も前記作動杆28の移動に
伴う開口作動で開口するようにしたものである。
即ちこのものは、二番受け樋部38側の蓋体37
を開閉自在に蝶着すると共に、その支軸39の端
部に設けたリンク40の下端部に長孔40aを穿
設し、該長孔40aに作動杆28から突成せしめ
た突起28cを遊嵌しておき、前記一番受け樋部
20側の場合と同じように把持部28bを第一の
係止位置34bに係合保持せしめた状態では、突
起28cは長孔40a内を移動するのみで変化が
ないが、第二の係合位置34cに把持部28bを
係合保持せしめることによつてリンク40が揺動
せしめられ、これによつて二番受け樋部38の蓋
体37も開口するようにしたものであり、この様
にしておけば、一番受け樋部20、及び副選別風
路19側の蓋体22,25のみならず、二番受け
樋部38側の蓋体37も一連の操作に連繋して開
口せしめることができて大幅な作業性の向上を計
ることができるという利点がある。
[作用効果] 以上要するに、本考案は、叙述の如く構成され
たものであるから、両蓋体を、一つの開閉操作機
構によつて開閉出来るようにしたものでありなが
ら、蓋体は、開閉機構の第一段の切換え操作では
副選別風路側の蓋体が開口するだけで、一番受け
樋部側の蓋体は閉鎖状態のままであり、そして第
二段の切換え操作をすることによつて一番受け樋
部側の蓋体も開口することになる。従つて、開閉
機構を第一段の切換え操作状態にしておけば、副
選別風路は、一番受け樋部側の蓋体によつて何ら
塞がれてしまうようなことがなく、このため従来
の如く一番受け樋部側の蓋体が邪魔になつてしま
うようなことなく、副選別風路の点検清掃を容易
に、しかも迅速かつ確実に行うことができること
になる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る脱穀機における清掃用蓋
体の開閉構造の実施例を示したものであつて、第
1図は脱穀機の全体縦断側面図、第2図は第一実
施例を示す要部の縦断側面図、第3図は同上要部
の平面図、第4図は同上作用説明図、第5図は第
二実施例を示す要部の縦断側面図、第6図は同上
要部の平面図、第7図は同上作用説明図である。 図中、1は脱穀機、18は主選別風路、19は
副選別風路、22,25は蓋体、38は二番受け
樋部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱穀処理された扱下し物を、一番受け樋部上を
    吹き抜ける主選別風路と、一番受け樋部下方を通
    つて二番受け樋部上に吹き抜ける副選別風路とで
    風選別するように構成した脱穀機において、前記
    一番受け樋部の底部とその下方の副選別風路の底
    板をそれぞれ開口し、これら開口部にそれぞれ開
    閉自在な蓋体を設けると共に、これら両蓋体を、
    二段の切換え操作が可能な開閉機構に連動連結し
    て、開閉機構の第一段の操作では副選別風路側の
    蓋体が開口し、第二段の操作では一番受け樋部側
    の蓋体が開口するよう連繋せしめたことを特徴と
    する脱穀機における清掃用蓋体の開閉構造。
JP9714085U 1985-06-26 1985-06-26 Expired JPH0345Y2 (ja)

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JPS624944U JPS624944U (ja) 1987-01-13
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