JP2020191838A - コンバイン - Google Patents

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Ryuji Umebayashi
竜司 梅林
和明 永翁
Kazuaki Nagaosa
和明 永翁
裕哉 菅
Yuya Suga
裕哉 菅
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Abstract

【課題】無端回動体が排藁フレームと共に上昇する際に、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉するのを防止可能なコンバインが要望されている。【解決手段】排藁株元搬送装置49に、無端回動体50と、無端回動体50の下側経路に沿って設けられる排藁レール51と、が備えられている。排藁レール51は、排藁レール51の前端部を基点として伸縮可能に構成されている。無端回動体50は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心Y2周りで揺動昇降可能な排藁フレーム56に支持され、かつ、排藁フレーム56の上昇に伴って無端回動体50の後端部ほど低くなるように排藁フレーム56と共に上昇するように構成されている。制御装置は、排藁フレーム56が上昇することを検知すると、アクチュエータに対して排藁レール51を縮長操作する縮長指令を行う。【選択図】図9

Description

本発明は、コンバインに関する。
従来、コンバインとして、例えば、特許文献1に記載のコンバインが知られている。特許文献1には、刈取穀稈の株元を挟持搬送するフィードチェーン(文献では「フィードチェーン〔9〕」)と、フィードチェーンによって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置(文献では「脱穀装置〔10〕」)と、脱穀装置の後部に連設され、フィードチェーンから排藁の株元を受け取って機体後方に向けて挟持搬送する排藁株元搬送装置(文献では「株元搬送装置〔45〕」)と、が備えられているコンバインが開示されている。排藁株元搬送装置には、無端回動体(文献では「排藁チェーン〔47〕」)と、無端回動体の下側経路に沿って設けられる排藁レール(文献では「排藁レール〔48〕」)と、が備えられている。
特開2018−102145号公報
特許文献1に記載のコンバインでは、無端回動体は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心(文献では「揺動軸心〔Y2〕」)周りで揺動昇降可能な排藁フレーム(文献では「排藁フレーム〔50〕」)に支持され、かつ、排藁フレームの上昇に伴って無端回動体の後端部ほど低くなるように排藁フレームと共に上昇するように構成されている。このため、無端回動体が排藁フレームと共に上昇すると、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉する虞がある。
上記状況に鑑み、無端回動体が排藁フレームと共に上昇する際に、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉するのを防止可能なコンバインが要望されている。
本発明の特徴は、刈取穀稈の株元を挟持搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンによって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の後部に連設され、前記フィードチェーンから排藁の株元を受け取って機体後方に向けて挟持搬送する排藁株元搬送装置と、が備えられ、前記排藁株元搬送装置に、無端回動体と、前記無端回動体の下側経路に沿って設けられる排藁レールと、が備えられ、前記排藁レールは、前記排藁レールの前端部を基点として伸縮可能に構成され、前記排藁レールを伸縮操作するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動を制御する制御装置と、が備えられ、前記無端回動体は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心周りで揺動昇降可能な排藁フレームに支持され、かつ、前記排藁フレームの上昇に伴って前記無端回動体の後端部ほど低くなるように前記排藁フレームと共に上昇するように構成され、前記制御装置は、前記排藁フレームが上昇することを検知すると、前記アクチュエータに対して前記排藁レールを縮長操作する縮長指令を行うことにある。
本特徴構成によれば、排藁フレームが上昇することが検知されると、排藁レールが排藁フレームの前端部を基点として縮長することになる。すなわち、排藁レールの後端部が無端回動体の後端部に対して前側に退避されることになる。これにより、無端回動体が排藁フレームと共に上昇する際に、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉するのを防止することができる。
さらに、本発明において、前記排藁フレームは、段階的に上昇可能に構成され、前記制御装置は、前記排藁フレームを特定の角度を超えて上昇させるためのスイッチ操作に基づいて、前記排藁フレームが上昇することを検知すると好適である。
ここで、無端回動体の後端部は、排藁フレームが上昇するのに比例して低くなるため、排藁フレームが特定の角度を超えて上昇すると、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉する虞が高いと考えられる。本特徴構成によれば、排藁フレームが特定の角度を超えて上昇する際に、排藁レールが縮長することになる。これにより、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉するのを確実に防止することができる。
また、排藁フレームの上昇が特定の角度を超えていない段階では、無端回動体の後端部がそれ程低くならないため、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉する虞が低いと考えられる。本特徴構成によれば、排藁フレームの上昇が特定の角度を超えていない段階では、排藁レールが縮長することがない。これにより、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉する虞が低い場合にまで、排藁レールを無暗に縮長させることなく、縮長後の排藁レールを元の長さに戻す作業が無駄に発生するのを回避することができる。
さらに、本発明において、前記排藁フレームを上昇操作する上昇操作スイッチが備えられ、前記スイッチ操作は、前記上昇操作スイッチの操作であると好適である。
本特徴構成によれば、排藁フレームを特定の角度を超えて上昇させるべく、上昇操作スイッチが操作されると、上昇操作スイッチの操作に基づいて、排藁フレームが特定の角度を超えて上昇することが検知されることになる。これにより、排藁フレームが特定の角度を超えて上昇することを確実に検知することができる。
さらに、本発明において、前記アクチュエータは、前記縮長指令に応じて、前記排藁レールを最縮長位置まで縮長操作すると好適である。
本特徴構成によれば、排藁フレームが最大限縮長することになるため、無端回動体の後端部が排藁レールと干渉するのを確実に防止することができる。
コンバインを示す左側面図である。 コンバインを示す平面図である。 脱穀装置を示す左側面図である。 排藁処理部を示す左側面図である。 扱胴フレームが上昇した状態を示す背面図である。 脱穀装置の後部及び排藁搬送装置を示す左側面図である。 排藁フレームが下降位置に位置している状態を示す背面図である。 排藁フレームが第二上昇位置に位置している状態を示す背面図である。 排藁フレームが第一上昇位置に位置している状態を示す背面図である。 制御ブロックを示す図である。 制御フローを示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、自脱型コンバイン(本発明に係る「コンバイン」に相当)を示している。本コンバインには、機体フレーム1と、クローラ走行装置2と、が備えられている。走行機体の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が設けられている。走行機体の前部には、運転キャビン4が設けられている。運転キャビン4には、運転者が搭乗する運転部5と、運転部5を覆うキャビン6と、が備えられている。運転部5の下方には、エンジン(図示省略)が設けられている。
運転キャビン4の後方には、脱穀処理によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンク7が設けられている。穀粒タンク7内の穀粒を排出する穀粒排出装置8が設けられている。穀粒タンク7の左方には、フィードチェーンFCによって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置9が設けられている。脱穀装置9の左側部には、刈取穀稈の株元を挟持搬送するフィードチェーンFCが設けられている。脱穀装置9の後部には、フィードチェーンFCから排藁を受け取って機体後方に向けて搬送する排藁搬送装置11が連設されている。脱穀装置9の後方には、排藁搬送装置11によって搬送された排藁を処理する排藁処理部12が設けられている。
〔脱穀装置〕
図3に示すように、脱穀装置9の上部には、扱室15が形成されている。扱室15には、扱胴16が設けられている。扱胴16は、機体前後方向に沿って延びる回転軸心Y1周りで回転可能なように、扱胴軸17を介して前後両側の壁18に支持されている。扱胴16の下方には、受網19が設けられている。扱胴16の後方には、塵埃を外部に排出する排塵ファン20が設けられている。
脱穀装置9の下部には、選別対象物を揺動選別する揺動選別装置21、揺動選別装置21に選別風を送風する唐箕22、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番回収部23及び二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する二番回収部24が設けられている。一番回収部23には、一番物の穀粒を右方に向けて搬送する一番スクリュ25が備えられている。一番スクリュ25によって搬送された一番物の穀粒を穀粒タンク7に向けて揚穀搬送する揚穀装置26が設けられている。二番回収部24には、二番物の穀粒を右方に向けて搬送する二番スクリュ27が備えられている。二番スクリュ27によって搬送された二番物の穀粒を揺動選別装置21に還元する二番還元装置28が設けられている。
〔排藁処理部〕
図4に示すように、排藁処理部12には、排藁搬送装置11の下方に設けられ、排藁搬送装置11によって搬送された排藁を切断する排藁切断装置29と、排藁搬送装置11の後方に設けられ、排藁搬送装置11によって搬送された排藁を結束する結束装置30と、が備えられている。排藁切断装置29は、上下方向に沿って延びる揺動軸心Z1周りで揺動開閉可能に構成されている(図2参照)。排藁切断装置29には、排藁を切断するカッタ31と、カッタ31を覆うカバー32と、上下揺動開閉可能な切り替え板33と、が備えられている。カバー32の上部には、排藁が投入される投入口32aが形成されている。切り替え板33は、投入口32aを開く開位置と投入口32aを閉じる閉位置とに亘って上下揺動開閉可能に構成されている。切り替え板33が開いた状態では、排藁搬送装置11によって搬送された排藁が投入口32aに投入されてカッタ31によって切断されることになる。
結束装置30には、排藁搬送装置11によって搬送された排藁を集束空間S1に掻き込むパッカー34と、パッカー34によって集束空間S1内に掻き込まれた排藁を結束するための紐を供給するニードル35と、ニードル35によって供給された紐を結節する紐結節装置36と、が備えられている。
〔扱胴フレーム〕
図5に示すように、壁18には、可動壁37と、固定壁38と、が備えられている。前側の可動壁37と後側の可動壁37とに亘って、扱胴軸17が架設されている。可動壁37は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心Y2周りで揺動可能なように、アーム39を介して固定壁38に支持されている。前側の壁18の上部と後側の壁18の上部とに亘って、左上部フレーム40及び右上部フレーム41が設けられている。左上部フレーム40は、前側の可動壁37の上部と後側の可動壁37の上部とに亘って設けられている。右上部フレーム41は、前側の固定壁38の上部と後側の固定壁38の上部とに亘って設けられている。前側の可動壁37、後側の可動壁37及び左上部フレーム40によって、扱胴フレーム42が構成されている。扱胴フレーム42は、揺動軸心Y2周りで揺動昇降可能に構成されている。
後側のアーム39と後側の固定壁38とに亘って、扱胴フレーム42を揺動操作するシリンダ43が設けられている。本実施形態では、シリンダ43は、電動油圧シリンダによって構成されている。後側の可動壁37と後側の固定壁38とに亘って、扱胴フレーム42を上側に揺動付勢するガスダンパ44が設けられている。
〔扱胴ロック機構〕
扱胴16を、脱穀処理を行う位置(脱穀処理位置)に位置保持する前後一対の扱胴ロック機構45が設けられている。前側の扱胴ロック機構45は、前側の可動壁37と前側の固定壁38とに亘って設けられている。後側の扱胴ロック機構45は、後側の可動壁37と後側の固定壁38とに亘って設けられている。扱胴ロック機構45には、プレート46と、ローラ47と、が備えられている。プレート46は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心Y3周りで揺動可能に可動壁37に支持されている。プレート46の先端部には、ローラ47に係合可能なフック部46aが形成されている。プレート46を揺動操作するモータ(図示省略)が設けられている。ローラ47は、支軸47aを介して固定壁38に支持されている。フック部46aがローラ47に係合することにより、扱胴16が脱穀処理位置に位置保持されることになる。ローラ47に対するフック部46aの係合が解除されることにより、扱胴フレーム42がシリンダ43及びガスダンパ44によって上側に揺動可能になる。
〔排藁搬送装置〕
図6に示すように、排藁搬送装置11には、排藁の穂先を係止搬送する排藁穂先搬送装置48(図2参照)と、排藁の株元を挟持搬送する排藁株元搬送装置49と、が備えられている。排藁株元搬送装置49には、突起付きの株元搬送チェーン50(本発明に係る「無端回動体」に相当)と、株元搬送チェーン50の下側経路に沿って設けられる排藁レール51と、が備えられている。株元搬送チェーン50と排藁レール51とによって排藁の株元が挟持搬送されることになる。排藁レール51の前部は、前支持部材52によって下方から支持されている。排藁レール51の後部は、後支持部材53によって下方から支持されている。
〔排藁レール〕
排藁レール51には、レール本体部材54と、レール延長部材55と、が備えられている。レール延長部材55は、排藁搬送方向に沿って移動可能なように、レール本体部材54の内部に差し込まれている。排藁レール51は、レール延長部材55がレール本体部材54に対して排藁搬送方向に沿って移動することにより、縮長位置P1と伸長位置P2とに亘って伸縮可能に構成されている。すなわち、排藁レール51は、排藁レール51の前端部を基点として伸縮可能に構成されている。縮長位置P1は、排藁を排藁切断装置29に供給するのに適した位置である。伸長位置P2は、排藁を結束装置30に供給するのに適した位置である。
排藁レール51を伸縮操作するモータM(本発明に係る「アクチュエータ」に相当。図10参照。)が設けられている。モータMは、ワイヤーW等を介してレール延長部材55と連係されている。モータMの回転力がワイヤーW等を介してレール延長部材55に伝達されることにより、レール延長部材55が排藁搬送方向に沿って移動することになる。
〔排藁フレーム〕
図6及び図7示すように、排藁穂先搬送装置48及び株元搬送チェーン50を支持する排藁フレーム56が設けられている。排藁フレーム56は、揺動軸心Y2周りで揺動昇降可能に構成されている。排藁フレーム56は、枠状のフレームによって構成されている。排藁フレーム56は、扱胴フレーム42と連結解除可能に連結されている。排藁フレーム56は、扱胴フレーム42と連結されていることにより、扱胴フレーム42と共にシリンダ43によって揺動昇降されることになる。株元搬送チェーン50は、排藁フレーム56に支持され、かつ、排藁フレーム56の上昇に伴って株元搬送チェーン50の後端部ほど低くなるように排藁フレーム56と共に上昇するように構成されている。
排藁フレーム56は、排藁搬送装置11が排藁の搬送を行う位置(下降位置。図6及び図7参照)から排藁搬送装置11が排藁の搬送を行わない位置まで上昇可能に構成されている。排藁フレーム56は、下降位置から段階的に上昇可能に構成されている。本実施形態では、排藁フレーム56の上昇限界として、第一上昇位置(図9参照)と、第一上昇位置よりも低い第二上昇位置(図8参照)と、が設定されている。第一上昇位置は、扱胴16に詰まった穀稈を除去するのに適した位置である。第二上昇位置は、排藁搬送装置11に詰まった穀稈を除去するのに適した位置である。
〔制御ブロック〕
図10に示すように、制御ブロックには、制御装置57と、シリンダ43と、モータMと、排藁フレーム56の揺動軸心Y2周りの揺動角度を検出する角度センサ58と、排藁レール51が伸長位置に位置していることを検出する位置センサ59と、扱胴フレーム42及び排藁フレーム56を昇降操作する昇降操作スイッチ60と、排藁レール51を伸縮操作する伸縮操作スイッチ61と、が備えられている。昇降操作スイッチ60には、扱胴フレーム42及び排藁フレーム56を上昇操作する上昇操作スイッチ60aと、扱胴フレーム42及び排藁フレーム56を下降操作する下降操作スイッチ60bと、が備えられている。
制御装置57には、シリンダ43の駆動を制御するシリンダ駆動制御部62と、モータMの駆動を制御するモータ駆動制御部63と、排藁フレーム56が上昇することを検知する検知部64と、が備えられている。制御装置57は、角度センサ58の検出結果に基づいて排藁フレーム56の昇降位置(揺動軸心Y2周りの位置)が分かると共に、位置センサ59の検出結果に基づいて排藁レール51が伸長位置に位置しているか否かが分かる。検知部64は、上昇操作スイッチ60aの操作に基づいて排藁フレーム56が上昇することを検知する。
シリンダ駆動制御部62は、昇降操作スイッチ60の操作に応じて、シリンダ43を伸縮駆動する。具体的には、シリンダ駆動制御部62は、上昇操作スイッチ60aが押し操作されている間だけシリンダ43を伸長駆動し、かつ、下降操作スイッチ60bが押し操作されている間だけシリンダ43を縮長駆動する。モータ駆動制御部63は、伸縮操作スイッチ61の操作に応じて、モータMを回転駆動する。ちなみに、排藁レール51の伸縮操作は、伸縮操作スイッチ61の操作に応じて自動で行うこともできるし、手動で行うこともできる。
〔制御フロー〕
図11に示す制御フローでは、排藁レール51が伸長位置に位置している状態において、排藁フレーム56を下降位置から第一上昇位置まで上昇させることを想定している。図12に示すように、シリンダ駆動制御部62は、上昇操作スイッチ60aの操作が行われると(S1)、排藁フレーム56が下降位置から第二上昇位置に上昇するまで、シリンダ43を伸長駆動する(S2)。そして、シリンダ駆動制御部62は、排藁フレーム56が第二上昇位置まで上昇すると、シリンダ43の伸長駆動を停止する。これにより、排藁フレーム56が第二上昇位置で上昇を停止することになる(S3)。すなわち、排藁フレーム56が第二上昇位置まで上昇した段階で、上昇操作スイッチ60aが押し続けられていたとしても、排藁フレーム56が第一上昇位置まで一気に上昇せずに、排藁フレーム56が第二上昇位置で上昇を停止することになる。
その後、排藁フレーム56が第二上昇位置に位置している状態において、上昇操作スイッチ60aの操作が行われると(S4)、検知部64は、排藁フレーム56が第二上昇位置から上昇することを検知する(S5)。すなわち、検知部64は、排藁フレーム56を特定の角度(第二上昇位置に対応する角度)を超えて上昇させるためのスイッチ操作(上昇操作スイッチ60aの操作)に基づいて、排藁フレーム56が第二上昇位置から上昇することを検知する。
そして、検知部64が排藁フレーム56の第二上昇位置からの上昇を検知すると、モータ駆動制御部63は、モータMに対して排藁レール51を縮長操作する縮長指令(以下単に「縮長指令」という。)を行う(S6)。モータMは、縮長指令に応じて、排藁レール51を伸長位置P2から縮長位置P1(最縮長位置に相当)まで縮長操作する。モータ駆動制御部63による縮長指令は、排藁フレーム56が第二上昇位置から上昇するのに先立って行われる。
そして、排藁レール51が縮長位置P1まで縮長した後(S7)、シリンダ駆動制御部62は、排藁フレーム56が第一上昇位置に上昇するまで、シリンダ43を伸長駆動する(S8)。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、検知部64は、上昇操作スイッチ60aの操作に基づいて排藁フレーム56が上昇することを検知する。しかし、検知部64は、角度センサ58の検出結果に基づいて排藁フレーム56が上昇することを検知してもよい。
(2)上記実施形態では、検知部64は、排藁フレーム56を第二上昇位置に対応する角度を超えて上昇させるための上昇操作スイッチ60aの操作に基づいて、排藁フレーム56が第二上昇位置から上昇することを検知する。しかし、本発明は、当該構成に限定されるものではない。
例えば、排藁フレーム56を第二上昇位置に対応する角度を超えて上昇させることを許可する許可スイッチが、昇降操作スイッチ60とは別に設けられており、検知部64は、当該許可スイッチの操作に基づいて、排藁フレーム56が第二上昇位置から上昇することを検知してもよい。
(3)上記実施形態では、モータ駆動制御部63は、検知部64が排藁フレーム56の第二上昇位置からの上昇を検知すると、モータMに対して縮長指令を行う。しかし、モータ駆動制御部63は、検知部64が排藁フレーム56の下降位置からの上昇を検知すると、モータMに対して縮長指令を行ってもよい。
(4)上記実施形態では、モータMは、縮長指令に応じて、排藁レール51を伸長位置から最縮長位置(上記実施形態では、縮長位置P1)まで縮長操作する。しかし、株元搬送チェーン50が排藁フレーム56と共に上昇する際に、株元搬送チェーン50の後端部がレール延長部材55と干渉するのを防止可能であれば、モータMは、縮長指令に応じて、排藁レール51を伸長位置P2から伸長位置P2と最縮長位置との間の位置まで縮長操作してもよい。
(5)上記実施形態では、排藁フレーム56は、扱胴フレーム42と一体に昇降可能に構成されている。しかし、排藁フレーム56は、扱胴フレーム42と独立して昇降可能に構成されていてもよい。
(6)上記実施形態では、コンバインに、結束装置30が備えられている。しかし、コンバインに、結束装置30が備えられていなくてもよい。
(7)なお、本発明は、上記実施形態及び上記別実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変更が可能である。また、矛盾が生じない限り、上記実施形態及び上記別実施形態に係る構成を組み合わせることも可能である。
本発明は、コンバイン(例えば、自脱型コンバイン)に利用可能である。
9 脱穀装置
49 排藁株元搬送装置
50 株元搬送チェーン(無端回動体)
51 排藁レール
56 排藁フレーム
57 制御装置
60a 上昇操作スイッチ
FC フィードチェーン
M モータ(アクチュエータ)
Y2 揺動軸心

Claims (4)

  1. 刈取穀稈の株元を挟持搬送するフィードチェーンと、
    前記フィードチェーンによって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の後部に連設され、前記フィードチェーンから排藁の株元を受け取って機体後方に向けて挟持搬送する排藁株元搬送装置と、が備えられ、
    前記排藁株元搬送装置に、無端回動体と、前記無端回動体の下側経路に沿って設けられる排藁レールと、が備えられ、
    前記排藁レールは、前記排藁レールの前端部を基点として伸縮可能に構成され、
    前記排藁レールを伸縮操作するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動を制御する制御装置と、が備えられ、
    前記無端回動体は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心周りで揺動昇降可能な排藁フレームに支持され、かつ、前記排藁フレームの上昇に伴って前記無端回動体の後端部ほど低くなるように前記排藁フレームと共に上昇するように構成され、
    前記制御装置は、前記排藁フレームが上昇することを検知すると、前記アクチュエータに対して前記排藁レールを縮長操作する縮長指令を行うコンバイン。
  2. 前記排藁フレームは、段階的に上昇可能に構成され、
    前記制御装置は、前記排藁フレームを特定の角度を超えて上昇させるためのスイッチ操作に基づいて、前記排藁フレームが上昇することを検知する請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記排藁フレームを上昇操作する上昇操作スイッチが備えられ、
    前記スイッチ操作は、前記上昇操作スイッチの操作である請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記アクチュエータは、前記縮長指令に応じて、前記排藁レールを最縮長位置まで縮長操作する請求項1から3の何れか一項に記載のコンバイン。
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