JP6983130B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
図1及び図2には、自脱型コンバインを示している。本コンバインには、機体フレーム1と、クローラ走行装置2と、が備えられている。走行機体の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が設けられている。走行機体の前部における右側部分には、運転キャビン4が設けられている。運転キャビン4には、運転者が搭乗する運転部5と、運転部5を覆うキャビン6と、が備えられている。運転部5の下方には、エンジン(図示省略)が設けられている。
図2及び図3に示すように、排藁切断装置14は、上下向き軸心(揺動軸心)Z1周りにおいて、排藁搬送装置13からの排藁を受け入れて切断処理を行う作業位置と、作業位置から離れて位置する非作業位置とに亘って揺動可能に構成されている。排藁切断装置14には、排藁を切断するカッタ15と、カッタ15を覆うカバー16と、切り替え板17と、が備えられている。カバー16のうちカッタ15の上方に位置する部分には、排藁が投入される投入口16aが形成されている。
図3に示すように、脱穀装置9の上部には、扱室18が形成されている。扱室18には、扱胴12が前後向き軸心(回転軸心)Y1周りで回転可能に設けられている。扱胴12は、扱胴軸20を介して、扱室18を形成する前後両側の壁21に回転可能に支持されている。扱胴12の下方には、受網22が設けられている。扱胴12の後方には、塵埃を外部に排出する排塵ファン23が設けられている。
図2及び図6に示すように、排藁搬送装置13は、平面視で排藁搬送装置13の搬送終端ほど右側に位置するように傾斜する状態で設けられている。排藁搬送装置13には、排藁の株元側部分を挟持搬送する株元搬送装置45と、排藁の穂先側部分を係止搬送する穂先搬送装置46と、が備えられている。株元搬送装置45には、突起付きの株元搬送チェーン47と、排藁レール48と、が備えられている。排藁レール48は、株元搬送チェーン47の下方において、株元搬送チェーン47の下側経路部分に対向する状態で配置されている。排藁レール48の前部は、前支持部材49によって下方から支持されている。排藁レール48の後部は、後支持部材50によって下方から支持されている。穂先搬送装置46には、タイン付きの穂先搬送チェーン51が備えられている。
図6に示すように、排藁搬送装置13を支持する排藁フレーム52が設けられている。排藁搬送装置13は、前ステー53及び後ステー54を介して排藁フレーム52に吊り下げ支持されている。排藁フレーム52は、機体横内側(右側)に位置する揺動軸心Y2周りで上下揺動可能に構成されている。排藁フレーム52は、枠状のフレームによって構成されている。
図9に示すように、制御ブロックには、制御装置56と、扱胴フレーム38及び排藁フレーム52を上下揺動駆動するシリンダ39と、扱胴ロック機構41を解除駆動するモータMと、昇降スイッチ57と、排藁切断装置14の揺動軸心Z1周りの揺動角度を検出する第一角度センサ58(位置センサ)と、排藁フレーム52の揺動軸心Y2周りの揺動角度を検出する第二角度センサ59と、が備えられている。
図10には、排藁切断装置14の位置と排藁フレーム52の上昇限界との関係を示している。図10に示すように、排藁切断装置14が作業位置に位置している場合は、排藁フレーム52を第一上昇位置まで上昇させることが可能である(図11参照)。同様に、排藁切断装置14が非作業位置に位置している場合も、排藁フレーム52を第一上昇位置まで上昇させることが可能である(図12参照)。これに対して、排藁切断装置14が作業位置及び非作業位置の何れにも位置していない場合は、排藁フレーム52を第一上昇位置よりも第二上昇位置までしか上昇させることができない(図13参照)。
(1)上記実施形態では、排藁フレーム52の上昇限界として、第一上昇位置と、第一上昇位置よりも低い第二上昇位置と、が設定されているが、これに加えて、第二上昇位置よりも低い上昇位置や、第一上昇位置よりも低くかつ第二上昇位置よりも高い上昇位置が設定されていてもよい。
10 フィードチェーン
12 扱胴
13 排藁搬送装置
14 排藁切断装置
52 排藁フレーム
58 第一角度センサ(位置センサ)
60 シリンダ駆動制御部(駆動制御部)
61 位置判定部
Y2 揺動軸心(前後向き軸心)
Z1 揺動軸心(上下向き軸心)
Claims (3)
- 刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーンと、
扱胴を有すると共に前記フィードチェーンによって搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
前記脱穀装置の後部に連設されると共に前記フィードチェーンから脱穀処理後の排藁を受け取って後方へ挟持搬送する排藁搬送装置と、
前記排藁搬送装置を支持すると共に前後向き軸心周りで上下揺動可能な排藁フレームと、
前記排藁搬送装置の下方に設けられると共に前記排藁搬送装置によって搬送された排藁を切断処理する排藁切断装置と、が備えられ、
前記排藁切断装置は、上下向き軸心周りにおいて、前記排藁搬送装置からの排藁を受け入れて切断処理を行う作業位置と、前記作業位置から離れて位置する非作業位置とに亘って揺動可能に構成されているコンバインであって、
前記排藁フレームを上下揺動駆動するアクチュエータと、
前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御部と、
前記排藁切断装置の位置を検出する位置センサと、
前記位置センサの検出結果に基づいて前記排藁切断装置の位置を判定する位置判定部と、が備えられ、
前記駆動制御部は、前記位置判定部によって前記排藁切断装置が前記作業位置又は前記非作業位置の何れかに位置していると判定された場合は、前記アクチュエータによって前記排藁フレームを第一上昇位置まで上昇させることが可能であり、前記位置判定部によって前記排藁切断装置が前記作業位置及び前記非作業位置の何れにも位置していないと判定された場合は、前記アクチュエータによって前記排藁フレームを前記第一上昇位置よりも低い第二上昇位置までしか上昇させることができないコンバイン。 - 前記駆動制御部は、前記排藁フレームが上昇して前記第二上昇位置に達すると、前記アクチュエータによる前記排藁フレームの上昇を停止する請求項1に記載のコンバイン。
- 前記駆動制御部は、前記排藁フレームが下降して前記第二上昇位置に達しても、前記アクチュエータによる前記排藁フレームの下降を停止しない請求項2に記載のコンバイン。
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