JPH0345712B2 - - Google Patents

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JPH0345712B2
JPH0345712B2 JP59178351A JP17835184A JPH0345712B2 JP H0345712 B2 JPH0345712 B2 JP H0345712B2 JP 59178351 A JP59178351 A JP 59178351A JP 17835184 A JP17835184 A JP 17835184A JP H0345712 B2 JPH0345712 B2 JP H0345712B2
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JP
Japan
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ribbon
center
printing
platen
thermal head
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JP59178351A
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JPS6157359A (ja
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Masabumi Suzaki
Katsumasa Mikami
Yosuke Nagano
Tomoji Kitagishi
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Priority to EP85110000A priority patent/EP0173144B1/en
Priority to US06/768,319 priority patent/US4641149A/en
Publication of JPS6157359A publication Critical patent/JPS6157359A/ja
Publication of JPH0345712B2 publication Critical patent/JPH0345712B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J33/00Apparatus or arrangements for feeding ink ribbons or like character-size impression-transfer material
    • B41J33/14Ribbon-feed devices or mechanisms
    • B41J33/54Ribbon-feed devices or mechanisms for ensuring maximum life of the ribbon

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、熱転写プリンタに係り、特にインク
リボンを複数段に分けて印字する場合等のインク
リボンの整列巻取技術に関する。
〔発明の背景〕
従来、熱転写プリンタに使用しているインクリ
ボンは、1回印字するとそのインク部分が転写さ
れてしまうため再使用できず、ランニングコスト
が高いものになつてしまう欠点を有していた。
従つて、上記欠点を解消する為、実開昭58−
194042号記載のように、熱転写リボンの駆動方向
の反転機構と感熱ヘツドの上下移動機構を設け、
インクリボンの上下2トラツクを往復印字させる
例が知られている。しかし、この例は、ヘツドの
上下移動機構およびインクリボンの駆動方向の反
転機構が必要となる為、構造が複雑となる。
また、往復印字の為、往時と復時のインクリボ
ン走行距離を同一にしなければならない。従つ
て、一行印字中に印字不要のスペースがあつても
リボン走行停止させることが不可能となり、リボ
ン節約量の面から不利となる。
従つて、プリンタ自信には、リボンの駆動方向
の反転機構や、ヘツドの上下移動機構等設けず
に、リボンカセツトを反転させるのみで、リボン
の上下2段に印字可能とする方式をとれば、プリ
ンタ自信は、従来の片方向印字方式と全く同じ
で、しかも、インクリボンの使用可能長さを従来
方式に比較して2倍にすることができ、ユーザー
のランニングコスト低下に多大の効果となる。し
かし、同一リボンに上下2段、あるいは複数段に
印字する場合に関して大きな問題となるリボンの
巻取りを正常にあるいは整列に行なわせる為の技
術について触れた文献は見当たらない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、1つのインクリボンを上下2
段あるいは複数段に分けて印字させる構成を実現
させるに当り、最大の問題となるインクリボンの
走行不安定、不整列巻取、巻取不能等を解決し、
これにより、ユーザーにとつて最大のメリツトと
なるランニングコストの低い熱転写プリンタを提
供することにある。
〔発明の概要〕
従来の熱転写プリンタは、インクリボンの巾中
央部を使用して印字している。これに対し、イン
クリボンのランニングコストを低減させる為に、
1つのインクリボンを上下2段、あるいは複数段
に分けて印字させる構成とした場合、以下の様な
技術的問題が生ずる。
インクリボンの中央部を印字させる従来方式に
対して上下段印字あるいは複数段印字では、リボ
ン巾中心と印字中心が一致しない。この為、リボ
ン走行中にリボン面内に作用する応力分布がリボ
ンの上下で異なり、リボンがヘツド部で上方向に
せり上るかあるいはせり下る現象が発生する。こ
の現象を、第3図〜第7図を用いて以下に詳述す
る。第3図は、プラテンの軸方向と直角方向の側
面図であり、リボン位置とヘツド印字位置の関係
を示している。被転写紙2を巻き付けたゴム製の
プラテンローラ1にインクリボン4を介して感熱
ヘツド3が直角に押し付けられる。これによりプ
ラテン1表面に形成されるヘツド3との接触部の
巾寸法Pは、感熱ヘツド3上の発熱抵抗体3aの
巾寸法Hよりも若干大きくなる様、ヘツド押力、
プラテンゴム硬度、ヘツド巾等を設定するのが一
般的である。次に、インクリボン4を上下2段に
分けて印字できる様、リボン巾Rを設定する。こ
の図では、インクリボンの上側半分のみを使用し
て転写させる例を示しており、リボンの上半分の
転写終了後、リボンカセツト5の上下を反転させ
て、残りの半分(未使用の部分)に転写させるも
のである。したがつて、リボンの巾Rの中心と、
印字中心が図の様にΔlだけずれることとなる。
第4図は、感熱ヘツドの背面から見た側面図であ
り、感熱ヘツド3が図の右方向(矢印の方向)に
移動しながらインクリボンの上半分を使用して転
写する様子を模式的に示している。この図で斜線
部は未使用の部分を示し、白い部分は転写後の、
インクの抜け落ちた部分を示している。以上の様
に構成した場合に、リボンに作用する張力分布を
第5図に示す。
ヘツド3がリボンに上側の部分のみ(図で斜線
部)をプラテンに押し付けている。この状態にお
いて、リボンには、リボンカセツト内のリボン巻
取コア6の巻取により巻取張力T0が矢印方向に
作用する。又、同時にヘツドを介して、その反対
方向にはリボンを安定走行させる為のバツクテン
シヨン付加部9より張力T1が作用する。張力T0
とT1はリボン巾Rの全巾にわたつて均一に等分
布で作用しようとするのに対して、ヘツドのリボ
ン押付位置が上側に片寄つている為、リボンの張
力分布は図の矢印で示した様に不均一になり、リ
ボンの下側に作用する張力の方が上側に作用する
張力よりも大きくなる。すなわち、ヘツド部にお
いて、リボンを下側にせり下げようとする力Wが
発生することとなる。したがつて、第6図に示す
ように感熱ヘツド部でリボンがせり下げられるこ
とになる。ここでインクリボンは、一般的に略4
〜8μm程度の極薄のベースフイルムより構成さ
れている為、インクリボン自身に剛性が全くな
い。したがつて一度感熱ヘツド部でせり下げられ
て位置を狂わされたインクリボンは、自分自身で
その位置を修正しようとする能力がなく、下側に
せり下げられたままリボン巻取コア6に巻き取ら
れることとなる。
以上の様に、せり下げられたままリボンが巻き
取られると、第7図に示すように、巻取コア6に
巻き取られたリボン4が不整列巻となり、リボン
を収納するカセツトケースの内壁に接触し、リボ
ンの巻取が不能となる不具合を発生させる。以上
の説明例は、リボンの上側半分を印字させる場合
にヘツド部で発生するリボンせり下り現象につい
てのものであるが、反対にリボンの下側半分を印
字させる場合には、リボンのせり上り現象が発生
し、同様の不具合が生ずるのはもちろんである。
また、リボンのせり上り、せり下り現象は以下
に説明するように、リボン巻取不能とは別の不具
合点を生ぜしめる。
1つのリボンを上下2段、あるいは複数段に分
けて印字させる場合には、リボンの中央部を使用
して印字させる場合と比較して、リボン位置の上
下ずれに対する余裕代が小さい。したがつて、ヘ
ツド部でのせり上り、せり下り現象が発生すると
感熱ヘツド上の発熱抵抗体からリボンがはずれて
しまつたり、あるいは、片側の既に転写済の為に
インクが抜け落ちた転写跡に発熱抵抗体が位置し
て、印字欠け、という致命的欠陥を引き起こすこ
とになる。
以上のように、ランニングコスト低減を目的と
してインクリボンを上下2段、あるいは、複数段
に分けて印字させる構成を実現させるには、リボ
ンのせり上り、せり下り、現象を防止するのが不
可欠の条件となる。
本発明は、この問題を解決する目的で、以下の
様な考え方で考案したものである。第8図の様に
リボン4が走行抵抗部60により走行抵抗を受け
ながらリボン張力Tにより矢印Aの方向に走行し
ている場合を考える。このとき、走行抵抗部60
にてリボンに作用するリボン押付力Wがリボンの
上端と下端で等しくないと、リボンは、押付力の
弱い方へ逃げようとする。すなわち、第8図の例
では、リボン上端部の押付力が小さいので、第9
図の様に、リボンは、押力の弱い上側(矢印Bの
方向)に逃げようとしてせり上ることになる。こ
の性質を利用して、リボンの印字位置が上段、あ
るいは下段に片寄ることにより、リボンに、せり
下げ力又はせり上げ力が作用するとき、これを打
ち消す様に、感熱ヘツド中心とプラテン平坦巾中
心をずらすことにより、感熱ヘツド中心(印字中
心)に対する平坦巾の上下寸法を不均一にする。
すなわち、感熱ヘツド中心(印字中心)に対する
上下の走行抵抗が不均一になる様ヘツド位置を設
定し、リボンのせり上り、せり下りを防止する。
これにより、リボンの上下2段印字あるいは複数
段印字を実現させるものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を説明する。
第10図に熱転写プリンタの外観図を示す。
側板10と側板11間には、軸12が固定され
ている。又、軸12上を摺動可能にキヤリツジ1
3が配置され、該キヤリツジ13上には、リボン
カセツト5及び感熱ヘツド3が搭載され、前記リ
ボンカセツト5内にはインクリボン4が収納され
ている。
キヤリツジ13は、キヤリツジモーター14に
よりタイミングベルト15を介して、図では、左
右方向に移動可能な構成としている。ラインフイ
ードモーター16によりプラテン1の軸に締結さ
れたギヤ17に駆動力を伝達し、被転写紙2を送
る。又、プラテンノブ18を手で廻しても同様に
紙送りが可能である。19は紙ガイドである。リ
リースレバー20を前後方向に移動させ事によ
り、軸21摺動可能に配置された紙押さえローラ
22を、紙面に押し付けたり、紙面から離したり
する構造になつている。23はホームポジシヨン
センサ、24は感熱ヘツド3等に通電させるため
のフラツトケーブルである。
このプリンタは、キヤリツジ13が右方向に移
動する時のみ印字をする片方向印字方式で、右方
向に移動するときは、インクリボン4を巻取り、
左方向に移動するときは、インクリボン4を巻き
取らない方式のプリンタである。又、キヤリツジ
モーター14、ラインフイードモーター16、ホ
ームポジシヨンセンサ23、感熱ヘツド3ならび
にリボン終端を検出するリボンセンサ(図示せ
ず)等は制御器に係るCPU25にて制御されて
いるものとする。
第11図は、本発明を実施するリボンカセツト
の内部構造を示す平面図であり、カセツトのウエ
ケースを取りのぞき、上方向から見た平面図であ
る。第12図は第11図のA−A断面を示す。
リボンカセツト5は、カセツトウエケース7と
カセツトシタケース8とを固定ネジ(図示せず)
等により中空ケースになるよう構成されており、
その内部には、インクリボン4およびインクリボ
ン4に一定のバツクテンシヨンを与えるバツクテ
ンシヨン付加部9および36が組込まれている。
また、カセツトケース7およびカセツトシタケー
ス8にはキヤリツジ13に搭載された感熱ヘツド
3の挿入切欠部XおよびYが設けられている。6
はリボン巻取コアであり、その内周に設けた複数
個の突起部6aが、後述するキヤリツジに設けた
リボン巻取軸に、該カセツト5全体をキヤリツに
装着したときに係合するようになつている。
このカセツト5はリボン4の上下段印字に対応
する様に構成されたものであり、該カセツト5が
キヤリツジに装着されたとき、リボン4の上側半
分のみを使用して印字するようになつている。す
なわち、リボン送出コア26に巻回された未使用
の転写フイルムの上半分のみが転写されて一巻全
てが巻取コア6に巻きとられたとき、リボンカセ
ツト5全体の上下を反転させて、キヤリツジに再
装着するものである。したがつて、リボンカセツ
ト5反転前に、リボン4の下半分に位置し未転写
の部分が、反転によつて、上側に位置する為、こ
の部分に転写が可能となるものである。同時に、
反転前には、リボン4の巻取用として使用されて
いる巻取コア6は、反転によりリボン送出コア2
6として使用される。逆に反転前、リボンの送り
出し用として使用されていたリボン送出コア26
は反転により、巻取コア6として使用され、キヤ
リツジの巻取軸と係合する。したがつて、リボン
巻取コア6と送出コア26は同一形状に設定す
る。該リボン巻取コア6とリボン送出コア26
は、第12図に示すように、カセツトシタケース
8に設けたボス部8aと、カセツトウエケース7
に設けたボス部7aとの間にわずかの間隔をあけ
て、はさみ込まれる形で支持する構成として、カ
セツト5の反転によつて、コア6,26の位置の
上下ずれが起きない様配慮している。27は、カ
セツトウエケース7をカセツトシタケース8に締
結する為のネジ穴である。28は、リボン送出コ
ア26に巻回された転写フイルムの残量を見る為
ののぞき窓である。29および30はリボン4の
走行系路に配設されたガイドローラであり、リボ
ン走行系路の位置決めをするとともに、リボン走
行時の走行抵抗を軽減するためのものである。カ
セツト5の反転使用の為ガイドローラ29と30
は略左右対称位置に設けられている。31は、キ
ヤリツジに搭載され、送出側リボンがなくなつた
ことの検出、あるいは何らかの原因で感熱ヘツド
部でリボンがヘツドからはずれてしまう事故、あ
るいは、プリンタの運転開始時、カセツトが装着
されていない不備等を検出する為のリボンセンサ
ー32が、カセツト5内に挿入される為のセンサ
ー挿入穴である。カセツト5反転使用の為、カセ
ツトウエケース7にも挿入穴(図示せず)を設け
る。33はリボン走行ガイド部であり、リボン走
行抵抗軽減の為、2ケ所の突起部33aと33b
のみでリボンと接触する様にしてあり、カセツト
反転使用の為、突起部33aと33bはほぼ左右
対称の位置になる様に構成する。34および35
は、リボン走行開始時、停止時、および、ヘツド
のプラテンの押し付け、引き離し動作によるリボ
ンのたるみが発生した場合のリボンセンサー32
の誤動作を防止する為のリボン位置ガイドであ
る。
また、リボン走行開始して感熱ヘツド3がプラ
テンに接触する為に移動する際、感熱ヘツド3が
インクリボン4を大きな速度で引き出す為、送出
コア26がその慣性分で回転しすぎ、定常走行時
より長いリボン量がリボン送出コア26より吐き
出される。したがつて巻取コア6の巻取量が送出
量に対応できずリボンがたるむことになる。この
たるみは送出コア26とバツクテンシヨン付加部
9の間で発生する。したがつて、リボンセンサー
32はリボンのたるみが発生しない箇所、すなわ
ち、リボン走行系路のうち、バツクテンシヨン付
加部9と、感熱ヘツド3との間に設ける。
次に、バツクテンシヨン付加部9および36の
構造について、第13図を用いて説明する。
カセツトシタケース8と一体に構成されたポス
ト37の外周壁面にフエルト等の摩擦材(1)38を
貼り付ける。一方ポスト39を支持軸として、板
バネ40を取り付ける。そして板バネ40の平面
部にもう1つのフエルト等の摩擦材(2)41を貼り
付ける。摩擦材(1)38と摩擦材(2)41の間にイン
クリボン4をサンドイツチ状にはさみ込む様に装
着する。ここで、リボン4の巾Rよりも摩擦材(1)
38,(2)41の巾寸法Tの方が大きくなる様に設
定する。以上の様に構成すれば、リボンが上下方
向に位置ずれようとしても、両端に摩擦材同志の
接触部分がある為、リボン位置ずれの抵抗とな
り、このバツクテンシヨン付加部9又は36での
リボン4の位置ずれを防止することができる。
40aは、板バネ40と一体に設けられた突き
出しピン接触部であり、この部分が図の矢印方向
wの方向に押されたとき、板バネ40の摩擦材押
し付け力を解除し、バツクテンシヨンを解除する
ためのものである。なお、上記突き出しピン接触
部40aはキヤリツジにカセツトが装着されたと
き、キヤリツジの設けられた突き出しピンの外周
と接触して、バツクテンシヨンを解除するもので
あるが、キヤリツジの突き出しピン(図示せず)
は、巻取側のバツクテンシヨン付加部36のバツ
クテンシヨンを解除する位置に設けられている。
したがつて、第11図で説明すると、送出側のバ
ツクテンシヨン付加部9のバツクテンシヨンはリ
ボンに作用しているが、巻取側のバツクテンシヨ
ン付加部36のバツクテンシヨンは解除されてい
る。したがつてバツクテンシヨン付加部9と36
の両方に同じバツクテンシヨンを付加するように
しておけば、リボンの往走行時とカセツトの反転
によるリボンの復走行時の両方の場合について、
送出側のバツクテンシヨンのみが作用し、しかも
その大きさも同じになり、安定したリボン走行性
が得られる。
以上のようなカセツト構成において、リボン走
行系路を説明すると、リボン送出コア26から巻
き出されたインクリボン4は、バツクテンシヨン
付加部9、ガイドローラ29、リボン走行ガイド
部33、感熱ヘツド3、ガイドローラ30、バツ
クテンシヨン付加部36を順に経て、リボン巻取
コア6に巻き取られる。
次に、本発明の主題である、インクリボン4の
印字位置と、感熱ヘツド3のプラテン中心との位
置関係について、第1図および第2図を用いて説
明する。第1図は本発明の実施例を示し、感熱ヘ
ツドの背面から見た側面図である。第2図は第1
図のプラテン軸方向と直角方向の側面図である。
同一リボンに上下2段印字が可能とする為、イン
クリボン4の巾寸法Rを、発熱抵抗体3aの高さ
を寸法H、すなわち転写文字高さの2倍以上に設
定する。そして、インクリボン4の上側半分のみ
を使用して印字する様に、感熱ヘツド3とインク
リボン4の位置関係を設定する。すなわち、感熱
ヘツド3の発熱抵抗体3aの中心からリボン上端
までの距離をaとし、リボン下端までの距離をb
とすれば、b>aとなる。以上のように、インク
リボン4と感熱ヘツド3の位置関係を設定すれば
前記、発明の概要の第5図にて説明した理由によ
り、インクリボン4を下側にせり下げようとする
力が作用する。次に、感熱ヘツド3と、プラテン
1の位置関係について説明する。感熱ヘツド3が
インクリボン4および被転写紙2を介してプラテ
ン1を押し付けたとき、プラテン1の表面に形成
される平坦部1aの巾寸法をPとする。そして感
熱ヘツド3上の発熱抵抗体3aの中心と平坦部1
aの中心を一致せずに図に示す如く、Δxだけず
らしてヘツド3を位置させるようにする。すなわ
ち感熱ヘツド3上の発熱抵抗体3aの中心から平
坦部1aの上端までの距離をcとし、平坦部の下
端までの距離をdとすれば、d>cとなるよう
に、感熱ヘツド3とプラテン1の位置関係を設定
する。
このように構成すれば、印字中心すなわち、ヘ
ツド中心に対して、下側の平坦部寸法dの方が上
側の平坦部寸法cよりも大きい為、インクリボン
4に対する走行抵抗も、下側の平坦部の方が上側
の平坦部よりも大きくなる。したがつて前記発明
の概要の項の第8図および第9図で説明した如
く、上側にインクリボン4をせり上げようとする
力が作用する。したがつて、インクリボン4の印
字位置が上側に片寄ることによるせり下げ力と、
平坦部の寸法が下側が大きくなることによるせり
上げ力がつり合い、インクリボンがせり上りもせ
り下りもせずに走行することが可能となる。実験
によればb:a=d:cになる様に、インクリボ
ン4の印字位置と、プラテン1に対するヘツド3
の位置を設定すればよいことが確かめられてい
る。すなわちインクリボン4の印字位置が中心よ
りずれることによる張力分布の不均一度をK1
すればK1=b/aで表わされ、また、感熱ヘツ
ド3の中心が、プラテンの平坦部1aの中心から
ずれることによる走行抵抗の不均一度をK2とす
れば、K2=c/dで表わされる。そして、リボ
ン張力に不均一度K1と、走行抵抗の不均一度K2
が等しくなるようにすれば、安定したリボン走行
が得られる。
本実施例では、インクリボンの上段を印字する
場合について述べたが、反対に、下段に印字する
ときは、感熱ヘツド3の中心をプラテン平坦部1
aの中心より下側にずらしてやればよいことはも
ちろんである。
以上の様に構成すれば、非常に簡単な構成で、
リボンの上下2段印字、あるいは複数段印字に際
して、リボンのせり上り、せり下りが防止でき、
リボンの巻取不能の不具合を防止できるばかりで
なく、リボンの上下ずれによる印字欠けの欠陥も
防止できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、インクリボンの上下2段印
字、複数段印字の様に、インクリボン巾の中心と
印字中心がずれる構成に対して、リボンのヘツド
部でのせり上り、せり下り現象を防止することが
できるので以下の効果がある。
(1) 1つのインクリボンに、上下2段印字、ある
いは、複数段印字が可能となる為、インクリボ
ンの交換期間が大巾に長くなり、プリンタのラ
ンニングコストを大巾に低下させることができ
る。このことは、プリンタのユーザーにとつて
最大のメリツトとなる。
(2) 従来の1段印字の場合とほとんど同じプリン
タ構成で、リボンの使用寿命を大巾に増大させ
ることができる。
(3) 複数段印字に対して、リボン巾の余裕を小さ
くでき、しかも、転写欠けの不具合を防止でき
る。
(4) リボンの整列巻取が可能となる為、巻取負荷
が軽減し、巻取不能の事故を防止でき、かつリ
ボン巻取張力も小さく設定でき、キヤリツジ自
体の形状寸法も小形化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施したプリンタの感熱ヘ
ツド背面方向からの側面図、第2図は、第1図の
プラテン軸方向と直角方向の側面図である。第3
図は、プラテン軸と直角方向から見た側面図であ
り、インクリボン位置と印字位置の説明図であ
る。第4図はヘツド背面方向から見た上下段印字
の説明図、第5図は第4図のリボン張力説明図で
ある。第6図は、第4図のリボンせり下り説明
図、第7図は、カセツト内のインクリボン巻取状
況説明図である。第8図は、インクリボンが不均
一な走行抵抗を受けながら走行するときの模式説
明図であり、第9図は第8図のせり上り状況説明
図である。第10図はプリンタの外観図であり、
第11図は本発明を実施するカセツトの内部構造
図である。第12図は第11図のA−A断面であ
る。第13図は、第11図のバツクテンシヨン付
加部を示す斜視図である。 1……プラテン、1a……プラテンに形成され
る平坦部、2……被転写紙、3……感熱ヘツド、
3a……発熱抵抗体、4……インクリボン、5…
…リボンカセツト、6……リボン巻取コア、6a
……リボン巻取コア突起部、7……カセツトウエ
ケース、7a……ボス部、8……カセツトシタケ
ース、8a……ボス部、9……バツクテンシヨン
付加部、10……側板、11……側板、12……
軸、13……キヤリツジ、14……キヤリツジモ
ーター、15……タイミングベルト、16……ラ
インフイードモーター、17……ギヤ、18……
プラテンノブ、19……紙ガイド、20……リリ
ースレバー、21……軸、22……紙押さえロー
ラ、23……ホームポジシヨンセンサ、24……
フラツトケーブル、25……CPU、26……リ
ボン送出コア、26a……リボン送出コアの突起
部、27……ネジ穴、28……のぞき窓、29…
…ガイドローラ、30……ガイドローラ、31…
…センサー挿入穴、32……リボンセンサー、3
3……リボン走行ガイド部、33a……突起部、
33b……突起部、34……リボン位置ずれガイ
ド、35……リボン位置ずれガイド、36……バ
ツクテンシヨン付加部、37……ポスト、38…
…摩擦材(1)、39……ポスト、40……板バネ、
41……摩擦材(2)、40a……突き出しピン接触
部、60……走行抵抗部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 感熱ヘツド、該感熱ヘツドが押し付けられる
    プラテン、表面に固体インクを塗布したインクリ
    ボン、前記感熱ヘツドを搭載し横行移動動作をす
    るキヤリツジ等より構成される熱転写プリンタに
    おいて、 前記インクリボン巾の中心に対する印字位置の
    ずれ量に対応して、プラテンに形成される感熱ヘ
    ツド接触部の平坦部中心と感熱ヘツド中心(=印
    字中心)をずらしたことを特徴とする熱転写プリ
    ンタ。 2 特許請求の範囲第1項において、インクリボ
    ン巾の中心に対して印字位置を上方に設定したと
    き、プラテンに形成されるヘツド接触部の平坦巾
    中心よりも感熱ヘツド中心(=印字中心)を上方
    に設定し、反対にインクリボン巾の中心に対して
    印字位置を下方に設定したとき、プラテンに形成
    されるヘツド接触部の平坦巾中心よりも感熱ヘツ
    ド中心(=印字中心)を下方に設定したことを特
    徴とする熱転写プリンタ。 3 前記第1項ないし第2項において、印字中心
    からリボン上端および下端までの寸法比と、印字
    中心からプラテンに形成される接触平坦部上端お
    よび下端までの寸法比が等しくなる様に、リボン
    に対する印字位置およびプラテンに対する感熱ヘ
    ツドの接触位置を設定したことを特徴とする熱転
    写プリンタ。
JP59178351A 1984-08-29 1984-08-29 熱転写プリンタ Granted JPS6157359A (ja)

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US4641149A (en) 1987-02-03
EP0173144A3 (en) 1987-07-22
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EP0173144A2 (en) 1986-03-05

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