JPH0345289A - 表皮接着シートの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車用シートのようなりッション本体に表
皮を一体に接着してなる表皮接着シー１への製造法に関
するものである。

（従来の技術） クッション本体に表皮を一体に接着してなる表皮接着シ
ートは、自動車用座席のシートをはしめ業務用、家具用
等の種々の椅子等においても広く使用されているが、従
来のこの種表皮接着シートの製造法では、クッション本
体と表皮との位置合わせが困難なため、特開昭６３−９
４８１号公報に開示されているように、クッション本体
に対して１枚物の表皮を使用しており、このため、表面
に凹凸のある立体感に冨んだクッション本体に対する表
皮接着を行おうとすると、余程伸縮性に富んだ表皮材を
使用しなければならず、表皮材が限定されるという問題
があった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、座面
が立体的に成形されているクッション本体に対してクッ
ション本体の外形状に対応して立体的に裁断、縫製され
た表皮を全く位置ずれを起こすことがなく、しかも、表
皮材として伸縮性を有するものに限定されることなく適
確容易に接着できる表皮接着シートの製造法を提供する
ために完成されたものである。

（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するためになされた本発明は、接離自
在に対向させた一対の型のいずれか一方に深溝部が座面
に形成されたクッション本体を支持させて該クッション
本体にその外形状に対応して立体的に裁断、縫製された
表皮を他方の型をもってプレス接着する表皮接着シート
の製造法であって、前記表皮の裏側にクッション本体の
深溝部に嵌入される袋状部を予め設けておき、該袋状部
に芯材を挿し込んでその両端を表皮セット枠に続かせた
保持部に保持させて袋状部をクッション本体の深溝部に
対応するよう位置決めした状態でプレス接着を行い、接
着後に前記芯材を抜き取ることを特徴とするものである
。

（実施例） 以下、本発明を図面を参考にして本発明の実施例を詳細
に説明する。

（１）は上型（１ａ）と下型（１ｂ）とを接離自在に対
向させた一対の型、（３）はその中間に設けられる表皮
セット枠である。（４）は別工程で座面が立体的に成形
されたクッション本体であって、該クッション本体（４
）の座面の一部には深溝部（５）が形成されておりこの
クッション本体（４）は下型（１ｂ）に支持させてその
座面に接着剤を塗布しておく。（６）はクッション本体
（４）に被装されてその座面部が接着される表皮であっ
て、該表皮（６）はクッション本体（４）の外形状に対
応するよう立体的に裁断、縫製されたものであり、その
外周端は合成樹脂型の保合部材（６ａ）をもって前記表
皮セット枠（３）にセットしておくものであるが、この
表皮（６）にはクッション本体（４）の深溝部（５）に
対応する位置が縫合部となっていてこの縫合部の裏側に
は吊り綿布等の袋状部（７）が形成されている。そして
、この袋状部（７）には合或柑脂やワイヤ等からなる剛
性の芯＋Ａ（８）を１φ人しておき、その両端を表皮セ
ット枠（３）より下向きに続かせた保持部（１１）の係
合凹部（１２）に係合させておく。

なお、保持部（１１）はクッション本体（４）の深溝部
（５）に対して正確に位置出しされるようになっており
、表皮（６）の袋状部（７）を備えた縫合部と深溝部（
５）との位置合わせが確実に行なわれることとなる。ま
た、表皮セント枠（３）にセットされた表皮（６）は、
クッション本体（４）の深溝部（５）に対応して設けら
れた凸部を有する上型（１ａ）の下降と下型（１ｂ）の
上昇によってクッション本体（４）の座面に正確に位置
合わせをされ、両型間のプレス圧によって接着成形が行
なわれる。そして、以上の工程を経て座面に対する表皮
（６）の接着が終了したら、上型（１ａ）および下型（
１ｂ）のプレス圧を解除するとともに、袋状部（７）に
挿入された芯材（８）を抜き取り、表皮（６）の未接着
部分でクッション本体（４）の周囲を包製して表皮接着
シートが完成する。なお、芯材（８）を直線状とせずに
曲線や折線とすれば種々のデザインの製品を提供できる
ことは勿論で、この場合にも確実に位置合わせをするこ
とができる。

このようにして得られた表皮接着シー１〜は、第４図に
示されるように、クッション本体（４）の座面に接着層
を介して表皮（６）がしっかりと接着されたものとなり
、特に、クッション本体（４）の深溝部（５）と表皮（
６）の袋状部（７）を備えた縫合部とは確実に位置合わ
せがなされており、全くずれのない美しい外観を得るこ
とができる。

（発明の効果） 以上の説明からも明らかなように、本発明は座面が立体
的に成形されているクッション本体に対してクッション
本体の外形状に対応して立体的に裁断、縫製された表皮
を全く位置ずれを起こすことがな（、しかも、表皮材と
して伸縮性を有するものに限定されることなく適確容易
に接着して見栄えの優れた表皮接着シートを提供するこ
とができるもので、高価な装置や複雑な工程を要しない
ので安価に量産できる利点と相俟ち、従来の問題点を一
掃した表皮接着シートの製造法として産業の発展に寄与
するところは極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施する装置の１例を示す一部切欠斜
視図、第２図、第３図は同しく態様を異にして示す一部
切欠斜視図、第４図は本発明によりＩｔられた表皮接着
シートの一部切欠斜視図である。 （ｌａ）：上型、（Ｉｂ）：下型、（イ）：クソション
本体、（５）：深溝部、（６）二表皮、（７）二袋状部
、（８）：芯材、（１１）：保持部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 接離自在に対向させた一対の型のいずれか一方に深溝部
   が座面に形成されたクッション本体を支持させて該クッ
   ション本体にその外形状に対応して立体的に裁断、縫製
   された表皮を他方の型をもってプレス接着する表皮接着
   シートの製造法であって、前記表皮の裏側にクッション
   本体の深溝部に嵌入される袋状部を予め設けておき、該
   袋状部に芯材を挿し込んでその両端を表皮セット枠に続
   かせた保持部に保持させて袋状部をクッション本体の深
   溝部に対応するよう位置決めした状態でプレス接着を行
   い、接着後に前記芯材を抜き取ることを特徴とする表皮
   接着シートの製造法。